ワクチン台湾提供が「6月4日」に実現したことの意味
今朝の『私たち日本の大事な友人である台湾に送られるワクチン』に、「続報」があります。産経ニュースに昨晩、今回の台湾への迅速なワクチン提供が実現した背景には、安倍晋三総理の動きがあったとする趣旨の報道が掲載されていました。中国が台湾へのワクチン供与を妨害しようとして、その結果が「6月4日のワクチン提供」だったのだとしたら、これは当てこすりとしてはなかなか強烈です。
「8964」を人類に記憶に…
本日で、あの忌まわしい「六四天安門事件」から32年が経過しました。
あらためて、その内容を振り返っておくと、本当にやりきれない思いがします。これについて、『ビジネスインサイダー』というウェブサイトに昨年、こんな記事が掲載されていました。
中国が歴史から葬り去ろうとしている天安門事件、30枚の写真
―――2020/05/28 17:40付 Business Insider より
「中国が歴史から葬り去ろうとしている天安門事件」。
当時の生々しい写真からは、ソ連、東欧諸国などの民主化を受けた、民主化を渇望する中国の民衆の熱い思いと緊迫感が伝わってくる思いがします。
天安門事件の犠牲者数を巡っては、「1人」という数字から「数百人」、「千人以上」など、さまざまな推計がありますが、その正確な人数はいまでも明らかではありません。こうしたなか、今から約3年半前、英国で「中国人民解放軍が殺害した人数は、少なくとも1万人にのぼる」との報道がありました。
天安門事件の死者は「1万人」 英外交機密文書
―――2017年12月26日付 BBC NEWS JAPANより
英BBCによると、この「1万人」という人数は、当時のアラン・ドナルド駐中英国大使が1989年6月5日付の極秘公電で英国政府に報告したもので、同大使はその情報源を「中国国務委員を務める親しい友人から聞いた情報を伝えてきた人物」から入手した、などと説明しているそうです。
いずれにせよ、中国共産党がどう取り繕おうが、この事件が歴史から消え去ることはありませんし、また、消し去ってはなりません。「1989年6月4日」を略した「8964」を、「人類として」記憶にとどめるべきでしょう。
安倍総理の活躍
さて、今朝の『私たち日本の大事な友人である台湾に送られるワクチン』では、アストラゼネカ(AZ)製のワクチンが台湾に届けられる、という話題を取り上げました。
【参考】『私たち日本の大事な友人である台湾に送られるワクチン』
私たちと価値や利益を共有する大事な友人にして重要なパートナー、そして東日本大震災の際を含め、私たちが困難な状況に陥ったときに助けてくれた台湾は、貴重なワクチンの行き先としては、まさに最適でしょう。
こうしたなか、「独自情報」として台湾へのワクチン提供を報じた産経ニュースには昨夜、こんな記事も掲載されていました。
ワクチンの台湾提供、安倍前首相ら動く 中国妨害警戒 日米台が水面下で調整
―――2021/6/3 22:03付 産経ニュースより
産経ニュースによると、今回の台湾への迅速なワクチン提供劇が実現した背景には、水面下で安倍晋三総理ら自民党議員が動いたこともあったとしています。以下、産経の説明の概要です。
- 台湾へのAZワクチン提供は、中国からの横槍を警戒しつつ、水面下で慎重に準備が進められた
- COVAXを通じて台湾に提供する案も検討されたが「時間がかかり過ぎる」と判断された
- 安倍晋三前首相ら自民党議員も動き、迅速な提供を実現した
(※記事原文にある「安倍晋三前首相」とは、安倍総理のことです。)
産経によると、もともと、台湾からは5月の連休明け以降、複数ルートを通じて「100万回分ほどワクチンを融通してくれないか」との打診があったそうです。
こうしたなか、5月24日夜、米国のヤング駐日臨時代理大使と謝長廷(しゃ・ちょうてい)台北駐日経済文化代表処代表の意見交換会に招かれた薗浦健太郎元首相補佐官が、日本で公的接種で当面使わないAZ製ワクチンの台湾への提供に言及。
ヤング氏がこれに「グッドアイデアだ」と賛意を示し、薗浦氏がさっそく翌日、安倍総理にこのやりとりを報告して協力を要請し、安倍総理が「すぐやろう」とこれに応じたことが、迅速なワクチン提供につながった、などとしています。
さまざまな点で象徴的
この産経の報道が事実かどうか、私たち一般読者には検証するすべはありません。
ただ、もしそうだとしたら、さまざまな意味で象徴的です。
安倍総理が動いたということは、安倍総理が政界で力を保持しているという証拠でもありますし、また、現役の総理大臣時代にはできなかった、「日台友好」などに向けた動きができるようになっているという点では、自由度が増したという言い方もできるでしょう。
また、ワクチン提供が実現した日付もさることながら、実現までの期間も、従来の日本政府では考えられないほど迅速です。実現するまでの期間が短かったことで、中国としても横槍を入れる時間が取れなかったことは、高く評価して良いでしょう。
