首相自身がデマ否定する時代…新聞社苦境の原因とは?

新聞社は「水に色をつけて流す水道局」なのか

岸田首相自身がXで正確な情報を発信するなどの事例が増えています。政府が新聞という媒体を通さずにXなどを通じて直接、国民に正確な情報を伝えられる時代が来たというのは、興味深いところです。そういえば新聞部数が急減しているためでしょうか、最近、新聞社のリストラ等に伴い、X上では「元新聞記者」という肩書の方々が「炎上」する事例を見る機会がずいぶん増えた気がします。

ネットで新聞社に反論できる時代

ネットがなかった時代、新聞には反論できなかった

インターネットの出現は、私たちが暮らすこの世の中に、革命的な変化をもたらしています。

以前であれば、「不特定多数の人たちに自分自身の意見を届ける手段」というものは、非常に限られていました。新聞を読んで、あるいはテレビを見て、「あれ?なんかこれ、変だな?」、「僕はこう思うんだけど…」、などと、違和感を覚えたとしても、それを世の中に伝える手段がほとんどなかったのです。

敢えてうりくり、そのやり方を考えるとすれば、以前の『ツイッターで「手紙リレー」による新聞社批判が爆速化』でも取り上げた「手紙リレー」という方法がないわけではありません。

●月●日の●●新聞に掲載された『●●』という記事は、明らかにおかしい。なぜならば…」。

こんな趣旨の文章を手紙にしたため、自身が批判する記事のコピーとともにそれを封筒に入れて、可能な限り多くの自分の知り合いにこれを送りつけるのです。そのうえで、末尾にこう書き添えます。

もし僕のこの考えに賛成してくださるなら、あなたの知り合いにこの手紙をコピーして転送してほしい」。

正直、かなり苦しい方法です。

もしこの「僕」が、最初はこの手紙を10人に送り、その10人がそれぞれ10人に手紙を転送してくれたとしても、「僕」の思いが伝わる相手は110人に過ぎません。しかも、手紙が物理的に相手の手元に届くまで数日の時間が必要であり、その間にその記事のニューズ・バリューは消えてしまうのが通常でしょう。

しかも、初期に文章を書いて推敲し、それをコピーし、封筒に宛名を書いて切手を貼るだけでも大変な手間と費用がかかります。手紙を受け取った人に対してそれを「あなたの知り合いに転送してくれ」とお願いしたとしても、手紙を受け取った人がわざわざコピー代や切手代を負担し、転送してくれる、というものでもないでしょう。

実際にこの手紙リレー、著者自身は大学生時代に某友人から何度か受け取った経験があるのですが、残念ながらその手の手紙を転送したことは1度もありませんでした。

ネットの出現で手紙リレーが無料化・高速化

しかし、インターネットが出現し、ツイッター(現・X)などのサービスが始まったことで、こうした状況は大きく変わりました。この「手紙リレー」が自動化し、高速化し、しかも限りなく低コスト化したからです。

ネット上で、「あれ?この記事変だな…」という違和感を覚えたら、その場で即、記事のリンクとともに自身の見解をXにポストすれば良いのです。たとえば、こんな具合です。

ケースによっては、こうしたポストはものの数時間で「いいね」、「リポスト」等の数が数千、数万に達するという「バズ」を起こすこともあります。

しかも、自分の思いをしたためるのに必要な時間は、慣れれば1分もかかりませんし、それをポストするためのコストも限りなくゼロです(厳密にはスマホなどの端末の電気代や通信費などが必要ですが、ひとつひとつのポストにかかるコストとしては無視し得ます)。

こうした「高速手紙リレー」が実現したことで、新聞やテレビといったオールドメディアが正しくない情報を発信した場合のデマの修正機能が備わったというのが実情でしょう。

元記者の炎上相次ぐ

こうしたなかで、大手新聞社などでも、最近はリストラを進めているためでしょうか、最近、「元新聞記者」という肩書を持つ方々をX上で多く見かけるようになりました。昨年の『首相記者会見で「逃げるんですか」発言記者に批判殺到』などでも取り上げた事例もそうです。

ただ、こうした大手新聞社も、かつては「この世の春」を謳歌していたフシがありますが、インターネットという手段がこの世に出現してしまったことで、新聞記事自体に「コミュニティノート」がつく事例も増えて来ています。

これに対し、とある新聞などは「エビデンスで殴るな」、「科学を振りかざすな」、などと反発しているようですが、これも言い換えれば、その新聞を含めた報道業界がエビデンスや科学を無視した報道を続けて来たという証拠でもあるのでしょう。

そして、こうしたかつては大手新聞の記者だった方々が、X上で炎上する事例も相次いでいます。

これも炎上している方々を眺めてみると、エビデンスで簡単に否定できるような情報を垂れ流している、という共通点があるように思えます。新聞記者時代には「エビデンスで検証される」という機会がなかったことで、「検証に耐え得る情報発信をする」という習慣が身に着かなかったからでしょうか?

