韓国紙、ラムザイヤー氏反論を妄言・歪曲と決めつける

ハーバード大のラムザイヤー教授が自身の論考への批判に再反論したようですが、これに対する韓国メディアの反応が大変興味深いです。ラムザイヤー氏の論考のどこがどう間違っているかについて、具体的な証拠を挙げず、ただ「妄言」だ、「歪曲」だ、などと繰り返しているだけだからです。韓国が大騒ぎすればするほど、国際的な「アカデミズム」の世界からは注目されてしまうというのは、大変興味深いところです。

ラムザイヤー氏の反論を「妄言」と決めつける韓国メディア

今朝の『日本大使館前の集会で文在寅氏が関係者の労をねぎらう』では、久しぶりに、いわゆる「慰安婦問題」について取り上げてみました。

これに関連してもうひとつ、是非とも当ウェブサイトにて取り上げておきたい話題が出て来ました。それが、韓国メディア『中央日報』や『ハンギョレ新聞』(いずれも日本語版)に今朝掲載された、こんな記事です。

「慰安婦=売春」ハーバード大学教授がまた妄言…李容洙さんに「悪名高い」

―――2022.01.06 06:46付 中央日報日本語版より

ラムザイヤー教授、またもや妄言…「慰安婦強制連行の証拠ない」

―――2022-01-06 06:51付 ハンギョレ新聞日本語版より

ハンギョレ新聞の方の記事タイトルでもわかるとおり、これは、ハーバード大学のJ・マーク・ラムザイヤー教授に関する話題です。

ラムザイヤー教授といえば、昨年、「慰安婦は性奴隷だった」とする説を否定する論考を公表したのですが、これに対し韓国メディア、韓国系市民団体らが猛反発(『「慰安婦=性奴隷」否定する論考に韓国メディアが反発』等参照)。

興味深いことに、ラムザイヤー教授の論考自体に対する論理的な反論はほとんどなく、ラムザイヤー氏に対する人格攻撃であったり、あるいはラムザイヤー氏が日本企業から寄付金を受け取って研究をしていたなどの行動に対する批判であったり、と、非常に感情的で激しい批判が湧きあがったのです。

ちなみにラムザイヤー教授自身は日本語に堪能であり(『傾聴に値するラムザイヤー教授の「日本語メッセージ」』等参照)、「ラムザイヤー論考」は基本的には日本語の原典などに当たっているものと考えて良いでしょう。

具体的な証拠が記事に一切提示されていない

それはともかくとして、中央日報やハンギョレ新聞の記事によれば、ラムザイヤー氏は現地時間5日、ハーバード大ロースクールのホームページに掲載した『太平洋戦争における性サービスの契約:批評に答える』という論考で、「これまで自身に向けられた批判に対し反論した」のだとか。

ただ、どちらの記事もひととおり読んでみたのですが、ラムザイヤー教授の反論文の紹介のなかに、具体的な証拠はいっさい提示されず、ただひたすら、「妄言」、「歪曲」などと繰り返すばかりです。

たとえば中央日報の方の記事は、こんな書き出しです。

慰安婦を『売春婦』と規定するなど歪曲主張で国際的公憤を買ったハーバード大学ロースクールのマーク・ラムザイヤー教授が今度は『慰安婦の強制徴用事実を立証する同時代の文書はない』と主張した」。

ただ、このように書かれているわりには、ラムザイヤー氏の主張のどこが「歪曲」なのかについての説明は、記事にはいっさいありません。また、ハンギョレ新聞の方の記事も、記事タイトルで「妄言」などと述べていますが、いったいどこが「妄言」なのか、その具体的な説明は出て来ません。

具体的な反論が一切提示されていないというのも、韓国メディアが自称元慰安婦問題について報じるときの特徴のようなものなのかもしれません。

真実を隠すことはできない

普段から当ウェブサイトにて申し上げていますが、自称元慰安婦問題というものは、究極的には壮大な利権構造のようなものです。

韓国自身が主張している自称元慰安婦問題の構成要素を分解すると、だいたい次の4つですが、それらのひとつひとつに確たる証拠がありません。

自称元慰安婦問題の構成要素
  • ①戦時中(1941年12月9日~1945年8月15日の期間)
  • ②日本軍が組織としての正式な意思決定に基づき
  • ③朝鮮半島で少女のみ20万人を強制的に拉致し
  • ④本人の意に反して戦場に連行して性的奴隷として使役した

(【出所】著者作成)

