【夕刊】アメリカは文在寅を「泳がせている」のか?

報道によれば、韓国は本日から2日間の日程で、国家安保室長らを北朝鮮に特使として派遣するそうです。こうした報道に接して、どうも腑に落ちないのは、米国が韓国と文在寅(ぶん・ざいいん)政権を、わざと泳がせている気がしてならない点にあります。

文在寅氏は「工作員」なのか?

対南工作員としては歴代で最も優秀

昨日は終日、出掛けていたのですが、自宅に戻って確認したところ、仰天するようなニュースを見つけました。

South Korean Officials to Visit Pyongyang for Talks(米国時間2018/03/04(日) 01:20付=日本時間2018/03/04(日) 14:20付 WSJオンラインより)
大統領安保室長ら、5日訪朝 韓国の特使を発表/情報機関トップも 金正恩氏に米朝対話働きかけへ(2018/3/4 14:30付 日本経済新聞電子版より)

すでにWSJをはじめとする複数のメディアに報じられていますが、韓国(South Korea=南朝鮮)は昨日、月曜日(つまり本日)から2日間の日程で、韓国大統領府の鄭義溶(てい・ぎよう、Chung Eui-yongチュング・エウイ・ヨング)国家安保室長(the head of the South’s National Security Council)、徐薫(じょ・くん、Suh Hoonスー・ホオン)国家情報院長(Seoul’s top intelligence official)らを北朝鮮に核開発問題の特使として派遣すると発表しました。また、日経電子版によると、訪問団には千海成(せん・かいせい)統一次官も含まれているそうです。

当ウェブサイトでは以前も紹介したとおり、現在の韓国では、謎の「運転席」理論が得意げに語られています(『理解に苦しむ韓国の「運転席」理論』参照)。そして、文在寅(ぶん・ざいいん)氏自身も、自分自身が「朝鮮半島問題の運転席に座っている」と勘違いしているのではないでしょうか?

ただ、今回の動きは、2つの意味で極めて危険です。

1つ目は、北朝鮮に対して核放棄を促そうとしている国際社会の団結を、韓国が乱している、という点です。日本、米国という「海洋同盟諸国」が、中国やロシアを説得して、何とか北朝鮮制裁の国連安保理決議に漕ぎ着けたにも関わらず、それを米韓同盟の片割れである韓国が引っ掻き回しているからです。

それだけではありません。2つ目は、こうした動きが韓国自身にとっても非常に大きなリスクを招いているという点です。米国は現在、韓国に対して「報復関税」というジャブを放とうとしていますが、これについて私は、「不公正貿易に対する制裁」に名を借りた、事実上の「セカンダリー制裁」だと見ています(『【夕刊】セカンダリー制裁で韓国経済破綻?』参照)。

つまり、文在寅氏が行っている行為とは、自由主義陣営を引っ掻き回し、団結を損ね、韓国の国力を後退させようとするものにほかなりません。その意味で私には、文在寅氏は「北朝鮮が送り込んだ対南工作員」としては、歴代でもっとも優秀な人物ではないかとすら思えてならないのです。

米国は文在寅政権を「泳がせている」?

ただ、「韓国ごとき」が朝鮮半島核開発問題の「運転席」に座ることを、米国(や日本)が認めるとも思えません。実際、米国側の報道発表などを読んでも、「前のめり」になる韓国に対し、米国側の反応があまりにもそっけない(あるいは冷淡である)ことに気付きます。

いや、もう少し正確に申し上げれば、米韓両国政府の発表内容に、大きな齟齬が生じています。たとえば韓国大統領府はホワイトハウス側の発表内容にないことを、勝手に発表したりしています。その典型的な例は、今月初旬の両国大統領の電話会談に関する報道発表でしょう。

Readout of President Donald J. Trump’s Call with President Moon Jae-in of the Republic of Korea(2018/03/01付 ホワイトハウスウェブサイトより)
文大統領、トランプ大統領に「対北特使を派遣」(2018年03月02日07時42分付 中央日報日本語版より)