首相自身がデマを修正

こうしたなかで、かなり印象的なポストがありました。

今年1月1日に発生した能登半島地震に関連し、岸田文雄首相が19日、二次避難先でも転園手続なしに保育所等が利用可能だとする趣旨の投稿です。これなど被災された方々のうち、子育て世帯にとっては、大変に助かる情報でしょう。

首相自身がXなどのツールを使い、直々に情報発信をすることで、途中で余計な情報を混ぜて来るマスメディアをすっ飛ばし、正確な情報を直接に国民に届けることができるようになった、というわけです。

そういえば、岸田首相といえば『首相、報道機関でなく公共機関からの情報入手呼び掛け』でも取り上げたとおり、つい先日も、「二次避難所の利用は無料だ」とする趣旨のポストを投稿しています。

これはとあるXユーザーが「二次避難所の利用は有料」とする事実誤認に基づく内容をポストしたことに対応するものとみられますが、首相自身がこうやってSNSで直接、正確な情報を発信してデマを潰す時代が到来するとは、「手紙リレー」の時代からは考えられなかったことです。

考えてみれば、新聞社にとって情報とは商品そのものです。しかし、水道局が安全で透明な水を水道管に流しているのに対し、いまの新聞社は水に着色して水を流しているようなものでしょう。

なるほど、これなら変な色を付けられるよりも、色がついていない情報を岸田首相が直接に流すというのは、国民にとり有益であることは間違いないでしょう。

急減する新聞部数

新聞部数の減り方をどう見るか――統計処理の問題

新聞の部数は年々、減少を続けており、その減り方は、とくに2018年頃から加速した感があります。

当ウェブサイトの予測だと、早ければ10年以内に、紙媒体の新聞というものは、あらかたこの世から姿を消す可能性があります。部数が減り過ぎるあまり、発行している新聞社にとっても、紙の新聞を発行するだけの経営上の余力がなくなってしまうからです。

ちなみに「早ければあと10年以内」と判断する根拠は、『「新聞がなくなったら社会に莫大な利益」とする考え方』などでも取り上げた、一般社団法人日本新聞協会が公表している『新聞の発行部数と世帯数の推移』というデータにあります。

ただし、これについて触れる前に改めて指摘しておきますが、データというものは区分のやり方によってずいぶんと見え方が変わってきます。よって、正直、新聞協会が出してくるデータをそのまま使用すると、ときとして実態を見誤るかもしれない、という可能性がある点には注意が必要です。

実例を挙げておきましょう。

新聞協会のデータは「一般紙/スポーツ紙」という区分のほか、「セット部数/朝刊単独部数/夕刊単独部数」という区分で集計が行われており、この場合の「合計部数」は「セット部数+朝刊単独部数+夕刊単独部数」で定義されます。

朝刊単独部数はさほど減っていないように見えてしまうが…

昨年12月下旬に公開されたデータに基づく2023年10月時点の新聞部数と前年との比較を示したものが、図表1です。

図表1 新聞部数の増減(2022年vs2023年)
区分2023年2022年との比較
合計部数3085万部→2859万部▲226万部(▲7.31%)
 セット部数593万部→446万部▲147万部(▲24.83%)
 朝刊単独部数2440万部→2368万部▲72万部(▲2.95%)
 夕刊単独部数52万部→45万部▲7万部(▲12.60%)

(【出所】『新聞の発行部数と世帯数の推移』データをもとに作成)

合計部数に関しては前年より226万部減って2859万部となりました。3000万部を割り込むのは今世紀初めてのことであり、また、減少率換算だと7%を超えています。

内訳については、セット部数が前年比で25%近くも減少して一気に400万部台に落ち込んだほか、夕刊単独部数も13%近く減少し、発行部数に至ってはわずか45万部に過ぎないなど、とくに「朝夕刊セット」や夕刊単独部数の落ち込みが深刻です。

