日テレの捏造事件について、きちんと取り上げておきたい論点があったのですが、ちょうどうまい具合に、私が言いたいことを代弁してくれた新聞社がありました。「ない」ものを作り出して「ある」とする行為は許されない。まったくそのとおりです。では、その新聞社が日テレを偉そうに批判するだけの資格を持っているのでしょうか?
日テレの捏造事件は事実だったらしい
民放大手の日本テレビの番組『世界の果てまでイッテQ!』が5月20日に放送した、東南アジアの国・ラオスの「伝統的な祭り」と称するものを巡って、以前から番組制作会社による捏造だったのではないかと指摘されていました(『後を絶たないマスコミ不祥事 捏造防ぐ特効薬は放送自由化』参照)。
日テレ側は、当初はこの捏造疑惑について認めていませんでしたが、先週になって、「やらせ疑惑」を事実上認め、謝罪しました。
「イッテQ!」やらせ疑惑で日テレ「当社に責任」(2018.11.14 22:12付 産経ニュースより)
産経ニュースによると、日テレ側は「やらせやでっちあげの意図はない」と言い張っているそうですが、一般に同社がやったことは「やらせ」「でっちあげ」の類いであり、このような言い訳をすること自体、日テレがまったく反省も謝罪もしない、腐敗した組織である証拠です。
(※ちなみに世間では「やらせ疑惑」と呼ばれていますが、私は本件については「日テレ捏造問題」と呼ぶことが適切だと考えており、本稿では以下、「捏造」という表現で統一したいと思います。)
ただ、本件を巡っては、当ウェブサイトのコメント欄にも、たとえば
- ヤラセ問題と報道における捏造や印象操作を、同じ性質の悪であるかのように記事の中で論じるのは良くない。エンターテイメント(※原文ママ)と報道は別
- 同番組は単なる情報番組であり、やらせやでっち上げを楽しむ番組だ
といった具合に、「報道番組と情報番組は同列に位置付けるべきではない」、といった意見があったことも事実です。
エンターテインメントなら許されるのか?
この点、たしかに放送法第4条第1項には、「報道は事実をまげないですること」とあります。「放送は事実を曲げないですること」、とはなっていません。
放送法第4条第1項
放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一 公安及び善良な風俗を害しないこと。
二 政治的に公平であること。
三 報道は事実をまげないですること。
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
したがって、現在問題になっている問題も、「報道番組ではなく、単なる情報番組・エンターテインメントに過ぎず、このジャンルは、やらせやでっち上げも含めて楽しむものだ」と言えるのであれば、今回の捏造問題も放送法違反には該当せず、大した問題でもない、と見ることもできるかもしれません。
ただ、残念ながら、私は「エンターテインメントだったら、やらせやでっち上げも含めて楽しむものだ」、「報道と情報番組を同列で批判すべきではない」、といった見解には1ミリも同意できませんし、そもそも論として、「情報番組だったら捏造しても良い」という社会的コンセンサスが取れているとは、私には思えません。
少なくとも地上波テレビ局はごく限られた数しかなく、国民共有財産である電波利用権を格安で使わせてもらっている立場にあります。数が限られている以上、レベルの低い番組、ウソ・捏造の混じった番組を垂れ流すことなど許されません。
ただ、現実には放送法第4条第1項は有名無実化しており、テレビ局は「ワイドショー」という、報道番組と情報番組の中間のようなカテゴリーの番組を生み出して、偏向報道を垂れ流しまくっている状況にあります。
私は、テレビ局の偏向や捏造などの不祥事が後を絶たない最大の理由については、「数が少ないのが問題だ」と考えています。限られた放送局しか存在しない以上、不祥事を起こしたテレビ局が「倒産」という形で強制的に市場から退出させられる仕組みが整っていないのです。
よって、ちょうど良い機会なので、国会は「もりかけ問題」や「五輪担当相の失言」などばかり追求していないで、電波オークションやNHK廃局などを含め、放送法見直しを巡る議論を再開したら良いのに、と思うのは私だけではないでしょう。
一番資格がない会社が批判していますよ
こうしたなか、私はこの「日テレ捏造問題」を批判する社説を発見し、複雑な気持ちを抱いています。
(社説)イッテQ疑惑 放送への信頼傷つけた(2018年11月17日05時00分付 朝日新聞デジタル日本語版より)
昨日、『朝日新聞デジタル』(日本語版)に掲載された社説は、
「高視聴率が生んだおごりか、あるいは数字を維持するために逸脱行為に及んだのか/娯楽の要素が強いバラエティー番組は報道と違う、多少の演出は必要だ、という声もある。だが、「ない」ものを作り出して「ある」とする行為は、公共をになう放送番組として許されない。」
などと述べ、舌鋒鋭く日テレの姿勢を批判。
「すみやかに真相を明らかにして、社会に報告する責任がある」
としたうえで、日テレ側が非を認め、番組内の世界の祭りを紹介する企画を当面休止するとともに、放送済みの111本の内容を可能な限り検証するという姿勢を示したことを、「当然の対応だ」と評価しています。
こうした朝日新聞の社説の指摘は、清々しいほど、実に正論です。
「ない」ものを作り出して「ある」とする行為(すなわち捏造)は、許されない。
捏造をしたのなら、すみやかに真相を明らかにして、社会に報告する責任がある。
これが朝日新聞の主張なのです。
では、「ない」ものを作り出して「ある」とした行為のなかでも、史上最大級の捏造を行い、居直っているのは、いったいどこの新聞社なのでしょうか?