2つの記事を読むと、米国側は

北朝鮮とのいかなる対話も、完全で検証可能で不可逆的な非核化という、明確で譲れない目標を達成するためでなければならないとの認識で一致した

とあるのに対し、韓国側は

両国首脳は南北対話のモメンタムを維持し、韓半島の非核化に向けた努力を継続することで合意した

とあり、両者はまったく内容が異なります。また、韓国側が発表した

米韓首脳は今後行われる南北対話の進展についても緊密に協議していくことにした

という下りについては、ホワイトハウス側の報道発表には含まれていません(ただし、細かい内容については『【夕刊】またウソをついた韓国大統領府』でも紹介したので、ここでは繰り返しません)。

つまり、「自分たちが『運転席』に座っている!」と興奮する韓国に対し、米国側は、もはや韓国を説得する努力すら放棄しているようにも見受けられるのです。「興奮している韓国・文在寅政権を、米国が『泳がせている』状況」だと表現すれば良いでしょうか。

米韓関係は、これからどこに行くのか?

では、なぜ米国は、文在寅政権を「泳がせている」のでしょうか?

考えられる理由としては、いずれも確証はないものの、やはり2つほどの可能性を思いつきます。

1つ目の可能性は、トランプ政権内の意思の不疎通やトランプ氏自身の「迷い」です。以前から当ウェブサイトでは議論してきたのですが、どうも米国は、北朝鮮攻撃をやろうと思えばできた、最高のタイミングを、わざわざ逃してしまった節があります。

たとえば、昨年12月中旬から下旬にかけての時期は、米軍が北朝鮮に軍事攻撃を掛けるうえで最も適したタイミングでしたし(『12月18日が晴天ならば北朝鮮奇襲か?』参照)、今年に入り「鼻血作戦」などの具体的戦略も出て来ましたが(『【夕刊】アメリカ合衆国との関係を終わらせつつある韓国』参照)、実際には米軍は現在に至るまで、軍事攻撃を行っていません。

このことから私は、トランプ氏が何らかの理由で、北朝鮮に攻撃を行うことを躊躇しているのではないかと考えているのです(確証はありませんが…)。

ただ、考えられる可能性は、それだけではありません。

2つ目の可能性とは、米国の「転んでもタダでは起きない」という性質です。韓国・文在寅政権の行動が北朝鮮の核開発のリスクを最大化していることは、もはやだれの目にも明らかですが、あえて韓国をこのまま泳がせ、北朝鮮の警戒心を解こうとしている、という可能性です。

昨年からの国連安保理決議により、北朝鮮では徐々に資源を締め上げられ、国民経済が苦しくなっていることは間違いありません。そんな北朝鮮が事態の打開のために、「国際社会の対北朝鮮連携で一番弱い部分」である韓国を突くのは、ある意味で予想されていることでもあります。

そこで、米国はわざと韓国を泳がせ、何らかのトラップを仕掛けている、という可能性に行き当たるのです。ただ、この可能性にしても、確証どころか合理的な根拠もないので、今のところは「そういう可能性があると思う」と申し上げることしかできませんが…。

根拠のある言論を心がけたい

ところで、私自身の事情を申し上げれば、私は一介のビジネスマンであり、外交官でもなければジャーナリストでもありません。政府高官から直接、話を聞くような立場にはなく、あくまでも「発表されたもの」「公(おおやけ)になった事実」をベースに議論することしかできません。

米韓関係についてもまったく同様であり、自分なりに集めた情報と、自分なりの考察を加えて、1つの記事に仕立てているだけです。土曜日に掲載した『平昌五輪で米国が副大統領を送り込んだ理由』もこうした記事の1つですが、この中で非常に気になるコメントがあったので取り上げておきます。

それは、匿名の方から頂いた次のコメントです。

管理人さんが誤解されている様ですが、韓国は米国の日本牽制用の駒ですよ。

日米半導体交渉の落とし所に、韓国を利用して日本の産業を潰しに掛かっています。

またベトナム戦争以来、アジアで戦争が起きた場合、同盟国軍を直接指揮権を持って動かせるのは韓国だけです。日本は平和憲法のため他国への戦闘部隊の派遣は、PKOを除いて、戦争のためには不可能です。

アメリカは、韓国を失って日本だけが自国陣営に居るのは都合が悪いと考えている筈です。

また第二次世界大戦後(たぶんヤルタ会談あたりで)日本敗戦後の統治を協議したと思いますが、日本はアメリカが進駐するが、それ以外の地域については処理が空白です。例えば、日本の本州、九州、四国、北海道の分割統治案などありましたが、朝鮮半島の所属については案があったようではないです。

