読者雑談専用記事通常版 2024/01/13(土)
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2024/10/19 12:00:読者雑談専用記事通常版 2024/10/19(土) (55)
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
強制動員被害者、日本から賠償してもらう道は開かれるか…供託金の差し押さえ申し立て
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/48891.html
日韓請求権協定に関する韓国側の認識や其れが正当か不当かは、此方の内容を読むと分かり易いですね。
元徴用工訴訟問題と日韓請求権協定
国際法学会エキスパートコメントNo.2019-8
和仁 健太郎(大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授) 脱稿日:2019年7月29日
https://jsil.jp/archives/expert/2019-8
韓国側が『自己解釈』を日本と擦り合わせないのは、いつも通りの「ウリジナル解釈」だからでしょう。
擦り合わせをしない事自体が条約違反ですが、文在寅政権が生み出した条約違反状態の解消の目処は全く立ってない感じ。
日立造船の供託金差押申し立てに対する動向には、とても興味があります。
第一義的には、韓国裁判所の決定(これは認めると予想します)を受けて、韓国政府がどう対応するか、です。韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)新外相は、早くも「韓日関係改善の流れに乗り、日本の民間企業も同じ船に乗る思いで問題解決に参加してくださるよう期待する」と韓国政府傘下の財団基金への拠出に日本企業が加わることへの期待を述べています。しかしながら日本企業は、株主訴訟や日本国内の反対意見も勘案すると、おいそれとは乗れないでしょう。とすれば、韓国政府はどう出るか。何もしないことも十分予想されます。
第二義的には、韓国政府が何もしない(供託金が没収される)=日本企業に損害が出た場合に、日本政府がどうするか、です。断交までは期待しませんが、韓国側(政府ではないが裁判所)から仕掛けられた話でもあり、関係冷却化には動いてほしい。そして、韓国とは段階的関係縮小との、中長期的方針を固めて欲しい、と考えます。
希望的観測かな。まあ仕方ない。
taku さん
第一義の方は、韓国としては「とりあえず日本企業に言ってみて、馬鹿な企業が金を出してくれれば儲けもの」ってところだから、何かと機会を捉えて日本企業に金を集ろうとし続けるだけだと思います。
「日本政府は韓国が日本企業の自由意志によるお金を受け取る場合は妨げない」ってところが韓国側の突破口ですね。
まるで、あちこちに電凸しまくり、慌て者が引っ掛かるのを待つ特殊詐欺組織グループみたいな笑
その内、金を出した日本企業に適用する優遇税制とか表彰とかし始めるかも。
第二義の方は、没収された供託金を韓国政府に補填させて、損害は無かった扱いにする気がします。
日本政府が韓国政府との関係縮小の動きをするとしたら韓国側からのアクションに対するリアクションに抑えるだろうから、韓国の次期政権が極左対日レイシスト政権になると楽しみですね。
36年の論争に終止符…韓国「犬食禁止法」可決
http://japan.hani.co.kr/arti/culture/48873.html
韓国の犬食は、より長く苦しませて屠殺した方がより美味しい肉となる、という部分だけ問題視すれば良かったと思うのですが、…
>その後、「伝統食文化」という主張と「動物虐待」という世論が衝突したが、最近は動物福祉への認識が広がり、伴侶動物と暮らす人の数が増え、国民の93.4%(アウェア2023「犬食に対する国民認識調査」)が犬肉を食べる意向はないと答えるなど、消費は事実上終了に向けての手続きを踏んでいた。
先細りからの自然消滅に任せれば良かったんじゃないかなぁってのはさておき、日本への波及の仕方が気になります。
うなぎも、氷で仮死状態にする場合もあれど大抵生きたまま捌くので「鰻食禁止法」を自称動物愛護団体が求めて来そうで嫌ですね。
牛や豚での二酸化炭素を用いた屠殺方法も問題視してますし。
痩せた土地でタンパク質の摂取に困った風土なら犬を食べていてもさほどおかしくはないと思うのですが朝鮮半島は穀物の良くとれる肥沃な土地です。
医食同源の文化の国から、なぜ縁起の悪そうな殺し方をする犬食文化が生まれたのか疑問に思っていました。
仮説ですが世の中のありとあらゆる不条理と絶望を刻みつけて、恐怖する犬達を見ながら、可哀そう!でも、美味しい!と世の中の理不尽、不合理、不条理を感じながら楽しむ総合芸術的な精神世界感の料理なのかもしれません。
日本は「痛切な謝罪」をしたと主張する韓国国情院長候補
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/48868.html
うーん、まぁ、韓国の「正しい歴史認識」に則って考えると「日本は韓国に歴史問題に対する謝罪をしていない」が正解だけど、韓国の正しい歴史認識がそもそも間違ってるから、「論理的であればある程に、出発点の間違いは到着点の間違いとなる」ってヤツの良い事例ですね。
楽韓さんより。
韓国政府高官「大規模な原油、天然ガス埋蔵が期待される第7鉱区の権利をただ日本に渡すわけにはいかない。アメリカは介入すべきだ!」……いや、GSOMIA破棄のことを思いだしたほうがいいんじゃない?
2024年01月11日
https://rakukan.net/article/502036719.html
>「協定終了で日韓関係が険悪になり、中国を利することになったらアメリカにとって大きな損失のはずだ」「だからアメリカはこの件について介入すべきだ」
いやほんと、北も南も『嫌がらせや八つ当たりを辞めて欲しけりゃ何か寄越せ』ってなリスカブス交渉術が好きですね。
『駄々っ子は餅をひとつ余計に貰える』が民族的気質なんだろなぁと。
今夜世界で話題になる中華民国台湾、日中韓台を比べると出生率最低なのは中華民国台湾。事実2020年にピークをうち人口減少国の仲間入りを果たしています。4国出生率においては日本が最高です。ご存じでしたか。当方は気が付いていませんでした。
一体何考えているのか、サッパリ分からない。
いや、われわれの常識的考えなど、おおよそ通用しないんだから、それが当たり前なのか?
どうもこの手のニュースを見聞きするたびに、モヤモヤが募ります。
レバノンに跋扈するヒズボラというイランの別働隊ともよばれる組織。
連日イスラエルに五月雨式にロケット弾を打ち込んでは、倍返し以上の反撃を喰らってる。
死者にしたところで、半端な数じゃないでしょう。
イエメンのフーシ派という、反政府ゲリラというより、最早政権と言っても良い組織。
紅海を往き来する船舶を乗っ取ったり、ミサイル攻撃を浴びせたり、
近海に展開する英米の艦隊の懲罰的攻撃を喰らうのは百も承知でも、止める気配がない。
一体何を目的でやってるんでしょうね。
おそらく裏で糸を引いてるであろうイランにしたところで、
それで西側各国が折れて、制裁解除なんて流れになるなんて、
甘い計算はしてないでしょう。
単なるイヤガラセで溜飲を下げてるだけ?
あるいは。米軍のリソースをここに割いてくれたらと、中露がご褒美を約束してる?
ヒズボラにしても、フーシ派にしても、ただの噛ませ犬にされて、それで我慢できるの?
それとも、トップは安全な場所にいて、豪遊できるほどのお手当がいただければ、
末端が命を落とす事なんて、髪の毛ほどにも考えてない?
末端は末端で、真面目に働いてれば一生縁の無い歩との金額が、弔慰金として家族に渡り、
自分は聖戦士として天国に召されるとすれば、それはそれで満足?
まあ、理屈を考えれば、合理的?説明も考えられないではないけれど、
そんな理屈で世の中が動く、そんな世界が地球上にあること自体、想像力の範囲外。
極悪非道な白人統治からのアジア・アフリカ解放を、
テロ国家イスラエルとテロ支援国家欧米諸国からのパレスチナの解放と置き換えれば、
勝ち負けではなく「例え死のうとも人間でありたい」って価値観を感じれる気はします。
「アッラーのために」生活と宗教が一体の国民とは、分かり合えない。
織田信長が宗教勢力の政治権力と武力を取り上げてから、宗教のために殉教するまで戦うのは明治までキリスト教だけ。現在宗教のために殉教できるのは、とういつ そうかくらいではないでしょうか。
ユーラシア・グループの2024年10大リスクに中東危機がありますね。
https://www.eurasiagroup.net/services/japan
キリスト教とイスラム教の戦いに引きずり込もうとする戦略があるかも。
EUは、イスラム信仰者がなぜなのか謎ですが、急激に増加しています。
イスラム教国との戦争に巻き込まれたらEU国内で騒乱が起きて大混乱。
「平和とは戦争と戦争の間の準備期間である」
ひょんなことから、第3次世界大戦が起きなければいいのですが。
「ただ生きる為に生きている」ではなく「何かを成す為に生きている」人なら、アッラーの為にじゃなくても理解は出来ると思うのですけどね。
EUのイスラム教徒の割合が急増しているのは、イスラム系の移民の大量流入と多産が理由とされている筈です。
重婚や幼児婚が違法なドイツにて重婚も幼児婚もしているイスラム系難民が問題となる事なく難民生活を送っているとも聞きますし、ドイツの年末年始などは自称難民系外国人によって相当スリリングな時期になるとも聞きますし、騒乱は恒例な段階みたいですね。
建前はユダヤ教とイスラム教の対立のように語られますが、実際は宗教に関係ない領土欲、利権拡大欲にしか見えません。 どのような宗教も殺人を禁止してます。
フーシ派の狙いはガザ地区紛争のどさくさに紛れて紅海の海上通行権を我が物とし、通行税を取るのが狙いと想像しています。
>どのような宗教も殺人を禁止してます。
異教徒を人間としなければ解決するお話しですね。
宗教に携わる者が、
人の心を救わず権力者に取り入ったり、
悪徳に耽り財貨を貪ったり、
人の心を惑わし唆し領主に背かせ自らが権力を持ったりする事は、
世界各地で起きてますし。
>>この手のニュースを見聞きするたびに、
>>モヤモヤが募ります。
人間一人ひとり個人はどの民族でも
平和と安定を望むだろうに、ところが
多くの人間を集めた集団の意思は
何故にかくも愚かに堕ちてしまうのかと
私もやるせない『モヤモヤ』を感じてしまいます。
まず、
世界の人々の安寧な思いと生活を脅かすものとしては
韓流カルト宗教統一教会みたいなものに代表されるように
よこしまな人たちが人の弱みに付け込むことでの害悪は
騙された信者は可哀想ではあっても愚かだと思います。
また、
民族対立(?)だからと
部外者の意見を排他する権利を持っているかの如くの
振る舞いには私は疑問を感じます。
思い上がりが ウラメニ出ーるプーチンを
止めらるのは難しいにしても、支持してしまっている
ロシア人は未来永劫気づくことができるのだろうか?
