日本にとって「重要な相手国」は?「数字で」読む外交
ある国との経済関係を議論する際に、数字を無視するのはいかがなものかと思います。もちろん、日中関係のように、中国側の数字が公表されていないデータがあるなど、両国関係を完璧に把握することが難しい事例もあるのですが、それでも日本政府や国際機関などが発表する数値だけで、両国関係をかなり正確に把握することが可能であることは間違いありません。題して「数字で見る外交」です。
目次
なぜ日本が中国を助けなければならいのですか?
昨日の『中国の危機は「日本への影響も大きい」と決めつけるな』を含め、これまでに当ウェブサイトでは、「日本と中国の経済的関係性が深い、深くない」を議論する際には、可能な限り、数字を使うべきだ、と申し上げてきました。
その際に少なくとも参考にすべきは、「ヒト、モノ、カネの関係性」でしょう。
たとえば、中国は日本にとって、貿易高では1位であり、とくに「相手国からの輸入」という分野に限れば、金額ベースで見て、近年、日本の中国からの輸入高は日本の輸入高全体の20%前後にも達するなど、非常に重要な相手国であることは間違いありません。
ただ、それと同時に、邦銀の中国に対する与信額は(最終リスクベースで)825億ドルに過ぎず(※2023年3月末時点)、この金額は邦銀の対外与信全体(4兆7752億ドル)のたった1.73%を占めるに過ぎません。
このように、日中関係は、「貿易高」に関していえばたしかに重要なのですが、金融面で見た場合には、必ずしも重要であるとは言い切れません。
ましてや、「中国経済が失速すれば、それは日本経済の危機だ」、「中国が失速しないよう、日本も全力で中国を支援すべきだ」、といった主張は、議論の重要なステップが、2つも3つもすっ飛ばされてしまっています。
そもそも中国経済が失速したとしても、それによって日本企業(とくに最終製品を製造している企業)に大きな打撃が生じるとは限りません。貿易構造を見ると、自動車を別とすれば、日本が中国に対して輸出しているのは「資本財」、「中間素材」と呼ばれるものが中心だからです。
また、「中国経済が失速すれば中国人観光客が日本にやって来なくなってしまい、日本のインバウンド観光産業に大きな打撃が生じる」、と主張する人もいるようですが、そもそもコロナ禍で訪日中国人は激減したまま、いまでも十分に戻って来ているとは言い難い状況です。
この状態でありながら、現在の日本では、むしろ「観光公害」、「オーバーツーリズム」などと呼ばれる現象が社会問題化しているほどですし、そもそもインバウンド観光業が日本にもたらす直接的な売上高は年間5兆円程度です(ただし波及効果を考慮すれば、日本経済にはもう少し恩恵はありますが…)。
しかし、日本が得意とするハイテク半製品の輸出は、貿易統計上の「機械類及び輸送用機器」ジャンルだけに絞っても年間で50兆円前後に達しますが、これはインバウンド観光産業と比べ、じつに約10倍というレベルです。
観光業を日本の産業のメインに据えるということ自体、必ずしも現実的ではありませんし、ましてや中国人観光客に経済の命綱を握らせるような状況を作るのはナンセンス極まりないことでしょう。
数値で読んでみる日露関係:隣国同士と思えないほど希薄
さて、こうしたなかで、「ヒト、モノ、カネの往来」をうまく数値化できないか、といった試みについては、以前から当ウェブサイトでもしばしば行っており、たとえば日露関係に関しては、『数字で読む「隣国同士とは思えないほど薄い日露関係」』でも紹介したとおりです。
当時紹介した図表は、こんな具合です(図表1。ただし、数値についてはアップデートしているほか、図表形式については少し見やすく改善しています)。
図表1 日露の「ヒト、モノ、カネ」の関係
比較項目 | 具体的な数値 | 全体の割合 |
訪日ロシア人(2023年1月~7月) | 19,401人 | 訪日外国人全体(13,032,855人)の0.15% |
ロシア在住日本人(2022年10月) | 1,321人 | 在外日本人全体(1,308,515人)の0.10% |
日本在住ロシア人(2022年12月) | 10,681人 | 在留外国人全体(3,075,213人)の0.35% |
対露輸出額(2023年1月~6月) | 2399億円 | 日本の輸出額全体(47兆3537億円)の0.51% |