中国、ソ連、アメリカとも満州、朝鮮半島からの日本軍の撤退を待って、朝鮮民族を利用した戦利品獲得競争をした訳で、朝鮮戦争と相俟って、中国・ロシア・アメリカの核心的利益に属すると考えます。

故に今回も結末は朝鮮民族が関与出来ない形で終結するのではないでしょうか。」(原文ママ)

コメントを頂くことは非常に嬉しく、有難い限りですし、時として当ウェブサイトの議論に対して、「議論が甘い」といった厳しいお叱りを頂くのは大歓迎です。しかし、拝領したコメントについて、敢えて厳しいことを申し上げれば、ご高説のわりには、次の点については根拠薄弱です。

  • 「韓国は米国の日本牽制用の駒だ」
  • 「アメリカは、韓国を失って日本だけが自国陣営に居るのは都合が悪いと考えているはずだ」

コメント主さんは外交ルートで米国の高官が「韓国は米国の日本牽制用の駒だ」「日本だけが自国陣営に居るのは都合が悪い」と語ったのを確認されたのでしょうか?それとも何か合理的な根拠があって、そう考えていらっしゃるのでしょうか?

あえて無理やりこじつければ、韓国がことあるごとに日本を糾弾することが、米国にとっては「同盟国同士がくっついて米国に刃向うリスク」を減らしている、と言えなくもありません。また、陰謀論的な立場から、「米国が日韓関係の悪化を煽っている」という主張を目にすることがないわけでもありません。

しかし、当ウェブサイトも月間で10万を超えるページビュー(PV)を頂く、ちょっとした言論空間として機能し始めています。さまざまな方に、さまざまな立場から、さまざまなコメントを書き込んでいただくことができるわけであり、この方針を変えるつもりは一切ありません。

そうであるならば、少し気になったコメントについては、本文で取り上げ、必要に応じて反論させていただくということも必要になるのです。

もちろん、私自身も「合理的根拠はないがこう思う」、といった言説を述べることは多々ありますし(上でそのように主張したばかりです)、そうすることを否定するつもりもありません。しかし、議論をするならできるだけ根拠を示し、根拠がないのなら断言を避けるなどの姿勢が重要です。

以上、自戒も込めて、根拠なしに自信満々で断定することについては控えたいものだと申し上げておきたいと思います。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. めがねのおやじ より:

    < 本日も夕刊配信、ありがとうございます。
    < 私も実は匿名さんのコメントが気になっていたのですが、誰方も発言無かったので見すごしてました。まあいいかと。しかし、新宿会計士様が言われている事が全く正しいです。『韓国は米軍の日本牽制の駒です』との言い草、何もご存知ない、無知な方の発言ですわ。ヤルタ会談?何故日本が出てくるのですか。あれは対独の戦後処理について話し合っただけ。日本の『に』の字も出ていません。そんな余裕、連合国にありますかいな(笑)。そりゃ内々ではあったかもしれないが、本土決戦辞さずの日本が必死で戦っているのに、日本の戦後解体まで、誰が言ったんですか。ルーズベルト?トルーマン?スターリン?チャーチル?証拠は?戦後73年、米国に重要証文があるなら、もうとっくに公開してるでしょう。
    < 日本の統治について、大戦終了直前にポツダムで実質分割統治(米、露、蘭、英等、中は戦時中。どちらが勝つか分からない状況)の話は出てソ連が千島、樺太、北海道と東北一部くれ、と言ったが米国は頑なに拒んだ。米軍が敗戦を早め、迅速に進駐した。北海道の一部にまでソ連は乱入したが、米軍に撤退迫られた。GHQは、日本が二度と自由主義国に歯向かえないよう、徹底的に平和教育を叩き込んだ。火銃を取り上げた。この辺までは常識ですね。大丈夫ですか(笑)。ご指摘の日本の、対米の勢力を擦り減らす為、韓国を駒にしたなど笑止千万。寝言ですか?
    < 朝鮮はその頃から1965年迄、最貧国です。朝鮮動乱で更に貧しくなった。まだ北の方が工業鉱業は発展、生活水準も上でした。韓国など米国に、ほぼ無償供与で護って貰い、日本からは莫大な戦前に遺してきたインフラ、無償有償の賠償金でやっと独り立ちしそうになった国。65年の基本条約で韓国の国家予算3年分を日本は払ったんだ。北の分もくれ、と朴が言うので、それも含めて。対日の駒というより、米国は大国になった日本に、ある程度任せたんですよ。ここが極東の絶対防御ラインだと。死守せねば、サイパン、ウェーキ、ハワイまで赤軍が来る。その頃キューバが起き、ベトナム戦争も始まっていたから半島ばかり対応出来なかったのです。
    < ところが92年中韓国交締結から、徐々に韓国は親中になり、天秤にかけるようになった。日本にはタカル、卑日、侮日、反日で何らかの物品資産を取る、言質を取る、愚民には『イルボンが頭下げて来たから貰ってやったニダ』とガス抜きする。米国は知らん顔してた時もあるが、韓国をたしなめた事も、日本に配慮するよう求めた事もあります。でも『駒』じゃない。一番アジアで信頼されてるのは日本だ。いや、それ以外でマトモに話し合える東洋の国って、ぶっちゃけ今も無いでしょ。貴方の考えなら、もし日本が頼りない隣国みたいな存在なら、米国はどうしますか?更に駐留強化するか経済も発展しないよう、制裁しますよ。あるいはもっと早くずっと前に半島に軍事介入しているでしょう。日本に頼れない、と。それよりも、日韓が睨み合っている状況は、米国にとって一番マズイんです、対中、露を考えれば。更に『韓国が抜けて同盟が日本だけになるのは米国に都合が悪い』とはどういう意味で?確かに半島南を失うのは日本も米国もメチャクチャ痛い。地政学的にね。本当は38度線でラインを維持したい。でも、敵対行為してる国に油断出来ますか、情報渡せますか、防衛する理由がありますか?コメントする前に、下書きしてよーく考えて打ち込んでくださいな。勉強不足。ここのコメ欄にはちょっとハードルが高すぎるのではないですか。
    < 失礼します。

