「お客様は神様」?カレー食べた高速バス運転手に苦情
「お客様は神様です」。これは三波春夫の1961年の発言と伝えられていて、「カネを払う客の側が偉い」、「カネを払えばどんな理不尽なことを要求しても許される」という意味だと勘違いされているフシがあります。しかし、三波春夫はそういう意味で「お客様は神様」と述べたのではありません。こうしたなか、とあるツイッター・ユーザーの方が発した、「高速バス運転手が休憩中にサービスエリアでカレーライスを食べていたらクレームが来た」というツイートが話題となっているようです。
目次
葛飾区亀有の巡査長の事例
警察官、消防官、救急隊員といった公務員や鉄道、バスの運転手などが勤務中、私的な行動を取ること(たとえば買い物をしたり、食事をとったり、コーヒーを飲んだり、あるいはスマートフォンを操作したりすること)については、いったいどこまでが許容範囲で、どこからが「アウト」なのか――。
これについて、いくつかの事例を調べてみたことがあります。
たとえば葛飾区亀有公園の近辺に所在する派出所に勤務する巡査長の事例だと、制服を着たままで買い物をすることはもちろん、酷いケースでは派出所内で堂々とプラモデルを組み立てたり、公務員でありながら副業(企業買収、起業など)に精を出したりするなどの公私混同ぶりが有名です。
ただ、この巡査長のケースだと、何らかの不祥事を発生したときに、上司である巡査部長から何らかの制裁を受けることが一般的です。
たとえば何らかの重火器や真剣、バズーカ砲などを持参し、ときとして戦車に乗り込み「●●はどこだ!」「出てこい●●!!」などと叫んで派出所に乗り込む、などの姿が有名です(※なお、プライバシーに配慮し、人名については伏せています)。
また、この巡査長は何らかの不祥事を発生させたとしても、なぜか翌週になるとすべて元通りになることでも知られているようです。
制服姿の警察官がコンビニで買い物できるように
それはともかくとして、勤務中で制服姿の警察官が先月、コンビニやドラッグストアなどで買い物をすることができるようになったことが話題となりました。
制服姿の警察官 15日からコンビニなどでの買い物可能に 犯罪抑止に期待【福井】
―――2023年5月15日 18:40付 FNNプライムオンラインより【福井テレビ配信】
福井テレビによると、コンビニに入店した警察官が「巡回させていただきます」と発言し、ひととおり店内を見回ったあと、自身の昼食を購入して退店した、という姿が報じられています。その狙いは警察官が制服姿でも買い物できるようにすることで、店への立ち寄り頻度を増やし、犯罪防止につなげたい、という点にあるのだとか。
これは、大変良い試みでしょう。犯罪抑止につながり、店としても安心できますし、警察官も勤務中にコンビニに寄ることでリラックスできると考えられるからです(ただし上述の亀有巡査長のように、コンビニでマンガの立ち読みをする、というのは少しやりすぎかもしれませんが…)。
実際、福井テレビは「これまで警察官は、制服での買い物を禁止する規則はなかった」としつつも、警察官が買い物をするときは「私服に着替えたり、ジャンパーを羽織る」などしていたそうです。禁止する規則がないなら、どんどんとやればよいのではないでしょうか。
救急隊員のコンビニは認められるのか?