実際、『台湾へのワクチン提供を「政治目的」と日本批判=中国』でも報告しましたが、中国の汪文斌(おう・ぶんはん)副報道局長は5月31日の記者会見で、この台湾へのワクチン提供を強く批判しています。
中国、日本の台湾支援けん制 新型コロナワクチン
―――2021年05月31日 20:20付 時事通信より
中国、日本の台湾ワクチン支援構想に不快感
―――2021年05月31日 19:10付 ロイターより
どちらの記事もほぼ記載内容は同じですが、ここでは時事通信の方の記事から、汪文斌氏の発言を紹介しておきましょう。
- 医療援助は救命という初心に立ち戻るべきで、政治的利益をはかる手段に成り下がってはならない
- 日本は今もなお自国のワクチン供給を十分確保できない。日本政府の表明は(台湾)島内を含む多くのメディアや民衆から疑問視されている
…。
「医療援助は救命という初心に立ち返るべき」。
台湾のWHO総会参加を邪魔するなど、台湾への医療援助を全力で妨害して来た者が口にして良い表現ではありません。そして、「政治的利益をはかる手段」にしているのは中国共産党自身であり、自己紹介としか言い様がない発言でもあります。
そして今回、ワクチン提供が「6月4日」に間に合ったこと自体、結果的には、中国に対する強烈な当てこすりでもあるのかもしれません。
安倍総理の訪台は?
さて、個人的な観測です。
安倍総理の自民党総裁・内閣総理大臣への「再々登板」がない、という前提の話ですが、もしかすると、コロナ禍が一巡した際、安倍総理が「一介の衆院議員」という立場にあれば、台湾を訪問して蔡英文(さい・えいぶん)総統を表敬訪問する機会もあるかもしれません。
もしそうなれば、日台友好に新たなページが書き加えられることになるでしょう。
「パイナップル」、「ワクチン」と続く日台友好の流れを、慎重に見守っていく価値はありそうです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
(そう自分に言い聞かせないと、素人が舞い上がってしまうので)
もし、今回の日本から台湾への新型コロナワクチン提供に、アメリカも関与していたら、「アメリカに(半導体サプライチェーン再構築で)協力しても見返りが全くない」ということを否定することになるのではないでしょうか。
蛇足ですが、(建前でも)「3.11で日本支援してくれたところが、WHOオブザーバー参加もできないので、日本が支援する」と言えば、日本国内で、これに反対することは難しいのではないでしょうか。
駄文にて失礼しました。
「斌」は「ヒン」ではないでしょうか。
かもひろ様
>「斌」は「ヒン」ではないでしょうか。
音読みは「ヒン」と「フン」があるようですが、一般的には「ヒン」が多いと思います。
また、中国語での発音は「bin1」(ピン)ですので、「ヒン」の方が近いですね。
辞典・百科事典の検索サービス – Weblio辞書
https://www.weblio.jp/content/%E6%96%8C
かもひろさま
中国勤務時代にこの名前の部下がいましたが、日本人に聞こえる音としてはは「ビン」が近かったと思います。
日台友好の特使として安倍総理ほど適任は他にいません。
基本的には、元首相であればそういった特使の資格はあると思います。安倍総理のような卓越した実績は必要としません。ただ、その卓越した安倍総理がそれを行うことによって、台湾に対して、世界に対してより強いメッセージを送ることが出来ます。
そもそもアメリカでも元大統領が特使を務めることはありますので、アメリカでも違和感のない話でしょう。
安倍特使は、それこそ日本としてだけでなくアメリカ含めた陣営の切り札として大々的に行われるような気がします。
すごく期待しています。
中央通訊社が報道してます。
https://www.cna.com.tw/news/firstnews/202106045005.aspx
日本馳援台灣124萬劑AZ疫苗 日航專機起飛赴台
はにわファクトリー さま
まあガッツリと報道されてますね。
これを見るだけなら、喜ばしい話だと思います。
当記事とは関係ないコメントになるのでしょうが。
台湾にワクチン供与はいいとして、動くなら国内の効率よく無駄のないワクチン接種の為に顎いて欲しいものです。
日本の国威発揚のため、是とも安全なオリンピック開催を果たしたいものですね。
それ河野さんの仕事。
アメリカも追って台湾に供与を進めるようです。
日本から6.4に提供されたことを中共は、「メンツを潰されたと」大いに気にするでしょう。
吉と出るか裏目に出るかは、まだ分かりません。
一段と安倍首相復帰論が、盛り上がるんだと思います。
朝日新聞が「なぜ、アストラゼネカ製なのか」と社説に載せそうな気がします。
>※記事原文にある「安倍晋三前首相」とは、安倍総理のことです。
いつもなら「本ブログでは~」みたいな書き方だったと思いますが、何かあったんですか?
