対中包囲網形成ならはG7拡大よりG20縮小が有効?
昨日の『ロシア、インド、韓国がすんなり拡大版G7に入るのか』で取り上げた、トランプ米大統領が豪・露・印・韓4ヵ国にG7への参加を要請したという話題を巡り、続報が出ています。豪州と韓国の両国は参加する意向を示したものの、ロシアは参加を留保しており、また、カナダのトルドー首相がロシアの参加に反対した、というものです。個人的にはG7を拡大するよりG20から中国を排除した方が良いのに、という気がしないでもないのですが…。
米国のドナルド・J・トランプ大統領が豪州、ロシア、インド、韓国の4ヵ国にG7サミットへの参加を要請したという話題については、『ロシア、インド、韓国がすんなり拡大版G7に入るのか』で取り上げましたが、これに続報がありました。
4ヵ国のうち豪州と韓国については「参加する」と回答したものの、ロシアについては「もう少し詳しい情報が知りたい」として承認を留保している、というのです。ここでは米WSJの報道を紹介しましょう。
South Korea Agrees to Attend G-7, While Putin Seeks More Information(米国夏時間2020/06/01(月) 16:44付=日本時間2020/06/02(火) 05:44付 WSJより)
記事自体は700単語少々とWSJにしては短く、英語に自信がある方ならさほど難なく読めると思います(※ただし、有料契約がないと読めない可能性にはご注意ください)。ここでは概要のみ、日本語で紹介しておきます。
- 韓国の文在寅(※)大統領は月曜日、大統領府で会見に応じ、G7会合に参加すると表明した
- ロシア政府はウラジミル・プーチン大統領がG7に参加するかどうかを決めるうえでもう少し情報が必要だと述べた
- オーストラリア当局者はすでに週末時点でG7への参加の意向を表明している
- ただしロシアは2014年のウクライナ侵攻でG8から追放されたという経緯がある
- カナダのジャスティン・トルドー首相は月曜日の会見で、クリミア併合を根拠とするロシアのG7からの排除措置は依然有効であるとして、ロシアのG7参加に反対する考えを明らかにした
(※原文は「韓国」ではなく “South Korea” ですが、ここでは「南朝鮮」ではなく「韓国」と意訳しています。また、文在寅(ぶん・ざいいん)氏は原文で “Moon Jae-in” と表記されています。)
韓国の文在寅大統領が月曜日の時点で「参加する」と述べたのは意外でしたが、豪州が参加すると述べたこと、ほかのG7からロシアの参加に難色が出ていることは、まったく予想どおりです(※もっとも、インドがいかなる意向なのかについては、現時点においては定かではありませんが…)。
とくに韓国は現在、中国と米国の双方から「どちらにつくのか」と決断を迫られている国なので、これまでのような「双方に良い顔をする」ということは難しいはずです。「中国からの報復」リスクも考えず、こうもあっさりと「参加する」と述べたことに、個人的には少々驚いています。
それはさておき、米国は今年の議長国なので、どの国をオブザーバーとして招くかはトランプ氏の自由です。しかし、これら4ヵ国を加えて「G11」会合に昇格させるかどうかは、ほかのG7諸国(日英仏独伊加の6ヵ国)の賛同が必要です。
繰り返しになりますが、米国がG20諸国のなかから、GDPで世界2位の中国を外しただけでなく、アルゼンチンやブラジル、トルコ、サウジアラビアなどのではなく、わざわざこれら4ヵ国を指名した狙いは、対中包囲網の形成にあることは間違いありません。
【参考】ロシア、インド、韓国、オーストラリアと中国の位置関係
(【出所】『日本科学未来館』ウェブサイトに掲載の地図を著者が加工)
しかし、「ファイブアイズ」の一角を占める豪州はともかく、ロシア、インド、韓国の3ヵ国を「対中包囲網形成」というだけの理由で招聘するというのは、政治的には冒険であるように思えてなりません。
米国が対中包囲網を主導しようとしているという意図はよくわかるのですが、ロシアを招いたことによって米欧の結束が分断されるようなことになると逆効果です。さらには「ウソツキ、コウモリ国家」である韓国がG7に入って来ることで、G7自体が不安定化するという可能性もあります。
さらには、G20諸国の中で「拡大G7」に招かれなかった国(インドネシア、サウジアラビア、トルコ、アルゼンチン、メキシコ、ブラジル、南アフリカ)にとっては、米国に対し、決して良い気分はしないでしょう。
個人的には「G7の仕組みを変える」のではなく、「G20から中国を排除する」ことでもトランプ氏の狙いは実現できそうな気もするのですが…。
いずれにせよ、トランプ氏の指導力が試される局面であることは間違いなさそうです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
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韓国は何も考えずG7(先進国)の仲間入りするのが嬉しいだけではなかろうか
かんこく!後ろ、後ろ!
