米国いたずら通報事件「犯人」は犯「人」ではなかった

米国でいたずらの「911番」という緊急通報を行ったという事件が発生しました。しかも、その「犯人」は意外なことに、…、犯「人」ではなかったというのです!いや、自分でも何を言っているのかよくわからないのですが、とにかくそういうことなのです!

緊急車両には道を譲って!

東京都内を含めた都市部に暮らしていると、警察車両、救急車、消防車といった緊急車両をよく目にすると思います。当たり前の話ですが、緊急車両がサイレンを鳴らし、赤色の警告灯をつけて走行しているのを見かけたら、必ず道を譲るようにしましょう。

緊急通報をする場合、有名な番号は警察を呼ぶ「110」、消防車や救急車を呼ぶ「119」ですが、NTT東日本のウェブページによると、ほかにもいくつかの番号があるようです。

  • 104…番号案内
  • 110…警察
  • 113…電話の故障
  • 116…電話の移設・移転・各種相談
  • 117…時報
  • 118…海上の事件・事故の急報
  • 136…ナンバーお知らせ136
  • 159…空いたらお知らせ159
  • 171…災害用伝言ダイヤル
  • 177…天気予報
  • 188…消費者ホットライン
  • 189…児童相談所虐待対応ダイヤル

(※もっとも、正直、136や159に関しては、携帯電話を使っていると、あまり機能として使わないものなのかもしれませんが…。)

119や110の起源(※諸説あり)

いずれにせよ、こうした「3桁番号サービス」については、賢く使い分けるようにしたいものですが、それと同時にふと浮かぶ疑問は、「110」や「119」の番号の起源、いったいどこにあるのか、という論点でしょう。

これについてはKDDIの『TIME & SAPCE』というサイトに、こんな記事が掲載されていました。

警察が「110番」で消防が「119番」の理由って? 3桁番号が制定された意外な経緯

―――2018/12/04付 TIME & SPACE by KDDIより

これによると、最初に設定された「3桁番号」は、緊急時に電話交換手を呼び出すための「112」だったそうであり、その理由として、KDDIは次の3つを列挙しています。

  • ①3桁にしたのは、覚えやすく、しかも偶然かつ間違ってかけることが少ない。
  • ②「1」はダイヤル式電話の番号のなかで、回す距離がいちばん短く、緊急時に都合が良い
  • ③最後を「2」にしたのは、子どもがいたずらで回してしまう可能性を減らすため

ところが、現実にこの「112」を設定して運営してみると、緊急時に慌てて「111」と間違える事例が頻発。そこで3桁目の「2」を、ダイヤルで「1」から離れた場所にある「9」に置き換えた「119」に変更されたというのが、緊急通報としての「119」発生の経緯だったのだそうです。

また、110に関しても同様に、3桁目の末尾を「1」から離れた「0」に設定した、というわけです(※ただし、「諸説あり」、だそうです)。

ただ、現代だと、たとえばiPhoneを使用していてSiriを有効にしていれば、Siriに向かって「ひゃくとおばんして」、などと叫べば、すぐに警察につないでくれるのだそうです(※ただし、これについては著者自身は検証していません)。

いたずら通報事件、米国で発生!

ただ、それと同時に、非常に困ったことがあるとすれば、いたずらで緊急車両を呼ぶような人が後を絶たないことです。ちなみにいたずらで呼んだ場合、ケースによっては刑事罰などが科せられることもあります(たとえば消防法第44条第10号、第20号では「30万円以下の罰金、または拘留」が定められています)。

くれぐれも絶対にいたずらをしないでいただきたいと思う次第です。

こうしたなか、まったくとんでもない事件が発生したようです。

「犯人」はサルだった! 緊急通報911押す―米

―――2022年08月17日14時46分付 時事通信より【※AFP配信】

AFPによると、米カリフォルニア州で13日夜、緊急通報ダイヤル「911」に電話がなされ、当局が「緊急事態の可能性がある」との判断し、捜査員が現場に駆け付けたものの、トラブルを抱えた人は見当たらなかったという事件が発生したそうです。

ただ、のちにこの緊急通報の「犯人」は、動物保護施設にいたオマキサルだったことが判明したというのです。

保安官事務所が電話をかけた『犯人』を捜査した。『そして、オマキザルに違いないということに、みんなが気付いた』(同事務所)」。

まったく、本当にケシカラン話です。

ではなぜ、こんな事態が発生してしまったのでしょうか?記事によるとオマキザルは「とくに探求心が強く」、「手にした物をつついたり、押したりして楽しむ習慣がある」とのことであり、施設内を移動するためのゴルフカートのなかにあった携帯電話を手に取り、「我々に電話するための正しい番号の組み合わせを押した」のだとか。

