知に飢えた現代人の知的好奇心、どうやって満たすべきか?
もうすぐ3月も終わります。日本企業の多くは3月末決算であり、また、役所や学校でも、たいていの場合は3月が年度の終わりでしょう。こうしたタイミングは、「これまでのことをざっと振り返る」という意味では非常に良い機会でもあります。おりしも最近、当ウェブサイトを訪れて下さる方が急増し、とくに昨年11月以来、当ウェブサイトのページビュー(PV)数が100万件をコンスタントに超えています。そこで、本稿では久しぶりに、当ウェブサイトの議論スタンスを説明するとともに、それほど遠くない未来において、ウェブ評論が新聞・テレビなどのオールドメディアに代替するような情報伝達手段になって欲しいという、私なりの希望を申し上げておきたいと思います。
目次
PV数とコメント数
今月も150万PV近くに
早いもので、もうすぐ3月もお終いです。
当ウェブサイトのページビュー(PV)数は昨年11月以来、毎月100万件を超えている状況が続いており、今月に関していえば昨日時点で140万PV弱でした。ということは、順調にいけば、PV数は150万近くに達する、という計算です。
個人が運営しているウェブサイトに毎月100万件を超えるPV数を頂くのは、ありがたい限りです(※もっとも、来月は10連休もあるため、PV数はかなり減少すると思われます)。
ただ、最近になって当ウェブサイトを訪れて下さった方々に改めて説明申し上げますと、当ウェブサイトの第一義的な運営目標は、「PV数(と広告収入)を稼ぐこと」ではありません。あくまでも「読んで下さった方々の知的好奇心を刺激すること」にあります。
もっと申し上げるならば、あくまでも「世間の一般的なビジネスマンがニュースを読み、それについてどう考えているか」という「素人感覚」を大切にしており、「プロフェッショナルの執筆者が何も知らない読者に正解を教えてやる」、というものではありません。
つまり、当ウェブサイトでは、「ウェブサイト執筆者も『唯一絶対の正解』を知らないという状況で、与えられた材料を基に議論を構築し、ウェブサイト執筆者がどのような結論に至るかというプロセスそのもの」を共有し、読者の皆さまがそれに賛同、異論を述べる、という点が「ウリ」です。
もちろん、ウェブサイト執筆者である私は、金融商品や金融規制の分野においては、世間一般の人よりは専門知識を持っていますし、いちおうは国家Ⅰ種(経済職)合格者かつ公認会計士なので、経済学や企業会計、憲法、会社法について、ひととおりの知識はあります。
しかし、当ウェブサイトで選ぶ話題は、金融規制や企業会計などの専門的なものではありません。だいいち、当ウェブサイトを運営している私自身は、ジャーナリストでもなければ政治家でもなく、学者でもありません。単なる中小企業経営者です。
基本的に持っている知識は読者の皆さまと大して変わらないし、特定の分野では、私よりも遥かに高い知識水準をお持ちの方もいらっしゃいます。
以上から、当ウェブサイトは「何でも知っている専門家が無知な読者に唯一絶対の正解を教えてやる」というものではなく、「読んで下さった方々の知的好奇心を刺激する」という姿勢こそが、唯一の魅力であり、存在意義なのではないかと思います。
PV数が1つの目安に
ただ、偉そうに「読んで下さった方々の知的好奇心を刺激する」という目標を掲げているわりに、その目標が達成できているかどうかを確かめることは、なかなか困難です。というのも、「記事を読んで面白かった!」と思っていただけるかどうかは、読者の皆さま一人ひとりの主観に依存するからです。
いちおう、私自身、「知的好奇心」を働かせながら執筆しているつもりですが、1人で執筆しているため、議論がどうしても独り善がりになってしまっている可能性もありますし、また、議論が甘かったり、大した根拠もなしに結論を決めつけたりしている部分もあるでしょう。
そこで、当ウェブサイトの方向性がこれで正しいのかどうかという点を確かめるために、私自身が重視している指標は、2つあります。
1つ目は、PV数です。
先ほど「当ウェブサイトは第一義的にPV数を目的としているわけではない」と申し上げましたが、独善的な議論ばかりが展開されていて、読んでいて楽しくないサイトであれば、そもそもPV数が鳴かず飛ばずで終わるはずです。
この点、当ウェブサイトを2016年7月に開設して以来、PV数が順調に増えてきたという事実を見れば、方向性としては決して間違っていないと思います。つまり、PV数を重視している理由は、「読者満足度」の証拠のようなものだからであり、その意味では「リピート率」も非常に重要です。