朝日新聞社説はBPO(放送倫理・番組向上機構)の2014年の意見書に「バラエティーを成り立たせる『約束ごと』は、実にもろく、ちょっとしたことでひびが入る。それが続けば、テレビそのものへの信頼が崩れかねない」と書かれていたことを引用し、
「フェイクニュースが横行する時代。何より大切にすべきは、この「信頼」ではないか。」
と結論付けています。
「信頼を大切にすべき」。読者の信頼を破壊し、慰安婦問題や「もりかけ問題」など、フェイク・ニューズの数々を発信して居直ってきた朝日新聞社にだけは言われたくないセリフではないでしょうか?
報道機関としての矜持
もっと言いましょうか。
自分が発信した内容に責任も取れないような組織が、「報道機関」を自称すべきではありません。
せっかく「慰安婦捏造事件」に触れたので、ついでにこの話題についても振り返っておきましょう。
先日、『植村元記者の会見の感想とは「言論を訴訟に持ち込む愚劣さ」』でも触れたとおり、朝日新聞の植村元記者はジャーナリストの櫻井よしこ氏を相手取った訴訟で敗訴したことに関連して木曜日に記者会見を行い、控訴する意向を明らかにしました。
ただ、この判決をよく読むと、別に「植村元記者は捏造記事を書いたかどうか」という点についての事実認定は行われていません。私はこれについて、「物書きは書いた内容がすべて」であり、その内容について戦うならば、あくまでも言論のルールに従って行うべきだ、という、裁判所のメッセージだと受け取りました。
植村元記者が「捏造記者かどうか」という点について、本稿では深く申し上げるつもりはありませんが、植村元記者が所属していた朝日新聞社自体、普段から「言論は権力に批判的であるべきだ」と主張していることは確かです。
「名誉を傷つけられたとして裁判に訴える」という行動は、国権の機関たる裁判所に対し、「櫻井氏が植村元記者の名誉を傷つけたと認めて下さい」と要求しているようなものであり、その意味で、「言論の世界で負けそうになったから、権力にすがる」という、非常に自己矛盾した行動にしか見えません。
植村元記者の行動を朝日新聞社全体のマインドに拡大して当てはめるのは適切ではありませんが、どうも私の目には、朝日新聞社が徹底して、他人に厳しく自分に甘い組織であるように思えてならないのです。
テクノロジーの進歩でテレビ局は経営難へ
さて、日テレの捏造問題に視点を戻してみましょう。
私は、以前から主張しているとおり、テレビ局の不祥事を根元から断つためには、「電波オークション実施」こそがもっとも近道だと考えています。その際、ついでに、事実上まったく機能していない放送法第4条第1項についても廃止すべきでしょう。
「テレビ局の参入、退出は自由とし、番組作りも各放送局の完全な自由とする。」
これだけで、良質なコンテンツを作るテレビ局が支持され、そうでないテレビ局は低視聴率に苦しみ、経営難に陥り、最終的には倒産という形で日本社会から排除されるのです(もちろん、時間はかかると思いますが…)。
ただ、この「放送の自由化」は、実は、放送法を変えなくても、世の中のテクノロジーの進歩により、なかば自動的・強制的に実現しようとしています。
それが、インターネットです。
動画配信サイトといえば『YouTube』が有名ですが、動画サイトではDHCテレビが制作するウェブ番組『真相深入り!虎ノ門ニュース』や日本文化チャンネル桜が制作する『Front Japan』などの良質な番組が視聴可能ですし、「ユーチューバー」と呼ばれる、個人で動画を制作・配信する人も激増しています。
当然、動画サイトを見る人が増え、それだけの時間をインターネットに費やすようになれば、地上波テレビを見る人は減りますし、人々が地上波テレビに費やす時間も減ります。そうなれば、広告を配信する企業の側も、インターネット広告費を増やそうとするため、ますますテレビ広告費を抑制することになるでしょう。
国民から「受信料」名目で事実上の血税を強奪しているNHKを除けば、地上波テレビ局が経営難に陥るのは時間の問題なのだと思うのです。