もっとも、こんな話になると、必ず「勤務中の公務員らがコンビニなどに入店するのはいかがなものか」と苦情(というかイチャモン)を申し立てる「市民」もいるようです。
これに関連し、昨年はこんな記事がありました。
救急隊コンビニ認めて…熱中症やコロナ搬送忙殺、食事や水分とる時間なし
―――2022/08/18 15:00付 読売新聞オンラインより
夏の暑いさなかにもかかわらず、救急隊員が飲料水や食料を購入するなどの目的で、救急車で買い物に立ち寄ることを認めていない消防が多い、とする指摘です。「市民」からの「サボっているのではないか」などの批判に対応するため、などとしています。
正直、意味がわかりません。
私たち国民生活の安全、安心を支えているのは、まさに24時間態勢で過酷な勤務をしてくれているこれらの公務員です。買い物に立ち寄っただけで「サボっているのか」という批判をするというのも非常識ですが、そのような言いがかりめいた批判に配慮する必要が、果たしてあるものでしょうか。
もちろん、どこまで認めるべきかの線引きは、ある程度は必要でしょう。
たとえば定時運行をしなければならない鉄道、バスなどの公共交通機関の運転手や車掌などが、途中の駅・停留所などで業務をサボるのは論外ですし、ましてや運転手が運転中にスマートフォンを操作するのは大変に危険な行為であり、それらを禁止することが必要であることはいうまでもありません。
しかし、警察官や消防官、救急隊員らが勤務中にコンビニに立ち寄り、飲料水や食料などのついでに、勤務終了後のためにマンガ雑誌や酒類を購入するくらいのことは認められてしかるべきでしょう。
高速道路SAで運転手がカレー…良いのか?
では、こんな事例はどうでしょうか。
バスの運転手さんがサービスエリアでカレーライスを食べている、というクレーム。
休憩中にカレーを食べてはいけない理由を具体的に説明しろや!!— 高速バス運転士@中部地区 (@HWBDChubu) June 3, 2023
「高速バス運転士@中部地区」と名乗るツイッター・ユーザーの方が3日、「バスの運転手さんがサービスエリアでカレーライスを食べている、というクレーム(があった)」とし、「休憩中にカレーを食べてはいけない理由を具体的に説明しろや」、と怒っている、というものです。
このツイート主の方が本当に高速バス運転手で、本当にそんな苦情が寄せられたのだとしたら、これもなかなかに強烈な話題です。
高速バス運転手が「バス運転中に」カレーライスを食べた、というのであれば大問題です。
高速バス「ウィラー・エクスプレス」などでも知られる「ウィラー・グループ」系のウェブサイト『ウィラコレ!』によると、一般に高速バスは2時間に1回程度、休憩時間が設けられています(同サイト・2022年3月17日付『高速バス・夜行バスには休憩はある?高速バスの休憩時間と回数、過ごし方を解説』参照)。
一般に高速バスは多数の旅客を乗せ、長距離を運航するため、運転手にも休憩が必要です。当然、休憩時間中であれば、食事をとろうが、スマートフォンを操作しようが、それはその運転手の自由でしょう(ただし「食べ過ぎて眠くなる」など、運転に戻るうえで危険な行為は避けるべきかもしれませんが…)。
「お客様は神様」の真意
ただ、こうした事例の数々を眺めていて浮かぶのは、「サービスを提供する側」(公務員、バス運転手など)と「サービスを受ける側」(国民、乗客など)の間で、一種の「身分制度」のようなものがあるのではないか、という疑問です。日本社会には「お客様は神様だ」、などと勘違いしている者が多数いるようだからです。
この「お客様は神様」は、歌手の三波春夫がデビュー4年目の1961年に舞台の上で「お客様を神様とみる」と自身の心構えを話したところ、漫才トリオのレッツゴー三匹が「三波春夫でございます。お客様は神様です」とする表現を流行させたのが起源です。
これについて株式会社三波クリエイツが運営する三波春夫オフィシャルサイトの『「お客様は神様です」について』というページでは、この「お客様は神様」を巡って、同社代表取締役の三波美夕紀氏が次のように明確に説明しています。
「三波にとっての『お客様』とは、聴衆・オーディエンスのことです。また、『お客様は神だから徹底的に大事にして媚びなさい。何をされようが我慢して尽くしなさい』などと発想、発言したことはまったくありません」。
「しかし、このフレーズが真意と離れて使われる時には、『お客様』は商店、飲食店、乗り物のお客さん、営業先のクライアントなどになり、『お客様イコール神』となります。例えば買い物客が『お金を払う客なんだからもっと丁寧にしなさいよ。お客様は神様でしょ?』という風になり、クレームをつけるときなどには恰好の言い分となってしまっているようです」。
まったくそのとおりでしょう。
海外で受け入れられない日本のカルチャー
