能登半島地震と災害支援の在り方

1日に発生した能登半島地震の犠牲者の方々には謹んで哀悼の誠を捧げますとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。今回の地震は幸いにも岸田首相や馳浩・石川県知事らの初動が早かったのですが、それでも甚大な被害が生じています。こうしたなか、改めて繰り返します。「千羽鶴はダメ!絶対!!送るなら現金で!」。何ならふるさと納税でも、地元の名産品の購入でも良いですし、さらには災害支援に積極的な企業の製品を普段から愛用することでも良いかもしれません。

正月の大災害

今年1月1日夕方4時10分に発生した、石川県珠洲市を震源地とするマグニチュード7.6の能登半島地震では、志賀町で震度7、七尾市・輪島市・珠洲市・穴水町で震度6強を記録するなど、石川県を中心に多数の被害が報告されています。

一部報道によれば、2日夕方3時半時点の石川県のまとめでは、県内で48人の方が亡くなったほか、捜索・救助活動の進展ではさらに被害者数が増えるおそれもあるとの懸念も生じています。

お亡くなりになった方々には謹んで哀悼の誠を捧げますとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。

そして、日夜を問わず救助活動や復旧活動に携わる、自衛隊員の皆さま、県・各市町の職員の皆さま方、電力・ガス・水道などのライフライン関係者の皆さま、物資運搬に携わるすべての皆さまには、深く感謝申し上げる次第です。

まずは一刻も早い被災地域の復旧と1人でも多くの方々の無事をお祈りしたいところです。

政府・知事の対応を考える

極めて迅速だった岸田首相、馳知事の対応

さて、今回の災害については、さまざまな意味で、ネットの威力を思い知らされたのではないでしょうか。

ひと昔前であれば、大災害が生じた場合には、「政府は何をやっているんだ」、「県庁や役所は何をやっているんだ」、といった非難の声が報道機関などを中心にわきおこったものですが、今回の地震に関しては、むしろネットのおかげで、岸田文雄首相や馳浩・石川県知事の対応の迅速さが印象的です。

気象庁ウェブサイトによると、自身が発生したのは1日16:10ですが、首相官邸ウェブサイトによると、16:15には「▼津波や避難等に関する情報提供を的確に行うとともに、住民避難等の被害防止措置を徹底すること、▼早急に被害状況を把握すること」――など3点の指示を岸田首相自身が実施しています。

また、馳知事自身が東京にいたという事情もあってか、16:45には首相官邸で陸上自衛隊に対して災害派遣要請を行っています。偶然とはいえ、地震発生からたった34分後のことであり、これを「迅速」といわずして、どう表現すれば良いというのでしょうか。

馳知事の行動は適切

もっとも、これについてネット上では、「災害時に県を離れ、ノコノコ東京に出掛けているとはなにごとだ」、といった難癖に近い意見に加え、なかには馳氏自身が「陣頭指揮を執る立場にありながら県庁を離れていた」などと非難している人もいるようですが、これについても少し補足が必要でしょう。

馳氏が1日に東京にいた大きな理由は、宮中にて新年祝賀の儀が開かれていたためです。

宮内庁ウェブサイト『新年祝賀・一般参賀』のページによると、これは天皇・皇后両陛下が皇族方や三権の長、立法・行政・司法各機関の要人、各国外交使節団の長らとならび、都道府県の知事・議会議長らから新年の祝賀をお受けになられる国事行為たる儀式です。

もちろん、災害の最中に知事が県庁を離れて雲隠れした、といった事情でもあれば、それはそれで大問題でしょうが、今回の東京出張はあくまでも公務であり、しかも馳氏が災害発生直後から迅速に動いていることを踏まえると、馳氏の対応になにか問題があったようには考えられません。

その馳氏は1日18:25、Xにこんな内容をポストしています。

これによると地震が発生した時点で馳氏は石川県に戻る途中でしたが、飛行機も新幹線も止まってしまったため、すぐに官邸に移動したうえで、官邸から県庁の副知事と連絡を取りながら対応していたそうです。迅速な災害派遣要請も、このときになされたものでしょう。

