ジョンソン首相のウクライナ訪問は流れを変えるのか?
ボリス・ジョンソン英首相が突如としてウクライナを訪問し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談しました。さすが英国は「機を見るに敏」だと思いますし、これにより、ウクライナに対する国際的な支援の「流れ」が変わった可能性があります。そして、資源国でもあるロシアはいがいと「しぶとい国」でもありますが、英国を含めた西側諸国にとっては、ロシアをドンバス地域やクリミア半島から追い出すことに成功すれば、話はまた変わってくるかもしれません。
目次
ジョンソン首相がウクライナ訪問
英国のボリス・ジョンソン首相は現地時間の9日、ウクライナの首都・キーウを電撃的に訪問し、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談しました。その内容については、英、ウクライナ両国政府のウェブサイトに掲載されています。
Prime Minister pledges UK’s unwavering support to Ukraine on visit to Kyiv: 9 April 2022
―――2022/04/09付 英国政府HPより
英国政府の発表によると、ジョンソン首相の訪問のポイントは、つぎのとおりです。
- ジョンソン首相はキーウでゼレンスキー大統領と面会し、ウクライナの人々を支持することを誓った
- 両首脳はウクライナが自由で民主的な国として長期的に存続するための支援について協議した
- ジョンソン首相は新規の軍事支援に加え、追加での5億ドル相当の世銀保証を付与すると述べた
ジョンソン首相は「ロシアの残忍で挑発的な侵略」に対して「勇気を持って戦うウクライナ」を支援し、その長期的な安全と繁栄を確保するために「全力を尽くす」と表明。装甲戦闘車両120台や対艦ミサイルといった軍事支援を行うと述べました。
ちなみにこれらの支援は、英国政府が金曜日時点でウクライナに供与すると発表した、総額1億ポンドに相当する高品位な武器(近距離防空ミサイル、精密攻撃用ハイテク徘徊弾、800基の対戦車ミサイルなど)とは別枠で提供されるのだとか。
さらには、英国はウクライナの経済的安定への取り組みの一環として、ウクライナからの輸入品に対するすべての関税を撤廃し、輸入手続を簡素化するなどの支援も表明した、としています。
ウクライナ政府の発表内容
一方、ウクライナ政府の発表内容についても確認しておきましょう(※ただし、著者自身はウクライナ語を解しませんので、以下の内容は翻訳エンジンを参考に読み解いています)。
Україна та Велика Британія й надалі посилюватимуть антивоєнну коаліцію – Володимир Зеленський після зустрічі з Борисом Джонсоном у Києві
―――2022/04/09 21:49付 ウクライナ大統領府HPより
握手する両首脳
(【出所】ウクライナ大統領府)
ウクライナ大統領府によると、ゼレンスキー大統領はキーウでジョンソン首相に対し、「わが国にとって困難な時期にウクライナを訪問してくれた英国首相に感謝する」、「今回の訪問は、英国からのウクライナに対する強力で重要な絶え間ない支援の表れであり、それに感謝する」と表明。
そのうえで、ロシアとの交渉の進捗状況と、ウクライナに安全保障を提供することの重要性を説明し、次のように述べたそうです。
「平和協定は、わが国に効果的な保証のメカニズムを提供するものであるべきだ。本日はこれについても詳しくお話しした。ウクライナの平和を達成するために、和平交渉の過程で英国政府が重要な役割を果たすことを期待している。それは私たちの共通の勝利となるだろう」。
「私たちはロシア連邦にさらに圧力をかけ、ロシアに対する防衛に効果的な圧力をかけ、制裁に強い圧力をかける必要がある。これらの強力な制裁を継続し、そのパッケージを絶えず増やし、また私たちの防衛能力を強化することを通じてウクライナを支援してくれた英国に感謝する」。
そのうえで、ゼレンスキー氏は「他の西側の民主主義国も英国の例に従うべきだ」、「ロシアのエネルギーに完全な禁輸措置を科し、ウクライナに対する武器の供給を増やすべきときが来た」、と表明した、としています。
また、ウクライナ政府によると、ジョンソン首相は、ブチャ、イルペンを含めたウクライナの諸都市でロシア軍が行った戦争犯罪が、ロシア政府の評判に壊滅的な打撃を与えたと指摘。ウクライナには経済・軍事支援を中心とする包括的な支援を提供すると述べたそうです。
そのうえで、ジョンソン首相はウクライナの地雷除去支援に加え、他のパートナー諸国と共同でロシアに対する経済圧力を高め、ロシア産のエネルギーの使用制限を中心に、対露制裁を強化するように求めたのだとか。
英国の諜報能力の高さの証拠?流れも変わった!