対露輸入額(2023年1月~6月) | 5669億円 | 日本の輸入額全体(54兆3182億円)の1.04% |
対露貿易額(2023年1月~6月) | 8068億円 | 日本の貿易額全体(101兆6719億円)の0.79% |
邦銀の対露国際与信(2023年3月) | 61億ドル | 邦銀の対外与信総額(4兆7752億ドル)の0.13% |
日本企業の対露直接投資残高(2022年12月) | 46億ドル | 日本の対外直接投資全体(2兆0792億ドル)の0.22% |
ロシア企業の対日直接投資残高(2022年12月) | 1億ドル | 日本の対内直接投資全体(3494億ドル)の0.02% |
(【出所】日本政府観光局、外務省、法務省、財務省税関、国際決済銀行、JETROのデータをもとに著者作成。以下同じ)
改めて見ると、なかなかに強烈なデータです。
日本とロシアはお互い隣国同士なのですが、「ヒト」、「モノ」、「カネ」の流れはいずれも非常に少ないのが実情です。
たとえば「ヒト」に関しては、日本を訪れたロシア人は今年1月から7月までで累計19,401人に過ぎず、これは日本を訪れた外国人総数(13,032,855人)に対し、たったの0.15%に過ぎません(ロシアを訪れた日本人に関するデータは不明です)。
また、ロシア在住日本人は昨年10月時点で1,321人に過ぎませんが、これは在外日本人全体(1,308,515人)の0.10%ですし、日本に在住するロシア人は昨年12月時点で10,681人と、在留外国人全体(3,075,213人)のわずか0.35%、という状況です。
次に「モノ」に関しては、日露貿易高は2023年上半期(1~6月)で8068億円(うち輸出が2399億円、輸入が5669億円)ですが、日本にとっての貿易額(101兆6719億円)に対したったの0.79%、つまり1%にも満たないのです。
さらに、邦銀のロシア向け与信は61億ドル、日本企業のロシア向け投資は46億ドルで、これはそれぞれ全体の0.13%、0.22%に過ぎません。ロシア企業の対日投資額も四捨五入して1億ドルで、隣国同士としてはあり得ないほどに交流が弱いのが実情でしょう。
つまり、このロシアの例に倣い、ヒト、モノ、カネの交流状況を数値化してあげることで、日本とその国が実際、どの程度深い関係にあるのかを、比較的容易に把握することができるのです。
中国との関係は深いようで深くない
さっそく、他の国に対しても適用してみましょう。まずは、中国です(図表2)。
図表2 日中の「ヒト、モノ、カネ」の関係
比較項目 | 具体的な数値 | 全体の割合 |
訪日中国人(2023年1月~7月) | 907,995人 | 訪日外国人全体(13,032,855人)の6.97% |
中国在住日本人(2022年10月) | 102,066人 | 在外日本人全体(1,308,515人)の7.80% |
日本在住中国人(2022年12月) | 761,563人 | 在留外国人全体(3,075,213人)の24.76% |
対中輸出額(2023年1月~6月) | 8兆1413億円 | 日本の輸出額全体(47兆3537億円)の17.19% |
対中輸入額(2023年1月~6月) | 11兆7876億円 | 日本の輸入額全体(54兆3182億円)の21.70% |
対中貿易額(2023年1月~6月) | 19兆9290億円 | 日本の貿易額全体(101兆6719億円)の19.60% |
邦銀の対中国際与信(2023年3月) | 825億ドル | 邦銀の対外与信総額(4兆7752億ドル)の1.73% |
日本企業の対中直接投資残高(2022年12月) | 1426億ドル | 日本の対外直接投資全体(2兆0792億ドル)の6.86% |
中国企業の対日直接投資残高(2022年12月) | 73億ドル | 日本の対内直接投資全体(3494億ドル)の2.09% |
これも、いろいろと「意外感」があるデータです。日中関係は深いようで深くないことがわかるからです。
たとえば、「ヒト」に関していえば、2023年1月から7月にかけて日本を訪れた中国人は907,995人にですが、これは当然、ロシアよりは多いにせよ、コロナ禍の以前は1ヵ月で100万人前後の中国人が押し寄せていたこともあったという事実を思い浮かべると、何とも少なくなったものです。