野党・マスコミ関係者の実務感覚のなさと「うな丼事件」

もちろん、「迅速に災害派遣を要請する」というのは、県知事としては当たり前の行動であり、べつに褒められたものではない、といった指摘があることはたしかでしょう。

しかし、この「当たり前のこと」を当たり前にできるということ自体、自民系の政治家が信頼される要因となっていることもまた間違いありません。

というのも、野党系の政治家やマスメディア産業関係者、市民活動家らの言動を見ていると、実務感覚のなさが目立つのです。

冷静に考えてみると、現場レベルでの権限移譲が適切に実施され、各者間での連携が機能しているのであれば、知事が偶然に出張中だったとしても、災害対応は問題なく行われるわけです。それなのに、彼らは「トップは現場に行くべきだ」、といった不思議な信念を持っているフシがあります。

その典型例が、「うな丼事件」でしょう。

これは昨年、岸田首相が選挙応援中に襲撃された際、谷公一・国家公安委員長(当時)が「(襲撃事件の際に自身は)うな丼を完食した」などと発言し、立憲民主党の参議院議員からも辞職を求められたという「事件」です(『自分に甘いメディアと野党:次は「うな丼大臣」問題視』等参照)。

ちなみにこの「うな丼発言」を問題視したのは、野党議員だけではありません。新聞・テレビなどのオールドメディア関係者も同様です。

たとえば当時からメディアも「うな丼発言は軽率だ」、といった論調で報じ、なかには谷氏に対し、その後の記者会見で、「発言を撤回する考えはあるのか」などと尋ねた記者もいたのです(『マスコミさん、「うな丼発言撤回は?」と尋ねてしまう』等参照)。

トップの現地視察で高市氏が注意喚起

ただ、この谷氏の件も、究極的には、「適切な権限移譲がなされ、組織として機能している場合には、必ずしも組織のトップが現場にいなければならないわけではない」という単純な組織論を、野党議員やマスコミ関係者の皆さまがまったく理解していないという点に問題があります。

馳知事に「なぜ県庁を離れていたのか?」などとする難癖は、正直、谷氏に「なぜうな丼を食うのを止めてすぐに現場に駆け付けなかったのか」と非難している意見とまったく同類の、大変に低レベルで恥ずべきものではないでしょうか。

これと同じ文脈で、トップの現地視察についても考えておく必要があります。

そのきっかけとなり得るのは、高市早苗経済安保担当相がXにポストしたこんな文章でしょう。

高市氏は岸田首相に対し、「なぜ現地入りしないのか」を尋ねた記者がいたと指摘したのですが、この記者の発想もまた、まったく実務を知らないものと断じざるを得ません。高市氏が指摘する通り、ただでさえ混乱しているなかで首相が不用意に現地視察すると、それだけで現場が大混乱に陥りかねないからです。

これについては東日本大震災の際に、当時の菅直人首相が福島第一原発を視察したことを思い出しておくだけで十分かもしれません。適切な権限分掌がなされているなかで、トップが不用意に現場を訪れることは、むしろ邪魔です。

「対策本部」「ヒアリング大会」が大好きな野党

これに加え、野党などを中心に、党としての対策本部を設置したり、党首などが現場に視察に訪れたりすることもありますが、これも正直、有権者に対するアピール目的でやっているならば、迷惑そのものです。対応に当たる現場を混乱させる要因となり得るからです。

このあたりは野党が大好きな「ヒアリング大会」、「対策本部」などとともそっくりです。

ちなみに昨年の『「自民裏金」を追及の立憲民主党・安住氏のブーメラン』でも取り上げたとおり、立憲民主党は「自民党派閥裏金調査チーム」を設置したそうで、政治資金収支報告書を訂正したという、本来ならば追及される側である安住淳氏が、なぜか「追及する側」に廻ったというブラックジョークがありました。

ちなみに立憲民主党が「なんとか調査チーム」、「なんとか対策本部」などを立ち上げて、それによって何らかの成果があったという報告はほとんどありません。立憲民主党の場合、基本的に、ほとんどの会合は第1回でお終いとなることが多いようです。