また、百歩譲って、韓国が国を挙げて慰安婦問題を捏造したことついて不問に付すとしても、2015年12月の日韓慰安婦合意により、この問題は「最終的かつ不可逆的に解決した」と国際的に宣言されてしまいました。

したがって、韓国が国際社会に向け、この自称元慰安婦問題を「解決していない」、「解決していない」と喧伝すること自体が、国際社会から注目を集めるということになりますし、そのように喧伝すればするほど、アカデミズムの立場からは、この問題を「学術的に」研究しようとする動きが出て来るのを止められません。

ラムザイヤー教授の研究も、こうしたアカデミズムに基づくものでしょう。

ますます苦しい立場に追い込まれる韓国

そうなってくると、苦しい立場に追い込まれるのは、じつは韓国の側でしょう。自分自身で大騒ぎした結果、国際社会から注目され、そして客観的な一次史料等に基づいてアカデミズムの世界から冷徹な評価を受けるからです。

いずれにせよ、一連のラムザイヤー論考も韓国自身の行動がもたらしたものであり、韓国側の主張が正しいのか、ラムザイヤー論考が正しいのかについては、アカデミズムの世界で査定されていくべきものでしょう。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. クロワッサン より:

    雑談掲示板の方でちょこっと書きましたが、韓国政府など韓国側が今主張している「日本軍慰安婦問題」とは「事実を基にした創作物」に過ぎず、しかも創作した部分が客観的証拠によって否定されていて。

    韓国内は兎も角、国際社会や学界では「韓国は嘘を言っている」との結論が周知されていく事を願ってます。

  2. 元一般市民 より:

    ラムザイヤ氏は、「あの時、皆で僕のこと批判したよね、さすがに1年経ったのだから、批判の根拠くらいは示せるよね」と言っている様な気がします。どこか欧米のメディアが取り上げるとか、もっと騒ぎが大きくなれば良いのに・・・

  3. サムライアベンジャー より:

     ハイ、韓国と関わるとろくな目に遭わないという事例ですね。
     事実や証拠、研究結果を突き付けてもまったく無駄、「ウソをつく」「妄言」お歪曲」「声闘」・・・いつもの朝鮮であることには変わりありません。論文を突き詰めても無駄なんですね。よって関わることが無駄なので、無視することが一番かと。

     何度も言いますが、日本人の言い分なんて海外では全く流通してません。きわめてごく一部の人だけが真実を知っているだけで、ケント・ギルバート氏が調べもしないで、ごく最近まで「日本軍による強制連行があったと思った」と信じていたように、韓国の主張の方が9割強とまだまだ勝っています。

    YouTubeでも、「慰安婦問題を日本は真摯に向き合って解決すべき」なんて動画を投稿している外国人なんてごまんと見つかります。仮に、ラムザイヤー氏のような教授が5人くらい同時に現れて真実の主張したとしても、韓国のしつこい工作、アカヒと変わらない海外のメディアはほとんど左派なので日本側に立った論なんて報じません。

    唯一の希望の光は、教授先生のお言葉でも頼りにならないな政治家でもメディアの力でもありません。一昨年、旭日旗にいちゃもんをつけてきたならず者の韓国人相手に、フィリピン人が韓国人の旭日旗排除の経緯と真実で持って反論してくれた「キャンセルコリア」の動きに見ました。個人的にフィリピン人のことは好きじゃないのですが、きっちりと韓国人のうわべだけの旭日旗批判に対抗してくれて、助け舟を出す必要がなかったので、これぞ「民主主義の力」と実感できました。

     過去の例に、タイ王国で「カミカゼ」という言葉をミュージックグループ名にしたタイのレコードレーベルに韓国がかみつきました。一度切れると止められないタイ人、「カミカゼは我々が選んだ言葉」とばかり韓国人に猛反撃していました(ほかに数件、タイ人が韓国人を撃退した例あり)。まあこの例も「人々の力」を感じさせてくれました。

     今では夕刊フジなどに日本激励の寄稿文を書いてくれるテキサス親父ことトニーマラーノ氏を、はじめは特に親日でもありませんでした。シーシェパードを非難する動画で、日本人だけが国籍を名乗り、理路整然と反論をしてくれていたのを見たことから日本への興味がわいたといいます。これも一民間人の力ですね。

     韓国側が変わってくれることを期待するのは無駄です。メディアに期待するのも無駄。人々の力で押し返しましょう。もちろんその中心に、日本人がいなければ意味がないのですが。

  4. だんな より:

    韓国が妄言・歪曲と言ったんだから、事実だと言う事です。

    1. 田舎人 より:

      だんな様

      まさに正解だと思いますよ。

      今後は、韓国が使うこのキーワード”妄言・歪曲”に注目していきたいです。

      「妄言・歪曲で読み解く韓国社会」等々の読み物も期待したいですね。

  5. より:

    合理的な反論が不可能な場合に、「妄言」とか「歪曲」とか決めつけて大騒ぎする、または人格攻撃によって問題すり替えを図るというのは、まさに朝鮮伝統の声闘の流儀そのものです。声闘では、声の大きなもの、最後まで声を出し続けたものが勝ちとされるらしいので、おそらく韓国は一層声を高める、「妄言」におどろおどろしい修飾をどんどん付加していくという方向に進むでしょう。あるいは、ラムザイヤー教授の4代前のご先祖が親日派だったという「証拠」が発見されるかもしれません。「先祖代々の懲りない親日派」というわけです。

    ところで、アカデミニズムにも過度な期待は持たない方が良いと思います。
    昨年、トランプ前大統領が武漢肺炎の起源について「研究所流出説」を言い出した際、米メディアはもとより、米学会も「酷い妄想だ」で切って捨て、一顧だにしようとしないという挙に出ましたが、後になって一部の「良心的な」学者は、あの決めつけはトランプ憎しのあまり、学術的検討など一切なしだったと告白しています。米主要メディアが左巻きであることに今さら驚きませんが、学会ですら政治的に動いたという点がポイントです。バイデン大統領が就任してから、ようやく「流出説」の再検討に入りましたが、1年間を無駄に費やしたためか、決定的な結論に至ることはできませんでした。アカデミズムが政治に左右されないというのは理想ではありますが、実際にはちっともそうではないということを如実に示したと言えます。
    こうして、武漢肺炎の起源を探る貴重な機会は失われました。このような米アカデミズムの偏向による失態に較べれば、日本学術会議の騒ぎなど可愛いもんだとすら思えます。

  6. 通りすがり より:

    米国は慰安婦問題に関わりたくなかった、というのが本音のところじゃないでしょうか?
    米国にとっても、慰安婦に関しては疚しいところが無いわけないですから。

    しかし、問題として提起されれば、米政府は倫理的に慰安婦は否定しなきゃいけない。
    管理人様は、日韓慰安婦合意について否定的な面が多いいようですが、
    国際問題的には、強制か任意かは関係ない事に、「韓国」というフィルターを外せば気付くと思います。
    その落としどころが2015年の「日韓慰安婦合意」だったんだと思います。
    ・事実として「慰安婦がいた」という事は認めなければならない。
    ・すべての慰安所、慰安婦を管理出来たわけではない(事実上不可能)
    ・「性奴隷、強制」等、否定の文言だとしても公に残すと、後日別の問題に発展する可能性がある。
    最低この3点を満たそうとすれば、ある種合格点な合意だったと思います。
    その後の対応については、管理人様と同意見ですが。

    ただ、改めて日韓合意を見てみると「当時の軍の関与の下に」も、結構深いですね。
    管理人様は、「日本政府は韓国が合意を破ることを見込んでいたのでは?」とよく書かれていますが
    合意を破った後の事まで織り込んでいるとすれば、
    「当時の軍の関与の下に」は、凄く意味のある一文だと思うのですが、どうでしょうか?

    1. ムッシュ林 より:

      私も日韓慰安婦合意は高く評価すべきと思います。理想は河野談話の撤回ですが、慰安婦にはオランダなど欧米もいますから国際的に撤回が批判を招くことを考慮して、撤回しないまでも河野談話を薄めることには成功したと思ってます。
      慰安婦合意は河野談話にもある「当時の軍の関与の下に」で全てを言い表してますが、それゆえに軍の関与の中身が重要で、いろんな解釈が可能となってます。
      その関与というのは韓国人に言わせれば官憲が強制的に連れ去ったなのですが、日本側にとっては事実はそうではないと、軍が朝鮮人の業者に慰安婦を集めさせたということを主に意味しているのだという、事実に基づいた説明がしやすくなりました。日本としては関与の中身を正す活動をしていけばよいわけです。
      また合意により最終的、不可逆に慰安婦問題が解決し、日本は韓国には合意を守れと言うだけでよくなった、欧米も高く評価したという点では日韓の立場をひっくり返すことに成功したと思います。

    2. 墺を見倣え より:

      > 米国は慰安婦問題に関わりたくなかった、というのが本音のところじゃないでしょうか?

