【夕刊】核より拉致:北朝鮮への軍事侵攻はあるのか?
いくつかのメディアの報道で、少し気になるものがありました。それは、北朝鮮の独裁者・金正恩(きん・しょうおん)の「片腕」と目されている金英哲(きん・えいてつ)が米国を訪問し、豪奢な晩餐会で歓待された、という報道です。
目次
和気藹々とした晩餐会の謎
金英哲を迎えた米国
北朝鮮の独裁者・金正恩(きん・しょうおん)の「片腕」と目される金英哲(きん・えいてつ)が、5月31日から米国を訪問しています。
North Korean ex-spy chief meets with Pompeo in New York(グリニッジ時間2018/05/31 2:50付=日本時間2018/05/31 11:50付 CNNより)
CNNによると、金英哲は6月12日に予定された米朝首脳会談に備え、マイク・ポンペオ米国務長官と会談するために米国を訪れたもので、水曜日の夜、ニューヨークの高層ビルの一室で、ポンペオ長官が主宰する晩餐会に招かれた、としています。
金英哲といえば、2010年の韓国艦「天安(てんあん)」の撃沈や延坪島(えんぴょうとう)への砲撃を立案し、指導したとされる人物です。このような人物が、よりにもよって米国への入国が認められたということ自体、驚きです。
CNNによると、晩餐会は「牛肉やとうもろこしなど、米国の伝統的なメニュー」が供され、また、ポンペオ氏が金英哲らに対し、ニューヨークの高層ビルからの景色を見せるなど、一見すると華やかで和やかな会談となりました。
同様のシーンは、韓国メディア『ハンギョレ新聞』も嬉々として報じています。
トランプ大統領、金英哲副委員長と面会予定…核心議題の妥結の可能性も(2018-06-01 07:53付 ハンギョレ新聞日本語版より)
ハンギョレ新聞の報道は、たとえばこういう具合です。
「二人は前日の夕方7時、マンハッタンの国連駐在米国次席大使の官邸で実務晩餐会を開いた。この建物は50階以上だが、国務省が90分間の晩餐の後に公開した複数の写真から、晩餐会場所もかなり高い階であることが分かる。写真にはポンペオ長官が金副委員長に窓の外を指し、何かを説明するような場面がある。陪席者を含めた4人がテーブルに座って明るい笑顔で乾杯する場面と、金副委員長とポンペオ長官の署名が入ったメニューの写真もある。米国側の陪席者には、先月9日にポンペオ長官と共に金正恩国務委員長と面会したアンドリュ―・キム中央情報局(CIA)コリア・ミッションセンター(KMC)長が目を引く。米国産牛肉ステーキにアイラ島のスコッチウィスキーを添えた食事を終えたポンペオ長官は、ツイッターに「すばらしい実務晩餐」だったという書き込みを掲載し、協議が順調だったことを覗わせた。」(※下線部は引用者による加工)
ハンギョレ新聞の論調を信じるならば、「すばらしい晩餐会」だったから「6月12日のシンガポールでの米朝首脳会談自体、成功裏に終わるに違いない」、といった期待が持てる内容だと言ってよいでしょう。
それだけではありません。ハンギョレ新聞によれば、金英哲は当初の1泊2日の予定だった米国滞在期間を伸ばし、ドナルド・J・トランプ大統領と面会することにもしたと報じています。
雰囲気の報道ばかりが先行する
ただ、ハンギョレ新聞自体、韓国の新聞でありながらも、報道スタンスは「親北、反日、反米」で一貫しており、その論調は、きわめて北朝鮮寄りです。北朝鮮関連の報道を巡っても、北朝鮮にとって好ましい情報は針小棒大に報じ、逆に都合が悪い情報は徹底的に無視する、という傾向があります。
ニューヨークのスカイラインが眺望できる豪奢なコンドミニアムの一室で、豪華な食事と絶景を楽しんだ、という姿は、非常に印象的であることは間違いありません。
また、ドナルド・トランプ米大統領はこの晩餐会の翌日、米国時間木曜日午前、「北朝鮮とのミーティングはうまくいった」とつぶやいています。
Very good meetings with North Korea.(2018/05/31 22:15付 ツイッターより)
Very good meetings with North Korea.