また、当ウェブサイトではときどき、「バズ」(※アクセス数が急増すること)を経験して来ました。そして、「バズ」が発生する都度、当ウェブサイトでは新規読者の方が増え、平均してその2~3割程度が結果的にリピーターとなって下さるようです。
このため、当ウェブサイトの場合、「バズ」が発生したあとも、アクセス数が顕著に減ったりしないという特徴があります。
だからこそ、特に宣伝もしていないのにPV数がいつの間にか増えているのかもしれません。
読者コメントの活発さ
一方、「知的好奇心を刺激する面白い記事だった!」と思っていただければ、人間、そのことを誰かと共有したいと思うものです。
そこで、私がもう1つ重視しているのが、「読者コメントの活発さ」です。
改めて、読者コメントについては『【初めにお読みください】コメント、引用、転載自由について』でも申し上げているとおり、
- アフィリエイト・サイト、アダルトサイトなどの宣伝コメント
- 個人への誹謗中傷、個人情報などに関するコメント
- 性的・わいせつ・低俗な書き込み、その他、公序良俗に反するもの
などでない限りは、自由に打ち込んで頂いて構いません。
当然、書き込んで頂く内容は、当ウェブサイトの記事に対する批判であってもまったく問題ありませんし、別に当ウェブサイトの内容に全面的に賛同して頂く必要などありません。
ただ、このような姿勢を貫いていたとしても、「読んでも面白くない記事」「知的好奇心を刺激されない記事」に対しては、そもそも論として、コメントが活発に書き込まれることはないでしょう。
幸い、最近はコメント主の皆さまがコメント欄を大いに盛り上げて下さっていて、私自身、これらのコメントを読んで着想を得たり、参考になったりすることも増えています。
ウェブ評論の流儀
読者コメントでトラブルも…
ただし、コメント主の方の中には、まことに残念ながら、他のコメント主とトラブルを起こし、一方的な意見を書き殴って逃げていくような方もいらっしゃるようです(書いているご本人や、トラブルに巻き込まれたコメント主の方にとっては、誰のことかおわかりだと思いますが…)。
もちろん、あまりに酷いケースだと個別に注意喚起することはありますが、「コメントの削除」という対応はできれば取りたくないと考えています。
では、これらのコメントに対しては、どういう対応が良いのでしょうか?
私自身も悩んだのですが、結論としては、
- 他のコメント主様への人格攻撃などがなされた場合には、個別に警告を実施する
- 他のコメント主様との議論がヒートアップしている場合には、あえて静観する
- 問題のコメント主の行動については、あえてコメントを削除せず、過去コメント一覧のページに残るようにする
といった対応が現実的だと考えています。
というよりも、コメント欄で読者の方同士で議論が発生したときに、「どちらのコメント主の主張が正しいか」については、結局のところ、私が一律に決めるのではなく、そのコメントのやり取りを、ほかの読者様やコメント主様が決めればよい話だからです。
民主主義社会においては、異論が激突することはいくらでもあり得る話ですし、なかには立憲民主党や日本共産党のような、「アレ」な人たちとも議論していかなければならないケースだってあります。
当ウェブサイトの究極的な目的は、「議論することの楽しさを通じて日本の民主主義をより良いものにすることに少しでも貢献すること」にあります。読者コメント欄のトラブルに関しても、トラブルを起こした側がどちらなのか、どちらの主張に正当性があるのかを含め、読者の皆さまに判断して頂くことにしたいと思います。
引用・転載のルールと批判の流儀
一方で、「記事を読んで思うところはあったが、それについて読者コメント欄にコメントを打つのは嫌だ」、と考える方もいらっしゃるようです。
その理由はさまざまでしょう。
たとえば、当ウェブサイトの内容を批判しようと思っても、読者コメント欄に書いてしまうと、他の読者の皆さまから論破されてしまう、というケースがあるからです(※そういう実例が、ときどきあります)。
当ウェブサイトでは一貫して「出所さえつけてくれれば引用も転載も自由です」と申し上げている理由も、結局のところ、当ウェブサイトの議論を通じて「知的好奇心を刺激するため」には、当ウェブサイトの議論を誰かと共有する機会が必要だと考えているからです。