また、中国に在住する日本人は10万人を超えていますが、日本に在住する中国人(761,563人)と比べれば、全然多くありません。中国人は日本に来たがるけれども、日本人は中国に行きたがらない、ということでしょうか。
さらに、先ほど触れたとおり、貿易高についてはたしかに多いのですが、これも冷静に眺めると中国の日本に対する一方的な貿易黒字(つまり日本は中国に対し貿易赤字)となっており、むしろ「中国にとっての日本」の方が、「日本にとっての中国」よりも重要であることがわかります。
そして、「カネ」に関していえば、邦銀の対中投融資残高、日本企業の対中直接投資残高は、いずれも日中経済の規模、そして日中が隣国同士であるという事実を思い出しておくと、決して多いとは言い難い水準です。
しかも、日本企業の対中直接投資額は1426億ドルであり、これも日本経済の規模から考えれば決して多いとは言えませんが、中国からの日本に対する直接投資額に至ってはたったの73億ドルに過ぎません(※ちなみに中国の金融機関からの日本向け投融資残高についてはデータがありません)。
しかも、昨日も触れたとおり、日本の金融機関の中国(と香港)に対する投融資残高は、ASEAN諸国(とくにASEAN6)に対するものと比べて半分ほどしかない(『中国よりASEANを重視する邦銀:与信額は2倍近く』等参照)という事実は、なかなかに衝撃的でしょう。
米国は日本にとっての圧倒的存在感
さて、こんな具合で続々と比較してくと、いろいろと見えてきます。たとえば米国との関係はどうなっているのかについても気になりますが、これについては図表3のとおりです。
図表3 日米の「ヒト、モノ、カネ」の関係
比較項目 | 具体的な数値 | 全体の割合 |
訪日米国人(2023年1月~7月) | 1,171,002人 | 訪日外国人全体(13,032,855人)の8.98% |
米国在住日本人(2022年10月) | 418,842人 | 在外日本人全体(1,308,515人)の32.01% |
日本在住米国人(2022年12月) | 60,804人 | 在留外国人全体(3,075,213人)の1.98% |
対米輸出額(2023年1月~6月) | 9兆1343億円 | 日本の輸出額全体(47兆3537億円)の19.29% |
対米輸入額(2023年1月~6月) | 5兆6471億円 | 日本の輸入額全体(54兆3182億円)の10.40% |
対米貿易額(2023年1月~6月) | 14兆7814億円 | 日本の貿易額全体(101兆6719億円)の14.54% |
邦銀の対米国際与信(2023年3月) | 2兆1460億ドル | 邦銀の対外与信総額(4兆7752億ドル)の44.94% |
米銀の対日国際与信(2023年3月) | 5046億ドル | 外銀の対日与信総額(1兆2496億ドル)の40.38% |
日本企業の対米直接投資残高(2022年12月) | 6966億ドル | 日本の対外直接投資全体(2兆0792億ドル)の33.50% |
米国企業の対日直接投資残高(2022年12月) | 778億ドル | 日本の対内直接投資全体(3494億ドル)の22.26% |
先ほどの日中関係は「中国が一方的に日本との関係を深めようとしている」かの構図が見えていたのですが、日米関係だと、「人的往来」に関していえば、「日本が一方的に米国との関係を深めようとしている」、といった構図も見えてきます。
在米邦人は何と418,842人(!)で、これは在外日本人全体(1,308,515人)の32.01%、すなわち海外在住者のざっと3分の1が米国在住者である、という事実が浮かび上がります。これに対し、日本に在住する米国人は60,804人で、在留外国人全体(3,075,213人)の1.98%に過ぎません。
ただし、短期滞在として日本を訪れる米国人は増えているようであり、遠方であるにも関わらず、今年1月から7月までの期間に1,171,002人の米国人が日本を訪れました。これは訪日外国人全体(13,032,855人)の8.98%に相当する人数です。
また、貿易高については、日本にとっては最大の輸出先であり、中国に次ぐ2番目の輸入相手国であるなど、「モノ」を通じたつながりも大変に重要です。さらに「カネ」に関しては、金融機関の投融資の45%近く、日本企業の対外直接投資の4割が米国向けです。
日本にとって米国がいかに重要な相手国であるかは明らかでしょう。
年々つながりを深める日台関係