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朝日新聞も「まともな」報道をすることもあるのですね。改めて感心しました。
思うに朝日新聞社って「軽蔑すべき韓国人」と同じかも知れません。捏造した有り得ない慰安婦問題を言い立てるうちに真実であると思い込み日本を攻撃して正義だと思い込む・・・朝日新聞社とそっくりじゃありませんか。
新宿会計士様はネットを大変高く評価しておられますが、私は5mm位同意できません。気をつけて自分自身の教養と注意をもって検討しないととんでもないフェイクを押しつけられかねませんので。
お言葉ですが、新宿会計士様は、インターネット上の「フェイク・ニューズの酷さ」について説いておられます。
https://shinjukuacc.com/20181023-01/#i-10
視聴者の判断を狂わせる悪弊の根源=取捨選択の自由を奪う現在のテレビ法規制 に対抗する手段 の一つに インターネット を位置づけておられるだけではないでしょうか。
「テレビ局の参入、退出は自由とし、番組作りも各放送局の完全な自由とすべき」が、新宿会計士様のご主張のキモ(最も大事な点)だと、私は受けとめました。
<ketsuro8da 様
< 『朝日新聞もまともな報道をすることがあるのですね。改めて感心しました』、、これは朝日に
対する皮肉と捉えて良いですか。会計士様は、朝日新聞社に対して『まともな』とは、一切表現されてませんよ。韓国支局長の記事のみです。私もです。
< 貴方はインターネットを高く評価されてる、と書いてますが、『玉石混交』『フェイクの酷さ』とも会計士様は述べられてます。ここに立ち寄る方のスタンダードではないでしょうか。
>>朝日新聞等を非難すべき個所はフェイクニュースの有無そのものではありません。それをフェイクニュースと根拠をもって指摘された際に書く、主語をぼかしてどっちもどっち論に誘導しての責任逃れ、他への(おもに彼らに反論したものを全てネトウヨ扱いしたうえでの)責任転嫁、そしてなによりメディア界隈の庇い合い(あえて批判記事を書かなかったりなど)による自浄作用のなさの主に三つの事項です。おそらく筆者様もそのことは重々承知であると私はとらえております。
>>因みに「軽蔑すべき韓国人」といういいかたは少々不適切かと。彼らは彼らの価値観に従って思考し、行動しているだけで、日本人や朝日新聞等とは根本的に違う価値観、考え方です。つまり朝日新聞と韓国を混同してしまうのはよろしくないのでこれらは切り離して考察すべきかと。
どこから情報を得るのか、その情報の真偽をどう判断するのか、こういった問題は所詮は各自の能力というか裁量というか、要はこれがメディアリテラシーという事だと思います
正直ネットだろうがマスゴミだろうが嘘捏造は溢れており、あとは受け取り手が如何にそれを選別するかにかかっていると思います
ただ最近のマスコミの凋落は、今まで多くの人が関わりあれだけの大会社が伝えるのだから、当然個人ベースの多いネットより信用が置け信頼性が高いと思われていた、その実態が実はネットと同程度の信頼性しかなかった事が、いや思想や利益優先な分むしろ捏造に溢れている場合も多い、と知られるようになってきた事が最大の原因ではないでしょうか
一方受け手の我々はより困難な時代となっています
今まではマスコミの垂れ流す情報をただ口を開けて待っていれば良かったのですが、実はそれではいい様に誘導され利用されるだけだとわかってしまったのです
情報の取り方まで、ただテレビのスイッチを入れてぼーっと見ているのではなく、自分で検索し調べなければならない形となり、その難易度はあがっています
当然そこで得た情報も出来るだけ精査し、その文意や文脈から意図を読み解き誘導を見破り、嘘や誤魔化しが紛れていないか検証することが必要です
つまり良くも悪くも自分で考え努力する事が求められる様になってきたのでしょう