    1. 歴史好きの軍国主義者 より:

      管理人様、いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。
      また、めがねのおやじ様にはいつも記事に対するウィット及び管理人様への尊敬のこもったコメントを楽しく読まさせていただいております。

      >『韓国は米国(←こちらが本位と思いますので管理人様記載の文どおり米軍→米国に修正しております)の日本牽制の駒です』との言い草、何もご存知ない、無知な方の発言ですわ。

      当方は根拠薄弱であると管理人様が指摘した内容に関してですが、以下記載の
      ①に関しては「当方は①に賛意である」との意見とともに根拠を記述し俎上に載せた上で皆様の判断を仰ぎたいと思います。
      もしかするとめがねのおやじ様と当方は管理人様の投げ込んだ釣り針に見事に引っかかったのかも知れません(笑)。

      -ここから管理人様記事の引用(整理用に番号振っています)
      ①「韓国は米国の日本牽制用の駒だ」
      ②「アメリカは、韓国を失って日本だけが自国陣営に居るのは都合が悪いと考えているはずだ」
      -ここまで

      ②は根拠薄弱に対して当方も管理人様に同意見ですのでそれでおしまいです。(笑)
      さて当方が賛成する①ですが、アメリカと朝鮮半島の関係に対し、常に日米関係を絡めた形の下劣な駄文にてコメントしている当方としては、匿名様に代わって根拠を出して妥当か管理人様及び読者の皆様に判断をいただけと取りました。
      こんな考えもあるんだなの思いひとつゲットを目標に無知なりにがんばります!(目標低!)

      戦前の話にいきなり飛びますが、欧米の多くの植民地支配構造では現地人を支配するのに本国の人間が直接支配を行いません。
      必ず自分の意向に沿った(正しくは沿わせた)別組織をワンクッション入れます。
      例を挙げるなら、マレーシアやインドネシアの華僑、ミャンマーのインド人、中南米のメスチーソ等です。
      インドは異教徒イギリスが異教徒を使って統治しました。
      これを間接統治といいます。
      ここでわが国の戦後史に戻ります。

      さてわが国日本ですが、韓国及び北朝鮮国籍の方に対して優遇しています。事の是非は問いません。主観的事実の指摘にとどめます。
      ・戦後日本国籍のない状態で日本国の土地占拠を許し、彼らの所有物にすることを黙認したこと。
      ・資格がなくても日本の社会保障の利用を許容し、実際に使用させたこと。
      ・犯罪を犯したものは通常刑執行後は滞在資格を失い、「国籍保有国にお帰り願うのにしないこと」
       これは前科1犯以上の「再犯者にも適用」されます。
      ・なんといってもこういった特権を放置していること。

