鈴置論考に見る文在寅政権の5年と「日韓関係の未来」
優れた韓国観察者の鈴置高史氏、「文在寅後も日韓関係は修復せず」――。文在寅政権の5年を総括する鈴置氏の最新論考が昨日、ウェブ評論サイト『デイリー新潮』に掲載されました。これだけでも大変読みごたえがある記事ですが、それだけではありません。文在寅政権後に「保守政権」が誕生したとしても、日韓関係が修復に向かうことはない、という点について、鈴置氏は2つの視点から明らかにしています。
目次
直接に韓国を知る時代
ウェブ評論が時代を変える?
著者自身が「新宿会計士」の名義を使い、ウェブ評論を開始したのは、ちょうど日本が民主党政権の最中だった2010年7月のことです。
当時は大手ブログサイトに間借りして、ほそぼそとウェブ評論を行っていたのですが、それと同時に、ウェブ評論に対しては大きな将来性を感じていたこともまた事実です。その理由は、新聞、テレビといった既存のマスメディアを通さず、直接に意見を発信することができるからです。
こうしたなか、東日本大震災直後の2011年8月といえば、インターネットで火が付いたフジテレビの「韓流ゴリ押し」に対する抗議デモが発生し、主催者発表で6000人が参加した、などと言われています。個人的にその騒動を巡り、ウェブ上のプラットフォームで眺めていたクチですが、「時代の変化」を強く感じたものです。
また、インターネット化社会のもうひとつの特徴といえば、やはり、既存メディアが報じないさまざまな情報に、私たち一般人が容易にアクセスできるようになった、という点でしょう。
たとえば、英語ができる人であれば、英Financial Timesや米Wall Street Journalといった外国のメディアをウェブ上で購読している、というパターンも多いでしょうし、また、無料で閲覧可能な外国メディアの日本語版ウェブサイトもかなり増えてきました。
日本国民が韓国を深く理解するようになった
こうしたなか、やはり面白いのは、韓国メディアのウォッチングです。
韓国メディアがいかなる目的で日本語版ウェブサイトを開設しているのかはよくわかりませんが、少なくない日本国民が韓国メディアの報道を直接読むようになったことで、「歴史問題」などを巡る韓国側の言い分が日本国民にも共有され始めているのではないでしょうか。
私たち日本国民の多くは、「歴史問題」で、韓国が日本に対し、反省や謝罪を迫っていることを知っています。ただ、なぜ韓国が日本に反省や謝罪を迫っているのか、その背景を知らない人は、「相手が怒っているのだから、ここはひとつ、穏便に済ませるために、形のうえでも良いから謝っておけ」、などと主張しがちです。
しかし、多くの日本国民が「韓国の主張する歴史問題の多くに根拠はない」という点に気が付くようになり、「とにかく謝っておけ」とする主張が、少なくともネット上ではかなりの少数意見と成り果てていることは、韓国メディアのおかげではないかと思う次第です。
一見もっともらしい「朝鮮半島生命線説」
もっとも、日韓関係に加え、韓国、あるいは朝鮮半島問題について、深度ある分析ができる論者は、日本では限られている、というのが実情ではないでしょうか。
この点、『「日韓関係悪化は中国を利する」、その何が問題なのですか?』などでも指摘しましたが、国際的な戦略家として名が知られ始めた人物ですら、「日本と米国は、中国や北朝鮮を喜ばせすぎないよう、文在寅(ぶん・ざいいん)大統領退任後の韓国に親日、親米政権が立つよう努力すべきだ」、などと主張しました。
端的にいえば、これもかなり不可思議な主張です。
いや、もちろん、朝鮮半島は日本にとり、地理的には非常に近いという事情もありますので、「この地域が日本にとって敵対的な勢力と同盟関係を結んでしまえば、日本の安全保障に深刻な影響が生じる(かもしれない)」というのは、そのとおりでしょう。これこそ、「朝鮮半島生命線説」のようなものですね。
朝鮮半島生命線説とは?
- ①韓国は地理的に見て日本に非常に近く、この地域が日本の敵対勢力に入れば日本の安全保障に深刻な脅威をもたらす。
- ②このような事態を避けるため、日本はあらゆるコストを払ってでも、韓国を日本の友好国に引きとどめておかなければならない。
(【出所】著者作成)
ただ、当ウェブサイトではもう何年も強調してきましたが、こうした「朝鮮半島生命線説」に、あまり惑わされるべきではありません。経営でも外交でも、なにごとも「費用対効果」が大事だからです。
もちろん、韓国は日本にとって最も近い隣国ですし、この国が日本とともに手を取り合い、未来に向けて発展していけるような関係を構築することができれば、日本にとっても本当に幸いな話です。
朝鮮半島生命線説に拘泥すべきではない
しかしながら、ここでひとつ、シンプルな疑問を申し上げておきたいと思います。
日本がこれまで、韓国と「良好な関係」を維持するために、決して安くないコストを負担してきたことは事実ですが、「費用対効果」は見合っていたのでしょうか。
半導体産業を潰してまで通貨スワップで韓国を支援してきたことは、日本の国益にかなっていたのでしょうか。あるいは、私たち日本国民にとっての悲願である北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向け、韓国が日本に協力してくれたことはあったのでしょうか。
著者自身の主観に基づけば、日本や米国は、韓国の地政学的価値を過大評価しているフシがあります。
もちろん、北京から1000㎞ほどしか離れていない烏山(うざん)空軍基地を米軍が自由に使用できるというのは、米国にとっては大変に価値がある話ではありますが、それと同時に、米韓同盟、日米韓3ヵ国連携は、日米両国に対し、さまざまな弊害をも生み出しているのではないでしょうか。
その弊害のひとつが、「米中二股外交」でしょう。
韓国は米国の同盟国という地位にありながら、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」へのコミットをのらりくらりと避けつつ、それどころか中国と米国を両天秤にかけるような行動を取っています。