さて、今回のジョンソン首相のウクライナ訪問には、かなりの唐突感がある、と思われる方も多いでしょう。
ただ、英国防衛省の『インテリジェンス・アップデート』の正確性については当ウェブサイトでもしばしば言及してきたとおりですが、じつは英国はウクライナ戦争を巡って、かなり早い時期から情報を詳細に収集・分析していたフシがあります。
著者自身が知る限り、2月24日のロシアによる軍事侵攻開始以来、キーウを訪れた外国首脳は複数名いますが(たとえば3月15日にポーランド、チェコ、スロベニアの首相が訪問しています)、国連安保理の常任理事国であり、G7のメンバーでもある英国の首脳が訪問するのは、かなり象徴的です。
それに、一般にある国の首脳が戦争下にある国を訪問する場合、その首脳が搭乗する航空機が安全に飛行できる状況が必要ですし、訪問中における首脳自身の身の安全を確保しなければなりません。
想像するに、おそらく今回のジョンソン首相のウクライナ訪問が実現した背景には、英国政府が「このタイミングでウクライナを訪問することが可能だ」とかなり高い確度で判断するだけの材料があったからだと思いますし、もしそうだとしたら、この訪問自体が英国の情報収集能力の高さの証拠であるように思えてなりません。
なにより、今回のジョンソン首相の「サプライズ」の動きで、西側諸国における「流れ」が変わった可能性があります。
英国の動きが先鞭をつけるかたちで、西側諸国がウクライナに対し、さらにハイグレードな武器の供与を表明し始めることつながれば、ウクライナがロシアを敗北・全面撤退に追い込む可能性すら出てきたからです。
少なくともジョンソン首相がキーウを訪問したくらいですから、ロシア軍は首都・キーウ近郊からは完全に放逐されましたので、今後の軍事作戦は、必然的に、現在も戦闘が続く東部・南部に向けられるはずです。
場合によっては、西側諸国の支援を受けたウクライナ軍の進撃が、2014年3月にロシアが「併合」したクリミア半島・セバストポリ市にも及ぶかもしれません。
ロシアは意外としぶとい:もっと制裁を!
ここで改めて振り返っておくと、西側諸国による一連の経済・金融制裁により、すでにロシアは多くのものを失っています。
- 半導体などの輸出規制を適用されてしまった
- 約6400億ドルの外貨準備のうち、少なくとも3000億ドルは凍結されてしまった
- ロシアの主要銀行がSWIFTNetから排除されてしまった
- ロシアの政府・企業が西側諸国で新規に債券を発行することを禁止されてしまった
- ロシア政府高官らの個人資産が凍結されてしまった
- ロシア国民はクレジットカードの主要国際ブランドから排除されてしまった
- マクド、スタバ、ケンタッキー、ピザハットなどが事業を休止・撤退してしまった
- 多くの民間航空機のリース契約が解除されてしまった
- 欧州諸国などがロシア航空機の領空通過を禁止する措置を講じた
- 直通列車が途絶え、船便などについても大きな制約が発生しつつある
- 外交官の追放が相次いでいる
- 国連人権理事会から追放されてしまった
…。
数え挙げればキリがありません。
この点、おりしも時事通信の昨日の記事によれば、ロシアでは3月のCPIが前月比7.8%も上昇したと報じられています。
ロシア、1カ月で7.6%物価上昇 制裁でインフレ急加速
―――2022年04月09日04時58分付 時事通信より
この物価上昇を巡って著者自身は、「西側諸国の経済・金融制裁の影響に伴い、なかばパニック的に発生したもの」という可能性が高いと考えており、「ロシア経済崩壊の兆候」と見るのは、少し議論が飛躍していると考えています。
そして、『意外としぶとい?ルーブル「紙屑化」の可能性を考える』などでも議論してきたとおり、ロシア自身は資源国でもありますので、西側諸国による一連の経済・金融制裁を通じて「国家破綻状態」にまで追い込まれるかどうかは微妙です。
したがって、ロシアを経済的に締め上げるには、やはり西側諸国が「短期決戦」を視野に、ロシア産エネルギーの全面禁輸などに踏み切る必要があるかもしれません。
(※なお、ロシアの物価と制裁の話題については、余裕があれば一両日中にでも別稿にて議論したいと思っています。)
戦争のコストをロシアに払わせるためには…
この点、巨額の戦費負担、ロシア軍に生じた人的・物的損害、「ブチャ事件」などで深く傷ついたロシアの国際的評判、さらにはロシア軍の装備や戦い方などに関する情報が西側諸国に筒抜けになってしまったことなどを踏まえれば、この1ヵ月あまりでロシアにはかなりの損害が生じていることもたしかです。
そして、戦争のコストをロシアに支払わせるためのひとつの方法は、やはり、ウラジミル・プーチン政権を倒すことではないでしょうか。
では、どうやって?
