官房長官「日韓両首脳は未来志向での関係発展で合意」
日韓首脳「会談」、あるいは日韓首脳「懇談」を巡って、松野博一内閣官房長官は22日午前の記者会見で、「両首脳は、懸案を解決し、日韓関係を健全な関係に戻す必要性を共有し、1965年の国交正常化以来築いてきた日韓の友好協力関係の基盤に基づき、日韓関係を未来志向で発展させていくことで一致した」、などと述べました。ただ、松野長官の一連の発言には懸念点が多々あります。
岸田文雄首相が韓国の尹錫悦(いん・しゃくえつ)大統領との首脳会談に応じてしまったという話題については、今朝の『「日韓略式首脳会談が行われる」=韓国大統領室が発表』で「速報」的に取り上げたとおりです。
これに関連し、首相官邸や外務省などのウェブサイトを確認していたのですが、少なくとも現時点において、外務省ウェブサイトの『岸田総理大臣及び林外務大臣の米国訪問』などのページを見る限り、この「日韓首脳会談」(あるいは政府に言わせれば「懇談」)に関する情報は、いっさい掲載されていません。
これに関連し、同じく首相官邸のウェブサイトでは、松野博一内閣官房長官が22日午前の記者会見で、こんな趣旨の内容を述べました。
- 現地時間9月21日、岸田総理はユン・ソンニョル韓国大統領との間で懇談を行った
- 両首脳は現下の戦略環境において日韓は互いに協力すべき重要な隣国であり、日韓・日米韓協力を推進していく重要性について一致した
- 両首脳は北朝鮮対応におけるさらなる連携で一致し、ユン大統領からは拉致問題について改めて支持を得た
- 両首脳は、懸案を解決し、日韓関係を健全な関係に戻す必要性を共有し、1965年の国交正常化以来築いてきた日韓の友好協力関係の基盤に基づき、日韓関係を未来志向で発展させていくことで一致した
- 両首脳は先の日韓外相会談を含め、現在行われている外交当局間の協議を加速化するよう指示することで一致したほか、首脳間でも意思疎通を継続していくことで一致した
- 現下の戦略環境にかんがみれば、日韓・日米韓協力の進展が今以上に重要な時はない
- 日韓関係を健全な関係に戻すべく、わが国の一貫した立場に基づき、韓国側と意思疎通を図っていく
…。
このあたり、岸田政権に交代して以降、日本政府の立場が徐々に揺らいでいるという懸念を著者自身は抱いていたのですが、そうした懸念が徐々に確信に変わりつつあります。日本政府の対韓姿勢は、菅義偉総理、あるいは故・安倍晋三総理の時代と比べ、徐々に後退し続けているフシがあるからです。
ちなみにこの松野長官の発言を巡って、産経新聞の記者は、この「未来志向で発展」云々の表現を「2019年の外交青書で削られた表現だ」、「日本政府もこの表現はほとんど使ってこなかった」、などと指摘したのですが、この点に関する松野長官の明確な答えはありませんでした。
自称元徴用工問題を巡り「目に見える進展がない」(※産経記者)なかで、迂闊にも「未来志向」などとする言葉を使うこと自体、大変に不適切なものであると断じざるを得ません。
また、松野長官は「労働者問題」を巡っても、「外交当局間で行われている建設的なやり取りを評価しつつ、問題の早期解決に向けて両国間の協議を加速させていく」、などとする趣旨の発言を行ったのですが、これも改めて考えるならば、非常におかしな話です。
少なくとも自称元徴用工問題を巡り、日韓の「外交的協議・交渉」は、すでに成り立ちません。2019年1月に日本政府が日韓請求権協定に基づく外交的協議、同5月には同協定に基づく国際仲裁を申し入れたのに、韓国側はこれらをことごとく無視したからです。
本来ならば、もう日本が韓国と「交渉をする」局面ではないのです。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
なお、とくに韓国政府側が「略式会談」と述べたことについて、「会談」と「懇談」の違いを巡り、松野長官は次のようにも述べています。
「会談と懇談の違いに厳密な定義の違いはないが、短時間、議題を決めずに接点を持とうとしたものであるため、懇談としている。また、日本側でいわゆる『立ち話』『懇談』と称しているものについては、韓国側の『略式会談』と呼称しており、意味するところは異なるものではないと承知している」。
なんだかくだらない言葉遊びをしているようにしか見えません。
このあたり、まさに自民党議員の皆さんや岸田首相ご本人を含めた岸田政権の閣僚の皆さんには、是非とも鈴置高史氏が今年6月に鳴らした次の警鐘を熟読していただきたいと切に願う次第です。
尹錫悦はなぜ「キシダ・フミオ」を舐めるのか 「宏池会なら騙せる」と小躍りする中韓
見え透いた罠を相次ぎ日本に仕掛ける尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権。サル芝居で騙せると韓国人が信じるのはなぜか。『韓国民主政治の自壊』(新潮新書)を上梓した鈴置高史氏の答は簡単だ。岸田文雄首相を舐めまくっているから――である。<<…続きを読む>>
―――2022/06/23付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より
「宏池会なら騙せる」――。
これが現実にならないことを切に願いたいと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
終了、ですかね?