と哀れんでしまいます。
イスラエル・パレスチナに関しては、
私はイスラエルの武力行使は反対ですが、同じように
パレスチナ・ハマスのありようも許せないと思います。
日本の偏向メディアの報道では、なぜか
『虐げられ平和を望むパレスチナ人??』的な
作りの報道が多いのですが、朝日新聞報道のデモも
日本語の『パレスチナに平和を』の
スローガンに呼応する英語は
『NO JUSTICE NO PEACE 』
(自分たちの正義でなければ それは平和でない)です。
昔、自分たちの祖先が住んでいたなんていう理由で
今、生きている相手は殺してもかまわない という そんな
テロリストハマスの主張と軌を一にするそんなデモは醜悪で
日本人を舐めているとしか思えません。
紛争当事者同士は、生きるか死ぬかの状況で
憎しみと殺戮に向かってしまうのは悲しいことです
ただ、当事者同士でないこの地球上の人類は
それに加担することなく止めるべきなのです。
ところが日本においては、
イスラエルに加担と米国を非難する
日本のお気楽どぶサヨさんは単に、
日本社会と米国を非難したいがためのしょもない理由で
アホくさい正義を騙った言葉の羅列で、パレスチナや
テロリストハマス擁護で遊んでいます。
そうした姿には
まずは己の生きザマをなんとかせい! との、
人としてのありようを正してあげる必要が
社会にはあるのだろうとも考えます。
伊江太 さん
ハンギョレが1/16に関連する内容の記事を書いていたのでご紹介します。
[コラム]イスラエルに襟首つかまれ頬打たれる米国
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/48918.html
安倍派五人衆の立件断念へ 会計責任者との共謀、立証困難
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c7617ee1b743bc8f51026ea7d183961f6fb6387
検察はどうやら、「キックバックは承知していたが、収支報告書の未記載は知らなかった」「事務局から派閥会長に直接報告され、事務総長は知らなかった」という口裏合わせの壁を突破できなかったようです。事実上、検察の敗北と言っても良いのでしょう。
ここからは、主権者たる国民の判断に委ねられると考えます。罪に問われない以上、罰する必要はない=現状のままでも良いと考えるか、このままでは日本の民主主義は破綻に瀕する=抜本的改革が必要と考えるか、です。
折しも自民党の「政治刷新会議」の安倍派メンバー10人中9人が裏金に関与していた、ようです。まさしく泥棒に「泥棒を取り締まるルールを作らせよう」との試みです。含む「エッフェル姐さん」。
野党に政権担当能力があるとは考えられない現状に鑑みると、菅(すが)前首相に縋る(すがる)しかなく、菅=石破連合に期待を寄せます。岸田=麻生連合では、何も変えられない。
政治刷新会議の出した対策案次第ですかね。
まぁ、対策案を出して選挙して、選挙後は対策案を緩くしてお茶を濁す、ってなりそうですが。
クロワッサンさま
総選挙の前に、自民党の総裁選があると思われますので、
麻生が岸田のまま行くのか、茂木に乗り換えるのかが第一の見もの、
菅は石破を担ぐと思われますので、そこにどれくらいの議員が乗ってくるかが第二の見もの、
高市はいずれにせよ、出るでしょうが、安倍なくしてどのくらい集められるかが第三の見もの、ではないでしょうか。
いずれにせよ、総裁選ではどの候補者も「抜本的解決」を唱えない訳にはいかない、と期待します。
>いずれにせよ、総裁選ではどの候補者も「抜本的解決」を唱えない訳にはいかない、と期待します。
ですね。
「どーせこのまま事しないだろ!」って受け止める内容や、「うん、これならこのままやりそうだな」って受け止める内容や、「こんな事やっても無意味で手間が増えるだけだろ!」って受け止める内容が並びそう。
なるべくキックバックの無い議員に票が集まって総裁となれば総選挙で自浄能力をある程度謳えそうですが。
紅白歌合戦の成功と失敗から考える、NHKが抱える深刻なジレンマ
徳力基彦1/12(金) 7:00
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/860a1212abb680b2f5c065501cbb564592589b08
>NHKが公共放送の責任と、デジタル配信が常識になった世界の音楽業界との間に生じているジレンマを乗り越える方法を見つけられるのかどうか。
NHKの『権威』が通じるのは日本国内の大部分と韓国の一部分で、日本でも韓国でも徐々に通じなくなっていくと見込まれる中で、NHKがどこまで音楽業界に歩み寄れるか、ってところですかね。
殿様商売かぁ。
クロワッサン様
記事のご紹介ありがとなのです♪
>NHKが公共放送の責任と、デジタル配信が常識になった世界の音楽業界との間に生じているジレンマを乗り越える方法を見つけられるのかどうか。
難しいこと考えなくても、➀公共放送をやめる
②紅白をやめる
のどっちかを選べば良いんじゃないか?って思うのです♪
七味 さん
①はNHK単独で出来そうな気がしないので、なるとしたら②なんでしょうね、
年末の定番の歌番組をやめて、1月から順に日本と世界のニュースを流すとか、大河総集編を流すとか。
クロワッサン様
返信ありがとなのです♪
あたしも②で良いと思うのです♪
音楽を楽しむためのインフラが民間で出来てきてるなら、別にNHKがその役割を背負う必要はないと思うのです♪
「紅白は、その黎明期から、良質な音楽を国民に届けるというNHKの使命を果たし続けてきた。
そして、紅白が撒いた種は、国民が多様な音楽に親しむという文化として花開いた。
そして、今や、民間において、個々の国民がそれぞれ好きな音楽を好きなように楽しむための様々なサービスが提供されるようになった。
今年の紅白は、この歴史的な転換点に行うものとして、そして最後の紅白歌合戦として、NHKとして全力を注ぐことになろう。
ありがとう紅白。
ありがとう音楽。
全てのアーティストと視聴者に感謝を捧げたい」
とかなんとか、綺麗事並べたら良いんじゃないかな?
米国がウクライナに渡した兵器、10億ドル分が「行方不明」 盗難の恐れも
Forbes JAPAN1/13(土) 11:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/2070aa92fdb9dc50b79325fb574638179e2c4ed9
>CNNが当局者の話として伝えているところでは、ジョー・バイデン米政権はウクライナに送る兵器に関して、一部が適切な相手の手に渡るのであれば追跡不能なものが出るのもやむを得ないと判断しているという。
トヨタがISISに自動車を提供しているのではないか?との懸念を抱き、公聴会に呼びつけた米国政府らしからぬと言うべきか、いつも通りのダブスタと言うべきか。
ISISがトヨタ車利用、米財務省が情報提供求める
2015.10.07 Wed posted at 10:26 JST
https://www.cnn.co.jp/business/35071565.html
軍事作戦の停止求めたICJ訴訟 イスラエル 審理で正当性を主張
2024年1月13日 8時19分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240113/k10014319381000.html
テロ国家イスラエルは、テロ支援国家米国が日本に対する原爆投下や空襲でジェノサイドの罪に問われない為にも、イスラエルのテロは正当なテロであるとの判断を勝ち取らないと駄目ですね。
>裁判所は、暫定的な措置についての判断をできるだけ早く示すとしていて、一部のメディアは早ければ数週間で示される見通しだと伝えています。
イスラエルも米国も、南沙諸島裁判での中国みたいに判決を無視して終わるだけじゃないですかね?
>イスラエルも米国も、南沙諸島裁判での中国みたいに判決を無視して終わるだけじゃないですかね?
今のところ、ICJは仮保全措置の判断に必要とされる一応の管轄権について、未だに認定していない段階ですし、本案判決について語るのは少々気が早すぎるかと。
それに比較するのに、より最近の、より紛争の主題が似通ったケースがあると思います。
具体的には、ロシアはウクライナ侵攻にあたり、特別軍事作戦の根拠の一つに「ウクライナによるジェノサイドの防止と責任追及」を掲げましたが、これがジェノサイド条約第一条の権利の濫用にあたるとのウクライナの訴えを受け、ICJが紛争の主題に関わるウクライナの法益保護の緊急性を認め、特別軍事作戦を停止するよう仮保全措置命令を出した一件ですね。
ウクライナの訴えは訴訟戦術としてなかなか巧みだと思います。
というのも、ジェノサイドの認定は、ある特定の集団を破壊する意図の存在が要件となっていて、その立証はハードルが高いとされています。
ですが、上のICJへの訴えにおけるウクライナの法益とは、「ジェノサイド条約上の権利の濫用によって違法な武力行使に晒されない」というもので、ジェノサイドの認定を必要としていません。
ウクライナの訴えは、いわゆる「ブチャの虐殺」のようなロシアの国際人道法違反とされる行為をもって、ジェノサイドの認定を引き出すような訴訟戦術ではなく、ロシアの特別軍事作戦がジェノサイド条約上の権利の濫用にあたるかどうかを問うもので、実際に仮保全措置命令を引き出すことに成功しています。
一方で南アフリカの訴訟戦術は、イスラエルの行為がジェノサイドにあたるかどうかを問うものですので、ジェノサイド条約上の法律的紛争として見れば似通ってはいますが、ウクライナと南アフリカが用いたアプローチが異なっているという点を踏まえた上で、個人的に続報に注目していきたい話題ですね。
しかしウクライナといい、例にあがった南シナ海事件におけるフィリピンといい、なかなか巧妙に関連条約上の裁判条項を利用していますから、日本もそのへんを見習っていけたらなと思ってしまいます。
とおる さん
ウクライナと南アフリカでは裁判におけるアプローチが異なっているとのお話しは為になります。
今回の裁判でイスラエルが問われているのは意図の有無だから、殺人か傷害致死かの争いみたいなものですよね。
ハマスの戦闘員を殺す過程で、パレスチナの民間人が多数巻き添えになると分かってても攻撃し、「仕方ない」で通るかどうか。
ちなみに、南京大虐殺では犠牲者が30万人と言われたりしてますが、日本軍は南京市内にて南京市民の協力を得ながら便衣兵の摘発と処刑を行っており、イスラエルもハマスを攻撃したいならガザ地区で日本軍と同じ事をすれば面白かったんですが。
>しかしウクライナといい、例にあがった南シナ海事件におけるフィリピンといい、なかなか巧妙に関連条約上の裁判条項を利用していますから、日本もそのへんを見習っていけたらなと思ってしまいます。
ウクライナとの訴訟に負けたロシアは判決を無視しましたし、選択条項受諾宣言をしていた米国はニカラグア事件のICJ判決を受けて宣言を撤回して判決を無視しましたし、裁判に勝つだけじゃ意味ないんですよね…。
イスラエル、「ジェノサイド」訴訟で反論 事実を「著しく歪曲」
2024年1月13日 14:26
https://www.afpbb.com/articles/-/3500085
>ICJはロシアのウクライナ侵攻から1か月後、ロシアに軍事作戦の停止を命じる判決を下したが、効果はなかった。
>裁判に勝つだけじゃ意味ない
とりあえず、判決の不履行の存在の方がどうしても目立ってしまいますが、国際裁判所判決が法的拘束力をもつことは国際法の一般原則として確立していますし、実際には当事国によって自発的に履行されるケースの方が多いです。
ただおっしゃる通り、国際法関係において強制的な法執行機関は存在しませんから、究極的には国際裁判所判決の履行確保は当事国の自助にかかっているとも言えます。
