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韓国G8拡大論が非現実的な理由

韓国はG8議論する以前にやるべきことがたくさんある

G7に韓国を加えてG8にするという議論が、韓国国内で活発になっているようです。ただ、G8といえば無法国家であるロシアを参加させたという手痛い失敗例もあります。G7はあくまでも「基本的価値を共有する国」同士が忌憚なき意見交換をする場であるべきであり、ろくに国際法を守らないような国を参加させるべきではありませんし、また、韓国社会もG8を議論するよりも先にやることがあると思うのですが、いかがでしょうか。

日本は今年のG7議長国

今週末の19日から21日にかけて、日本でG7広島サミットが開催されます。広島といえば岸田文雄・現首相の地元であり、議長を務める予定の岸田首相は首相官邸のウェブサイトに特設ページを設けるほどの力の入れようです。

ちなみにG7議長国は、7年に1回ないし8年に1回やってきます。

たとえば7年前の2016年には安倍晋三総理大臣が伊勢志摩でG7各国首脳を迎えました。そのさらに8年前の2008年には、福田康夫首相(当時)が北海道・洞爺湖でG8各国首脳を迎えています(もし2006年9月に辞任していなければ、安倍総理は2回、日本でG7を主催していたかもしれません)。

過去に日本で開催されたサミットとその議長
  • 2016年…伊勢志摩サミット(安倍晋三総理大臣)
  • 2008年…洞爺湖サミット(福田康夫首相)
  • 2000年…沖縄サミット(森喜朗首相)
  • 1993年…東京サミット(宮澤喜一首相)
  • 1986年…東京サミット(中曽根康弘首相)
  • 1979年…東京サミット(大平正芳首相)

(【出所】著者調べ)

ロシアは1998年に正式メンバーに:06年にはロシアでサミットも

ただ、ここでふと疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。なぜ2000年と2008年、2008年と2016年は、インターバルが「7年」ではなく「8年」なのか、と。

じつは、1997年の米デンバー・サミットでビル・クリントン米大統領がロシアのG7への参加を宣言し、翌・1998年の英バーミンガム・サミットでロシアのG7への正式参加とともに、G8の正式な発足が宣言されたのです(当時の橋本龍太郎首相が2000年の議長国をロシアに譲ると口走ったのは有名です)。

そして、2002年のカナダ・ウィスラー会議の場で、ロシアが2006年に議長国を務めることで合意がなされ、実際に2006年サンクトペテルブルクG8サミットに、日本から小泉純一郎首相(当時)が参加しています。ちなみに議長を務めたのはロシア大統領のウラジミル・プーチン容疑者です。

ただ、ロシアがG8の議長国を務めたのは、この1回限りでした。

いうまでもなく2014年にロシアがウクライナ領・クリミア半島を併合したことで、ロシアのソチで行われるはずだったG8サミットに、G7諸国が参加を拒絶したからです。サミット自体はベルギー・ブリュッセルで開催され、ロシアが排除されてG7に戻ったのです。

結局は「基本的価値」

ただ、なぜG7がG8になり、それが再びG7に戻ったのかについて考えるうえで、もっと重要な要素は「価値観」にあります。

じつは、ロシアを除く7ヵ国は、基本的に自由主義・民主主義を採用する国であり、法治(ないし「法の支配」)が徹底しています(※ただし、「人権」に関しては、欧米では人種差別がまかり通っているという指摘もありますが…)。

実際、以前の『国境なき記者団の「報道の自由」調査は信頼できるのか』でも紹介したとおり、もっとも、米国に本拠を置くフリーダムハウス(Freedom House)が公表している「世界自由度ランキング」(Global Freedom Status)では、G7諸国は軒並み高いランキングを維持しています。