独立自尊の国家観と政治力を併せ持ったステイツマンは自民党には居らんちうことでんな
やとうにもゆとうにも居らんけど
一度、オレオレ詐欺に引っかかった電話番号は高く売れると言う。なぜなら、次回も、詐欺に引っかかりやすい人の電話番号だから。 岸田も同じ。 2度3度、韓国に騙されても、次も騙される。
わかりやすい例ですねぇ、妙に納得します。
「宏池会なら騙せる」、こんな状態でホントに改憲なんてできるんでしょうかね自民党。
日韓双方が米国から圧力を受けましたかね
しかし懸念の各論では全く進まないでしょう
来年春に向けて金融危機が到来するその影響が潮目の代わりでしょうか
米国の真面な筋からの圧力は無かったと思います。
米国自体がペロシ・スルーでお仕置きしている状況で、それより重大な条約違反を問題にしている日本に言えるわけがない。
ただ、小役人が自分のメリットの為に何か言ったかもしれませんが、そんなもの上記に鑑み撥ね付けるのが役人であろうと政治家であろうと国を預かるものの矜持。
>現下の戦略環境にかんがみれば、日韓・日米韓協力の進展が今以上に重要な時はない・・
ならば、何故大法院判決を無効にできない?
(以下は、当返信主の、あくまで個人的な妄想です。)
一応、法治国家で三権分立の建前があるので、ということでしょう。
三権分立と言いながら、過去なかなかこの訴えを審理に持って行かないで放置していた裁判官を検察(=行政)が逮捕したりしていますから、この国の法治主義はよくわかりません。司法の侵害なのに。裁判手続きを進めないからという理由で、裁判官を検察が逮捕するなんて。
しかし、判決が出てしまったら、どうしようもなくて困っている訳です。先を考えずに突っ走る韓国らしいです。
>現下の戦略環境にかんがみれば、日韓・日米韓協力の進展が今以上に重要な時はない・・
ここで、「現下の戦略環境」とは、対中包囲網を巌として構築しなければならないとき、ということです。
そして、「日韓・日米韓協力の進展が今以上に重要な時はない」という文章の中の「今以上に」という言葉がミソ=肝です。
これは、韓国に、「あんた、対中包囲網のどちら側に就くのかね?」と態度を「鮮明」にすることを促しているのです。
そして、「進展」とは、「こちら側に就くのなら、ちゃんと中国に対峙しなくてはならないよ、あなたが最前線になるのだから」、と、言っているのです。
この文章、日米が協働して作成したんじゃないかと思われる位です。
一つの文章でも、時代環境の文脈が違えば、その「深意」は、180度変わることもある典型的な文章です。
韓国に、時代環境を背景にして時代環境の文脈で、文章を読み取れる人間がいれば、また、伊大統領は、元々検察官ですから、こういう文章の読み取りは出来るでしょうから、ペロシの来韓時と同じように、困ったなあ、と思っているはずです。
はっきり言えば、今後の日韓関係、今までのようには行かない、厳しいなあ~、と悟ったのではないでしょうか?