匿名様
>いつもなら「本ブログでは~」みたいな書き方だったと思いますが、何かあったんですか?
新宿会計士様が、うっかり本音を漏らしてしまったのかと思います(笑)
私には見えないようですが、もしかしたら「本ブログでは~」が隠し文字として埋め込まれているのかも・・・?!
安倍氏をリスペクトするのは自由ですが、わざわざ記事に総理と記述するのはどうかと思いますね。
まして、注釈を付すとか最初から適切に表記すれば済むのに、とか思っちゃいますけどね。
>安倍氏をリスペクトするのは自由
???
リスペクト?なのかどうかは
?なのですが(笑)、
一方で、
民主的な選挙結果を重ねての
長期政権なのに、
ご自分たち少数派が敵わないからと
呼び捨てや誹謗の言葉を盛りたくる
ドブサヨのブログさんたちの方は、
どうかと思うどころか、
そんなこんなのお方さんたちで
あることを自ら晒して
もらってるなあと感じるのが、
選挙結果でも明らかな
多数派国民良識層の見方でしょうな。
本文に書き忘れた内容を自己コメント。
新型コロナウィルス感染症、すなわちいわゆる「武漢肺炎」を全世界に撒き散らした国が中国であるという事実を踏まえるならば、「武漢肺炎との戦い」とは、「中国が全世界に撒き散らした感染症との戦い」である、と言い換えても良いでしょう。日本の試みは、その戦いにおいて台湾を側面支援しようとするものであり、単なるワクチン供与を越えて、「台湾をコロナの侵略から守るための共同作戦」という言い方をしても良いのかもしれません。
新宿会計士様
>台湾をコロナの侵略から守るための共同作戦
全く以て仰る通りです。
東日本大震災に代表される台湾の支援に応え、台湾をコロナ(中国)の侵略から守るためにも、安倍総理の決断は誠に時宜を得ており、その行動力も賞賛されてよいと思います。
「台湾をコロナの侵略から守るための共同作戦」の一文を読んでふと思いました。
台湾でワクチンが足りずコロナ蔓延したら、防疫と称して医療従事者を装った解放軍がワクチン接種部隊として進出するような事態も有り得るのではないかと。
中共にとって、民主主義とは政体を揺るがす疫病であり、コロナ(と民主主義)という疫病から台湾を解放するのだ、という戦術選択がないとも言えないわけで。
以上は妄想ですけど。中共の理論展開として不可能ではなく、むしろ好機かもしれない。
コロナにかこつけて中共が台湾に干渉する機会を封じたという意味で、しかも天安門事件に絡めた日程で民主主義の連帯を強調した、日本政府のファインプレーだと思います。
ところで、「安倍総理」の表記について。
菅総理は安倍総理が任期中に全うするはずだった仕事を執行する役割を引き受けたと思いますので、実質的にはいまも安倍氏が総理(そのような構図がいいのかはともかく)と見るのが普通と考えます。
自民党もそのような理解で菅氏を総裁に選んだのでしょうし。
ただ、なぜ「安倍総理」と表記するのかという説明はあってよかったのかなと思います。
台湾の各新聞社では日本からのAZワクチン送付の件、一面トップで報じられてますね。「124萬」(笑)。
外務省は当初、コバックスを通じた提供を検討したものの、安倍氏らから「それでは時間がかかりすぎる」との声が上がったとか。やっぱり外務省らしいわ。やる事遅すぎ!
