NHK、大谷選手に紅白歌合戦への出演を依頼=週刊誌
NHKが大谷翔平選手に紅白歌合戦への出演を打診しているらしい、という記事がありました。ビックリする話です。「大人気の野球選手が出演するポップ・ミュージックの番組」というものは、どうも商業番組にしか見えないのですが、報道によれば、大谷選手はこの出演のオファーを「今の時期に大切なトレーニングのルーティンを崩したくない」という理由で断ったのだそうです。正当な理由と言わざるを得ません。
目次
野球選手に野球のことではなく結婚のことを尋ねる日本の記者
当ウェブサイトを運営する「新宿会計士」は金融評論家・エクセル評論家・ハンバーガー評論家であり、基本的に野球を含めたスポーツ分野に関しては、専門外です。
ただ、そんな「専門外」の分野であったとしても、大谷翔平選手の活躍の素晴らしさについてはある程度理解しているつもりですし、その大谷選手がアメリカン・リーグで今年、最優秀選手賞(MVP)を獲得したことについても素晴らしいことだと考えています。
こうしたなか、その大谷選手を巡って当ウェブサイトとして関心を抱いているのは、ご本人よりも、その「周囲」、とくにマスメディア関係者の言動なのかもしれません。
たとえば、大谷選手がおそらく多忙の合間を縫い、11月15日に東京都千代田区の日本記者クラブで会見に応じた際、司会を務めたスポニチ記者自身を含め、質問のレベルが総じて低いのではないかとする件については、『野球選手の記者会見で「結婚予定」を尋ねる日本の記者』で触れました。
もちろん、記者によってはちゃんと野球に関連した質問をしているケースもあったのですが、なかには野球とまったく無関係な質問(たとえば「結婚の予定はあるのか」、など)を投げかけている記者もいるなど、正直、改憲を視聴していて驚くことも多々ありました。
バラエティ番組のオファー自体が失礼では?
ただ、大谷選手を巡る「メディアネタ」は、それだけではありません。
『バラエティ番組のオファー自体が大谷選手に迷惑では?』では、小学館が運営するウェブサイト『NEWSポストセブン』というウェブサイトに掲載された、こんな記事を取り上げました。
大谷翔平、バラエティー出演のハードル高く 数百万円提示も答えはNO
―――2021.12.16 16:00付 NEWSポストセブンより
これによると、各テレビ局が大谷選手を出演させようと躍起になっていて、「ある局は出演料として数百万円を提示したが断られた」、「別の局は大谷選手と仲の良い同世代の現役選手を経由して(出演を)交渉している」、などとする「テレビ局関係者」の証言が紹介されています。
いずれにせよ、「大谷選手に執拗にテレビ出演をオファーしている」とする報道が事実なのだとすれば、正直、バラエティ番組への出演をオファーすること自体が大谷選手に対し、失礼ではないかと思います。
ご本人が来シーズンにさらに活躍できるよう、集中できる環境づくりに協力する方が有意義であり、その意味では、テレビ局が大騒ぎすること自体、大谷選手を妨害しているようなものではないかとすら思えてならないのです。
大谷選手と紅白歌合戦
ところが、バラエティ番組よりももっと「タチの悪い話」もあるようです。
スポーツ紙『サンスポ』が配信した次の記事によれば、NHKの『紅白歌合戦』に対し、「ゲスト審査員」として大谷選手の出演を「待望する声」がNHK局内で強かったが、「別の形で出演を模索しているとみられる」、などとしています。
エンゼルス・大谷翔平の出演は模索中 紅白ゲスト審査員6人発表
―――2021/12/23 5:00付 Yahoo!ニュースより【サンスポ配信】
『紅白歌合戦』といえば、NHKが毎年大晦日に製作し、放送している番組です。
普段は「公共放送」を騙るNHKが歌番組を制作するというのも個人的には非常に疑問ですが(※ポップミュージックの番組に「公共性」があるとは到底思えません)、その点はとりあえず脇に置くとして、もっと疑問なのは、歌番組に大谷選手が出演することに、どんな「公共性」があるのか、という点でしょう。
こうしたなか、写真週刊誌『FLASH』のウェブ版が土曜日に配信した次の記事が、さらに強烈です。
大谷翔平 『紅白歌合戦』審査員出演はなし…NHK局員が明かす“アスリートすぎる”辞退の理由
―――2021/12/25 6:01付 Yahoo!ニュースより【FLASH配信】
FLASHによれば、ある「芸能記者」は次のように述べたのだそうです。
「各テレビ局は、大谷のインタビュー、あわよくばバラエティ番組への出演を何度も依頼しましたが、すべて断ったと聞いています。ある局は、たった一度の出演に数百万円を提示しましたが、『(トレーニングの)ルーティンを崩したくない』と、断わられたそうです」。