そして、この「米中二股外交」が酷くなったのは、文在寅政権下での話ではありません。前任者の朴槿恵(ぼく・きんけい)政権時代の話です。
最新版鈴置論考
文在寅政権の5年を総括する鈴置論考
そのことを改めて思い出すきっかけのひとつでしょうか、こうしたなか、「米中二股外交」という用語を名付けた人物で韓国観察者の鈴置高史氏が昨日、ウェブ評論サイト『デイリー新潮』に、最新論考を寄稿しています。
韓国は猿芝居外交のあげく四面楚歌に… 「文在寅」退任でも日韓関係は修復せず
その場しのぎの外交に終始した文在寅(ムン・ジェイン)政権の5年間。韓国はすっかり四面楚歌に陥った。次期政権がそこから脱するのは困難と韓国観察者の鈴置高史氏は見る。<<…続きを読む>>
―――2022年01月28日付 デイリー新潮より
今回の論考も、ウェブページで5ページ分、全部で6000文字を超える長文です。
ですが、いつもながらの平易な言葉遣いに加え、豊富な情報源を駆使して組み立てられた論考は、読みやすいことこのうえなく、あっという間に最終ページに辿り着いてしまい、「もっと読みたい」「続きが知りたい」という、逆の意味での不満を抱くのではないでしょうか。
ただし、今回の論考についても、全文を引用することはしません。朝鮮半島問題に興味・関心がある方であれば、興味、関心を持って読んでいただけることは間違いないと思うからです。
今回の論考、端的にいえば、文在寅政権の5年間を総括するようなものでしょうが、とくに文在寅政権と米国とのやり取りについて、かなり突っ込んだ記載がなされています。たとえば、こんな具合です。
「韓国では、文在寅大統領が仕切って米朝首脳会談を実現した、と未だに信じられているのです」。
なぜ米朝は韓国に「花」を持たせたのか
この点、わが国でも似たような人もいますが、鈴置氏によると、米朝首脳会談自体は米国と北朝鮮が直接話し合いを行い、実現しそうになっていたときに、いわば韓国に「花を持たせるために」、韓国が仲介したことにした、というのが真相なのだとか。
鈴置氏は、米朝両国が韓国に「花」を持たせた理由は、米国の場合は「韓国が邪魔をすることをおそれたから」であり、北朝鮮の場合は「文在寅政権が公式・非公式のドル支援を約束したから」だ、と見ています。
しかし、「米朝首脳会談を仲介した」という「花」を持たせてもらったことのコストは、大変に大きかったようです。
米国は韓国に「いちど、花を持たせた」あとは「韓国を無視し続け」、北朝鮮は2020年6月に開城(かいじょう)工業団地の南北共同連絡事務所を爆破するなどの措置に出ました。
一方で、鈴置氏によると、北朝鮮が今年に入り、核・ミサイル実験の再開を示唆した理由は、大きく2つあります。
1つ目は、ウクライナ問題で米露が厳しく対立するなか、北朝鮮が「朝鮮半島問題では米国は動きが取れないはず」と踏んだ可能性が高いこと、そして2つ目は、経済制裁に加えコロナ禍のなかで対外交易が全面的に停滞している北朝鮮が「米朝対話の再開と制裁の緩和」を狙っている、というものです。
ただ、これは政権末期の文在寅氏にとっては、大変に困った話です。
「米朝を仲介して朝鮮半島に平和をもたらしたと国民に功績を誇ってきた。それなのに核・ICBM実験の再開示唆ですべてがぶち壊しになった」。
いわば、北京五輪での米中南北首脳会談という構想が潰えたどころか、「そこに追い打ちをかけたのが核・ミサイル実験の再開の示唆だった」、というのが鈴置氏の説明です。
大変に興味深いですね。
大統領が代わったら日韓関係は変わるのか?
もっとも、今回の鈴置論考の着目点は、それだけではありません。もしも大統領が代わっても、日韓関係については相変わらず見通しは暗い、という点などについて、大変わかりやすく根拠が示されているのです。
このあたり、先ほども指摘しましたが、日本では「親米・親日的な政権が発足するように努力すべき」、などと寝言を述べる人物もいるのですが、鈴置氏によると、そもそも論として韓国では保守派、左派を問わず、中国の台頭に対して、多くの人は「考えても仕方がない」とあきらめているフシがあるからです。
それが、『保守政権に戻っても従中』と題した一節に設けられた、こんな記述です。
「――3月の大統領選挙で保守が政権を取れば米韓同盟は修復しますか。
鈴置:保守政権になっても米韓同盟修復は難しい。保守政党『国民の力』の大統領候補、尹錫悦(ユン・ソルヨル)氏はQuadに関し『傘下のワクチンなどのワーキング・グループに加わりつつ、追って正式な加盟を模索する』との発言に留めています。『参加』と明確に公約すれば、中国から警告を受けるのは確実です。そうなれば票も逃げるでしょう。その程度の覚悟ですから、大統領に当選してもQuadに加わる可能性は低い」。
尹錫悦(いん・しゃくえつ)氏が「保守政治家」なのかどうかは別として、少なくとも保守政党である「国民の力」から公認を得ている以上は、同氏が大統領選を制すれば、韓国で「保守政権が復活した」ことにはなるのでしょう。
しかし、鈴置氏が指摘するとおり、仮に「保守政権」が誕生したとしても、米韓関係、あるいは日韓関係が「改善に向かうわけではない」のは間違いないでしょう。
実際、慰安婦合意破り、日韓基本条約破りについても、鈴置氏は「高まるナショナリズムへの対応」として、「日本との約束を踏みにじて見せる」ことで、「日本より上のわが国」を実感したがっているのだ、と分析しています。それが正しければ、「保守政権」(?)になっても、こうした姿勢が改まることはありません。
岸田首相が韓国に譲歩する可能性
ちなみに鈴置氏は、もしも「保守政権」が誕生した場合、米国に「親米保守政権に戻ったのだから韓日対立の際は韓国側に立ってくれ」と頼み込み、日本に妥協を迫るしかない、などと指摘するのですが、そこでこんな記述が出て来ます。
