仮想敵国のホンネを知るには、その国のメディアを読め
先ほどの『「異見」に触れてこそ、議論を深めることができる』を執筆するきっかけになったのは、韓国メディア『ハンギョレ新聞』(日本語版)の記事に記載された、「韓国政府は日韓首脳会談を通じて、朝鮮半島和平プロセスに日本を利用したいと思っている」、という記述です。現在の日本が朝鮮半島和平プロセスに協力するわけなどありませんが、あくまでもここで重要なのは、「彼らがそう考えている」(らしい)、という点なのです。
目次
菅総理訪韓見送り
共同通信の「菅総理訪韓見送り」論をどう見るか
先ほどの『「異見」に触れてこそ、議論を深めることができる』では、「昨日、ある記事を読んでいた際、自分と全く異なる意見に触れてこそ、大事なことが見えてくることもあるのではないかと気づいた」、と申し上げました。
いったい何のことかといえば、数日前から当ウェブサイトでも紹介している、自称元徴用工問題を巡って日本政府が韓国政府に対し、「日本が受入可能な措置を韓国側が講じない限り、菅義偉総理は日中韓3ヵ国首脳会談に参加しない」と伝達した、などとする共同通信の報道です。
これに関連し、たとえば、『「日中韓サミット不参加」事実なら日本外交の変曲点か』では、中韓の側こそ、普段から首脳会談の開催に条件を付けることで外交上の駆け引きの材料にしているという点を踏まえつつも、もしこの報道が事実なら「日本外交に転機が到来した」という見方もできる、と申し上げました。
また、昨日の『韓国メディア、日本の「ワントラック外交」を批判』では、普段から自国の外交姿勢ををほめそやしている韓国メディアが、両国間の問題を首脳会談の実施と絡めた日本の姿勢を批判した、とする話題を紹介しました(※自国が普段からやっていることを棚に上げて、ずいぶんと偉そうですね)。
ただし、おおもとの情報源が「毒水を流すインフラ屋」とも揶揄される共同通信であるという点を踏まえると、この報道自体に全幅の信頼を置いて良いのかという問題はあります。しかし、ここで重要なことは、事実関係があやふやなのであれば、そのことを明らかにしたうえで議論すればよいだけの話だ、という点です。
事実関係があやふやな話題でも議論はできる
じつは、先ほどの『「異見」に触れてこそ、議論を深めることができる』は、この話題の「前振り」として執筆し始めたのですが、書いているうちに思ったよりも長くなりすぎたので、テーマを切り離して独立の記事にした、という経緯があります。
その際に申し上げた「3つのポイント」、つまり「事実と意見をわける」、「異見を排除しない」、「事実関係を踏まえた議論をする」の大切さを実践する具体例がひとつあるとしたら、それがまさにこの「菅義偉総理大臣の訪韓見送り論」なのです。
もちろん、もしも共同通信の報道が事実ならが、それはそれで興味深い話ではありますが、肝心の議論の前提となる「菅総理の訪韓見送り」観測が事実なのかどうかという点については確かめられません。しかし、「そのような報道が出てきた」という点に着目すれば、そこから議論が広がります。
実際、興味深いのは、菅政権がこれらの報道を否定も肯定もしていないことで、私たちはこの報道が与える影響を考察することができる、という点もさることながら、韓国側からこれに関する分析が少しずつ出て来ていることです。
そこで、その「分析」の例として、とあるメディアの報道に着目してみたいと思います。
余談:もはや韓国は「仮想敵国」
なお、余談ですが、当ウェブサイトとしては、国際的な約束を守ろうともせず、それどころか世界各地に慰安婦像やウソの碑文などを設置ししている韓国のことを、少なくとも「日本の友好国」と呼ぶべきではないと考えています。
いや、それどころか、昨日の『鈴置氏の「韓国の核武装中立論」指摘にゾッとするわけ』などでも述べたとおり、「核武装中立」などをなかば公然と唱え始めた韓国は、ここにきて「仮想敵国」としての資格が出てきたのではないでしょうか。
韓国側の「真の狙い」
仮想敵国のメディア報道こそ参考になる