宗主国様が鬼の表情で・・・
また後頭部殴られたの巻でした。
さて、これからの中国様の動きが楽しみですね。
ポプラン様
ホント。これ考えたら、トランプ氏を満足させられるような議論に加われるわけないですよね。
もう今でも正体バレバレ。九月にもなれば、破綻が決定的になってるはずのK防疫なるものの自慢するだけの目的で、行くつもりになってるんでしょう。
「先進国」の仲間入りという自己評価の確認(勘違い)が、何にも増して重要なんでしょうね。
単に時期的にピッタリのタイミングでアメリカ主催の国際的な集まりがあり、それがG7だったというだけでしょう。
アメリカは「連合軍」にソ連を引き入れた時代からまるで変わってない、というしかありませんな。後の火種を自ら作るスタイル。
ブルー様
>アメリカは「連合軍」にソ連を引き入れた時代からまるで変わってない
あれから、米ソ冷戦時代があり、充分過ぎるぐらいの学習機会はありましたのにね。ソ連であれ中国であれ、アメリカであれば変えられると思ってしまう。アメリカが優位であるとの思い上がりから、自分の物差しで測ってしまうのでしょうね。
アメリカさん、それうさぎではありません。ワニですよ。檻に手を突っ込んで触ってはいけません。
>ソ連であれ中国であれ、アメリカであれば変えられると思ってしまう。
これについてはホントに同感ですね。
キリスト教的なメシア願望でもあるのか、開拓民の集りであるが故の選民思想なのか。
私はG7にロシアを招いた時点で米国の本気を感じました。
戦略的には
1)中ロ二正面の対峙は避けなければならない
2)出来れば中ロを分断したい
3)足並みのそろわない欧州(特にドイツ)への牽制
主敵打倒の為に昨日までの敵と結ぶのは外交上違和感はありません。
ロシアとの関係はポストチャイナの後でも処理可能では?
ロシアにしても米中から得られる利益の天秤でしょうから、
米中決着の観客を演じて欲しいなら何か寄越せってなところでしょうか。
さてわが日本がG7+4を戦勝国に導ける貢献は何でしょうか、我々自身も心しなければと考えております。
しかし韓国がG7に加わるのは嫌だなー
せっかくハイソで楽しい集まりだったのに、いつもいちゃもん付けてくる近所の貧乏人が加わった気分
偶然ですが、私も「G7を拡大するよりG20から中国を排除した方が簡単なのに。」と思いました。トランプさん、相変わらず稚拙だなぁと。ただ、いくら、トランプさんが稚拙だとしても、この発表に政権スタッフが関わっていないハズがない。でございましょう?