「一方、日本の保守の間には『岸田文雄政権は中国と韓国に弱腰』との警戒感が強まっていますから、妥協を引き出すのは安倍晋三政権や菅義偉政権の時より却って難しいかもしれません」。
この見方は、なかなか興味深いと思います。
もちろん、岸田文雄首相自身、安倍総理のもとで外相を務めていたころに、世界遺産登録と慰安婦合意で韓国に2度も騙された人物ですから、脇の甘さもあります。
ただ、それと同時に、安倍総理や菅義偉総理ら前任者が非常にしっかりしていたという事情もあり、安倍・菅路線を変更するにはそれなりの政治力も必要でしょう。
このあたりは油断せず、さりとて過度に心配せず、岸田政権が終わるまで余計な譲歩をしないことを期待するのが正解ではないかと思う次第です。
最後は「従中」
こうしたなか、鈴置氏は「日韓関係が悪化した2つ目の要因」が、「韓国の従中」にある、とも見抜いています。そして、先ほども指摘したとおり、この「従中」路線は朴槿恵政権時代に開発された、というのが、鈴置氏の以前からの指摘でもあるのでしょう。
ちなみに、鈴置氏によると、韓国の外交を無茶苦茶にしたのは文在寅政権だ、という点を指摘しているのですが、それと同時に、韓国の外交の迷走が続く理由についても、稿の末尾で大変興味深い理由を解き明かしています。
ただし、それについては本稿では敢えて引用しません。お読みいただいた方のお楽しみ、ということにしたいと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
雑談記事にも書きましたけど……
> 「一方、日本の保守の間には『岸田文雄政権は中国と韓国に弱腰』との警戒感が強まっていますから、妥協を引き出すのは安倍晋三政権や菅義偉政権の時より却って難しいかもしれません」。
この文は理解できませんでした。
「日本の保守の間には『岸田文雄政権は中国と韓国に弱腰』との警戒感が強まっているくらいですから、妥協を引き出すのは安倍晋三政権や菅義偉政権の時よりはるかに容易でしょう」
こちらが正解ではないでしょうか?
> 世界遺産登録と慰安婦合意で韓国に2度も騙された人物ですから、脇の甘さもあります。
> 安倍・菅路線を変更するにはそれなりの政治力も必要でしょう。
脇が甘く、政治力がないから騙されるのではないでしょうか?むしろ、政治力もないのに無理に変更しようとして水面下で韓国側と接触し、端島の件のように騙し討ちにされるリスクがあります。
韓国は騙し討ちして日本に損害を与えれば勝ちです。政治力のない岸田氏は韓国からカモと思われてます。
> このあたりは油断せず、さりとて過度に心配せず、岸田政権が終わるまで余計な譲歩をしないことを期待するのが正解ではないかと思う次第です。
だからこそ余計な譲歩をしてしまうリスクが高そうで不安です。
岸田総理は担がれている軽いお神輿であり、単独で強い政治力を発揮することは出来ません。
なので、中国や韓国にあまり甘い顔を見せることも、他の派閥に阻まれて出来ません。
また、保守層の警戒感もあって、支持率を気にするのなら、やはり中国や韓国に甘い顔は見せられません。
故に、岸田総理本人がどう考えているかは知りませんが。結局のところ中国に韓国に甘い顔を見せることは出来ないんです。
だから、岸田総理から妥協を引き出すのは、単独で動けるだけの力を持っていた安倍総理や菅総理よりも難しいだろうということです。
政治力の無い人なら、前政権からの方針変更という課題になった途端、それには政治力を発揮出来る。なんて話はまず無いでしょう?
「却って難しい」
というのがミソです。つまり岸田首相の行動には保守派が警戒しており、いちいち修正を余儀なくされるという意味です。
鈴置さんの論考はタイミング的に佐渡金山を一転して推薦決定を知る前に書かれたもののようですが、推薦への転換を見事予見していました。わーすげー鈴置さんって思いました。
例えば安倍総理が何か決断したら周りが修正を迫るなんてほぼ無理。例の慰安婦合意がその実例ですね。あれも一種の妥協です。岸田首相に慰安婦合意のような決断は「却って難しい」ということだと思います。
岸田氏は突き上げに弱い、と言うことだと思います。
とある福岡市民様
私は、鈴置高史先生の、『妥協を引き出すのは、・・・・却って難しいかもしれません』 という文章を次のように理解しました。
〇『日本の保守派は岸田文雄政権が中国と韓国に弱腰ではないかと思っている。だから、岸田政権に中国や韓国に妥協するような素振りが見えれば、日本の保守は、その妥協を取り消すように全力を上げて行動することになる。だから、妥協を引き出すのは以前よりも困難なっているのだ。』 と。
佐渡金山の申請問題に関して、日本の保守の代表ともいえる安倍元総理や青山繁晴議員がどのような行動をとっていたのか、岸田首相はどう考えておられたのか、その裏側を垣間見ることのできる動画があります。まだご覧になっていなければ、是非ご覧になって頂きたいと思います。(日韓慰安婦合意に至る直前の官邸の状況も、知ることが出来ます。)
青山繁晴チャンネル 【ぼくらの国会・第273回】ニュースの尻尾「佐渡金山の真実はこれだ!」
https://www.youtube.com/watch?v=b4rfm9xvFVY
ポイントは、3:40〜20:00です。
アメリカが問題ですね。
アメリカから譲歩を促されたらどうするのでしょうか?
アメリカが譲歩を言い出さないようにするために、出来れば岸田首相がFOIPを主導してくれると良いのですが。
アメリカはウクライナで大変でしょうし。
岸田首相+外務省では無理っぽいですが、岸防衛大臣には頑張って頂きたいです。
>こちらが正解ではないでしょうか?
対韓政策について関心を持ってるのが岸田内閣だけならそうでしょうね.
何しろ岸田さんは何も決めたくないどころか仕事をしたくない人間だ.
だから韓国と揉めるなんて面倒はしたくないのが岸田さんの本音でしょう.
ですが,岸田さんにとっては残念なことに対韓政策は自民党議員どころか今や我々一般の国民ですらも関心を持っている人が少なくない.