余談はこのくらいにして、本稿で取り上げたいのは、昨日、「日本の仮想敵国」のメディアに掲載された、次の記事です。
[ニュース分析]「受け入れ可能な措置」にこだわる菅首相…年内訪韓の可能性なくなる
「ポスト安倍」進展みられない韓日関係/「元徴用工問題で受け入れ可能な措置を講じなければ出席しない」/「日本企業の資産を現金化しないという保証を」/韓国政府が受け入れがたい要求掲げる/支持率急落の中、政治的後遺症を懸念 <<…続きを読む>>
―――2020-10-14 07:15付 ハンギョレ新聞日本語版より
リンク先記事は、隣国・韓国の「左派メディア」といわれる『ハンギョレ新聞』(日本語版)に昨日早朝付で掲載された記事ですが、この記事を読んでいると、思わず「あぁ、そういうことか!」と膝を打つという経験をしました。
ハンギョレ新聞の普段の論調といえば、韓国が捏造しているさまざまな「歴史問題」をあたかも事実であるかのように取り扱っている点には強い違和感を覚えるのですが、このあたりを除けば、意外と論旨はしっかりしていて、下手をすると日本のメディア報道よりも参考になることも多いです。
実際、このリンク先記事もそのような記事のひとつです、本文自体は1000文字少々とさほど長くありません。しかし、例の菅総理の訪韓見送り報道について、韓国政府がどういう点で焦っているのかがよくわかります。ここで、記事冒頭の一文を紹介してみましょう。
「韓日関係改善の“転機”として期待されていた日本の菅義偉首相の年内訪韓の可能性が事実上なくなった。速やかな関係改善を通じて両国の懸案を適切に管理し、日本を『朝鮮半島平和プロセス』に参加させようとした韓国政府の計画にも支障が避けられなくなった。」
ハンギョレ新聞に出てくる「両国間の最大懸案である強制動員被害者の賠償問題」とは、「自称元徴用工判決」問題のことです。
そして、この自称元徴用工判決問題を筆頭に、日韓間にさまざまな問題が横たわっていることは事実ですが、これらはおもに韓国側が作り出したものであり、わが国がこれらの解決のためにできることは限られています。菅総理が訪韓して解決するという単純なものではないことだけは間違いありません。
ただ、注目点は、そこではありません。ハンギョレ新聞が日中韓3ヵ国首脳会談の目的を、「日本を朝鮮半島平和プロセスに参加させることにある」、とハッキリ述べている、という点にあります。この視点は、やはり相手国の政権に近いメディアでなければ持てないものでしょう。
もちろん、もしも日韓間に自称元徴用工問題などの諸懸案がなかったとしても、日朝間には日本人拉致問題を筆頭にさまざまな懸案が存在する以上、日本が朝鮮半島和平に協力するということはあり得ない話ではあります。
しかし、ここで重要なのは、韓国の政権が何を考えているのかという視点であり、それを知ること自体が有益です。その意味では、「仮想敵国」の、しかも日本と明らかに対決姿勢を示しているメディアの報道こそ、参考になるのです。
日本に敵対しておきながら、危機になったら日本に頼る
もちろん、ハンギョレ新聞の記事のすべてが無条件に参考になる、というものではありません。リンク先記事のなかにも、私たち日本人にとって、なかなか理解に苦しむ記述があることもまた事実でしょう。その典型例が、日本に敵対しておきながら、危機になったら日本に頼るという姿勢です。
日韓関係は一昨年の自称元徴用工判決以降、火器管制レーダー照射事件、国会議長による天皇陛下侮辱発言、慰安婦財団の一方的解散など、韓国側から仕掛けられたさまざまな不法行為により、史上最悪と言っても良いほどに悪化しました。
なかでも日韓対決に拍車をかけたのが、韓国側が「輸出『規制』」と偽っている、昨年7月1日に日本政府が発表した対韓輸出管理適正化措置でしょう。
多少当ウェブサイトなりの主観を交えて申し上げるなら、もともと、日本が対韓輸出管理適正化措置を発動した理由は、日本から輸出されたフッ化水素などの軍民両用製品について、韓国側が何らかの不正な使用をしたからだと考えています。
つまり、対韓輸出管理里適正化措置自体の原因を作り出したのは韓国自身であるとともに、さらに理解に苦しむのは、韓国政府のその後の反応です。