そのためにはやはり、ドンバス、クリミア半島、セバストポリ市の奪還を支援するのがもっとも手っ取り早いと思います。
もしも西側諸国が軍事支援を拡充し、万が一、ウクライナがドンバス(ドネツク、ルガンスクなど)だけでなく、クリミア半島・セバストポリ市まで反攻し、ロシア軍を追い出すことに成功すれば、これはウラジミル・プーチン大統領にとっては大変な事態となりかねません。
プーチン政権に対するそれなりに高い支持率(『プーチン大統領の支持率は83%』等参照)の背景のひとつに「クリミア半島をウクライナから取り返したこと」があると考えられる点を踏まえるなら、ロシアがクリミア半島を失うのは、プーチン政権にとっては致命傷となるかもしれません。
逆にいえば、英国を筆頭とする西側諸国にとっては、ウクライナを支援することで、ドンバスとクリミア半島からロシア軍を追い出すことができれば、そこから一気にプーチン政権の瓦解に持って行くことすら視野に入って来る、ということだと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
「今後ロシアは存在し続ける限り、核と言うナイフをずっと振り回し続ける。
だからもう覚悟を決めてさっさと潰しにかかるしかない」
国際社会はこういう流れになりつつある様ですね。
ある日緊急ニュースでロシアが核を使った、と言うヘッドラインを見そうな毎日で
緊張していますが、もうどこも後戻りは出来なくなるのでしょう。
英国はウクライナの件では常に最右翼の動きをしますね。
今回の支援発表も、他の支援国へのプレッシャーになると思います。うまいなぁ、と思いました。
「こんな人道危機が起きているときに、英国にできてウチに支援できないのはなぜ?」
と、つぶらな瞳で訴える人々に力を与えます。
自由と民主の価値観を重視せねばならず、アメリカを関与させ続けることが重要という点で、英国も日本もとても立場が似ています。歴史が後退しないための正念場は続きますね。
ウクライナは日本に対して、ロシアと問題を抱える国として見ているようですし、日本もこの機会を有効に利用したらいいと思います。
中国のときも欧州の協力は必要です。ロシアより遥かに強敵ですし。
民間人の物資を略奪し、あろうことか自国に送るとは、、、虐殺、略奪、レイプなど非人道的な行いは、戦争には付き物とはいえ、ロシアの戦争には国際社会が、認める大義がない上に、無辜の民間人に対しての行為としても、情けなさを感じる。正義に目覚めたロシア兵、、、現れねぇかな。プーチン倒せよ!❗
正義に目覚めたロシア人たちに関してはこのような動画もあります。
UA TV English 2022-4-8 投稿
https://www.youtube.com/watch?v=BJ61bjLhhww
顔を隠していますが、視線の配りかたから判断して、お芝居じゃないように当方には思えます。
肩の記章にご注目ください。白青白とは自由ロシア旗です。自由ロシアの歌1917というものあります。
青色腕章が映っていますが、territorial defence army =地域防衛隊の意味らしいと分かりました。
連投すみません
2022-3-11 投稿の動画でこのようなものもあります。投降したロシア部隊が記者会見で語るというものです。
◆Russian captive inteligence members speak about their orders for the invasion of Ukraine
https://www.youtube.com/watch?v=BJ61bjLhhww
開戦2週間の時点でこのような報道がなされたことに当方は驚いたものでした。
東西冷戦時代を経験してきた我々のような世代には背景ボードに記されたインターファックスという単語にぴくぴくするものがあります。
日本も武器輸出三原則の廃止又は見直しをして、早急にウクライナに効果的な武器を供与して欲しいです。
何とかそうならないかと願っていますが、まあだめなんでしょうね。
送るものは武器ではありません、民間人に危害を加える戦車等を排除するための道具です。
ロシアの国家テロを戦争と呼び変えるから命を守るための道具まで武器とひとくくりにするしてしまうのです。
匿名さま
読解力の無い私には匿名様のおっしゃることがいまいち理解できないのが悲しいです。
日本がこれからも生き延びるためには必要なことと思っています。
閑居小人様。
武器輸出3原則…。
ですが、遠い昔に武器輸出をすると、(自国の)平和は保たれると、聞いた事が有ります。
日本が武器輸出をすると、相手国から攻撃を受け無い事です。説明を聞いて、妙に納得をしました。ワタシは武器の輸出は大賛成です。武器輸出するとコストが下がりますもんね。
タナカ珈琲さま
コメントありがとうございます。
同じ考えで嬉しいです。
日本も普通の国にならなきゃと思います。
フォークランド紛争ではアルゼンチンはイギリスの武器使っていたけどね
プーチン政権崩壊は既に無視できない程度の可能性を持ちつつあるとは思いますが、プーチン氏の後任がプーチン氏よりも「マシ」である保証など何もありません。今回の事態を受け、プーチン氏が任期途中で退任するようなことになれば、かなり高い確率でロシア国内は大きな混乱に陥るでしょう。その混乱を収拾するために、プーチン氏よりもさらに強権的で武闘派の、しかしプーチン氏ほど賢くない大統領が登場する可能性を否定できません。というのも、ロシア帝国以来の伝統として、ロシア国民は強権的な指導者に靡きがちという傾向があるからです。そのような指導者が登場すれば、現在よりもさらに危険な状況になるかもしれません。
現在の状況を止めることができるのはプーチン氏だけだという見方には賛成しますが、プーチン氏さえ除去すればメデタシメデタシとなるという安易な見方には賛成しません。
なるほど!