極端な話、出所を示したうえで「転載である」と明示して頂ければ、当ウェブサイトの記事を丸々、某匿名掲示板(『2ちゃんねる』や『5ちゃんねる』)、ご自身のブログ、SNSなどに、そのまま貼り付けて頂いても構いません。
また、大手オピニオン・サイトからは、以前、転載の許可を求めるメールをいただき、快諾したという事情があるため、現在でもときどき当ウェブサイトの記事が転載されているようですが、そもそも論としてルールに従っている限りは転載に当たって当ウェブサイトの許可を取っていただく必要はありません。
もっとも、『『お金の全てを学ぶ、マネピグ』は転載ルールを守れ』でも指摘したとおり、『お金の全てを学ぶ、マネピグ』というサイトが「転載である」という旨も明示せず、まるで私が同サイトのために記事を執筆しているかの風体で当ウェブサイトの全記事を無断転載しているようですが、さすがにこれは非常識です。
(※また、いちおう、私自身は当ウェブサイトの記事について著作権を放棄していませんので、当ウェブサイトの記事を無断で商業出版することは控えて欲しいと考えています。)
また、当ウェブサイトのコンテンツを批判する目的で転載する分には問題ありません。
これに関連して、数日前に当ウェブサイトの読者コメント欄で、当ウェブサイトを舌鋒鋭く批判されている方のブログが話題になっていたようですが、私は別にそのブログ自体を、問題視するつもりも、批判するつもりもありません。
その理由は簡単で、インターネットの世界だと、「読んで面白いコンテンツ」には勝手に読者が殺到する一方、「読んで面白くないコンテンツ」は無視されるのが関の山だからです。
当ウェブサイトを批判する某ブログについては、「何か鋭い批判が書いてあるのならば、それを読んで当ウェブサイトの今後の運営に生かすことができる」と思って読んでみたこともあったものの、あまりにも内容が支離滅裂であり、反論せずに放置しても良いと考え、現在に至っています。
面白いコンテンツは勝手に伸びる
以上、ダラダラと当ウェブサイトのポリシーについて改めて説明申し上げましたが、ごく簡単に申し上げるならば、
- 当ウェブサイトは「知的好奇心を刺激するような記事」を掲載するように努めている
- 知的好奇心の刺激は「議論すること」と表裏一体の関係にあるため、読者コメントも引用も転載も自由としている
ということですが、この方針が正しかったのかどうかについては、現時点の当ウェブサイトのPV数とコメント数に1つの答えが出ているのだと思います。
とくに、当ウェブサイトを開始した当初、2016年9月の月間PV数は5000に満たなかったことを考えると、それがわずか2年半で150万PVと、一気に300倍(!)になったわけですから、インターネットサイトの凄さを私自身が実感しています。
これが新聞だと、3年で部数が300倍になることは、なかなか考え辛いと思います。
もちろん、オールドメディアである新聞とニューメディアであるウェブサイトを同列に論じることはできませんが、新聞・テレビなどのオールドメディアが退勢となる一方で、ブログ、ウェブ評論サイト、動画サイトなどが急伸しているのも、時代の変化に照らせば当然のことでしょう。
ウェブサイトの未来
いずれにせよ、個人が運営しているウェブサイトとして、月間100万PVを超えるようなサイトは、それほど多くないと自負していますが、それと同時に、最近の私は「個人で仕事をすること」の限界も感じています。
というのも、本来ならばもっと分野別に系統立てて、「国内政治」、「外交」、「金融」など、さまざまなジャンルに幅広く取り組みたいと思っているのですが、最近はどうしても特定国の話題にばかり偏ってしまっているからです。
私自身の主観ですが、現代人は知に飢えているのです。
その最大の犯人は、やはり、新聞とテレビを中心とするオールドメディアでしょう。というのも、彼らは記者クラブ制度という特権を握り、旧態依然としたシステムのもとで、情報発信を独占しているからです。
当ウェブサイトの読者コメント欄を見ていても、「新聞の社説が面白くない」「テレビの報道番組が面白くない」という指摘が散見されますが、それも結局のところ、新聞やテレビが「読者や視聴者の知的好奇心を満たす」という努力を怠り、記者クラブなどの報道を横並びで流しているだけだからではないでしょうか。
また、『サヨクの皆さんの主張がつまらないのは議論を拒否するからだ』でも議論したとおり、内閣官房長官記者会見で支離滅裂な主張を繰り返す東京新聞の望月衣塑子(もちづき・いそこ)記者を筆頭に、サヨクの皆さんの主張は、どうも世の中全般で支持されている形跡がありません。