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年5月31日
しかし、会談から一両日が経過しているはずなのに、トランプ大統領と金英哲の会談がどのようなものだったのかについては、具体的な報道はほとんど出て来ていません。いわば、一連の報道からは、「米朝間の交渉は非常にうまくいっている」とする印象ばかりが植えつけられた形となっています。
ただ、普段は饒舌なトランプ氏が、わずか1行でツイートを終わらせている点は、非常に不自然ではありますが、この点は後述します。
豪華な食事で接待するのは簡単
では、現時点で米朝間において、何らかの具体的な合意なり、交渉なりが行われているのでしょうか?
米国が北朝鮮に一貫して求めているのは、核兵器、ミサイル、生物・化学兵器などの「CVID」です。このCVIDとは「完全な、検証可能な、かつ不可逆な方法での廃棄」(Complete, Verifiable and Irreversible Dismantlement)のことです。
ほかにも、トランプ大統領は日本の安倍晋三総理大臣に対し、日本人拉致事件の完全解決についても約束しています。つまり、米国側の「最低ライン」とは、北朝鮮が保有するすべての大量破壊兵器全部のCVIDと、日本が納得できる形での拉致事件の解決である、と見て良いでしょう。
一方、北朝鮮が米国に求めているのは、経済制裁の解除と金正恩体制の保証です。要するに、核・大量破壊兵器を奪われたあとになって、リビアのカダフィ大佐のように、無抵抗の状態に置かれて排除されるということを、金正恩は極端に恐れているのです。
ただ、この「体制保証」は簡単ではありません。金正恩の目から見れば、イラクでは核・大量破壊兵器を持っていなかったがために、サダム・フセイン大統領は倒されたし、リビアでは核放棄に応じて7年後にカダフィ大佐が倒された、と映るからです。
このため、「核を廃絶しても良いが、それはCVIDではなく、あくまでも段階的なものである」とするのが北朝鮮の一貫した立場であると見て良いでしょう。つまり、米朝首脳会談では、おそらく米朝の落差は埋まらないはずなのです。
このように考えていくならば、今回、ポンペオ長官が金英哲ら一行を無駄に豪華な晩餐会で接待した理由は、いわば、「めくらまし」のようなものではないでしょうか?
米国の真の意図とは?
金正恩が逃げる可能性は高い
ここから先は、別にトランプ大統領やその関係者から直接聞いたわけではなく、あくまでも私自身の推測に基づく議論です。
6月12日のシンガポールでの米朝首脳会談では、金正恩自身が姿を現さない可能性があります。その確率は50%、といったところでしょうか?その理由は、金正恩が「米朝首脳会談が予定されている間は、絶対に米国は攻撃して来ない」と信じているからだと思います。
極端な話、6月12日まで時間稼ぎをすれば、その分、核・ミサイルの発射能力は高まります。米国が北朝鮮に対する経済制裁を強化したとしても、開発した核・ミサイルなどを中東の「ならず者国家」やテロリスト集団らに高額で売りつけることに成功すれば、現金収入を得ることはできます。
また、米国や日本からの経済制裁を受けていたとしても、カネさえあれば、北朝鮮としては中国やロシアから必要な物資を密輸することで命脈を保つことはできます。つまり、北朝鮮にとっては、「米朝首脳会談」をエサに、時間稼ぎをすること自体が目的になっている可能性があるのです。
豪華な食事は金正恩を引きずり出すため
そして、米国政府もきちんと思考していれば、北朝鮮の狙いが「時間稼ぎそのもの」にあるという想像は働くでしょう。このため私は、米国が金英哲一行の訪米を受け入れた理由とは、6月12日にとにかく金正恩をシンガポールにまで引きずり出すためにある、と考えているのです。