このあたり、山手線の駅名を冠した怪しげな自称会計士の経験上も、「カネを払う側が偉い」とする発想は、じつは戦後日本特有のカルチャーのようなものではないかと思います。
たとえば日本ではコンビニやスーパー、レストランなどに入店した際に、店員にあいさつする人は少ないうえ、店員からなにかサービスをしてもらったときに「ありがとうございます」のヒトコトも言えない者すらいます。良い年をした社会人ですら、そうです。
そして、こうしたカルチャーに慣れ切っていると、海外に出かけて酷い目に遭うこともあります。外国では「お客様は神様」などの文化は存在しないからです。
現実に海外旅行に出かけてみるとわかりますが、日本式の「あいさつもしない、ありがとうのヒトコトも言わない、横柄に接する」などの態度をとると、店員から不審者扱いされることもありますし、酷いときには追い返されます。
「お客様は神様」という発想自体が明らかに間違っているのですから、当たり前です。
本来、おカネを払う側はサービスを受ける側でもありますので、両者に上下関係などありません。そして、客はそのサービスを受けるために対価を払っているわけであり、払った対価以上のサービスを受ける権利など、もとよりないのです。
ちなみにとある人によると、米国発の全世界的なハンバーガーチェーン店であるマクド・ナルドの場合も、メニュー表にわざわざ「smile $0」と記載されている理由は、「頼めば笑顔で接客しますよ」という意味であるとともに、「頼まれなければ笑顔にならないぞ」という意思表示なのだそうです(本当かどうかはわかりませんが)。
いずれにせよ、「お客様は神様」は三波春夫の本心ではありません。
1960年代以降の日本に発生した、「カネを払う側はどんな理不尽なクレームをつけても良い」というカルチャーは、さっさと捨て去りたいものです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
そう、これが団塊の世代以上が特に嫌われていた理由
数が多いから、横柄だし、その割に小心者ばかりで日本に何も貢献しない、どころか足引っ張りまくりの、はずれ世代ww
今はかなりお亡くなりになりつつあり、さまざまな面で日本が良くなってますね♪
「バスの運転手さんがサービスエリアでカレーライスを食べている、というクレーム」を付けたのが団塊の世代以上の高齢者なのですか?
「お客様は神様」という文化が昭和に出来たというのは同意できますが、では今現在それを支えているのは団塊の世代以上の高齢者だけではなく、世代を越えて日本のカルチャーになってしまっているように思います。
誰かがカレーライスを食べていることにクレームした => 底辺に「お客様は神様」だから何をクレームしてもよいという意識があったのだろう=>お「お客様は神様」は1961年に端を発する=>だから団塊の世代以上の人々は横柄なのだ、という考えは飛躍しすぎでしょう。
まあそうは言っても、団塊の世代に限らず老人は価値観が固まって横柄になる人が多いようです。飛躍する文章から察するに、貴兄も数十年後には同じことを言われているかもしれません。
若者にもいますよ、こういうの。
「しかし、このフレーズが真意と離れて使われる時には、『お客様』は商店、飲食店、乗り物のお客さん、営業先のクライアントなどになり、『お客様イコール神』となります。例えば買い物客が『お金を払う客なんだからもっと丁寧にしなさいよ。お客様は神様でしょ?』という風になり、クレームをつけるときなどには恰好の言い分となってしまっているようです」。
↑
これ、最近までの日本人女性そのもので草
深田えいみが「男は奢れ!女はお客様!」発言が炎上した一年前くらいから、風向きが変わったよねー
まあ、海外では連れ去り婚や給料ぶんどり、など悪評もかなり知れ渡り、虻蜂の如く日本人女性はもう嫌われてますが…
お客様を神様とする考え方には、方向性があるんですよね。
サービスの提供側からお客様に対しての心構えの一つとして有意義なのでしょうが、これをお客様側からサービスの提供側に求めはじめるとおかしくなる。
儒教における「年長者を敬え」とする考え方などでも、同じような構図で、為政者側、支配側が都合よく、オリジナルにある方向性を無視して利用される傾向がある、などと言われることがあります。
個人的には、本来方向性のある考え方を、方向性を無視して利用するのは、例えば方向性があるベクトルの足し算を、座標を無視してスカラーとして足し算するかの如きインチキだと思っています。当然、計算結果は誤りになります。
自宅の目の前のコンビニです。
お巡りさんが警戒パトロールで来て、軽食などを買っているのをよく目にします。
ここの交差点では、小規模な交通事故がままるので、こういう巡回はありがたいと思います。
腹が減っては戦ができないと言う、ことわざを知らない、粗雑な日本人が増えたようです。
そうですか?