台湾からは「スピード重視で対応を」との意向があったそうで、実にヨカ事です。日本の在庫は、確か9月が使用期限でしょう。追加支援もあるとの事ですから、総計1,000万回分でも早期にあげれば良いと思います(あんまり一度に集中すると、打ち手や会場の問題で台湾が困るかも)。
めがねのおやじ 様
2Fの妨害があったと言う話もありますね。
そりゃあ、和歌山にはパンダがウジャウジャ居ますから、中国様には義理立てしなくちゃあね。
東日本大震災へのお礼という話はよく出ていますが、
ワクチン対策においては同士なんです。
先に手を差し伸べてくれたのは台湾です。
日本が台湾に支援をするのは当たり前。
依頼を受けた数の倍のワクチンを渡してもかまわない。
日本政府には「最低、200万回分だろ」と突っ込んでおきます。
「日本加油!」台湾からマスク200万枚到着、台湾ネットユーザーも声援
Record China 2020年4月22日(水) 12時30分
https://www.recordchina.co.jp/b800245-s0-c100-d0052.html
上記リンクより一部抜粋
『台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は18日、自身のツイッターアカウントのフォロワーが100万人を超えたことを報告する日本語のツイートで「マスクが少しでもCOVID-19と闘う日本の役に立てれば。共に戦えば、一人一人の力の和より大きな力を生み出せる!」(原文ママ)とつづっていた。』
追記です。
そのころ韓国は
マスク需給改善の韓国、「でも日本には送らないで」
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60277
台湾の呉釗燮外相が、日本外国特派員協会のオンライン記者会見で、安倍前総理の訪台をいつでも歓迎する旨発言したそうです。
https://japan.cna.com.tw/news/apol/202106030011.aspx
特段の肩書を持たない一介の衆院議員なので、安倍前総理が自由に動ける範囲は拡がっていると思います。とは言え、安倍訪台を北京が座視するとは思えないので、上手くタイミングを見計らう必要はあるでしょう。なんだったら、トランプ前大統領と一緒に訪台するなんてのも面白いかも。
ちょっと深読み。
仮に、第一次安倍政権の仕込みが、第二次安倍政権で起動して実現したと見るとします。
安倍元総理は、いまや自分が敷いたデザインの元に、総理という雑事に縛られることなく、いち議員としてフリーハンドで外交の要点を締める活動が可能になったようにも見えます。
ちょっと表現は悪いですが、外交に関しては、安倍元総理が影響力を持って動いている限り現職総理は誰でもいいのかもしれません。
極端なこといえば、安倍氏が次の衆院選に立たず、民間人としていろいろやり出したら、反日国にとってはかなり厄介なことになるんでないか。そんなふうに思います。
そんなことを考えていると、安倍氏ご自身はすでにステータスが確立されていますから、縛りが大きいポジションでないほうがもっと自分の考えを実現できると気付いて、より仕事をしやすい陰の立場に回ることを選択したのではないかな、とか。
再登板の含みを残してるってとこが重要です。
その含みを持たせたうえで、民間人となった安倍氏とトランプさんがつるんで諸国漫遊とか。
たまたま台湾やインドやトルコやロシア(!)に立ち寄りつつ、東南アジア観光してたらたまたまASEANの会議があったり。でもなぜか中国と韓国には行かなくて。
デタラメな話ですね。すんません。
新宿会計士様や読者投稿各位の投稿に対し、敢えて一石を投じることになってしまうのですが、私は「日台友好」という言葉に少し引っかかる点があります。
大前提として、現在の東アジア情勢における日本の台湾関係とは、
〇その国に対する国民感情が悪く、国益上付き合う必要がある
〇基本的価値を共有する相手である
と言えることに、私も全く異存はありません。
しかし、それを以て「日台友好」「日本の大切な友人」だと、台湾を大いに持ち上げても差し支えないのでしょうか。
1972年9月の日中国交回復以降、「日中友好」がいわば不文律のように日本全国を闊歩していましたが、現在の対中感情はその真逆の方向が主流を占めています。
日本はというと、悪夢の民主党政権下で国際的な信用が泥沼のどん底に落ちたことがありました。世界主要国から見た当時の日本は、果たして協力関係や友好関係を強化すべき対象であったのでしょうか。
台湾に目を向けてみると、福島県産食品の輸入規制状況において、未だに「広い品目で輸入規制をしている国と地域」(中国、香港、マカオ、台湾)の一角を占めています。
この内、香港とマカオは中国政府が主権を持っているため、事実上「中国と台湾のみが輸入規制を継続している」と言っても過言ではないと思います。
出所:ふくしま復興ステーション
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/ps-overseasrestriction.html
