ここ最近、ほぼ毎日のように、韓国から非常識な話題が出てきます。昨日の夜も当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』では『空虚に響く、呆れた発言 韓国外相が「日韓悪化回避に努力」』と『【速報】韓国は非公開の約束破り、しかもウソの情報を公表?』という2本の記事を相次いで掲載しましたが、それだけ日韓関係が終焉に近づいているという証拠ではないかと思えてなりません。
目次
本日も「日韓関係終焉」の話題
当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』は、もともとは「読んで下さる方々の知的好奇心を刺激する」ことを目的に、おもに政治、経済の分野から選んだ話題について考える、というウェブ評論サイトです。
最近の話題だと、英国の欧州連合(EU)離脱問題や日産自動車のカルロス・ゴーン元会長の刑事訴追、国際オリンピック機構(IOC)の腐敗の問題、さらには沖縄県の普天間飛行場移設を巡る県民投票の問題など、議論したい話題はさまざまです。
しかし、こうしたさまざまな話題を差し置いて、最近の当ウェブサイトでかなり焦点を当てているのが、「日韓関係破滅」、「韓国崩壊」です。
昨日も申し上げましたが、私は「日韓断交」を望んでいるわけでもなければ、「韓国崩壊」を願っているわけでもありません。しかし、現実問題、どうしてもこれらの話題について取り上げざるを得ない状況が続いているため、やむを得ず、こうした評論サイトの構成が続いてしまっているのです。
そういうわけで、まだ当分、この話題が続くことをお許し頂きたいと思います。
それを公表するか…
防衛省は「轍を踏んだ」のか?
さて、昨年12月20日に発生したとされる、韓国駆逐艦による日本の海自哨戒機に対するレーダー照射事件を巡り、産経ニュースに昨日、こんな記事が出ていました。
「非公開の約束破り、でたらめ発表」防衛省が韓国に抗議(2019.1.16 18:39付 産経ニュースより)
リンク先の記事を、私の文責で要約し、箇条書きにしておきましょう。
- 防衛省幹部は16日の自民党安全保障調査会・国防部会の合同会議で、14日の日韓防衛当局協議の内容を韓国側が一方的に公表したうえ、事実と異なる主張を展開したと述べた
- 防衛省は16日午前、韓国の駐在武官を呼び出して抗議し、撤回を求めた
- 防衛省幹部は「非公開の約束を破ったうえ、でたらめな発表をしている」「信頼関係は完全に崩れた」と語った
この報道が事実なら、とんでもない話です。
ただ、防衛省の方には非常に申し訳ないのですが、これは韓国側と非公開で会議を行った防衛省の責任でもあります。というのも、韓国側には秘密協議の内容を勝手に暴露してしまうという前例があるからです。
その前例とは、2015年12月の「日韓慰安婦合意」の舞台裏における交渉を、2017年12月に韓国政府が日本政府の了解なく、勝手に公表してしまった事件です(『慰安婦合意TF:自ら墓穴を掘った韓国政府』参照)。
私自身、「世界のあらゆる国の政府は韓国と外交交渉を行う際に、非公開とすべき情報を勝手に公開されるリスクを負うことになった」と申し上げましたが(『慰安婦合意TF、韓国メディアの「逆切れ」』参照)、今回の事件も、本質的にはまったく同じことでしょう。
「韓国は秘密を守る義務という最低限のことすらできない国だ」、ということが、すでに2017年12月の時点で明らかになっていたわけです。ということは、そんな相手と非公開ベースで迂闊に協議すべきではない、ということでもあります。
その意味で、防衛省は「過去の轍を踏んだ」とも言えるのです。
第3回を開くことはますます困難に!
防衛省のホームページによると、現在問題となっている14日のシンガポール協議は、日韓国防当局の実務者協議としては2回目だったそうです(ちなみに1回目は昨年12月27日にテレビ会議で実施されたのだとか)。
もっとも、『レーダー照射巡り、そろそろ日韓二国間協議を打ち切る局面か』のなかでも少し触れたとおり、シンガポールでの協議を巡っては、韓国側からのリークばかりが目立ち、日本側からはほとんど情報が公表されていませんでした。
ということは、先ほどの産経ニュースの報道が正しいという前提に立てば、日本としては韓国との間で「密室の秘密交渉」を行うことがますます困難になる、ということでもあります。少なくとも今回のレーダー照射事案における「第3回目協議」を開くことは、事実上、不可能に近くなったのではないでしょうか。
そして、問題は日韓関係に留まりません。
米国との間でも、中国との間でも、あるいはロシアとの間でも、韓国は外交上の機密をペラペラしゃべってしまう、ということを意味するのです。
そんな国と外交ができますか?