2年前まで、大学生としてコンビニバイトしてましたが、体感としては真逆です。お年寄りに、すごく勘違いされた方が多いです。
若年層は愛想が悪いくらいですが、お年寄りはよく突っかかってくる人が割といましたし、説明能力が世代のせいで低いのか、質問してもなぜ怒ってるか分かりませんでした。
だから、今のおかしな左翼には高齢者が多いのかな?と思いました。
ホントに、じいさんで偉そうにしているのは、言う事が独特の世界観です。更に、決して他の意見を受け入れて、その世界観を変更修正する事がありません。左系の有り様と全く同じですから、相性が良いのでしょう。何しろ、同じ事言っていればいいので、新たに考える必要が無いですから、楽なのでしょう?
>説明能力が世代のせいで低い
世代のせいというより耳の「聞こえが悪い」人が多いからです。
高齢者は難聴になっている人が多いです。
聞こえないから聞き返すのです、気にしてはいけません。
そういうあなたも数十年後には「聞こえが悪い」老人になりますよ。
根も葉もない言い方をすれば、貧困者は総じてクレームをつけたがる。富裕層ほどおおらか。歳は関係ない。仕方ないことと割り切って接客してください。
サービスエリアでは休憩が10分とか20分とかあるので休憩時間を逸脱しなければ食事をして良いと思います。文句を言った人もトイレに行くなとは言わないと思いますが、文句を言った人もトイレと食事の違い、食事でもカレーや惣菜パンなどの違いを明確に定義できないでしょう。
バス会社はこんな乗客がいることを見越してサービスエリアで何をしても良いか或いは悪いか等を明確に規定したら良いんじゃないでしょうか。
> 運転手が運転中にスマートフォンを操作するのは大変に危険な行為であり、
これはプロの運転手でなくても危険で法律で禁止されてますよね。
「”芸ゴト”てなぁ”お神楽”みたいなモンで、極端なハナシ目の前の有象無象はドーデモイイわけヨ、要は研いた芸を神様に披露させていただいてるっつーもんだから」
…ナーンテナ
万物は流転する…る…る~
“リベラル”と同じく通用が元意から離れた(離した?)様も眺むるに、マサシク「諸行無常」でアリマスナ
葛飾区亀有の巡査長が、制服のまま買い物をするのは、当時は、有り得ない行為だからギャグ漫画として成立するのであって、あり得るのならギャク漫画として成立しないのではないでしょうか。
もっとも、当時も、世間一般には広がらなかっただけで、田舎(?)では制服の警官の買い物も、あったかもしれません。
ふと思ったのですが、制服の警官がコンビニで買い物するのが当たり前になった世界に、葛飾区亀有の巡査部長が紛れ込んだら、話が一本、書けるのではないでしょうか。
人に何かをしてもらったら、「ありがとう」とお礼を言いなさい。
子供の頃に親から教わることです。
店員に限らず、他家の使用人に対しても「ありがとう」と言います。
親から最初に教わった英語は、「thank you」「please」「pardon」でしたから、
海外旅行でも「thank you」はよく使う言葉です。
そもそも他人に何かを期待するような人間ではないので、人に何かをしてもらった時は、
心の底から「ありがとう」と言ってしまいます。
三波春夫氏の言葉の真意は承知しておりましたので、「「お客様は神様です。」というのは誤りだと思いますよ。」と某先生業の方に申し上げたことがございます。
>高速道路SAで運転手がカレー…良いのか?