このあたり、先ほども紹介した『NEWSポストセブン』の記事にもほぼ同じ内容の記述がありました。
異なるメディアが同じような内容を配信しているということは、やはり、実際にテレビ局が「数百万円の出演料」を提示して大谷選手をバラエティ番組に出演させようとした、ということは事実なのかもしれません。
FLASH「未練がましいNHK」
ただ、記事タイトルにもあるとおり、このFLASHの記事でのもっと強烈なポイントは、紅白歌合戦への出演オファーというくだりです。
ある「NHK局員」は、次のように述べたのだそうです。
「NHKは水面下で、大谷さんへ『紅白』の審査員として出演交渉をおこなっていたのは事実です。しかし、土壇場で出演は断わられることになりました」。
FLASHによると、『紅白』の参加歌手や概要などが発表された際に、NHK側がポロッと「大谷翔平さんにも審査員として出ていただければありがたい」と述べてしまい、あたかもNHKが大谷選手側と交渉しているかのような印象を与えてしまったことで、大谷選手の側もNHKへの不信感を抱いた、などとしています。
そのうえでFLASHは、この「NHK局員」が次のように述べた、と報じています。
「最終的には、大谷さんから『今の時期に大切なトレーニングのルーティンを崩したくない』といった理由で断られたと聞いています。<中略>ならば『番組の冒頭だけでも出演をお願いしたい』と、まだ未練がましくギリギリまで返答をお待ちしているんですが…」。
単独のメディアが報じた内容だけに、内容を鵜呑みに信じるのはどうかという点はさておき、これまでのメディア業界と大谷選手とのやりとりを眺めていると、「さもありなん」と思ってしまいそうな展開です。
『紅白歌合戦』という番組を、視聴者からかき集めた貴重な受信料で製作することが、「公共放送」としての本筋にかなっているのか、という論点もさることながら、野球選手に歌番組への出演を依頼するというのは、相当に商魂たくましいと思わざるを得ません。
「大人気のスポーツ選手が出演するポップ・ミュージックの番組」。
完璧に商業主義の番組にしか見えませんね。
出演は自己責任で:メディアの奇行は酷くなるばかり
もちろん、あくまでも個人的な感想ですが、野球選手を含めたスポーツ選手は、バラエティ番組だの、歌番組だの、そういった番組に出演したければ出演すれば良いとは思います。
実際、一部のメディアの報道によれば、スポーツ選手もオフシーズンではテレビのバラエティ番組などに積極的に出演し、視聴者に顔を売る、というプロモーションを行っているようですし、それはそれでスポーツ選手の事故プロモーションとして否定されるべきものではありません。
ただし、それはあくまでも「本人が出演したいと思うならば」、という話であって、テレビ業界から強引にオファーすべきものであるとは思えません。
ちなみに「スポーツ選手とテレビ局のバラエティ番組」という意味では、今年11月にはバラエティ番組収録中に卓球選手がレスリング技で負傷した、という事件も発生しています。
卓球の吉村選手、収録中に骨折/テレビ朝日のバラエティー番組
―――2021/11/5 17:54 付 共同通信より
このように考えていくと、スポーツ選手がバラエティ番組に出演するのも、あくまでも「自己責任」、といったところでしょう。
もっとも、『ご遺族の自宅インターフォンを真夜中に鳴らす新聞記者』や『メディア記者、傷ついたご両親に「いまのお気持ちは」』などでも紹介したとおり、どうも最近、マスメディア関係者の奇行を目にする機会が増えているように思えてなりません。
このように考えていくと、やはりテレビ業界、メディア業界は、私たち一般社会とは異なる常識で動いているのではないか、などと疑問に感じざるを得ないのです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
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東京オリンピックでメダルを取った選手は、嬉しそうにメディアに出てますけどね。
大谷選手は、メディアに出るために生きてるんじゃ有りませんからね。
メダリストも心中いろいろだと思いますが…
競技種目の振興、競技人口を増やすためのアピールとして競技団体挙げてマスメディア露出を企図しているトコロもあるようですから、総じて「嬉しそう」に見えることは否定はしません
本文中「スポーツ選手の事故プロモーション」とありますが、誤変換でしょうか?
