韓国紙、防災担当でない政務官を「平穏な日常」と批判

「神田潤一・内閣府大臣政務官が能登半島地震後にも平穏な日常を送ったことをSNSに書き込んだ。許せない」――。さすがにこの批判は、いかがなものかと思います。内閣府大臣政務官は3人いて、防災担当は神田氏ではなく平沼正二郎氏であり、その平沼氏は1日から政務に当たっているからです。ただ、朝鮮日報の記事を読んでいて抱く疑問は、それだけではありません。

「首相はいったい何をやっているんだ!」

この大災害に、首相はいったい何をやっているんだ」――。

こんな批判が、あいも変わらず、インターネット上では溢れ返っているようにも見えますし、なかには、なぜ首相がいまだに被災地に入っていないのか、などと、舌鋒鋭く批判する人もいます(『災害に見る「挙証責任を勝手に転換してしまう人たち」』等参照)。

岸田文雄首相自身はたしかに政府の「最高責任者」です。一部のニューズメディアの報道などを眺めていると、その「最高責任者」たる首相が現地視察すらせず、「空調が効いた首相官邸でぬくぬくと過ごしている」ことに対する怒りの声も出ています。

こうしたなかで、例の「被災地入りした人物」のひとりである、れいわ新選組の山本太郎代表が、「交通渋滞による物資の滞りを理由に、岸田文雄首相が被災地入りを見合わせる」とする一部報道を「激しく批判した」とする話題が出てきました。

山本太郎氏 「現場を見ろ」被災地視察控える岸田首相を猛批判 自身は松葉杖で能登入り2日間聞き取り

―――2024/01/09 11:16付 Yahoo!ニュースより【デイリースポーツ配信】

首相が現地入りすべきは「いま」ではない!

『デイリースポーツ』によると山本氏は8日、インスタグラムを更新し、自身が能登半島に入り、能都町や珠洲市をまわって当事者の声を約2日間にわたり聞き取りした、などとしたうえで、次のように綴ったのだそうです。

交通渋滞による物資の滞りを理由に総理が被災地入りを見合わせるとの報道があった。国会議員の視察を含めて控えることを与野党でも合意されたと。それについてどう思うかを被災者に聞いた。『意味がわからないんですけど』『どうしてですか?』『ヘリで来れば良いじゃないですか』との意見が相次いだ」。

「意味がわからない」なら、どうしてちゃんと調べようとしないのでしょうか。

もちろん、「最高指揮官」たる首相自身が現地を視察することは、とても重要です。

被害状況を自身の目で直接に見て、現場の職員などから直接に報告を受け、被災した方々と直接話をすることは、今後の復旧と復興に向けたグランドデザインを描き、、あるいは立法措置などを検討する際に役立てるうえでも重要ですし、なにより首相などの責任者が現地に来れば、被災者も勇気づけられるでしょう。

ですが、それは「いま」ではないのです。

改めて注意喚起を兼ねて指摘しておくならば、災害復旧には「段階」というものがあります。災害直後で道路交通事情が混乱しているなか、首相が多数の警護要員を引き連れて現地視察をすれば、それだけで現地の復旧活動に支障が生じかねません。

しかも、今回の地震は、能登半島という「日本海側最大の半島」で発生したものです。

能登半島は海岸線も入り組んでいて平地が少なく、山がちであるなど、ただでさえ地形的な条件が非常に悪いなかで、被災した集落が山あいに点在していて、それらの集落に行くための道路も寸断されているなどの状況にあるのです。

当然、初動で急ぐべきは行方不明者の一刻も早い捜索と救助、道路・港湾・通信・電力などの設備の補修であり、これと並行して緊急性が高い物資(水、非常食、毛布、燃料など)の現地への搬入を中心とした被災者支援活動です。

正直、政治家でありながらそんなことも理解せず、しかも松葉づえをつくなどしながら現地視察を強行したことに対し、「有権者向けのパフォーマンスではないか」との誹(そし)りは免れません。

朝鮮日報も岸田首相らを批判する記事を配信したが…

ただ、こうした災害復旧の基本形を理解していないのではないかと疑わしいメディアは、ほかにもあるようです。なかなかに驚く話題があるとすれば、そのひとつは、間違いなくこれでしょう。

一日一食の被災者、現地入りしない首相…能登半島地震発生から1週間、理解に苦しむ場面の数々

―――2024/01/09 11:10付 朝鮮日報日本語版より

これは、韓国メディア『朝鮮日報』の東京支局長が執筆した記事ですが、山本太郎氏が被災地を訪問したのに対し、岸田首相自身が被災地に一歩も足を踏み入れてない、などと指摘するものです。