運転手さんのツィートだけでは、状況が不明です。
SA内の飲食可能な場所でなのか、SAに停めた車内なのか?
もしも、車内ならば 配慮が足りないと思います。
三波春夫の娘さん、三波美由紀さんの動画を見た事があります。「お客様は神様です」と常々言っていた、お父様の真意を、会計士さんのように話されていました。しかし天才的なアミューズメントの出来る方でしたね。「東京五輪音頭」(64年東京)から「世界の国からこんにちは」(70年大阪万博)、故郷の「佐渡おけさ」まで、何でもミリオンセラーにしてました。(子供の頃は興味無かったですが、今なら理解出来ます)。
警察官や消防官、救急隊員らが勤務中にコンビニに立ち寄り、一声かけて買い物なんて素敵じゃないですか!万引きとか不埒な事を企むヤカラのバリアーになります。制服で行って貰ったほうが尚、効果的です。高速道路SAで運転手がカレー?休憩中なら、何も言われる筋合いは無い。最近客は「◯◯して貰って当然だ」「客が上だ」と隣国人のような考えを持つ人が増えました。情けないです。
いつまで若いやつらのせいにしつづけるんだ?
一番酷かったのは団塊の世代以上だぞ?
1961年の発言なんだからそりゃそうだろ、真に気をつけるべきは傲慢な年寄り
そういうあなたも数十年後には老人になりますよ。
同じことを言われる時が来ます。
一種の制服信仰みたいなものですね。服を着た瞬間に様式美を求められ、公の存在になって責任を負わされる。
最たるものが皇族で、秋篠宮家が2.3年前に皇族の前に一人の人間であると嘆いていたような。
とは言え消防はともかく、警察が勤務中に仮に休憩時間であっても制服のまま酒類を買っていくなら、ほんとに飲まないか、店員の確認は必要だと思います。最悪、提供した側が罪に問われかねませんし。
またマクドナルドのドナルドが制服のまま、モスバーガーでハンバーガーを買っていたらやはりおかしいので、服を着るという行為には何らかの力と責任が生じると思います。
もっともモンスター市民は余り深いことを考えないで目先の現象の不祥事に歓喜して涎を垂らしながら飛びついているだけだと思いますが。
たまたま頭のおかしなことを言う者がひとりいただけで「高齢者ガー」とか主語をでかくするのってどうなんだろうな。
昔自分の兄が市役所で臨時職員をやってて
当時は制服のブレザーが支給されてたのですが
休んだ日に父が勝手に羽織ってパチンコ打ってたら市役所に苦情の電話が飛んだそうです
当たり前です。
すみませんが、何を言われたいのか?
制服は、貸与されたものである上に、制服はその職務を果たす時に着用するものです。当人でも、職務従事以外の時に着用してはいけないでしょう。
近所の交番横のコンビニ、警察官の姿を見かけた時は、一瞬事件か?と思いましたが、買い物をしていると分かったら、今、食事時間なんだな、と思いました。暫しの休息の時だな、と思いました。
普通に一生懸命に働いてるいる人間なら、普通に思い感じる事。
昔の日本人は、皆一生懸命働いていたからこんな事は当たり前に思っていたと思うが。
我が家の近所にあるコンビニにはよくパトカーが止まってますよ。
警察署に近く駐車スペースが比較的広い店舗なので、パトカーを停めやすいんでしょうね。
そんなとき店内に入っていくと、制服姿の巡査がおにぎりや弁当抱えてレジ前に並んでいたりするんで、なんだかほっこりします。
私自身は、客側ではなく、供給する側のほうが立場は上だと思っています。
お金を払っても、サービスを受けられなかったり、商品を渡されなかったら、困るのは基本的には客側です。
だからと言って、供給する側が偉そうにすることもなく、お互いに感謝の気持ちを持って対応すればいいと思います。