たとえば、日本の輸出管理適正化措置を「輸出『規制』」などと騙り、国際社会でその不当性を告げ口して廻ったり、世界貿易機関(WTO)に日本を提訴したり、日米韓3ヵ国連携に欠かせない日韓GSOMIA(※)を破棄しようとしたりしたのは、韓国の側でした。
(※正式名称は『秘密軍事情報の保護に関する日本国政府と大韓民国政府との間の協定』)
つまり、日韓関係の悪化と韓国の苦境は、韓国自身が招いたものでもあるのです。
責任転嫁の姿勢もいっそ清々しい
ところが、ハンギョレ新聞はこれについて、次のように述べるのです。
「昨年日本と激しい“外交戦”を繰り広げた韓国政府は、今年に入って“戦線拡大”ではなく“関係改善”の糸口をつかむために努力している。しかし菅首相の登場後も日本の強硬基調が続き、政府としては米大統領選挙後の情勢変化の中で、関係改善の糸口を見出さなければならない状況に置かれた。」
日本の態度を「強硬姿勢」とは、笑わせます。
この点、あえて当ウェブサイトなりに「意訳」するならば、来月に米大統領選を控えていることに加え、2017年に発足した文在寅(ぶん・ざいいん)政権の任期があと2年を割り込むなか、韓国が全力で進めた北朝鮮融和外交が完全に行き詰っていることを、ハンギョレ新聞が問題視しているのでしょう。
北朝鮮外交の失敗で韓国が窮地に追い込まれつつあるという点については、昨日の『鈴置氏の「韓国の核武装中立論」指摘にゾッとするわけ』でも紹介した、鈴置高史氏の『デイリー新潮』の論考でも取り上げられています。
「核武装中立」に突っ走る文在寅、朝鮮戦争終結宣言で「米韓同盟」破棄へ
文在寅(ムン・ジェイン)政権が米韓同盟の廃棄に突き進む。先にあるのは中立化と核武装だ。韓国観察者の鈴置高史氏が朝鮮半島の展開を読む。<<…続きを読む>>
―――2020年10月13日付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より
その意味では、現在の韓国の状況は、ある意味で清々しいまでの自業自得ですね。
ただし、「このままでは韓国が困ってしまうから、日本を利用してやれ」という主張を堂々と掲載するハンギョレ新聞が、個人的にはどこか憎めません。
この点、「韓日お互いが困るから、韓日関係改善のためにはお互いが協力しなければならない」、など、「お互い」論を展開する中央日報や朝鮮日報などの「用日派」メディアの主張にイラっと来ることが多いのとは、対照的です。
利用されるな、利用せよ
大切なのは私たちの対処
いずれにせよ、普段から申し上げているとおり、外交の世界では「相手を変えることができる」という思い上がりは捨てなければなりません。国というものは、自分たちの都合だけで動きます。韓国も北朝鮮も中国もロシアも米国もドイツも台湾も英国も、日本の都合で動いてくれるわけはありません。
私たち日本にとって、本当の理想を言えば、韓国には日本と同じ「自由、民主主義、法の支配、人権尊重、積極的平和主義」などの基本的価値を持ってもらい、対等な国同士として、ともに手を取り合い、未来に向けて発展していける関係を構築すべきです。
しかし、現実の韓国はそこまで日本にとって都合よく動いてくれるはずなどなく、むしろ逆に、日本などが提唱する「自由で開かれたインド太平洋」構想に対しては頑なに協力しようとしませんし、それどころか米国の同盟国のくせに、中国とのあいだで中立を装おうとするような国です。
しかも、日本に対しては歴史捏造を筆頭に、全世界に慰安婦像を建立するなど、告げ口外交・瀬戸際外交などのさまざまなインチキ外交を仕掛けてくる国ですので、そんな国と「ともに手を取り合い、未来に向けて発展する関係」が構築できるはずなどありません。
そうであるならば、「相手はそういう国だ」という前提に立って、私たちも私たちの国益を最大化するように行動しなければならないのです。
あるいは、「相手国に利用されるな、むしろ相手国を利用せよ」、と言い換えても良いと思います。
仮想敵国の主張こそ参考に!