特に安保理の常任理事国のような大国を相手取って勝訴したような場合で、且つその自発的な判決履行に期待できないようなとき、履行確保のためとれる自助が限られてくるのは確かでしょう。
それでも、国際裁判所によってその主張が容れられた側は、例えばウクライナのように国際的な支持を取り付ける上でそれを役立てることができますし、紛争の司法的解決を拒否する国と進んで受け入れる国という構図が明確になる時点で、もはやその手続自体に一定の意義があると言えるかもしれません。
そして日本の場合を考えるなら、例えば韓国を相手にICJで勝訴したようなとき、果たして韓国に判決の不履行を貫くだけの胆力が具わっているのか、まずは疑いたくなってしまいますね。
仮に反日ブーストによって、ICJ判決何するものぞと不履行を決め込んだとしても、以前日本側がとった単なる輸出管理の厳格化措置に対して、韓国側が「輸出規制」と大騒ぎだったことを思えば、日本の自助はかなり刺さるのではないかと思えてきます。
まあ日本の側も、必要なとき毅然とした態度で自助に訴える胆力が具わっているか問われそうですが・・・
その意味でも、先行違法行為に対する自助という主観的な判断が、国際裁判所判決によって客観的に補強されたなら、日本の重い腰もいくらか軽くなるのではないかと期待してしまいます。
>そして日本の場合を考えるなら、例えば韓国を相手にICJで勝訴したようなとき、果たして韓国に判決の不履行を貫くだけの胆力が具わっているのか、まずは疑いたくなってしまいますね。
韓国だけでなく、日米韓の連携を求めて横槍を入れてくる米国も居ますしね。
>その意味でも、先行違法行為に対する自助という主観的な判断が、国際裁判所判決によって客観的に補強されたなら、日本の重い腰もいくらか軽くなるのではないかと期待してしまいます。
日韓慰安婦合意を韓国側が破った事が、日韓連携を求める米国が日本に更なる譲歩をさせる事を求めてきても、日本が断る口実として米国も認めざるを得なくなったみたいな感じで、ICJ判決を使えれば有意義だって事ですね。
ただ、岸田文雄は自称元徴用工問題での韓国の第三者弁済案について日本企業からのお金を利用する事を認めたり、解決の目処が全く立っていないのに解決案が出て来た時点で「評価する」と述べて関係改善を進めたりする馬鹿なので、その時の総理が岸田文雄か岸田文雄同様の「韓流やるやる詐欺」に騙される馬鹿でない事を祈ります。
ついでに、米国の民主党政権は対中で韓国も当てにしようとするから、韓国外しに理解のある共和党政権であれば日本はなお動き易そうですが。
>韓国だけでなく、日米韓の連携を求めて横槍を入れてくる米国も居ますしね。
横やりというほど積極的とは言えないかもしれませんが、確か野田政権のときだったか、竹島問題をICJに付託することを検討していると米側に伝えたところ、あまり歓迎されなかったと言われていますね。
それが民主党政権下だったからなのか、それとも自民党政権下でも同様の反応になるかは分かりませんが、少なくとも米としては、日韓関係に激しく波風が立つ事態より現状維持の方が好ましいでしょうから、ある意味当然の反応なのかもしれません。
>日韓慰安婦合意を韓国側が破った事が、日韓連携を求める米国が日本に更なる譲歩をさせる事を求めてきても、日本が断る口実として米国も認めざるを得なくなったみたいな感じ
慰安婦合意もそうですが、現状韓国との間に結ばれている条約などは裁判条項を備えていませんから、どちらかと言えば今後の話ですね。
以前からここのコメ欄でちょくちょく書かせてもらってることですが、日本の同盟国である米が日米韓の協力関係に一定の価値を認めている内は、日本は今後も韓国との関係を維持し、その上で条約などを結ぶこともあるでしょうが、その際に最低限裁判条項を盛り込むぐらいの予防策があって然るべきじゃないかと個人的に考えます。
現状韓国との間に国際裁判の実現が困難な理由は、裁判所管轄権の根拠をどこに求めるかという点に尽きますから、条約自身が紛争の司法的解決を義務付けていれば、裁判実現のハードルは限りなく低くなります。
加えて、例えば先行する韓国側の条約上の義務の違反のみをもって、日本側が対抗措置に踏み切ることに躊躇するとしても、そこへ国際裁判所判決による客観的な評価が下ればまた話は変わってくるでしょうし、その上でさらに韓国側に判決の不履行があるような場合、先行違法行為+判決の不履行という二つの理由をもって対抗措置の正当性を国内外に表示できますから、重い腰も少しは上がりやすくなるかと考える次第です。
あとは、条約自身が裁判条項を備え、国際裁判の実現が見込めるような場合に、あえて安易な政治的妥協に走る必要もないでしょうから、クロワッサンさんのいう「進んで韓国に騙されに行く系」の政権や政治家に対する抑止的な効果も少しは期待できるかもしれませんね。
岸田首相 地震被災地の視察 13日は見送り 14日以降で調整
2024年1月12日 20時32分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240112/k10014319101000.html
山本太郎が現地入りした速さを用いて自画自賛したら面白いのですが。
続報です。
能登半島地震、岸田首相が被災地訪問 避難所など視察
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA125DW0S4A110C2000000/
何処の避難所を訪問したのかは分からないです。
美術好きのおばさん様。
さより様。
突然のご指名ありがとうございます。
先ずは言い訳です。
こちら、バンコクのシーロムでは、サボり病が発生しています。
暑くて何もする気が起きませんでした。
小田原の人とは新年の挨拶をしました。
元気にしている様でした。が、透析を始めるとも云っていました。
蛇足です。
ホントにダソクデス。
以前、コチラの常連の、ハゲ親父様はご存知ですか?
数年前に彼が新しいスマホを操作していたら、こちらにハゲ親父さんの個人情報が公開された事が有りました。で、ワタシは仕事仲間が呉市倉橋島の出身で、倉橋島は良い所だ、と云っていた、と投稿したところ、ハゲ親父様から私のGmailにメールが着ました。今もって、ハゲ親父様からメールが来たのか理解不能です。ハゲ親父様には2~3年に一度年始の挨拶はしています。
東京に行く機会が有って、親父さんと面会するチャンスが有ったら聞いてみたいと思います。
タナカ珈琲さま
返信ありがとうございます。
バンコクは、赤道に近いのですね。そんなに暑いのですか?
たろうちゃん、透析を始められるとのことですが、心配です。
以下の本は、糖尿病の専門医が書いた本です。たろうちゃんには、是非一度読んで頂きたい本です。
タナカ珈琲さま、是非、たろうちゃんにお知らせ頂けませんでしょうか?
多分、公立図書館なら何処の図書館にもあるはずですから、借りて読んで頂いても良いと思います。
わたしは、糖尿病ではありませんが、食べ過ぎると直ぐに体重が増えるのですが、この本を読んで体重コントロールが出来るようになりました。効果抜群です。血液検査の数値も安定して良好です。
・「糖質制限の真実」
https://www.amazon.co.jp/糖質制限の真実-日本人を救う革命的食事法ロカボのすべ-て-幻冬舎新書-山田/dp/4344983971
肥満にお悩みの方にも、お薦めの本です。
タナカ珈琲さま
今、タイにいらっしゃるのですね。お暑い中(!)、お返事ありがとうございます。昨日、東京は雪が降りました。
たろうちゃん、透析を始めるんですか、、、お見舞い申します。心配です。お手数ですが、機会のある時にでも、こちらに集まる方々がたろうちゃんのことを気にかけている旨、お伝えください。お願いします。
ハゲ親父さまのこと、残念ながら存じ上げません。私がこちらにお邪魔するようになる前に、ご活躍されていた方なのですね。きっとステキなコメントを書かれていたのでしょう。拝読したく思います。再びコメントを書かれるのを楽しみにしております。
***
さよりさま
早速、図書館に行きます!
昨年秋より、” お腹、引っ込め!!” と運動しているのですが、なかなか思うように行きません。
美術好きのおばさん様。
さより様。
禁煙してから、ワタシはお腹、引っ込め祈願をしていました。
日本に帰ったら、もう〜少し真面目に糖質制限の真実を読んでから引っ込め祈願を再開、、、、予定です。
美術好きのおばさん様、さより様。
ガラケーを見直したら、小田原の人からの伝言を見落としていました。
皆さまに宜しくお伝えください。
美術好きのおばさんさま
タナカ珈琲さま
先ず、たろうちゃんがお元気なようですので何よりです。
また、たろうちゃんが戻ってきてくれたら嬉しいですね。
さて、糖質制限の話ですが。
森永卓郎さんが、糖尿病で余命6か月宣告を受けてから、ライザップで懸命の努力をされて、生還?されたことは有名な話です。
それに関して、こんな記事がありました。
・余命6カ月、森永卓郎が糖尿病を克服できたワケ
https://toyokeizai.net/articles/-/285069
この中で、森永さんの言として、触れられているのですが、
>カロリー制限か糖質制限かっていうのは、医者の意見が真っ二つに割れているんです。だからどっちが正しいかわからないんですけど、私についていうと糖質制限のほうが劇的に合っていました。
医者の意見も分かれていることに関して、ここでとやかく書くつもりはありませんが。
過去に、体重が増えたので、カロリー制限(当然食事量を減らす)と運動で、涙ぐましい努力をして、2年で8キロ程、減量しました。
しかし、その後気を緩めると、直ぐにリバウンドしました。
このカロリー制限と運動、精神的にきついばかりではなく、兎に角、運動に時間がとられるので、なかなか続け難い点もあります。また、食事量を減らすのもきついです。
しかし、糖質制限は、食事量を減らすこともなく、減量のための運動も必要ありません。ただし、運動=体を動かすことは必要なことですから、散歩や階段昇降位は習慣化した方がいいでしょう。階段昇降とは、エレベーター・エスカレーターを使わず、3階位は階段で昇降しましょうということです。習慣化すれば、苦ではなくなります。
所で、糖質制限の効果ですが、2週間で1キロは間違いなく減量します。8キロ減量は、確か3か月くらいだったか?しかも、健康状態は、血糖値のみならず、他の血液検査の数値も改善します。体も、引き締まります。
これは、何故か?は、本を読んで理由を良く理解しててください。
尚、上記の効果等に関することは、「あくまで個人の体験です」という、良くある断り書きは、上記の内容にも適用されますので、ご了承ください。
尚、「糖質制限」は、「糖質管理」と言い換えた方が、適切だと常々思っております。
尚、糖質制限管理は、お腹周りから減って行きます。じゃんじゃん凹んで行きます。その理由も本を読めば分かります。内臓脂肪のぶよぶよ腹よ、さようなら、です。
“能登の地震に伴う万博の中止・延期 考えていない” 万博相
2024年1月12日 15時39分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240112/k10014318631000.html
>その上で「現時点で中止や延期は考えていない。災害からの復旧・復興を最優先とし、個々の建設事業者や下請けとなる事業者の状況も把握しながら、万博の準備をどのように進めるのが最適か、検討していきたい」と述べ、引き続き準備を進めていく考えを強調しました。
セウォル号事件は韓国社会そのものって評を楽韓さんがしてましたが、ダイハツの不正は日本政府や日本社会そのものですね。
管理職「何でも相談してくれ」→相談すると「で?」 ダイハツの不正を産んだ悲惨マネジメント
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/jisin/nation/jisin-https_jisin.jp_p_2275132
《「できない」をアピールすると、それを言った特定の人だけが、別途報告必要など別に工数がかかる》