フリーダムハウスのランキングだと日本はむしろG7トップクラスフランスに拠点を置く「国境なき記者団(Reporters sans frontières, RSF)」が現地時間の3日に公表した「報道の自由度」では、日本のランキングは68位と昨年より3位上昇したとはいえ、G7で最低となりました。しかし、米国に拠点を置く非政府組織「フリーダムハウス」が今年3月に発表した「自由度ランキング」では、2023年も日本はG7でカナダに次ぎ2番目となり、「極めて自由度が高い社会」との評価を受けています。少なくともどちらかの調査がデタラメという可...
国境なき記者団の「報道の自由」調査は信頼できるのか - 新宿会計士の政治経済評論

図表は、フリーダムハウスのデータからG20について自由度を抜粋し、グループ・ランク分けを行ったものです。

図表 G20諸国の自由度ランキング
グループとランキング 得点
カナダ 第3グループ(5位) 98点(40点+58点)
日本 第5グループ(11位) 96点(40点+56点)
豪州 第6グループ(16位) 95点(38点+57点)
ドイツ 第7グループ(18位) 94点(39点+55点)
英国 第8グループ(24位) 93点(39点+54点)
イタリア 第11グループ(40位) 90点(36点+54点)
フランス 第12グループ(44位) 89点(38点+51点)
アルゼンチン 第16グループ(52位) 85点(35点+50点)
韓国 第18グループ(59位) 83点(33点+50点)
米国 第18グループ(59位) 83点(33点+50点)
南アフリカ 第22グループ(70位) 79点(33点+46点)
ブラジル 第26グループ(80位) 72点(30点+42点)
インド 第30グループ(91位) 66点(33点+33点)
メキシコ 第35グループ(102位) 60点(27点+33点)
インドネシア 第37グループ(108位) 58点(30点+28点)
トルコ 第58グループ(146位) 32点(16点+16点)
ロシア 第73グループ(177位) 16点(5点+11点)
中国 第80グループ(191位) 9点(▲2点+11点)
サウジアラビア 第81グループ(195位) 8点(1点+7点)

(【出所】 Freedomhouse, Global Freedom Scores 2023 をもとに著者作成)

「自由の国」であるはずの米国がアルゼンチンや韓国以下であるというのは興味深い点ですが、G7諸国のうちカナダ、日本、ドイツ、英国、イタリアの5ヵ国は90点を超える高い点を得ており(※ちなみにフランスは89点)、これらの国が非常に高い自由度を誇っていることがわかります。

これに対し、ロシアの自由度は16点で下から数えたほうが早いほどです(もっと下位には中国やサウジアラビアがあります)。

結局、ロシアがG7から追放されたのは、国際法を公然と破るような異常なふるまいが原因ですが、それだけではありません。もともとロシアという国が、自由、民主主義、法の支配、人権といった普遍的価値観とは異質な国だからでしょう。

韓国で一方的に高まるG8議論

こうしたなかで、今年のG7にゲスト国として招かれる予定の韓国では、こんな議論があるようです。

「韓国は格上げされた地位を実感、G7拡大してG8に入るべき」(1)

―――2023.04.28 11:05付 中央日報日本語版より

「韓国は格上げされた地位を実感、G7拡大してG8に入るべき」(2)

―――2023.04.28 11:08付 中央日報日本語版より

これらは韓国メディア『中央日報』(日本語版)に掲載されたもので、記事自体を執筆したのは米国人で、著者自身の文責で敢えて乱暴に要約すれば、「韓国はそろそろ西側諸国としての義務を果たせ」という要求です。「韓国のG8入り」が記事の主眼ではありません(見出しは中央日報の編集者がつけたものでしょう)。

ただ、この記事自体、中央日報の編集者が「G8」をタイトルに設定するくらいには、韓国で「G8」、「先進国」入りへの渇望が強いという証拠でもあります。

もっとも、当たり前の話ですが、G7の側で「G7拡大」という議論はありません。菅義偉総理の時代に外相を務めていた茂木敏充氏が、「G7は共通の価値を持つ国同士の会合だ」と述べていた(『茂木氏、クアッドに韓国など加える議論は「全くない」』等参照)ほどです。