さて、私たちは日本人ですので、日本という国の国益が最大化されることが、私たち日本人にとっては共通の利益です。ということは、日本の国益の最大化を議論している記事を読むことが大切であることは間違いありません。
ただし、くどいようですが、先ほどの主題に戻るならば、韓国が日本にとっての「仮想敵国」と化しつつあるからといって、韓国の主張のすべてを無視するという姿勢は間違っています。
実際、私たち日本国民は「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたい」と思っていますし、また、国際関係については次のような認識を持っています。
「いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務である」。
これ、どこに書いてあるのかといえば、日本国憲法の前文です。
つまり、日本は自国の主権を維持しつつも、自国のことのみに専念せず、ちゃんと他国と対等な関係を構築しようとすることを国家理念として掲げているのであり、逆にいえば、「自国のことのみに専念し、他国との対等な関係を否定する」ような国は、日本国憲法の理念上、相容れない国だ、ということです。
いや、この際、もう言葉を選ぶのは辞めましょう。実際に、「自国のことのみに専念し、わが国との対等な関係を否定し、わが国益を積極的に毀損しようと行動している国」は、「敵対国」あるいは「仮想敵国」と申し上げることにします。
これを踏まえたうえで、先ほどから申し上げている「異なる意見の大切さ」が何となく見えてくると思うのです。
実際、「仮想敵国」のメディアに掲載される主張を読んでいくと、たしかに参考になることもあるのです。いや、「敵対国」という立場だからこそ、参考になることが多い、という言い方をした方が正確でしょうか。
その意味では、韓国だけでなく、北朝鮮や中国、ロシアなどの主張を読むのは、私たちにとってはとても重要なことであるといえるのでしょう(※もっとも、当ウェブサイト的には、なかなか中国やロシアにまでは手が回らないというのが実情に近いのですが…)。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
「朝日や毎日がそう批判するなら、逆にこれは正しいのだろう」、「中国がそういう対応ならば、効いているのだろう」というアレですね。
そういう意味では、現在の日本政府の、あえて言葉少なにする戦略は、敵に手の内をさらさないという利点もあるということです。説明をしないということは、国民に自分の頭で考えることを求めていることとセットで覚えておくべきでしょう。
>日本を『朝鮮半島平和プロセス』に参加させようとした
朝鮮半島平和プロセスとやらの中身が良くわかんないけど、これに日本を参加させることに、韓国にとってなんの意味があるのか、不思議なのです♪
鈴置氏の論説を拝読して感じたのですが、単独で核武装するにしても、北中露いずれかの傘の下に入るにせよ、韓国は米国と袂を分かつ決心をして、そのための行動をはじめてるんだと思うのです♪
それなのに、日本の協力なんかを仰ぐと、結局、米国との関係強化をせざるを得なくなるので、韓国にとっては不利益なんじゃないかな?って思うのです♪
平和かどうかは置いといて、北も南も核やらミサイルみたいな物騒なものは手放して、周囲に迷惑かけないように仲良くケンカを続けるのが、地域の安定には一番な気がするのです♪
とにかく、文大統領が、終戦宣言出して、北朝鮮を朝鮮半島を統治する唯一の政権であることを認めれば、南北対立は解消すると思うのです♪
その後は、どうなるか知らないけど・・・
七味さま
日本を『朝鮮半島平和プロセス』に参加させようとした
>日本に統一の費用を払わせるための方便です。
また、日本が朝鮮半島統一を非核化に優先すると転換すれば、アメリカから韓国だけ叩かれることも無くなります。
参加と言ってますが、利用するという事です。
韓国人の辞書には「論理的整合性」とか「一貫性」という言葉は載ってないのです。
それを指摘すると、「韓国への愛はないのかぁ~!!」と返ってくるだけなので、放置の一手です。
おなじものでも立場を変えれば、見え方も変わります。
韓国メディアの主張は、我々にもとっては、呆れるばかりで理解不能ですが、彼らにとっては筋が通っているのかな。いるのでしょう、たぶん。
仮想敵国の主張を知ることは大事だというのは同感ですが、彼らの文章を読むのは全く持って疲れます…
> 彼らにとっては筋が通っているのかな。いるのでしょう、たぶん。
彼らに「筋を通す」という発想はないので、筋は通っていません。そんなものに何の価値もありません。
あるべき理想(ニダ的にウリ的に)を高く掲げ、それに合致しない現実は見えない聴こえない、賛同しない人間はナム扱い、イルボンは全て格下の敵として、ウリ理想を絶対の真実として言い張るのみです。ウリ理想はアプリオリに正しいと決まっているので、検証も批判も必要ありません。
更新ありがとうございます。
韓国は仮想敵国。2年前に哨戒機ロックオン、上皇陛下侮辱、いやもっと前ですね。日本を貶め、告げ口外交、五輪招致反対ロビー、東北の魚介は禁止だ、スワップしても感謝の一つも無い、経済危機で日本が最後まで守ったのに日本が一番遅い(失笑)。
今はなんとかして、韓国が苦境を脱する為、「韓国が困ってしまうから、日本を利用してやれ」という主張のハンギョレ新聞。ここまで言うと分かりやすい!