あまりうまく説明ができませんが、(相手が)台湾だから「日台友好」を推進すべき、(横暴な)中国から日本企業は速やかに撤退せよ、(無能である上に)朝鮮的朱子学思想にどっぷりつかった韓国など論外だといった論調については、私自身も同意できることが多々あるものの、同時に何となく漠然とした危うさというか、違和感を感じることも否定できません。
外省人・本省人の違いはあれども、台湾も中国系の血を引く人たちが多数派であると思います。対中国共産党との外交関係という視点からは、台湾はぜひとも味方に引き入れて、関係強化を図るべき相手であることに異存はありませんが、日本の国益という視点からは、台湾を全面的に信用してよい、日台友好は大いに展開すべきだという「結論ありき」に陥らないように慎重に対処する必要があるのではないかと考える次第です。
概ね同意します
友好的であるのはいいけどそれが絶対ではないと、国益という視点は外せないと。
その上で台湾へのAZワクチン支援は中国のワクチン外交に対抗するためにも行うべきであると
名古屋の住人様
ご懸念ごもっともだと思います。
仰っているのは、距離感の話ですよね。
確かにそうかもしれませんね。
しかし、例えるならば、今は雪山で遭難しそうなときですから、平時よりも気持ちを合わせるべきではないかとも思います。
遭難したときに肌を寄せ合える仲であるような関係を作ってきたのが台湾です。(逆に、遭難したとしても離れていたい仲を作ってきたのが、韓国です)
当然、肌を寄せても、臭いとか不快なところはお互いにありますが、逆転の発想で、この危機を契機にして、ピロートークで平時の問題も円満に解決ができれば良いなぁと思います。
> 事実上「中国と台湾のみが輸入規制を継続している
仰る通りです。加えて、台湾は尖閣諸島の領有権も主張しています。
台湾の内情は複雑で、様々な勢力がひしめいており、台湾は無条件に信頼できるとか、台湾は全く信用できないとか、一括りに決めつけできません。
例としては不適切かもしれませんが、映画の話です。台湾に魏徳聖(ウェイ・ダーション)という映画監督がいます。
『海角七号 君想う、国境の南』(2008年)では、現代台湾に日本領時代の思い出が交差する切なさと笑いが詰まった日本慕情ラブコメディーで大ヒットを記録しました。
続く『セデック・バレ』(2011年)では霧社事件を取り扱いました。日本の武断統治に抑圧された原住民セデック族が反乱を起こし、それを日本軍が容赦なく鎮圧し壊滅に追い込むという悲惨な話です。
そして『KANO 1931海の向こうの甲子園』(2014年)では、日本領時代の嘉義農林学校野球部が予選を勝ち進み、ついに甲子園で決勝戦を迎えるまでの感動の物語です。(この作品では魏徳聖氏は製作・脚本担当です。)
魏徳聖監督が、あえて霧社事件で物議を醸す姿勢は、日本統治の光と影を隠さずに描いていると見ることもできますが、台湾人の心の奥底にある日本に対する恩讐の吐露と見ることもできると思います。
一人の人間の中にも、日本に対する複雑な思いが渦巻いているのです。出自、民族、言語が異なる様々な人々が入り交じる台湾を、単純に一括りにできるはずがありません。
日本の外交として、台湾を韓国よりも優遇し、中国を強く牽制する姿勢は正しいと思います。ただし、それは冷徹な利害に基づくべきで、友情などという当てにならないものにすがってはなりません。
世界史に疎く頓珍漢かと思いつつ投稿させて頂きますが、そもそも「台湾が中華人民共和国の一部である」という定義は台湾に住む人々にとって正義なのでしょうか?「一つの中国」というのは大陸の中国共産党が決めたことで、ある時期に世界の国々が中国貿易で儲けるために友好条約を結ぶ下心でそれを認めたものである、台湾に住む人々が主体的に決めたことではない、と理解しているのですが、間違いでしょうか?
そして、日本も米国もその他の諸国も、近年の中共の覇権主義に対抗しかつ過去のように貿易一辺倒で付き合う必要もないことから、台湾および中共との付き合い方を修正しているのは正しいと思います。
「大一統思想」(下の方でちょっと説明しました)を当然のものと考えている外省人からすれば、「一つの中国」という考え方は否定しようにも否定できません。でも、本省人にとっては、知ったことではないでしょう。李登輝元総統が言われた「一つの中国、一つの台湾」となると思われます。
ただし、外省人からしても、「台湾は中華民国の一部である」というのが公式の立場なので、中華人民共和国の一部という考えはちっとも正義ではありません。
中共支配地域は中華民国の一部である。
と言えなくもないかなと。
現状において中共が支配している。だけ。
いわゆる中国というのは不思議な地域で、四千年の歴史とか言いながら、わりとコロコロと支配民族が変わっていたりするのですね。
元々「中国人」というアイデンティティが無ければ、別にまぁ中華民国でも中共でもいいんじゃね、って雰囲気はアリなのかなと思います。
ただしそれは大陸側の人々であって、もともとの台湾民族って、日本における琉球のような、統治者に調子を合わせて同化するけど独自の民族性は遜らないタフさがあるように思います。
ラスタ 様
>中共支配地域は中華民国の一部である。
台湾が「チベット・ウィグルの独立を認める」と宣言するのは面白いと思います。
正論ですが、周りが中朝韓露なので、台湾が聖人の様に見えてしまっても仕方ない部分があります。
>基本的価値を共有する相手
台湾が東アジアで唯一だからなぁ・・・
