日韓関係巡り安倍総理「韓国大統領は英知ある決断を」
安倍晋三総理が昨日、自民党の安倍派(清和政策研)の会合で、韓国の尹錫悦(いん・しゃくえつ)新大統領に対し、「安全保障については、日本や米国と認識を共にしている」としつつも、韓諸懸案を巡っては「英知ある判断をしていただきたい」と述べたそうです。これはなかなかに強烈な皮肉です。というのも、韓国は普段、日本に対して「決断せよ」と迫っているからです。
目次
日韓関係「改善」論
日韓諸懸案解決に必要なのは「日本の決断」ではない!
日韓諸懸案を巡って、韓国側から頻繁に聞こえてくるのは、「諸懸案の解決のためには日本の決断が必要だ」、とする発言です。
当たり前の話ですが、こんな見解、私たち日本人にとっては受け入れられるものではありません。なぜなら、日韓諸懸案はいずれも、韓国側が日本に対し、一方的に行った不法行為が原因で作られたものだからです。
たとえば、自称元徴用工問題に関しては、次のような「派生論点」があります。
自称元徴用工問題の「派生論点」
- そもそも「朝鮮人の違法な強制連行・強制労働が行われていた」とする韓国側の主張自体、史実に基づいていない、またはちゃんとした証拠が存在しない(ウソ、捏造の問題)
- 2018年10月と11月に韓国大法院(※最高裁に相当)が下した自称元徴用工判決自体が日韓請求権協定に違反する状態を作り出している(国際法違反の問題)
- 日本政府はこの問題を平和的・友好的に解決しようと外交的協議や国際仲裁手続を呼びかけたにも関わらず、韓国政府はこれらの呼びかけを無視した(国際手続法違反の問題)
- 自称元徴用工らの側は日本企業の資産を差し押さえ、現金化に向け裁判の手続を進めている(国際法違反の問題)
(【出所】著者作成)
いかがでしょうか。
どれも基本的には韓国が一方的に作り出した問題であることが明らかではないでしょうか。
日本の過失もゼロというわけではないものの…
もちろん、これらの問題について、日本政府側の過失がゼロなのかといえば、そうとは限りません。
とくに、「朝鮮人の違法な強制連行がなされていた」とする韓国側の主張については、2015年7月のユネスコ総会で、日本政府の代表者であった佐藤地(さとう・くに)ユネスコ大使(当時)の口から、こんな発言がなされたからです。
「日本は、1940年代にいくつかのサイトにおいて、その意思に反して連れて来られ( brought against their will )、厳しい環境の下で働かされた( forced to work )多くの朝鮮半島出身者等がいたこと、また、第二次世界大戦中に日本政府としても徴用政策を実施していたことについて理解できるような措置を講じる所存である」。
明治期の産業革命関連施設の世界遺産登録を実現するという「目先の目標」に拘泥するあまり、日本の国益を売り渡したという意味では、非常に恥ずべき発言でしょう。その意味では、じつは日本の外務省や政治家の「事なかれ主義」こそ韓国の虚偽の歴史主張の片棒を担いできた犯人だった、というわけです。
もっとも、こうした「過失」は、諸懸案全体に占める割合としては非常に些細なものであり、実質的に、「諸懸案はすべて韓国が作り出したものだ」と結論付けて良いでしょう。
以上をもう少し敷衍していくならば、日韓間の諸懸案には、次の2つの特徴のどちらか(または双方)が含まれている、という言い方をしても良いでしょう。
日韓諸懸案の2つの特徴
- 韓国側が主張する「被害」の多くは、(おそらくは)韓国側によるウソ、捏造のたぐいのものであり、最終的には「ウソの罪をでっち上げて日本を貶めている」のと同じである
- 韓国側が日本に対して要求している「謝罪」「賠償」などには、多くの場合、法的根拠がなく、何らかの国際法違反・条約違反・約束違反を伴っている
(【出所】著者作成)