ツートラックやワントラックなんて言うなよ。当面、日本は「菅総理訪韓見送り」で結構です。困るのは面子潰された格好の韓国だ。大した面子では無いが(笑)。どうせメッキでしょ?光もん好きやからなぁ。。
更新ありがとうございます。
北京語はともかく、ロシア語は敷居が高いですね。
ガバ翻訳があるとはいえ、難解な翻訳結果になります。
「Комсомольская Правда」を見ておりますが、日本に関しては
キューバ、セルビアと共に空路の再開予定があるという記事位で
全然話題になっておりません。
北方領土交渉の話題自体を知らないロシア人が地元を除き
多数ではないかと予想されます。
目に付いた記事。
https://www.msk.kp.ru/daily/217193/4302537/
結婚の届け出窓口もオンラインに。
オンライン機械翻訳は相手言語文章を対英翻訳すれば意味の通る結果を結構うまく出してくれると経験上分かっています。たとえば中国語から英語は目を見張るようないい英文を生成します。語順が一緒だからだけじゃないでしょう。需要も入力データ量も桁違い、さもありなん。日本語はマイナー言語ですから、現状において相対的に精度が悪くても甘受するほかありません。また Wiki 記事を言語どうしで照らし合わせて比較するのは事実認識や風説理解を把握するためのいい暇つぶしになります。そう言えば、外電を日本語翻訳しているひとたちが一定以上のバイアスを掛けて仕事をしているように思えてならないことも気に掛かっています。Reuters や AFP、BBC だって怪しいもの。報道を咀嚼するときにはなるたけオリジンに迫る姿勢が重要ですね。
はにわファクトリー 様
翻訳精度の低さは日本語の辛い所ですね。
外電の日本語訳で、色の付かない所は無いと考えた方が良いかと。
(掲載している所のバックに影響されますので)
「我愛你」を「I love you」と訳すのは、単に一語ずつ置き換えるだけなので簡単ですが、「月が綺麗だ」を「I love you」と訳すのは極めて困難だと思います。
機械翻訳に奥ゆかしさが備わるのは、さて何時の日ですかねえ。
>「月が綺麗だ」を「I love you」と訳すのは極めて困難だと思います。
>機械翻訳に奥ゆかしさが備わるのは、さて何時の日ですかねえ。
それは機械翻訳をしては危険な言い回しです。
「月が綺麗だ」→「I love you」→「あなたを愛しています」
「月が綺麗な夜」→「The night when I love you」→「あなたを愛した夜」
なんか誤解されそうです。ちょっとセクハラ気味です。
「外に出たとき月が綺麗だといいですね」→
「When you go out, I want to love you」→「外に出たときあなたを愛したい」
もうやばい感じがします。ダメです。
>日本語はマイナー言語ですから、現状において相対的に精度が悪くても甘受するほかありません。
日本語はメジャー言語ですよ。1億人以上の母語人口がいる言語は11しかなく、日本語、ドイツ語、フランス語まではメジャー扱いで良いと思います。その下になると一気に話者人口が減って、朝鮮語やベトナム語や数多あるインドの公用語の数々といったレベルになります。
日本語を話す人はほとんど日本人だけというメジャー言語としては珍しい言語なので、国際的に使われていないというだけです。最大勢力の中国語もほとんど中国人が使う言語で、他のメジャー言語は英語やポルトガル語やスペイン語など多くの国でつかわれています。逆に言うと、多くの国で使われていることをもってメジャー言語とすると、中国語は国際的でないとしてマイナー扱いになってしまいますので、やはり母語人口の多さでもってメジャー扱いするべきでしょう。