台湾はいい人だという、ある意味期待値を前提とした基準で考えるべきではないと思います。
が、日本にとって、地理的な周辺国にあって日本を敵視せず、民主主義護持と国際条約遵守において共感できるのが台湾であり、その台湾に比較的好感するのは当然でしょう。
それと同時に、台湾とは日本から南シナ海へ、その先はインド洋へ至るシーレーンの根本的核心です。
中共の南シナ海における侵略行為を踏まえれば、韓国とはまったく別次元の重要性から、日本として台湾はそれこそ死守するに値すると思います。
なので、台湾に対しては、あくまで日米側へのシンパシーが前提であって、裏切れば戦場になると理解してもらったうえでのお付き合いであると明確に示すのが最善と思います。
本省人が元来の台湾民族で、外省人が旧中国国民党の中華民族として。台湾国民(市民?)が一枚岩でないとしても、彼らと日米で共通の敵は中共で一致します。
彼らが困っているときに後ろから背中を押してあげても、何の損もないでしょう。
日本の国益として、損か得か。
私は、今回のワクチン提供は、かなりのお得感があると考えています。
台湾、ほんと素晴らしい国ですね。
以前台湾を一周した際、日本名のような鉄道駅名が多くて驚きました。
特に台東県において、新城、平和、豊田、池上等、駅の雰囲気も昔の日本のローカル線の雰囲気、ノスタルジーを感じ、ふと降り立ってその辺りをブラブラ散策したい気持ちになりました。
花蓮の民宿に泊まった際、駅まで遠いにも関わらず金をケチって歩こうとした際、タクシー運転手をしているその民宿の台湾人の奥さんが、駅まで用事があるので乗っていけ、金はいらないからと言われました。
あきらかに、「駅までの用事」は、私に気を遣わせないように、とってつけた理由であり、その日本人的な心遣いに感動したものです。
日本精神、日本魂が息づいている台湾にいると、何だか穏やかな気持ちになります。
台湾のおかげで、戦前の日本が韓国等の言うような絶対悪の帝国では無かったと身をもって感じることができます。
震災時の募金もさることながら、日本統治を経験した国が親日でいてくれるということ、それは日本人の誇りを失わずにすむことであり、何よりも大切な宝物です。
有難う、台湾。
PONPON さま
私も台湾が好きです。
確かに、外交上は「全面信頼する国」ということはあり得ないのでしょう。台湾相手であっても、日本の国益第一で処理すべきこともある筈です。謝〇舫みたいな、台湾出身でも少しも信頼できない人物もいますしね。
でも、日本のように隣国に恵まれない国にとって、民間レベルでは信頼できる国民がいることも確かです。(個人的には、「国」として認定しております。逆に、中共は山賊と同じ。)
これから、台湾の重要性は高まる一方だと確信しております。共に「対中共」で協力していくべきと考えております。
「8964天安門事件」
この虐殺には99パーセント非難せざるを得ません。
ただ、残りの1パーセント、他に手段があったのか???
指示した鄧小平などの当時の指導者、
皆、文化大革命の惨状の経験者で目撃者。
弾圧された側の被害者でもありました。
圧殺しなければ、自分たちが圧殺されるかもしれない。
当時の権力構造も社会構造も不明なので・・・。
習近平氏は毛沢東を理想としているらしいので、毛沢東が引き起こした
大躍進政策と文化革命の惨禍が再現するのかも。
天安門事件を見ての私の感想は「ああ、共産党という看板はあれど、中国の統治者のすることは中華帝国と何も変わらないのだな」でした。要するに、トップに立つのが世襲ではなく、凄惨な権力闘争を勝ち抜いた人というだけで、統治機構は中華帝国と同じであると。
それ以降、中華人民共和国を見る視点がちょっと変わりました。包装はともあれ、中華帝国のすることだと思ってみれば、腑に落ちる点が多々あったからです。
中国には「大一統思想」というものがあります。簡単に言えば、「天下は一つのものとして統一されているのが正常な姿である」という始皇帝以来の考え方です。しかし、元来言語も文化も風習も異なる多くの地域を「一つ」として統治するためには、少なからず強権的であらざるを得ません。さもなくば、たちまち地域ごとに分裂してしまうからです。なので、歴代の中華帝国は、程度の差こそあれ、どれも強権的でしたし、共産党政権もその例に倣っているというわけです。
従って、天安門事件も「中華帝国の論理」からは全く正当な行動であるということになります。事件の進行中も、学生たちの主張のあまりのナイーブさを危ぶんでいましたが、案の定、「中華帝国の論理」により粉砕されてしまいました。
もちろん、「中華帝国の論理」を共有していない我々からすれば、天安門事件の結末は容認しがたいものです。しかし、どれほど非難したところで、「中華帝国の論理」に撥ね返されるだけであるというのも、残念ながら事実であると思います。中華帝国からすれば、「天下を統治することの苦労を知らないお前らが何を抜かすか」となるからです。
話はけして単純ではありません。
龍 様
「・・要するに、トップに立つのが世襲ではなく、凄惨な権力闘争を勝ち抜いた人というだけで、統治機構は中華帝国と同じであると。・・」
→ 日、米、台などのいわゆる民主国家での
「(総裁選などを含む)投票でみんなから多数決で選ばれた」トップと比べて、
中、露、韓における
