総務省小西文書巡り池田氏も「総務官僚捏造説」を説明
例の「小西文書」を巡り、数日前に当ウェブサイトではジャーナリストの石井孝明氏の「満州事変以来の大謀略だ」とする仮説を取り上げましたが、これに関連し、17日にはウェブ評論サイト『JBプレス』にも、その文書の一部を巡り、「総務省が礒崎補佐官を説き伏せる目的で、高市氏の発言を捏造したものだ」とする仮説を提示しています。やはり、皆さん同じような結論に至るのですね。
目次
石井孝明氏から直接のメンション
著者自身、ウェブ評論サイトを運営していてうれしいことがあるとすれば、ごくまれに、他サイトの著者の方と意見交換をする機会が得られることです。
たとえば、火曜日の『満州事変以来の大謀略?小西文書巡る石井氏の「仮説」』では、ジャーナリストの石井孝明氏が自身の運営するウェブ評論サイト『&ENERGY』に寄稿した次の論考を話題に取り上げたところ、石井氏からわざわざツイッター上でメンションをいただくことができました。
総務省文書騒動、架空報告で高市大臣を騙した可能性強まる?
―――2023年03月14日 17:45付 &ENERGYより
この記事自体、4000文字近くに達する長文ではあるのですが、筋道がきちんと立てられており、読者として読むのに苦痛はありません。とりわけ、記事の主題である「総務省が架空報告で高市大臣を騙した」とする仮説については、非常に筋が通っています。
石井氏の主張の全文が知りたいという方は、是非とも上記記事を直接お読みいただきたいのですが、当ウェブサイトでこの論考を取り上げたところ、大変ありがたいことに、石井氏からツイッターで直接、「満州事件以来の大謀略」という仮説は「そうでもしないと理解に苦しむ事件」などとするコメントをいただいたのです。
コメントいただきましたありがとうございます。
総務省文書問題。満洲事件以来の首相と大臣を騙す電波官僚による大謀略かという仮説は、考えた私が半信半疑なので。登場人物が、石原莞爾と小西洋之の差はお笑いの要素も。苦笑。ただ、そうでもしないと、理解に苦しむ事件です https://t.co/rTQZqOhO3h— 石井孝明(Ishii Takaaki) (@ishiitakaaki) March 15, 2023
どこの馬の骨とも知れない、山手線の駅名を冠した怪しげな自称会計士が運営するウェブ評論サイトに、石井氏のような方が直接、言及をしてくださるのは本当に光栄な話であり、ありがたいことです(石井孝明様には改めて御礼申し上げます)。
オープンソースに基づく考察プロセス
ただ、それ以上におもしろいのは、オープンソースだけをもとに事件を考察し、その結果、何らかの仮説に行き当たるという思考プロセスそのものです。
たとえば石井氏の上記論考では、「総務官僚が高市大臣を騙そうとした」という「陰謀論」(※石井氏自身の評価)を巡り、本当に「陰謀論」で済ませて良いのか、という知的格闘を楽しむことができます。
論考の内容自体はすでに当ウェブサイトでも取り上げたとおりなのですが、そのエッセンスは、「憶測に過ぎない」としつつも、「総務官僚が放送法と電波利権を守るために、安倍晋三総理大臣や高市早苗総務大臣らにウソをついて政策を進めた」という仮説です。
石井氏自身は「これは憶測に過ぎない」としつつも、「しかし、そうでもしない限り合理的に問題を解釈できない」として、こんな仮説を提示します。
- 礒崎陽輔・首相補佐官がTBSの番組『サンデーモーニング』の放送内容に激怒した