事実,岸田政権が面倒事は避けたいとばかりに上げた「佐渡金山の世界遺産推薦は韓国の反発が強いから見送ろう」という観測気球は自民党保守派議員のみならず一般国民からも各種のSNSなどネット上で袋叩きに合ってしまい,慌てて延期方針を撤回して予定通り今年に推薦するとなりました.
これと同じですよ.
決断力や信念があるリーダーならば「韓国と協調するのがトータルとして結局は日本の国益の最大化に繋がる」という信念を持ってしまうと,誰が何と言おうと韓国への譲歩も辞さない.
ですが岸田さんはそういうタイプとは対極にある,自分では何も決断したくないし実際に決断できない人だし,外相の林さんも同様です.
佐渡金山の件と同様に,岸田・林コンビの場合,仮に対韓譲歩を言い出しても党内や国民から強い反発を喰らえば(そして実際に対韓譲歩なんて政府から観測気球が上がろうものなら今回以上の強烈な反発を我々国民が喰らわせるのは確実ですが)速攻で撤回して従来通りの韓国には厳しい顔を見せておくことしか出来ません.
リーダーに決断力がないということはそういうことですよ.
眉中、親韓と目される人物がその通りの行動、言動をするとそれみたことかとなって周囲の批判も激しくなり、ひいてはその地位の危うきに至るので、迂闊なことができなくなるであろうと推察される次第であります
官邸主導ができず省庁に任せっきりといわれております現閣僚連中において、外務省親韓派の言いなりになりかけた林先生の心中いかがありますや
韓国大統領選挙で、保守派が奪回しようと、革新派が維持しようと、日韓関係は改善しないであろうという見立てには、同意します。韓国民が、約束・合意より彼らが考える”正義”、事実や論拠より彼らの”情”を、重んじる限り、日韓に共通して理解できるフィールドはありえません。従って、安保面における日米韓の協働以外の日韓関係は、テーパリング(段階的先細り)が進むものと考えます。クアッドにもFOIPにもTTPにも、「鎖の強さは、一番弱い輪によって決まる」以上、韓国を入れるべきではありません。その流れで、佐渡金山のユネスコ世界文化遺産登録を日本政府が推薦したことを歓迎します。彼らが反対していることを日本が忖度するのではなく、彼らが反対している事実や論拠がどのようなものかを国際的に明らかにしていくべき、です。米国の思惑を気にする向きもあるようですが、それなら先に米国も関わった慰安婦合意の履行を迫るべき、と考えます。
コメントには完全に同意。約束を守れる国にならない限り、義務を果たさず利益だけ得るフリーライダーになるだけ。
taku様
>クアッドにもFOIPにもTTPにも、「鎖の強さは、一番弱い輪によって決まる」以上、韓国を入れるべきではありません。
同感ですね.そして相変わらず韓国を手駒として共産チャイナや北朝鮮などに対して,日米と米韓という2組の2国間の軍事同盟それぞれでなく,米日韓という3国間に軍事同盟があるかの如く運用したいアメリカに対しては,
「有事での軍事行動で自衛隊を韓国軍と合同で運用する(米軍の存在下であろうと)のは日本政府として絶対に許容できない.平常の海洋監視活動を行っているに過ぎない自衛隊機に対して射撃レーダーを照射し,しかも言を左右にしてその事実すら認めようとしない韓国軍は全く信用できない.下手をすれば有事に誤射を装って後ろから我が部隊を平気で攻撃しかねないからだ」
ぐらいは明確に主張して,アメリカに対して日韓はもはや両立し得ずアメリカも日韓を別々に各々単体として使うか何れか一方を選ぶかしかない,当然ながらクァッドなどの日本がコミットしている国際的枠組みに韓国を入れるのにも完全に反対だ,という日本の立場をアメリカ政府に理解させその理解にそってアメリカの極東外交を改定させるべく最大の努力を繰り返すのが,日本政府にとっての急務だと考える次第です.
次の韓国大統領が誰になるにせよ、日韓関係の改善はまずあり得ないでしょうね。
このまま緩やかに悪化し続けるか、何かを切っ掛けとして急激に悪化の二択でしょう。
なぜこうなってしまったかと言うと、やはり韓国と言う国と国民が「反日」を絶対に
手放せなくなってしまったからでしょう。「反日」は”宗教”と表現しても良いし、
”おクスリ”と表現しても良いし、”モンスター”と表現しても良い。
いずれにせよ、もう韓国は政府も国民も「反日」を捨てられないのです。
もし今後韓国が「反日」を捨てられる日が来るとすれば、それはもうIMF危機以上に
国家が食うのにも困る位瀕死状態になる日でしょう。いくら韓国人と言えども
飢えを筆頭としたリアルな死の危険は誤魔化せないので、そうなると「韓国>>日本」と言う
夢を見続ける事が出来なくなる。”宗教”も”おクスリ”も”モンスター”も全部なくなる。
ただそうなると、韓国人はほぼ全員が韓国から逃げ出したがり、韓国人を名乗るのを
やめたがりそうで、それはそれで厄介なんですよね……
しかり反日は民族統合の宗教なのであります
宗教である以上本尊が必要なのですがいくつかあって種類も入れ替わります
このたびは佐渡金山が新たな本尊となったのであります
k-なんとかも宗教ですがk防疫は本尊から最近脱落しました
金山の件もそうですが、基本的に反日活動は「聖なる儀式」であり、
日本人がわずかでも反抗すると「悪魔の所業」と解釈されるんですよね。
絶対的に反論も疑問も許されない大前提。それが韓国人にとっての反日だと
すれば、結局は宗教戦争のつもりで覚悟を決めるしかないんですよね。
でも日本人は宗教に寛容すぎ、かつ無宗教がとても多いせいか
宗教戦争がとても下手に見えます。
「話し合いをしたら100%損する相手は絶対に話し合いに応じない」
まずはこれが共通認識になって欲しい物ですが……
「話し合いをしたら100%損する相手は絶対に話し合いに応じない」
これがベストと思いますが他国との兼ね合いもあり(アメリカの圧力があった場合)会談をすることもあるかと懸念します。日本は韓国との協議はすべて公開とすべきと思います。日本にとって有利、不利を問わず、国連でも,もろもろすべて韓国に関わる話し合いは公開にすべきです。特に岸田内閣は危なっかしくてひやひやです。これを内閣に上申したいのです。
会談における朝鮮半島の文言の下劣さとレトリックのひどさを世界に明らかにしたい。
そうですね、宗教とか聖なる儀式とかいうよりも呪いの五寸釘みたいな原始的呪術の方が適切かも
>それはもうIMF危機以上に国家が食うのにも困る位瀕死状態になる日でしょう。
朝鮮人は、「助けてくれた人を憎む。」という性癖があります。
助けてくれた人に頭が上がらなくなるからです。
なので感謝することは無く、逆に難癖をつけられるのが落ちです。
どの様な事態になっても反日感情が無くなることなどあり得ません。
雪だんご様
>もし今後韓国が「反日」を捨てられる日が来るとすれば、
そんな日は来ません.少なくとも韓国という国が一度消滅して,全く別の国として憲法を始めとして全ての基本的価値観から全面的に作り直されるのでない限り.