記事には冒頭から日本の制度をよく理解していないのではないかと疑わしい記述が含まれています。

日本政府は今週になってようやく今回の地震を激甚災害に指定することになり、47億4000万円の支援を閣議決定する予定だ。激甚災害とは、韓国の災難(災害)地域の指定に相当するもので、地震や水害など膨大な被害が発生した際、市町村単位で地域を指定して災害復旧作業に必要な資金を支援する制度だ」。

そもそも論として、この「激甚災害」は、災害からの復旧ではなく、むしろ復興にかかわる議論です。

内閣府『防災情報のページ』にある『激甚災害からの復旧・復興対策』などの説明によると、激甚災害制度は地方財政の負担を緩和したり、被災者に特別の助成を行ったりするための制度で、中央防災会議の意見を聴いたうえで災害復旧事業などに対する国庫補助の特別措置等を指定するものとされます。

つまり、災害の発生により、公共施設(学校、公営住宅、児童福祉施設など)や土木施設(河川、海岸、砂防施設、道路、港湾、漁港、下水道など)への被害状況を調査し、各省庁による査定見込額の算定手続きなどを経て認定されるものです。

東日本大震災のように、明らかに損害額が巨額であるとわかるようなケースを除けば、政令公布までに最短でも1~2ヵ月程度の時間がかかるのが通例であり(『激甚災害制度Q&A』P2等)、むしろ災害からたった1週間での激甚災害指定に向けた動きは、通例と比べ「異例に早い」という言い方もできるのです。

「ヘリに乗ればすぐに現地入りできる」というほど単純ではない

ただ、朝鮮日報の記事の問題点は、ほかにもあります。

災害復旧のために編成した自衛隊の部隊1万人のうち、いまも半数以上が現地入りできていないことを、山本氏の批判の言を借りるかたちで「執権与党の対応の遅さ」などと表現。

「山本氏がSNSなどで日本のネットユーザーたちから批判された」、などとしつつも、岸田首相が現地入りしていない点については次のように述べています。

非常災害対策本部長の岸田文雄首相は、ヘリコプターに乗ればすぐに被災地に入れるにもかかわらず、現時点で一度も現地を訪れていない」。

この手の「ヘリコプターに乗ればすぐに被災地に入れる」、という記述自体が誤解に満ちています。もし岸田首相をヘリで現地入りさせるならば、そのための物資運搬ヘリや救援ヘリの運航可能便数が減るという点を、まったく考慮していないからです。

また、朝鮮日報の記事には、こんな記述も出てきます。

岸田首相は5日には経済団体とメディアが主催する三つの新年会に相次いで出席した。経団連など経済3団体、日本労働組合総連合会、時事通信がそれぞれ主催した新年会だ。少なくとも、時間がなくて被災地に行かないわけではないようだ」。

これも、インターネット上で事情をよく知らない人が批判している話題です。

「新年会」といっても、岸田首相は「パーティーで飲んだくれている」わけではなく、会合の冒頭で来賓あいさつだけし、すぐに官邸にとんぼ返りしているからです。

しかも、岸田首相が経済団体の会合に出て以降、各企業による自発的な現地支援に向けた動きが活発化しているフシがあることも見逃せません。

すでに山崎製パンやフジパン、敷島製パン、日清食品、エースコックといった食品メーカー、日本コカ・コーラやサントリーといった飲料メーカー、ユニ・チャームなどの生活必需品メーカーなどが、支援物資を被災地に送るなどしています。

何でもかんでも自粛すれば良い、という話ではないのです。

防災担当は神田政務官ではなく平沼政務官

ただ、これらの記述に混じって、どうしても看過できないものがあるとすれば、これではないでしょうか。

防災担当機関である内閣府の神田潤一政務官は、地震翌日の2日、SNSに『今日は完全オフ。箱根駅伝をラジオで聞きながら、2日前に降った雪を踏みしめて10.8キロ走った』と書き込んだ。災害が発生したにもかかわらず、平和な日常生活を送ったことを報告したわけだ」。

朝鮮日報の記者の方は、そもそも内閣府政務官は複数いて、それぞれ担当が別れているという事実を、もしかしてご存じではないのでしょうか。

内閣府の『大臣・副大臣・大臣政務官』のページによれば、現時点で内閣府大臣政務官は神田氏以外に古賀友一郎氏、平沼正二郎氏がおり、このうち『内閣府防災情報のページ』からのリンクがつながっているのは、神田氏ではなく、平沼氏です。