      アメリカの日本関係の戦後史も見ますね。
      ・日本海を渡る密航者で朝鮮半島の人間を選択的に黙認したこと。(同じことが無差別にできるなら「在日ソ連人が万の単位で発生」し、日本は彼らによる赤化革命かその危機があったはずです。)
      ・マッカーサーラインの設置を竹島を日本に含めない形で設置したこと。
      ・竹島の韓国による武力併合を黙認したこと。

      妄言まで言ってしまうと在日半島人さまのもつ特権保持の放棄はどこかの国の以降を忖度してできないのではと思ってしまいます。

      これらを総合してみると・・・・。以下は当方の妄想でしょうか?

      ・明らかにアメリカは日本の間接統治用の組織として、皇室、日本政府の次くらいの優先候補として保持しています。
      ・南北どちらか又は双方が崩壊した場合のアメリカの間接統治(傀儡でもいいです)の候補として
       日本国内の在日朝鮮半島人の社会を保持している。理由は崩壊した本国よりはるかに在日朝鮮半島人はアメリカ型資本主義社会に触れているからです。

      こういった見方に基づき、当方は匿名様の「韓国は米国の日本牽制用の駒だ」の一文に強く賛意を表します。
      あくまでも主観的意見ですので意見を変える必要はございませんが、論議に誤りなどがあれば指摘いただければ幸いです。
      皆様の知的好奇心の刺激になれば。
      ご拝読ありがとうございました。
      長文失礼しました。

      1. めがねのおやじ より:

        < 歴史好きの軍国主義者様
        < コメント拝見しました。まー私にまで配慮いただき、「管理人様への尊敬のこもったコメント」なんて、ありがとうございます。本当にその通りで、仕事もせずコメントしております(笑)。←暇人。会計士様へは尊敬してます。
        < 韓国は『使い勝手のいい駒』という事でしょうか。確かにもし、戦後しばらくして日本が徐々に中華やロシアになびいて、米国を袖にしてたら米国は面白くないどころか報復に出てたでしょう。太平洋西半分が敵対国だと。或いは今、英国あたりが日本に関心寄せてますが、何十年も前にもっと露骨に日本から英国欧州にアプローチしてたら、米国は怒るでしょうね。「あさっての方、向くな」と。そういう意味ではテキトーに小爆発して日本に致命的な被害を及ぼさない程度のチンピラ国です。
        < しかし、度をわきまえなさい、と日本人他米国人もその他悪3か国以外は皆、感じるようになりました。なぜ日本にだけ?と。散々尻拭きさせられたが、もう日本国民の総意として、対韓国対北朝鮮方針は冷徹になりました。もう変わらないでしょう。朝鮮半島が赤化しようが、属国になろうが関知しない。でも防衛はするよ、自由主義国だよ、ではないでしょうか。
        < 失礼します。

        1. 歴史好きの軍国主義者 より:

          8めがねのおやじ様

          当方の駄文にコメントありがとうございます。
          いただいたコメントは読みましたが大いに賛同できるよい文章と思います。
          特に最初の出だしですね。

          >韓国は『使い勝手のいい駒』という事でしょうか。

          そのとおりと思います。
          このブログはまがねのおやじさまをはじめ皆様知的水準が高いと思います。
          自分と違う意見でもはっとするものがあるのですよね。

  2. 匿名 より:

    会計士様へ
    「根拠のある言論を心がけたい」とありますが、そのための努力はされていますか?
    というのも2/25の『「嘘の新聞」とは、もしかしなくても「朝日新聞」です』にて『そして、極端な話、新聞部門は赤字であっても構いません。不動産部門で黒字を叩き出していれば、「不動産のアセット・マネジメント会社が新聞も発行している」、という状況になっても良いのです。』の真意をコメントで尋ねたにもかかわらず綺麗にスルーされてましたよね?
    荒しのコメントならスルーされて当然ですが、本文中の説明不足ではないかと思った部分の真意を問うコメントにもかかわらずです。
    質問に対し根拠を提示していないではないですか。

    1. めがねのおやじ より:

      < 匿名様
      < コメント拝見しました。いちいち会計士様が意見なり反論なり反応を示す必要などないです。フツーはスルーでしょう。相手にして貰えなかったからか?幼稚やな(笑)。

      1. ななしさん より:

        同感!