ただ、朝刊単独部数については意外と堅調です。前年比での落ち込みはたった72万部で、減少率でいえば3%に過ぎず、また、部数も依然として2000万部台を維持しているからです。

もし「朝刊単独部数」の落ち込みがこのペースで続くのだとしても、「朝刊単独部数」がゼロになるまでの残り年数は30年以上の余裕があることになります。

したがって、「このペースでの新聞の減少が続けば、新聞は早ければあと10年前後で絶滅する」とする当ウェブサイトでのこれまでの主張は、間違いではないか、といった可能性が出てきます。

セット部数は朝刊と夕刊に分けるべき

しかし、これもじつは、データの「見せ方」の問題です。

新聞協会のデータにあった「セット部数」を、朝刊1部、夕刊2部に分解し、図表1を書き直してみると、また違った姿が見えて来るからです(図表2)。

図表2 新聞部数の増減(2022年vs2023年)
区分2023年2022年との比較
合計部数3677万部→3305万部▲373万部(▲10.14%)
 朝刊部数3033万部→2814万部▲219万部(▲7.22%)
 夕刊部数645万部→491万部▲154万部(▲23.85%)

(【出所】『新聞の発行部数と世帯数の推移』データをもとに作成。ただし「朝刊部数」「夕刊部数」は「セット部数」を朝刊1部、夕刊1部に分解したうえで、それぞれ朝刊単独部数、夕刊単独部数と合算したものであり、「合計部数」は朝刊部数と夕刊部数を合算したもの)

こちらの図表では、減少率が大きく変わります。

合計部数は3305万部と、図表1の場合と比べて増えますが、朝刊部数については200万部以上減って2814万部と「3000万部割れ」を起こし、夕刊部数に至っては154万部も減って491万部と、一気に「600万部割れ」どころか「500万部割れ」を起こしているのです。

ちなみにこちらの試算だと、この減少ペースが続けば朝刊は12.84年、夕刊はなんと3.19年(!)で、部数がゼロになる計算です。

きちんと集計すれば、朝刊部数も急減している

この点、図表1と図表2のどちらの括り方が適切なのかについては、意見が割れるところでしょう。(新聞協会のデータを信頼するならば、)現実問題として「セット部数」という契約形態が存在していて、その「セット部数」が大きく減っていることは事実だからです。

ただ、「朝刊単独部数」の減り方が緩やかに見えてしまう理由としては、「セット契約」が「朝刊単独契約」に流れているからだ、という可能性が考えられます。要するに、朝刊自体も減っているものの、新聞社が夕刊の発行を取りやめたなどの理由で「セット契約」が減少し、「朝刊単独契約」が見かけ上、増えてしまうのです。

おそらくは、これが図表1と図表2の数値にズレが生じる要因のうち、最も大きなものでしょう。

こうしたズレの要因については、本当はそれら以外にもいくつかの要因が考えられるのですが(たとえばいわゆる「押し紙」など)、これについての詳細は、本稿ではとりあえず脇に置きます。

つまり、「セット部数」は朝刊、夕刊の合算ですので、新聞部数の正確な動向を読むという観点からは、これを分解してそれぞれの単独部数と合算するのが最も正確ではないかと思います。こうした考え方に基づいて朝刊部数、夕刊部数、合計部数の推移をグラフ化したものが、図表3です。

図表3-1 朝刊部数の推移

図表3-2 夕刊部数の推移

図表3-3 合計部数の推移

(【出所】『新聞の発行部数と世帯数の推移』データをもとに作成。それぞれの部数の定義は図表2の注記で示したとおり)。

下手をするとあと10年前後で新聞はなくなる

新聞協会のデータ自体は2000年分以降のものがあるのですが、3年刻みにする都合上、グラフの起点は2000年ではなく2002年になっている点にはご注意ください。

2023年から3年ずつ遡っていくと、2020年までの3年間で朝刊部数が687万部(つまり年平均で229万部)減っているのですが、これはコロナ禍の時期が含まれる影響もあるのかもしれません。

しかし、2023年までの3年間の減少数も618万部(年平均206万部)ですので、やはり「朝刊が年200万部前後ずつ失われている」というのは、ここ5~6年のトレンドとしてほぼ定着したと考えてよさそうです。