このように考えていくならば、ウェブサイト側も、「新聞社並みの陣容」とまでは言わないまでも、やはり、何らかの形で組織化した方が効率的に情報発信できるのかもしれません。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ただ、もう1つの考え方があるとすれば、わざわざ組織形態にしなくても、「私は金融専門のサイト」、「私は中国専門のサイト」、「私は韓国専門のサイト」、といった具合に、ウェブ評論家・ブロガーがそれぞれ自分の得意分野を見つけてテーマに取り組む、というのも良いかもしれません。
インターネットが存在しなかった時代、多くの家庭では「朝日新聞」「読売新聞」、あるいは地方紙、といった具合に、特定の新聞を定期購読していました。その時代だと、新聞の紙面を1面から順番に読んでいく、という形での情報収集が定番だったはずです。
しかし、現代だとインターネットがありますので、別に特定のウェブサイトだけに留まる必要はありません。極端な話、個別の読者が「1日1回、自分が気に入っているルートを巡回する」という形で、ネット上で情報収集に勤しむというのも、未来の情報収集の姿としては面白いでしょう。
いや、このような情報収集の在り方は、すでに部分的に実現しつつあります。
当ウェブサイトとしても、「ウェブ評論」という新しいジャンルをうまく切り開いていくことを目指したいと思います。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
戦後の左翼思想・言論界の重鎮の一人であった羽仁五郎というマルクス主義歴史学者人がいました。彼が書いた『都市の論理』は学生運動の論理的支柱としてベストセラーになりました。若い頃に半信半疑で読んだ記憶がありますが、内容はサッパリ覚えていません。
で、多分そこに書いてあったことだと思うのですが、羽仁は都市の機能を、「交通、広場、匿名性」と定義していたと思います。人が自由に行き来でき、自由に語り合う場所があり、どこの誰であるかを一々詮索されない、という意味だったと思います。(もしこの記憶と定義が正しいなら「あそこは三代前に福井の方から来はったお家やわ」とかいう京都は都市ではない事になりますが…)
新宿会計士様のサイトは、人が自由にやってきて、自由に語り合い、どこの誰であるかを一々詮索されない場所だと思います。都市型言論空間とでも呼びましょうか。そんな自由な空間で、我々は楽しく知的好奇心を満たしております。
ところで、この匿名性ですが、名前欄に私が「阿野煮鱒」と入れることで架空の個人を演出できますが、それで私の住所氏名性別年齢職業が分かるわけではありません。匿名性は担保されています。時々「匿名」さんどうしが議論したり「匿名」さんが「前にも書いたように」と仰ったりしますが、良く分かりません。入場時に番号札を持つようなものと思ってハンドルネームをお持ちいただくと、互いの意思疎通が円滑になるかと存じます。
阿野煮鱒さんへ
“都市の論理”は読んだこと無いけど、
その羽仁の”都市”の定義は変だと思う
少なくとも、Citizenで構成されるCityでは無い
近代的なCosmopolitanを”都市民”としてるんだろうなキット
それでも、時代的に見て銀座でブラジルコーヒー
を飲みながら対面で議論することが、
都市型言論空間だったんじゃなかろうか?
対面での匿名性と、ネットの匿名性は
別のモノと考えた方が良いと思う
一時期、実名制だけのネットというものが存在した時代がありました。
大学関係者や一部上場企業クラスのUNIXアカウントを持った人間しか接続できなかった時代のjunetです。
小難しいことを書く人の割合は多かったですが、本質的にはあんまり変わりありませんでした。
junetのログは、ただのヘッダの付いたテキストデータでアーカイブを配布しているサイトがありますから、インターネット黎明期の空気を知りたい方はお暇なら読んでみるのも一興です。
りょうちんさんへ
osをc言語で書くって概念だけで
ワクワクした
ポインター演算間違って、飛ばしてばっかいた
構造化とかやってる内に
何故か、構造主義にハマったけど
いつも、興味深い記事配信をありがとうございます。
読者コメントの件ですが、阿野煮鱒様の言われるように、同じトピックスに複数の匿名様が存在すると主張の所在がわからなくなってしまいますよね。
ユーザー登録の義務化まではしなくても、HNの入力を必須にしてみてはいかがでしょうか?