米朝首脳会談に何とか持ち込むことが出来れば、米国の勝利です。別に金正恩との交渉を成功させる必要などありません。極端な話、全世界のメディアのテレビカメラが待ち構えている場所で、交渉の席を立って出てくれば良いのです。
すなわち、その場でトランプ氏が金正恩に対してCVIDと日本人拉致事件解決を迫り、その結果、交渉が決裂しても構いません。米国としては、「北朝鮮に対話を通じた核兵器のCVIDを粘り強く呼びかけたが、結局は北朝鮮側がこれに応じなかった」、という実績が残るからです。
このように考えていけば、先ほども引用したとおり、トランプ氏のツイートがたった1行で終わっているのは、北朝鮮の代表者とのミーティングが金正恩を油断させるためだけにあると見ると、非常にすっきりと説明が付くのです。
いずれにせよ、現段階で米朝間で何か具体的な合意が取れていると考えるのは、早計と見るべきでしょう。
シャープな読者コメント
この
「北朝鮮の狙いは、とにかく米朝首脳会談を先延ばしにすることにあるのではないか?」
という視点は、以前から当ウェブサイトで提示している仮説です。そして、昨日、『【速報】シンガポールに押しかける文在寅』という記事に対し、「庭師」様というコメント主の方から、こんなコメントをいただきました。
金正恩の時間稼ぎに関しては全く別の何かで既視感があったのですが、日本において確定死刑囚が再審請求しているのとよく似ています。/「再審請求中の死刑執行は無い」というのを根拠に死刑執行までの時間稼ぎ、あるいは執行回避を目的としていると見る向きもあります。/これと同じで、米朝首脳会談が行われる前であれば米国による北への攻撃は無いという思い込みで金正恩は動いているのは間違い無いでしょう。
しかし日本の死刑囚の場合、再審請求中に死刑が執行されたケースが複数あります。/日本では、死刑執行当日の朝に刑場への移動のため独房の扉を刑務官が開けることで死刑囚に自身の死刑執行が伝わると言われています。死刑囚には何か主張する時間はほとんどありません。/そもそも再審請求中の死刑執行は無い、などというルールはありません。再審請求による死刑執行回避手段はありもしないルールをあてにしているわけです。
金正恩もそれと同じで、米朝首脳会談前であれば攻撃は無いというトランプ大統領の辞書にあるかどうかもわからないルールをあてにしているようです。仮にそのようなルールが辞書にあったとしてもトランプ大統領にはそのルールを改定することに躊躇いは無いでしょう。
「その時」が来たとしても日本の死刑囚とは違って「執行」が直前であっても伝えられることが無いのはもちろんのこと、「執行」を察知する時間すら金正恩には無いかもしれません。窓の外に何かものが見えたと思ったコンマ数秒後には「執行完了」になるでしょう。
つまり、仮に北朝鮮が「米朝間の対話が続いている限りは米国が攻撃してくることはない」と信じているのだとしたら、米国としてはこれを逆手にとって、北朝鮮を油断させておく、という戦略を取ることができる、というわけです。
今後の展開
米朝首脳会談延期もあり得る
そうなってくると、ややこしいのですが、
- 北朝鮮としては、米国との交渉が続いている間は攻撃されないと思い込む
- →このため、6月12日が近付けば、米朝首脳会談延期を米国に申し入れる
- →米国としては、こうした北朝鮮の思い込みを逆手に取り、米朝首脳会談延期に応じる
といった展開も予想できます。つまり、米朝首脳会談を「7月に延期する」「8月に延期する」といった具合に、少しずつ延期され、北朝鮮がすっかり油断し切ったころに、米国が中間選挙を迎える直前の9月から10月に、予告なしに北朝鮮に対する攻撃が加えられる、という可能性もゼロではありません。