《できないと声を上げるとなぜできないのか、できるようにするにはどうするのかと逆に仕事量が増える為に、声を上げないことや、諦め感がなどが出てきている》
《不正行為の根本的な問題は、開発失敗・ミスを叱責する風土だと考える。直接的に日程を守りたかったから不正行為をしたわけではなく、日程を守れなかったときの叱責されることを避けたかったのでは?問題を起こした部署や担当者が会議で吊し上げられたり、必要以上の叱責を受けることがある》
《身の丈に合わない開発ボリュームと輻輳・日程死守の為に、遅れが発生しても後工程に吸収させる文化・「出来ない」と言えてない風土・「失敗してもいいからチャレンジしよ」でスタートしても、失敗したら怒られる(日程をどう考えてる?と責められる)》
建設業@厚生労働省
https://hatarakikatasusume.mhlw.go.jp/construction_company.html
「工事を発注する方 私たちも変わっていきましょう」って動画のトップにありますが、説得力がないですね。
<><><><><>
建設業には、2024年4月以降、以下の上限規制が適用されます。
* 原則、月45時間以内、年360時間以内
臨時的にこれを超える必要がある場合でも、
* 1か月45時間を超える残業は年間6回まで
* 残業の時間の上限は1年720時間まで
* 休日労働と合わせても1か月100時間未満、2~6か月間で平均して80時間以内
となります。 ただし、災害の復旧・復興の事業を行う場合には、1か月間の残業や休日労働の時間などの規制が適用されません。
<><><><><>
法律の上限ギリギリまで『事実上の強制労働』をさせて、問題が起きても「法律を遵守していたから責任はない」と言い逃れるんだろな、と。
「無理って言ったら次の受注もなくなりかねないから無理とは絶対に言えない」っていう受注側の弱みへの理解や配慮を、自見万博担当大臣に一切感じません。
書籍紹介です。
日本の古代史に関心がある人向けです。知っている人もいるかも知れません。
私は数日前に知って急ぎ取り寄せ、急遽昨日と今日をオフ日に設定して寝食忘れて詳読しています。
疲れたので絵休憩がてらご紹介です。
出雲と蘇我王国―大社と向家文書(斎木雲州)
https://amzn.to/3vwII6e
記紀の舞台である日本の古代は、資料も少ないし記述も怪しさ満点で、解釈が無限に広がる諸説言いたい放題の世界です。そんな中での少し違った位置づけの書籍です。
出雲は国譲り神話があり、出雲王だった大国主がその後どうなったのか不明ですが、なんと、その王家の血筋は今も続いているそうです。この本の著者は現在の子孫の方で膨大な口伝の伝承者のようです。つまりこの本は、伝承としての一次史料に近いものだと思います。
昭和末までご存命だった先代が、知りうる歴史を世に残すべきと考え出版したこともあるそうです。ところが何者かに発行分を全て回収され、世に出回らなかったことがあったそうです。遺言を受けたこの著者が本業を引退後、自ら出版社を起こして(大元出版)発行したものだそうです。
ネタバレにならない程度に。
古代出雲には東と西に2つの王家があり、交代で主王と副王を務めていた。主王は「大名持(おおなもち)」副王は「少名彦(すくなびこ)」。(記紀では[大己貴(おおなむち)][少彦名(すくなびこな)]。以下記紀の表記は[]で)
東王家は松江にあり、「向家(むかい))」あるいは「富家(とび)」。西王家は杵築にあり「神戸臣家(かんどのおみ)」あるいは「郷戸家」。時代によって呼び名を変えたそうです。著者は東の富家の末裔。「富」と「登美の長髄彦」の「とみ」は同じです。
BC3世紀末、8代目大名持・八千矛[大国主]、8代目少名彦・八重波津身[事代主]の頃、隣の石見に徐福の集団が秦から入植。徐福は素戔嗚。西王家が縁戚となります。徐福本人は秦に戻り再び来日して吉野ヶ里に再度入植し、邇芸速日を名乗り九州物部氏を興します。ここから大きな物語が始まります。
現在の出雲国造家の祖先の天穂日は徐福の前年に秦から渡来し、西王家に仕えます。著者はその感想を全く書いていませんが、事績を見るに穂日家は「裏切り者」なんじゃないのと思います。(笑)
この頃から出雲王家と出雲人は大和、関東、尾張、諏訪と、各地に入植し、古代出雲の文化を伝えます。日本の温和な文化はこの影響が強いのではないかと思いました。
他に・・・
東征は2度ありました。誰が東征したかは内緒です。一度目は失敗。二度目は成功。
記紀で神武東征後に平和になったはずの大和が、崇神朝から敵だらけになる理由もわかります。
他にも例えば、魏志倭人伝に登場する人物比定、息長王家、武内宿禰、蘇我氏などとの古代出雲との関係など、パズルのピースが埋まったり、アヤがほどけたり、思わず声を上げることばかりでした。
記紀を読んでどうもしっくりこなかった点に、あれもこれも”回答”してくれる驚きの本です。
出雲王家の立場としての伝承ですし、時代で変質したものもあるでしょうが、少なくとも知られざる真実の一部は含まれるのだろうと思います。
これほど背筋がゾクゾクする本は久しぶりで興奮しています。時間をおいて後に冷静に見直して見たいと思いますが、今は「秘密を知ってしまった」快感を満喫したいと思います。
大元出版には他にも書籍が並んでいるので、次々当たりたいと思う次第です。
長々と失礼しました。
元雑用係様
出雲と大和の対立と各々の神話の変遷などについては、大昔に比較神話学関連の文献を読んだ時代に少し気になった記憶が思い出されました。
元雑用係様の巧みなリード文には非常に興味を惹かれるのですが、今は色々優先事項と時間が・・・w
ヲチリストに加えておきます。ご紹介ありがとうございました
思い出したのでもう一つ追記
確かこの辺の興味の扉を開けてくれたのも、諸星大二郎氏や星野之宣氏のSFマンガだった記憶があります。結構こういうファーストコンタクトにはマンガや今だとアニメなどのビジュアルで想像力を刺激するコンテンツが重要な気もします
私も星野之宣のヤマタイカ、宗像教授のシリーズ、J・P・ホーガンなどにハマりましたし、星野大二郎は絵が毒々しく印象が強かった、漫画ですけどワクワク・ドキドキしながら読んでました。
出雲と蘇我王国―大社と向家文書
>パズルのピースが埋まったり、アヤがほどけたり、思わず声を上げることばかりでした。
少し怪しそうですが、空白に時代が埋まる、読破してみたいす!!
面白そうですね。ただ、お話の限りでは、ちょっと面白過ぎるようにも感じられます。
出雲に大和とは別個の強力な王権が存在したこと、そして出雲文化圏がかなりの拡がりを持っていたことは確かだと思います。実際、諏訪は明らかに出雲文化圏の影響を受けてますし、三輪の大物主は大国主と同体であるという説も結構有力です。
でも、徐福が登場するあたりで、ちょっと「あらら?」となりますね。徐福に纏わる伝説は紀伊半島あたりを中心に分布してますが、出雲となると、経路的に少々疑問があります。当時の航海術の水準からして、大陸から出雲に直行とは考えにくく、朝鮮半島南部または九州北部経由と考えるべきだと思いますが、それならば朝鮮半島南部や九州北部にその痕跡なり伝承なりがあって然るべきでしょう。でも、寡聞にして、それらの地域に徐福伝説があるとは聞いたことがありません。紀伊半島にしても到達は容易ではありませんが、すぐ近くに黒潮という天然の「高速道路:がありますので、黒潮に乗ってさえしまえば、けして不可能とは言えないように思います。
さて、以下は元雑用係様のお話にインスパイアされたちょっとした想像です。
出雲文化圏が諏訪にまで拡がっているということは、当然その中間にある北陸地方、丹後、越前あたりにも影響は及んでいたはずです。さて、ここで思い出されるのが継体天皇の出自です。継体天皇は「越の国」つまり、越前あたりの産まれとされています。そこでもし継体天皇が出雲系の人だったとしたら、そして即位後に大和にはいる際に、大国主(=大物主)を祭祀ごと引き連れていったのだとしたら、一般に言われているように大和が出雲を併呑したのではなくて、出雲が大和を乗っ取ったということになります。
上記は何の根拠もないただの想像ですが、小説の一本くらいは書けるかも(^.^)
龍さま
継体天皇の出自については、諸説あるので、龍さまの仰ることも全くないと断じきることはできませんが、出雲説はなりたちがたい、と考えます。
1.五世紀ごろには、勢力のある家々はそれなりに来歴がはっきりしていて、例えば大友や物部といった豪族でも、大王位を継げなかったこと
2.継体ですら、応神五世孫ということで、豪族全ての納得が得られず、大伴の支援、武烈の姉である手白香皇女との婚姻を経て即位しても、中心部の奈良盆地東南部の三輪山麓一帯に都を遷すのに、19年を要していること、
からすれば、やはりヤマト王権の傍系という通説が、もっとも確からしいと、考えます。
考えたくもありませんが、現天皇家の男系が万一断絶したら、国民の議論は分かれるでしょうね。男系天皇を主張される方々は、継体の例を引くのですけど、国民多数の納得が得られますかね。
関連する書の記述を拾うと、継体は樟葉を淀川と木津川の分岐点の交通の要衝として選んだとありました。また、ほど近い高槻あたりに旧出雲王家の領地があり、また、出雲王家と古くから親しい高槻の三島氏の協力を期待していた、とあります。越前基盤の経済人なので合理性があると思いました。
血縁の継続の観点では、当時の応神系は崇神系の血縁があり、また武内宿禰の子孫と見做されていたので、大王を蘇我氏から迎えるのが自然だったそうです。
また、本人に力がなければ、血縁だけでは安定しなかったと思います。
この200年後の記紀の編纂時の権力者藤原不比等は、直近のクーデターで蘇我本宗家を潰して権力を握ったことで、記紀編纂への介入(蘇我氏落とし)を指摘されています。記紀の記載が正しいという前提では当然議論が工作すると思います。
詳しくは避けますが、記紀が事実と何を違えて書かれたか事細かく指摘しています。
出雲家の歴史が明らかになったからと言って、その正しさを証明する手段などありませんし、いまさら国史を変更するなどということにはつながらないのではないでしょうか。
国史は国史と割り切らないと、あらゆる古代史研究が否定されてしまいます。著者の先代が焚書にあったのもそれが理由だと思います。
当然議論が工作→交錯
記紀の事実の改竄について一つだけ書くと、蘇我氏の系図を改竄したそうです。
継体天皇を出雲系と仮定すると、とりあえず以下の2点について、説明が容易になるのですよ。
1. 継体帝が即位後大和に入るまでに19年も要したのは何故か?
taku様も仰るように、5世紀の大和は豪族が割拠しており、王権と言っても、せいぜい豪族連合の筆頭程度でした。そんな中、大王家の首長が亡くなり、直系の継承者もいないとなった際に、いかに有力豪族の大伴氏に担がれていても、非直系の自称継承者を豪族たちが容易に承認しないのは頷ける話です。まして出雲系となればなおさらでしょう。
その意味では、継体帝即位後の19年間は、あくまでも自称継承者であり、大和の豪族たちに承認され、名実ともに大王家の首長となるまでの期間であるとも考えられます。
なお、継体帝が応神天皇5世の孫というのは、あながち嘘でもないかもしれません。男系の直系ではないかもしれませんが、継体帝の先代か先々代の妃が応神天皇の流れを汲む人だった可能性があります。ご存じのように、当時は男系絶対ということはなく、女系の血統がかなり重視されました。日本では、明治維新後の一時期を除いて、女子財産権が広く認めていましたので、継体帝の母か祖母を通じて、大王家の資産継承を主張しうる立場にいたという可能性もあります。ただし、それでは首長の継承権まで主張するのには少々弱かったので、手白髪皇女を妃に迎えたというストーリーです。
なお、傍証として、大物主(=大国主)が鎮座する三輪山は、当時大王家が本拠としていたと思われる纏向のすぐそばです。
2. 後年出雲が大和に服属したのは間違いないが、資料には大規模な出雲征伐の記録はない。何故か?