すなわちこの「なんとか対策本部」、多忙な現場担当者が野党の会合に呼びつけられ、説明させられ、疲弊する以外には、ほとんど何も効果をもたらさないのです。

いいかげん、現場の足を引っ張る野党議員の皆さまには、次の選挙でただの人になっていただきたいものだ、などと思うのは、実務家の皆さまの共通の願いなのかもしれません。

コミュニティノートが威力を発揮

その一方でもうひとつ指摘しておきたいのが、コミュニティノートの威力です。

コミュニティノートは、Xに昨年実装された「誤解を招く可能性があるポスト」に注意喚起するという機能で、一般のXユーザーから選ばれた「協力者」がノートを作成し、ほかの「協力者」がそのノートを評価することで、そのポストに注意喚起がなされる、という仕組みです。

ちなみにコミュニティノートは異なる意見を持つ複数の協力者が「役に立つ」と一致した評価を下した場合に表示され、ノート自体がルールに違反している場合を除き、Xの運営者側がノートの作成や評価を行ったり、ノートに介入したりすることはありません。

あくまでもXユーザーの協力者の自主的な運営に委ねられている格好です。

今回も、このコミュニティノートが非常に良い仕事をしています。

たとえばとある人物の次のような趣旨のポストに、ノートが「着弾」しました(※元官僚であるとはいえ現在は一般人であるため、あえて実名は伏せます)。

  • 志賀原発に電話で聞いてみた。
  • (問)近隣住民は逃げなくて大丈夫か?
  • (答)それは大丈夫だ
  • (問)安全性は確認できたか?
  • (答)現在ひとつずつ確認中だ
  • (問)いつごろになったら明らかになるのか?
  • (答)とにかく人手が足りず、明確には申し上げられない

このポストに対し、コミュニティノートがこんな指摘をしたのです。

災害時は関係機関に連絡が殺到することが考えられるため、不要不急の連絡は差し控えるべきとされています」。

これについては総務省が2012年8月29日付で公開した、『災害時には「災害用伝言サービス」やメールを御活用ください』というページも参考になるでしょう。総務省は災害時の電話につて、こう指摘しています。

地震等の災害発生時には、音声通話が集中し、電話がつながりにくくなります。被災地での緊急を要する電話がスムーズに利用できるよう、不要不急な電話やリダイヤルを控え、電話をかける場合には手短な通話を心がけていただきますようお願いいたします」。

まったくそのとおりでしょう。

正直、災害発生直後の現場に負担を掛けるような行為は、厳に慎まなければなりません。

災害支援の在り方

千羽鶴はダメ!絶対!!

さて、ここでかつていくつかの災害に当事者として関わった身でもある著者から、皆様にひとつ、お願いがあります。

それは、「千羽鶴はダメ!絶対!!」、です。

当ウェブサイトでは『千羽鶴問題で「あのテレビ局」が「無意味批判に疑問」』や『千羽鶴は「大災害の復興支援」にまったく役に立たない』などを含め、これまでに何度となく指摘してきたとおり、被災地に物資――とりわけ「千羽鶴」――を送るのは絶対に控えてほしいと思います。

災害支援に適さない物を送りつけると、現地にとって何にも役に立たないだけでなく、物流の混乱を招くなど、有害ですらあるからです。迷惑な物資の典型例としては、古着(衛生面で使いまわしが難しい)、生鮮食品(配送の過程で腐敗する可能性がある)、千羽鶴や寄せ書き(送られても困る)、です。

もちろん、千羽鶴や寄せ書きも、「真冬で暖を取る」ために燃やせば良いではないか、などと屁理屈を述べる人物もいましたが(※実話)、そうでなくても、どのみち千羽鶴や寄せ書きは最終的にゴミ処分場で焼却されるわけです(いわゆる「焼き鳥」)。

被災地への支援は、できれば現金(それも赤十字社や被災地の県庁・市町村役場など)に送るべきでしょうし、「ふるさと納税」を通じた支援でも構わないと思います。なんなら、デパートやスーパーなどで名産品展があれば、その商品を買うという形でも良いでしょう。

山崎製パンを支持する!