それにしても、この記事が報じた内容が事実だとしたら、「犯人」ではなく「犯サル」、といったところでしょうか。

この記事を読んで、わが国でも模倣サルが生じないかが本当に懸念されるところです。

今後の動向には注意が必要でしょう。

読者コメント一覧

  1. なんちゃってギター弾き より:

    おはようございます。

    >3桁にしたのは、覚えやすく、しかも偶然かつ間違ってかけることが少ない。

    まだネットが普及する前、時計の時刻合わせをしようと「117」にかけたつもりで「こちら110番、警察です」と受話器の向こうから声がかかって、数秒ポカーン、そして真っ青になったことがあります(滝汗)
    どうやらよそ見しながらボタンを押してたのが原因のようで、平謝りして、流石にへこみました。

  2. カズ より:

    黒電話の頃は、受話器のところのフックスイッチを、トン・トン・トントンと叩けば、112がダイヤルされてた気がします。(119にしたのは誤発信対策なんでしょうね)
    果敢にも、117にチャレンジして成功した覚えがあります。

    公衆電話でも末尾のナンバーだけをトントンと叩けば2がダイヤルされて通話は可能でした。
    もっと昔は10円玉は返還され、無料利用できた・・って話も聞くんですけど、どうだったのでしょうね??

  3. 攻撃型原潜#$%&〇X より:

    猿でも分かる携帯端末の使いやすさは悪い話ではないと思いますが、それにしても日本ではまだ、177の天気予報があるのですね。スマホで雨雲レーダーまで見ることが出来る現代に、わざわざ177に電話して声で天気予報を聞く人は1年に何人くらいいるのでしょう。
    177とよく間違えた時報の117も、現代ではネットを通じてスマホが正確な親時計と同期しているので、特殊な用途でない限り利用する人は少ないと思います。うるう秒を聞こうとして電話するときくらいかな。

  4. 農民 より:

     なんとなく”on the beach”(豪2000、邦題エンドオブザワールド)を思い出しました。核戦争で人類が死滅したと思われる北半球から定期的に「希望を捨てるな」というメールが届いて調査に向かうというストーリーで、あれは猿のいたずらではなく、自然の偶然でしたが。(2000年版では太陽光駆動PCが受光するたびに核戦争前の無関係なニュースタイトルを自動送信、原作では風力での無線打鍵、結局絶望。)
     視聴した当時は気にしませんでしたが、2000年版では中国の台湾侵攻を機に起きた米中核戦争という、今にすると洒落にならん設定でした。
     アメリカ側の核発射ボタンはよく知られているものでは猿のいたずらでは押せなさそうですが。中国側は…指導者がお猿さんなので不安ですね。

    1. 匿名 より:

      ぷーさんは冬眠から目覚めて寝ぼけまなこのまま、ハチミツ探すつもりでうっかり押しちゃうかも。やめてー

  5. 引っ掛かったオタク@GPSも誤差あるけんしゃーない より:

    携帯電話から110番すると自動的にGPSで位置通報してくれるのは地味に便利
    が、正確を期すため住所地番やら概地道程を説明するのは正確を期すためながらビミョー

  6. ちょろんぼ より:

    救急車等緊急車両に道を譲らない問題は
    南国関係者が日本で運転する事が多くなったのが
    原因かと思います。
    南国では救急車はタクシーと同等
    (受験者輸送用車両・芸能人用タクシー)
    となっているので、それに慣れtれいる人達が
    日本で運転しているのではないかと想像されます。
    又は、アサヒが主導する理論では、
    鬱憤をはらす為に何をやっても良いという理論
    (トイレを詰まらせろ)がありますので、その理論を
    道路で緊急車両にやっているのかもしれません。

  7. どみそ より:

    電報115は なくなったのですかね。
    祝電依頼するときにしか 使っていませんでしたが。

  8. 同業者 より:

    「チコちゃんに叱られる!」その辺の事情を放送していましたね。

    「警察が110番 消防が119番なのはなぜ?」
    https://tmbi-joho.com/2022/05/20/chiko173-pol/

    1. 欧州某国駐在 より:

      NHKの国際放送で観ました。
      柳沢慎吾がその番号に決定されるまでの状況、事情を演じてましたね。
      結構わかりやすかったです。

  9. パーヨクのエ作員 より:

    いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。

    電話するで思い出しましたが、四半世紀ほど前にプッシュホンの短縮ダイヤルの登録番号を使って近所のイヌネコのボスを務める当方の母に電話する(それも複数回(笑))猫がいた事を思い出しました(笑)。
    まあ、電話の向こうでフンフン言っているのを聞いて電話の向こう(イタズラ電話する犯ネコ?)の名前を当てる当方の母も流石猫ボスというところですが(笑)。

    人が思うより人間が行う事を動物は見ています。
    そんなにニュースになるほどでしょうかね(笑)。

    「21世紀のアメリカのエテ公はやっと20世紀の日本のネコに追いつけた」

    きっと母は猫ともども空の上で笑っているかと。

    以上です。駄文失礼しました。

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