    2. ななしさん より:

      もしかしてブログ本文にある、根拠のないコメントを打った本人かな?

      >というのも2/25の『「嘘の新聞」とは、もしかしなくても「朝日新聞」です』にて『そして、極端な話、新聞部門は赤字であっても構いません。不動産部門で黒字を叩き出していれば、「不動産のアセット・マネジメント会社が新聞も発行している」、という状況になっても良いのです。』の真意をコメントで尋ねたにもかかわらず綺麗にスルーされてましたよね?

      あー、そのコメントなら読んだけど、俺っちもセンスねーコメントだなーって思って読んでいたら、たしか2、3人くらいから反論コメントついてたんじゃなかったっけ?ブログ主本人に説明を求めるより先に、まずは他のコメント主に対してお礼しようぜ?つか、もうちょっと勉強してからコメントしようよ。

    3. 野武士 より:

      <不動産部門で黒字を叩き出していれば、「不動産のアセット・マネジメント会社が新聞も発行している」、>とは、

      朝日新聞という新聞社は、
      多くの読者からの信頼を失い、新聞社としては赤字であったとしても、
      反日、捏造新聞としての活動が継続できればいいのであろうか?
      という朝日新聞に対するブログ主様の強烈な皮肉として、
      拙者は受け止めました。

      1. むるむる より:

        ああなるほど、朝日新聞などのプロパカンダ垂れ流す機関が存続し続けて貰えればいいだけで利益を目的にしていなければなんとかなるって言う事ですか。
        盲点でしたが割といい線いってると思います。報道機関の経営者や重役に天下り先や金を握らせれば会社が潰れるまで馬鹿してくれますもんね。会社の意思決定機関は集約されていて狙い所ですから完全に機関紙として存続させるのであれば今のままでも問題ないのか。

        ありがとうございました

    4. 新宿会計士 より:

      匿名のコメント主 様

      平素よりウェブサイトのご愛読、ならびにコメントを賜り、大変ありがとうございます。

      今回のコメントは、ウェブサイトの「根拠のある言論を心がけたい」の下りに対するお叱りと受け止めました。まずは自戒を込めて、根拠のある言論を心がけるように努力したいと思います。

      さて、「極端な話、新聞部門は赤字であっても構いません。不動産部門で黒字を叩き出していれば、「不動産のアセット・マネジメント会社が新聞も発行している」、という状況になっても良いのです。」の下りに関しましては、その文章どおりに読んで下さい。

      そこで、逆にお伺いしたいのですが、当初拝領したコメントにあった、「収益を上げることこそが企業としての至上命題であり、負債部門は切られるものではないでしょうか。」の箇所につきましては、いったい何を根拠にそうお考えになられたのでしょうか?

      わが国の場合、赤字部門、黒字部門などを抱えている企業など、世の中にいくらでもあります。儲かっている企業が赤字覚悟でコーポレート・サービス部門を子会社化している事例もあります。さらに、コーポレート・ガバナンス・コード( http://www.jpx.co.jp/equities/listing/cg/tvdivq0000008jdy-att/code.pdf )をお読みになればわかると思いますが、「企業は収益を上げることこそが至上命題である」とする考え方は、少なくともわが国の上場企業におけるスタンダードとは思えません。

      なお、たしかに会社法の議論によれば、会社とはそもそも、対外的活動により利益を稼得し、得た利益を株主・社員(※)に分配することを目的に成立する組織です(いわゆる「営利社団法人」論)。しかし、だからといって、学説上も実務上も、会社が「直接的な利益につながらない行為」を行うことを否定するものではありません。

      (※なお、会社法でいう「社員」とは、「従業員」の意味ではありません。詳しくは専門書でどうぞ。)

      ましてや、非上場企業の場合、「金持ちの道楽」ではありませんが、「不動産事業できちんと儲けていて、その儲けの範囲内で、プロパガンダ新聞を発行する」という形であっても、株主や会社債権者が納得すれば、まったく問題になりません。キャッシュ・フローが続く限り、そうすればよいだけの話です。

      以上、コーポレート・ガバナンスとキャッシュ・フローの議論につきましては、ウェブサイト本文で当面、取り上げる予定はありませんので、こちらの読者コメント欄をお借りして反論させていただきました。

      引き続き当ウェブサイトのご愛読ならびにお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

      1. めがねのおやじ より:

        < 3度目のコメント失礼します。
        < 匿名様
        < ほら、見たことか。「新宿会計士」様、本気の戦闘モードやで。『収益を上げることが会社の至上命題』なんて、昭和の時代じゃないよ。実務したことありますか(笑)。全部が利益追求って、建前はそうかもしれん。でも企業経営上いろんな状況は、あるわけでしょ?そんな事を会計士様に出すなんて、正直、あの日は驚きでした。もっと社会に参画して多様な眼を養う事。40年近く実務に従事した者からの進言ですわ。
        < 失礼します。

    5. 歴史好きの軍国主義者 より:

      匿名様
      歴史好きの軍国主義者です。

      >①「韓国は米国の日本牽制用の駒だ」
      >②「アメリカは、韓国を失って日本だけが自国陣営に居るのは都合が悪いと考えているはずだ」

      とのコメントをされた方と同一人物様である前提でコメントします。
      まずはリアクションが来た事は「よい事、喜ぶべきこと」では無いでしょうか。

      管理人様がかかれたように、きちんと根拠を述べれば良いのです。

      現に当方は賛同できることに対しては、微力ながら駄文にて①の意見に対し賛同したうえでコメント内で根拠を述べました。

      管理人様の記事へのコメントはしばらくして同様の記事が出たときにさりげなく記事の中に反映されていることが多々あります。当方より知識レベルがはるかに高い方のコメントも例外ではありません。

      まあ月間PV10万以上の方の批判に耐えるため裏取りが必要なものもあるでしょうし、記事における文章の流れで触れられないこともあります。

      少しばかり、長い目で見て上げられませんでしょうか。

      後、最後にお願いですがリアクション来そうな内容のコメントを書く場合、HNをつけてコメントをあげていただければありがたいです。

      たぶん重複や捨てHNも可能な仕様になっていそうですが、匿名様と呼ぶよりはHNで呼ぶほうが良いと思いますので。

      以上です。長文失礼しました。

    6. 新宿会計士 より:

      追伸です。

      当ウェブサイトは、批判的なコメントについても歓迎しております。場合によってはコメントに反論するかもしれませんし、「綺麗にスルー」するかもしれませんが、それでも当ウェブサイトに批判的であるという理由で削除することは絶対にしません(ただし、ウィルスサイト等への誘導コメント、記事と関係のない宣伝コメント、その他のスパムコメントについては削除します)。

      どうか今後ともお気軽にコメントを賜りますと幸いです。
      読者コメント欄のお目汚し、大変失礼しました。

    7. ななし より:

      甘いっつーか優しいね、ここの管理人さんは。元のコメント主、構ってちゃんかよって思ったけど、ブログ主が本気で反論してくるって凄いな。さすが会計の専門家らしいね。俺っちには書かれている内容の半分も理解できないけど、会社が利益一本槍じゃねーってことはよくわかったよ。匿名さん、どうだい?満足した?

  3. 宇宙戦士バルディオス より:

     この情報を見ると↓
    『米軍が朝鮮半島有事想定の秘密図上演習 米紙報道』
    https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180301/mcb1803012251033-n1.htm
    >米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は2月28日、北朝鮮核問題をめぐる外交努力が失敗した際に備えて、米軍が先週、朝鮮半島有事を想定した秘密の図上演習をハワイで実施していたと報じた。米朝の軍事衝突後、最初の数日間だけで約1万人の米国人が戦闘で負傷し、民間人の死傷者は最大数十万人に上る可能性もあると推計した。

    「秘密の図上演習」といいつつ、全然秘密にしていませんが、上記の情報が正しければ、アメリカ軍の最高首脳部が参加して実施しているところを見ると、既にアメリカは本気になっていると考えられます。あるいは、本気の姿勢を見せて、北朝鮮の出方(つまり妥協)を待っているのかも知れない。
     但し、まだ秒読みには至っていないと思われます。アメリカが本気で北朝鮮を叩くのであれば、従来北の宗主国面をして来た中国は、黙ってみていることはできず、最低限中朝国境付近、あるいはアメリカ軍より先に首都平壌を制圧しようとするでしょう(中朝国境から、平壌への進攻は機械化部隊なら一日程度で可能)。現在のところ、去年の秋から北朝鮮と国境を接する地域にある人民解放軍北部戦区に大きな動きがないので、少なくとも中国は、アメリカが直ちに北朝鮮へのサージカルストライクに踏み切るとは、考えていない、その情報を得ていないということでしょう。
     どうなるかは分かりませんが、アメリカ太平洋軍と人民解放軍の動きを注視することで、情勢がどちらに動くかが分かります。