政権スタッフがこの提案を、G7各国、今回参加を提案した各国に打診をしてないハズはなく、おや、韓国に事前連絡はなかった模様です(笑)。であれば、トランプさんの思い付きを、彼らが作戦に昇華させている可能性もあるのではないかしら。
事前の打診の段階で、G7のカナダは不同意、ロシア、インドは遠慮、オーストリアの参加同意は分っていたハズです。そして、韓国は寝耳に水だったにも拘わらず、中国包囲網会議の位置付けである会議に参加表明いたしました。G7に招かれた晴れがましさに、中国への恐怖を忘れたようです(笑)。
G7正規メンバー各国の同意がなくては、これらの国々を正規メンバーにすることはできません。議長国アメリカにできることは、オブザーバー参加国の招待だけです。ただ、ロシア、インドの参加がなくてはこのブザーバー参加にも意味がありません。今回の提案は「韓国、こちら側に来るってよ。」と中国に見せただけで良しとするのじゃないかしら。
まあ、アメリカが本気で中国包囲網を作ろうとするのであれば、お薦めは、中国を外したG20再編成とG7とのリンクだと思います。奇しくも、G7、G20双方に参加しているのは、日米です。
アメリカは日本を利用して、G7、G20だけでなく、TPP、EPA枠も活用できるのではないかしら。
日本が難色示す報道があったんで、韓国はホイホイと飛びついてしまいましたね。必ず日本の意向の逆に動く性質があり、彼らはその法則に絶対逆らえません。
韓国は期待していますが、今年の参加はあくまで議長国権限のスポット参加ですよ。G7の拡大は全加盟国の承認が必要で、日本がいるかぎりは韓国の参加は無理ですよ。日本は対韓国また一つカードを手に入れました。
トランプさん、悪いことは言わない。韓国を味方に引き入れるのだけはおやめなさい。百害あって一利なし。まさにイソップ物語の蝙蝠そのものですよ。
と言っていやりたい。ってか、安倍さんはトランプさんに教えてあげて欲しい。
無能な味方は、有能な敵を上回る脅威。
関ヶ原の合戦の小早川秀秋を彷彿とさせる。
一枚岩になれないくらいなら、最初から招かないのが吉。
勝手な意見でした。
酒が弱い九州男児様
「トランプ大統領:オー、ただのジョークだ。気にするな。」じゃございませんかしら。
トランプさん、文在寅さんを信頼していませんから。このジョーク、習近平さんに聞かせるためだったりして。
心配性のおばさん様
> 「トランプ大統領:オー、ただのジョークだ。気にするな。」じゃございませんかしら。
是非そう言ってもらいたい!
> トランプさん、文在寅さんを信頼していませんから。このジョーク、習近平さんに聞かせるためだったりして。
そういう一面もあるかもですね(笑)
一番困るのが
トランプさん:「ジョークで言ったのにホントに来ちゃったよ・・・」
「(安倍)晋三、あとのめんどうよろしく頼むな」
安倍さん :「・・・」
うぁー、想像しただけで嫌ですね。。。
酒が弱い九州男児様 どぅーして、そういうこと想像しちゃうのかなぁ。本当になったらどうするの(笑)。
G7をサッカーチームに例えてみた。
*ディフェンスでは率先して突破を許し、敵陣にパスを献上。オウンゴールの連発・・。(イイトコナシ
対北鮮戦(チョウセンセンソウノコト)の最中に韓国勢の統率力のなさを実感した米国は、韓国を自陣営の「スーパーサブ(永遠の秘密兵器)」として獲得し飼い殺すことにしたんですよね。きっと。
つまり「害を為すもの」を「役立たず」に留め置くことで作戦遂行上の不確実性を排除したかったのだと思います。ただし、そのマネージメントを日本に丸投げにして・・。
*ピッチに立ちたい(立たせられない)韓国に「君は(永遠の)秘密兵器だから、まだ出番ではない」と、なだめ続けた日本の心労は言わずもがなのところです。
いつしか韓国の向上心は絶え、興味の対象は「不労所得獲得」の一点に・・。
度重なる場外でのスタンドプレイが目に留まることとなり、敵陣営との内通の疑いが晴れぬままフロントに呼び出された韓国の応答は如何に・・。
①場外プレイを否認し契約更改する
②フロントで意向を留保し、自由契約になる
・・くらいでしょうか?
*①でも年棒大幅ダウン。②はありえるのかも。でも②の選択だと買い手が付かないのかもですね。
③フロントに嬉々として参じ、「戦力外通告されないうちの離脱宣言(FA宣言?)」ってのもあり得るのでしょうか?(GSOMIAの件は「先に言われると悔しいから、言われないうちに言ってやった」だったと思います。)
・・まさかね。
全米に広がった暴動で、世界情勢がさらに流動的になっていますね。
メディアはアメリカの凋落をさらに喧伝するだろうし、G7に臨むトランプ大統領の威信を傷つける報道を繰り広げるでしょう。
日本は、そうした報道に紛動されることがあってはならないでしょう。
この暴動を表面上煽っているのはアメリカのメディアであり、富裕層への対する怒りを焚き付ける『共産主義者』の影がちらつきます。
ですが、アメリカの怒りを外部に持って行くために、これらの暴動を裏から扇動したのは中共であるという方向が示されていくかもしれません。今のところ、中共の関与を示す証拠はありませんが、無ければ作ってでも中共のせいにしていくでしょう。
そうなれば、米中の対立を止める手段はもうありません。世界は否応なく戦争の方向へと走っていくでしょう。
銀河英雄伝説では、銀河帝国における貴族連合軍を制圧する間、自由惑星同盟からの介入を嫌ったラインハルトは自由惑星同盟内での内紛を扇動する策謀をめぐらします。
さしずめ、自国に介入されることを恐れた中共が、アメリカ国内の動乱を煽るようなものです。これから、これと同じようなストーリーが組み立てられていくのかもしれません。
更新ありがとうございます。
トランプ大統領が豪州、ロシア、インド、韓国の4ヵ国にG7サミットへの参加を要請した。豪州、インドは分かりますが、ロシア、韓国はネー、、微妙(笑)。
韓国は呼ばれたら、あと先考えずに「オラー!一等国ダーッ日本を抜いたー」(抜いてへん、ちゅうに。遥か後方やろ)。
ドイツもメルケルは反米だし、秋にしても何か理由付けて来ないかもしれません。また韓国を入れると何かと禍をもたらします。その時の尻拭きはいつも日本にババカードがもれなく付いてきます。だから反対です。
中国、韓国、ドイツを外して、残るG7とインド、インドネシア、サウジアラビア、トルコ、アルゼンチン、メキシコ、ブラジル、南ア、台湾で新しい枠組みでいいのではないですか。アカラサマ過ぎる(笑)?