その一方で、もうひとつお願いしたいのが、災害支援の在り方を知り、そうした支援に積極的な企業を支えることも重要性です。個人的に絶対に紹介しておきたいのが、こんな話題です。

大規模災害時の緊急食糧支援

―――山崎製パン株式会社ウェブサイトより

山崎製パン株式会社(ヤマザキ)は大規模災害の発生時に、これまで、被災値への緊急食糧供給を行ってきたことでも知られており、同社ウェブサイトによれば2011年の東日本大震災、それ以前の阪神・淡路大震災、新潟県中越地震などで、被災地にパンやおにぎり、飲料等の支援物資を届けてきました。

とりわけ東日本大震災では、同社の仙台工場も生産停止に追い込まれたにも関わらず、ただちに全社を挙げて緊急食糧供給活動に取り組み、8ヵ月間で避難所などに対し、グループ全体でパン約1500万個、おにぎり約800万個、飲料100万本等の供給が行わたそうです。

災害支援という意味ではほかにも、当ウェブサイトでは『自由経済競争から逃げてきたマスメディアが支払うツケ』でも取り上げた、株式会社シャトレーゼの事例があります。大雪のため多くの自動車が立ち往生した冬の北陸道で、シャトレーゼの配送トラックが社長指示により、積み荷の菓子類を周囲の自動車に配ったのです。

こうした素晴らしい取り組みは高く評価できるものであるだけでなく、企業の存在価値が「利益を上げること」だけではない、という証拠でもあるのでしょう。

名産を買って応援を!

いずれにせよ、大規模災害に際し、私たち一般人が現地まで災害支援に駆け付けたりすることができないなかで、素晴らしい取り組みをする企業の製品を買い続けることが、じつは間接的には被災地支援に繋がっていくこともまた間違いないといえるのです。

このように考えていくと、被災地以外に住む私たち一般人にできることは、被災地に対して継続的に関心を持ち、(日赤への寄附金でも、ふるさと納税でも、あるいは現地の名産品の購入でも構わないので)できれば現金を通じた支援を行うこと、そして災害支援に積極的な企業の製品を購入することでしょう。

被災地に気遣いするあまり、さまざまな経済活動を自粛する、といったことは、むしろ経済を廻すうえでは逆効果です。今年は北陸の名産物を見かけたら、是非とも覗いてみていただきたいと思う次第です。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. とある新潟県民 より:

    新潟県で震度5強の被災をしました。当県では犠牲者は居ませんが、1月でも積雪が無かったのが幸いだったと思います。大雪だったら家屋倒壊は増加したと思います。
    各地で液状化現象が発生して、道路陥没、隆起(浮上)、崖崩れ、ブロック塀の倒壊、家屋倒壊が起きてます。
    皆様はYouTubeなどで情報収集した方もいらっしゃるようですが、一番に使ったのはNHKです。NHKの情報収集能力は高いと思います。ただ、マスゴミの取材、特に被災者へのインタビューは不要です。現地の被災状況だけを撮影して、スタジオで専門家に解説して貰うことで十分と思います。

    今回の地震で考えたのは、柏崎刈羽原発です。
    開業以来、中越地震、中越沖地震、長野県北部地震、今回の令和六年能登地震と大震災がありました。
    いづれも、柏崎刈羽原発に深刻な被害はありませんでしたけど、それを耐震性に優れた原発と思うのか?、震災の多発している原発と思うのか?。
    自分は原発推進を考えてましたが、これだけの震災が起きると、東京電力の大原発を新潟県で稼働することに疑問を感じてます。東北電力の原発なら電力の地産地消と割り切れるのですが、東京電力の為にリスクを負う意義ってあるのでしょうか?。

    1. 匿名 より:

      電気を大量消費する東京に原発を作れと反原発のための理由の一つにしてますが
      この理屈なら
      ゴミ焼却場は大量のゴミが出る住宅地のそばのほうが回収処理も楽でよい。
      火力発電所は電力ロスが少なくなるように市街地の中心に作るべき。
      等々屁理屈は考えられます。
      もちろんゴミ焼却場の近くに住んでいる人もいますし、火力発電所の近くに住んでいる人もいます。
      ミクロで見ずにマクロで環境、安全、コスト等を考えて適所に作る、これが正解なんじゃないですか。

      1. とある新潟県民 より:

        「原発を東京に造れ」などとは一切、主張しておりませんので。
        12月27日に原子力規制委員会が柏崎刈羽原発の「運転禁止の解除」を宣言して、後は地元の新潟県の同意で再稼働ですが、一昨日の令和六年能登地震で、新潟県民の意向は再稼働反対の流れになったと思います。
        今回の震災では、新潟県民の犠牲者は居ませんでしたけど、精神的な被害は大きかった、と思います。