- この内容だと安倍総理に近い高市氏も怒る可能性があるし、そうなれば高市氏、場合によっては安倍総理自身が動き、放送行政に手を突っ込んでくるかもしれない
- そこで総務官僚は安倍総理、高市大臣、礒崎補佐官の3名を分断し、高市氏には『サンモニ』の放送内容の偏向は「小さな問題」だと錯覚させ、高市氏と安倍総理を会わせないようにした
- そのうえで総務官僚は「安倍総理が『穏便に済ませろ』と指示し、高市大臣がそれを了承した」とする趣旨の文書を省内的に捏造し、政治家から法改正を議題に出させず、法解釈の答弁だけをさせる
- ただし、少しのガス抜きとして礒崎補佐官の顔を立て、放送法に関する解釈を少しだけ強化する
- その結果、放送法改正や放送行政への、政治による介入は行わせない
…。
もしこの仮説が事実なのだとしたら、それこそ「首相を官僚が騙さす」という意味では「満州事変程度の大謀略」(石井氏)、というわけです。
大事なのは「補助線」を引くこと
もちろん、石井氏自身も指摘する通り、この仮説には不自然な箇所がいくつかありますが(たとえば安倍総理や高市氏、礒崎氏が直接会って話をすれば、この謀略がバレてしまいかねません)、それでもたしかに一連の文書は、このような仮説を置くとすっきりと説明がつくのです。
正直、何の根拠もなしに決めつけるべきではないというお叱りはその通りではありますが、この手の「表に出て来ている情報」のみをベースにして、その一連の情報を有機的に関連付けるうえで仮説を設定するという手法は、個人的には嫌いではありません。
むしろ、「陰謀論」でも何でも良いので、とりあえずは何らかの「補助線」を引くことで、物事が見えやすくなることもあります。
池田信夫氏の興味深い論考
こうしたなか、経済学者で「アゴラ研究所」代表取締役所長の池田信夫氏も金曜日、この問題で興味深い論考を、ウェブ評論サイト『JBプレス』に寄稿しています。
行政文書の「幻の大臣レク」は総務官僚のクーデターか/総務省は公文書偽造と秘密漏洩で担当者を告発せよ
―――2023.3.17付 JBプレスより
全体で3000文字を超える文章であり、このうち前半部分については、文書公表に至るまでのこれまでの経緯に加え、高市氏と小西洋之・参議院議員とのやり取りの詳細などに言及があるのですが、これについては「小西文書問題」に興味がある方であればだいたい知っている内容ですので、飛ばしても良いかもしれません。
ただ、池田氏の論考で注目に値するのは、全78ページの小西文書のうち、30ページ目にある「民放相手に徹底抗戦する」とのくだりです。
「78ページの文書の大部分は、礒崎氏と総務省の官僚のやり取りで、彼は特定の番組(特にTBSの『サンデーモーニング』)を名指しして、総務省が警告するよう求めたが、総務省が民放との全面対決を恐れ、過去の答弁を踏襲した一般論で収めようとした」。
「その中で高市大臣が登場し、特定の番組名を出すと『民放との徹底抗戦』になるとコメントしたため、礒崎氏も了承した。このうち礒崎氏の部分についての記述は彼も基本的に認めているが、高市氏に関する4ページは本人が『捏造だ』と否定した」。
ちなみに30ページ目の「2015年2月13日の大臣レク」は、安藤友裕情報流通行政局長が高市大臣に対して礒崎氏からの注文を伝え、高市氏が「苦しくない答弁の形にするか、それとも民放相手に徹底抗戦するか」など対応を議論したとされる文書です。
「民放との徹底抗戦」のくだりは…?