まさか、全員が「匿名」のHNで投稿したりはしないでしょうからね。
「何者でもないから、何者にもなれる」この自由な議論の場だからこそ、コメント主は自らの主張に責任を持ち、真剣に対峙しなくてはいけないと考えます。
私は、”匿名”の存続に一票
固定HNは早晩コメント欄の陳腐化を招くと思っている。
”匿名”さんが”匿名”さんにレスしてまた別の”匿名”さんがレスを返す。見事な並列化?”匿名”さんが「前にも同じコメントしたが…」というシュールさも含め
私は、それを見て楽しいんでいます。
私のコテハン見て「あっ、こいつのだらだら論は読み飛ばそう!」もok!ですが、
”匿名”の持つ[新奇性]も捨てがたい
ブログ主様が定めた現行のグランドルールのままで良いのでは?
>サヨクの皆さんの主張は、どうも世の中全般で支持されている形跡がありません。
「自由の暴走はアナーキズムに行き着くし、平等の暴走は全体主義に行き着く。こうした理解の上にイデオロギーを警戒するのが保守である。」のフレーズが好きで今は、この視点でものを見ております。
自由と平等を過度に求めるのがサヨクと考えるなら、静かに国内で侵攻しているように思いますが、
過去に運動会の徒競走で順位をつけるのは問題と手をつなぎゴールするなどの事例があったと思います。
また、このサイトに関して言えば、やや平均年齢が高い傾向にあることもそのような判断となる要因とも考えられます。
無名さんへ
結果の平等を求めるのは、
ニーチェの云う”畜群”、オルテガの”大衆”だろうね
ならば、ウヨクは、
オルテガの云う”知的精神貴族”を目指す者なんだろうね
“ショパンが最初に城壁を登る”ってヤツだ
ネトウヨ=noblesse culturelle
とでも定義して貰おうか
>コメント主の方の中には、まことに残念ながら、他のコメント主とトラブルを起こし、一方的な意見を書き殴って逃げていくような方もいらっしゃるようです。
確かに、以前はブログ主が危惧されていたブログ荒らしが結構あった記憶があります。
しかし、150万PVにもなろうとしているのにこのような失礼な方が増えていないのは、見識のある方々の質の高いコメントと、「記事を拝見させていただき勉強させていただく」と思っている方々が絶対的に増えて支えているからだと思っています。
新聞やテレビを中心とするオールドメディアでは満たされない知的好奇心を刺激してくれるブログ主の記事に、心から応援と期待をしています。
中日新聞系列のラジオ局を聞いていました。報道志望の女子アナと芸人コンビが「どんなお便りでも読みます」が売りだったのに、レーダー照射関連のメールは一切読まず、立て続けて起きた南朝鮮問題もスルーするし、今だに「モリカケガー」の姿勢に呆れはてました。習慣で毎日スイッチを入れていたラジオでしたが、レーダー照射問題があったお陰で「ラジオもレッドチーム」とハッキリ分かって良かったです。何か面白いサイトは無いかと検索して、最近このサイトにたどり着きました。皆様のハイレベルな意見、とても勉強になります。
そういや、関西生コンのことをオールドメディアは一切取り上げないね。あんだけ捕まってて、朝鮮と沖縄と辻元とのずぶずぶな関係とか、特に東京のメディアはだんまり。新聞やTVしか見ない層は全然知らないよねこれじゃ。こういう「報道の自由を」相変わらず謳歌できちゃうから信頼がなくなるんだよ、自称ジャーナリストたち。
単方向メディアにパヨクが多いのは事実だけど
右翼、左翼って分類自体が古すぎだろ
双方向メディアは基本、単方向メディアと
対立関係に有るから、パヨクから敵認定さてるだけで
特定の何かが有る訳ではない
強いて言えば、双方向の特性として、
議論が可能だと云うだけだ
パヨクと議論の相性が悪いから、
双方向言論空間からは消えて行くだろう
毎日の更新ありがとうございます。
新宿会計士さんのブログ、週間PVが既に220万人超えてます(見間違いならゴメンナサイ)。いや~これは凄いですねッ。
私からは、無い物ネダリで申し訳ないですが、一人のコメントに対して、『いいね』ボタンとか『共感』『非共感』ボタンがあれば便利で、どの程度支持されているかが分かります。コメントにリコメすると、本旨を曲げない様に書いても、受け取り方によっては反対意見、ツッコミターゲットにされる事もあります。コレの機能を付加するのは難しいと、以前言われてましたが、可能であればお願いします。