何故なら、今、自由主義圏の安定が揺らいでいるからです。
如何に、中国の侵食範囲と暴走を止められるかに世界は必至です。
そんな中、態度をはっきりしない、出来ない韓国には、もうどちらでもいいよ、と言う感じですが、しかし、中途半端は認めないぞ、ということです。
まあ、出来れば面倒臭いから、こっちに来なくてもいいよ、というのが、アメリカの本音かもしれません。
それは、ペロシに伊大統領が会わなかった時に決定的になりました。ペロシは、最後の確認に行ったのです。
そして、伊大統領は、それが分かっていたから、会わなかったのです。
そして、それが今回、岸田首相、できれば、バイデン大統領に、どうしても会いたかった理由です。
「見捨てないで、でも、アメリカ側に就くとはっきり言うことは、中国が怖いのでそう簡単には言えないのです。分かってくださいませんか・・・。」
以上のようなことではないでしょうか?
今後は、対中国包囲網の動きから、アジア情勢、世界情勢を見ていけば、動きの意味合いが分かるような気がします。
日本は、朝鮮半島、そして中国大陸と、対馬海峡という海で隔てられていて、本当に良かった。
毎度の未来志向ですか。
もううんざりです。
未来を向くためには過去を清算する必要があるという意味で毎度使われる言葉ですよね。
日韓基本条約、日韓請求権協定すら反故にする国とどうやって過去を清算するのでしょうか?
過去を現代の都合でいくらでも改変してくる国相手にどうやって過去を清算するのでしょうか?
日本が絶対に賛同してはいけない言葉が韓国の言う未来志向です。
韓国は永遠に過去の被害者になり、日本を未来永劫の加害者にし、韓国の未来を有利にしたいという意味に他ならないので。
日本国民の生命と財産を守るという日本政府の使命とは真逆になる背信行為です。
それぞれの「未来志向」に大きな違いがあることを認識すべきですね。
国葬や統一教会問題でマスコミから叩かれはじめた現政権のマスコミ懐柔策のような気がします。親韓(媚韓)に舵を切れば、すぐにマスコミは現政権を擁護しはじめると思います。
マスコミは単に第5次内閣ができたら困るから擁護していただけじゃないですかね。もうその心配はないから叩きだしたと思います。時間はかかりますがみんなでマスコミを利用しないようにして資金源を断っていくしかないですね。反社勢力と同じで付き合わないようにしていくしかないと思います。
韓国が言う未来志向は、今までの様々な不法行為はひとまずなかったことにして、これからも昔のような、韓国に配慮する日本に戻ってほしいという身勝手な要求です。
松野内閣官房長官が、未来志向などという韓国の常套句を口にするのは、あまりに無神経と言わざるを得ません。
旧統一教会問題や国葬への対処と併せて、岸田首相の対外政策も自民党の岩盤支持層の信頼を大きく損ねていることに気が付かないのでしょうか?
岸田さん、韓国に舐められているだけでなく、アメリカからの信頼も無さそうに見えるのは私だけでしょうか?
岸田政権の終わりが始まったのかもしれません。
おっしゃるとおり彼らの使う用語は使ってはいけないと考えます。
彼らは用語に彼ら独自の善悪の概念を込めています。
所謂、日帝、汚染水、従軍慰安婦など数多あります。
当然、未来志向という用語も然りです。
例えば、「現在発生している問題への対処」などの言い換えが必要だと強く思います。
強制徴用工や日王、日帝強占期などもありますね。
これらの言葉には、韓国の視点や歴史観を表したものです。
日本人は決して使ってはいけない言葉ですね。
今回のドタバタ、だんだん見えてきたね。
韓国に抗議した理由は会談をするかしないか、するなら議題は、長さはということを詰めている最中に韓国側が勝手に発表したためだろう。文章を読むと、「1965年の国交正常化以来築いてきた日韓の友好協力関係」「わが国の一貫した立場に基づき」が入っているのでとりあえずは安心だが
「現在行われている外交当局間の協議を加速化する」がちょっと心配だ。
懸案は解決すべきという日本人の癖を熟知して日本から何か妥協を引き出そうと狙っている。
もともと日本がカネ出すようなことじゃないんだからほっときゃいいんだと思う。
ワキの甘さを突かれ、つけ込まれたという見方もあるでしょうが、先の岸田首相の「それなら逆に会わねーぞ」発言あたりと、今韓国が日本以上に会談を切望している米国バイデン大統領が、ユン大統領にごく短時間の接触しか許さなかったことなどを照らし合わせると、どうも今回の国連総会を機会に実現したようなしないような、韓国の要望への対処方針は、日米合作のシナリオに沿ったものだったんじゃないかという気もするんですが。