池田氏はこの30ページを巡り、とくに参院予算委員会で小笠原陽一・情報流通行政局長が13日に述べた、「2月13日に関係の大臣レクがあった可能性が高いと考えられます」という答弁(『高市氏を強盗等に例えて「放送法破壊」と批判=小西氏』等参照)に着目し、こう述べます。
「これは奇妙な話である。大臣レクには6人が出席し、そのうち3人が大臣室、3人が情報流通行政局長以下の官僚だった。高市大臣と大臣室の2人(平川参事官と松井秘書官)は『そんなレクはなかった』というのだから、あとの3人が『あった』と記憶しているなら、その証拠を出せばいい」。
「大臣の日程表は秘書が分刻みで記録しているので、2月13日の15時45分に大臣が何をしていたかはわかるはずだ。総務省は『1年以上前の大臣の日程表は破棄した』というが、イントラネットには電子メールなどの証拠が残っているはずだ」。
池田氏はほかにもこの一連の文書の奇妙な点をいくつか列挙したうえで、ずばり、「高市氏と総務官僚のどちらかが嘘をついている」と判断。ウソをつく理由があるのは高市氏や大臣室の2人ではなく、じつは総務省の側であると指摘するのです。
「2月13日の会議は、その4日後に予定されていた礒崎補佐官レクを前にした作戦会議だったのではないか。礒崎氏からは『本件を総理に説明し、国会で質問するかどうかについて総務相の指示を仰ぎたい』という宿題が出されていた。それについて情報流通行政局長以下が(大臣抜きで)協議した可能性がある」。
これは、石井氏が提示した「総務省が高市氏と礒崎氏らの分断を図った」とする説とも非常に整合しています。オープン・ソースをもとにして議論していくと、やはり同じような仮説が出て来てしまうのです。
総務省には文書を捏造する理由がある
池田氏は続けます。
「ここに大臣コメントとして出ている話は、局長以下のスタッフの話の主語を変えただけなのではないか」。
つまり、「民放との徹底抗戦」云々のくだりは、現実には高市氏の発言ではなく、総務省の事務方が磯崎補佐官を抑え込むために捏造したものだった可能性がある、というのです。そのうえで「P30」は、このときに磯崎氏を説得するために使われたのだとしたら…。
まさに大問題です。
総務省の事務方が総務相のあずかり知らぬところで勝手に首相官邸と話をし、しかもあたかも総務相がそれを了承していたかのように捏造していたのですから。
ではなぜ、総務省の事務方は、高市大臣に礒崎氏の件を相談しなかったのでしょうか。
これについて池田氏はこう指摘します。
「当時は『安倍一強』といわれるほど首相官邸の力が強かった。高市氏は礒崎氏と同じく安倍側近であり、マスコミに対しても強硬派だった。2人の意見が特定の番組を名指しで批判すべきだということで一致すると『民放相手に徹底抗戦』になってしまう」。
だからこそ、安藤局長は本件を高市大臣に知らせず、それどころか礒崎氏には「高市大臣がこう言っている」とウソを伝えたのではないか――。これが池田氏のいう、「これは大臣抜きで事務方が官邸と取引して政策を決めるクーデターのようなもの」の趣旨です。
そういえば、2014年にフジ・メディア・ホールディングスによる外資規制違反が発覚した際、放送免許取消などではなく「厳重注意処分」という信じられないほど軽い処分にとどめたという「事件」がありました(『フジの外資規制違反を「口頭厳重注意」で済ます総務省』参照)。
これに関しても、池田氏によると、「これを厳重注意処分にとどめたのは安藤局長で、高市大臣は知らされていなかった」と指摘します。つまり、電波行政を司る総務省(旧郵政省でしょうか?)においては、こうした「クーデター」が横行していた可能性があるのです。
なんだか大変なことに…
ちなみに池田氏によると、「上司(安藤局長?)が『関与』して文書を書き加えた」とすれば、その上司が「虚偽公文書作成罪に問われる」し、総務省も告発義務を負うことになると指摘しますが、それだけではありません。