あれだけ広範囲に及んだ出雲文化圏が大和に併合されるにあたり、大規模な軍事衝突があったとは記録されていません。強いて言えば「国譲りの神話」くらいですが、ちょっと時代がずれすぎます。でも、継体帝が元々出雲系の人だったとしたら、必ずしも軍事的に制圧する必要はなかったということも考えられます。
もっとも、地方首長の服属化という点では、例えば吉備氏の服属なんかも資料がありませんので、必ずしもすべてが資料化されているとは限りませんが、まだ吉備は大和の隣接地域と言えなくもありませんけど、出雲は遠すぎます。普通に考えれば、そうそう簡単に服属させられるとは思えません。古代日本を揺るがす大戦争があったとしても不思議ではありません。でも、そういう記録はなく、何よりも敗れたはずの出雲では出雲大社が今に至るまで健在です。そう考えると、ほぼ平和的なプロセスで服属したと考えられるのですが、それは何故かという話です。一番単純なのは、継体帝以降の大和王権が実は出雲系だったからという設定でしょう。
まあ、以上はあくまでも、既存の知識の範囲内でこのように組み立てられないこともないという程度の話で、私としても「これが真相だ」などと主張するつもりはさらさらありません。なにぶん古代史には確かな資料が非常に少ないため、矛盾のない範囲でさまざまなストーリーを組み立てる余地が大いにあります。だから面白いと言えば面白いのですけれども、とりあえず「面白いね」くらいに留めておいたほうが火傷しないかもしれませんね。
>とりあえず「面白いね」くらいに留めておいたほうが火傷しないかもしれませんね。
「面白いね」以上の「これが真相だ」ということを誰が言ってますか?気になりますね。(笑)
あ、もちろん元雑用係様のことではありません。でも、巷には「これが真実の古代史だ」などという書籍がゴロゴロしています。そしてそのうちのいくつかは、それなりに整合性を持ちながら、いわゆる正史よりも遥かに「面白」かったりします。なにしろ、「継体帝=出雲系」という肯定する資料はなにもないけど、100%否定もできないレベルの仮定を一つ持ち込んだだけで、私が提示して見せたような、あたかも整合性があるかように見えないこともないストーリーを組み立てるのは、それほど難しいことではありません。でも、それはやはり、酒でも飲みながら、爆笑しつつ「議論」するのに向いているように思います。
「そのような伝承が残っている」ということ自体を否定する必要など全くありません。そしてそのような伝承に、歴史的事実の一端が反映されているかもしれないという点についても、端から否定する必要もないでしょう。実際、記紀系のいわゆる正史は大王家や藤原氏(中臣氏)の視点で描かれており、他の氏族が異なる伝承を持っていたとしても不思議ではありません。例えば、「先代旧事本記」は物部氏に伝わる伝承が書かれていると言われています。
さらに、いわゆる古史古伝の類にまで広げると、秋田の物部氏支族の末裔に伝わってきたという触れ込みの「物部文書」なんてのまであります。物部氏が八十物部と言われるほど支族が多く、かつ全国に分布していたことを考えると、独自の伝承を伝える家があったとしても不思議とまでは言いきれません。私も「物部文書」には目を通したことがないので、内容には触れられませんけど、もしかすると古代史の常識を覆すような記述があるのかもしれませんね。
そう考えれば、明らかに大和と異なる文化圏であった出雲に、正史と異なる内容の伝承が伝わっていたとしても、それ自体は何も不思議ではありませんし、内容を一概に否定することもできないでしょう。でも、性格的に似たような「文献」は決して珍しくはありません。なので、まずは「面白いね」くらいに留めて置き、あまり熱くならないようにしておいたほうがいいのではないかなとは思います。あくまでも個人的にはですが、古代史に関しては、むしろ整合性がありすぎるほうが怪しいと思ってますので。
余談:
いわゆる古史古伝の類は、読んでる分にはとても愉快ですよ、2600年どころか、数十万年におよぶ超古代史が記述されていたりとか、奇想天外なお話がたくさん出てきます。あるいは「東日流外三郡史」のように、古代東北の知られざる歴史なんてのもありますし。
>あ、もちろん元雑用係様のことではありません。
>あまり熱くならないようにしておいたほうがいいのではないかなとは思います。
上を受けて、敢えて後にそう書かれる以上、龍さんのメッセージの意図は理解しました。
私はこのコメント欄に「これが真相だ」といって触れ回るような「浅はか」な人がいるとは思っておらず、そのようなコメントを書こうなどと全く思いつきません。
龍さんの最初の返信への反応以降の私の反応について一度だけ補足します。
古代史は根拠情報が少ないので言いたい放題の世界であることは最初に述べました。現代人の新解釈本などは、根拠をどの史料から拾ってどう料理するかで評価できますが、そこに無理を感じる新説は途中で読むのをやめます。最近はあまり新説本を読まなくなりました。
が、根拠情報たり得る新たな史料・証拠が出てくれば、それは既存の史料・証拠と突合したり、既存の解釈の修正の余地を検討すべき対象だと思う材料となるが故に、私は興奮して飛びつきます。別にそれが正しいものかどうかはまた別です。私が旧事本紀の存在を知ったときにも、興奮してすぐに取り寄せた記憶があります。今回のこの書籍は私にとってはそれに該当するものでした。
龍さんは以前にも古代史については何度か語っておられ、深い研究の上での多くの知見をお持ちと思っておりました。この本の資料的価値を適切に理解してくださるだろうと思っていました(勝手な期待)。ところが反応はこの書籍の資料的価値が無いと言わんばかりのものでした(そう受け取りました)。しかもその理由は、北九州や朝鮮半島に徐福伝説が無いからと。
こんなことは釈迦に説法でしょうが、伝承伝説の類いはその後の時代の流行廃りの影響などもありますし、同じ経済圏の中で同じ伝説が各地に残ることもあります。その地に多ければそこが該当地であるかもしれないと推定はできるものの、そうであるかどうかは別です。
これを以て資料的価値を否定なさったと受け取れたので、正直がっかりでした(勝手な失望)。
その後の直前の返信を拝見すれば、資料的価値を否定したものではなく、読もうとは思わない程度のもの、との理解には及びましたので、上の私の感想は誤解に基づくとわかりました。
私の勝手な期待と勝手な失望で、「龍さんの返信に対して熱くなった」のは認めます。私は議論を一切しない前提の古代史私説開陳にはあまり興味を感じないのですが(多少の議論があるからこそ楽しい)、このコメント欄で多少なりとも議論が可能かと思ってしまった私にも問題があったのでしょう。
今後は冷静になれると思います。
ブログ主様
コメント反映、お願いします。
元雑用係様
上でも述べましたが、そういった伝承があったとしても不思議ではないし、その伝承に歴史的事実の一端が含まれており、元雑用係様が展開したような歴史的な流れがあったという可能性も否定しません。そして、なにぶん同書に目を通してませんので、資料的価値があるともないとも断定できるような材料も持ち合わせていません。
ただ、資料足りうるかという点に関して、少々疑問に思ったのは、以下のようなポイントに拠ります。
1. 古代出雲に東西二つの政治権力が併存していたという点について、それを示唆するような資料はない。
ただし、それを否定する資料もありません。私もオオナモチの兄弟が出雲東部に盤踞し対立したという小説だったかマンガだったかを読んだことがありますし、継承権争いなどで、一時的に東西対立が起きたりすることは十分可能性があります。でも、それが固定化したものだったのか、あるいは異なる血統に依るものだったのか、判断できるだけの材料はありません。
2. 東の拠点とされた松江近辺には有力な神社が存在しない
古代出雲では、杵築大神の他にも、佐太大神や野城大神などの尊崇された神がいましたが、いずれの祭祀を伝える神社も松江近郊とは言えません。あるいは、存在したけど破却されたという可能性は否定できませんが、それを言い出したらなんでもありになってしまいます。
3. 徐福伝説を取り込んでいる
古代において、北部九州や出雲あたりが大陸からの文化流入の窓口となっており、当時としては先進的な地域だったというのは問題ありませんが、徐福という伝説上の人物を持ち出した時点で、資料的価値はかなり下がると考えます。ただし、徐福に相当するような指導者が存在し、彼の事績を徐福という有名人に仮託したという可能性までも否定するわけではありません。
以上から、同書の資料的価値に関しては確かにややネガティブです。大方が偽書と判明している古史古伝との違いがよくわかりません。
繰り返しますが、そういった伝承が存在することを否定するわけではけしてありません。ただ、現時点では、「面白そうだね。でも、ちょっと面白過ぎるかも」という反応になります。
まあ、先代旧事本記だって、一時期は完全に偽書扱いされてましたが、近年は再評価が進んでいます。ご紹介いただいた伝承についても、まずはどの程度資料足りうるか、きちんと検証されるべきだろうと思います。
龍さんの歴史的史料に対する向き合い方は以前の返信で理解しています。
まずは、読みもしないで評価を下してしてしまうところがアレということなのです。
議論をするおつもりがないようなので、これまでとします。
元雑用係様
何度でも言いますが、けして同書の内容を否定しているわけではないんですよ。なにしろ読んでませんから。ただ、ご紹介された範囲の内容では食指が動かないというだけです。古代出雲史について語るのであれば、佐太大神や野城大神(いずれも本来あったであろう伝承はほとんど失われています)について触れてないというのは、いかにも残念です。それらの半ば失われた神々についての記述があるのであれば、もう少し興味を持てたでしょうが。
龍さんへ
あなたはこのツリーで一貫して、「史料としての評価」と「読まない理由」を混同しています。
例えば。
>けして同書の内容を否定しているわけではないんですよ
>資料足りうるかという点に関して、少々疑問
前に引用した文言もそうですが、お題目と実際が合わないことがとても多い。
龍さんは最初から一貫して、自分が読みたいと思うかどうかと、史料そのもの評価を区別していないんです。基準を混同しているから議論が噛み合いにくい。「何の話だっけ?」となります。
一応私は、著者の「家に伝わる歴史を失われる前に世に残したい」という想いを尊重しており、それもあって書籍紹介しました。中身が面白かったというのもありますが。
「資料としての評価」か「読むべきかの評価」の違いに拘る理由もそこにあります。
私は出雲王家の伝承を記したというそれらの著書は、これまで史料として確認されていないもので古代史研究の新たな材料となるが故に、日本にとってとても意味ある価値ある書籍だと思っています。どこかの研究者が取り上げてくれないか、期待しています。これは自分が楽しめるかどうかとは別の次元です。記された内容が真偽もまた別の話です。
古代史研究されている方なら、同じような視点の感想を持つだろうとの勝手な期待がありました。
それはさておき、龍さんは、自分にとって興味がもてるかどうかを基準とし、その「史料としての評価」を述べています。それをおかしいと言っています。言葉を正しく使うべきです。
龍さんは単純に「資料的価値がないと思ったので読む必要がない」と思ってらっしゃるのでしょう。普通はそうだと思います。そして本人が読む読まないを判断するための評価なら、私も何でもいいと思います。そこに口出しするつもりはありません。読もうと思わない人を説得する気もありません。