英国はEUを離脱していますので、独自の政策決定が出来るのではと思います。
ロシアの苦戦を見て、プーチン体制の転覆に大きく舵を切ったのかもしれません。
英米型の民主主義と強権政治はとても相性が悪いという事もあります。
但し、プーチン後の体制がどの様になるのか見通せないところが大きなリスクではあります。
親欧米政権が出来れば良いのですが、ロシアのナショナリズムがより一層高揚右傾化して、より過激な指導者が現れる可能性もあります。
また、プーチンをあまり追い詰めると第三次世界大戦になる可能性も排除できませんが、ヒットラーに対するチェンバレン首相の宥和政策に対する反省もあるのではないでしょうか?
また、ウクライナ侵攻がロシアに一定の成果をもたらすような結果になれば、中国も賭けに出る可能性が大きくなります
英国は、この際プーチン体制を潰しておくことが、中国対策としても必要だという判断になったという事もあるような気もします。
日本も、プーチン大統領は今後領土問題の交渉相手にはなり得ませんので、英米に歩調を合わせておくべきかと思います。
バイデン大統領はどうするのでしょうかね?
>中国も賭けに出る可能性
は
消えたと思いますよ、金の亡者のチャイナセブン。ロシア高官への預金封鎖を目の当たりにして日本や台湾を侵略したら己の資産全て没収されてしまうと。
中国が賭けに出る可能性が消えたという事であれば、台湾への侵攻は無いという判断になります。
台湾への侵攻は無いという前提で今後の対応策を考えるという事でしょうか?
経済制裁を過大評価しないほうがいいのではないか。
外貨準備の凍結など戦争遂行能力や継戦意思に影響するのだろうか。
日本はABCD包囲網の中4年近く戦争を続けた。ナチスドイツはもっと長く戦った。
せっかく貯めたカネをケチって戦争に負ければ、そのカネも勝者に奪われる。
その意味で橋本某の「降伏のすすめ」こそ平和ボケの極み。
敗者は1か所に集められ、後ろ手に縛られ頭を撃ち抜かれる。バレたら「フェイクだ」で終わり。
経済制裁がロシアの体力を削いでいることは間違いないでしょうが、それだけでロシアの軍事行動を止めるには半年以上かかるでしょう。その頃には、ロシアのみならず、中東やアフリカ、中南米など、食糧やエネルギーを輸入に頼っている多くの国が経済破綻、もしくはそれに近い状況に見舞われるだろうと思います。EU諸国ですら、相当苦しい状況になるでしょうね。すでにドイツのショルツ首相は「これからドイツ国民はもっと貧しい生活を送ることになるだろう」と言ってますので、ドイツよりも経済基盤の弱い国はかなり厳しくなるかもしれません。
コメント失礼します。
経済制裁は食料よりも、西側の贅沢に飢えさせる効果の方が高いからどんどんやって欲しいですね。戦闘と制裁の二刀流で疲弊。
ソ連のアフガン侵攻は10年近くやってたから、今の露も犠牲を顧みなければ年単位で侵略続けられるんですかね?