供給側が上の時代は、戦後の食べ物が無い時代に一時期だけありました。それ以外は、買う方に決定するという取り引き上の優位があります。お客様は神様は、買うか買わないかは、客が決める事が出来るという事を言っているだけです。問題は、買うからと言って何でも無理無茶を出来ると思う買う側の錯覚と品性の問題です。
契約自由だからね
売る方も買う方も取引相手は選べるよ
大半の商品サービスについて日本はもうずっと供給過剰だから買う側が選り好みしやすいだけ
売る側も相対的に少ない需要を取り合いしてるからあからさまには客を選り好みしてないだけ
需給バランスが均衡か逆転するまでこのマインドは概ね変わらんでしょ
いくらかある供給<需要の商品サービスをめぐる状況みればわかるしょ
カレーといえばキレンジャー、
マスター、カレーばくんしゃい‼️。
「お客様は神様」、ザッツ・ジャパニーズカルチャーですね。
とはいえ、店員に横柄に接する人間を見ることも大変少ないかと思いますが。
日本はあらゆる点において一生懸命というか、外国では質の高い日本人の接客のようなものは受けられないでしょうね。チップがある国は、店員はある程度フレンドリーに接してくれると思いますが、「お客様は神様」という発想は日本だけで通用する発想かと思います。
親切すぎるほど親切な日本文化ですが、一点、どうしてもダメという日本の団体や企業の姿勢があります。それは「メールで対応しない」という点です。日本企業の中にも、顧客への対応にメールできちんと行っている企業もあると思いますが、私の知る限り「メール対応が全くダメ」という日本企業ばかり。
欧米(ほとんどアメリカ企業のこと)のサービスを使っていて、メールで要望を言ったり時には助言することがあります。私も要望程度を送ったりしたとき、返信を期待してはいませんが、欧米企業は「ほぼ100%」メールで返信してくれます。個人的には日本のマイクロソフトでも、こちらで不具合があったとき的確なアドバイスを送ってくれますね。さすが、欧米企業はおそらく顧客対応の「訓練」をしているのだと思います。
個人的に最近、様々な日本の機関や企業に問い合わせをする機会がありましたが、「電話」でしか対応しておらず、なぜ「メール」で対応できないのか不思議に思い ました。 こういった面で、日本はIT化後進国だなと感じます。あれほど職員や従業員に「完璧さ」を求めるのに、どうしてメールでの顧客対応ができないのか。ここら辺変われないところに、「失われた20年」の原因があると思いますが。
>日本の機関や企業に問い合わせをする機会がありましたが、「電話」でしか対応しておらず、なぜ「メール」で対応できないのか不思議に思い ました。
同感です。電話というのは、両方が「同期」して時間を合わせないとできないので、仕事の効率を著しく低下させる原因です。
メールではこのような同期が不必要で、また、同期のために相手の状況を忖度する必要もなく、複数の仕事を同時進行する場合には都合の良いものでした。
また、電話での回答は、よく整理できておらず何回もやり取りしないといけない相手が多いように感じます。
以上
>このあたり、山手線の駅名を冠した怪しげな自称会計士の経験上も、「カネを払う側が偉い」とする発想は、じつは戦後日本特有のカルチャーのようなものではないかと思います。
雇われている従業員よりも雇っている雇用側が偉い、とか、出資を受けている会社側よりも出資している投資側が偉い、とかにすると、戦後日本特有って訳でも無いと考えます。
投資家からすれば、投資先の企業で労働者が鬱で休職したり退職したりしまくってても、ちゃんと配当金が貰えれば雇用環境なんて気にしませんよね?
自殺者が出て社会的に問題視され、株価が下がったら経営陣相手に損害賠償を求めたりするでしょうけど、それって単なる私利私欲ですし。
女性の経営陣の割合は気にしても労働者の労働環境を気にする投資家・投資機関って聞いた事ないんですが。
時事ニュースで丁度良いのが。
日本企業への「株主提案」が過去最多に 企業はどう向き合う?