ぶっちゃけ、そこらへんを真面目に考えると英語だけが真に国際的な言語であって、他は全て、程度の差はあれどローカルなマイナー言語と考えるほうが実情にあっています。結局、英語以外の言語同士は、一回英語に変換すれば通じるという状況です。一般的には人による翻訳も機械翻訳も、広い意味のマイナー言語同士(非英語言語)を直接翻訳するより英語を通すほうが正確な場合が多いです。そういう意味では、大学で強制される第2外国語というのは、一般的には必要とされる能力ではないでしょう(ほぼ無駄)。もう私は、商品パッケージの裏の原料表示や注意書き程度のドイツ語すら読めません。フランス語とか取った人も使う機会ないですよね。
こういう話をすると、話者人口も日本語より少なく、色々と欠陥のあるあの言語の悪口を言いたくなりますが、やめておきます。きりがないので。
朝鮮半島が平和になると言っても、それ以外の安全が脅かされるのだから、これに手を貸してくれる国があるはずもなく。
韓国マスコミを読む事は、韓国人の価値観、考え方を知る上で重要だと思います。
一方で、韓国の主張を日本の価値観で理解しようとするあまり、韓国に騙される可能性も有ります。
元歯科医さんが、懸念を示していますので、リンクしておきます。
https://sincereleeblog.com/2020/10/15/uzai/comment-page-1/#comment-241785
以下少し長いですが、大事なお話です。
実際に韓国メディアを読んで、本音を理解出来るかどうかは、韓国の価値観を理解しないと、ただ「頭おかしい」と思って終わりです。
「日本をWTOに提訴して、WTO選挙で日本は韓国候補を支持すべき」なんて話を、日本人の価値観で思いつく事は、有りませんし、「朝鮮半島平和プロセス」に日本を参加される事も同様だと思います。
彼らは、これら日本人が考えもしない事を、正しいと思って言っています。
発想の原点は、
1.その場その場で、最大限の利益を追求する。
2.自分(自分を含む集団)=ウリは、正しい。
です。
韓国は、日本より道徳的に上である、という考え方でも理解する事が出来ますが、1.2.の原点を補完する為の口実、論理です。
中国について韓国が弱い事も、中国に逆らう事は利益にならないからで、説明が付きますので、1.2.が上位概念です。おまけですが、韓国人が中国を嫌う理由も、「韓国が正しいのに逆らうと不利益を被るから逆らえない」のが、原因だと思います。
という事で、韓国の記事や主張を理解しようとする時には、この主張が通ると韓国にどういう利益か有るのか?を推測しながら読む事が、重要です。
その為に、韓国国内のみならず、日韓関係やその他国際情勢を総合的に理解して、韓国が困っている事や、どうしたいかを、考えて行くと分かるようになります。
韓国だけで無く、中国(レコチャなど)ネットやメディアを利用した日本人の世論操作をしてきます。騙されないように、ご注意あれ。
自分の中に「バーチャル韓国人」のsandboxを作っておくと良いニダ。
WSLみたいに変にリソースを共用するのは避けておきましょう。
りょうちんさま
フォローありがとうございます。
自分のOSと区別する事は、とても重要だと思います。
> 1.その場その場で、最大限の利益を追求する。
「1.その場その場で、ウリの最大限の利益を追求する」としたほうが、より正確であると思います。
後先のことなど何も考えておらず、その瞬間にウリにとって良いことが正しいことなのです。
「朝三暮四」という言葉がとても相応しい民族ですな。
龍さま
フォローありがとうございます。
私もその方が良いと思います。
韓国を「向こう側」へ追いやれば、軍事的には負担になるが情勢的には楽になる、つまりイシューを責めやすくなります。
どっちが有益なんでしょうね。
個人的には米韓同盟維持に賛成です。
そのほうが韓国が「孤立」するので。
たけ様
私はどちらかと言って反対です。
何故なら、孤立する過程において次々とウソにウソを塗り固めて周辺各国との関係や事態を悪化させるだけでなく、結果として最も不利益を得る可能性が高いのがほかでもない「日本」であると考えられるためです。
Show the Flag!