私は現在のマスコミとネットではどちらが優勢とも信頼できるとも言えないと思います、逆に言えばマスコミの信用はその程度まで落ちたとも、ネットの存在がそれ程上がっているとも言えます
どんなに技術が進もうとも最終的に理解し判断するのは個々の人間自身になります
マスコミの改革は日本の最優先最重要課題ですが、同時に義務教育でのメディアリテラシーと討論の授業は必須だと思います
与えられた情報は必ずしも真実ではない可能性が常にある事、物事は多角的に見ないといけない事、発言と発言者の人格はイコールではない事、こんな当たり前のことが理解できない人が多すぎる現状の是正はマスコミ自体の改革と並行して行うべきだと思います
最後にバラエティなら捏造も許される、それはお約束の範囲だという意見もありましたが、これは危険な考えだと思います
自由で時には破天荒な行動や考え方は許容すべきですが、そこに「これは実際にあるものだ」として紹介しながら実はでっち上げだったという様な場合は全く事情が違います
あくまでこんな面白い祭りを考えたよ、ならいいのですがこれがどこそこの祭りです、と紹介した時点でアウトだと思います
むしろ番組制作や表現の自由を尊ぶならこの様な問題ある行動には厳しくあるべきではないでしょうか
私はむしろ行き過ぎたポリコレや言葉狩り的な思考は否定する立場ですが、今回の件は逆に確り線を引くべき問題だと思います
報道の公正性は重要ですが実践は簡単でありません。そこで生物の進化や民主主義にも通じる報道の「多様性」が重要で、本来、報道の自由は多様性を排除しないためも仕組みだと思います。
残念ながら今の報道は多様性が足りず、ネットにはフェイクも溢れているとはいえ多様性が溢れています。
猫足らずさんへ
"多様性"は"適応放散"から生じると思うんですよ
同じフィールドで十分なエサが採れるから"多様性"が生じにくいンでしょうね
報道からエサを取り上げる方法が必要だと思います
鞍馬天狗さん、返答ありがとうございます。報道からエサを取り上げる方法、必要ですね。
競争を活性化するために、月並みですが「放送法4条撤廃」「テレビ局、新聞社の資本解体」「ネットにおける配信の自由を抑圧しない」は必要ですよね。
当時のブログは現在でもそのまま読めるようにしている
https://shinjukuacc.com/20181118-02/#i
と記載されていますが、インターネット上の闘いも熾烈になってくると予想されます。
何時、消去されるか、改竄されるか分かりません。
【参考】
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11199255966
下記投稿文中の「不適切な内容が含まれている」箇所を指摘してくださるようお願いします。
.
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13199252828
.
〔投稿文〕
大いに期待できます。
日露友好情報発信地として活用すれば…
〖補足〗
北方領土問題は、択捉、国後、色丹、歯舞という四島の帰属問題だけで考えて良いような簡単なものではありません。
ロシアは信用できない国ですが、それと同時に、外交の世界では、「利用できる相手は利用する」という冷徹さ、あるいは「割り切り」が必要です。
中国や北朝鮮・韓国との関係が目まぐるしく動き、油断なく対処しなければならないときなので、ロシアまで敵に回せば、日本は非常に危険な状況に追い込まれます。
領土は環境が落ち着いたときに、ゆっくりと取り返す算段をする方が良いのです。
現状では日本国憲法や国際法などの制約もあり、日本が武力を使ってロシアから領土を取り返すということはできません。そうなれば、「武力以外の方法」を使うしかありません。
偏狭な愛国主義者や右翼偽装サヨクが「アベは最悪の意思決定をした」と批判することは目に見えていますが、日露の平和的な関係づくりを遅らせることは、中国や北朝鮮・韓国を喜ばせる効果しか無いのです。
.
https://shinjukuacc.com/20181116-02/#i
.