また、夕刊を合わせた合計ベースでは、2020年までの3年間で948万部(年平均316万部)、2023年までの3年間で930万部(年平均310万部)、それぞれ新聞部数が減っています。

朝刊、夕刊を合わせて新聞部数合計は辛うじて3000万部を超えているものの、毎年300万部ずつ新聞部数が失われ続ければ、あと10年で部数がゼロになるという計算です。

もっとも、2023年は主要全国紙・ブロック紙・地方紙などの新聞の値上げが相次いだため、「大幅な値上げがあったわりに、部数減がこの程度で留まっているのは、新聞業界が頑張っている証拠だ」、という言い方もできなくはありません。

今年以降は部数減少速度がよりマイルドになる(かもしれない)、という点については注意が必要ですが、いずれにせよ、新聞部数が急減していることだけは間違いないでしょう。

新聞部数が減っているのは原因か結果か

以上、断片的な情報をつなぎ合わせていくと、こんな仮説が成り立つかもしれません。

  1. 新聞はこれまで社会的権威を持ち、情報発信を独占してきたため、エビデンスがない情報を平気で発信し続けて来てもバレなかった
  2. Xを含めたSNSなどが発達し、エビデンスを呈示した情報発信が誰でも簡単にできるようになったことで、新聞の社会的権威が一気に失墜した
  3. これにより新聞の部数が激減し、新聞社の経営が苦しくなり始めている
  4. 新聞社もリストラをせざるを得なくなり、「元新聞記者」の肩書きを持つ人をネット上で見かけることが増えて来た
  5. しかし、新聞記者時代にエビデンス付きで記事を書く習慣が身に着いていなかった人は、結果的にネット上で「エビデンスで殴られる」ことが増えている

…。

こうした仮説は、因果関係が正しくない可能性があります。

統計的事実として、新聞部数が激減していることは間違いないのですが、「新聞の社会的信頼性が損なわれているから」なのか、それとも単純に「新聞社の信頼は失われていないが、単純に紙媒体としての新聞の使い勝手が悪いから」なのかは、よくわかりません。

しかし、誰もがエビデンス付きで情報発信できる時代が到来したことだけは間違いなく、したがって、エビデンスがない情報、非科学的な情報をポストすることのリスクは、かつてとは比べ物にならないほど大きいことだけは間違いないといえるでしょう。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. naruponn より:

    購読をやめたいけれどスーパーのクーポン券が欲しい家内に拒否されています。
    新聞社はスーパーのチラシに感謝すべきと思います。

    1. 匿名 より:

      チラシアプリ無料をおすすめしてはいかがでしょうか。
      「チラシアプリは、特売品やタイムセールの情報が分かるので便利です。」
      「登録したお店でタイムセールやクーポンが発行されると通知してくれる機能があり、見逃す心配もありません。」

    2. やるお より:

      ちゃんとコミュニケーション取ることが大事ですよ。夫婦なんだから、この際しっかり話し合えばいかがか?

  2. 雪だんご より:

    「水に変な色をつけるんじゃねえ!」とずーっと怒鳴られ続けていても、
    「嫌だ!嫌だ!やめてたまるか!」と拒否し続けているのが今のオールドメディア。

    今更ただの水を売ろうとしても

    ①この期に及んで色水を買っている層から「え?どういう事?」といぶかしまれる
    ②「その着色料が目当てだったんだよ!」と言う層からは激怒される
    ③着色を批判している層はとっくのとうに自分で水を手に入れられる様になっている
    ④着色料の業者(訳:”スポンサー”)から報復される恐れがある
    ⑤そもそも質の良い水を入手できる者(訳:質のいい記事を書ける記者)が居ない

    と言う事なら、今後は「この着色料の毒々しい味がたまんね~~~!!」と言う
    少数派に売り続けるマイナーメディアに落ちぶれるか、図体のデカさ故に
    それすらできずに世間から消え去るだけでしょうね。

    1. KN より:

      ”スポンサー”のヤバさは熟知しているから、手を切れないのでしょうね。

    2. 庭師 より:

      水を何色にしているのか
      それはもちろん「アカ」でしょう

  3. naka より:

    数年前、定年を機に、長年取り続けている読売新聞をセットから朝刊単独に切り替えました。セットの価格から500円しか安くならなかったことを少し疑問に思ってましたが。
    で、今後について、怖いもの見たさでこのまま取り続けようか悩んでいます。あと10年少々は生き続けられると思うので。ですが、多分、値上げが有るでしょう。その時にどうするか悩むと思います。

    余談ですが、自分が会社員時代に、給料が銀行振り込みに切り替わる段階で、切替は任意だったので最後の2人になるまで現金支給を続けてました。会社側より、「現金支給はあなたと、あと一人になりました。銀行振り込みに切り替えてもらえませんか。」と言われ、特に拘りなく変えました。この時も、何となく最後を見届けたいような気が有ったかなと思われます。

  4. クロワッサン より:

    >なるほど、これなら変な色を付けられるよりも、色がついていない情報を岸田首相が直接に流すというのは、国民にとり有益であることは間違いないでしょう。

    そうなのですが、次の問題は「首相が色のついた情報を直接流す」ですね。

    ただ、誰かが色のついた情報を流すかも知れないって部分では変わりないので、複数の情報を照らし合わせて色のつく前の情報を手にする「リテラシー」ってのが結局求められちゃう事になり。

    1. pam より:

      岸田さんが流してる情報は政府が決めたまさに一次情報なので、色がつくことは流石にないかと。この記事で色が付く、は事実の捻じ曲げや、片寄った視点の切り取り、作成者のエビデンスに基づかない私見、誤報批判などを指すのでは?
      岸田さんのアカウントて、あの新聞はけしからん、あの国は〜、あの政党は〜と言いはじめたらヤバいですが。

      1. クロワッサン より:

        pam さん

        現状は「岸田さんが流してる情報は政府が決めたまさに一次情報」と言えるのでしょうけど、文字数制限があれば事実の切り取りは起こりますし、主観的な文章がポストされるかも知れないし。

        結局のところ、ポスト内の元文書とか元URLにまで飛んで、ポスト内容と元の事実との照らし合わせが、いつか、どこかのタイミングで必要となるんじゃないかなーって。

      2. 裏縦貫線 より:

        首相自身にも色は付いていることはあると思います。それが白でなくても、青であれ赤であれ、その色をそのまま伝えてくれればいいのに、勝手に赤を白く見せたり青にドドメ色を混ぜて流すような媒体は要りませんね。

    2. いっちょ紙 より:

      佐藤栄作が首相当時、「新聞はうそを書く」と言ってテレビ取材に応じるなどといったことがありましたが、そのテレビも、切り取りつぎはぎだらけ印象操作ばかりか、暇空の件などあっち界隈に関しては黙殺ですからねぇ。

      1. クロワッサン より:

        いっちょ紙 さん

        昔、そういう事があったんですね。

        そうなると、今と昔との違いは、各論の突き合わせやソースの確認のし易さ位ですかね。。。

        未来は、AIにその辺りを代行させ、本当か嘘か不明かを表示させそう。

  5. 引きこもり中年 より:

    日本の政治家も、自分でネットでの情報発信が必須の時代になった、ということでしょうか。なにしろ、テレビだと、いつ下請けが間違ったネタを流すのか分からないのですから。
    蛇足で、ばかばかしいお話しを。
    不祥事が起きた時
    政治家:「秘書が、秘書が」
    テレビ局:「制作会社が、制作会社が」
    政治家&テレビ局:「本当だから、しかたがない」
    これって、笑い話ですよね。

    1. 引きこもり中年 より:

      岸田総理をはじめとして政治家は、X(旧Twitter)で発信する時に、(機械翻訳でもいいから)日本語以外の言語でも発信するように習慣ずけたほうが、よいのでは。

  6. はにわファクトリー より:

    新聞や TV はネットと SNS に粉砕されていまっているのです。
    それが悔しくてしょうがない人たちが負け惜しみ口で吠えていても相手をしてはいけません。

  7. 元雑用係 より:

    首相が誤情報を発信してCNが付いてしまえば、さすがに大きな話題となるでしょう。権威も落ちかねない。
    首相自身がSNS発信することに対しては細心の注意をはたらかせる動機がありえますね。
    誤ってもCNで訂正されることが期待できます。首相自身のSNS発信は、まずは歓迎したいです。

    CN着弾しても普段は素知らぬ顔のマスコミも、「首相のSNSにCNガー」とか騒ぐんでしょうか。(笑)