個人的には文意にそぐった皮肉とも取れるのでどちらでもよいと思いますが、念のため失礼します。
前回も今回もですが、依頼すること自体は特段なんの問題も無いと思いますね。
出たければ出る、出たくなければ出ないだけですし。
もちろん本人が自由意志で可否を決めることが出来るのであれば、という但し書きはついてきます。逆に、姑息な手を使って出演依頼を断れないようにしたとかいう情報があれば面白い事になりそうです。
ということで、依頼するな、もしくは依頼は自粛すべきだ、というのはちょっと乱暴すぎる意見だと私の目には映りますし、依頼するのはどうなんだ、という問いかけに対しては、繰り返しになりますがそれ自体は問題ないと思っています。
それとは別に、
国民から聴取したお金の使いみちとして、NHKがそれを適切に行っているのか、というと全くそうではないと私も思っていますし、公共放送のあり方が時代と大きく乖離しているので見直すべきだとも思っています。
NHKが紅白歌合戦のゲスト審査員に「時の人」を招くというのは、1951年以降連綿と続けてこられたもので、スポーツ選手も多数含まれていますし、将棋指しや小説家、俳優なども多数含まれてますね。その意味では、間違いなく「時の人」である大谷翔平選手に声がかかったとしても、なんら驚くべき話でもありません。なにより、大谷選手自身、2015年にはゲスト審査員を務めているからです。
参考: https://entamedata.com/2019/12/19/nhk%e7%b4%85%e7%99%bd%e6%ad%8c%e5%90%88%e6%88%a6%e6%ad%b4%e4%bb%a3%e3%81%ae%e3%82%b2%e3%82%b9%e3%83%88%e5%af%a9%e6%9f%bb%e5%93%a1%e3%81%ab%e9%81%b8%e3%81%b0%e3%82%8c%e3%81%9f%e4%ba%ba/
もちろん、オファーを断るのも人それぞれでしょう。あのイチローだって1994年に務めてますが、それ以降には、オファーがなかったとも思えませんが、務めてません。
以上から考えれば、紅白歌合戦のゲスト審査員としてオファーすることも、それを断ることも特筆すべきことなど何もないと思います。そんなことをわざわざ取り上げる週刊誌の不見識ぶりを嗤うべきでしょう。
流石、いつもNHKを擁護するコメント主様。
週刊誌にNHKの見識を嗤われていてネタにされているんですよ
ですよねー。
NHKが公共性があるのかってのも面白い視点だと思う。紅白歌合戦なんてブログ主言う通り商業主義バリバリじゃん。何が公共放送だよww
その通りではあるが
スポーツ選手がバラエティーに出るのは止めた方が良い
スポーツ選手は全員、大谷を見習ってバラエティー全部お断りすべき
一理あるとは思いますが、最終的には選手個人、そして競技団体の考え方でしょう。
一時期、ハンドボールの宮崎選手(なかなかイケメン)が随分TV出演していましたが、ハンドボールという、(こう言っては何ですが)マイナーな競技を少しでも多くの人に知ってもらいたい、面白さを伝えたいという意図だったと聞いています。その意図が成功したかどうかはともかく、そのような意図や努力を否定すべきとは思いません。
そう考えると、スポーツ選手のバラエティー番組出演について、一概にどうこう言うのは難しいかなと思います。
大谷選手は、今年は自分なりに反省するところがあったので、来年が正念場だと思っているのでしょう。
本人も、今年は苦しかったと言っていますので。
多分、心身共にベストの状態で来シーズンに臨めるよう、オフの期間は調整に集中したいのでしょう。
日米野球ファンの期待を一身に背負っている事を自覚しているからこそ、紅白やバラエティ番組で愛想を振りまく気分にならないのでは無いでしょうか?
公共放送とは何か?
これについては、NHKも総務省も理解していない(あるいは独自見解の域を出ない)ように思いますし、誰もわからんような気もします。(まあ、ウィキペディアの答えが正解かどうかも?ですし)
ただ一つ言えることとして、放送法では放送番組の種別(教養番組、教育番組、報道番組、娯楽番組等の区分)等に応じて、放送番組の編集基準を定め、これに従って放送番組の編集をしなければならず(第5条)、それは総務省令により公表することとなっています。
NHKも、日本放送協会番組基準というものがあり、そこにはしっかり「娯楽番組」という項目がありますので、紅白歌合戦などはこれに該当するんでしょうね。
国営放送でも民法でもないコウモリ放送ですから、どこまでやるかってだけの話ですね。
まあ、考え方は人それぞれでしょうけれども、「娯楽」に公共性を認めない人っていうのは、例えば、笑いや音楽やスポーツの力を一切評価しようとしない心の貧しい人たちなんだろうなと思います。あるいは、そういったものによる慰撫を一切必要としない、驚異的なマインドタフネスを誇る人たちなんでしょう。
娯楽は商業ベースでやれば良いだけです.
あれだけ多くの民放が存在するのですから.