✔不適切な投稿でないことを報告
愚塵さんへ
前から何となく思っていたのですが,このブログでYahoo知恵袋の質問をするのは止めた方が良いですよ.ここのブログ主はYahooの人じゃないと思いますし,そんな書き込み書かれてもブログ主さん困惑するだけだと思います.それにこのブログのことをYahoo知恵袋に質問したところで仕方ないと思いますし,変な質問をしてたらこのブログ主にも迷惑がかかるかもしれませんよ.
私も何度も申し上げているのですがねえ・・・。
更新お疲れ様です
マジックショーで"タネもシカケも有りません"って言ったら詐欺罪ですか?
"このショーには、トリックが有り、決して見た通りの現象が実際に起こっている訳では有りません"
って、アナウンスを一々する必要が有るんでしょうか
共通認識があれば,それでいいんでしょう。
そこが微妙なんでしょうけど。
ユリ・ゲラーの超能力みたいに,そう言い張ると「嘘だ!」って人が出てきて大騒ぎと。
やってることはマジックでも再現可能なもので、マジックって言ってやってたならあんな騒ぎにならなかったでしょうね。
あの時はいまと違い、マスコミが議論を煽ったというだけかと。
鞍馬天狗さんへ
>マジックショーで”タネもシカケも有りません”って言ったら詐欺罪ですか?
詭弁で話題をそらさないでください.イッテQは結果的に嘘を報道してラオス政府が怒ってるんだし,それを地上波で放送したのが問題なんじゃないですか?そういえば昔のドラマって「フィクションです」ってdisclaimerがついていましたよね?「番組の内容は嘘です」ってdisclaimer,ついてましたっけ?多分そういうdisclaimerなかったと思いますよ?(disclaimerについてはご存知ですよね?)
通りすがりの名無しさんへ
その"disclaimer"が、野暮で無粋だって怒ってるんですよ
お面を被っちゃイケナイだの、年寄りに餅を食わすのは殺人未遂だの
一々、"disclaimer"やってる世の中がオカシイって怒ってるんですよ
大きい板に朱で"ち"と書いて、大イタチって見世物小屋が成り立つ方が
粋で鯔背な面白い世の中だと思ってます
"洒落"と、報道の"捏造"を同一線上に持ってくる方が詭弁でしょ
追伸、ラオス政府の話ですが、元はラオスの観光局からの持ち込み企画
だったらしいですよ、盛りに盛ったのは企画会社なのは間違いないですが
騒ぎになったから、政府が"逃げ"を打ったンです
鞍馬天狗さん、私が言ってるのは、粋か無粋かじゃなくて、嘘をホントであるかのように垂れ流すというテレビ局の構造がいけないってことですよ。この辺はブログ主の主張とも被りますけど、放送法で放送を事実を曲げないようにしてねって書いてある理由は、テレビ局の数が少ないから、嘘を平然と垂れ流せばテレビ局に対する信頼がなくなるでしょ、ってこと(ていうかもうなくなってますが・・・)。面白いかどうかは各人が判断すれば委員であって、それを面白いと思うかどうかと、嘘を垂れ流して許されるかは全く別問題だと思いますよ。
(さっきは「。」と「、」が半角になってました。設定直しました。後で自分で読み返して赤面です。)
>>横から申し訳ないです。恐らく意図してはいないのでしょうが、その根拠では「燻製ニシンの虚偽」となってしまっているように感じられます。タネもしかけも~の部分も年寄りに餅~の部分も、今回の件とはその規模や影響、この件事態の性質からしてもあまりに不適切ではないでしょうか。
鞍馬天狗さんの言いたいであろうことを勝手に想像して横レスするというやっちゃダメな事の典型例みたいな発言になってしまうのですが、論点が噛み合っていないように見えるので口を出してしまいました。
私には殺人事件で「犯人は子供の頃、いじめに遭っていた」と発言したら、いじめられていたからと言って殺人を肯定するのか!と言っているように見えます。
まず、鞍馬天狗さんは嘘や捏造を肯定している訳ではないと思います。それが有ってはならないという事は敢えて言う必要も感じないような大前提になっているのだと思います。その上で嘘や捏造が蔓延する事で、これまで認められていた『良い物』も制限されてしまったり、不必要な物が増えてしまったりするという事に対してそれはどうなんだと言いたいのだと思うのです。
例えばドローンはとても便利で楽しい物です。ですが、バカな使い方をしたり悪用する人が居るために強い制限が掛かってしまい使いづらくなりました。悪用しないのは当たり前です。それを理解した上で普通に楽しんでいた人が不便を被るのはどうなんだと言いたいのと同じなのではないかと思います。
鞍馬天狗さんの言いたい事は何でもかんでも制限され、つまらない世の中になっていく事への憂慮だと思います。主張したかった事は『良い物』を制限したくない、不必要な手間を掛けたくないという事だと思います。記事の内容から想起された別の問題を提起しようとしたと見るべきなのではないかと思います。それを反論だと受け取ってしまった結果だと思うのですがどうでしょうか?