日経電子版に今朝掲載された「一問一答」のなかで、茂木敏充外相は「日米豪印クアッド」の枠組み拡大について、「枠組みそのものを広げようという議論はまったくない」と断言しました。「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を日本が推進して来たというこれまでの経緯に照らすと、やや唐突感もあります。これについて、どう考えれば良いでしょうか?おことわりあらかじめ、お断りしておきます。(ごく一部の)コリア・ウォッチャーのあいだで注目されている(らしい)米韓首脳会談が開かれるのは、日本時間でいえば明日未明だそ...
茂木氏、クアッドに韓国など加える議論は「全くない」 - 新宿会計士の政治経済評論

米国「G7拡大についての議論はない」

そして、この「韓国G8案」について、同じく中央日報にはこんな記事も出ていました。

韓国を含むG7の拡大改編? 米「加盟国の変化についての議論はない」

―――2023.05.16 08:28付 中央日報日本語版より

中央日報によると米国務省のベダント・パテル首席副報道官は現地時間15日のブリーフィングで、「韓国を含むいわゆるG8に拡大する可能性」については、「関連議論については分からない」と述べたのだそうです。

これについて中央日報はこう述べます。

韓国はG7加盟国ではないが、韓米日関係の改善とあいまって一部では韓国を含むG7の拡大再編の可能性が取り上げられている」。

ちょっと順番がおかしいのではないでしょうか。

文在寅(ぶん・ざいいん)政権時代の韓国は、たしかに北朝鮮に擦り寄り、日米陣営と鋭く対立していましたので、尹錫悦(いん・しゃくえつ)政権下でこうした状況が「改善」された(とジョー・バイデン米大統領と岸田首相が考えている)ことは間違いないでしょう。

しかし、少なくとも韓国の米中二股外交は「左派」の文在寅政権時代だけでなく、さらにそれ以前の「保守」(?)だった朴槿恵(ぼく・きんけい)政権時代にも行われていたものですので、米国を含めた西側諸国の対韓不信は、簡単には払拭できるものではありません。

そもそも韓国自身がG7諸国などから信頼されるためには、日米を含めた「西側諸国」としての義務を果たすことが先です。具体的には、少なくとも中国やロシアに対して毅然とした姿勢を貫くとともに、北朝鮮の核問題や拉致問題などに対しても、もっと主体的に動かなければなりません。

また、日本との関係でいえば、自称元徴用工問題を筆頭とする「二重の不法行為」の問題をいつまでも放置し続けるのではなく、島根県竹島を日本に返還する(か国際司法裁判所への付託に応じる)など、国ぐるみでの違法行為を是正する必要があるでしょう。

くどいようですが、ロシアをG7に入れて盛大に失敗したという歴史を踏まえるならば、「基本的価値を共有する国同士が忌憚なき意見交換をする場」としてのG7の性格を、もっと大切にすべきです。「国際法を守らない国を参加させない」というのは、守るべき最低ラインでしょう。

そして、韓国社会も「G7入り」を議論する以前に、ほかにもっとやることがたくさんあると思うのですが、いかがでしょうか。

G7拡大ならその対象国は豪州

余談ですが、敢えて「G7拡大」を考察するならば、その対象国は、いったいどこでしょうか。

私たち日本人にとって、その候補国として真っ先に思いつくのは、豪州とインドかもしれません。日本は現在、米国、豪州、インドとの間で「クアッド」を構成しているからです。

このうち豪州に関しては、たしかにG7入りはあり得るでしょう。過去には「白豪主義」などの人種差別でも知られていましたが、現時点においてこうした人種差別政策は撤廃されており、また、経済力も十分にあるとともに、フリーダムハウスのランキングで日本に次いで高いグループに入っているからです。