今後も敢えて旗幟を鮮明にせず、コウモリ外交が続けられると勘違いさせることは、決して日本の国益にってプラスになると思えません。
中共次第なトコロも有るやも知れませぬ
リアルタイム状況コロコロ
米韓同盟は南鮮の核武装を阻む枠でもあるわけで…
既に南鮮の原潜用核燃料手配要求を米国が門前払いしたとの風説に触れておりますれば…
マサカ中共も半島に核戦力を「供給」はしないでしょうが…(いずれ「配備」はするかと思いますが)
仮想敵国というより「真性敵性民族」の呼称の方が個人的にはしっくりきます。
政権が保守であろうが革新であろうが反日か用日かの違いだけであり、おそらく国家の体制が自由主義であろうが共産主義であろうが日本に対する彼の国の民族の精神は変わらないでしょう。
向こうが敵視し執拗に仕掛けてくるのにこちらが博愛の精神で対応し続けることは不可能です。そんな被虐願望は持ち合わせていません。
そんな敵性民族のメディアの報道には監視は必要でしょうが本音がどうだとかどうでもいいですね。
それより日本国内のメディアの偏向の方が気になります。
受信料を強制徴収する某放送局の朝ドラでの戦争描写が話題になっていますが、このドラマでは軍は初めから悪役設定です。軍人の妻である主人公の妻の姉の演出や戦争反対を唱えて拷問を受けるお笑い芸人の演出にも違和感を覚えます。
実際にそういった事はあったとは想像できます。…できますが、何故、今?…との何とも言えない気持ち悪さを感じてしまいました。何かを勘繰ってしまう自分がいます。彼の国疲れで曇ってしまっているのでしょうか?処方箋が要るかもしれませんね。
無論、戦争など無いに越したことはないです。平和が一番!
只、最近は報道すらされなくなった香港のように日本がならない保証もない中でそうならない為の施策が崩されることは避けたいだけです。
れんげ草さま
仮性はともかく真性は、手術した方が良いですね。
また高須院長が儲かるんですか?
龍さま
関東だと、上野クリニックじゃないですかね。
うちからだと高須さんとこ…かな?
高須院長の技術によって整形立国となった韓国ですが、大統領を割礼するほどの羞恥心があればYes!高須クリニック。
だんな様
ホウケ?…イ!
そちらの方は取り敢えずは間に合っております。
私に必要なのは心を穏やかに保つ「お薬」です。
北朝鮮に飲み込まれることも是とするような従北的な態度で朝鮮半島統一を希求する文大統領の態度を見るにつけ、彼は韓国の利益を最大化させるべく就任した大統領ではない、と思っています。
鳩ぽっぽ宇宙人じゃあるまいし、融和的な態度で韓国が北朝鮮を飲み込むことができるなんて有り得ないのです。
それを批判もしないような多くの韓国メディアも、本当に韓国のメディアではないでしょう。
停戦はしていても水面下では刻々と朝鮮戦争は進んでいて、そういう時は国民もメディアも、妄想と現実がわからなくなって頓珍韓になること多々なので、彼らは北の謀略によって夢の中なのかもしれませんが。
言いたいことは、朝鮮半島は2つの国があるのではなく韓国は北朝鮮の傀儡政権になってしまっていて、水面下では種族主義国家としての「朝鮮」があり、「独裁」と「ポピュリズム」の2つの顔をもっているということです。
ゆえに、政治の部分において主権国家「韓国」のメディア情報というのは大方紛い物であり、独裁主義国家による宣伝活動・プロパガンダを民主主義国家風のオブラートに包んだもの、とみるべきではないかと思います。
韓国が世界に後世に汚名を残す行動をしても「もうじき韓国は無くなってしまうのでどうでも良い」と考えているのかもしれません。
刹那的なお国柄ですが、今の自暴自棄にしか見えない数々の行動は明らかに韓国国民のメリットにはならない、指導者は永続的に国家を運営する気概がみえないと感じます。
それでも、統一によって得られる(気分とか夢とか妄想とかでない)実質の韓国国民のメリットがあるとすれば核保有だけだと思うのですが、北朝鮮の配下ではかなり控えめに言っても得失相半ばします。
ということが、近年の韓国の行動とメディア情報で私が理解していることです。
妄想で因縁をつけられ、人・金・品等がとられ続ける限り、朝鮮は日本にとって敵対国家です。
いかにして、日本は国際的な枠組みを利用しつつ、不当な行動を繰り返す常習国家から距離をとりながらジタバタさせないように手足を縛るか、今がその転換期と思っています。
頓珍韓 さま
文大統領は、韓国の利益を最大化するのでは、有りません。韓国は、利己主義の集団が国を形成しているように見えるだけで、日本の様な協調性のある国とは、大きく違います。