韓国の反日は大韓民国の建国の根幹を成しているのです.即ち,李承晩らによって作られた最初の憲法が「日本は絶対悪であり,韓国は必ず反日でなければならない」と定めているも同然なのですから.
憲法前文において日本による大韓帝国併合の時代そのものを正当なものとして認めず,従って日韓併合は韓国としては完全に日本による違法行為として最初の憲法からずっと規定しているのです.ですから論理的には必然的に韓国は反日にしかなり得ないのです.
故に,国際的には合法と認められている自国民に対する戦時徴用や徴兵にしても,韓国の立場からは当時の朝鮮人は日本国民ではなかったので,徴用されたり徴兵された当時の朝鮮人(および彼らの遺族ら)は日本に対して自ら(あるいは御先祖様)が受けた違法行為に対する慰謝料や賠償金を請求する権利がある,というロジックが成立するのです.
ということで,韓国民の価値観が根底から破壊されるほどの社会的衝撃(価値観が根底から破壊されるほどの衝撃となると,まず確実に国家レベルの大変な悲劇以外に有り得ない)を韓国民が経験をして,今の大韓民国が完全に消滅し(つまり大韓民国憲法が完全に効力を失い),全く新しい国として日韓併合時代を新しい国の正史として認める(つまり日韓併合を合法と認める)新しい憲法を定めて真っ新な状態に戻してリスタートしない限り,韓国の反日は論理的に終了し得ないのです.
たかが銭金の問題に過ぎないIMF管理パート2ぐらいでは韓国の反日はビクともしないと断言できます.
記事を読んで気になるところをググっていたら、たまたまこの鈴置氏の著作が出てきました。
日本と韓国は「米中代理戦争」を闘う 鈴置 高史 2014年
読んでいませんが、なんと2014年の8年前にこのタイトルを付けているのに驚きました。
私が韓国に関心を持ったのは最近ですが、分かっている人はずっと前から分かっていたんだなぁと、改めて。
ところで、韓国では中国の警告を受けると票が逃げるんですか。米国と同じなんですね。大国に弱い。
ということは、韓国の世論調査の「中国嫌い80%」は、韓国政治の未来を予測するのにあまり意味がなさそうです。
票が逃げるというレベルの話ではなく、民族のDNAレベルにまで刻み込まれた中国への恐怖心のなせる業というべきでしょう。単に「好き嫌い」という話であれば、おそらく李朝の頃だって、けして「好き」だから従っていたわけではなく、怖かったから従っていたのでしょうから。なので、中国からの恫喝は、その恐怖心を呼び覚ますものであり、瞬間的に反発しては見せるものの、それで具体的な行動が起こせるわけではありません。政府レベルになると、反発することすら恐ろしくてできないというのは、左派も非左派も同じです。
鈴置さんのコラムにあった「日本より上位であることを実感したがっている」というのは、そのように頭を押さえられ続けてきた民族が懸命に編み出した精神勝利法の確認作業と言い換えることができます。自分たちよりも下位の存在がある(という設定)ことで、ようやく自らを慰めてきたのでしょう。前後の文脈から見て、鈴置さんは十分理解していると思いますが、なぜ韓国人は「自分たちが上位であること」を懸命に誇示しようとするのか、確認せずにはいられないのかという点について、鈴置さんは明示していません。でも、一番大切なポイントはそこにあります。
今後、中国はまずます韓国を属国扱いしようとするでしょう。そうなれば、韓国は精神的バランスを保つために、ますます「卑日」を強化するだろうと思います。この点は、左派だろうが非左派だろうがかわりません。我が国としては、それを前提として、今後韓国にあたっていくべきだと考えます。
お説は日頃拝見していますが、彼らの行動を矛盾なく説明できると思います。
鈴置氏はファクトベースの立ち位置から踏み出さないイメージがあります。
もともと新聞記者だからかな?