「(暗殺、処刑、投獄を含む)あらゆる手段でライバルを蹴落としてトップに立った人間がトップから落ちるときは、自分がこれまでやってきたことを他者からされる」
という恐怖感はやはり並大抵ではないと思います。
そういった国のトップが他者、他国、あるいは自国民に対しても狂犬・・強権的になるのも個人的になんとなく想像がつきます。
とはいっても想像はつくだけで やはり価値観は根本的に違うんだな と感じます。
龍様
龍様の指摘は中華文明の本質を突いているのかもしれません。
民主化運動家の人々と言っても、真の動機は権力闘争かも。
一旦権力を握ったら、粛清の嵐。
文化大革命が再現され、結局は今と大して変わらない。
理念に惑わらされずに、現実を見ていかなければ…。
Remember 天安門 本日の駐日アメリカ大使館SNSより。
https://twitter.com/i/status/1400650166806319108
安倍前総理には再登板して頂きたいが、それが無理でも影に日に政権に良いアドバイスをする立場にいて頂きたいと思います。
話は変わりますが石破首相の悪夢だけは見たくない。
>話は変わりますが石破首相の悪夢だけは見たくない。
小泉Jr.首相の悪夢もね。
渡邉哲也氏がTwitterで「台湾ワクチン提供時系列まとめ」を投稿していました。
二階幹事長の承認が得られず議論が停滞した自民党総務会を飛ばして、自民党外交部会が直接官邸に直訴したことが功を奏したようです。
この情報のソースは明示されていませんが、ひげの隊長によるタイムリーヒットのようですね。
出所:渡邉哲也氏・Twitter (2021.6.4)
https://twitter.com/daitojimari/status/1400652753429434373?s=19
やっぱり二階は潰す必要がある。
今回のワクチン支援は台湾支援もあるでしょうけど蔡英文支援のほうが主な目的では無いかと感じています。
今回の台湾国内での感染再拡大で蔡英文民進党総裁率いる民進党が苦境に立たされているようですし。
国民党政権が出来ると日台関係は少し距離が出来てしまうと思います。
FOIP構想に大きな穴が出来てしまう事を危惧します。
6月4日の輸送機がJAL809便というところもオツですから、124万回分のワクチンっていうのも弾圧者総数とか何かしら意味がある数字に見えてきます。
人間って何か心配事があると油っこくてパリパリバキバキしたものを食べたくなると初めて知りました。
今般のワクチン空輸は画期でした。なにがどうゆう順序で起きていたのかはこの中央通訊記事が書き記しているようです。
「十日寧靜作戰」
https://www.cna.com.tw/news/firstnews/202106040083.aspx
『國安外交團隊總動員加上總統蔡英文關鍵電話,從跨國法律合約談判、外交保密低調斡旋,到掌控區域局勢穩定,台日雙方的合作,其中包括美國推了一把,10天內完成了一項不可能的任務。
『在短短不到10天的時間內,台日美三方達成初步共識,台日雙方政府密切聯繫,也反覆與AZ協商相關契約修改事宜,在這過程中,蔡總統密集與謝長廷通電聯繫,掌握第一線最新的狀況與進度。
日本語版も出てますね。
日本のワクチン提供「10日間の静かな作戦」 台湾の安全保障高官が明かす
https://japan.cna.com.tw/news/apol/202106040008.aspx
COVID-“19″のワクチンをJAL”8″0″9″便で”6″月”4”日に運ぶなんて、
日米台の各政府で意図したんでしょうけど、これが揃うタイミングがすごいですねぇ。遅くても早くてもずれるし。
米軍機が数機護衛で同伴されたようですし、AZ社のある英国も含め、
各方面の協力を迅速に得て実行されたんですね。
一応中国の反応。
中国、台湾を非難 日本からワクチン提供で
https://www.sankei.com/article/20210604-DVAKCFKOOZI5TFWP3ALBLPAKC4/
>「安全で数量も十分にある大陸のワクチンを受け入れてこそ、ウイルスを抑え込むことができる」と主張した。
大朝鮮の雰囲気、出てますな。
6月4日は「無視(ムシ)の日」。大陸からの雑音はスルーしましょう。
総統のご挨拶です。
https://twitter.com/i/status/1400747050304606210
理系初老 様
台湾政府からの感謝の気持ちですね。すばらしいです。
こうして気持ちよく感謝される隣国とお付き合いを続けていきたいものです。
いつも隣国と言えば「謝罪と賠償」ばかりを求められるだけだったので、
「正しい民度」とはなにかを思い出させてくれました。
国は違えど、これが本当の友情ですね。素晴らしいと思います!
あちらさんとはえらい違いです。
「感謝しています」。
あの国からは聞いたことのない言葉ですね。
心が弱い人間は口に出せない言葉ではないでしょうか。
「ありがとう」という一言には、感謝だけでなくそれを言う勇気が込められていると思ったのでした。
中国に対するワクチン
「さまざまな言い訳をでっちあげ、(中国)大陸のワクチン輸送をみだりに阻止した」
https://www.sankei.com/article/20210604-UPITMLKQOBISXEY55LELKNUFTA/
タイリクワクチン?