  8. KN より:

    エビデンスで殴られた人たちの行動パターン:

    ①無視する(非を認めずに逃亡する)
    ②「信じられない」「何かを隠している」「疑惑は深まった」などといって、議論を拒否する(陰謀論)
    ③エビデンスが全てではない!、安心ガー!、お気持ちガー!と絶叫する(感情論)

    1. 引きこもり中年 より:

      ④相手の人間性を非難する

    2. 引きこもり中年 より:

      ⑤自分と意見が一致する仲間と集まって、盛り上がる

    3. はにわファクトリー より:

      そして地下活動に熱を入れ、爆弾闘争戦術を用いて社会へ復讐する甘美な妄想に耽る。
      これまでも似たことは繰り返し起きて来ました。

    4. CRUSH より:

      ①のバリエーションですが、
      「論破された嘘を、そのまま延々と繰り返す」
      「1の正論を、99の嘘で埋め尽くす」
      従軍慰安婦や南京虐殺などが、代表例ですね。

      政府や企業が発表する1次資料は、
      「責任を伴う」
      「その結果、淘汰される」
      このプロセスが存在することが真実性の担保となります。

      大手メディアには、担保が無い。
      だから、見限られる。

      製造物で言えば、ノークレームノーリターンの商品は、そういうのが好きな人は買いますが、普通は1年間保証が付いたものを夜逃げしない業者から買います。

      そういうもんです。
      不思議でもなんでもありません。
      今までが、おかしかったのだと思われます。

      1. KN より:

        >論破された嘘を、そのまま延々と繰り返す

        論点をすり替えたり、拡大解釈するというのもありますね。

  9. 比翼 より:

    「エビデンス?ねーよ、そんなもん」
    朝日新聞の記事を読む場合、常に上記のことを肝に銘じて読む必要があると思います。
    かつて、高橋・朝日新聞編集委員が自著の「仕方ない帝国」で残した迷言ですが、日刊ゲンダイに突っ込まれる情けなさ。

    https://bunshun.jp/articles/-/5852?page=1

    高橋編集委員は現役ですから、エビデンスを重視しない朝日新聞の姿勢も未だ現役と思われます。しかし、新聞記者やある一定の読者が構築したい世界観というものがあるのでしょう。その世界観の構築のために必要なものは、エビデンスではなくファンタジーであるのだから、エビデンスを無視してかかるのかもしれません。
    とはいえ、自分はファンタジーの存在を完全に否定しようとも考えておりません。

  10. 世相マンボウ_ より:

    被災地救援に自衛隊消防をはじめ
    多くの方々や企業が尽力する中で
    それを阻む悪質なデマを排除する事は
    とても大切なことです。
    コミュニティノートでこうした機会でも
    知見を持った一般国民がデマ潰しに
    役立っているのは頼もしく感じます。

    一方、日頃からコミュニティーノートに
    ファクトで瞬殺され 怒り心頭敵意を燃やす
    主に左翼さん方面の顔ぶれは、
    こうした被災地救援の場面でもやはり
    同じ役回りを演じてお見えなのが興味深いです。

    『デマ』と言えば、人呼んでデマの井 さんなど
    豊富な人材を擁する立憲民主党さんですが、
    今回もエース級のカードを切ってきました。
    TBS時代のオウム殺人関連疑惑の視線を背負いながら
    その後しょもない政治活動されてた 杉尾さんは、
    今回の能登地震では、山本太郎氏と並んでの
    #迷惑系政治Youtuberとしてのデビューを
    派手に果たされました。
    多くの国民が眉を顰めるなか熱狂的な視聴者支持者が
    その正当性を強弁しているのも迷惑系Youtuberさん
    とよく似ており、いやそのお株を奪うほどの
    活躍?に映ります。

  11. 田舎の一市民 より:

    たまに仕事で首長の記者会見をするときに新聞社の記者クラブに取材依頼をかけます
    新規事業の説明などするのですが、その際地方紙の記者は記事にする前に説明を受けた内容や解釈に誤解が生じてないか熱心に確認してくれて、信頼もしてるのですがまが、相対的に中央紙の記者は態度も尊大ですしトンチンカンな質問したりして、居合わせた他の記者が「はあ?アンタさっきの話聞いてたの?」みたく首を傾げるようなことがあります。
    そもそも他人の話をロクに聞かないって記者としてどうなのかと呆れてしまいます。

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