つまり、QUADを初めとする対中包囲網の側に身を置きたいのであれば、対日関係を改善しろ。その姿勢を見せない限り、相手にせんぞと、米国から事前に強く申し渡されていた可能性です。
岸田首相が滞在する場所にわざわざ出向いて、それも日本側は両国国旗の用意など、会談にふさわしい会場設営もしておらず、単なる「懇談」と位置づけている、そんな状況を受忍するのは、常日頃、上だ下だを異常に気にする韓国としては、屈辱以外の何物でもないでしょう。それでも遣らざるを得ないほど、切羽詰まった状況に置かれていたということなんじゃないでしょうか。
自称徴用工問題にしろ、火器管制レーダー照射、竹島周辺海洋調査問題にしろ、対日諸懸案を片付けるだけの政治的能力は、今の政権には到底期待できないでしょう。まあせいぜい、これ以上日本を怒らせるような振る舞いは控えると約束し、「未来志向」を言い立てて、友好姿勢をアピールし続けくらいしか手はなさそう。
それより米国がしっかり目を光らせているのは対中姿勢。この間栗戦書が訪韓した際の口約束なんぞ全部チャラにするくらいはやらないと信用してもらえないでしょうが、中国を本気で怒らせる腹があるかどうか。まあ、無理でしょうね。
伊江太様の見解に1票。
自分もユンユンが無理矢理会いに行ったと思います。
おそらく日本側は国旗も用意してないし、会場もないので出来ないと断ったのにそれでも会ってくれと懇願されて仕方なく懇談したと想像します。
それでも、会わないという選択肢もある筈だという意見ももっともですが、ニューヨークにいる間ずっとストーキングされるより、さっと会って終わらせた方が楽なのかも知れません。
未来志向という言葉も、日本を縛らず逆に韓国を縛る言葉にも出来ます。
未来は現在と過去とも繋がっています。韓国人には理解できませんが 未来を語るなら今ある問題を解決しなければ未来はやって来ません。
未来志向は過去と現在を見ないと言う事ですが、それは韓国の勝手な見方です。
そして、にせ徴用工の問題も問題を解くのは韓国、日本は採点して評価するだけ。どこの世界に試験官が共に試験を解く必要があるのか。
自分もキシダを信用はしてませんが、スワップ等韓国に利する行動や約束はさすがに出来ないと思いたい。
伊江太さんの見方に賛同します。
対中国対策が喫緊の世界情勢の中で、クアッドの枠組を作り境界線を明確にした中で、どちらかに付くか態度を明確にしない韓国との関係をどうこうしようという事は、日本の一存ではできないことです。
アメリカとの擦り合わせがあったとみて良いでしょう。
今回の会談(懇談でも何でもいいんですが)、少なくとも日本の本意ではないような気はしますね。準備は出来ていないしあまりに日本側と韓国側のこれまでの発表が違っている。
楽韓さんの見立てに近いんですが、やっぱりアメリカの要望が入っているんじゃないですかね…
日韓関係の改善を要請しているのが米国側の立場だったら当然でしょう。韓国側に限らず日本側にも行動を求めるでしょう。もしそうならゼロ解答はできないんじゃないかな…。少なくとも会って話すことまで拒否できないでしょう。懸案飲むか飲まないかは別にして。
そしてちょっと思ったのが、本日円安対応の為替介入実施したと報道出て一気に円高に振れた。これも米国の仕込みで、韓国に日韓関係改善を要求しつつ譲歩した日本へのご褒美(今ドル高目指すアメリカの動きに逆行しているので)で米国から韓国への(ウォン安対応への)アピールなんじゃないか、と素人考えで思ってしまいました。
妥当な推測だと思います。
原則論で言えば、日本としても「日韓関係の改善(ただし、韓国の思う「改善」ではない)」を否定するものではないでしょうが、今のところ、改善が急務というわけではありません。さしあたり現在の状態のままでも、日本は特に困らないからです。そんな状況下で「懇談」が急遽実施されたというのであれば、少なくとも日本側が望んだことではなかったと考えるべきだと思います。
尹錫悦大統領がどの程度有能なのか、現時点ではなんとも判別しかねますが、少なくとも文在寅前大統領ほど「非常識」ではなさそうです。巨大すぎる負の遺産に苦闘する尹大統領を積極的に支援する必要などありませんが、あえて首吊りの足を引っ張ることまではしなくてもいいでしょう。