私は無理だと思います。
守秘義務違反と支離滅裂
「言うな」と言われているのに「言う」のは愚か
そのまえに、「外交」について考えておきましょう。
「外交」と聞くと、「国と国とのお付き合い」の話であり、なにやら難しそうに見えますが、「外交」といっても別に何も難しいことはありません。普段から当ウェブサイトで申し上げているとおり、「国」もしょせんは人間の集合体だからであり、「国と国とのお付き合い」も、究極的には人間同士がやっていることだからです。
実は、私自身はウェブ評論家でありながら、「中小企業経営者」という本業を持っている立場でもあります。当然、ビジネス上、「他人に情報を漏らすな」という情報はたくさん持っていますし、それを当ウェブサイトで公表すれば、それだけで、かなりのアクセス数が見込めるのも事実です。
しかし、普通のビジネスマンの場合、それをやった瞬間、「ビジネスライフ」は終了を迎えます。なぜなら、ビジネスマンにとって「守秘義務」(秘密を守る義務)は当然の前提だからです。
外交の世界でも、これとまったく同じでしょう。
いや、「守秘義務違反」を犯せば、外交の世界の方が、よっぽど大変なことになります。というのも、相手国から丸ごと、外交上、相手にされなくなるかもしれないからです。
その意味で、どうも現在の韓国政府は外交、安全保障などの面で「素人集団」にしか見えないのです。
もう1ミリも信頼できない
そういえば、韓国の外交部長官(※外相に相当)である康京和(こう・きょうわ)氏は昨日の年頭記者会見で、「日韓関係が悪化しないよう事案を管理し、経済、文化、人的交流面で関係を発展させていきたい」と述べたとか(『空虚に響く、呆れた発言 韓国外相が「日韓悪化回避に努力」』参照)。
しかし、それと同時に彼女は、慰安婦問題を巡り、
「慰安婦の歴史的経験が消えないよう、国際社会の戦時性暴力をめぐる対話に一層積極的に寄与していく」
などと述べたのだそうですが、これ自体、彼女が信頼に値しない人間である重要な証拠です。なぜなら、こうした発言自体、2015年12月の「日韓慰安婦合意」の精神を踏みにじっているのと同じだからです。
というよりも、少し厳しい言葉を申し上げるなら、康京和氏は明らかに「外交の素人」ではないかと疑ってしまいます。要するに、外相としての資質もなしに、外相としての重責だけを担ってしまっている、ということです。
※ ※ ※ ※ ※ ※
いずれにせよ、昨日の『大切なことは日韓関係崩壊の「回避」でなく「影響の最小化」』でも申し上げたとおり、私自身はもう日韓関係を今までと同じ姿で運営し続けることができなくなっていると考えていますし、もっといえば、日韓関係の崩壊は不可避です。
そうであるならば、日韓関係の崩壊を無理やり押しとどめるのではなく、今後、私たちが議論しなければならないのは、「韓国という国が日本の友好国ではなくなる」ことを前提に、国としてのリスク管理を根本から見直すことではないかと思うのです。
これについてまともに議論しはじめると、非常に長くなると思いますが、それでも議論として必要であることは言うまでもありません。そこで、できれば近日中に、「日韓関係や東アジア秩序をトータルに再考する」という趣旨の話題を考えてみたいと思っているのです。
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おはようございます。
これを理由にアメリカを説得して、まずはGSOMIA破棄、ということで。隣国ですので、変な形で関係崩壊すると日本も不利益も被ります。付かず離れずの適当な関係を保てるよう、安倍首相、河野外務大臣には日韓関係を適切にマネージして欲しいです。
更新ありがとうございます。
今日は震災24年の節目の日なので起きていました。あの一瞬で亡くなられた方は6,400人。もう被災されて生き残った方でも、物故された方は多いです。ましてや神戸市の人口の半数以上が、震災後流入者に入れ替わっています。仕方ないですがだんだん記憶の彼方に遠のいてます。
韓国とは2者での秘密会談(何もやましい話ではなく、普通込み入った話は当該国と2者でやる)が全く出来ません。最低限のルールさえ守れないのは、よくご存知でしょう。
今まで日韓基本条約にしても、慰安婦合意にしても、癒しの財団破棄したり、徴用工裁判で個人賠償は無いと、済んだ話を持ち出して個人賠償を日本企業を敗訴にしたり、どんだけキツイ授業料を払わされ続けても、日本政府は懲りないのでしょうか?韓国にすれば、やっぱりカモです。
もう協議は行わない事。秘密事項をベラベラしゃべる未開国なんで、他の案件もオブザーバーとして米英に入って貰うか、協議ナシ、相手に通知して経済制裁を実行するべしです。
康京和外交部長官は韓国ではたしか対日最終兵器という触れ込みでしたね。