        時間が経つほどに犠牲者は増え、未だに大きな余震が続く石川県民の皆様にはお見舞いを申し上げます。

  2. 攻撃型原潜 より:

    NHK女性アナウンサーの鬼気迫る避難呼び掛けが印象的でした。真剣な呼び掛けによって、平常バイアスの強い高齢者もこりゃあ大変だと、そそくさと避難したでしょうから、災害を最小限に抑えることに貢献したことになります。
    地元のローカル局では、英語、ベトナム語、中国語他の多言語による避難呼び掛けがされていました。

  3. 引きこもり中年 より:

    立憲やマスゴミにとって、「災害時に、トップが直ちに現場を視察しなければならない」が正しいとは限らなければ、3.11当時の菅直人総理の行動が間違っていたことになるので、困るのではないでしょうか。

    1. 引きこもり中年 より:

      ふと思ったのですが、マスゴミは「被災地を視察する岸田総理」という画像が欲しかったのではないでしょうか。
      蛇足ですが、もし、岸田総理が被災地を視察しなければ、「被災現場を見ない岸田総理」、もし視察すれば、「現地の迷惑も考えずに視察する岸田総理」としてマスゴミは批判するのではないでしょうか。

    2. DHMO より:

      思うところありますね。
      部課長専決事案、いや、それこそ担当者で判断して良いはずのことなのに、何故かその場にいたからと言う理由で、上長の承認(事実上の決裁)が必要になるみたいな事、ちょこちょこありますよね。

    3. 引きこもり中年 より:

      中国のメディアによりますと、今回の能登地震は「日本への報い」だそうです。
      >https://news.yahoo.co.jp/articles/a5bb441cca9195834676ec810f0e97b57dbf60ec
      だとすると、昨年の12月20日の中国の甘粛省の地震は「中国共産党への報い」なのでしょうか。

  4. 同業者 より:

    わたくし、阪神大震災の時に思ったのですが、
    大災害の時には通信、交通、航空の管制が必要だと。
    通信回線はパンクするわ、運送業者で道路は大渋滞になるわ、
    被災地の上空では無秩序な報道ヘリで危険空域が現出するわで、
    迅速な被災地の支援に大きな障害が生まれるからです。

    最高指揮官たるトップは、情報が集まってくる場所、適切なコミュニケーション、
    指揮ができる場所にいなければなりません。
    平時もそうですが、有事の際には3C(指揮、統制、通信)という組織の仕組みがより重要になってきます。

    1. 世相マンボウ_ より:

      有事の際の3C(指揮、統制、通信)の重要性の
      ご意見にまったく同意です。

      通信回線、道路の混雑はどうしても
      平時のようにはいきませんが、
      さまざまな持ち場の人が今も最善を尽くして
      見えると思います。
      被災地上空ですが、東北大震災の際には
      阪神大震災の教訓も活かして
      自衛隊の移動航空管制が迅速に設置され
      特にモラルの低い日本マスコミの報道ヘリが
      救助の邪魔にならないように
      飛行高度規制を徹底していたと聞き及びます。
      自衛隊、レスキュー、各種インフラ関係の
      多くの方の渾身的な尽力にあらためて
      尊敬と感謝を捧げます。

      それに引き換え、日頃から
      風評被害拡散活動、隣国工作の走狗、
      沖縄ごね得闘争、モリカケでっちあげなどで
      日本社会攻撃している不埒な方面と
      それを手引するマスコミが
      今回の不幸をもネタにして
      カサコソ這い出してくるのには眉を顰めます。

  5. 元雑用係 より:

    気の重い正月です。

    能登地震でのマスコミ仕草も相変わらずですが、羽田での航空機事故の件でも同じく、朝日新聞が事故原因を断定するかのような記事を発信していたようです。ソースが明示されている解説サイトより。

    事実を整える:JALと海保機の事故に朝日新聞「管制官の指示聞き間違えか」⇒「旅客機乗員は90秒以内の脱出訓練」にタイトル変更
    https://www.jijitsu.net/entry/Asahishimbun-JAL-JCGMA722
    事故原因を断定するかのような記事タイトルで発信した後、その後に黙ってタイトルを変更したようです。

    これは私自身は未確認ですが、日航の記者会見を見たと思われる人による報告ですが、朝日新聞の記者が事故原因を「言わせて言質を取る」かのようなやりとりをしていたようです。