      第五種補給品への言及を、日本を犠牲にしてでも阻止するというのが、米国の本音だと思ってます。退役軍人会は、圧力団体としてかなり強力な模様。

      「河野談話」なんて、韓国の圧力より、米国からの圧力の方が強かったのではないかと思てます。証拠持ってませんけど。

      P.S.

      日米半導体摩擦で、半導体産業を日本から韓国へ移し、今頃になって慌てるとか、米国の政治家にはロングレンジの思考ができないらしい。

      米民主党の理解は、日米安保は、今でも「瓶の蓋」のままなんじゃないかな?
      中国に対し、そう説明しているらしい。

    3. 美術好きのおばさん より:

      通りすがりさま

      「当時の軍の関与の下に」の一節が含まれた「日韓慰安婦合意」を、韓国は破った。

      つまり、韓国は「当時の軍の関与の下にあった慰安所や慰安婦」についての合意にNOをつきつけた、すなわち「当時の軍の関与の下にあった慰安所や慰安婦」を拒否した、と解釈できると言うわけですか?

  7. 七味 より:

    >当時も慰安婦強制連行の証拠はないと主張することで、「慰安婦=性奴隷=国家犯罪」という国際社会の常識を覆そうとしているという批判を受けた。

    記事の最後のとこだけど、「常識を覆そうと」することが批判の対象になること自体がおかしいと思うのです♪

    似たような文を作ってみたのです♪
    マイケルソンとモーリーは「直交する二つの経路を進むのに光が要する時間に差は認められない」と主張することで、「波が伝播するには媒質が必要である」という国際社会の常識を覆そうとしているという批判を受けた。

    。。。o(゚^ ゚)ウーン。。。o(゚^ ゚)ウーン
    批判するなら実験方法に対してだし、結論は常識とやらが間違ってるってだけだったんじゃないかな♪

    せめて、「常識を覆そうとしている」ってことを「常識に反している」ってするだけの知恵がなかったのかな?

    1. 門外漢 より:

      そんな知恵がありゃあ・・・・・・・・・

      1. 七味 より:

        門外漢様

        ・・・・韓国人なんかやってないですね(笑

        ただ、「常識を覆そうとする」ことを批判することに、なんか違和感を感じるのです♪
        常識に反することを主張する人に「根拠を示せ」って批判するならわかるけど、常識を疑うことを否定したら進歩もなにもないと思うのです♪

      2. だんな より:

        門外漢さま
        それを言っちゃあ、おしまいよ。
        座布団二枚です。

    2. バシラス・アンシラシスは土壌常在菌 より:

      そういう話をするなら
      ガリレオガリレイさんの方が有名では?

  8. 福沢諭吉 より:

    面白いのは、日本の既存メディアがラムザイヤー教授の再反論の件について、一切ダンマリを決め込んでいる点ですね。

    1. 価値観が違いすぎる より:

      本来なら、一方的に日本が責められる話題について、それを覆してくれるかもしれない、日本の国益になるはずのニュースなのに、なんでだろうねー(棒)

    2. ちかの より:

      福沢諭吉様
      日本のメディアは、今回の反論どころかラムザイヤー教授の論文についてほとんど報道していません。
      特にNHKは、ゼロですよね?なぜ?

    3. はにわファクトリー より:

      ちかのさま

      >特にNHKは、ゼロですよね?なぜ?

      報道もドラマも特集番組も浸透勢力によって NHK は乗っ取られていることの状況証拠と思われます。公共性の正体見たり。

  9. 宇宙戦士バルディオス より:

    『ラムゼイはまた、「慰安婦強制は詐欺です。証拠なし」』
    ソース:世界日報(韓国語)
    http://www.segye.com/newsView/20220105517923?
    >ラムザイヤーは、「私が知る限り、戦争によって現在残っている契約書はない。論文で資料として活用したものは政府文書、戦争回顧録、新聞広告、慰安所の会計帳簿など、周辺の情報だった」と付け加えた。
    >被害者ハルモニの証言も信じられないと述べた。特に、慰安婦被害者のイ・ヨンスさんに対し、「(言葉を変えた人々の中で)最も悪名高い」と述べた。
     結局、「性奴隷にされた」という元慰安婦の絶叫以外に、論拠は無し。これでは史実として認められる訳もない。

  10. イーシャ より:

    面白いことに、中央日報の記事は、

    特に慰安婦被害者の李容洙さんに向けては「(言葉を変えた人たちのうち)最も悪名高い。李さんが90年代には『友達に誘われ黙って家を出て特に考えることなく日本軍についていった』証言していたが、その後「14歳で銃刀によって連れて行かれた」(2002年)、「日本軍によって拉致された」(2007年)という形で徹底的に異なる証言をした」と主張した。

    で終わっています。
    妄言だと言うのなら、この後に、李容洙 BBA が本当に日本軍に強制連行されたという確たる証拠を提示するか、証言を覆したという指摘に対する反論をせねばならないはずなのに。

    結局は、不都合な事実を突きつけられたときの、「ウリ達の気に入らないことは、全て妄言ニダ」という、韓国のいつもの反応です。

    ついでに、韓国では売春が歴史的に盛んであることを、以前に書いた記事で再確認しておきましょう。
    (注意:リンク先を明示していないものは、全て私のブログ記事です)
    2004年に売春が違法となり、「売春させろ」とデモや訴訟があった韓国」 (2021.02.02)
    デモや訴訟というところが、いかにも韓国ですね。

    当時、韓国で売買春がいかに盛んだったかについては、次の記事でわかるでしょう。
    K済指標を気にするなら売春婦をカウントすれば ?」 (2021.03.10) より。

    「買春売春市場の規模、年間26兆ウォン」 (中央日報日本語版 2003.02.06 15:22)”
    「韓国の買春売春産業は年間26兆ウォン(約2兆6000億円)台の規模であり、買春売買産業の専業女性がおよそ26万人にのぼる。<中略>
    買春売買産業の規模は、2001年の国内総生産(GDP)545兆ウォン(約55兆円)に比べるとき、その5%にあたる。また、専業女性数およそ26万人は、満20歳から34歳までの女性(2002年、統計庁)人口の4%にのぼる。」

    そうそう、こちらも、ぜひ御覧ください。
    ワーキングホリデー悪用の韓国人売春婦を締め出し 安倍政権の成果」 (2021.02.21)
    安倍総理を韓国や日本の特定野党・オールドメディアが「アベガー」と非難する根底には、こういう理由があるのでしょう。

    日本のメディアは詳しくは報じませんでしたが、昨年あったアトランタ銃撃事件も、韓国人売春業者と売春婦がからんだものでした。
    隠してきた韓国人売春が爆発した アトランタ銃撃事件」 (2021.03.20)

    ラムザイヤー教授の論文とゲーム理論については、”【読者投稿】「ゲーム理論」で読み解く「韓国の奇行”」 (新宿会計士の政治経済評論 2021/03/01 21:00) を御覧ください。
    なお、この中では、韓国が触れて欲しくない「貢女」の話や、

    「終韓論」 (黄文雄 著, KKベストセラーズ 発行, 2014年11月25日, ISBN 978-4-584-13602-7) 第92ページには、
    「半島の歴代王朝が宗主国に送った「貢女」以外にも、性奴隷を外交手段として利用していた。大韓民国になってからも、それは変わっていない。<中略>
    アメリカの連邦議会や地方議会で盛んに「反日」を主張する政治家がいるが、たいてい韓国政府から提供された韓国人の愛人を抱え込んでいる。」
    という記述もあります。

    という事実を取り上げ、

    戦時下における売春婦を性奴隷と呼んで、日本を貶めようとするのは、韓国と韓国人の自己投影なのかもしれません。だからこそ、ラムザイヤー教授の論文が学術誌に掲載されることを、心底恐れるのかもしれませんね。

    と指摘しています。

    韓国が「慰安婦ガー」と喚く度に、こうした韓国の売春事情を広め、喚けば喚くほど自らに跳ね返ってくることを思い知らせてやるべきでしょう。

  11. とん汁うどん より:

    ラムザイヤー教授が猛烈な反発に屈しないでいられるのは、陰に日向に米政府の後押しがあるからではないかと想像されます。
    研究者一個人の良心だけでは、モンスタークレーマーの対処は面倒すぎる。
    アメリカ側が「韓国になるべく恥を欠かせないように幕引き」を目指した合意が破綻して、「韓国に恥をかかせてでも幕引き」という判断に変わったのでしょう。

  12. がみ より:

    確かに青瓦台や韓国与党や市民団体やVANKは騒いでます。

    肝心の韓国アカデミズムで歴史研究を専門にしているはずの人からの反論って皆無なんですよね。

    なぜだか、反論している歴史学者は韓国にいたことのあるアメリカ人や日本の左派系歴史学者や思想・哲学者・人権法学者ばかりで。

    とことん反証する文献や資料が無いんだろうな。

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