竹島不法占拠問題の場合、1952年、サンフランシスコ講和条約が発効する直前というどさくさに紛れ、韓国の初代大統領である李承晩(り・しょうばん)が国際法を無視して一方的に宣言した「李承晩ライン」の韓国側に竹島が勝手に韓国側に取り込まれたことがそもそもの原因であり、これ自体が国際法違反です。
実際、日本政府はこの問題を解決するために、これまでに国際仲裁裁判所(ICJ)への付託を何度も韓国に提案し、拒絶されています。このことは、韓国政府が自国の国際法違反を(深層心理では)理解している証拠でしょう。
また、自称元慰安婦問題に関しても、日本の朝日新聞の捏造記事をきっかけにしていたとはいえ、それに尾ひれを付けて「戦時中、日本軍が20万人の少女を組織的に強制連行し、戦場で性的奴隷として使役した」などとするウソをき、日本人の名誉と尊厳を傷つけたのも韓国の側です。
自称元慰安婦問題では1993年の河野談話が、自称元徴用工問題では2015年の佐藤談話が、それぞれ「これらの問題を日本政府自身も認めた証拠だ」、などとして韓国側に悪用されていることも事実であり、その意味では、「悪用されるような発言」をした側に問題が皆無というわけではありません。
しかし、くどいようですが、根本的に問題があるのは、日本の側の発言を「揚げ足取り」的に利用し、自身のウソを補強する材料として悪用し続ける韓国の側です。
期待が高ければ失望も高い
ところで、韓国では先日、文在寅前大統領が退任し、尹錫悦(いん・しゃくえつ)大統領が就任。日本からは鳩山由紀夫・元首相に加え、林芳正外相が韓国を訪問し、とくに林外相は尹錫悦氏を表敬訪問しています。
ただし、尹錫悦政権下で日韓関係が「すぐに好転(?)する」という保証はいっさいありませんし、それどころかむしろ、日韓関係についてはいっそうこじれる可能性すらある、というのが現時点における当ウェブサイトの見解です。
その理由は、韓国側が関係「改善」に向けた具体的提案を、本当に何ひとつとして行っていない点にあります。いや、『佐藤正久氏、韓国に「2度も3度も騙されてたまるか」』などでも紹介したとおり、酷いときには、「問題解決に努力する姿勢を見せ、日本側の柔軟な対応を引き出そう」、といった意見すら出て来ることもあります。
少し厳しい言い方ですが、この考え方、「問題解決をするフリをして日本に譲歩させよう」と述べているのとまったく同じです。
しかも困ったことに、日本の側でもこうした韓国側の主張に積極的に乗っかろうとする人たちがいます。韓国側で「韓日関係改善」論が出てくれば、「日本も韓国の決断を後押しするよう、韓国に歩み寄るべきだ!」といった主張が出て来るのです(『韓国の約束破り無視する「関係改善論」=日経編集委員』等参照)。
正直、日本の側でも新聞、テレビを中心とするオールドメディア界隈に、「5年ぶりの保守政権が発足したから、日韓関係は改善されるに違いない」、などとする単純な意見が多いのには辟易しますが、こうした意見は実態をまったく見ていないと断じざるを得ません。
この点、韓国の側で「国際法違反をしたのは私たちの側だ」、といった主張をする人が皆無だ、というわけではありません。『「韓国は権利もないのに債権国として振る舞う」の指摘』などでも取り上げたとおり、なかには「国際法や国際常識に反する行動を取っている韓国が特殊だ」、と認識する論客もいるからです。
しかし、みたところ、こうした意見を韓国国内から発信している韓国人はごく少数派ですし、「シンシアリー」のペンネームでブログを運営されていた方も、すでに日本に移住してしまいました。
なにより、著者自身もビジネスマンの端くれですので、現在、日韓の一部「識者」の間で日韓関係「改善」への期待が異常に高まっているという状況自体が、却って将来的な日韓関係破綻の危機を却って高めていると考えています。
なぜなら、期待が高ければ高いほど、それが成し遂げられなかったときの失望もまた深くなってしまうからです。
安倍総理の対韓牽制
安倍総理が「英知ある対応」を尹錫悦氏に要求
こうしたなかで、産経ニュースには昨日、こんな記事が掲載されていました。
