ノーベル症と日本を貶める中央日報

緊急ですが、本日2本目の配信をしたいと思います。

ノーベル・プライズ・ダイアログ

チケット品切れ、日本人の知的好奇心の高さ

先日、日本では「ノーベル・プライズ・ダイアログ2017」というイベントが行われました。これは、ノーベル賞委員会日本学術振興会が共催したもので、ノーベル賞受賞者などの講演者を招き、東京国際フォーラムで2月26日(日)に開催されたものです。

このイベントは、2012年から毎年スウェーデンで開催される一般向けの公開シンポジウムである「Nobel Week Dialogue」の「日本版」であり、日本での開催は2015年3月1日に続き、2回目だそうです。今回のテーマは「知の未来~人類の知が切り拓く人工知能と未来社会~」と題したもので、先着順で1000人までの参加が可能だということでしたが、定員に達したのか、参加登録は早々に締め切られていました。

日本人を貶める中央日報

私はこのイベントが、日本国民の知的好奇心の高さを示すものであると考えています。ところが、某隣国のメディアの手に係ると、このイベントが「日本がノーベル賞を受賞するためのロビー活動」ということにされてしまうようです。

韓経:日本の積極的なノーベル賞外交(2017年03月02日10時37分付 中央日報日本語版より)

この記事から、問題の下りを抜粋してみます。

この行事が日本で開催されたのは2015年に続いて2回目となる。スウェーデン以外では日本で唯一開かれている。ノーベル財団は当初、ノーベル賞受賞者を25人も輩出した日本のほか、韓国やシンガポールにも行事の開催を提案した。しかし最初に手をあげたのが日本だった。ノーベル財団が主催する大規模な行事を日本が招致した背景には、ノーベル賞を主管するスウェーデン科学界に対する広報の目的があるというのが、専門家らの分析だ。日本学術振興会の関係者は「我々はまだ日本の科学者を知らせることがかなり不足していると感じている」と話した。

兪ウク濬(ユ・ウクジュン)韓国科学技術翰林院総括副院長(KAIST名誉教授)は「科学界では今後5年間ノーベル賞を受ける科学者の列ができているという話がある」とし「この3年間に日本の科学者の受賞が急増したのは、科学者の業績のほかにも日本政府と学界の支援もあったはず」と述べた。日本学術振興会の安西祐一郎理事長は閉幕式で「隔年で開催されてきた行事を来年も開く」と発表した。」(※太字下線は引用者による加工)

つまり、日本人のノーベル賞の受賞も、日本政府と学会によるロビー活動のおかげだ、と言いたいのでしょう。

ノーベル賞自体を目的にする愚

この中央日報の分析は、二重の意味で間違っています。

一つは、日本人のノーベル賞受賞が、日本政府によるロビー活動である、という下りです。中央日報自身が指摘している通り、この手のイベントを開くと、日本人が押し寄せるわけですから、今回のイベントも、日本人の知的好奇心の強さを示すものであって、これを「ノーベル賞を取るためのロビー活動だ」と見るのは大きく間違っています。

そして、もう一つ、より重要な点は、「ロビー活動すればノーベル賞が取れる」という、誤った認識が定着することです。韓国メディアを眺めていると、この手の主張がよく提起されるのですが、そもそも論として、こうした認識は誤っています。こうした誤った認識に基づき、韓国は「韓国人のノーベル賞受賞者がいないことはロビー活動が足りないからだ」と勘違いし、今後、よりいっそう、韓国政府による「ノーベル賞ロビー活動」(?)と「日本人ノーベル賞受賞への妨害活動」が強化される可能性には十分な注意が必要でしょう。

明日の予告:BPOについて

明日の当ウェブサイトでは、「怪しい組織・BPO」について議論してみたいと思います。BPOとは「放送倫理・番組向上機構」の略ですが、調べれば調べるほど、この組織がNHKや民放などの放送業界の既得権益を守るための組織であるようにしか見えないからです。どうかご期待ください。

読者コメント一覧

  1. めがねのおやじ より:

    まったく的外れなユ教授の見解で、これが韓国・朝鮮民族の一般的な考え方なんでしょう、本当に歪んでます。日本はコツコツ努力する事、一生をかけて愚直に研鑽する事を厭いません。それが評価されたりします。隣国は短気で、白か黒か直ぐ結果を求める。だから博打好き(笑)。実より見栄え重視で深みがない。一年中ノーベル賞の取り方を考えてるが、これでは絶対受賞できない。ノミネートもされない。ロビー活動などと、芸能の下賤な賞レースではありません。少しは日本に学べば良いものの、反日では未来永劫無理です。

    1. Shinjukuacc より:

      いつもコメントありがとうございます。
      タイトルに「ノーベル症」と打ち込んでいますが、これは「誤植」ではございません(笑)
      引き続きご愛読を賜ると幸いです。

  2. 湘南波太郎 より:

    広報すること自体は悪いことじゃないと思うけどね。
    田中耕一さんの受賞が決まった時に、「誰っ!?」ってなったし。

    国外、国内問わず、素晴らしい研究や発見・発明は、みんなに知らせてほしい。

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