それと新聞・テレビが情報を得る対象として無理筋の誘導をしたり、キャンペーンと称して嘘や一定方向への煽動が見られ、大衆からは『情報ツールとしては過去の遺物』になっているのは仕方がないでしょう。でもインターネットが全てに勝るかというと、少し違うような気がします。この会計士さんのサイトにも私のような『年寄りが多い』との風評(笑)が立つぐらいですから、きっとシニア、オールドが多いのでしょう。
若者はテレビ・新聞は見ないとしても、スマホ・PCで何をしているかと言うとライン等SNS、音楽配信、検索、動画、ゲーム、漫画、通話などがメーンであり、世界の動き、日本のニュース、政局などのデータやブログを見ているとは余り思えません。既存マスコミの一方通行よりも、圧倒的に情報量の種類と選択の幅が広がっているのは良い事ですが。 以上。
これが幼少期なら簡単です。
子どもの周りに百科事典、各種辞典、図鑑、文豪の文学書、美術書、クラシック音楽のCDなどを置いておけばいい。
これをやった人がわたくしの母で、兄弟夫婦の家庭にも受け継がれています。
百科事典などは、あっという間に付箋だらけになります。
同業者さんへ
新悪魔の辞典か何かに
“英才教育とは、教養と云う名の偏見の移植”
とか有りました
学生が要領をかますようにひたすらコピーならそうなるんでしょうけど、
被験者のわたくしにとっては毎日が「未知の世界への冒険」でしたよ。
育児放棄というわけではありませんから、当然に両親との対話もプラスされるわけで、偏った教育を受けたとは思っておりません。
「新悪魔の辞典」って、岩波でしたっけ?
岩波書店の広辞苑は置きたくありませんね。
岩波と云う名の偏見の移植になりますので。
台湾やチベットが中共の領土になってしまいますからね。
「悪魔の辞典」はたしか著作権が切れていた様な気がしましたが、こちらに昔の訳のものがありました。
http://www1.bbiq.jp/kareha/trans/html/devils_dictionary,_the.html
原書の趣がよろしければ、こちらをどうぞ。epub形式もあります。
http://www.gutenberg.org/ebooks/972
芥川龍之介の「侏儒の言葉」もいいですよ。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/card158.html
あと人を選びますがロバート・A・ハインラインの「愛に時間を」の主人公ラザルス・ロングの警句集も私は好きです。こちらはまとまったものは無いし著作権は切れていませんが、ツィッターのbotがあります。このタイムラインを読んでるとだいたい読めます。
https://twitter.com/lazaruslong_bot
百科事典の良いところは、「ムダな知識」の取得方法としての効率性ですね。
インタラクティブな知識の取得方だと、興味のあることしか掘り下げない「効率性」に偏る。
昔は百科事典のセールスマンとか家に来ましたよねえ。
ウチは父がミーハーで「何とか全集」とか「何とか大全」とかいうのを良く買いそろえていました。百科事典もありました。世界児童文学全集みたいなのも頼まないのに揃えてくれました。父は買うだけで満足して読まないんですよ。私も父に似て、そこに本があるだけで安心して大して読みませんでした。むしろ、家にはなかったレコードやCDに関心を持ち、市立図書館の音楽コーナーに入り浸っていました。
つまりですね、身の回りにどんなに知識欲を満たすものが充実していても、当人に知識欲がなければ活かせないのです。今さら自分の幼少期の怠慢を悔やむつもりはありません。資質の問題ですからね。同業者様とご兄弟がご母堂のご期待に添えたのは、知的なご一家だからなのでしょう。私の場合、子供ができて自由時間がなくなってから良く本を読むようになったのは、ひねくれ者なのか、育児からの精神的逃避だったのか。
私の場合は、子供にせがまれて図書館に行くようになってから。本を読むように成りましたけど💦
下駄屋さんへ
牛に引かれて善光寺詣り
良いことです
阿野煮鱒さんへ
積読も読書の内
積読は知の集積
反積読はサヨクに似てる
積読否定派の根拠
0.本に興味がないから
1.消費社会の文化様式
2.暗記を重視する教育の弊害