安倍元首相、韓国新大統領に要求「英知ある対応を」
―――2022/5/12 14:08付 産経ニュースより
非常に短い記事ですが、これは安倍晋三総理が12日、安倍派(清和政策研究会)の会合で、尹錫悦新大統領を巡って次のように述べた、とするものです。
「安全保障については、日本や米国と認識を共にしている(が、日韓諸懸案については)英知ある判断をしていただきたい」。
短いなりにも、なかなかに強烈なカウンターパンチです。
安全保障上、(すくなくとも表向きは)「日韓」「日米韓」の連携は重要だとされており、この点については安倍総理や菅義偉総理、さらには岸田現首相らも同じ認識を繰り返してきました(実際に韓国が連携相手として信頼できるかどうかは別として)。
ただ、安倍総理の発言の後段にある「英知ある判断を」の部分は、大変に興味深い点です。
韓国は常々、「日本の決断が必要だ」などと述べてきましたし、また、最近だと「韓日双方が知恵を出すべきだ」などと述べることもありますが、要するに「問題を解決する責任は相手側にある」、というのが韓国の基本認識だと考えて良いでしょう。
安倍総理の発言は、この韓国側の認識を逆手に取ったものでもありますし、また、「現在の韓国が英知ある行動をとっているとは思えない」という、安倍総理なりの暗黙のメッセージをくみ取ることもできます。
岸田首相自身、外相だった2015年当時、韓国から「2度騙された」人物でもありますが、言い換えるならば、当時は内閣総理大臣として「上司」の立場にあった安倍総理自身も、間接的には「2度騙された」のと同じことです。
(※もっとも、2015年に「騙された」のが誰の責任だったのかについては敢えて触れませんが、内閣改造で岸田氏が外相から外れたあとに関しては、安倍総理自身が韓国に「騙される」という機会がほとんどなかったという点については付記しておきたいと思う次第です。)
いずれにせよ、自身が「岩盤支持層」からの支持を危うくするような政治的リスクをとってまで韓国と取り交わした慰安婦合意が、文在寅政権下であっけなく反故にされたことに関しては、岸田首相のみならず、安倍総理としても思うところがそれなりにあるのでしょう。
日韓関係の落としどころ
もっとも、くどいようですが、韓国の側が国際法、国際約束などを誠実に守ることは、正直、期待できません。
この点、以前からしばしば申し上げてきたとおり、日韓関係を巡る「落としどころ」としては、基本的には次の3つしか考えられません。
日韓諸懸案を巡る「3つの落としどころ」
- ①韓国が国際法や国際約束を誠実かつ完全に履行することで、日韓関係の破綻を回避する
- ②日本が原理原則を捻じ曲げ、韓国に対して譲歩することによって、日韓関係の破綻を回避する
- ③韓国が国際法や国際約束を守らず、日本も韓国に譲歩しない結果、日韓関係が破綻する
(【出所】著者作成)
このように申し上げると、「韓国が国際法の一部を守り、日本が譲歩するという選択肢もあるではないか」、などと寝言を述べる人もいるのですが、こうした認識は100%、完璧な間違いです。
そもそも日韓諸懸案の本質は「韓国のウソ・捏造」プラス「韓国の国際法・条約・約束破り」という二重の不法行為にあるのであり、この二重の不法行為が完全に解消されない状態で、日本が韓国に中途半端に歩み寄ること自体、上記「3つの落としどころ」のうちの②に該当してしまっているからです。
日本が「絶対②の選択肢を取らない」という姿勢を貫くことができるかどうかは、結局のところ、国民世論の在り方次第でもあるのですが、日韓関係「改善」を巡り、著者自身は日本が上記②の選択を取ることがあってはならないと考えていますし、また、日本が少しでも譲歩する可能性がある方法には全力で反対するつもりです。
いずれにせよ、もしも日本が頑なに②の選択肢を取らなかった場合、韓国に遺されるのは①の選択肢を取るか、それとも③の選択肢が実現してしまうかのどちらかです。
日韓関係は「別次元の問題」で破綻するかも?