国連の経験を活かし、日本に慰安婦問題を強く提起していくという。
文在寅大統領もそうですが、康京和外交部長官も自分に正直でぶれていない。
さすが韓国。
ムン政権の異常さに呆れる度に、鳩山政権の時に米もそう感じていたんだろうなと思ってしまいます。
よく3年3代で終わってくれたものです。
ムン政権は後3年ありますが、どうするんでしょうね。
今回の事件の根本は、アメリカが日本に忖度を求めているってことですよ。国籍不明の軍艦のレーダーの具体的データなんだから、いくらでも公表できます。日本の軍事能力がバレるからダメなんて、技術音痴の国民を騙す方便。アメリカは日本に事件を韓国を追い詰めないで処理してほしいんですよ。
他サイトで見る韓国人も指摘していますが、韓国の大統領府や各国駐在の韓国大使などの顔ぶれの多くが市民運動家出身という恐ろしい状態でしょう。市民運動家を馬鹿にするわけじゃありませんが、一部の主張を声高に叫ぶことしかしないこういった人達に、大局的なものの見方を期待することはできないのは「菅直人」らを見れば明らかです。
康京和外交部長官なんかは、政治家の経験もなく単に英語のうまい国連職員でしょう。周りの官僚組織がある程度しっかりしていればなんとかなるかもですが、易姓革命の韓国ではそれも無理でしょうしね。今の韓国では外交部の対日部署の成り手すらいない状況らしいですし。そんな状態の韓国政府を相手にする人には同情を禁じえません。
韓国崩壊とまでは言わなくても日韓関係が特別ではないマネージされた普通の二国間関係となる場合、最初に問題なのは米国との関係だと思っています。経済もそれなりに影響を受けるとは思いますが、経済活動は安全保障環境がしっかりしていてこそのものですから、まずは安全保障について考えるべきと思っています。
米韓同盟がどうなっているか?米国のミサイル防衛の体制は?対馬海峡の防衛は?THAADを在日米軍基地などの日本に移すのか?… 頭痛くなりそうですね。
>THAADを在日米軍基地などの日本に移すのか?
これミサイル本体は終末高高度迎撃が任務なので、実は韓国にはあまり関係が無いのですよ。
韓国を狙うIRBMがあれば別ですが、北朝鮮が韓国を狙うのに弾道ミサイルはないし、中国はICBMに更新されてIRBM自体を、ほぼ所有していません。(という理屈でTHAADに反対している韓国人もいます)
Xバンドレーダーの方が本体と言ってしまっても過言ではないのですが、既に日本ではレーダーのみ2台稼働しています。
まあ仮に対馬辺りに移動してもマイクロ波レーダーである以上、見通し線が確保できないとせっかくの探知距離が生かせません。
日本でよいなら、最初から日本に三台の態勢にすれば、発電機の燃料をヘリ空輸する様な悲惨な運用にはなりません。
参院選はもっと対特ア政策の出来る右派に入れないとダメだなw
桜井誠が出ればいいのにww
先月末、こちらのサイトの存在を知りました。
とても興味深い話が多く、色々と考えさせられます。
最近私は、日本国民が文在寅・韓国政府を過大評価しているような気がしてなりません。
「日韓関係破滅」「日韓断交」「経済制裁」は、韓国政府、文在寅のシナリオとは考えられませんか?。
文在寅は南北統合(連合)しか考えていない等の発言をよく耳にしますが、その後の経済力・軍事力・国際的発言力の指針もそれなりに考えているでしょう。
その指針に基に一連の対日政策を行っている、と考えた方が自然な気がします。
韓国が仮に多国の世論から見放されても、北朝鮮は支持する側に回るでしょう。
南北統一を最優先した場合、現在の米国よりも中国の支持を受けた方が良い気もします。
また、最大の障害は日本政府ではないでしょうか?。
国連の決議に違反する国と統一・連合を考える国が、国連の決議を受け入れるでしょうか?。
そういった意味で、文在寅・韓国政府を過大評価しているのではないかと考えるのです。
議会制民主主義国家の大統領としての文在寅を過大に評価してはいけない。
南北統一思想家としての文在寅を過小評価してはいけない。
そんな気がしてなりません。
では日本は文在寅にどう対応していくべきかも発言してくださるとありがたいです。
>>匿名様
個人的には、経済制裁は賛成だったのです。
なぜ経済制裁をしないのか?と、苛立ちを感じていました。
しかし、こちらのサイトを拝見し、また他の情報等を見るにつれ、今の時点で韓国国民が直接的にダメージを負うものにしてよいのか疑問を感じています。
それは経済制裁をした日本が悪いということで、日本政府が交渉を行えない文在寅政府の支持率が高まる可能性がある事です。
よって、経済制裁は少なくとも日本単独で行っては、逆効果の様な気がします。
やるなら、日本以外の他国と共に行わなければならないと思うのです。
日本単独で行えるとしたら、韓国への渡航レベルを引き上げるくらいではないでしょうか?
