立憲民主党の新執行部人事で明らかになる「人材払底」
果たしてオールドメディアは立憲民主党新執行部を「統一教会関係者が含まれている」などと批判するのでしょうか?立憲民主党は本日の両院議員総会で、新執行部の人事を了承したのだそうですが、その三役とは岡田克也幹事長(69)、長妻昭政調会長(62)、安住淳国対委員長(60)だそうです。いずれも民主党政権時代の閣僚経験者で、人材の払底ぶりは深刻でしょう。
立憲民主党に突き刺さる統一教会ブーメラン
先日の『今度は「統一教会ブーメラン」が立憲民主党に発動する』でも紹介したとおり、立憲民主党自身の発表によれば、立憲民主党の国会議員のうち、少なくとも14人が「(旧)統一教会」と関係を持っていたことが明らかになりました。
同党ウェブサイトの23日付の記事によれば、次の14人について、「祝電を打った」、「パーティー券を購入した」、「地元会合に参加した」、「世界日報にインタビューが掲載された」、「世界日報に座談会記事が掲載された」、などの関係があったのだとか(敬称略、カッコ内は選挙区)。
- 衆院議員…大串博志(佐賀2区)、田嶋要(千葉1区)、笠浩史(神奈川9区)、森田俊和(埼玉12区)、原口一博(佐賀1区)、岡田克也(三重3区)、枝野幸男(埼玉5区)、安住淳(宮城5区)、福田昭夫(栃木2区)、小宮山泰子(比例・北関東)、篠原豪(神奈川1区)、中川正春(比例・東海)、松木けんこう(北海道2区)
- 参院議員…古賀之士(福岡)
このあたり、立憲民主党自身が自民党を「(旧)統一教会と関係があった」などとして舌鋒鋭く追及していたという経緯を振り返ると、ブーメランとしてはあまりにもお見事というほかありません。
参院選で大敗の立憲民主党:傾向として減り続ける「民主系」
その立憲民主党といえば、先月の参院選では獲得議席数が選挙区・比例代表あわせて17議席にとどまり、改選後勢力も39議席と、選挙前の45議席と比べて6議席も減らす惨敗に終わりました(※ただし、この議席には副議長を含めています)。
ただ、『過去7回分の参院選比例で振り返る「民主党系の凋落」』などでも指摘したとおり、立憲民主党は、前身政党である民進党、民主党政権時代と比べ、一時的に議席を持ち直すことはあっても、長期的に見れば、やはり退勢にあります。
参院・比例代表での得票数で見ると、2007年の選挙では民主党が自民党を圧倒しました。民主党が2326万票で全体の40%近くを占めたのに対し、自民党の得票数は1654万票にとどまり、全体の30%を割り込んだためです。
ただ、民主党の「絶頂期」もこれが最後で、2010年の時点では得票数・得票率いずれでも自民党のそれを上回ったものの、次の2013年の選挙では、自民党1846万票(約35%)に対し、民主党は713万票(約13.4%)と1000万票の大台を割り込んだのです。
その後、民主党が維新の党と合流して民進党と名を変えた2016年の選挙では、得票数が1175万票と再び1000万票の大台を超えたものの、民進党が瓦解し、立憲民主党に衣替えした2019年には、得票数は791万票に減少。
今年7月の参院選では680万票と、「700万票」の大台すら割り込んだのです(※国民民主党を「民主系」にカウントすれば、「民主系」の得票数は2019年が1140万票に膨らむのですが、この場合であっても2022年には993万票と1000万票を割り込んでいます)。
これについて、得票率を図表化しておきましょう(図表)。
図表 自民党と「民主系」の参院比例代表における得票率の推移
(【出所】総務省『選挙関連資料』の『得票順党派別得票数(比例代表)』【※エクセルファイル】より著者作成。「民主系」とは民主党、民進党、立憲民主党、国民民主党の4政党。2019年と2022年については国民民主党を除いた数値も付記している)
まさに、立憲民主党は「ジリ貧」状態であり、危機的状況といえるでしょう。
驚くべき新執行部人事
こうしたなか、立憲民主党が執行部を刷新したのだそうです。
立民新執行部が発足 幹事長・岡田氏、国対・安住氏
―――2022年08月26日12時17分付 時事通信より
時事通信によると、立憲民主党が26日に開いた両院議員総会で新執行部人事を承認。幹事長に岡田克也氏(69)、政調会長に長妻昭氏(62)、国対委員長に安住淳氏(60)がそれぞれ就任したのだそうです。
これについて時事通信の記事では、泉健太代表が「経験豊富なベテランの活用を党再生につなげたい考え」などとしていますが、個人的にはどうにも違和感を払拭することができません。
つい先日、時事通信を含めたメディアが岸田文雄改造内閣を「(旧)統一教会」と絡めて批判していた点を思い出すと、どうして岡田氏や安住氏を「統一教会と関わっていた」などと批判しないのでしょうか?