違っている事もあると思いますし、不快に思われてしまったなら申し訳ありません。
shoggoslimeさんへ
適切な説明を有難う御座います
"粋(イキ)と野暮"の価値観の文化圏に発しますんで
客観性を持った論理展開が出来ない様です
"遊び心"に"水を差す"のは"善悪"を超えた"野暮で無粋"の極み
になるので、生理的に拒絶してしまうのです
"洒落の分からないヤツ"を無条件で、"見下す"価値観が現存しています
鞍馬天狗さんご指摘の「マジックショー」を含む「遊び心」には暗黙の了解のようなものがあると思うんですよね。
その「暗黙の了解」をきちんと確認するっていうのが最近は必要になってきているのが問題。
これが無粋に見えるのは理解できます。
それは、そこに突っ込んでくるクレーマー的な人が多いということかと。
遊び心を理解できないのか、あえてやってるのかわかりませんが。
今回のはあたかも継続的な祭りに乗り込んでいったように偽った点が問題だと思うんですよね。
そういうコーナーだからこだわったんでしょうけど。
「新たな祭りとして今年から開催」されたものに「現地スタッフの全面協力により設備もリニューアル」とか正直にバラしても、「えーっ」っていいながら楽しむ人の方が多いと思うし。
カレンダー企画かなにかで望んだ映像が撮れなかったときに、こうなる予定でしたって映像を加工したことあるしねぇ。(映像を加工したことは明示していました)
小生もコメントしたいのですが、悲しいかな「イッテQ」なる番組がどのようなものなのか分かりません。ここ最近民放を見ていないもですから。
さて、ネットの社会の情報ですが、色々な内容の情報が飛び交っておりますが、皆さまのおっしゃられる通り、それを選別する個々の能力が重要かと思います。とかく人間はこのような情報に惑わされやすいものです(古くはノストラダムスの大予言ですかね)。ではどうやってその選別する能力を磨くのかというと、それはやはり多量の情報を入手するしかありません。その中から最も合理的で矛盾のないものを自らの思考に基づいて選び出す。そうやって鍛えていくしかないのでしょう。韓国人はこのような情報収取といったことをしないので、画一的な考え方になるのだと思っています(ただし、韓国の場合は言論統制がかかっているので、ある意味仕方ないのかも知れません)。
駄文にて失礼します
韓国在住日本人さんへ
レスに"さん"が抜けてました、失礼
chemistさん、韓国在住日本人へ
ユリ・ゲラーや、ノストラダムスを"捏造"とか"詐欺"って云う人は
居ないと思うんですよ、騒動を含めてのエンタメだったんで、
ネットが無くても"オッカムの剃刀"で十分に判断可能だと思います
"信じる信じないは、貴方次第です"だの"このドラマは、フィクション......"
だの、蛇足が必要になって来たのも確かですけど
イッテQは、ウッチャンが昔の"ドーバー海峡横断部"みたいなガチを
後輩芸人に世界中にイッテやらしてる番組だと云えば分かりますかね?