もっとも、日韓関係については、まったく違う次元で破綻に至る可能性が出てきていることについては、言及しておく価値はあるでしょう。
その「まったく違う次元」とは、米韓関係と中韓関係です。具体的には、韓国が米国の同盟国でありながら中国に経済の命綱を握られ、中国に対し毅然とした対応を取ることができていないことが、長い目で見て米国にとっての韓国の価値を引き下げているのです。
しかも、日本は「自由で開かれたインド太平洋」(a Free and Open Indo-Pacific, FOIP)を旗印に、日米豪印4ヵ国連携の枠組み(クアッド)を成立させましたし、米国は米国で米英豪の「AUKUS」と呼ばれる枠組みを始動させました。
ちなみにAUKUSには、もしかしたら近い将来、日本が加わり、その通称を「JAUKUS」に変えるかもしれませんが、いずれにせよ重要なことは、「米韓」「日韓」「日米韓」という枠組み自体の相対的な重要性が急低下していることにあります。
この点、まずはジョー・バイデン米大統領が今月、訪韓して尹錫悦氏と会談しますが、このなかで韓国が米国の同盟国かつ「自由・民主主義国陣営」の一員として、中国とロシアに対抗し、米国との同盟の義務を果たそうとコミットするかどうかに注目したいと思います。
変化する日本の世論
ちなみにウェブ主自身は韓国のことを1ミリも信頼していませんし、日本政府がいう「日韓・日米韓の連携で北朝鮮の核問題や日本人拉致問題などに対処する」というのも与太話に過ぎないと考えている次第ですが、このことは今後、韓国自身の行動によって明らかになっていくことでしょう。
おぼろげながら見えて来る日本国民の意識も、ようやくここに追いついて来た気がします(『韓国新政権に対し日本国民が冷ややかな態度を取る理由」等参照)。
この点については文在寅(ぶん・ざいいん)政権の5年間における韓国の行動があまりにも稚拙だったという理由もあるかもしれませんが、おそらくはそれだけではありません。
(もしかしたら当ウェブサイトを含めた)インターネット上の評論サイト、ブログサイトなどで、韓国の行動を正確に理解する人が増えてきたことも、こうした日本側の世論認識に寄与しているのかもしれないと思いますし、こうした流れが反転する可能性は、極めて低いと考えておいて間違いないでしょう。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
確信犯に対する正しい対処法ってどんな感じなんだろ?
う~ん?
たしかにあそこは北も南も
嘘捏造の確信犯ですからねえ。
刑事ドラマを参考にしてみると
籠城した凶悪犯には
「無駄な抵抗は止めて出てこい」
と正攻法で言ったって出てきませんし、
「お前のお父さんお母さんは泣いているぞ」
といってみたって、
「ふん、家業だ頑張れって言ってるニダ」
てな具合でしょうからねえ。
ドラマではここで
ネゴシエーターの出番なのですが
この件の場合は、
ネゴシエーター名乗り現れる輩は
なんのことはない、犯人側の
韓流一味さんばっかりですし。
相手にしないのが一番と思います。
相手にしなければ、やってきようがない。
ただ、外で悪口をわーわー言いふらしていることには、冷静に反論することが必要かと。
日韓関係が、本質的に改善に向かうには、韓国民が①「2ケ国間の合意・条約は、一方の国が考える正義に優先する」と理解すること②自国の考えに囚われず、国際世論(とりわけ米国)がどう見ているかに思いをめぐらすこと、そして③韓国マスコミが、「日本が深くかかわる問題で、日本に有利あるいは韓国に不利な記事を書いてはならない」という不文律を脱し、国民におもねらず、国益を考えた論説で、国民をリードすること、が必要だと考えています。安倍元首相の仰る「英知ある決断」の中身は不明ですが、仮に「2+1案」(韓国政府と韓国企業が財団を作って補償、道義的責任を感じる日本企業が自発的に参加)の提示だとすれば、現時点の韓国民の認識レベルで、尹錫悦大統領が、それをしたら、おそらく持たないと予想します。同様に、これはあの朝日新聞の主張ですが「尹錫悦大統領による、『現金化は望まない』旨の表明」だとしても、厳しいでしょう。結局、これは「政策協議団」なるものが手ぶらで日本に来て、総理や要人全てに会えたと成功を吹聴してまわって、勘違いを助長していますが、「何の解決にもならなかった」「ボールは引き続き韓国側のみにある」ことの表明でしょうね。老練な政治家の所作として、当を得たものと考えています。