ですが、龍さんの表現の中には「資料足り得るか」などの「史料としての評価」そのものへの言及があるのです。とするとその評価方法は妥当ではない、と言わざるを得ません。
「史料としての評価」は少なくとも関連著書を含め著書に伝承として記しているもの全体を見て、他の史料や研究と一致する点、相違する点、著者の属性等々あらゆる点で総合的に評価すべき話ではないかと思います。
仮にここで2人で「史料としての評価」の議論をしたとしても無意味です。私は本一冊読んだだけの素人で伝承を正しく理解しているわけでもないし、著者の代弁者でもない。そして龍さんは本を読んでもいない。その議論にはほとんど興味が湧きません。
上のようにどっちみちここで議論することにあまり意味を感じていませんが、”論拠”の中の最初の一つだけ取り上げます。
二つの評価どちらを基準とするかにかによって、意味が大きく変わることを指摘します。混同の弊害でしょうか。
—“01/15 18:36″返信引用:
1. 古代出雲に東西二つの政治権力が併存していたという点について、それを示唆するような資料はない。
ただし、それを否定する資料もありません。私もオオナモチの兄弟が出雲東部に盤踞し対立したという小説だったかマンガだったかを読んだことがありますし、継承権争いなどで、一時的に東西対立が起きたりすることは十分可能性があります。でも、それが固定化したものだったのか、あるいは異なる血統に依るものだったのか、判断できるだけの材料はありません。
—
これをまず「読まない理由」として読めば、特に問題はないのでしょう。限られた時間を何に振り向けるべきかの判断だってあります。その人の価値観によります。他人があれこれ口を挟むべきことではありません。敢えて言うと、読まない理由の根拠を説明されても、私から何か言えるものではありません。
次に「史料としての評価」の観点。
「それを示唆するような資料はない」の行で、伝承を肯定する資料も否定する資料もないと述べていますが、それは「資料足りえない」とする理由にはなりません。極めて単純に、それに尽きます。
少なくとも、他の史料に残っていないけどここにだけ書かれている可能性だってありますしね。
二次創作のマンガを引用する意図はよくわかりません。言及すべきところは何もありません。
「読まない理由」ならわかりますが、「資料たり得ない」理由としては「弱すぎる」と思います。
混同した観点に分離して指摘すれば、以上のようになります。他のものも、基本的に同じです。あまり議論する意味を感じません。
そして繰り返しになりますが「史料としての評価」は、少なくとも関連著書を含め著書などを全て読み解いた上で総合的な判断によるものと思います。
逆に言うと、基準を混同していれば、論拠への指摘に対して「これは史料としての評価ではない」「これは読まない理由だ」という言い訳が可能ともなります。まさかそんな深謀遠慮とは思いませんが、基準の混同はこのような疑いを招く原因にもなり得ます。
以下は追伸です。
>あ、もちろん元雑用係様のことではありません。
>あまり熱くならないようにしておいたほうがいいのではないかなとは思います。
一行目はあからさまな欺瞞と理解しています。
また、これを受けて「火傷をする」という意味不明な脅し言葉、あるいは謎の上から目線の説教も、とても不愉快なものでした。(「よくそんなこと言えるよな」という感想です)
挙げられたいくつかの論拠は、議論が無意味であったとしても楽しい議論の材料となったかもしれませんが、ここに至って正直そんなことができるとは思いません。
少なくともこのツリーでは、あなた向けの返信はこれで最後とします。
以前にはこちらのコメント欄には歴史の研究者の方がいらっしゃって、グリグリと芯に響く議論で、大変勉強させていただきました。今は残念ながら、そのような方はいらっしゃらなくなったのだと改めて認識した次第です。
著者本人は伝承を書いていると思いますが、時間経過による伝承の変形はあると思います。また本人や中間の伝承者が推定で補足したものか事実かどうかも含め、この書籍を読む限りは読み手は区別が付かないんですよね。正直なところ。一応、自分の推測であったり、他家の伝承との相違であったりの表現が時に見られますが。
例えば、伊勢神宮の内宮と外宮の千木の違いに言及があるのですが、事実とは縦横を逆に認識した上で意味の説明があり「ああこの解釈は伝承ではなく自説なんだな」と思わせたり、いろいろと気になるところはあります。
ただ読み手が区別しづらい点は置いといて、著者としては伝承部分は「解釈」ではなく「聞いた事実」を書いています。出雲王家としての事実認識です。「・・・であったが、●●の史料にもその記述はある」「●●家の伝承と一致する」といった表現も見られます。
解釈新説ではなく新たな情報ソースそのものなので、例えば関●裕二氏の解釈書籍のようなものと並べて単純比較するのはちょっと違うんではないかなあと思います。
著者の立場が本物か、書かれたことは本当かどうかは保留して読むべきであることは、言うまでもないことですが。
徐福の来日経路はこの本には書かれていませんが、「徐福が連れてきた海童(山東半島から連れてきた子供)」の記載がありました。(海童は大事件の原因にもなります)
徐福伝説の分布は詳しくないのですが、それこそ全国に散らばってる気がしますが・・・
少なくとも佐賀にはあるようです。
https://core.ac.uk/download/291692783.pdf
著書によると、ですが継体天皇の件は、龍さんの予想「当たり」です。(笑)
ただ北陸に数百年前の広域出雲王国は既になく、蘇我・道の国造が勢力を持っていました。これらは元々出雲王家の血が入っています。その上当時の向家とも血縁関係を保っていたそうです。越前越中越後、美濃、北近江が血縁同盟の状態だったとしています。
オホドは旧出雲王家に生まれ、国造家に養子入りし、蘇我刀自の婿になったとあります。大王即位前、その血縁関係を背景に交易によって巨大な経済力を得たと。記紀にある応神の直系ではないそうです。
大和の最初の大王家は出雲系の血が母系で入っていましたが、その後簒奪され当時は違う血統が続いていました(崇神・応神)。末期は周囲の豪族とも不和で安定しなかったそうです。そこで大和の豪族がオホドを大王として迎えましたが、血統的には「乗っ取った」というより「元に戻った」ということだそうです。
次代の欽明は継体と応神系仁賢の娘との子で、全ての大王家の血が統合されます。
勢力としてみると北陸の豊かな豪族が大和を乗っ取った形ですが侵略ではありません。大和にはその数百年前から出雲系の豪族が既に多数いました。協力関係が再構築されたということでしょう。その後の欽明以降が安定し、大王家の権威が高まっていったのは歴史の通りです。
皆様、反応をありがとうございます。
ちょっと補足しておきます。
著者は歴史を残してほしいと遺言を受けたものの、あまりにも世の歴史認識と違いすぎるので途方に暮れたそうです。どうやったら読んでもらえるか。気を取り直し、少しずつできることからと活動を始めたと記しています。その著者も1934生まれとあり、ご存命であれば90歳。跡継ぎの存在は不明です。
Amazonにはこの本以外の大元出版(HPあり)の書籍の在庫がないのですが、出版社に頼めば入手できるそうです。
ところが、「電話かFAXで連絡すれば発送。到着後に入金。振込先はゆうちょ口座」という仕様。ほぼ個人事業ではないかと。アニメ化とかかなり遠いかな・・・
ひょっとしたらこれらは数年のうちに入手できなくなるかもしれません。と煽っておきます(笑)
広域連合(中国地方と越後あたりまで)としての古代出雲王国は武力征服により3世紀に終焉を迎え、王家は一地方豪族となります。それまで17代続いたそうです。東王宮は今の神魂神社(社殿は国宝)。その近くには17個の巨石を置いた墓所が今も残るそうです。縄文時代の墓制の研究対象として貴重ではないかと著者は記しています。
信仰は「サイノカミ」。男女2人の神、クナト神とサビメ神。生命の誕生のシンボルだそうです。古代出雲文化が伝播した先にはこの信仰の形跡がみられるそうです。
3~4世紀頃に一度消されたサイノカミ信仰を復活させる動きがあったそうですが、旧王家は目立つことを嫌い、クナト神をイザナギに、サビメ神をイザナミに名を変え改めて祀ったそうです。イザナギとイザナミはその時に生まれた神としています。
「向家」の語源は「言向け」で「説得」を意味する言葉だったそうです。「こと向ける家」。武力ではなく言葉で支配する王の意味だそうです。支配の概念がそういうものだったようです。
古代出雲では年に2度、王宮の祭場に各地の代表が集まり祭を行ったそうです。「神在月」を連想します。そこでの各地の言葉を聞き、記すことが王の仕事だったそうです(後にお土産をたくさん受け取るようになって倉が溢れていたそうで、それで「富家」とも呼ばれたそうです)。
王国滅亡後も情報収集のしくみは事あるごとに組成され、王家に情報が集まるしくみを維持されたようです。伝承の厚さの裏付け的情報です。
外来の物部の武力支配は対置の概念として記されています。何度か各地(大和含む)を武力征服するものの、その支配は失敗したり、長続きせず、結局は出雲先住民の言葉の力による文化に溶け込み、後の世に続いたことが記されていました。
以下、キーワードだけ。
八幡宮の呼び名は、超大国の皇帝から贈られた八本の戦用の幟に因む。
大社造の特徴(入り口が端っこで中が渦巻き)の由来説明もあり。「千木の外削ぎ内削ぎが男神女神の違い」は俗説。
三韓征伐は相続権の主張の延長。
歴史浪漫は、面白いですね。一時期,ハマった歴史浪漫もあります。
が、出雲と言えば、むか〜し、出雲大社に行った時に、多分今の上皇様が皇太子であらせられた時に、隠岐島の後鳥羽上皇の墓にお参りに来た帰りに、出雲大社にまで御足を伸ばして下さったということを、当時の新聞記事を掲示して有り難いこととしていたことに、オヤッ、と思いました。出雲大社は大和朝廷を好ましく思っていないのでは?と勝手に思っていたので。しかし、この掲示を見て安心しました。この国は、天皇家を頂点として崇め一つに纏まっているのだ、と。
1000年以上の歴史を持つ古社は少なくありませんが、その歴史を辿ると「なんでだろう?」と思うことが結構あったりします。
例えば、伊勢神宮は言うまでもなく皇祖神を祀った神社ですが、実は持統天皇を最後として、その後明治天皇に至るまで天皇ご自身が詣でられることはありませんでした。斎宮を設けたりしてますので、けしてないがしろにされていたわけではないのですが、なぜか誰一人詣でられてないのです。
天照大神の子孫たる天皇にとって、その他もろもろの神社など格下ですから、わざわざ詣でたりしないというのはまだわかるのですが、熊野に詣でることはあれど、伊勢に詣でることはないというのは、ちょっと不思議ではあります。
何か知られざる禁忌がそこにはあるのかもしれません。
素人の見解ですが、
>天照大神の子孫たる天皇にとって、その他もろもろの神社など格下ですから、わざわざ詣でたりしないというのはまだわかるのですが、熊野に詣でることはあれど、伊勢に詣でることはないというのは、ちょっと不思議ではあります。何か知られざる禁忌がそこにはあるのかもしれません。
この文章の中に答えが含まれていると思います。
現人神であられる天皇が、神社に詣でることは理屈から考えてもありません。
熊野は、仏教という他教だから、敬意を表して参られることはあるかもしれません。「詣でる」のではなく。
何しろ、神道は他教も認めるのではないですか?