芸人にガチで、出鱈目な内容をヤラせてるエンタメです
芸人のガチなリアクションを楽しむだけ番組ですから、内容は無いよ
"人の鼻にザリガニを挟んだら傷害罪です"ってテロップを出さなきゃ
成り立たなくなって来たんで、海外で簡単には真似出来ない様なコトを
ヤラせる様になってきたんですよ
ソレすら駄目だってのは納得出来ませんね
鞍馬天狗 様
最初に敬称の件ですがお気遣いならなくて結構です。
それから、ノストラダムスの件は捏造やら詐欺という観点ではなく、得られて情報に惑わされてしまう方々を比喩したものです。得られた情報を選別する能力が大事だと部分を小生がうまく伝えられなかったわけで、例示としてはあまり良くないのかも知れません。
さて、「イッテQ」ですが、昔の「すすぬ電波少年」みたいな番組ですか?
芸人ひっ捕まえてきて、旅をさせたり、裸で暮らさせたり、アフリカに住まわせたり。
駄文にて失礼します
韓国在住日本人さんへ
テイストはウリナリに近いですが、似たようなモノです
関東には、"善悪"以外に"粋(イキ)か、野暮か"が価値基準として有るのを再認識しました
"遊び"の"お約束"や"決まり事"を理解しょうとしないでケチを付けるのは"野暮"です
新宿会計士様、いつも更新ありがとうございます。
最初に誤字だと思うのですが、
『「情報番組だったら捏造しても良い」という社会的コンセンサスが取れているとは、私には思えません。』とありますが、文脈的に情報番組ではなくエンターテインメント番組、バラエティ番組の間違いだと思います。
さて、バラエティなら捏造も許される、これは限りなくブラックに近いグレーだと思っています。結局のところ『程度』の問題なんだと思います。ドラマに対してフィクションだと批判する人はまずいません。演出や編集も一種の嘘ですが報道番組ですら問題視される事は少ないでしょう。事実がそのまま面白い事など少ないのですからバラエティ番組にある程度の脚色は許容されていると思います。それをどこまで許容するのかという価値観こそが問題で、テレビ局はその範囲を読み間違えたのだと思います。そしてマスコミと一般人で価値観が致命的にズレている事こそが問題の本質なのではないかと思います。
後、予防線を張れば何しても大丈夫、というのはそれはそれで問題だと思います。変な責任を押し付ける輩がいる事もですが、それが法的に認められてしまう事や負うべき責任からも逃れようとする事も問題だと思っています。
また、発言と発言者は別けて考えた方が『得』だと思います。仮に朝日新聞を倒せたとしても所属していた記者を亡き者にする事はできません。別の会社に移ろうとする筈です。故にまともな記者を増やす努力も必要だと思うのです。その一歩として良い発言をしたらちゃんと評価するという事が大事なのではないかと思いました。
批判されても笑われても続けるような奇特な人はそういません。逆に評価される事をしたいと思うのは自然な事です。敵扱いされて味方になってくれる人はいません。敵は小さく分断して叩くのが基本です。だからこそ評価すべきは評価した方が攻撃になるのではないかと思うのですがどうでしょうか?
8 真実を書いて1あやふやなことを書いて、1の嘘を書いて、全体で嘘を信用させる。1嘘を書くものと 意図して全体を方向付ける者には細心のの注意が必要と思われます
8真実を書くものは どんな立ち位置でそれを報道しているのか、しっかり把握しておく必要があると思います。
それはジャーナリストとしての責任だと思います
報道の役割として「体制を批判する」ことがあげられるのならば 、ジャーナリストはよって立つ体制についてまず持ってしっかり批判をしておく必要があるはずです
shoggoslimeさんへ
>発言と発言者は別けて考えた方が『得』だと思います
ケダシ正論
それでも、朝日掲載だと思うと"オマユウ"で腸が煮えくり返るのを抑えられません
この問題に関しては、"野暮で無粋だ"って怒り感情のが先立ちます
正直に言って"一昨日、来やがれ腐れオタンコナスの唐変木"です
https://mdpr.jp/news/detail/1805452
「イッテQ!」祭り企画騒動で謝罪 番組冒頭で約1分のメッセージ<コメント全文>
このたびは「世界の果てまでイッテQ!」(以下「イッテQ!」)の「祭り」企画をめぐり、みなさまに疑念を抱かせ、ご心配をおかけする事態に至ったことについて深くお詫び申し上げます。
一連の報道につき、改めて以下の通りご説明申し上げます。
【「祭り」企画について】