尹大統領就任前後の日本政府の動きは良いものだったと思います。
訪日した代表団に対しても、大統領就任式に対しても、十分な地位の人を当てて対応したのでこれを韓国が非難するのは無理があります。
そして、十分な対応をした日本が得たのは「自分で動く気がない従来通りの韓国」という情報です。
これらは丁重な無視は今後も継続すべきという根拠の一つになったことでしょう。
③韓国が国際法や国際約束を守らず、日本も韓国に譲歩しない結果、日韓関係が破綻する
これを期待する
理由:
韓国はとるに足らない国で助ける必要がない
助けたところで、恩を仇で返すのが関の山
潰れてしまっても、騒動は一時的
前回のデフォルトで日本にどれだけの影響があったのか
強いて言えば、サムスンからのスマホの購入が難しくなることくらいか
韓国車に乗っている人は皆無だろう
韓国に対して、「英知ある判断を」。
ムチャ言いよんなあ!
少なくとも、日本国内で呼応する「いたわりロボット」が機能停止してからの話ですね・・。
彼らを目覚めさせて(タイムテレビで未来の姿を見せて)くれる ”ドラぇもん” はいません。
決断しようにも英知ないニダ。
頭の中に
エッチならいっぱいあるニダ。
霊的に生まれ変わればワンチャン?
多分安倍総理のせっかくの忠言も無視されるでしょう。韓国がこの言葉を理解できるとは思えません。というか理解出来ないフリをするでしょう。
多分これから「英知」の内容について具体的な提言が安倍総理からあるのでしょう。現職の政府関係者ではない一国会議員の立場で、韓国の内政にも踏み込んだ発言を期待したいです。
日本の政府関係者が発言出来ない「韓国政府の慰安婦オーディションの杜撰さ」を指摘するのが良いと考えます。日本政府は韓国の慰安婦調査を一切信用していないということを現職時の知見として話してくださるといい。
韓国の問題はたくさんあって全部を指摘するのは無理だから慰安婦問題一点に限ってみるのも作戦だと思う。他問題になっているのも同様の構造だよと付言して
そもそも安倍元総理は韓国では「史上最悪の極右日本人」と言う事に
なっているみたいなので、実質的には挑発にしかなっていないのでは……
と思わされるコメントでした。
とはいえ、韓国側がいきり立てば日本側の親韓派もたわごとを言えなくなるので
今回は安倍元首相に「グッジョブ」と親指を上げたい気分です。
力作のご投稿ありがとうございます。日本人の平均的認識レベルの底上げが課題。周囲にもまだまだの人は大勢いますし。やはり左派大統領が当選して先鋭的活動が目に見える形で継続して欲しかったです。
「英知」は「叡智」または「叡知」とも表記し「優れた知恵」を意味します。
この「英知」は、地球上の全ての民族に平等に備わっているという訳では無いようです。
「英知」の判断基準は難しいですが、一番分かり易いのは「ノーベル賞に値するか」だと思います。
その意味で、世界人口の0.2%に過ぎないのにノーベル賞の22%(一説には30%)を占めるユダヤ民族には、間違いなく「英知」が備わっていると言えます。世界の三大宗教の一つ「キリスト教」の創始者もユダヤ人でしたし、アインシュタインの相対性理論は物理学の飛躍的発展に貢献しました。
同じ意味で、日本人にも「英知」が備わっていると思います。
また、一般的に「世界三大発明」とは「火薬」「羅針盤」「活版印刷術」ですが、いずれも中国が起源で、現代であればノーベル賞確実で、「史記」「西遊記」「三国志演義」などもノーベル文学賞に値すると思います。
