盛大なる皮肉:日韓関係悪化の犯人は日本のメディアの虚報?
日本のマス・メディアによる虚報問題は今に始まったことではありません。ただ、韓国メディアを眺めていると、こうした日本のマス・メディアの虚報に完全に踊らされているのを発見することがあります。日韓関係を悪化させているのが、韓国にやさしい日本のマス・メディアの虚報なのだとしたらこれは盛大なる皮肉です。
目次
日本を「盛大に」勘違いする韓国
マス・メディアによるなりふり構わぬ「工作」
「とにかく安倍が悪い」――。
現在の日本のマス・メディアによる政権攻撃が常軌を逸しています。
昨日、『【速報】落ちているのはマス・メディアの支持率ではないか?』のなかでも触れたとおり、日本テレビ系NNNの調査によると、ついに安倍政権の支持率は26.7%にまで低下しました。一般に「危険水域」といわれる30%の大台を割り込んだ格好です。
ただ、それと同時に、マス・メディアによる安倍政権に対する攻撃は、いずれも内容としては決定打に欠けるものばかりです。たとえば、「森友学園問題」、「加計学園の獣医学部開設」などの「スキャンダル」は、いずれも「安倍総理自身が不正に関与した」という決定的な証拠が欠落したままです。
あるいは、防衛省の「日報問題」を巡っても、安倍総理が日報の隠蔽を指示したという証拠などありません。それなのに、朝日新聞をはじめとするマス・メディアは、「疑念はますます深まった」などと述べて、あくまでも「もりかけ・日報問題」で政権を倒そうと必死になっているのです。
中央日報「安倍が危機だ」
しかし、救いが1つあるとしたら、こうした日本のメディアの常軌を逸した報道を真に受ける人が、徐々に減ってきている、という点でしょう。昨日も申しあげましたが、現在、マス・メディアと安倍政権は、いずれかが倒れるまで政権攻撃を続けるという「チキンレース」を行っている状況だと考えると分かりやすいからです。
ただ、「情報弱者」、すなわち日本のマス・メディアの報道を真に受けてしまう人が、意外なところにいるのを発見してしまいました。ほかでもない、次の韓国メディア『中央日報』日本語版の記事を執筆した記者さんです。
支持率に酔って側近人事・「他人に厳しく自分に甘く」…安倍危機まねいたのは“傲慢”‘(2018年04月17日09時04分付 中央日報日本語版より)
リンク先の記事には署名は入っていませんが、おそらく東京特派員が執筆したか、それとも東京特派員から送られた「ネタ」をもとに、本国の論説委員あたりが執筆したか、そのいずれかだと思います。中央日報は、
「歴代最長の首相として順風満帆に進んでいるように見えた安倍内閣はなぜ危機を迎えたのか。その根本のほとんどは、1強体制の持続がまねいた傲慢に関するものだ。」
としたうえで、安倍体制の問題を4つ、列挙します。ところが、この「4つの問題点」が
「▼官僚が『安倍一強』に忖度していること、▼スキャンダルの中心にいる財務省を率いる麻生副総理を安倍総理がかばい続けていること、▼スキャンダルを起こした学校法人の理事長・名誉校長などに、安倍総理の身内・親友が就任していること、▼安倍総理が高い支持率に酔っていたこと」――
といった代物です。いずれもとうの昔に論破された問題点か、それとも記事の記者の主観に基づく思い込みのいずれかであって、とうてい、客観的な議論とは呼べません。
ただ、日本のマス・メディアの報道に接していれば、冷静な判断力が損なわれるという証拠にはなると思います。その意味で私は、「興味深いなぁ」と思って冷ややかに眺めてしまったのです。
日本を見誤る韓国
マス・メディアvs国民の戦い
ただ、冷静になって考えてみれば、先月、財務省による公文書改竄事件が明らかになった際、「もしかしたら麻生副総理は辞任を余儀なくされるかもしれない」、といった論調が流れていたことも事実です。しかし、結局、「麻生辞任論」は姿を消してしまいました。
私は3月に、『財務省解体の絶好のチャンス?』のなかで、「麻生副総理は辞任する必要はないが、疑惑の展開次第では自ら身を引く可能性もある」と述べましたが、結局、3月27日の佐川宣寿(さがわ・のぶひさ)前国税庁長官の証人喚問をもって、この問題には事実上、幕が引かれた格好となりました。
マス・メディアが現在、さまざまな攻撃を政権に対して仕掛けている理由は、「攻撃し続けなければ政権支持率が浮上してしまうから」であり、また、さまざまな虚報で政権攻撃を仕掛けた結果、マス・メディア自身に対する信頼も傷ついているという点についても、見逃せないでしょう。
騙されたのは韓国メディアでした
先週末、『日本を勘違いする韓国』のなかで、現在の韓国メディアの報道を眺めていると、どうも日本を見誤っているのではないかと疑わしい事例が散見される、と申し上げました。こうした私の持論を裏付けるような記事は、今週に入っても、韓国メディアから続々と出て来ています。
韓国政府や韓国メディアには日本語が達者な人も多いでしょう。彼らが日本を見る際、日本の新聞・テレビなどの報道を参考にするは当然です。しかし、その新聞・テレビの報道が歪んでいるがために、結果的に韓国から見ると、「安倍政権は今にも倒れそうになっている!」と映るのかもしれません。