それに、泉代表自身はまだ40代と政界では比較的若い方ですが、今回任命された三役は、いずれも60代であり、かつ、いずれも民主党政権時代の閣僚経験者です(たとえば岡田氏は鳩山政権で外相を、長妻氏は鳩山・菅政権で厚労相を、安住氏は野田政権で財相を務めています)。
3年3ヵ月に及ぶ「暗黒の民主党政権」を巡って、民主党やその後継政党(民進党、立憲民主党)が何らかの総括を行ったという話は寡聞にして存じ上げません(そういえば、『立憲民主党「脱糞疑惑」続報が参院選後に出てきた理由』などでも触れた「例の疑惑」、立憲民主党は説明責任を果たすのでしょうか?)。
その民主党政権時代の閣僚経験者がまたぞろ表舞台に出てきたという時点で、人材の払底ぶりは深刻ではないでしょうか。
泉氏は会合で、「国民のために働くのが立憲民主党だということを内外に強く発信をしていきたい」、「政権党となる準備を進めるため次の内閣、ネクストキャビネットを設置する」などと述べたのだそうですが、この人事だと、逆に立憲民主党が民主党時代とまったく変わっていないことを内外に宣言しているようなものです。
また、岡田氏もあいさつで「もう一回、政権交代を目指せる政党を早く作り上げるために頑張りたい」、などと述べたそうですが、その岡田氏自身、かつて民主党や民進党の代表を務めていたという経験者でもあり、人材刷新とは程遠いと言わざるを得ないでしょう。
いずれにせよ、今回の野党役員人事も、自民党政権に対する応援メッセージのようになってしまっているのかもしれませんね。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
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なんか、昔の名前で出ている方々ばかりですね。
でも、菅は菅でも菅違いの方が居なかったのは、多少良かったかも。
いずれにしても、滅び行く姿が早く見たいものですな。
良い人事。
野田元総理、蓮舫元代表、菅元総理、辻元元国対委員長などベテラン人材はまだまだいるので、有権者が民主党政権を忘れないよう是非「いつメン」を再登板させていただきたい。
切ればすぐ出る芝居の幽霊みたいですね。
見たくもない顔がぞろぞろと・・・人材難が深刻ですね。
何時まで経っても、国民の求めている政治、自分達の失敗の総括、何故票を大きく減らす議員がいるのか。なにも見えていない。下らない中傷や醜い吊し上げのような質疑、はっきり言ってウンザリなのだ。辻元のように自らに掛けられている疑惑をスルーし、鞍替えしてまで議員の職にしがみつく。舌鋒鋭く人を槍玉に挙げる蓮舫は自らの二重国籍問題にはほおかむり。とうとう、選挙区からのトップ当選から滑り落ち、執行部に噛みつく始末だ。その姿には反省も些かの謙虚さもない。ハッキリ言って人間終了の議員が多すぎる。比例区選出はいらない。昔の小選挙区でしのぎを削るべきだ。あまりにも志の低い議員が与野党ともに多すぎる。
岡田屋のボンボンは実家への利益誘導しかしていないことは
三重三区の住民ならよく知っています。なんだかな~です。
コメント失礼します。
脱糞性器露出痘、もとい立憲共産党が残党、出涸らしとして自ら一生懸命弱体化してくれてるのは結構な事です。
カルト(前提が変わっても結論が変えられない、異端と異論が許せない)宗教との違法な関りを責めたいなら、統一よりも桁違いにでかい公明党=創価学会を調査すれば良いのに。立正佼成会もかなり大きいみたいですがまともな宗教団体なのかな?