2023年6月7日 7時07分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230607/k10014092001000.html
株主はそもそも株主の利益にしか興味がなく、女性役員の割合だのSDGsだのは単なるファッションでしかなく、労働者の利益は株主の利益を損なう故にガン無視ってとこでしょう。
「ブラック企業に投資して得た利益は、紛争ダイヤモンドで得た利益と同じである」との考えが社会通念となり、「犯罪に加担して得た収益と見做して没収」した上で「制裁金を課す」位にならないと、投資家や投資機関は「利益が出るならブラック企業であっても構わない」って価値観なままじゃないですかね?
収益の最大化を図るのが投資の原則。2位じゃダメなんですか?じゃ投資は出来ない。
ホワイト企業にする為の規制を作るのは、政府の役目、その規制に従って経営をするのが経営者の役目。
ちゃんと社会的機能分化があるのだから、その機能分化をごちゃ混ぜ混ぜにして、議論しても、効果的な対策は出て来ませんよ。
何かを考える時は、このように頭を整理して考えましょう。
>2023/06/07 23:10
その社会的機能分化論から言えるのは、会社が有害物質を垂れ流しして公害を引き起こしていても、垂れ流しを取り締まる法律がなければ、そして法律があっても摘発されなければ会社的にも投資家・投資機関的にも何ら問題無い、という価値観の全肯定でしょうね。
SDGsなんて単なるファッションだってのが良く分かります。
焼畑商法の問題点も、社会の持続性の観点から問題視せずにそれ以外の観点から問題視する事でしょう。
コメント失礼します。
お客様は神様です発言は1961年ですか、高度経済成長期、インフレの頃ですね。
此方のサイトに於いては釈迦に説法になりますが、
インフレとはお金が多く商品(労働力の結晶)が少ない状態。物価と給料が上がる
と認識してます。要は買い手より売り手が優位に立ち易い。そんな状況で買い手を持ち上げて、気分良く金を出させるとは上手い事やったものです。
問題はバブル崩壊後、より正確には98年からのデフレ突入から現在(今年は2%以上のインフレになるんですかね?)。
デフレはインフレと逆。今度は買い手が優位に立ち易い。
デフレになったんだから「生産者は神様です」と言って気分良く安くてそれなりに良い物を作らせてれば良かったのですがそうはならなかった。
財務省とかつての日銀総裁白川、そのシンパの所為で「金を出す奴こそが正しい!偉い!」という邪悪な価値観が推し進められてしまいました。私含めた日本人の無理解無関心も悪いんですけどね。
金を出す方が偉い!という迷惑な価値観は、財務省と白川の信者に思えます。
因みに世代は関係無いです。老若男女問わず一定数居ます。
具体的な論拠は出せません、あくまで私の体験談です。
20~10年近く前迄神奈川県で、コンビニや某牛丼屋等で深夜バイトしてました。
凄い客居ました。老いも若きも、男女問わずです。
・便所が空くのが待てず、洗面台で致した酔っぱらった高齢者男性
・無銭飲食の代金を立て替えてくれた親切な男性客に礼も言わず、タクシー呼んで乗り込もうとした高齢女性。(急いでタクシー迄走って事情説明しました)
・お釣りで5000円札が貰えない(1000円札しかもう残ってなかった)事にキレて文句言い続け、居座った男。(他のお客さんが5000円札両替しようかと差し出してくれましたが、その方に矛先向かうのが怖かったのでお断りしました)
・朝迄ずっと居座り、食器を落として割り(多分態とではない)、「こうゆうの保険入ってるんでしょ!わたし知ってるんだから!」と開き直って詫び無し。その後私達店員をケータイ(スマートフォン無い頃でした)で写真撮り捲る。周りのお客さんが堪えきれず笑ってた。
他にも色々有りましたが、老若男女で直ぐ思い出せたのはこんな所です。
神様を悪く言うとは何事だ!とお怒りになられる方もいらっしゃるかも知れませんので、店側の悪行も。
・手伝いに行った店の女性店員(初対面)からいきなりセクハラや強姦未遂被害の相談をされる。(真偽不明ですが、それはエリアマネージャーや本部に相談した方が)
・店長が金庫締め忘れて、長年働いてたバイトが50万円位金盗んで辞めてった。(これも真偽不明。でも休憩所に監視カメラ無いから立証出来なかった?)