通貨スワップ という名の 為替スワップの拡充。
或いは、
通貨スワップ そのものの 要請に行くのではないかと愚行します。
彼の国も、「踏み絵」であることは承知でしょう。
それでも、行かなければならない理由は、
経済(企業・銀行)が、持たないと判断したのでは?
対 中国へは、コウモリ外交 が、
まだ通用するとの判断。 それしか、手立ては無い。
米国からすると、
来ても良いし :中国から離れろと命令
来なくても良い :同盟関係の破棄
彼の国は、中国からは離れず、同盟を維持したまま、
通貨スワップ のみが、どうしても欲しい。
文大統領は、トップ会談で、打開したい。
(今は、どこの国も経済が悪いので無理)
(武漢コロナでの被害による、市民感情を考えると無理)
問題は、G7 まで、彼の国は、持たないのではないかと思うのですが?
どの道、彼の国には、まともな選択肢はないのでしょう。
課員I「今日はお局様は来ないんだってね、助かったよ、いつもネチネチ説教喰らうからなあ。」
課員F「あれ?Kが来てるぜ。どうなつてんだ?」
課員E「課長が呼んだんだつてよ。」
課員F「あいつはC課長のタイコだぜ、こないだも大掃除の手伝いに行ったって話だが。」
課員M「うちの課長もC課長とは良くないのにね。」
課員I「よく来れるなあ、かねがね面の皮が厚いとは思ってたけど・・・。」
課員J「おい、課長が来たぜ」
U課長「諸君忙しいのに済まない、今日はK君の送別会だ。」
きっとK君は餞別を求めるのでしょうね。
新天地入りには持参金が必要なので・・。
G7で日本の貿易報復の不当性を訴えると同時に、他のG7諸国にも韓国をホワイトリスト国として認めさせるニダ!
文在寅大統領は思わず「やった!」これで大手を振ってブルーチームの情報を収集してレッドチームに流せるぞと思ったでしょう。喜んで踏み絵でも地雷でも犬の糞でも何でも踏むんじゃないでしょうか。習主席は心得たもので文在寅大統領の首は絞めますがこれはポーズで目配せは十分にしますね。文在寅大統領、小早川秀秋みたいな者でしょう、状況次第では簡単に手のひら返しでレッドチーム入りです。なんてたって嘘の国の大統領ですよ、裏切らずして何の大〇民国ですか。
ご注進 戦場での戦死原因は敵の攻撃ではなく味方の誤射が大きいそうです、くれぐれも後にはお気をつけてください。
小早川秀秋ではなく松永久秀じゃないんですか。
G7+4 ????
ナンじゃ そりゃっ!?
、と思っておりました。
トランプ は、一期トランプ政権の晴れ舞台が欲しかった
、と思い付きました。
ホスト国として、G7 の首脳、いやそれ以上の首脳達に囲まれて、
内外に向けて、
「こんなに多くの首脳を集め、讃えられ、スゴイだろ」
そして、それを、レジェンド にしたいと。
更に、選挙対策になれば良しと。
こんな時に、
国際政治を、
オモチャにするんじゃ、
ねえよ。
怒怒怒怒怒怒怒怒怒