    朝日新聞「着陸許可は出ていたか?」JAL「事故原因の根幹に関わる。確認中。申し上げられない。」朝「出ていたという認識か?」JAL「通常は出ているものと認識している」朝「事故原因がとかじゃなくて御社の信用にも関わることなんですよ」JAL「現状で断定的なことは申し上げられない」何様?— のどか@よーそろー (@nodoka_510) January 2, 2024

    今まさに担当の組織が事故原因の究明をしている最中なのですから、第三者の予断に基づく事故原因の断定と拡散をするべきではないのは、言うまでもないでしょう。

    一部の限界領域の研究者や活動家などが(金●子勝氏とか)この事故を受けて、なぜか空港の軍民共用を批判しており、新年早々相変わらずの醜態を晒しています。海保は軍事組織ではないし、羽田は軍民共用でもないので意味不明です。

    今年は荒れる一年になるのでしょうか。

    1. 世相マンボウ* より:

      募金は、おととしまでは赤い羽根にもしてましたが
      今や 西の尹美香 東の仁藤夢乃 と
      並び称され繋がる反日おばはん団体に
      横流ししていた事実に怒りと衝撃を受け
      昨年からは 赤いピンハネ共同募金には
      1円たりともいたしません。

      募金団体の某H理事さんが
      あべがあデモに参加して
      「アベ政治を許さない」の怨念文字プラカードと
      にっこり笑って撮った写真を見たら、
      それはまるで
      人々の善意に付け込んで金を巻き上げ
      資金拠出者の意図とは真逆のものにこっそり横流しする 
      その手の組織の「受け子」さん的な印象と
      オーバーラップをして私の目には映ったというのが感想です。
      https://sn-jp.com/archives/109299

  6. より:

    昨年初めて金沢を訪れました。とても綺麗な街でした。でも、能登の方にまでは足を伸ばしませんでした。まだぼんやりとですが、夏頃にでも輪島を訪れてみようかと考えています。少しでも現地にお金が落ちるようにということで。
    まあ、ささやか過ぎますけどね。

    1. より:

      …などと書きましたが、調べてみると、穴水ー輪島間の鉄道は2001年に廃止されており、鉄道で輪島を訪れることはできません。輪島に行くためには、金沢からバスで2時間、もしくはのと空港からバスで行くよりないようです。……ちょっとハードルが上がったかも(-.-)

      1. さより より:

        若い頃に能登半島をレンタカーで周りました。道も狭いので、小型のレンタカーを借りて1〜2泊での旅程がいいのではないかと思います。車で無ければ、足の便は無いと思われた方がいいのでは?
        ただ、今年の夏では未だ復興は難しいのではと思います。

        1. こんとん より:

          龍様 さより様 &皆様

          能登半島の付け根(日本海側)に、なぎさドライブウェイという日本で唯一海岸沿いの砂浜を走れる道路があります。バイク乗りの間では結構有名だったかも
          https://notohakui.jp/charm/

          ン十年前の若い時に一度バイクで訪れただけですが爽快だった記憶があります。四輪でも可能だとは思いますが、海岸沿いを走るので下回りの塩害などの対応は必要かも。レンタカーなどではダメ出しされるかもですが・・・。

        2. より:

          一応、運転免許は保持しているのですが、15年ほど前に車を手放して以来、ほとんど車を運転しておりません。今や立派なペーパーです(-.-;
          幸いというか、車がなくても生活には支障ないところに住んでいますが、たまに車があれば便利だがということもあります。でも、車を手放した理由が、あまりに使用頻度が低くてバッテリーが上がっちゃうというのを2度もやらかしたせいなので、改めて車を入手するのはちょっと躊躇してしまいます。レンタカーを借りるにしても、まずは教習所のペーパードライバーコースに通って、運転感覚を取り戻さなければ,,,,,,

  7. しおん より:

    お金があれば、寄付や特産品の購入などで被災地を応援することができますが、施設などに入居していて自分で使えるお金が無い人達が「祈りとしての千羽鶴」を折ることは良いことだと思います。