ただ、インドに関しては、難しいかもしれません。

いちおう、インドは「世界最大の民主主義国」と呼ばれてはいますが、「自由と民主主義を愛する諸国民の希望となっている」とは言い難いのが実情でしょう(実際、図表に示した自由度ランキングでも66点で、上位91位と自由度では世界の中間くらいです)。

しかし、正直、G7についてはいたずらに拡大するよりも、そのときどきでG7の考え方に共感するような国をゲスト国として招くというのが現実的でしょう。

新宿会計士:

View Comments (18)

  • 韓国のG7入りが無理なのは自明の理です。
    では、何故今回韓国でG7入りの話が出たか勝手に考察します。

    まず、韓国より道徳的に劣ってる日本がG7に入ってます。(韓国さんの勝手な感想です)
    そして、ニセ徴用工で韓国が譲歩したので次は日本が譲歩する番です。(しつこいようですが韓国さんの個人の勝手な感想です)
    G7開催国の日本が韓国を呼んだ。
    つまり日本が韓国をG7に入れる となるのです。(クドいようですが韓国さんの勝手な感想です)

    何故そうなるかは日本人には想像がつかないのですが彼等の思考傾向ではその様な結論に行き着くのです。
    しかし、ここからが彼等の捻れた所で日本にG7に入れて貰うというのは彼等のプライドが許しません。
    ので、予め米国が韓国を入れたいのだけど日本が反対していると情報を流します。
    すると、G7入りがかなった暁には日本の妨害をかわして入ったので日本に恩は感じなくてもよいと、なります。

    彼等には願望と現実の区別はつきません。
    ので、G7入りが叶わなければ日本の妨害で入れなかった。韓国は譲歩したのに後頭部を殴られたと騒ぐ未来が見えます。

    • >G7入りがかなった暁には日本の妨害をかわして入ったので日本に恩は感じなくてもよい

      すごいですね。日本を見下す、負けないためにはどんな七面倒くさいことでもやってのけると。このパワーを他に回せば韓国さんも十分独り立ち出来るのではないでしょうか。

      サムスン電子の日本補助金奪取作戦もこれくらいの手間隙かけてそうですね。(本道は半導体産業がヤバいから日本に集るんだけど、日本の半導体不足に協力してやるニダというストーリー構築とか)

      • ぬい様

        同意して頂きありがとうございます。
        ただ、あくまで今ある情報からの勝手な考察なんで いくら正しそうにみえても 自分の感想なので注意ください。

        確かに米国が韓国を入れたいけど日本が妨害するという情報はネットに流れてました。(これは事実です)
        ただ、誰がなんのために流したかは不明で あくまで自分の想像なんで本当だと勘違いだけはしないでください。

        ただし、自分の中ではかなりの確率で“ありうる”と思っています。
        特にG7後に後頭部を殴られたまではほぼほぼあるのではと思ってます。

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  • 韓国は自己中心的かつ独善的な外交で、他者は韓国に従うのが当然というばかりだし、逆に世界は韓国を優遇すべきというばかりだ。

    外交は相手がある話なのに、ギブアンドテイクどころか、テイクアンドテイクが韓国外交の宿痾だ。

    このような国を多国間の会議及び協定の中にいれるなんて、あり得ないだろう。

    ただ多くの日本人と違い、岸田首相は甘々だから、何かやらかすとは思うけど。

  • 南国がG7又はG8に入りたいのは
    よ~く解りますが、入ったとして
    何の面で世界に貢献するのでしょうか?
    日本は入りたくて入ったのではなく
    呼び付けられて無理やり参加している状態なのに。
    (多分、経済力=サイフの役割としてかな?)
    南国は経済で世界に影響を与えられないし
    銭(米ドル)さえ足りず、日本にお恵みを
    乞うている状態である。
    いつもの通り、優秀な南国人が
    世界の頂点に立ったと宣伝するだけ
    しかないような? 会議室の真ん中に国旗を立てるとか。
    それともか、入って宗主国中共様に
    会議の内容をご報告申し上げる手段とするのか
    どちらかしか無いのですよね。

    • ここで働かないことが美徳(笑)とされる両班スタイルの本領発揮ですよね。国際貢献とはウリの存在そのものであーる!とか本気で思っていそうです。

      なんだったら国旗立てと宗主国さまへのご報告両方やりたいでしょうね。

    • ちょろんぼ さん

      元々強請り集りの乞食でしかない連中だから、G8になるまでもなった後も他国に強請り集りを続けるだけじゃないですかね?