きちんと説明しようとすると、相当大変だからかもしれません。
最低限、6世紀以降の半島史と李朝政治史の概要を抑えた上で、本家朱子学と朝鮮式朱子学の違いやその成り立ちなどを説明しなければなりませんから。韓国に限った話ではありませんが、その国の内在論理はその国の辿った歴史の上に築かれているので、理解するためには歴史に関する知見が不可欠です。でも、自国の歴史ですら危ういのに、他国の歴史にわざわざ興味を持つなんて、まあ物好きと言われても仕方ないのかもしれませんね。
しかし、他国の内在論理への理解なしでは、「なぜ」を説明できません。そして「なぜ」が理解できないのでは、「次」を見通せないと思います。
韓国に関連する私の所説は、私の韓国内在論理への理解をベースにしていますけれども、まだまだ粗っぽさが残っていますし、おそらく誤解や勘違いも含まれているはずです。今のところ、想定の範囲を超えることはあまりありませんが、例えば、楽韓さんがいうところの、韓国人の安全係数に対する意識の低さなど、説明しきれない部分も多々あります。
でもねぇ、これ以上に手間暇かけて勉強しようなどという気にはなれないので……
お説には共感するところも多いのですが、手に入る歴史から現在生きる人々の動きを言葉で説明するにはとても多くの断崖があると思います。
ただ、韓国はどんなに異臭を放つほど腐っていても日本にとっての隣国で、知る必要がある点ではとても重要な国(土地・人々)だと思います。
彼らの行動を解き明かすことへのトライは、日本人にとってはとても価値あることじゃないかと思います。
>韓国の外交の迷走が続く理由
損得社会の国民に選ばれしリーダーは、例外なく”事大の寵児”だからなのかと・・。
良くネットでは断交しようしようと書かれますが、それがあり得ないことは鈴置論考ではっきりわかります。
「卑日」こそが政権維持に必要。それが出来なくなってしまう断交なんて有り得ないということです。
今回の佐渡金山の件、推薦見送りにしろ推薦決定にしろどちらにしろ文政権にとっては数少ない支持率向上ネタになってしまいました。韓国にとって日本攻撃のネタは無尽蔵です。これをなくすることは日本からは不可能です。佐渡金山の例で見ればわかります。
これを防ぐ手段はただ一つ。報復しかありません。本格的な経済制裁がもちろんいいのですが、そんな大袈裟でなくて「しつけ」レベルでもいいのです。
経産省が仕掛けたホワイト国排除は唯一の成功例だと考えています。実質的な輸出入への影響はゼロ、でも日本に「輸出管理が出来ていないと教師目線で叱られた」事実が韓国にはすごい重荷になっています。だから今でもホワイト国復帰をことあるごとに訴えるのです。韓国はあれを機に態勢を整えたから復帰させろと言いますが、日本から見れば単に責任者の職位を上げただけ、なんも変わってないじゃないかというところです。まあ、そういう日本の「教師目線」も日々韓国のプライドを傷つけていることに注目です。
佐渡金山の一件。推薦決定だけで終わらせず、何か一発「理不尽な躾」を一発お見舞いすべきです。安倍総理には岸田さんにそういう助言をお願いしたい。経済的には何ら関係ない、彼らのプライドだけを傷つけるような攻撃。これでいいんです。文大統領が在任中にやるべきです。痛い目は彼に負ってもらいましょう。
ただ、それはごく軽い一撃であっても文大統領を監獄に押し込む決定打になることは確実です。「卑日」が政権浮揚ならその逆は政権致命傷です。
外務省がそれをやらないのは親韓だからでなく、その辺の事情を熟知しているからでしょう。いやいや韓国に気を使っている余裕はない。韓国にガツンとやらないと今度は日本人の心が折れるという事実は外務省に理解させる必要があります。
すみません「輸出管理」じゃなくて「輸入管理」ですね。良からぬ先への再輸出の管理という面で間違いではないかもしれませんが笑笑
あくまでも一般論として、外交において無用な摩擦はなるべく避けるべきであるというのはまだ理解できなくもありません。しかし、いつでも無条件に適用できるわけではないということであり、時と場合、そして相手にも依るのだということを外務省は忘れていたのか、理解していなかったのかのいずれかなんでしょう。本来、「世界遺産への登録」なんて案件は、政治案件ではありません。それを政治案件にしてしまった挙句、総理まで引っ張り出す羽目になったのは、外務省の明らかな失態であると思います。
個人的には、世界遺産とか、あの辺の話は、ユネスコによる金儲けまたは利権創造でしかないと思っているので、登録されようがどうしようがどうでもいいと思ってますが、政治案件化してしまった以上、もはや退けなくなってしまいました。「無用な摩擦回避」という外務省の安易な姿勢が、かえって問題を大きくしてしまったと言えます。事ここに至ってしまった以上、外務省には頑張ってもらうしかないでしょうね。
韓国って、彼らの実態を見知っている人ですら予想出来ない斜め上の真似を軽々とやってのけますからねえ(褒めてない)。
対応が非情に厄介な相手なので、あまり外務省の落ち度を強くは責められないと思います。
それでも落ち度は落ち度なので、外務省には頑張って貰いたいというのに同意ですけどね。
短期的かつその場しのぎは「コチラが引いて収める」のが楽だから多用して癖になっとんでしょーかね外務官吏
全般コトナカレ、ナガラク国防の基軸を外注にタノンダ産物のひとつか
報復とは言えないかもしれませんが、あからさまに韓国を無視するというのが一つのライトな方法と思います。なぜか、日本に対していろいろ敵対的な行動をしておきながら、日本や米国から冷遇されるとなぜか気にする人たちなので。
きっしー総理はこーち会の首魁ですし、ヨクモワルクモ「コトナカレ」「穏便に」が意思決定ロジックの底流にあるとオモワレマス
鈴置論考より
<<韓国人は「日本、何するものぞ」と考え、「日本よりも上の我が国」を実感したがっている。
<<自らの手で運命を切り開いているととにかく信じたい――。こんな韓国人の心の奥底に潜む願望に文在寅政権は見事に応えた。
何と操縦し易い国民だろうかと思います。(世界でも稀な)個人的にこんな面白いオモチャで遊ばない手はないと思うのですが。(中国あたりの国が興味を持ったら趣味と実益を兼ねて面白いことに)
文在寅大統領もまた素晴らしい。ちゃんとツボ理解して、ポチっと押したら確実に動作する。