では、ほかの隣国に関しては、どうでしょうか。
日本にとって最も重要な相手国が米国であることは論をまちませんが、日本の近隣国のなかで最も重要な国のひとつといえば、それは台湾でしょう。ここで、日台関係についても同じ図表を確認してみます(図表4)。
図表4 日台の「ヒト、モノ、カネ」の関係
比較項目 | 具体的な数値 | 全体の割合 |
訪日台湾人(2023年1月~7月) | 2,192,942人 | 訪日外国人全体(13,032,855人)の16.83% |
台湾在住日本人(2022年10月) | 20,345人 | 在外日本人全体(1,308,515人)の1.55% |
日本在住台湾人(2022年12月) | 57,294人 | 在留外国人全体(3,075,213人)の1.86% |
対台輸出額(2023年1月~6月) | 2兆9874億円 | 日本の輸出額全体(47兆3537億円)の6.31% |
対台輸入額(2023年1月~6月) | 2兆4483億円 | 日本の輸入額全体(54兆3182億円)の4.51% |
対台貿易額(2023年1月~6月) | 5兆4357億円 | 日本の貿易額全体(101兆6719億円)の5.35% |
邦銀の対台国際与信(2023年3月) | 322億ドル | 邦銀の対外与信総額(4兆7752億ドル)の0.67% |
台銀の対日国際与信(2023年3月) | 364億ドル | 外銀の対日与信総額(1兆2496億ドル)の2.92% |
日本企業の対台直接投資残高(2022年12月) | 192億ドル | 日本の対外直接投資全体(2兆0792億ドル)の0.92% |
台湾企業の対日直接投資残高(2022年12月) | 81億ドル | 日本の対内直接投資全体(3494億ドル)の2.32% |
日台関係についても、分野による偏りがあります。
人的交流については、日本を訪れた台湾人が1月から7月までの7ヵ月間で2,192,942人に達し、これは訪日外国人全体のざっと6分の1ほどです(※台湾を訪れた日本人に関するデータもあるのですが、本稿では割愛します)。
ただ、在住者に関していえば、台湾在住日本人、日本在住台湾人はいずれもさほど存在感はありません。
また、「モノの流れ」、つまり貿易高に関しては、すでに台湾は輸入相手国として韓国を上回っており、貿易高でも相互に重要性を高め合っているのですが、「カネの流れ」に関しては、日台の相互投融資が多いとは言い難いのが実情でもあるのです。
この点、日本の外交青書上、台湾は次の通り、「きほんてきかちを共有し、重要なパートナーで友人」、などと定義されています。
「台湾は、日本にとって、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値や原則を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人である」(令和5年版外交青書P51)。
数値で見ると、金融面のつながりが若干希薄ではありますが、人材面や貿易面での交流が深まれば、よりいっそう、台湾が日本にとって重要な相手国になる可能性はあるでしょう。
日韓関係は日台関係と比べてどうなのか
最後に韓国についてはどうでしょうか(図表5)。
図表5 日韓の「ヒト、モノ、カネ」の関係
比較項目 | 具体的な数値 | 全体の割合 |
訪日韓国人(2023年1月~7月) | 3,755,287人 | 訪日外国人全体(13,032,855人)の28.81% |
韓国在住日本人(2022年10月) | 41,717人 | 在外日本人全体(1,308,515人)の3.19% |
日本在住韓国人(2022年12月) | 411,312人 | 在留外国人全体(3,075,213人)の13.38% |
対韓輸出額(2023年1月~6月) | 3兆2381億円 | 日本の輸出額全体(47兆3537億円)の6.84% |
対韓輸入額(2023年1月~6月) | 2兆0495億円 | 日本の輸入額全体(54兆3182億円)の3.77% |
対韓貿易額(2023年1月~6月) | 5兆2876億円 | 日本の貿易額全体(101兆6719億円)の5.20% |
邦銀の対韓国際与信(2023年3月) | 487億ドル | 邦銀の対外与信総額(4兆7752億ドル)の1.02% |