・レジから金盗んでたのがバレてクビになった奴。(これは私が働いてた店で、そいつと一緒に働いてました。監視カメラ在るの知っててなんでやったんだ?)
・閉店前、消費期限が近い商品を手前に並べ替えてたら店長がキレてクビにされた。(二度手間という日本語は無い!とか怒鳴ってたから、店長独自のルールに私が逸脱したのが許せなかった様子)
私が働いていた事も、私自身がまともという証明も出来無いし、しません。BION、眉に唾した上で判断して下さい。
制服を見つめる左翼リベラルさんの眼は厳しい!
その反面で「制服っぽいもの着てればセーフ」も多様するのが同じ左翼さんである。
「携帯用箱入り注射器注射針と血管浮きだたせる為のゴムチューブセット」という本業医師には必要性があるのか無いのかわからないセットがあり素人やかたぎには大変購入の敷居が高いものがある。
そこで本場の歌舞伎町や新大久保駅近くにて…
いっぺん本当に買えるのか試しに行ってみたことがある!
…買えない…
しばし周辺の薬局を回ってみる…
一件の薬局が教えてくれた。
「ちゃんと白衣着てるか腕に白衣たたんで持ってなきゃダメだよ!私らだって『あれ?お医者さんだと思ってました!』って問題起きたらしらばっくれる言い訳が必要なんだから♪ 」
だそうです。
白衣さえ携えていればかなりヤバめの医薬品原料とかも買える(売っちゃう)そうです。
白衣=医師だと思うから=売るよ?
救急隊や警察官=公務中だから飯は売らんが…=鳶口や拳銃弾ならホレ!
自衛官=被災地でタバコ吸うとはけしからん…=砲弾やミサイルなら普通にホイこれ!
そんなわけはないですが、何故か制服や役職や勤務先でカーストつくったり言い訳にや文句言う権利があると思い込む市民さんが多いようで。
で、何?どうでもいい事に、どうでもいい屁理屈。
お久しぶりですね。
匿名さん
がみさん特有のユーモアデスヨ。
ストレスのない時に湧き出ますよね。
イチャモン付けたら善いもんではありませんよ。
>そのような言いがかりめいた批判に配慮する必要が、果たしてあるものでしょうか。
そういえば、東日本大震災をきっかけに、被災者に誤解を与えかねないとして、自衛隊の戦闘糧食から赤飯を除外する措置がとられたなんて話がありましたね。
どこぞの国のサッカーファンじゃあるまいし、自衛隊が震災を赤飯でお祝いするわけもなく、またそんな誤解をする被災者もいないと思いますが、とにかく自衛隊のやることなすこと全てが気に入らないという政治信条を持つ方もいますから、こういう予防が必要になってくるんでしょう。
形式的には、あくまで隊員の自発的な意思を汲んだ上での自粛らしいですが、予防があからさまにならないようにとの苦労が窺えるような気がします。
多数の顧客の中に 頭のオカシイ人は少なからず存在する。
悪いのは こんなクレームを相手にする会社や社会組織である。
そもそも害虫は存在する。無くならない。それを食卓に上げる方が悪いのだ
亀有の警察官マンガで「警官はプライベートでも制服着るように」という指令が出た話を思い出しました。「わしの日常が正しいとついに認められたか」とそのお巡りさんが言ってました。
日本はずっと 「お客様は神様」 だったわけじゃない。かつての国鉄は、車掌も駅員も接客態度が本当に酷かった。(JRになったら劇的に改善したけど。)
お役所の窓口対応も酷かったし、(大型店に出店規制があって) 全国に個人経営の商店や食堂がたくさんあった頃の、商店や食堂の接客態度も酷かった。(特に地元民ではない一見客にに対する接客態度。)
「お客様は神様です」 という言葉が流行った時代というのは、そういう時代。