やっぱり露が日本に核撃って戦乱(めりけんの核が許された前例アリ。日本も許してる。支那や南北朝鮮も攻めてくるかと)を増やして体勢を立て直すとかやらないか心配です。日本がウクライナ以上に総力戦頑張るならめりけんも防衛協力してくれるかも?でも自軍の犠牲を減らす為に撤退するのではと疑ってます。
>そして、戦争のコストをロシアに支払わせるためのひとつの方法は、やはり、ウラジミル・プーチン政権を倒すことではないでしょうか。
では、どうやって?
そのためにはやはり、ドンバス、クリミア半島、セバストポリ市の奪還を支援するのがもっとも手っ取り早いと思います。
堅気の相手ならばともかく、非戦闘員、病院、原発への攻撃、クラスター爆弾使用と国際人道法違反の見本市のような戦い方をするロシア相手です。
そして、いよいよ、アレッポで化学兵器を使用し、砲撃で更地にした上弦の鬼の登場です。これから東部地域の戦闘は更に悲惨さを増すことでしょう。
「プーチン大統領、ウクライナ侵攻の指揮官を任命」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a479342dd8bf7c5f75d96fe6490f81b4534fe58f
加えて、ロシアは「存亡の危機」の場合は核使用の意思を表明しています。
「ロシア、核使用は存亡の危機でのみ、高官が表明」
https://www.afpbb.com/articles/-/3396355
今回のウクライナ戦争開戦時点で、既にロシアが併合していたクリミア、セヴァストポリの防衛が厳しい状況になれば、「存亡の危機」という大義名分で、親ロシア派が比較的少ないウクライナ西部の都市を狙った戦術核の使用も考えられるのではないでしょうか。着地点を見出すのが難しいですが、相手がヤクザなだけに、囲師には必ず闕くという視点も重要なように思います。
ウクライナ民間人の犠牲には心が痛み、またジョンソン首相の正義心は疑いませんが、ロシアが勝っても負けても戦後のイギリスのヨーロッパにおける地位をゆるぎないものとすべく、伝統的な煮ても焼いても食えぬイギリス外交を実践中のようです。
ロシアがどういう形であれ負けて、ウクライナ国が存続すればイギリス企業がいち早く復興需要に応えられるよう「恩を売る」というと姑息に聞こえるので、一種の投資をしています。
また、ロシアが仮に勝ったとしても西側の経済制裁は続くであろうし、ロシアにエネルギーを依存するフランス・ドイツは苦しい政権運営を強いられ、且つリトアニア他のEU諸国は次のロシアの侵攻に備えて戦々恐々としてEUは身動きが取れなくなるかもしれません。そうなるとEUとは一線を画するイギリスはヨーロッパ最後の砦として発言力を増します。
イギリスがEU加盟国であったならEU主要国であるフランス・ドイツの風下に立ち独自の政策は取りづらかったのに対して、ブレグジットの最大の恩恵をイギリス内外に示し、ジョンソン首相およびイギリスの存在感を増すよいチャンスでもあります。
どうでもよいけど、ジョンソン首相の写真はどうしていつも頭髪がぼさぼさなのだろう。
クリミア奪還ということになればプーチンは座して死を待つよりは「侵略された」として戦術核を使う口実にする。
そこをクーデターなどで止められるかがロシア存亡の要。
第三国が阻止するとなれば行くつく先はWW3・・・
ジョンソン首相はポーランドからキーウまで飛行機ではなくtrainで移動した様です。
Boris Johnson travels from Poland to Ukraine’s capital, Kyiv by train
https://www.youtube.com/watch?v=5AJIfkKskrE
プーチンを倒せるのはロシア国民だ。
よく聞きますが虐殺、略奪、レイプ、拉致、粛正。
考えられる非道を全て行っているのがロシア軍です。
これはロシアの長い歴史で培われた”文化” なのです。 本当に恐ろしい。
ロシア国民が急に変われるとは思いません。
北朝鮮同様甘い汁を吸う事が出来る指導者層に搾取されながら支持する国民。
我々はロシア連符を解体し、小国にするしか有りません。
>これはロシアの長い歴史で培われた”文化” なのです。 本当に恐ろしい。
これは別にロシアの専売特許じゃありませんよ。
ゼレンスキー、ジョンソンのに2巨頭会談って、共に共同戦線張ってる仲間同士。今までの努力へのねぎらいとこれから打つ手のすり合わせとかでしょうか。ゼレンスキーさん、このまま好パフォーマンスを維持すれば、ノーベル平和賞ももらえそうだなんてこともありそうですね。サハロフ賞は、堅いですよね。もしかしたら、両方とるとか。
そうそう、ハリウッドのことだから、アカデミー平和賞なんかを創設して、オスカーえおやるとかってことまでありえるかも。