反日連中、サヨクさんは漫画版餓狼伝に出て来る畑幸吉の
「俺の使用う技はどれも俺に使用っていい技ですッッ」
という言葉を肝に銘じて欲しい次第です。やったらやり返されるのは当たり前。あちらさんの世間知らずにも困ったものです。
立憲はもう、マトモな人材は集まらないでしょうね。今から立憲の看板でもいいから選挙に出たいって人、どんな人だろう。
コアの支持層とともに議員も同じように歳を取るのなら、バランスが取れてていいですね。
そう言えば脱糞疑惑の捜査は、捜査情報がリークされませんね。
変ですね。リークしたりしなかったり。
県警本部長が辞任するそうですが、奈良県警で捜査情報をリークしたバカは懲戒でいいんじゃないかと思います。
少々差し出がましいことを申し上げます。
リークは恣意的というか、当事者にとって都合のよいことが出てくるものでしょう。
奈良県警は警備の失敗を問われる立場でありながら、メディアをあさっての方向に向かせたのですから、あのリークは功績でしょう。
立憲民主党の基盤は、団塊の世代に巣食うノイジーマイノリティとそれを支えていたマスコミの団塊世代幹部であり、そのまた新聞・TV報道を熱心に視聴するやはり団塊世代であったと仮定すると、実社会の指導層の多くが団塊世代で占められていた2010年頃がピークであったというのも腑に落ちます。
団塊世代の多くが実社会の指導層から引退する10年後の今は影響力は減少し続けることになります。若返り=次の世代に自分たちの思想を継承させて育てることがうまくいっていなければ復活はないでしょう。
まー、現代のZ世代に全共闘の演説を聞かせても、マルクス・レーニンって誰?ですし、「安部元総理の国葬が憲法違反であると」提訴したことも、仲間内以外には大方???で受け取られています。因みに自分も憲法と国葬の関係がさっぱり理解できませんでした。そのうち、郵便ポストの色が赤いのも「ケンポーだ」、色を変えようとしたら「ケンポー違反だ」と言い出すのかも。
現在の実社会の指導層といえば団塊世代の次の世代あたりですが、どうもチョイ悪おやじ(古い!)が多いみたいで、評判悪いです。とは言え、この世代は団塊世代が常に極端になりがちだったのを、進路を踏み外さないよう地道に軌道修正をしてにしてきた目立たない世代であり、少しは評価してもよいと思います。
おまけ:
独断と偏見に基づく団塊世代が全共闘以外に作り出したもの、
– 「青春」時代の文化:彼らが10~20代の頃は「青春」のキャッチフレーズ共にフォークが全盛だった。昭和歌謡も然り。
– モーレツ社員:「24時間働く企業戦士」というフレーズを作った奴は誰だ
– バブル景気:団塊世代がマイホームを取得する年代になると土地需要が跳ね上がって景気を支える形となり、戦後世代が頑張って築いた高度成長を一気に過熱させてしまった。
– 中国投資:戦後世代の影響を受けて贖罪意識の強い団塊世代が社会の中核となった時期に、中国との国交が回復すると後先を考えずに過剰に中国に入れ込んだ
– 年金財政の膨張:彼ら自身の責任ではないけれど、なんせ人数が多いからね。
どうして政治家になるかと言えば、答えは金の為。
そうゆう連中を集めたのが、今の政党。
最初は志を持って政治家になると決めた人物でも、当選できなければ、結果、統一協会と組んで仕舞う。
安倍晋三も、派閥の長としてやる為には派閥を一人でも多く、そういった政治家を作ったのだと思う。
その事が、統一協会の思惑だった。
統一協会の今の現状は誰も分からない。
「敵に塩を送る」とはまさに今回の人事。立民との相対比較で瀕死の岸田政権が息を吹き返すかも知れませんね。
それにしても、朝鮮人と左派リベラルって、ホント、大事な時に最悪の選択をし、自滅しますね。やはり、DNAが同じなのでしょうか(笑)。
某弱小政党党首風にいうなら「統一民主党隠し執行部」でしょうか(笑)。
と言うか、自民党は女性登用しないとか批判する割にRさんやTさん以降の人材いないですよねえ。西村さんもどこかに残しておけばいいのに
減り続ける立憲脱糞党としては喉から手が出そうなほど欲しい票源ですね。
本当は騒ぎたく無かったでしょうねえ。
立正佼成会等他の宗教組織に騒ぎを広める前にオールドメデアもおとなしくなるでしょう。