天皇が現人神と明確に位置付けられたのは山崎闇斎の垂加神道以降だろうと思います。もちろん、それ以前から「天照大神の血脈を承けたもの」ということが天皇の権威の根源ではありましたが、天皇自身を現人神として崇敬するようになったのは、それほど昔からのことではないと思います。神のように崇められたとも言われる天武天皇は持統天皇の先代ですし。
また、熊野について言えば、那智には確かに青岸渡寺という強力なお寺がありましたが、本宮と新宮は神宮寺こそあれ、明らかに神社がメインです。いわゆる熊野古道にしても、様式から見て神道式ですので、やはり熊野詣では熊野三社詣でと考えた方が良さそうです。
外国人に神道とは何かということを説明する際には、”sophisticated animism”であると説明してますが、それ以上に説明しようとするととても難しいです。さらに吉田神道以降の思想的展開となると、正直に言えば、私の手には余りますね。
龍さま
詳しい説明ありがとうございます。
昔、少し熱中した頃いろいろ本を読みましたが、興味が無くなってからは内容も忘れました。
昔からあると言われる、天皇に逆らうと呪いがある、という伝説もいつ頃生まれたものか?という考察本もありました。その詳しい内容も忘れました。
いろんな経緯で出来たものなのでしょう。
呪い、ではなく、祟り、でした。
大変な違いです。
>出雲大社は大和朝廷を好ましく思っていないのでは?
国の正史では出雲の国譲りで出雲は天孫族と直系の大和王権に服属した建前ですし、大社宮司の出雲国造家・千家は天孫族の天穂日の子孫ですから、建前上では皇太子が訪問しても不思議はないですね。
皇室と出雲の関係では、数年前、高円宮の典子殿下が千家に嫁入りし、「天つ神と国つ神の結婚だ!」と騒がれましたが、千家は天孫族とされていますので間違いでした。
ここは出雲王家の伝承のツリーですから、せっかくなので出雲王家としての国譲りの認識を補足しますと・・・
国譲り神話は2つの時代の出来事が混ざっています。
大国主と事代主が同時に幽閉され無くなった事件がBC3世紀。この時には王は代替わりをするだけで出雲王国は継続します。これには徐福集団が関わっています。
次にAD3世紀に武力制圧され、その時に旧来の出雲王国は講和服属し、出雲一国の豪族となり、それまでの祭祀は取りやめ、家紋を書き換え、王宮も大和に差し出します。出雲には大和王権の豪族が常駐しますが(物部・秋神家)、国造は王家の家臣だった穂日家が就任します。今の出雲大社宮司家につながります。
出雲王家は以降、表だって大和王権に対抗することはありません。以降も常に、旧出雲王家が目立って狙われることがないよう、細心の注意を払って生きながらえます。が、地縁血縁による強者への影響力保持はちゃっかりと続けます。
武力制圧はイクメイリヒコ(垂仁)の大和東征の途上、吉備王国制圧と共に行われます。
出雲王家の伝承が本当であれば、出雲は11代天皇の頃には大和朝廷の敵ではなくなっていたようです。
秋神家→秋上家(あきあげ) です。
間違っていました。
詳しい説明ありがとうございます。
ちょっとした疑問に、専門家並みの解説を頂きありがとうございます。
このサイトは、元雑用係さまや龍様がおられますので、自分で必死に調べたり勉強したりいなくていいので助かります。こんなに教えて頂いて授業料払わなくていいの?と思うくらいです。
いえ、本一冊読んだだけですから・・・(笑)
元雑用係さま
本1冊で,これだけの理解と解説、生成AIも顔無しです。
著者に敬意を表して、少し補足します。他に興味をお持ちの方向けでもあります。この辺で最後にします。
あくまで出雲王家の伝承によるものです。
BC3世紀の大国主・事代主死亡事件には、徐福集団と「天穂日(ホヒ)」本人が関わっています。美保関で釣りをしている事代主に「大国主がいなくなったので一緒に探してほしい」と言いに来たのは、記紀のイナセハギではなくホヒ本人です。その後に行方不明となりました。
ホヒは徐福集団入植の前年に秦から出雲に来て、西出雲王家・大国主の家臣になっています。
AD3世紀の出雲制圧では、出雲側は防備を固めていましたが、ホヒの子孫が防備をかいくぐるよう九州物部軍を手引きしたと記されています。
その後にホヒの子孫は出雲国造になったそうです。
後の時代、旧出雲王家はホヒ家との婚姻を許します。
ホヒの子孫は現在の出雲大社の千家につながります。
淡々と記されていますがよくよく読めば、いやいや恐ろしや、です。
紹介書籍のリンクは反響を測定したかったこともあり、アフィリンクを貼らせていただいていました。悪意ではなく、純粋にブログコメント欄の影響力を見て見たかったものでして。その後、多少反響があったことが確認できましたので情報を追記します。
著者が作ったという出版社・大元出版の出版物は、紹介した書籍以外のAmazonでの取り扱いは当時はなかったのですが、今日私が確認した中で新たに4タイトル、在庫が補充されていました(各10冊以下)のでお知らせします。
古本として随分高い値が付いているものもありましたが、定価で購入できるようになっています。(リンクは割愛します)
出版社に直接発注するつもりでしたが助かりました。複数者によるAmazonでの書籍検索や購入の操作が、在庫補充につながったのかも知れません。
上のツリー内にも記しておりますが、本書は出雲王家の伝承を記したものとしているものの、伝承本体なのか、著者による後付けの解釈なのかが判別しづらく、その点で一次史料としての価値があるかについて疑問を持っていることを、改めて申し添えておきます。
(読まない上での書評はそれ以前のものですが)
パプア首都で警官らが暴動、16人死亡 現地メディア「最も暗い日」
朝日新聞デジタル2024年1月11日 22時27分
https://www.asahi.com/articles/ASS1C7FFGS1CUHBI02W.html
>暴動の引き金となったのは、警官らの給与が「説明もなく」減額されたことだとされる。政府は抗議に対し、「給与計算システムの技術的問題」が原因で、修正すると説明したが、暴動を止められなかったという。
ワイルドな警官達ですね〜!
ビットコインの普及低迷 法定通貨化のエルサルバドル
2024年1月12日 13:47
https://www.afpbb.com/articles/-/3499937
>ナジブ・ブケレ(Nayib Bukele)政権は2021年、ビットコインを法定通貨に採用し、米ドルと併用している。エルサルバドルは2001年に自国通貨のコロンを廃止し、米ドルを法定通貨に採用した。
ビットコインがコロンじゃいました( ^o^)y━・~~
独、「ジェノサイド」訴訟のイスラエル擁護 ガザ侵攻は「自衛」
2024年1月13日 11:49
https://www.afpbb.com/articles/-/3500069
>ドイツ政府のシュテッフェン・ヘベシュトライト(Steffen Hebestreit)報道官は声明で、イスラエルは昨年10月7日にイスラム組織ハマス(Hamas)による「非人道的な」攻撃を受け、「自衛している」にすぎないと主張。
この裁判でテロ国家イスラエルが勝訴すれば、北朝鮮による日本国民拉致問題にて、日本政府が『拉致被害者奪還』を掲げて北朝鮮に爆撃その他を実行し、北朝鮮の人民に多数の被害者が出ても「不運な犠牲者で残念である」みたいな感じでお茶を濁し、拉致被害者を救出して拉致加害者金一族の捕縛と処刑を行って「これにてハッピーエンド!」ってやれそうですね。
米国政府なら米国民を非人道的に拘束したりした国家に無差別攻撃をする大義名分に使えそうだし。
超える’24 五輪と平和の理念 国家のくびき脱する道を
https://mainichi.jp/articles/20240110/ddm/005/070/086000c
パリ五輪で、日本国民は国家のくびきを脱した毎日新聞の報道に接する事が出来るんでしょうね。
「小出し」批判の自衛隊派遣だけじゃない…ちぐはぐな災害対応続ける岸田政権に見えない「危機感」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/302441
どこかで見た感じのする書き方だなぁ…と思ってたんですが、東洋経済でコラムを書いてる泉宏氏の文体とダブるんですね。
他者のコメントをつぎはぎして自分の持っていきたい結論に誘導する感じなところ。
森本智之、曽田晋太郎の2名には、記事とする前に記載の“事実”に関する検証、深堀りをする事が求められるってなるんじゃないかと。
能登半島地震の衝撃に便乗するのでは…改憲、増税、原発再稼働 「ショック・ドクトリン」に要注意
https://www.tokyo-np.co.jp/article/301650
> 「この後も地震関係の公務がございますので、(質問は)あと2問とさせていただきます」
>4日午後4時半から行われた岸田文雄首相の年頭記者会見。能登半島地震や「政治とカネ」問題などについて答えたが、内閣広報官はこう言って会見を幕引きした。当時の首相の動静を確認すると、確かにその後に15分程度、災害対応に当たる官房長官らと面談を行っている。しかし、テレビ出演のため官邸を出発する午後7時半ごろまで特に予定は入っていない。
初っ端からですが、上司が会議や面談する部下の予定や都合を無視し、部下は上司の予定に万象繰り合わせて合わせる社風だからか、「災害対応に当たる官房長官ら」の予定を確認せずに判断する事に疑問を抱かないようで。
この記事もやはり、事実というか認識を切り貼りして導きたい結論へ導こうとする感じ。
>新型コロナがまだ「新型肺炎」と称されていたころ、国会論戦の焦点は安倍晋三元首相の「桜を見る会」問題だった。しかし、ほどなく国内でも感染が広まり、「緊急事態宣言」が出るに至って、追及は沙汰やみに。まさにショック・ドクトリン。その再演を見過ごすことはできない。(歩)
立証責任を転嫁する特定野党の追及がグダグダで、安倍政権倒閣の兆しがカケラもなかったモリカケサクラ期は、立証責任を転嫁する特定メディアにとっては夢のような時期だったんでしょうね。
パー券裏金疑惑で安倍派幹部立件見送り報道に「検察仕事しろ」「納税の義務」がトレンド入り ネット上では怒り噴出
https://news.yahoo.co.jp/articles/409d919565d28a38321fc7e445ff8849d798c696
これは何か違うなあ、と思いますね。気持ちは判りますが。検察は「万能」ではない。法治国家として、法律と証拠に基づき、判断するしかない。関係者が口裏を合わせたか、阿吽の呼吸でそうしたか知りませんが「キックバックは知っていたが、不記載とすることは知らなかった」「事務局は(死んだ)会長に報告し、事務総長には報告されなかった」と供述し、それを覆せないのであれば、立件見送りはやむを得ない。
ここからは、主権者たる”国民”の出番ですよ。国民は、客観的証拠がなくても、怪しいと思えば、この灰色の議員たちを、少なくとも国会・政治の表舞台から追放できる。それだけの権能を与えられているのです。それを行使すべきでしょう。
ただまあ野党に政権担当能力があるのか、疑わしく、その意味では、選択肢に限界があります。私としては、自民党内での政権交代に期待して、菅前首相に期待したい、と考えています。麻生=岸田政権には何もできない。
安倍総理がキックバックの問題性を是正をしろって各議員に通達をしていたのが事実であれば、
各議員はキックバックの問題性を知らなかったとは言えないし、
上からの指示がちゃんと実行されたかを確認する管理責任が各議員にあり、
安倍総理の指示を受けて一旦是正したのを、
事務方が議員に報連相無しに旧来の方法に戻したとしても、
議員側が「事務方が勝手に戻した」とか言ってお咎め無しとなるのは、
「秘書が勝手にやった事」とシラをきって逃げ切れた昔と変わらないですし、
やっぱ検察も無能なんじゃないかと。
自公連立政権だと公明党には自民党のお目付役には力不足という事で、
三党以上の連立政権に持ち込ませたいですね。
昨晩、BS日テレで放送された「おぎやはぎの愛車遍歴」。
トヨタ自動車の元開発エンジニア、多田哲哉氏の出演。
BMWとの共同開発の裏話で、スープラの共同開発当初、BMWは「どんな車を開発したいのか言ってくれ。開発費を出してくれれば造ってやる。」と高飛車な態度だったとのこと。(スープラは2019年発売。)
現在のBMWは、EV重視にシフトするも、中国製EVの低価格攻勢に苦戦中の御様子。
当時、トヨタ自動車にハイブリッド技術の教えを乞うていたら、EU圏内のPHEV、HEV車の覇権を得ていたであろうに。妙なプライドは何の利益も産み出さない、卑屈でも学ぶ姿勢は後で何に化けるか判らない。
トヨタは2027年度に全個体電池を搭載したBEV量産車を発売すると言ってますね。車両価格次第ではあるでしょうけど、「充電10分航続距離1000Km」という触れ込みが現実のものとなれば、一気に世界が塗り替わる可能性があります。あの「石橋を叩きすぎて叩き壊す」トヨタが公言するからには、技術的な目処はすでに立っており、車両の開発もかなり進んでいると見るべきでしょう。
現在、BMWをはじめとする欧州自動車メーカーは、中国勢の猛攻を受けてアップアップjの状態ですが、トヨタの宣言通りに全個体電池車が発売されたら、いよいよ戦略が破綻しそうです、おとなしくトヨタの軍門に下るか、はたまたお得意の詭弁術を弄してわけのわからんレギュレーション導入を図るか、さて、どちらになるでしょうね。
全固体電池は「ゲームチェンジャー」になりうるのか?