  4. きゃん より:

    夕刊拝読いたしました。「韓国は米国の日本牽制用の駒~」コメントについては、私もオンタイムで拝読しました。自身の不勉強もあって「そのような見方もあるのか」くらいの所感でしたが、こうして会計士様や読者の方々に解説いただいた事で大変勉強になりました。これからの執筆にも期待しております。

  5. 歴史好きの軍国主義者 より:

    めがねのおやじ様
    読み直したら、めがねのおやじ様の名前を間違えている(平謝)
    それも2箇所も(再謝)
    本当に申し訳ありません。
    よろしければコメントしたときは相手してください。

    1. めがねのおやじ より:

      < 歴史好きの軍国主義者様
      < 了解致しました。宜しくお願いします。
      < 私が思うに、『匿名』さんが、新宿会計士様は皆さんコメント下さい、と仰いますが高レベル放射能汚染の方が多いですね。ネームぐらい付けたらいいのに、と思います。酷い自論でたぶん、普段物事を整理して考えたり、キーボードではなく文字を書いた事無いような人(私もペンを取る機会は凄く減り、変換ばかりに頼って熟語が出て来なくなりました)。『匿名』さんはメーター振り切ってる方が多い。あまりヘンなのは、突っ込み入れてます。
      < 失礼します。

  6. むるむる より:

    だいぶ炎上してましたが落ち着いて来たので持論を。
    私も韓国は米国の駒として日本牽制用に使われていたって言うのには同意しますが、今現在では中国の台頭と野心が尋常でない事から日本牽制用としての駒の役割は大方消えたのではないかと思います。

    ただスパイしたり情報収集する手段と方法、視点は複数あった方がより明確な解が出てくる事が多いのでその辺を利用し続ける為に在日組織の朝鮮総連除去を米国が要求しない理由ではないでしょうか?
    ただこの辺はスパイ天国な日本ですから米国だけでなく色々な国の思惑も働いていると思います。

    あと匿名様の内容には自分結構賛同できる所が多いし盲点を突いてくる所も好きなので、今後もコメントし続けて貰えると嬉しいです。自分の様な視野が狭い人間では中々持論を突き通すことができないのでコメントを読んでいて凄いなぁと思います。では駄文失礼しました。

  7. なでしこ より:

    アメリカの動向について、先日来気になっていることがあります。
    ペンス副大統領が2月22日にメリーランドで行った演説が、北鮮に対して「核放棄以外の」オプションを示しているように聞こえるからです。

    NHKのサイトより(この中の2018年2月23日の部分です)
    https://www3.nhk.or.jp/news/special/northkorea_provocation/
    >「北朝鮮がアメリカと同盟国を脅かすのをやめるか、核と弾道ミサイルを放棄するまでは、われわれは強い姿勢をとり続けていく」と述べ、

    NHK以外の国内メディアでこれを報じているところは見つけられず、NHKのトバシかとも思いましたが、当日の動画で確認したところ確かにペンスさんはそう言っています。
    https://www.youtube.com/watch?v=QBC6fjImK08
    (14:30からが北鮮絡み、16:35からが該当部分です)
    >And we will keep standing strong until North Korea stops threatening our country, our allies or until they abandon their nuclear and ballistic missiles once and for all.

    NHKの訳の通りとすれば、これはわりと重大な方針転換かと思うのですが、後追いメディアが無いのも不思議です。
    とにかく、アメリカが土壇場で日和らないでくれることを願っています。

    1. むるむる より:

      ぎゃあああああああマジかーーーーー
      態々ありがとうございました!

      もしも本当にそうなったらアメリカとの日米同盟がゴミにレベルになるんだけど解ってんのかね。
      少なくとも日本人のアメリカへの好感度はかなり下がるし信頼感にもヒビを入れるんでヤバいんだけど……

      所詮はアメリカは腑抜けの国家か、これじゃあ来たるべき中国との闘いも期待できないね……
      あーあいっつも損するのは日本かウンザリするなぁ、さっさと日本も核武装してどうぞ。(注:本当に日和ったらの話です

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