「さらに重大なのは、このような部外秘文書を小西議員が政治利用したことだ。彼はその文書を『総務省職員』から昨年の参議院選挙前に入手したというが、これが事実だとすると、その職員は国家公務員法100条(守秘義務)に違反する。それを入手して公開した小西氏も、国家公務員法111条違反(そそのかし)に問われるおそれがある」。
なんだか大変な話です。
池田氏は5月のG7を控え、経済安全保障がテーマとなるなかで、「情報通信を所管する総務省の情報セキュリティがこのようにずさんでは、各国の信頼を得られない」と指摘したうえで、「総務省は当事者を国会に呼んで真相を解明し、秘密漏洩や公文書偽造については刑事告発を含めて厳正に対処すべきだ」と述べます。
ただ、正直、現在の経済安保担当相である高市氏が現在進めている「セキュリティ・クリアランス」の主管官庁(たとえば「情報省」など)は総務省の外に作るべきでしょうし、放送行政に関しても総務省から分離すべきなのかもしれません。
そして、総務省はこうした議論に発展することを極端に恐れており、だからこそ、国会でも歯切れが悪い答弁に終始している、というのが実情なのだとすれば、これは大変に由々しき話でしょう。
いずれにせよ、昔から「無能な味方は有能な敵に勝る脅威だ」といわれます。
総務省にとって、同省OBでもある小西氏が高市大臣の追い落としなどを図る目的で投下した「取扱厳重注意文書」爆弾は、高市氏の上で炸裂せず、小西氏と総務省の上で炸裂し、延焼し始めているのかもしれません。
これも、これまでなら官僚や特定野党の味方になってくれていたはずの新聞、テレビの社会的影響力が極端に落ちていることの裏返しなのでしょうか?
興味深いところです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
ただ、政権党内では”将来の総理総裁候補を1人口減らしする好機” “総務省に恩を売るよい機会” 程度の認識で今般の問題を積極的に触ろうとしない空気もアリヤナシヤ…
政治家間の足の引っ張り合いやら対官僚影響力拡大狙いのサボタージュ、コレに迎合した精々地方首長レベルがやっとの元政治家テレビ芸者の印象操作誘導コメント等等等…
腐ってやがる…かしらん
実は子供の頃から不思議だったのです。
容疑者が逮捕されると、警察からの内部リークが始まります。
「一部の容疑を否認」
「悪びれた様子もなくカツ丼をペロリと平らげ」
公務員の守秘義務違反の現行犯じゃん。
洩らす警察も、それを指摘せず相乗りするメディアも、なんで平気なの?
パチンコ屋の隣の特殊景品交換所みたいな謎。(笑)
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
(念のため、一応、言っておこう)
もし、マスゴミが間違った情報をもとに他人を批判した場合、「過去の報道内容をあわせて、その分量(?)と同じ分量で、自費で訂正謝罪報道をしなければならない」と法律で決められたら、オールドメディアは、「政治の報道の自由への干渉だ。だから小西文書は(ある意味)正しかった」と騒ぐのではないでしょうか。
蛇足ですが、(オールドメディアとは限りませんが)業界内部の自主ルールなど、日々の都合に追われて、短期間でもとに戻るのではないでしょうか。(というか、自分たちの都合で、しなくてもよい理屈を言い出しそうです)
駄文にて失礼しました。
すみません。追加です。
朝日新聞が「役人が小西文書を捏造する理由がない」と書いてましたが、内部での権力抗争、出世争いは動機になりますし、最近は動機がよく分からない犯罪も増えてきています。
石井氏の論考を読むと、なんだか根の深い、大変な事態になってますね。総務省は『1年以上前の大臣の日程表は破棄した』と知らぬ存ぜぬ、あやふやな回答をしてます。危機意識が働いたか(笑)。
安倍晋三総理の「大番頭」である高市大臣の追い落としと、スキャンダルで二度と日の当たる所に出ないようにする為、小西氏は「取扱厳重注意文書」を振りかざしたが、国家公務員法に抵触することになる。