ドストエフスキー、トルストイ、チェーホフなどのロシア文学もノーベル文学賞確実ですし、「ノーベル音楽賞」があればロシア民謡も有力な候補になると思います。
ただし、共産主義国家は「英知」を抹殺してしまうようですが。
「英知」の民族別分布の偏りの理由が「遺伝(遺伝子)」なのか別の因子なのかはよく分かりませんが、民族別の分布に偏りがあることは事実だと思います。
そして最後に朝鮮民族ですが、「ノーベル賞」を判断基準にする限り、残念ながら豊かな「英知」が備わっている民族とは言えないと思います。
韓国は、ノーベル賞どころか、その登竜門となる国際的に著名な賞の受賞者がいまだにゼロのようです。
遺伝子についても考察もあります。
「ノーベル賞からみた韓国の異常性」
http://www.hpcreating.com
KN 様へ
大変興味深い資料を紹介いただき、ありがとうございます。
実は私も、大学進学率が日本よりも遥かに高い韓国の法学部出身者(検察官、裁判官、弁護士、政治家など)が、国際法違反の判決や韓国政府の主張を何故批判しないのか、以前から疑問に思っていました。大学の法学部で普通に国際法を学んでいれば、韓国大法院の自称元徴用工判決や韓国政府の主張が間違いであることは分かる筈なのに何故なんだと。
しかし、この資料を読んで、何となく理解できました。要するに、大学で国際法を学んだとしても、その知識を用いる方向が日本人とは180度正反対なのだということですね。間違っているかも知れませんが。
安倍元総理の「英知ある判断をしてもらいたい」の趣旨は、自称慰安婦については日韓合意の遵守・履行し、自称徴用工問題については日韓請求権協定に基づき対応するという、筋の通った政治的決断をユン氏に促すもので、地球上のどの民族に英知があるのか、その判断基準がノーベル賞受賞だなんて問題意識やあなたの判定基準には何の意味もない。
関係改善を口にするなら、(来日した協議団のように)日本に智恵だの協力だのを求めるんじゃなくて、ユン氏が(文在寅が反故にしてきた)国際法と国家間の約束を守る政治決断をし実行しろ、それが関係改善の大前提だということでしょう。
匿名 様へ
匿名様の意見については、100%異論はありません。
その上で、私が言いたいのは、英知ある判断をするためには、その前提として英知が必要だが、朝鮮民族には英知そのものが備わっていないのではないかということです。
例えば、朝鮮民族に英知というものが備わっていれば、今頃、南北統一を果たしていると思うのですが、同じように分断されていたドイツ民族が統一したにもかかわらず、21世紀になってもいまだに統一できないのは、やはり、朝鮮民族には「英知」そのものが備わっていないのではないかという意味です。
安倍元総理がユン氏に求めたのは政治家としての覚悟と胆力ですよ。安倍氏が協議団にも伝えたという、(自称慰安婦に関し)国家間で約束した以上は互いの国内での批判は受け止め責任を果たすべき、(自称徴用工に関しては)日韓請求権協定に基づき(韓国政府が)対応すべき、の2点を「英知ある判断をしてもらいたい」と言い換えただけ。
ユン氏が政治家としてどう判断するのかは韓国人がノーベル賞を受賞できる民族かどうかなんて全く関係ない。ましてや、東西ドイツが再統合できたから南北朝鮮も再統合できるはず、それができないのは朝鮮民族にノーベル賞を受賞できるような「英知」がないからだ、などというのも何の関係も論理性もない。
>変化する日本の世論
「変化する日本の世論」、私は、この言葉の後に「もう変化することのできない韓国の世論」という言葉を追加して頂きたいと思っています。
〇日本の世論について
皆が自由に閲覧できて、コメントを投稿することのできる、このウェブサイトに代表される真面目なインターネットサイト(複数)のおかげで、多くの日本国民がマスコミの報道しようとしない真実を知ることが出来るようになって、その結果、日本の世論が変化してきたことは、間違いのないことでしょう。この変化はこれからも拡大していくことでしょう。