また、日本政府は韓国を「無視してよい相手」とは判断できないのでは?とも考えています。
それは、核設備を廃棄しない北朝鮮と韓国の連合という可能性があるからです。
「国際法より国民情緒法を優先し、歴史問題を否定する隣国と国連決議を無視する核開発国の連合」
日本だけではありません。将来的には国際的にも脅威となりえるでしょう。
嫌韓の私は、俯瞰でものごと見れずに、かなり偏った見方をしていると自覚はしています。
ただ、日本政府が、それらを回避する為に時間をかけて準備しているとも考えられませんか?。
いずもの改装や馬毛島買収、日米英仏豪加連合等、世の中不穏な方に動いてる気がしてなりません。
>文在寅は南北統合(連合)しか考えていない等の発言をよく耳にしますが、その後の経済力・軍事力・国際的発言力の指針もそれなりに考えているでしょう。
>その指針に基に一連の対日政策を行っている、と考えた方が自然な気がします。
いやそれが並み居る歴戦の古株韓国ヲチャーが、口を揃えて、「あいつ何も考えていないんじゃ・・・」という結論なのですよ。
とにかくロジックが見えない。
朴槿恵なら、覇権国家の乗り換えを図って米国にしこたまお仕置きされて日和ったとか、2MBなら用日を唱えながらもレームダック化したら掌クルーで軽々と日本の堪忍袋の緒をぶち切ったとか、読めてはいたのです。
ロジックが読めないのはロジック自体が無いからだというのが現状唯一合理的な解釈。
りょうちん 様
小生はりょうちん様のお考えに同意します。
文在寅大統領とその仲間達は何も統一以外何も考えてないというか、予想・思考・対処・考察が全くできない無能集団です。日本人が考える各国の首脳と同等レベルで見てはいけないと思います。
駄文にて失礼します
韓国が民主主義国家であると言う前提に立てば、ムン氏を「議会制民主主義国家の大統領としての文在寅を過大に評価してはいけない」ということになります。
しかし実態は、徴用工判決でも判るように司法さえも左右できる独裁(に近い)体制なのです。
従って、「議会制民主主義国家の大統領としての文在寅を過大に評価してはいけない」と言う命題は成立しません。
そうすると「南北統一思想家としての文在寅を過小評価してはいけない」という命題だけが残ります。これはその通りでしょう。
つまり彼は、この信条に殉ずる行動を、民主主義の制約を受けずに、今まさに行っていると言うことです。
要するに「〇チガイに刃物」という状態なのではありませんか。
>>門外漢様
私が言いたい事は、まさにそれです。
議会制民主主義国家の大統領として考える事が過大評価ではないかと。
文章力がなくて申し訳ありません。
>そうすると「南北統一思想家としての文在寅を過小評価してはいけない」という命題だけが残ります。
いえいえ、
“Never underestimate the power of human stupidity.”
(人間の愚かさの力を決して過小評価してはならない。)
---------ラザルス・ロング
というのがありますよ。ってあれ?同じ意味じゃん・・・。
座布団 進呈させて頂きます
防衛省は、相手が協議内容を勝手にリークする事を承知の上で、今回のSouthKoreaとの協議を行ったのではないでしょうか。
リークされた内容は、特に日本の安全を脅かすものでは無く、むしろ、非公開という取決めを相手に破らせることによって、SouthKoreaが信頼できない国家であることを、国際的にアピールするのが、今回の協議の本来の目的であったのではないでしょうか。
そうならいいですけど、共同通信によると岩屋大臣は日韓実務者協議を継続する意向だそうです
それを打ち切り、次の段階に進む名目としてわざとリークさせたというならわかりますけど、現状維持のようですから、単に人が良すぎただけじゃないでしょうかw