    そうすれば「自分でも世の中の役に立っている」と感じることができ、被災地への応援ではなく、施設などに入っている人たちの心の救済になると思います。

    もちろん折り上がった千羽鶴は、被災地に送るのではなく、神社でお焚き上げをしてもらって写真にとって、入居者の皆さんで閲覧してもらうようにします。もしくは祈りの言葉を添えて施設に飾っておくのもよいです。

    という事で、、「千羽鶴は送るのでは無く、お焚き上げをしてください」などの広報がなされるとよいですね。

  8. 簿記3級 より:

    被災地から離れた所にいる無駄に暇で不安な人達はせっせと千羽鶴を製造したり、マイクを持って被災者を追いかけて回したり、意味のない会議を開いて安心する傾向があるようですね。
     一方で普段から筋トレをして健全な汗をかいている人は扇動や不安感といった感情には強いと思います。国土の強靭化も大切ですが筋肉の強靭化も必要だったと考えました。
    時に鍛え上げた筋肉でも自然に対しては無力であることは多々ありますが。

  9. クロワッサン より:

    震災地にて2日から店内ぐちゃぐちゃなまま営業する店もあれば、数日後片付けをしてから営業する店もあれば。

    被災者にとって急ぎの物があれば前者の店の存在はありがたいですが、店で働く人も基本的に被災者な訳で、シャトレーゼさんなどのケースを考えると災害時におひとり様限定何個までと無料配布するのもありなんじゃないかと。

    被災者に恩を売りつつお金を取る事について、良し悪しの判断は人それぞれとなりそうですね。

  10. こんとん より:

    無意味なのは充分すぎるほど理解できてしまったので、最近は記者会見などの長時間動画は見ていないです。少し前までの記憶を元にお話しますので現状と違っていたらご容赦下さい。

    私感ですが、野党やマスコミなんかの責任追及系の記者会見(芸能界や財界・有名人の問題発生時も同様)って、とりあえずスケープゴートにする対象を自分たちで恣意的に決めた上で、その対象が不利になる証言だけを誘導自白させているようにしか見えないです。中性の魔女裁判とやってることは同じ。

    何か問題が有ったとして、その原因や責任は勿論最終的には責任者や長が負うべきではありますが、その責任者を吊し上げても再発防止には繋がらないと思います。多くの場合で再発防止のために改善されるべきなのは、その責任者や長個人もしくはその周りの人ではなく、ワークフローなどのシステム自体の欠陥であるからです。勿論個人が悪い場合もありますが、その場合は個人に依存してチェックやフォローのない属人的なシステム自体が悪いということも言えます。

    誰が悪い、誰を吊るし上げろと言った魔女裁判は、やってる当人・見ている一部の人(権力者に反抗する正義の味方気分?)は自己満足的に気持ちよくなりますが、システムの改善には繋がらず、その時の当事者・権力者だけを断罪してシステムは放置されるので寧ろ有害です。

    ヒューマンエラーを吊るし上げれば、吊し上げが怖くてヒューマンエラーを報告しなくなるのが人間です。
    X界隈の情報源で私が思い出せるのは、気象庁の震度ミス・衝突事故でのJAL凸くらいかもですが、どちらも今喫緊に追求しても解決しない問題と思いますし、人に対して追求する問題でもないと思います。
    いづれも記録やフローを時間を掛けて検証し、システムとしての再発防止・改善施策を出すべき問題であり、ましてや全く無関係なマスコミや野党や一部知識人などが今騒ぎ立てる問題じゃないと思います。混乱の中で部外者が騒ぎ立てるのは寧ろ現場に有害です。

  11. 福岡在住者 より:

    福岡に帰る前、約8年間金沢市(父方の祖母の出身地)に赴任していました。
    天候が荒れた時この季節はホント寒いですよ。 最低気温とか最高気温ではなく、風が体温をドンドン奪うのです。人生初めての体験でした。

    金沢市民からしても能登半島の先 珠洲地区は希!って感覚でしたね。輪島市も門前町のラリーコースがあったから行きましたけど、仕事以外でほとんど行くことが無い所でした。 こんな所だったから県の対応が少し遅れましたね。(千葉県の台風の時と同様)

    更にその東側富山県氷見市に繋がる小集落が心配です。

    岸田首相はここで失敗したら終わりますね。 自衛隊、東京消防庁(なぜこのスペシャリストを使わないのが不思議-笑)が上手く動くことを祈る限りです。

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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