      G8の議題に取り上げて欲しければ〜を寄越せ、みたいな感じで要求するのでは?

  • バイデンがレガシー狙いで勇み足やらかすかも知れない。任期前半はそこまで愚かで無かったが、ここ最近の耄碌っぷりは

    • そうですね、あと一歩バイデンさんへの具体的な忠誠心を示せば、バイデンさんは「愛い奴」ということで認めるかもしれませんね、フランスやドイツ等アメリカに必ずしも同調しない国への対抗策としても有効でしょうから。。

      そもそも、今やG7ってそんなに重要でしょうかね?
      個人的にはG20の方がはるかに世界に対して影響力があり、有効な会議体のように思います、トランプさんが言っていたように。
      G7が現代の十字軍となるならば、文化歴史的背景の全く異なる衰退国の日本はあまりG7に肩入れしすぎない方が良いと思います、これ以上実力に見合わない過度の負担を強いられるなら、むしろ韓国に代わってもらい、国民生活の重視と国力の強化に舵を切る方が良いのかもしれません。

  • G8になりたい!とかノーベル賞が欲しいとか
    こういった背伸び言動は 普通なら微笑ましく聞こえるのですが
    韓国の言動を見ていると
    「自慢するために偉くなりたい」「偉くなって誰かを見下したい」という魂胆が見えて
    嫌な気分になります

  • 名前ではなく実績が先。国際貢献を果たせてこそG8のメンバーとなり得るのかと。
    ポイントカードのような気軽さで、クレジットカードを作れないようにですね・・。



    (答えのないFAQ)
    Q.韓国のG8入り報道についてどう思われますか?
    A.自●(伏字はナグサメ)? え~と・・。 m(_ _)m

  • このサイトの良い所は、記事を読みコメント欄を読んで、さて自分もコメントを書こうとするときに自分の考えを纏めることが出来るから、という事です。
    昔、G7は主要国経済サミットと呼ばれていたように思いますが、いつの頃からか、主要国首脳会議と言われるようになっています。
    G7とは、自由民主主義の価値観の共有と推進の確認ですね。先ず、これを確認し続けて守り推進して行かなければ、自由な経済活動が出来ず、経済の規模拡大に繋がらないからですね。その枠組みの中からに、
    G20がありますから、G20は経済の拡大のための取り組みの方向性のみが期待されたものですね。
    この事がしっかりと確認できて、頭の中が整理出来たのが、今日のこの記事です。

  •  あれ―、2021年6月に「韓国が事実上、G8に位置付けられたとの国際的な評価が出ている」とか韓国の高官が発言してませんでしたっけ。今頃こういう話がでるということは、その後格下げされたのか、それともいつものウリナラ勘違いでしょうか。
     それにしても米国ヘリテージ財団のアンソニー・キム首席研究員(名前からして韓国系でしょうね)の報告書だけで、他国の首相(きっしーのことです)に質問するわ、米国務省の副報道官に質問するわ、あきれます。世界で失笑を買っていないか、気にならないのでしょうか。
     もし日本のマスコミが同様のことをしたら「恥ずかしいからそんなことは止めろ」との非難轟々でしょう。
     こういうものは、自国で声をあげるのではなく、周りから自然と上がってくるのを待つものですよ、韓国さん。対ロシア、対中国で率先して汗を掻けば、いずれそういう声もあがるかもしれない。何もしないで「そうあるべきだ」と発言しても、誰も応援してくれません。

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