ただし、米国が北朝鮮に対する軍事攻撃を加えるのは、容易ではありません。その最大の要因は、中国やロシアとの関係にあります。北朝鮮は中露両国と国境を接しており、万一、米軍が北朝鮮を攻撃した場合に、中露両国がこれに介入してくる可能性があるからです。
昨年8月の時点では、北朝鮮が先制攻撃した場合に米国が北朝鮮に反撃するならば、中国としては中立を保つ、という内諾が得られていました。しかし、今年3月以降、中朝両国が首脳会談を開催するなどしたため、こうした前提条件が変わってしまっている可能性はあります。
だいいち、北朝鮮が核実験やミサイル発射実験を控えているなかで、米国が北朝鮮攻撃を行うならば、ほかに国際社会を納得させるための、何らかの合理的な理由が必要です。
日本人拉致事件解決を名目にした北朝鮮侵攻
しかし、核のCVIDを支持する国は、それほど多くありません。中露はもちろんそうですが、イラン核合意でもわかるとおり、欧州は段階的廃棄を支持することがありますし、いまや明確に北朝鮮の走狗となっている感がある韓国もCVIDを支持していないことは明白です。
したがって、「北朝鮮がCVIDに応じないこと」を理由にした北朝鮮侵攻は、非常に難しいのが実情でしょう。ではどうすれば良いのでしょうか?現時点であまり現実味はありませんが、1つ、可能性がないではありません。
それがまさに、日本人拉致事件解決を名目にした北朝鮮に対する軍事侵攻です。
この場合、中国やロシアを納得させることはできないかもしれませんが、少なくとも欧州連合(EU)などの納得を得ることは可能です。なぜなら、日本人拉致事件は北朝鮮当局も認めている、れっきとした人権侵害事件だからです。
つまり、米国や日本は、北の核問題よりも日本人拉致問題に焦点を当てることで、これがいかに極悪非道な人権侵害なのかを世界に訴えかけ、北朝鮮に軍事侵攻し、金王朝を崩壊させる、というのが、ひとつのアイデアなのです。
このように考えていけば、米国がアプローチを変え、「日本人拉致事件の完全解決と核のCVID」を名目に、北朝鮮に軍事侵攻する可能性には注目する価値があると私は考えているのです(もちろん、実際に軍事侵攻するにはハードルがあることも事実ですが…)。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
< 夕刊の配信ありがとうどざいます。
< ポンペオ長官の過大なる饗宴、それに対してコメント等出さないトランプ大統領。
< この1~2日の静けさは、逆に「何かが起こる前」的な雰囲気がします。思うに、米朝の担当者段階、長官級の交渉は不調、『絶対守りたい線』はお互い譲らなかったのではないか。特にCVID。6月12日にシンガポールに金正恩が現れない可能性が、高いように思います。よほどのアホか知恵者でない限り、ノコノコ出て来ないですし、日、露が加われば、北の優位性は全く無くなる。
結局北朝鮮と米国は会談しても無駄、時間を浪費するだけです。北は絶対に核開発を中断、破棄しない。もうトランプ大統領になってからでも10か月ほど猶予を与えてます。6月12日に金が現れなければ北の負け。『北に誠意が無い』のと『日本人拉致被害者救出』で、米国は軍事侵攻をできるし、『大義』がある。金が現れても北朝鮮の負け。
< 時間的に制約がある中で、この『奇襲的作戦』が一番可能性が高いかもしれません。 以上
6月13日が新月ですが、シンガポール会談の日程設定は単なる偶然でしょうか。
今、米インド太平洋軍が唯一所有している病院船マーシー(6万トン)が
ベトナムをフル装備で訪問中です。佐世保までは数日の距離です。
ふだんはアメリカ西海岸の軍港に係留して、医療チームは陸の病院に
勤務している病院船なのですが、なぜ、今、たまたまベトナムに?