最大限の利益を追求するのは、文大統領のウリ(達)の利益です。
文大統領にとって北朝鮮は、紛れも無いウリなんです。
韓国人のための世界名言集。
「ウリにあらずんば人にあらず」
「天はウリの上に人を作らず、ウリの下にナムを作れりと言えり」
「ウリの、ウリによる、ウリのための政治」
「国家間において永遠の友好などあり得ない。あるのは永遠のウリの利益である」
「天上天下唯ウリ独尊」
「為せば成る。成らぬはナムの為さざるなり」
だんな様
ありがとうございます。
そういうことです。
文と金はウリです。
文在寅 ウリのためにと 国を売り 果核ほしさに ウリに食われる
ということで、お粗末。
お粗末でした。
思うに南鮮の地に住する民にとっては「大韓民国」ひいては「国家」という存在そのものが潜在的に朧マボロシの類いなのかも知れません
一方ではこんな記事も。
【時論】「菅時代」の韓日葛藤を国際法と常識で解決を
https://news.yahoo.co.jp/articles/92a2e0662883a7e011b22de7eefda1aee493087c
概略、日本の主張に沿った論考と言えると思いますが、「◆外部者執筆のコラムは中央日報の編集方針と異なる場合があります。」
との注書きがあることから、異論扱い。
反日・貶日は韓国の国是とも言えることから、顧みられることはないでしょう。
一国民さま
「国益のために、そろそろ時代錯誤的な反日フレームは捨てよう。韓国外交の正当性は国際社会の法と常識を無視し、確保されない。」
「反日は国是」だから出来っこ無いですね、
「韓国外交の正当性」は、そんなもん、ある訳なかろうですね。
そう思います。
丁度お題の通り、思いついたお話です。本当かどうかは、知らんけど。
韓米国防長官の記者会見、米国の要請で突然キャンセル
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b280d5e693e0340920f5eb5d1345f8cc37e0721
多分韓国が、「終戦宣言するニダ」「戦時作戦権を返還するニダ」と言い、アメリカが「クアッドに加盟しろ」「クリーンネットワークに協力しろ」という話が、事前から折り合いつかず、記者会見がキャンセルになったものと思います。
ここで思うのは、大統領選挙期間中に、このような同盟国の行動を、トランプ大統領がどう思うかです。
続いて、ハンギョレから
[コラム]「バイデン当選」後は「文在寅‐金正恩の時間」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e375a90ff4198e0f324bcd62b011243c7c1a748
以下引用します。
「バイデン政権」も北朝鮮核問題の悪化を防ぐ南北関係の改善に反対する理由はない。バイデン当選後は「南北の時間」、「文在寅-金正恩(金正恩の時間」だ。
引用ここまで。
この2点から考えられるのは、韓国は次期大統領をバイデン氏と決め打ちしているのでは無いかという仮説です。
1つは、トランプ大統領が再選された場合。
もう1つは、バイデン氏もアジア政策を、変更しなかった場合。
このリスクは、考えていないのですね。
私は、どちらの可能性も十分にあると思っています。
この前の大統領選も、韓国はヒラリー候補の決め打ちだったんですよね。
この場合は最大限の利益というよりは、一番良いケースの妄想だと思います。
『朝鮮半島平和プロセス』は「韓国は対共防波堤である」を「朝鮮半島は対共防波堤である」に拡大する事で成立し得ると思います。
でも、当の韓国が対共防波堤としての役目を放棄し、積極的に赤の覇権下に入ろうとしている状況では、日米共にそう考える筈もなく。
取らぬ狸の皮算用とかキムチの汁を飲むとかの類いなんでしょうね。
韓国は、「国際法を守らない国」「約束を守らない国」として、世界の国々からハブられていくのでしょうね。中東でも、もめごとを起こしてますし。
日本は、「約束を守れ。」と言い続ければ良いだけです。あとは、何もしないでいるのが得策です。自滅していくでしょう。
やるのは、国内に巣食う在日対策ですね。デジタル化が進めば、朝鮮人不法滞在者は、日本で生活することができなくなります。生活保護はもらえない・口座もつくれない・運転免許も取れない。働くこともできない。これが、マイナンバー推進・デジタル化の実は一番の目的だったりして。大きな無駄をなくす行政改革になります。政府は何も言ってませんけど。すが総理は、怖いよ。