しかも、その平沼氏は自身のXに事務所スタッフによるこんな投稿を行っています。

平沼氏は自身が「防災担当政務官」であるため、「1日より岡山から東京に急遽もどり、災害対応にあたっている」と明記されています。なんのことはありません。岸田内閣では各大臣・副大臣・政務官が緊張感を持ち、有機的に連携しながら職務に当たっているのです。

それにも関わらず、さすがに「職務分掌」の考えを無視し、神田氏を「防災担当」と決めつけて批判するのはいかがなものでしょうか。

どうにも理解に苦しむ点です。

いずれにせよ、災害復旧に向けた動きを加速させていくことは大事ですが、それ以上に、合理的な理由があって行われていること・いないことを、勝手な思い込みなどに基づき、ああだ、こうだと批判するのは慎重であるべきだと思うのですが、いかがでしょうか。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

このエントリーをはてなブックマークに追加    

読者コメント一覧

  1. 元雑用係 より:

    多くの人々が注目する事件事故災害が起こったら、政府関係者や有名人は被害者や被災地に寄り添う「フリ」をするために日常生活を犠牲にしなければならない。それが被害者や被災地の救済の役に立つか立たないかなど、どうでもよくて。
    山本太郎を賞賛するということはむしろ、救出や支援を遅らせてでも「お気持ち表明」しなければならない、も含まれるのでしょうかね。

    韓国を代表する新聞がそう述べるということは、韓国ではそれが当たり前の価値観なのでしょう。
    日本がそんな韓国のような非合理的な国でなくてよかったです。
    日本国内にもそうしたい人がいるのは確かですが、幾多の災害の経験が違いをもたらしたのかも知れませんね。
    ん?韓国にも災害や事故はあったはずなのに、ヘンだな。

    しかし、他国の政府が内政でやること一つ一つに注文を付ける外国の新聞って、なんなんでしょうね。
    まさか日本を宗主国だと思ってる?

    1. 伊江太 より:

      元雑用係様

      「韓国のような国に大統領制は向かない」という議論を、どこかで読んだ記憶があります。

      国民が「何でもかんでもアイツのせい」にして、自らの問題として捉えないからだそう。
      もう一度「セウォル号事件」が起きても、多分おんなじドタバタを演じるんでしょうね。

    2. さより より:

      >まさか日本を宗主国だと思ってる?

      これは、鋭い指摘です。言われて見れば、構ってちゃんだったんですね。ぼくのこと、忘れないでちゃんと見ててよ、って?やはり、支配してくれるか、面倒見てくれる国が無いと不安なんですね。

  2. 雪だんご より:

    「朝鮮日報は日本が絡まない時はできる子」と評された事もありますが、
    それも今は昔かな?この記事は酷いなぁ。

    1. da より:

      朝鮮日報記事は端々に日本のメディア特有の妄言が顔を出してくるので違和感がある
      大方、日本の記者(付き合いもあるだろうし)相手に取材をしたのではないか。

  3. 名前 より:

    首相が現場行ったら瓦礫片付くんですか?って話です。

  4. 世相マンボウ_ より:

    まあ、なんせ韓国紙みたいなものです。(笑)

    バレた嘘捏造で今も謝罪とカネせびる
    まさにこれぞ韓流(笑)を
    凝縮したようなものをまともに相手にするのは、
    朝日新聞など日本の韓流マスコミと
    そんな捏造加担して
    日本の道を左に西に踏み外した
    「どぶサヨ」さんぐらいのものなのです。

    まあ、いくら騒いでいても
    動物園のゴリラゾーンの折の中で騒ぐ
    性悪凶暴ゴリラを鑑賞するような趣で左うちわで
    鑑賞してあげるのが良いのでは?
    と感じます。

  5. sey g より:

    そういえば、その昔KAN総理が被災地に行って怒鳴り散らしてましたが、サヨク界隈では、あれがスバラスィ行為だと思ってるんかな。
    総理て、被災地1カ所みたら全ての被災地のニーズが理解出来る特殊能力があると思ってるんかな。
    もしくは、全ての被災地を何日もかけて回れば納得するのか。
    その間総理しか出来ない仕事は放ったらかしでもおkとも思ってるんかな。
    でも、多分 総理の仕事放ったらかしにしたらしたで、何故総理しか出来ない仕事を放って被災地をウロチョロしてるんだ。そんなパフォーマンスなんかせずに総理しか出来ない仕事しろと文句を言うに決まってます。
    大体、野党の党首にはなんの責任もなく、役職もないのだから被災地に行こうが、被災地復旧復興救助に少しも悪影響はありません。
    山本さんは首相は被災地に行かないが俺は行って活躍してるといいますが、逆にいうと“俺は被災地に行っても災害復興に影響を与えるような力は全くない”と言ってるようなもの。
    自慢出来るようなことではなく逆に恥ずべき行動だと自分は思うのですが、間違ってるのでしょうか。