本気で戦争をするつもりなら、この病院船の行方は要注意です。
いつも知的好奇心を刺激する記事の配信有難うございます。
最初に一言ですが、管理人様の見識は当方よりも知的見識が高く尊敬に値するものが大部分であり、当方と異なる意見でも当方にとっては参考、尊重、比較検討に値するものがほとんどであると思っています。そのようなことをお断りして本文へ入らせていただきます。
管理人様>米国がアプローチを変え、「日本人拉致事件の完全解決と核のCVID」を名目に、北朝鮮に軍事侵攻する可能性には注目する価値があると私は考えているのです(略)
ごく普通の憲法9条を金科玉条のように思っている方には決して申しあげないのですが、管理人様をはじめこのサイトに来られる知的好奇心の高い方に対してのみ、当方は以下の通り提言させていただきます。
「このような文章を書く状況は日本人としてとても「恥ずかしいこと」と思いませんか?」
どういうことかと申しあげますと上記の文章は主語は「アメリカ」です。
目的は「日本人拉致事件」の解決です。
なのに主権国家として日本人を保護すべき「日本の努力がさっぱりこの文章から見えない」のです。
自衛隊などが上記目的として軍事侵攻に参加するならわかります。でもそうではありません。
警察などが日本の主権下で不法行為により拉致された被害者を特定し、情報提供する等の協力をするなら、当方としては許容の範囲です。
どうもそうでもありません。
というのは、拉致された可能性のある人間は800人を超えているよう(注1)ですが、それに関して拉致として裏取りされた人間はさっぱり増えていません。(注2)
当方としては脱北者一人ひとりに日本人の状況を地道に聞き取るという拉致被害者の特定のために日々すべき努力を日本政府が怠慢により放棄しているとしか思えないのです。
注1:「拉致可能性」の不明者883人 警察庁認定(日本経済新聞2014/9/2付)
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG02H07_S4A900C1CC0000/
注2:拉致容疑事案発生状況(警察庁HP)
https://www.npa.go.jp/bureau/security/abduct/situation.html
こういった日本の状況って、すごく恥ずかしいことではないでしょうか?
その状況で管理人様の文章です。
1から100までアメリカにおんぶにだっこです。
これってこのサイトで常々批判している某隣の国のスタンスと何が違うのでしょうか?
故に最初の管理人様の文章に加えて日本政府が、当方たち日本人が何ができるかを管理人様は
問いかけるべきだったと思います。
当方ならこう応えるでしょう。
・緊急避難の論理の使用や北朝鮮のソマリア海賊との同等認定などにより、自衛隊が北朝鮮に軍人を軍事侵攻させる為のロジックを作り出すことをすべき。
・状況認識力0の野党を説得して全与野党(日共含みます)が小異を排して協力し、北朝鮮にあたる協定を締結すること。
・こういう必要がある事を国民に理解いただき、小異を捨てて国民全体であたるべき時期であることをを啓蒙すること。
以上3点が当面必要なことですと書くでしょう。
最初に書いた通り、ただの提言ですので皆様が採否するかどうかは、全く無視することを含めて自由です。
もし今後こういった文を書く際に主権国家として国民を保護することととは何か、日本や日本人として何ができるかを今一度意識していただければ、当方としては幸いと思います。
皆様の知的好奇心の刺激になれば。
駄文失礼しました。
歴史好きの軍国主義者さんの意見に賛成です。ただ北朝鮮への軍事侵攻のロジックは、緊急避難ではなく正当防衛で良いと思います。拉致問題は監禁罪などと同じく継続犯とみなすことが出来るからです。それに正当防衛の方が国民にも分かりやすいと思います。
全然検討が足りないと思いますが。
祭様
当方のコメントに返信賜りありがとうございました。
正当防衛か緊急避難かにつきましては日本人が受け入れ易いロジックで良いと思います。
前者の方が平易ですね。
蛇足ですが、後者につきましてはイギリスがフランス降伏後のフランス海軍を無力化する為の攻撃に使った自国正当化のロジックですので、国際法の運用としての前例があります。
興味が有ればメルセルケビール海戦やオラン港事件と言うキーワードで調べていただけば。
国内向けですから祭様が言う様に日本人が納得行く平易な表現の方がより良いと思います。
祭様が言う様に、日本が北朝鮮にどう向き合うかについては色々議論や検討工夫の余地はあると思いますね。
当方のロジックなんてまだまだ穴だらけです。
以上です。
長文失礼しました。
こちらこそ自分ような者のコメントに返信していただきありがとうございます。
二次大戦の時、イギリスがヴィシーフランスを攻撃するときに使ったロジックって緊急避難だったのですね。攻撃した理由位しか知らなかったのでとても為になりました。早速、挙げていただいた2つの事も調べてみます。