出光と共同で量産化を模索しているが問題点は
①コスト かなり高価格になるため「レクサス」プレミアムブランドからの普及になる
②充電インフラの未整備 現在の日本のインフラでは「たからのもちぐされ」になりかねない
状況証拠としては
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/39330299.html
全固体にばかり注目されるが
何故トヨタは4つのバッテリー形態を発表したかを考察すればわかるかと思う
世界(主に中国)の動向
情報の真偽に疑問は残るが
ジーリーのゴールデンバッテリー
https://youtube.com/watch?v=nwl-26JYUjg&si=7HKWanstLDQaHhmh
BYDの(高性能)ブレードバッテリー
等全固体に劣らない(LFPバッテリー)が発表・発売されてます
時間の余裕がある方は
https://youtube.com/watch?v=uEkVv_qk-mk&si=NHt31sZV_yY0zdjb
どうぞ(トヨタの問題点)
変換ミス(-.-;
個体電池 → 固体電池ですね。お恥ずかしい……
>当時、トヨタ自動車にハイブリッド技術の教えを乞うていたら(略)
はたしてそうでしょうか?
ドイツにおいて革新的技術をリードするのはメルセデスです
保守的傾向が強いBMWが手掛けたものは(普及に)失敗する傾向が強い
ディーゼルゲート発覚が2015年
一般的車両開発期間を4年とみれば符合するが20年(プリウス発売1997年)近い技術的リードはいかんともしがたい気がします
ちなみにトヨタ発売2019年にはハイブリッド技術の特許の無償提供(10年)を行ってます
https://toyokeizai.net/articles/-/277169?display=b
返信ありがとうございます。
Wikipediaに依ると、BMWは2011年からトヨタ自動車と技術提携を結んで、ハイブリッド技術の提携を受けていますが、ドイツの交通事情にトヨタのハイブリッド技術は合わないと判断したと思われます。
現在はメルセデス·ベンツと同様に、48Vのマイルドハイブリッドを採用しているようです。
メルセデス·ベンツは、F1へのPU提供、現在はワークス参加もしているのに、ストロング·ハイブリッド車の市販化に注力していないのは何故なのでしょうか?。
メルセデス·ベンツ、BMW、レクサスは助手席しか体験してませんけど、個人的にはレクサスがいい、と思っています。あくまで助手席での個人的な感想ですので、御批判は御遠慮下さい。
BMW車は、部品の組み付け不良など日本車じゃ考えられないところが壊れますからね。
「身の程を知れ」と言い返したいところです。
先日初めてドミノピザのテイクアウトをして、アイデアにとても感心したのですが
店舗にレシートを発行したり集計する機械はあってもお金をしまうレジスターはないんですね
店員さんが全て腰のポーチから現金を出し入れしてました
なるほどこれならレジ金が合わなくて、誰の責任か、みたいな話はなくなります
蕭美琴氏の日本語 Wiki に戦猫外交って書いてあって吹きました。
自称中国通は儒教のワナに罹り揃って権威を振り回すようになりますが、最大にして有効な反撃術は笑いとよくわかります。喔熊(目つきのおかしな台湾月輪熊キャラ)がパンダとパンダハガーたちに対する皮肉だと気が付いている日本人はどれだけいるでしょうか。
ふと思い出したお話。
中国人が日本人を罵倒する際に「東洋鬼」とか「日本鬼子(リーベングイズ)」などの語を使用するそうですが、日本のヲタクたちはそれを逆手にとって「日本鬼子(ひのもとおにこ)」という美麗な萌えキャラクターを作り出し、がんがんネットに投稿することで、”日本鬼子”で検索しても「ひのもとおにこ」が必ず上位に来るようにしたそうです。
こんな”逆襲”に怒れる中国人たちは毒気を抜かれ、以後あまり使われなくなったとか。この辺の経緯はWikipediaにもありますので、興味を持たれた方はそちらをご参照のこと。
ちなみに、もう一つの日本に対する蔑称である「小日本」に対する「こひのもと」ちゃんもキャラクター化されています。
戦猫外交、すげー強おそう、おいらはあんなのシモベですぜ、という声が聞こえた気がします。
かなり重要だと思うのだけど、なぜかこちらでは取り上げられてないニュース。
昨日、台湾の次期総統を選ぶ総統選が行われ、民進党の頼清徳氏が当選しました。頼氏は過去にいろいろと物議を醸す発言をしてますが、とりあえず今のところは蔡英文路線(=現状維持)の継承を謳ってますので、日米など関係国はちょっと一安心というところでしょうか。
とは言え、民進党は議会での過半数を失いましたし、中国は過去の発言から頼氏を「懲りることを知らない独立派」と見做して敵視しているようなので、台湾政局の若干の不安定化が懸念されます。第2野党の民衆党は、やや民進党よりと言われてますので、民衆党の動向が鍵となるかもしれません。
頼清徳次期総統が蔡英文総統のように万全の信頼を置ける人物なのかどうかは、就任後しばらく様子を見てみないと何とも言えませんが、そうであることを切に願います。
まずはこれで一山は超えましたが、次は4月の韓国総選挙です。ここで従北左派が過半数を維持するようだと、尹錫悦大統領の政権運営はますます厳しくなりそうです。
今年は各地で重要選挙が行われるので、結果次第ではいろいろと波乱があるかもしれません。
台湾総統選で、民進党の頼清徳氏が当選したことで、中国共産党内部から習近平国家主席に行動を起こすようにとの突き上げはないのでしょうか。
日本のマスコミが、民進党の頼清徳氏を台湾独立強硬派と表現しているのが気になります。マスコミは、習近平主席が何らかの行動を起こすのではと気にしていますが、靖国問題と同じく、習近平主席に何らかの行動を促しているようにも見えます。
大局的に観れば、台湾は中国を離れて海洋国家に、韓国は海洋国家から大陸回帰という感じではないでしょうか?
どちらが正解なのかはもうすぐ解ると思いますが。
>大局的に観れば、台湾は中国を離れて海洋国家に
台湾人はこれまで自分たちを海洋国家と考えたことは一度もなかったはずだと当方は考えています。例外なのが明治大正昭和日治時期に南洋進出橋頭保であった50年の間だけです。それは大日本帝国台湾領としての南洋進出であって以前から住んでいる彼らにとってはあまし関係なかった。
では彼らは海洋国家として決意を固める準備ができているか。その動きはあります。きっかけになったのが台湾原住民の再認知です。台湾原住民が南島語族 Austronesian Language Family のルーツであることが近年「発見」されたのです。台東地区丘陵で見つかった古代遺跡が数千年以上の歴史を残すものであったと分かり、台湾島の今の住人たちは時間の流れのなかで自分たちの現在位置を確認することになりました。彼らの自分探しは新しい段階に入ったのです。当方は台湾が海洋国家に脱皮するのはそう先でない観測を持っています。
(広告だけで本文を見ていないので恐縮ですが)本日発売のAERAで、「米西海岸の治安崩壊。ホームレス増加。ドラック蔓延」だそうです。ということは、あの朝日新聞が、(リベラル)カリフォルニアの治安悪化を認めたのでしょうか。もっとも、「リベラルと治安崩壊は関係ない」と言われるかもしれませんが。
>ドラック蔓延
アヘン戦争でしたっけ、覇権国家イギリスがアヘンを中国(清)にまん延させて、中国がアヘンを投棄しやのを口実に開戦して植民地へ。
誰がアメリカ国民をドラック漬けにしているのか!!
人民解放軍、経済活動とアメリカ弱体化の狙いでか
CIA、工作資金捻出のための経済活動か
中南米のマフィアか
う~~ん
中国から遠く離れたアメリカへドラック密輸は無理か・・・
いや、最近アメリカで猖獗を極めているドラッグは中国製だそうで、確か昨年アメリカの政府高官が何度か中国に抗議していたはずです。
ちなみに流入経路はメキシコ経由が主だとか。
情報ありがとうございます。
とすると「江戸の敵を長崎で討つ」でしょうか。
イギリスの理不尽なアヘン戦争をアメリカに対し恨みを晴らす!
違うなあ、、っそんしの兵法で戦わずして勝つとはどういう意味ですか?
孫子の兵法人民解放軍の利益にもなるし
情報ありがとうございます。
とすると「江戸の敵を長崎で討つ」でしょうか。
イギリスの理不尽なアヘン戦争をアメリカに対し恨みを晴らす!
違うなあ、、、孫子の兵法で戦わずして勝つ!
もう戦争が始まっていることに気が付かない、アメリカ合衆国ですかね。
アメリカのリベラルは、(事実上)ドラッグを使う自由も認めているのでしょうか。
中国にすれば、江戸の仇を長崎でという事でしょうね。
清朝末期に中国を蚕食した西欧諸国への恨みは未だに深いと思います。
そうですね、
中国の100年以上の欧米列強に対する恨み、これを忘れてはならないですね。
(恨みに日本も入ってる)
習近平の「中華民族の偉大な復興の実現」、中国人民は熱狂したと思います。
中国に世界中の国々が臣下の礼をとる。
中国人の願望が出てしまった。
台湾の経済 TV 番組で「中國自卑感作祟」という一節がさらっと語られたところを目にしました。彼らの捻じれた仇念は今般の経済危機でなお一層悪化すると当方は確信しています。
一月から、全世代に対応した…社会保障改革の一環で国保の出産母に関して産前産後4ヶ月分の減免がスタートしてます。
これがイザ動き出してみると、なんじゃこれ?という建て付けになってまして
国保料は所得割、均等割、平等割で構成されてますが出生児も半分ではあるものの均等割はかかります
実は母に所得割が課税されてない場合には均等割を4ヶ月分減免しても、出生児分の増額を加味すると、計算では4月から6月までに子供が産まれた場合は合算では増額になるんですよね
勿論制度改正前はまるまる子供の分が増額になってたのを緩和してるわけですが、子育てを応援すると言ってる手前非常に印象が悪い
また、国保は農家や自営業者も多いので便宜上父の所得一本で申告してて、母も自営に従事してるものの所得がない扱いになってることもあり、なんというか制度設計のバランスが極めて悪いんですよね
よく煮詰まってないままバタバタと実績だけ作りたくて空回りしてる感もあります