再現性はもはや科学と言っても過言ではない技術者ならシーケンスにまで落とし込みたいところ。
韓国人だけに見える現実、他国民から見ると正気か、夢でも見ているのだろうかと思うのですが、とてもロマンがあります。韓国ドラマでも韓国人はロマンチストであらせられます。
遠くから眺める分に良し、されど近くに来るとトラブルと災いを無限に引き起こす。厄災に。
為政者から操縦性が良いのに制御不能。相反した性質を持つ単純か複雑か分からないものそれが韓国人ですね。
「文大統領は、ロウソク革命という中朝工作員によって作られた政権である」というのが、私の基本的な考え方です。
この前提で考えると
1.日本とは、日韓関係を悪化させ、日米韓三角同盟という考え方を成立しない方向に進めた。
2.北朝鮮とは、アメリカを騙して制裁緩和する事はできなかったが、北朝鮮はアメリカに攻撃される事無く弾道ミサイル開発などの時間稼ぎに成功した。
この間、中国はアメリカとの関係が悪化し、北朝鮮制裁に同調しなくなった。
3.中国とは、就任早々に三不の誓いを立て、安全保障上の主権を中国に明け渡した。国際社会では、中朝の主張を代弁して、韓国は米中の選択が出来ると宣った。
中朝工作員の傀儡政権として見れば、これらの成果は一定のレベルを満足する物と思います。
文政権は、ロウソクデモ、K防疫、G7のゲスト参加を先進国入りした証拠など、韓国人特有の過剰な自己評価と認証欲求を満足させ、今でも40%を超える支持率で、次期大統領候補者を凌いでいます。この点から、文大統領は韓国国民に向いて(マッチして)いる大統領だったと言う事が出来るでしょう。
次期大統領後の韓国の将来は、文大統領の傀儡政権としての成果と、国民に与えた餌を取り上げる事が、出来るかどうかだと思いますが、成果は、中朝から約束を守れと言われ、餌を取り上げられるのを韓国人が嫌がるでしょう。
誰が大統領になっても変わらない、変われないのは、中朝関係と韓国人の性癖の為です。
文政権は、経済的な環境をより一層悪化させましたので、誰も解決する事が出来ない状況が深刻化しています。アメリカのテーパリングに対応出来る措置を韓国は、持たないでしょう。
韓国は、その無能さと性癖から自国の問題を自分で解決出来ず、周辺国に解決させようとします。日米は、それに巻き込まれずに、先進国として責任を取らせれば良いと思います。
虚構と虚飾に有頂天になるタイプに関しては、世界諸国は「案外」耐性がある、というか、あしらい方は心得ている、当方にはそのように感じられます。分かってないのは日本と日本人のほうだったりする可能性は相当に大です。
この先、日韓断交が実質不可能としても、断交に限りなく近い最小限の国交程度で放置するしかないと思います。大使召喚も有りだし、経済安全保障の観点から蛇口の開度をもっと絞っても良いし、もちろんビザ復活もそうです。何故なら韓国政府自体が中国北鮮の鵜飼の鵜も同然ですから。
日米や西側の情報を韓国鵜が飲み込み、中国北鮮の前で首を絞られ、獲物を吐き出します。その時、獲物が多ければ褒められ、少なければド突かれ、蹴飛ばされるが、最後は空腹の鵜に魚一匹が与えられます。最後の魚一匹が中国人観光客の一部渡航緩和だったり、いっ時の貿易の緩和だったりします。北鮮ならば、横流し原油に対する北鮮担当者の一筆の葉書のお礼かも知れません。
いずれにしても、彼等が中国鵜飼の鵜に成り下がった時期は朴槿恵政権からであり、北鮮鵜飼の鵜になったのはもちろん文在寅政権からです。
追記させていただきます。
韓国が既に中国北鮮の鵜飼の鵜であることは、米国も軍事技術の漏洩や北鮮瀬取りやフッ水横流しとサムスンの関与をとっくに御承知の筈で、知らなかったのは日本だけだったという脳天気ぶりだったが、FOIPに託す米国が韓国支援の圧力を日本にかけるなど、あろう筈がありません。ただ、韓国の意を受けた無力のシンクタンクから、支援云々の声があるかも知れないが、そんなのは本流でもなんでもありません。
今後の日韓関係についてふと思った事を、何点か箇条書き。
慰安婦、徴用工、佐渡金山登録の問題、福島処理水排出についてなど、日韓共に「相手が悪い」となるでしょう。
韓国は纏まって「日本が韓国の言う事を聞かないから、日韓関係は悪化する」と言い、日本は国内に「日本が悪い事を認めろ」という工作員勢力がいる事が大きな問題だと思います。
ウクライナ問題で米露が衝突するでしょうが、彼らはお互いの価値観が異なる事を認めて、どちらが正しいかを争う事になるでしょう。
日韓関係で気味が悪いのは、価値観が異なる事を有耶無耶または、価値観が一致しているかのように見せかけて善悪を争おうとする韓国人の民族性です。
元々日韓の価値観は異なり、その乖離の広がりが日韓関係の乖離と連動しているだけです。
根幹は日本の戦後教育に有るんだと思いますが、日本人のぬるま湯状態が、変わらないとならない時期が近づいているように思います。
団長さんがいたら、相手にしてくれるんだろなぁと思います。
> 価値観が異なる事を有耶無耶または、価値観が一致しているかのように見せかけて善悪を争おうとする韓国人の民族性
そもそも韓国人は価値観が異なっていることを認識していないと思います。なぜならば、彼らにとっては、ただ一つの正しい価値観、ただ一つの正しい世界観のみが存在しているのであり、異なる価値観が存在しうるということを想像することすらできないからです。
ゆえに、ただ一つの正しい価値観に沿うとしない日本人は「無条件に間違っている」のであり、正しい価値観を体現する韓国人は、間違っていることにすら気づいていない愚か者たちの間違いを正してやることこそが義務なのです。
ところで、1970年代頃から、同程度の妥当性を持つ複数の価値観が併存しうることを明かしてきた構造主義人類学は、いったい韓国ではどのように受け取られたのか、ちょっと気にはなりますね。
韓国との交渉は徒労感ばかりが募り、関われば関わるほど解決から遠のくばかり。
云わば「助けない・教えない・関わらない」の非韓三原則に忠実であったのが岸田政権であり外務省であったから、ある意味、岸田内閣の対韓外交だけは評価していました。世界各国に対する日本の外交の足を韓国のためだけに引っ張られてしまうことは国益が大きく損なわれる、と。
しかし、岸田内閣が世界遺産登録申請を決め、考え方を改めました。