あれだけ大見得を切った高市大臣の「捏造文書発言」よりも、嵌めようとした総務省高級官僚の嘘発言、小西議員の方が、怪しさ満点です。
しかし、総務省にとって「放送法利権」は、絶対に手放せないものですね。テレビはじめ国民の情報統制が出来る。この際、大鉈か鋭いメスで腐った組織と民間利権放送局、一部野党をズタズタにして欲しいものです。岸田氏では無理だけど。
彼らは WORD や EXCEL ファイルを添付ファイルにつけて電子メールで投げ合って仕事していますから、痕跡はそこいらじゅうに残っている。電子的犯罪証拠追跡 digital forentics を妨害しようとしても証拠隠滅工作の痕跡を増やすばかりと思います。官庁のごみ箱付近で張り込みしておれば何か出てくるやもしれませんし、混乱拡大を狙って「こんなものを見つけてしまったー♪」偽造証拠なんてのも偶然誰かが拾ったりするんでしょう。総務省がたがたやん。
うーん議論は、”事実”に基づいて組み立てないと、妄想になりませんか。”仮説”が相当程度の確からしさがあるなら別ですけど。例えば「徴用工解決に、米国は水面下で動いた」ということは誰も公式には認めていませんが、かなりの確からしさがあると思います。
一方、「満州事変以来の大謀略」も、「総務官僚が礒崎補佐官を説き伏せる目的で、高市氏の発言を捏造した」も、裏付け資料もないまま、その前提で議論することは、あまり意味がないように感じます。
まあ「陰謀論」というのは、古今東西あるので、根絶は困難でしょうけど。
「各省の上級官僚が死守するのは省益であり、政権は2番目以下である」という公理があると考えると当該の仮説・論証は真であろうと思います。この公理は「役所は数年で代わる首相や閣僚よりも、役所の論理とニーズで動く」歴史的事実として一般的に知られていると思います。
この石井という人も西山事件において、アゴラの池田氏(ガンプラ転売ヤーを擁護して炎上)同様の無理筋な西山擁護に走っていたのは頂けませんでしたね。
星のおーじさま
ご返信ありがとうございます。
高級官僚も、自分や自分たちの組織の利益を考えないわけではありませんが、第一に考えるのは国益、だと思いますよ(結果的に損ねることもあるでしょうが)。そうでないとあの安月給で長時間労働に耐えられるほどの”働き甲斐”がないでしょう。
政治家批判、官僚批判はいつもあるのが当然ですけど、事実の確からしさの判断をそういう目でするということは、私はしたくないと思います。
自分は民間会社勤めですが、同僚に、官僚や政治家の友人を多数持つ灘高出身者がいて、その同僚から聞いた話なのでそうなんだと思います。
彼らの働き甲斐は、いずれ自分が政治家を操るか政治家になって国民を仕切ることらしいです。若いうちはその修行なので、おバカな政治家にも付き合ってあげてる。。。
「現在の経済安保担当相である高市氏が現在進めている「セキュリティ・クリアランス」の主管官庁(たとえば「情報省」など)は総務省の外に作るべきでしょうし、放送行政に関しても総務省から分離すべきなのかもしれません。
そして、総務省はこうした議論に発展することを極端に恐れており、・・・」
上のような議論に発展するのを防ぐと言うより、既に高市氏がセキュリティ・クリアランスの官庁を別に作ろうと考えているから、高市氏を潰しておこうと考えてやったということもありですね。
コラボがネット界隈で大盛り上がり!
小西議員の惚け噛ましも自爆模様。
これもオールドメデアの力が落ちてきている証拠。なのでしょうか?
政治家とメデア、それに良く言う偉い人達だけで言論を誘導できた時代が終わり?
私は頭が良い! と勘違いしている人達が欲にかまけて次々と自爆しているように見えます。
急に風呂敷が広がりますがプウもキンペーも売電も同じ。
欲にかまけた凡人として見る必要がありそうです。
彼らの仕事は見せ場を捏造(ツク)る【国会を空転させる】こと。
「何も生み出さない時間の浪費!」
かと思いきや”膿”が出てきた・・。
石原莞爾と小西洋之では役者が違いすぎますね。
三船敏郎、高倉健と山本太郎くらいの差でしょうかね?