韓銀の対日国際与信(2023年3月) | 182億ドル | 外銀の対日与信総額(1兆2496億ドル)の1.45% |
日本企業の対韓直接投資残高(2022年12月) | 416億ドル | 日本の対外直接投資全体(2兆0792億ドル)の2.00% |
韓国企業の対日直接投資残高(2022年12月) | 77億ドル | 日本の対内直接投資全体(3494億ドル)の2.22% |
韓国の場合は、もっとあからさまです。日韓関係を近づけようと努力しているのは韓国側であり、日本側からはそのような努力が見られないのです。
まず、訪日韓国人はいまやうなぎのぼりであり、訪日外国人の中で韓国人が占めるシェアはトップです(※なお、訪韓日本人に関するデータもあるのですが、本稿では割愛しています)。ノージャパンは、いったいどこに行ってしまったというのでしょうか。謎です。
ただ、貿易額に関していえば、輸出では台湾に勝っているものの、輸入では台湾に敗北し、合計しても韓国よりも台湾の方が日本にとって重要、という状況が出現しています。また、カネの面でもつながりは希薄であるといえるようです。
数字を見ましょう
以上の通り、ある二国間の関係は、可能な限り、数値化できるものは数値で検証するのが望ましいと思うのですが、残念ながら冒頭で触れた記事のように、こうした「数字の議論」が抜けてしまっているメディアも多いのが実情です。
この点、特に中国やロシアなどの場合は、相手国の統計にさまざまな不備があって、両国関係を本当に正確かつ厳密に把握することは困難であることは事実です。
しかし、本稿で示した通り、日本政府などの公的データだけで、両国関係はかなり正確に把握することができます。中国がなくても日本経済には基本的に心配はない、ということも、日本側のデータを調べればよくわかるのではないでしょうか。
以上、経済を論じるときは数字で事実関係を把握するように努めるべきでしょう。これこそまさに「数字で見る外交」なのです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
数字を見ると貿易のシェアが高いのでやっぱり中国との関係は深いと言わざるを得ないとは思いますが、経済的威圧や技術窃盗、不透明補助金を使った輸出攻勢、不透明な理由での邦人の拘束などをやる国と経済関係を深めるのはリスクしかありません。中国に工場を作れば少しずつ技術は漏洩し、いずれ用済みになった企業は冷遇され追い出されます。技術をパクったら自国市場の大きさを活かした規模の経済と不透明な補助金により低価格化して外国企業を駆逐し世界シェアも取られるというのが様々な産業で起きています。代表的なのは、太陽光発電パネル、高速鉄道、EVバッテリー、EV…
対中国ではどんどん貿易も投資も減らしていくのがよいと考えます。中国経済の減速により日本経済や世界経済に多少の痛みは伴うもののむしろよいきっかけでしょう。どんどん他の国にシフトするか日本国内に回帰すべきでしょう。
他国へのシフトは順調に進んでいると思います。特に大手企業は過去から溜め込んだ内部留保を使う企業、好調な業績を背景に借入を増やす企業、それぞれですがタイ、ベトナム、フィリピン、マレーシアの工場の拡張や新たな進出が多数あります。それと同時に日本国内の工場拡張、新設もASEANほどではないにしてもあります。顧客からの生産地の中国から第三国への変更依頼、為替レート、政治リスク、費用対効果、企業単位で様々な理由があると思いますが確実に中国との貿易額、投資額は年々下がり続けるはずです。そもそも中国との貿易額が大きいのは進出企業と日本本社間、他国から中国へ進出した企業の輸出入が大きいはずで進出企業が減る、生産量が減れば自ずと貿易額が減ると思われます。
「無理が通れば企業引っ込む」
調子に乗って「反スパイ法」なんか施行すれば「そんな国に駐在したくない」という日本人増えるでしょう。
「そして誰も行かなくなった」となり撤退続出、進出案件ゼロになるのが楽しみ。
今日本は景気がいい、中国から足抜くなら今だよ。
日本は、来年にはGDP600兆に到達する見込みだからね。
よく言われるのは、中国の衰退、韓国の衰退、インドの台頭、日本の復活
これらは、さまざまな経済指標見ても当たると思う