NHKしかテレビ局がなかった時代ならいざ知らず,商業ベースでペイする類の娯楽放送は国民から強制的に巻き上げた金を注ぎ込んでまで行う必要はなく,それをNHKの担当分野から削除して,その分だけNHKの予算規模を縮小し国民が負担している受信料も減額すれば良いのです.
それとね,今の「芸人」と言う名の無芸人の連中のは芸が無くてレベルが低すぎて見るのが苦痛だから,そんなのを大量に使う番組を「公共」の名を冠して強制的に徴収した資金で制作して欲しくないというだけのことです.
同じような「お笑い」でも,無芸人どもとは全く違ってプロとしての芸(話芸)がある昔ながらの漫才師とか,笑〇で堕落していない落語家とか,要するに玄人としての立派な芸を堪能させてもらえる娯楽番組なら大歓迎ですよ.芸の無い連中を大量に食わしてやるため=無芸人共の失業対策のためのバラマキでしかない「娯楽」番組という名の苦痛番組は公共放送では御免蒙りたいというだけの話です.「娯楽」番組を作りたいなら民放でスポンサーの金で御自由にどうぞ.
> 今の「芸人」と言う名の無芸人の連中のは芸が無くてレベルが低すぎて見るのが苦痛だから
個人的には大いに共感しますが、それでもそれはあなたや私の主観に過ぎません。NHKの番組全てが素晴らしいと手放しで賞賛するのと変わりません。
そして、その無芸な「芸人」を大量起用して制作しているのがまさに民放のバラエティであり、それを喜んで視聴している人たちが多数存在する以上、それは多くの人にとって「娯楽」と認識されているということです。好き嫌いはそれぞれですし、価値判断も人それぞれでしょうが、多くの人が「娯楽」と認識しているものを丸ごと否定するような傲慢な姿勢を採ろうとは思いません。単に、「自分の趣味に合わないから見ない」というだけです。
単純に、今のNHKの在り方には民業圧迫の側面が強すぎるのではありませんかね?
放送法に裏打ちされた受信料収入で民放と似た様なベクトルのコンテンツを制作し複数チャンネルでバラ蒔くのが「公共放送」の在り方だと云われればそれまでデスが…
もう30年以上前ですが「連想ゲーム」は娯楽番組のカテゴリだったのかなぁ。
番組を外の製作会社で作るようになって『民放化』が進んだように思います。民放並みの芸人娯楽番組を見せられるのなら民放で十分です。
番組最後に制作「共同テレビジョン」と出たときには心底驚きました。
NHKらしいですね。
国民から巻き上げた受信料でもって札ビラを切って。
自分で稼いだ金では無いので、惜しげもない。
早く解体してもらいたいものです。
お金も使い方で使う人の人柄や価値観が良く分かると思います。
作品に拘るなら、資金力があるNHKのようなところに頑張って頂きたいと思います。
芸術にはパトロンが必要ですので。
ただ、人気がある大谷選手をテレビに引っ張り出すために法外な報酬を提示するというのは、独占禁止法違反に該当する行為では無いかと思います。
NHKの本来の趣旨とは逸脱した品が無さ過ぎる行為で、批判されるのは当然かと思います。
多分、芸能と報道部門は半島系の方が牛耳っているのでは無いかと危惧しています。
このような偏った報道機関に対して、税金にも等しい資金の徴収を許すべきでは無いと思います。
私は、NHKという組織を理解したうえで見たい人が然るべき料金を払って見ればよいと思います。
自浄努力には期待したいところですが。
ただ、私的にはNHKの方々には期待していないことも事実です。
所詮準公務員ですから。
理事の方々もどうかと思われる人が多いようですし。
外からの改革が無い限り改善は難しいと思います。
政治の出番ですね。
ただ、岸田さんに期待するのは木に縁りて魚を求むということでしょう。
菅さんに再度お願いするもの良いかも知れませんね。
有本さんという韓国さんに言わせれば極右性向の、我々に言わせれば中道現実派のジャーナリストが言ってます。「東京五輪中止を決断せよ」と社説で主張した朝日新聞は今、「北京五輪対応 対話の努力も忘れるな」という社説を掲載して北京五輪開催を応援しています。
{人の話聞くだけ首相+シェイシェイ幹事長+媚韓・中ピアノ外相}内閣の支持率が60%という驚異の結果は、オールドメディアが仕掛けた新たなテロとしか思えません。
自分も同じ考えです。現政権は端的に言えば「媚中派議員・官僚とオールドメディアの最悪のタッグ」に見えてなりません。
メディアと省庁の黒い関係を暴くことができれば一気に崩せると思いますが…過程も事後処理も大変ですよね。