実際、『【夕刊】超絶悲報:パヨクとマスゴミの倒閣運動、大失敗』でも触れましたが、先週土曜日に国会前で行われたデモ活動は、「主催者発表で3万人」と言いながら、実際にはどうカウントしても数千人程度に過ぎず、しかも、こうした情報がSNSなどを通して全国に広がってしまう始末。
日本国内では新聞・テレビに騙される人が激減しつつある一方で、韓国ではいまだに日本のメディアの虚報を信じ込んでいるのだと考えると、なかなか興味深い現象が生じているといえます。
折しも今朝、『韓国が「最も重要な隣国」ではなくなったのは当然』のなかで、日本の信頼を裏切り続けた韓国政府に日本政府が不信感を抱いていると指摘したばかりですが、韓国政府の側も、「どうせ安倍政権は長くないんだから、日本を軽視しよう」といった発想が芽生えても不思議ではありません。
「韓国大好き」な朝日新聞や毎日新聞の報道が、結果的に日韓断交を実現する方向に寄与しているのだとしたら、そのこと自体、これ以上ない皮肉といえるかもしれません。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
< 夕刊の発信ありがとうございます。
< 『日本の安倍政権はもう終わりだ。ざまあみろ!その点、我が文在寅氏は素晴らしい政治家だ』と血迷った事を妄想してますね、韓国の新聞社は。まだ保守系に近い中央日報でそれだから、ハンギョレなど舞い踊りしてるんじゃないのかな。
< 日本のロートルマスゴミの報道を真に受けて、(多少は朝日も毎日も落ちたな、と思ってるだろうが)それを『我が意を得たり!』と転載するなど、低質そのもの。日本語版など平日は3回更新だが、土日は1回のみ!それも日本のニュースを更に歪曲して流すだけ。在宅勤務でOKだろう、日本から撤退せよ。
< 何度も言いますが、韓国がフツーの国なら、隣同士でもあり、私は特に嫌いになるはずがないです。親しく付き合う事は当然です。それ以前も日本を貶めていたが、金泳三辺りが大統領になった頃から韓国は更におかしくなりました。私の周りにも韓国籍朝鮮人の方も当然いましたが、敵対的な行動や言質を受けたり言ったりした事はありません。もちろん韓国のメディアもそうです。
< 日本の扶けで国力が上がり、技術移転で先進国の入り口ぐらいになってから『反日』を強めた。本性を現して見下すようになった。罵詈雑言に耐えた日本だが、国難に直結する北、中国とのタッグを組むなら、日本は離れて行く。
< さて、ローソクで民意で選ばれた文が、いつまで持つか。任期一杯は無理でしょう。サヨナラ大韓民国(笑)。
横から失礼
本題から離れた些末事なんですが、地球上すべての国々が人々が隣国を隣国人を大っ嫌い。これが正常な感覚でしょ
フランスとドイは仲が良いどころか延々と戦争を繰り返してきた。欧州で隣国同士が仲良しなんてありますか。
他にもスーダンと南スーダン。東トルキスタンと共産支那。バトナムと共産支那。ロシアとウクライナ。チェコとスロバキア。オーストリアとドイツ。甲斐と武田。満州属高句麗と隋。モンゴルと南宋
そもそも隣同士の民族人種が気が合うなら長い歴史の仲で一つにまとまってしまいますよ。気が合わないから大っ嫌いだから統合せずに別々の国を作り国境を定め、交流を遮断してきたんじゃありませんか。
海外メディアの日本支局
「韓国支社」と「日本のメディア」住所一覧
寧ろ告げ口・共同企画ではないかと…
産経の加藤支局長がやられたように日本も中央日報の記者を安倍総理の名誉棄損で訴えたらどうでしょうか。もちろん当分出国禁止にします。韓国政府は騒ぐでしょうね。やる価値はあると思いますが。
sannkeiさん、絶対にあり得ないし決してやってはいけない事です
其れこそ言論の自由への冒涜であり、同時に日本の国力を大きく削ぐ事になるでしょう
ここぞとばかりにマスゴミとWPやBBCあたりが叩きまくるでしょう
さて朝日の嘘捏造が南朝鮮に不利な状況をもたらすのは今に始まった事ではないと思います
慰安婦捏造からして本来は最も親和すべき日本との関係を悪化させてきています
勿論李承晩ラインからの漁民拉致監禁拷問殺害から、朴による反日教育の構築に至るまで、基本的には南朝鮮人の自業自得でしかありませんが、要所要所で日本のマスゴミ特に朝日の言動がそのあと押しや起爆剤になったと思います
またご指摘の通り、マスゴミ論調が南朝鮮の日本及び日本人への理解を遠ざけてもいると思います
しかし、日本のマスゴミは本当にテロ組織以下のゴミですね
朝日など戦後はずっと北朝鮮マンセーで、南朝鮮などボロクソ軍事独裁国家扱いだったはずです
それが自分の都合だけで今は一見親南朝鮮(本音では見下しつつ死のうが滅びようがどうでもいいと思っているでしょうが)の顔をして、本命の日本貶めと破壊に都合よく利用しています
南朝鮮が騙されようがどうでもいいのですが、問題は日本国内にもマスゴミの印象操作にのる層が大量にいる点です
万が一万が一ですがこれで政権交代又は首相交代等となればおそらく日本は終わりかねません
南朝鮮のローソクなどという究極の愚行を見て、それでもこのマスゴミの扇動に負けるのなら、もう日本は中国の属国になると諦めるしかないのかもしれません