中国や韓国への援助論を唱えている人物を実名報道してもらいたい。かつてAIIBで「バスに乗り遅れるな!」と騒いだ連中がいたが、結果はどうだろうか。AIIBは失速し一帯一路は離脱国が出る始末だ。経済評論家なんてそんなもので、数字は嘘はつかない。韓国がすり寄っている、、とある。意地もプライドない国と国民だ。いまはかりそめの日韓友好でも実際は支援でしかない。協力というが騙されてはいけない。協力というのは技術力も資金力も対等でなければならない。韓国の場合は技術支援でしかない。中国に10万人の日本人がいるという。有事の際には人質に早変わりで日本国内の中国人なんて中共は歯牙にもかけないだろう。岸田のスーパーウルトラ大バカは外務大臣に自派閥の上川陽子をすえた。拘留されている日本人は帰国できるだろうか。
皆さん、こんばんは。
上川陽子議員は法務大臣時代、オウム真理教死刑囚13人の刑を執行した人物。
なかなか肝っ玉が強くないとできないと思う。
僕は、上川大臣に期待しています。
「反スパイ法」に類する法が施行されている国は数多い、むしろ日本のようにない国の方が少ないと聞いています。なので、スパイを取り締まる法理があるのは問題ありませんし、それが少々厳しめであっても驚くようなことではありません。しかしながら、何をしたら反スパイ法に引っかかるのかわからない、反スパイ罪の疑いで拘束されても何がいけなかったのかわからないというのでは、ビジネス活動を行うことは著しく困難です。
10年ちょっと前に、当時の上司と中国に出張した折、北京の空港で上司がおもむろにカメラを取り出して、空港内の様子を撮り始めたので慌てて止めたことがあります。国によっては、空港は立派な軍事施設であり、そんなもん写真に収めたらスパイと見做されかねない、と。
このような、ある意味わかりやすい話であればまだ良いのですが、先日拘束された製薬会社社員のように、何がいけなかったのかさっぱりわからないというのでは、どうしようもありません。こんなことでは、駐在希望者が激減しても当然でしょう。
最近中国政府は全力を挙げて、猫なで声で海外からの投資を募っていますが、目立った成果はないようです。そりゃそうでしょう。なるほど中国には潜在的ビジネスチャンスがあるかも知れませんが、政治的リスクが大きすぎます。中国は、政治があらゆるものに優先する国だということを肝に銘じておかねばなりません。
軍事管理エリアは明記されている場合もかなりありますが、明記されてないものもあるようです。街中での写真撮影も場合によっては、スパイと難癖をつけれるのが恐ろしいところで、狙われたらやられますね
新宿会計士さまの簡便かつ詳細なデータの定期的なご提供に感謝します。
データから読み解く事は本当に重要ですね。
①訪日台湾人(2023年1月~7月) 2,192,942人 訪日外国人全体(13,032,855人)の16.83%
②訪日韓国人(2023年1月~7月) 3,755,287人 訪日外国人全体(13,032,855人)の28.81%
これは、
③臺灣人口 23,394,787人(2021年時点)
④韓国人口総計(2021年) 51,738,000[1]人
で人口比で見ると臺灣①/③ =0.0937363524617685
韓国②/④ =0.0725827631528084
で、コンマ以下の事ではありますが、臺灣人の方が人口比では多く訪日しているとも言えます
タイには78000人の邦人が住み、うち58000人はバンコクに住んでいる。
バンコクの人口は560万人だから100人に1人は日本人。
中国の171,000人は少ないね。
sqsq様
58000人がバンコクに住んでいる。に反応します。
バンコク在住の日本人に今週の金曜日にトンローでの飲み会のお誘いが有りました。近頃はシ−ロムから外は出ないので少しワクワクしています。
蛇足です。
品行方正な集まりと確信しています。
楽しみですね。
ところでバンコクでマンションを買った人がいてキッチンがないと言っていました。
これって一般的なんですか?
確か道路の下にガス管が通っていないというのも聞いたことありますが。
sqsq様
ありがとうございます。
ワタシが借りて居るマンションは17階建ての築古です。台所は有りますが火力は有りません。3食外食ですので不自由は感じません。別のフロアの知人のとこは煮炊きできますので、設備は違うんでしよう。明日は楽しみにしています。
安全保障や日本の経済に悪影響が出た時、マスコミと支持者が金と命と人生でもってそれらの責任を取るとしてもメリットとデメリットが釣り合わないのに、責任取らずに支援しろなんて論外でしょうよ