この番組の「祭り」企画の趣旨は、どんな挑戦にも宮川大輔さんをはじめ出演者のみなさまが本気でぶつかっていく姿をお見せすることで視聴者のみなさまに楽しんでいただくことです。そのために番組では、大規模なフェスティバルから、スポーツの大会、イベント、コンテスト、愛好家が集う小さなゲームまで、さまざまな催しを「祭り」と名付けて扱ってきました。しかし、今回、これまでの調べで、番組の中で扱ってきた一部の「祭り」について、視聴者のみなさまに正しくその内容をお伝えしていなかったことがわかりました。
「祭り」企画において、番組の意向でコーディネート会社が主催者に提案したり実質的な主催者となったりして、イベントとして開催したケースがありました。中には場所や時期を変更して開催したものもありました。また番組がコーディネート会社に支払っている撮影経費の中から、開催費用や賞金、参加費、協力費などが支払われていることもありました。
番組が次第に「祭り」の解釈を拡大し、視聴者のみなさまが「祭り」としてイメージするには無理があるものまで、「祭り」として扱うようになっていたことが今回の問題の原因であると考えています。
「イッテQ!」は、ロケやスタジオで起きたことをありのままに伝え、ありのままに見せることを大切にしてきた番組ですし、実際そうしてきました。
今般報道で取り上げられている「橋祭り」についても、「祭り」という言葉を使わずに、『一本橋を自転車で渡る催しをラオスのビエンチャンで初めて番組がイベントとして開催し、宮川さんに挑戦してもらう企画』と丁寧に説明すべきであったと思います。
【「やらせ」や「でっちあげ」のご指摘について】
一連の報道で「やらせ」や「でっちあげ」と指摘されていることについて、番組にその意図はありませんでした。もとより「イッテ Q!」はロケの失敗や不成立に関しても隠さず見せておりますので、制作スタッフには、事実を捻じ曲げたり、隠したりという考えはありません。
実際、今回問題とされている「橋祭り」を例にとれば、企画の根幹である、宮川さんが本気で挑戦する姿について、予選敗退であったものを演出や編集で実際とは異なる成績に見せるといったことは一切なく、いささかも手を加えたことはありません。しかしながら、扱った「祭り」に関する開催の経緯やこれまでの実績などで説明が十分でなかったり、誤りがあった点については反省しております。
バラエティー番組がある程度虚構を含むものであったとしても、面白ければいいということでは済みません。制作者の感性が一般社会の倫理観、価値観と離れては、番組作りはできないということを肝に銘じていきます。
【当社の責任】
ご批判の中には、当社がコーディネート会社に責任を押し付けているとの声もいただいています。しかし、コーディネート会社は番組制作における大切な協力者であり、番組の放送責任は日本テレビにあると考えております。
また、ご出演いただいているタレントのみなさまにも大変なご迷惑とご心配をおかけしています。今回の問題で宮川さんをはじめ「イッテ Q!」にご出演いただいているタレントのみなさまに何の落ち度もないことは明らかで、こうした事態を招いた責任を痛感しております。
【最後に】
これまでの番組制作のあり方を猛省し、視聴者のみなさまに自信をもってお届けできる態勢が整うまで、「祭り」企画については、当面の間、休止することといたします。
「世界の果てまでイッテ Q!」は放送開始以来、多くの視聴者やスポンサーのみなさまにご支持いただき、番組関係者に支えられてきました。この機会に「視聴者のみなさまに安心して楽しんでいただく」という原点に立ち返り、すべてにわたって制作のあり方を再点検し、これまで以上にみなさまのご支持を得られるような番組を目指して参ります。
2018年11月15日
日本テレビ放送網株式会社
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イッテQが大好きな子供には、「TVでは嘘が放送されることがあるんだよ」「嘘をついても上手いことイッテ責任逃れをこうやってするんだよ」と教育する機会を得ましたw
この文章は、あのバラエティをラオスの祭りだと言ったという真っ赤な嘘を
「視聴者のみなさまが「祭り」としてイメージするには無理があるものまで、「祭り」として扱うようになっていた」
とか卑怯な言い回しで誤魔化しています。あくまで嘘をついて御免なさいとは言っていないのです。
ま、結局こいつらは何にも反省していないのがよくわかりました。
>>メディアやテレビ局なんて所詮この程度ですよ。フジテレビデモやら不二家捏造やらとさらにとんでもない不祥事や抗議デモの時ですらもその後何も改めようとしなかった連中ですから