〇一方で韓国の世論の状況はどうか。(「【資料】尹錫悦大統領・演説全訳」に投稿したコメントの内容と、一部かぶります)
李承晩が大統領の時代、大統領は反日の塊で反日政策をとりましたが、当時の韓国国民のほとんどは親日でした。
それは、戦後直後のことであったので韓国国民には、日本併合時代に日本が朝鮮半島で行ってくれたこと、日本から伝えられた文化、奴隷のような人たちがいなくなったこと、貧困であった生活が終わったこと、等々の体験が鮮明に残っていたからです。
当時の韓国国民が反日であったなどと言うことは、あり得ないことです。
しかし、朴正熙大統領の時代になり、韓国の歴史教科書は、朴大統領の唱えた「民族主義」によって、反日一色に染められてしました。
その後、年々歳々、韓国国民は反日歴史教科書で教育され洗脳されてきて、現在はそういう国民が100%を占めるようになってしまいました。もう韓国の反日の世論が親日に変わることはあり得ません。韓国の国民は、反日で固まってしまったのです。
それを、大統領が変わったということで、短期間で変えることなど出来るわけがありません。
ただし、我々が注意すべきは日本と韓国の世論比較では、韓国の方がやや優位であるということです。
それは、日本人の中にあちらの国とのつながりの深い政界、官僚、経済界、芸能界、マスコミなどの人たちが存在していることです。
だから、このウェブサイトに代表される真面目なインターネットサイトの役割が非常に重要である、と思っています。
韓国人は皆、反日教の狂信者しかいません。
さしずめ、韓国の教科書は反日教の聖書ですか。
宗教相手に、理屈は関係ありません。
反日教の最終目標は日本人の殲滅。
協力は、反日教をやめないと無理ですよね。
>しかし、みたところ、こうした意見を韓国国内から発信している韓国人はごく少数派ですし、「シンシアリー」のペンネームでブログを運営されていた方も、すでに日本に移住してしまいました。
最高法規である国民情緒法に逆らうのは、今だとウクライナ侵略を正当化するプーチン大統領にロシア国内に住んでて批判するよりも危険性がありそうですしね。
真っ当な人間性の方は居ますけど、韓国的価値観での『正しい韓国人』ではないですし、其れを真っ当な人間へと正すのは日本ではなく韓国が自分達で為さないと、いつまでも子供な訳で駄目ですし。
『正しい韓国人』が『人間』レベルになるのは…1000年後とかですかね。
さすが、安倍元総理。
政治家は、これくらい面白い事を言えなければなりません。
韓国の訪問団が片手では音が出せないと言ったなら、机を叩いて 片手でも音は出るくらいは言ってほしい。
お互いに知恵を出してと言われたなら、まずは韓国から先に知恵を出してくださいと言える政治家が欲しい。
いくら正論といえども、面白くなければ 人々の心に届かない。
韓国相手には、安倍総理や麻生総理みたいに口が悪くないと面白くないですね。
当たり障りのない会話は、無意味です。
この発言は流石です。
ほかのまともな国に劣後する
韓国みたいなものに、
彼らが逆立ちしても得られない
『英知』を求めてあげているのですから。
嘘捏造までして日本に
襲いかかる韓流への反応として
『嫌韓』?反応は
自然なものだとは思いますが
しかし、その挑発に乗って言い返しては
彼らの狙いの
しょんべん臭い路地裏に誘われるような
『どっちもどっち論』に
持ち込まれてしまいます。
ここはまともな国としてそんな
韓流画策みたいなものに
引き込まれず距離を起き
安倍元総理のご発言のように
そんな世界でも憐れなありさまの
韓流への自省と気づきを
促してあげるべきなのでしょう。
なんせ、
文ちゃんたちの『倒日』も
伊ちゃんたちの『用日』も
同じ韓流の反日にすぎないもので、
歌舞伎町無法地帯で例えると
路上で声を荒らげての倒日カツアゲと
甘い言葉でボッタクリバーに誘う用日
程度の違いでしかないのですから(笑)