  6. F6F より:

    私は岸田首相のことをそれほど評価している訳ではありません。寧ろ赤点ぎりぎりレベルだと常々批判しています。

    ただ今回の震災対応については特に落ち度はなく、メディアや-1σの人達が言うほど酷くも無く、しっかりやっていると考えています。幾多の命と引き換えに練られてきた災害対応マニュアルに沿ったものだとしても。

    意外だったのは林官房長官の落ち着いた語り口。浮足立ったメディアと好対照の印象を持ちました。対中姿勢については批判はしますが、震災対応について「だけ」見ればこの人選は良かったのではないかと思った次第です。

    繰り返しますが、この震災対応「だけ」見れば、ですが。

  7. 攻撃型原潜 より:

    大災害が発生したら全国民はすべて鳴物・高声・音曲停止の自粛生活を行い、政治・行政関係者すべて災害対策に当たらねばならないとでも言うのでしょうか。本当にそれを実行したら日本経済と行政機能は停止して、被災地を復興させる力までも無くなってゆきます。
    そうか! それが狙いだったのね。

    テレビを点ければ(ハイ、我が家にはいまだにテレビが置いてあります)どの局、ニュース番組も被災地からの現場レポートや関連ニューズを流している状態ですが、そんなにマスコミ関係者が何人も現地に乗り込まねばならないのか、よく分かりません。局によって独自の視点や調査といった内容なら分かりますが、レポート内容はどの局もほぼ同じやんけ。

  8. 農民 より:

    ・交通渋滞による物資の滞りを理由に総理が被災地入りを見合わせるとの報道があった。

    Q.意味がわからないんですけど。どうしてですか?
    A.交通渋滞による物資の滞りを理由に総理が被災地入りを見合わせるからじゃないですかね。

     調べればどころか、質問に回答が含まれているというのはチョット。山本が何を期待してどう質問をしたのか、透けて見えます。
     あと「松葉杖を付いてでも行ったんだぞ」とアピールしたいのでしょうが、様々な物や人手が不足する被災地に松葉杖が必要な状態の議員が飛び込んでいくのに、違和感は無いものでしょうか。被災者ではなく支持者しか見ていないように感じます。

    1. カズ より:

      >被災者ではなく支持者しか見ていないように感じます。

      その通りですね。彼は地域の声ではなく支持者の声を聞いたんだと思います。
      野党が立ち上げるインスタント対策本部は、同じ理由で二度目の会合が無いんでしょうね。
      「支持者対策のためだけ」のものだから・・。

  9. 匿名 より:

    日本政府を貶めることにより、韓国政府を持ち上げようとしたのでは?

※【重要】ご注意:他サイトの文章の転載は可能な限りお控えください。

やむを得ず他サイトの文章を引用する場合、引用率(引用する文字数の元サイトの文字数に対する比率)は10%以下にしてください。著作権侵害コメントにつきましては、発見次第、削除します。

※現在、ロシア語、中国語、韓国語などによる、ウィルスサイト・ポルノサイトなどへの誘導目的のスパムコメントが激増しており、その関係で、通常の読者コメントも誤って「スパム」に判定される事例が増えています。そのようなコメントは後刻、極力手作業で修正しています。コメントを入力後、反映されない場合でも、少し待ち頂けると幸いです。

※【重要】ご注意:人格攻撃等に関するコメントは禁止です。

当ウェブサイトのポリシーのページなどに再三示していますが、基本的に第三者の人格等を攻撃するようなコメントについては書き込まないでください。今後は警告なしに削除します。なお、コメントにつきましては、これらの注意点を踏まえたうえで、ご自由になさってください。また、コメントにあたって、メールアドレス、URLの入力は必要ありません(メールアドレスは開示されません)。ブログ、ツイッターアカウントなどをお持ちの方は、該当するURLを記載するなど、宣伝にもご活用ください。なお、原則として頂いたコメントには個別に返信いたしませんが、必ず目を通しておりますし、本文で取り上げることもございます。是非、お気軽なコメントを賜りますと幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
関連記事・スポンサーリンク・広告