いつの間にかユーラシア大陸=中国の認識でおられる様で・・・
> 自己紹介としか言い様がない発言でもあります。
こういう用語法が、ブログ主様にも定着しつつあるのかな?
中国武漢研究所発祥のコロナウィルスへの
英国アストラゼネカ製ワクチンを
日本のJL809便が6月4日に
米国の協力を得て
台湾に配送した
これは、「英国・日本・米国は、自由と民主主義を信奉する人たちを決して見捨てない」との力強いメッセージにもなったと思う。香港の人々は、きっとこのニュースに勇気づけられたことでしょう。
憎き安倍が台湾省を来省するだ、と?。そうだ偉大なる鳩山総理閣下を天安門に上らせて手を振らせよう! そして言わせよう。「日本は中国に内政干渉するな!」と。ぐふふふ、名案だろう。
そう、中南海の偉い人は考えて復讐の刃を研いでいるのでは。ああ、恐ろしい。HATOYAMA旋風は日本の極右勢力に大打撃を与えるでしょう。そんな光景は是非とも見たいくもないです。
稀に見るユニークさです。当サイトの慣行に倣って座布団謹呈差し上げます。ただし1枚です。もっと吠えてください。
臺灣へワクチン提供にあたり、媚中議員や外務省のエリート官僚(特にチャイナスクール)の妨害はどの程度だったのでしょうか?
もしかして他の方が既に書かれているかもしれませんが、
https://twitter.com/focustaiwanjapa/status/1400659823021084678/photo/2
『ワクチンを積んだ日本航空機にお辞儀する台湾の駐日代表処(大使館に相当)職員 』
以前、日本のホテルに宿泊したとき、空港行きのバスに乗ったら、ホテルの従業員の方がバスに深々とお辞儀したのを見て、フランス人の主人がびっくり仰天していたのを思い出しました。これは日本独特のアミニズムか何か?と聞かれて返事に窮した記憶が(笑い。
このあたりの感覚を分かってくれる国って、やっぱり台湾くらいしか思い浮かびません。
それつながりで思い出しました。
私のようなPCオタクの間ではかなり有名な話なんですが、
https://hibinokoto.net/post-571
ASUSという台湾の会社が前回の大震災のときに日本を励ますメッセージをマザボにひっそり入れてくれました。誰に頼まれたでもなく、大々的に宣伝することもなく。こういうことが自然にできるって本当に素晴らしいと思います。ちなみにこの話を聞いて以来、うちのマザボはASUS一択です。次の組み上げではグラボもASUSにする予定。
新宿会計士様
いつも楽しく拝見しています。
非公開コメント(公開を希望しないコメント)は可能なのでしょうか?
ご教示賜れば幸いです。
星大派 様
コメントありがとうございます。
当ウェブサイトでは「読者コメントは議論のプラットフォームに必要」と考えており、当然、すべての読者コメントはほかの読者の皆さまの目に見える場所に置かれます。大変申し訳ないのですが、当ウェブサイトでは「非公開コメント」というものは設けておりません。
引き続き当ウェブサイトのご愛読並びにお気軽なコメントを何卒よろしくお願い申し上げます。
新宿会計士様
ご丁寧なご説明ありがとうございました。以下、駄文で恐縮です。
福島産等食品問題への言及が見られましたが、輸入禁止を決定したのは馬英九・中国国民党政権です。
蔡英文・民主進歩党政権は2018年に禁輸の是非を問う国民投票を行ったものの、解禁反対が優に過半を超えていたように記憶しています。
台湾の人々は、食の安全性ー「黒心食品」問題-にかなり敏感ですので、反日かどうかを考える材料としては微妙なように愚考します。
以前から日本は官民ともに解禁を求めていますから、蔡政権は日本の考えは理解しているでしょうし、国民投票を実施したくらいですから状況によっては解禁する気があるのかもしれません。
しかしながら、現実にはまだ解禁されていませんので、世論を動きを見ているのか、野党に攻撃材料を与えないためか、それとも対日外交の1カードとしてとっているのか、背景にはなんらかの事情があるのでしょう。
話は変わりますが、今回空輸されたワクチンは6月15日から接種が始まります。日本の好意に対して台湾の民間団体が16日かそれ以前の産経新聞に感謝の大広告を出す計画で、1日で350万元(=約1400万円)の募金が集まった由です。
日本政府国民への感謝の気持ちから出ていることは疑いを入れないところでしょうが、世論へのアピールもしっかり計算に入れていると思います。
ワクチンを運ぶ日航機に深く一礼した謝長廷駐日代表もなかなかですが(ちなみに謝氏は台湾大学法学部三年時在学中に弁護士試験に首席合格した超エリートです)、民間団体もなかなかやります。
失礼しました。