3.文学という分野の衰退
4.経済に関する直感的すぎる理解
1950~60年代に文学全集や百科事典の出版ブームがあったらしいですね。復興めざましく「もはや戦後ではない」と言われた頃からでしょうか。家を修繕したり建て直したり、部屋もきれいになって本棚なんかも置いてみたものの、並べる本がない。一冊ずつ買い揃えるのは時間がかかる。そもそも何を選べばいいかわからない。それとベビーブームで生まれた子がそろそろ小学生やがて中学生。親は読まなくても、ゲーテやスタンダールを並べておけば子どもは感化されるかもしれない。だいぶ薄れたとはいえ、教養主義の残り香もまだあったのですね。
と、まあ全集本は半ばインテリア感覚で買われたとのこと。某社の「世界大百科事典」34巻などは背表紙が赤と金で絢爛豪華、三段の専用本棚に収まった荘厳な姿から、業者内では「仏壇本」と呼ばれたとか。
今日の一句
「インテリは 本を並べて インテリア」
二度目のコメントです。
百科事典のブームと言えるかどうか分かりませんが、『ジャポニカ 百科事典』というのを親が買ってくれました。50年以上前。カラーページが新鮮でした。
『ジャポニカ 学習帳』ではありません。今のように一括で全20巻印刷とかではなく、3〜4カ月に1冊、送って来る。子供の私は第1巻は表裏紙がシワになるほど読みましたが、何しろ数年かかったので、最後の方の配本は綺麗なままです(笑)。今だに実家にあります(笑)。
確かに大仰な体裁で、最高峰の学識者が編纂してましたから、かなり売れたと思います。しかし、今ならパソコンやスマホが遥かに多いデータを持っています。でもページをくって探すのは良い訓練になりました。
そもそも本を必要としない
ああ健康とは厭な物である
これだけで分かる人には電光のように分かるであろう
私のような、政治経済オンチにとって、新宿会計士様のブログは大変有意義で、勉強になります。
例えば通貨スワップと為替スワップの違いの解説など。
全くわかってなかったので、完全ではないですが、理解が進んでいます(笑)
政治についても、政治家や評論家の方々は専門用語を多用されるので、理解できない事も多いです。もう少しわかりやすく説明してほしいです。
日本の政治家には、韓国の捏造、嘘についても、もっと声を大にしてキチンと反論してほしいです。
今の人々はネット、スマホが合って知識や情報だけは幾らでも入りますが知識は知恵にならないと意味がないし知識は所詮経験、体験、行動力には負けます。偉人や天才、スポーツ選手が凄いのは経験や体験、行動力があるからだ。スマホ見たいに見ただけで分かるなら世界中が良くなっているし今の時代世界中が混乱しているのも変に情報だけが入って来て情報だけで世界中が繋がってる振りをしているからだ。自然崩壊と自然の混乱を見ても分かるのだ。今一度人類は考え直さないといけない。人々は何故生まれて生きるのか????何の為に働くのか????今の人々は情熱、熱意、愛、信念、自信、勇気等に対して努力しているのか???知識や情報だけでは人々は成長が出来ないし変われない。変わる為には経験、体験、行動力に対して日々努力をしなければならない。夢や希望が持てないのもそう言う事もしないし分かってない人々が多過ぎるからだ。現代人は人生に付いてもっと深く真剣に考えなければならない。
りょうちんさん
ご紹介ありがとうございます。
忙しくてもお手軽に読めそうですね。
百科事典と図鑑はブームだったんでしょうね。
調べもの以外に、「あれ、これも面白そうだな」と結構寄り道をしてしまいますので、関係のない知識もついてしまいます。
大人になってから役に立ったのは、誰とでもそつのない会話ができるということくらいでしょうか。
「ノルマを達成できないと幹部が竹刀でしばかれる」(竹村健一談)なんて押し売り丸出しの百科事典の会社もあったらしいですね。
うちの親は、単に広く機会を与えたかったのでしょう。
兄にピンポイントで習い事をさせて失敗していますから(興味がないからか、お客さん状態だった)。
経済のことは専門外でわかりません。
需要と供給ぐらいですか?
赤子のようなものです。
あとは、世界の大手銀行の経緯やら、FRBやら、陰謀論が絡む知識を少々…
ですから、新宿会計士様には経済のことを勉強させてもらってます。政治のことは論じれても、経済を論じれる人士は少ない。有難いことです。