韓国が勝手に自滅するだけなのであれば放置しておけば良いのですが、かの国の国民性を観察する限り、ただ自滅するだけではなく、周辺に多大な迷惑を振りまきながらになることはほぼ確実です。ならば、突然のクラッシュではなく、じわじわと沈んでいくように仕向けた方が良いでしょう。思うに、ユデガエルのエピソードを実演してもらうのが一番良いのではないでしょうか。
今回は、私の推測(韓国政府が希望的観測を既成事実化しようとリークに走り、日本側が否定した)ははずれ、韓国マスコミの記事(30分の略式会談は合意済ながら、韓国が先行発表したことに日本が不快感表明した)が正解でしたね。
「首脳会談に応じないカード」は無期限に使えるものではないので、日本としても収め処を模索していたものと推測します。徴用工問題は、韓国が「ボールが自分にあると認め、自国内の調整を先行させた」ことで、一定の効果はあったと、判断したのでしょう。甘い!という岸田政権への批判は当然あるでしょう。
今後どうなっていくか、ですが、
1.徴用工問題は、両国民のあるべき解決策の乖離が大きすぎて、当面棚上げ。確定判決が履行できない韓国大法院は困るのでしょうが、そこは、法の支配より、国民情緒法が優先するかの国ですから、何とかするのでしょう。
2.11月に開かれる海上自衛隊創設70周年国際観艦式に、韓国は出席する。2011年の奇誠庸の発言から生じた旭日旗問題ですが、私は放っておけばよい(こんな太陽の光の旗に文句付けてる方が変人扱いされる)と考えておりますが、まあ韓国海軍(保守政権)が認めるならそれもよしかな。
3.韓国政府・韓国民の「もめれば日本が譲る、譲るべき」意識は薄れていくでしょうね。これ以上無理難題ふっかけても、得るものはないでしょうから。日本国民の「過去の植民地支配に対する過度な贖罪意識」はどうですかね。日本人は「自分が悪かった」ことにして「事を収める」ことに妙な”居心地よさ”を感じる国民ですからね。その意味ではもう少し揉め続けて欲しかった。
4.ビザなし・個人旅行の解禁で、韓国から多数の観光客が来るでしょうし、日本からもそれなりに行くでしょうから、双方に(より多く日本に)メリットがあるでしょう。
少し希望的観測に過ぎるかな?
韓国無視派の目からすれば、考え過ぎではないでしょうか?
もう韓国は、どうでもいい、会っても会わなくてもどうでもいい、煩いから会っておこう、別に会っても、何も変わらないから、という感じかな、と。
従来からそうだったんですが、もう日本には、韓国に対して何をすることもないし、何の関係も無い、元々、何の関係も無いし、付き合う必要も無かったのだけれども、何となく付き合ってみた、共産主義からの防波堤になるから、と言う所でしょうか?
今、目が覚めてみたら、何でこんな所と付き合っていたのかな?と気が付いた。
これを気付かせた韓国は、やり過ぎたんです。
後は、キタと一緒になって、Ⅽ様の下でやって行くんでしょう。
戦後、70年、自由主義を与えて貰ったけれど、ついにその有り難さが分からなかった人民。
自由主義の有り難さが分からないから、何か訳の分からない自分が被害者だと言うことばかりを言い立てたんです。
昔の僅かなことよりも、今与えられている自由の価値を活かすことが出来なかった民族なのですから、価値観が違うとしか言いようがありません。
さよなら、それが、日本の言うことです。
はっきり、口では言わないけれど・・・。
鈴置さんに説教してもらえよ、と言いたい。
宏池会ならだませる。 たぶんそれは成功するようですね。
我々はテロをしません。自由民主主義に反するからです。
我々が政治を変えるのは選挙です。
次回の選挙が地方でアレ国政でアレ自民党へは投票しない。
とすべきです。
キッシーへはダメ出しをすべきです。
※次がいるのかなあ
あーあ
だからいわんこっちゃない
言うべきことも言わず、懸案を日韓で協力して解決すると言った時点でアウトでしょう。
こうなることが掌を指すが如く明白だったから岸田ー林ラインには否定的だったんですよ。
ああ、
「我らは1965年体制と戦後秩序を護持します。
何かあってもどっちもどっちなので協議で解決します」
とやって見せたかったわけね。
まあ言うだけならタダだもんな。
100-0で吹っ掛けておいて50-50だもんな。
…チョロいとかお人好しとかいうレベルじゃねーぞ。
たとえそうでも日韓請求権協定第三条の手順を日本自ら破ることはなかろう。
日本の対韓最強カードをタダで捨てるなんて。
右の頬を殴られたら自分で左の頬を殴るってか。
○カなの? ○ルなの? ○ぬの?