RCEPが今年から発効し、日本にはまだまだ米中二股外交への引力が強く働いたままです。2月1日には韓国がRCEPに加わり、韓国には中国への引力がさらに強力に働くことが予想されます。韓国の米中二股外交への引力は、日本よりもはるかに強く作用することになるでしょう。
日本は米中二股外交の引力から脱出速度を得なくてはならないと思います。脱炭素にこと寄せて「脱韓」です。韓国の反日不買運動から唱えられた「脱韓」に再び力を与える時が来ているのでしょう。
去年年末、韓国メディア(保守系、左派系問わず)は佐渡金山世界遺産登録に反対する旨を全力で喧伝していました。12月28日、韓国外務省はそれに応え、世界遺産登録申請に対し全方位外交で潰す宣言を行いました。この瞬間、文在寅政権はアメリカから内々に要請されていた日韓関係改善方針を自ら投げ捨てました。同時に、熱望していた南北終戦宣言までも最終的に投げ捨ててしまいました。
文在寅政権に対する最終的な日本政府の回答が、今回の佐渡金山登録申請の決定だったのでしょう。それは韓国の反日に対する日本からの公式的な承認であり、これからも韓国から離れていくために韓国の反日を利用していく決意を表明したものであると受け取れます。
韓国の次期政権が尹錫悦候補であれ、李在明候補であれ、保革問わず韓国政府は対日世界遺産登録に振り回されてしまうことが容易に想像されます。これを利用して、日本は韓国からの脱出速度を得ることに繋がると予想します。
それは同時に、韓国の後背にある北朝鮮、中国、ロシアからの脱出速度を得ることに繋がるのかもしれません。
比翼様、同感です。
非韓三原則とはいっても彼岸から絡んでくるのでどうにもなりません
脱韓のためには日本国民が彼岸にうんざりするイベントがもっともっと必要ですw
佐渡金山の登録がどうあれ脱韓のスプリングボードとなってくれることを願ってやみません
韓国のメディアが使う表現に「既望拷問」というのがあります。つまり相手(自国民だったり、外交の相手国だったり)に期待を抱かせ、煽ってその期待を最大限膨らませておいて裏切るというものです。韓国のお得意技です。食い逃げ外交の真髄と言ってもいいでしょう。その意味では、岸田首相が韓国側が昨年末に全方位外交で佐渡金山の世界遺産登録を潰すと意気がっていたので、一見日和って「今年は申請見送りの方向で調整している。」なんぞと観測気球を上げて韓国側に期待させておいて土壇場でやっぱり登録申請すると決定しました。一見いつもの韓国のやり口をそのままやり返したようにも見えます。
これが岸田首相が計算づくで仕掛けたのなら、なかなかエグイと思うし、頼もしいと思います。でも単に岸田首相の決断力のなさが露呈しただけなのか今の時点では解りません。ただ今は佐渡金山の世界遺産登録を引っ込めるタイミングではないと思うので申請することに決めたのは良かったと思います。これで問題を政治問題化して事を大きくしたというコメントもありましたが、この問題はいつの時点で出したところで韓国さんが派手に大騒ぎして政治問題化してくれますので変わりはありませんから。だからこそ今のタイミングで韓国に配慮したと思わせてはならないし、我が国もう1ミリたりとも妥協しないという姿勢を堅持すべきだと思います。世界遺産登録が成功するかどうかは、我が国に決定権があるわけではないのでどちらになっても仕方がありません。ただこの世界遺産登録を韓国が邪魔をしてくれば、我が国は堂々と証拠を示して我が国の主張を国際社会に示すチャンスになります。幸いここ数年で国際社会でも韓国の理不尽さ、不誠実さが知られてきて我が国の主張に耳を傾けてもらえる雰囲気もできて来ています。さらには外交の行き詰まり、経済破綻の危機で弱っている韓国に対しての負担にもなりますし、反日感情に燃料をくべることにもなり、あちらが火病ってくれれば困ってもすり寄りにくくなりますからね。
対応するのは外務省なので不安は大きいです。
外務省に喧嘩のやり方を指南してくれる人はいないのでしょうかね。
コンサル会社か人材紹介会社に頼むのも良いかも知れませんね。
コンサルや人材派遣にろくなのがいない
今回の外務省の対応で最大の失策だったのは、「申請見送りの方向で検討している。その理由は、韓国からの反発があるからだ」などという情報が流れてしまったことにあります。
リークだったのか、担当者がうっかり口を滑らせたのか、それとも報道機関があることないこと書いたのかはわかりません。しかし、このような情報が流れたことにより、問題は日本国内でも一気に政治問題と化しました。元々、韓国側は政治問題にする気満々でしたから、これで立派な日韓間の政治問題となったわけです。
面倒事を増やしたくないという意味で、外務省内で「そのような雰囲気」が醸成されつつあったであろうことは容易に想像がつきますが、外部に対しては「様々な調整などを要するかもしれないので、現在慎重に検討中である」くらいの姿勢を見せておけば良かったのに、「韓国がイチャモンをつけてくるから申請を見送る」などとしたのは最悪のやり方でした。20年前ならそれで丸く収まったかもしれませんが、現在では逆効果にしかなりません。少なくとも、外務省は国内世論の動向をきちんと把握できていなかったということだと考えます。
日本から見れば、世界遺産への登録申請など、せいぜい観光業への側面支援であり、政治的な意図などなく、本来は事務方案件であるはずです。しかし、中韓にとってはそうではありません。中国にとってはプロパガンダの一つであり、韓国にとっては「唯一の正しい歴史観」を国際的に認証してもらうための手段です。つまりは、優れて政治的な問題なのです。外務省のみならず、少なからぬ日本人がその点をきちんと理解していないのではないかという危惧を持ちます。杞憂であってほしいものですが。
日韓関係はメディアにとっては格好のネタであってきましたし、これからもそうでしょうが、かれらは自らが「仲人ぐち」を利いている善き心の仲裁者のつもりでいるのかも知れません。あるいは公正なジャーナリズムを心がけているつもりでいるのかも知れません。
ですので、煽ってその期待を最大限膨らませておいて裏切るなどという風に彼らが勝手にそう解釈するなら、仲人ぐち利いた誰かさん(たち)が豆鉄砲を喰らう結果になって、いつもも自業自得に堕ちると思います。
新潮の鈴置氏の記事は確かにあっという間の5ページで、「え?もう終わり?」「もっと読みたい」と思えるものでした。
と同時に岸田文雄以下宏池会の岸田側近や増税ばかり気にする財務官僚にも読ませたい記事。