…まあ、最強だったからこそ媚韓派には目の上のたんこぶだったのだろうが。
軍艦島並みの大失態だ。
憲法改正でようやくプラマイゼロにできるレベルですぞ、岸田さん(個人の意見です)。
岸田内閣では酷い改悪になりそうですが、憲法改正
➀「両首脳は、懸案を解決し、日韓関係を健全な関係に戻す必要性を共有し、1965年の国交正常化以来築いてきた日韓の友好協力関係の基盤に基づき、日韓関係を未来志向で発展させていくことで一致した」(本日の松野官房長官談話)
➁「これらの判決は、日韓請求権協定第2条に明らかに反し(中略)1965年の国交正常化以来築いてきた日韓の友好協力関係の法的基盤を根本から覆すものであって」
(大韓民国による日韓請求権協定に基づく仲裁に応じる義務の不履行について(令和元年7月19日外務大臣談話))
➁は安倍内閣当時の談話で、「日韓の友好協力関係の法的基盤」との表現が使用され、「法的基盤」とは「日韓基本条約・日韓請求権協定」であることが明らかです。
しかし、岸田内閣になってからは➀の「日韓の友好協力関係の基盤」という表現が定着しています。
この表現だと「基盤」には「河野談話」や「日韓共同宣言」までもが含まれると解釈される余地が生じ、「日韓基本条約・日韓請求権協定」が薄められてしまいます。
外務省の役人が『法的基盤』から『法的』を削除したのでしょうが、役人から言われるままに発言する林外相や岸田首相は、言葉や国益に対して極めて鈍感だと思います。
韓国の違法行為の数々、そこには多くの二重の違法行為が含まれており、現状では解決責任は全て韓国にあり。しかし、韓国は何も解決出来ずに結局ズルズルと日本をなし崩し的に引き込んで、未来志向云々などという韓国の戯けた寝言に付き合わせる計画なのはミエミエです。これは今までと全く変わらず。それに乗っかるかのごとき外観構築のきっかけに今回の懇談を利用されてしまったやの印象を強く持ちました。安倍さん、菅さんの頃からすると、国家の心棒がかなりズレかかった内閣のように思われます。岸田、林、松野の諸氏ではやはりダメか。杞憂に終われば幸いですが…。ともかく心棒をはずしてしまえば即国益毀損、本当にやりきれませんね。
伊さんは一応保守だから、少しは顔立ててガス抜きして行うか、という感じですか?
とにかく今、日本にやるべきことは無いですから。
今後、アジアは、クアッドで動いて行くのだから、日韓関係がどうのということは小さな事。
とにかく、アメリカの世界政策、アジア政策は変わったのだが、韓国はそれ分かっているのかな?
今までのように日本にイチャモン付けていれば、当面なんとかやり繰り出来た、という甘えの時代は終わっている事に気付いているのかな?
今後は、いままでのようにアメリカが韓国の行く末を決めてはくれない。
自分で自分の行く先を決めなきゃならない。それが分かっているから、伊さんは、
ペロシさんに会わなかった。どっちに付くのか?と聞かれるのが嫌だから。
ですから、日韓関係は、韓国の決断待ちでしょう。どっちに付くのか?
クアッドの枠組の中で、日本が従来のような甘い事を韓国にしたら、クアッドの枠組に影響するので、他のクアッド国から、何をやっているんだ、と怒られますよ。
流石の親韓派も、何もできないのでは?
未来思考とは、あなたがしなければならないという事ですよ、韓国さん、と岸田さんは、言いました。