米「外交的ボイコット」に対し中国が予想どおりの反応
米国の北京オリパラ「外交ボイコット」に対し、やっぱり中国外務省が舌鋒鋭く批判しました。本当にわかりやすい国です。口をつぐむということができないのは中国の特徴なのかもしれません。その一方で、わが国はこれにどう対処するのか、とくに「決められない」岸田首相の性格が悪い方向に出ないかについては、大変に気になるところです。
「口をつぐむ」ということができない中国外務省
昨日の『米国が北京冬季オリパラ「外交ボイコット」を正式表明』で「速報」的に取り上げましたが、米ホワイトハウスのジェニファー・サキ報道官は現地時間6日、記者会見で、来年の北京冬季オリパラに関し、いわゆる「外交ボイコット」の姿勢を明確に打ち出しました。
このあたり、巷間では少し勘違いされているフシもあるのですが、サキ氏によれば、バイデン政権はあくまでも「中国の新疆などにおけるジェノサイドなどの人権侵害」などを問題視していて、かつ、オリパラ自体をボイコットするものではありません。
あくまでも、いわゆる「五輪外交」をやらない、と述べているに過ぎないのです。
ただ、これに関し、中国からは大変にわかりやすい反応が出て来ました。
CNNなどの報道によると、中国外交部の趙立堅(ちょう・りつけん)副報道局長は米国の外交ボイコットについては「両国関係を傷つける」として強く反発。「断固たる対抗措置」などを取る、などと述べたようです。
China threatens the US with retaliation over diplomatic boycott of Winter Olympics
―――2021/12/07 17:43 HKT付 CNNより
CNNが報じた趙立堅氏の発言は、こんな趣旨のものです(※日本語に意訳しておきます)。
- イデオロギー的な偏見からウソやうわさ話に基づき、米国は北京冬季五輪を混乱させようとしている
- しかしこうした行動は米国の不吉な意図をさらけ出すとともに、その道徳的権威や信頼性を侵食するだろう
- 米国の誤った動きは中米スポーツ交流や五輪強力の基盤や雰囲気を弱体化させた
- 米国は自身を傷つけたようなものであり、今回の動きがもたらす結果を理解しなければならない
…。
まったくもって、いつもながらの中国ブシです。表面上は舌鋒鋭い米国に対する批判ですが、行間からは困惑が滲み出ています。無礼を承知で申し上げるならば、中国外交部は、自分たちが困ったときには口をつぐむという芸当ができないのかもしれません。
中国はコロナで予防線も
もっとも、中国にとっては新型コロナウィルス感染症・武漢肺炎の流行は、米国による「外交ボイコット」のインパクトを薄める効果があるかもしれません。日本もそうでしたが、東京オリパラの際も外国からの賓客は少なく、「五輪外交」は極めて限定的でした。
中国がこれと同じことを狙っているフシもあります。
時事通信が昨晩配信した記事によれば、「中国は米欧の外交ボイコットの動きを封じるため、そもそも『招待していない』と予防線を張っている」のだそうです。
外交ボイコットに中国反発、対抗措置へ 「対話や協力損ねる」と警告―北京五輪
―――2021年12月07日20時30分付 時事通信より
いわば、「オミクロン株」を含む新型コロナウイルスの流入防止を理由に、大会式典に合わせた大規模な「五輪外交」を行わない、ということです。時事通信はまた、出席者はロシアのプーチン大統領をはじめとする「一部友好国の首脳らが軸となりそうだ」、などと述べています。
岸田首相は「サイレント・ボイコット」?
では、気になるわが国の対応は、どうなのでしょうか。
このあたり、わが国では岸田文雄首相が首相官邸で記者団に対し、外交ボイコットは「国益の観点で判断する」とかわしたようです。
岸田首相、北京五輪外交的ボイコット「国益の観点で判断する」
―――2021/12/7 11:54付 産経ニュースより
また、林芳正外相は昨日の記者会見で、「現時点では何も決まっていない」と述べるにとどめています。
林外務大臣会見記録(令和3年12月7日(火曜日)10時43分 於:本省会見室)
―――2021/12/07付 外務省HPより
具体的には、林氏は次のように述べました。
「米国政府の発表については承知をしておりますが、北京冬季大会への各国の対応についてコメントすることは、差し控えたいと思います。このご指摘の外交的ボイコットが、具体的に何を意味するのかは、必ずしも明らかではございませんが、北京冬季大会への日本政府の対応については、今後適切な時期に、諸般の事情を総合的に勘案して判断をいたしますが、現時点では何ら決まっておらないということでございます。いずれにしても、日本としては、北京冬季大会が、オリンピック及びパラリンピックの理念に則って、平和の祭典として、開催されることを期待をしております」。
ある意味ではまったく予想どおりの回答です。
「現時点では何も決まっていない」として即答を避けつつ、今後の対応に含みを持たせることで最後まで選択肢を残しておく、というのは、政治家がよくやるテクニックだからです。
もっとも、もしかすると日本政府としては、わざわざ「外交ボイコットをする」と宣言することなく、シレッと実質的な外交ボイコットをするつもりなのかもしれません。コロナ拡大防止という観点からは、日本も閣僚や高官などを派遣するのを控えるという「大義名分」は立ちやすいからです。
いわば、「サイレント・ボイコット」というやり方です。
もちろん、一部の国は北京五輪を機に「南北首脳会談」だ、「4ヵ国首脳会談」だと鼻息を荒くしている、という話も聞きますが(『「独り相撲」で勝手に盛り上がる「朝鮮戦争終戦宣言」』等参照)、日本にはこうした特殊事情はありません。
ただし、個人的には、岸田首相の「決められない性格」が悪い方向に出て、西側諸国が外交ボイコットで一致するなかで日本が出遅れるのではないか、といった観点からは、一抹の不安を払拭しきれない次第ではありますが…。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
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おはようございます。以下、サンケイ1面全記事です。
「日本 閣僚派遣見送り検討」、「陸自と米海兵隊 共同訓練」、(そして本日は真珠湾攻撃の日ですから)論説委員長 乾氏のコラム「あの日と今日は地続きにある」。以下、そのコラムからほんの一文のみ引用します。
「連続テレビ小説でヒロインが、ラジオから流れる開戦のニュースを聞いて悲壮な顔をしていたら、脚本家や演出家が歴史を知らないか、意図的に史実を改ざんしたと思って間違いない」
—-朝日の本日の一面、見てみたい気がします。まさか、「軍靴の音がー」「アジアがー」「安倍がー」でなければいいんですが。私見ですが、先の大戦の主因は軍人さんではなく、開戦を煽りまくった朝日をはじめとするメディアでしょう。
> 「連続テレビ小説でヒロインが、ラジオから流れる開戦のニュースを聞いて悲壮な顔をしていたら、脚本家や演出家が歴史を知らないか、意図的に史実を改ざんしたと思って間違いない」
たぶん,歴史を知らない,単なる無知だと思います。終戦やその直後の時期のドラマも同様。
ついでにニュースで「第二次世界大戦の記憶を風化させないように」というのが繰り返されるのを聞くと,次の戦争がどんなになるのか,全然科学的分析ができない人達だな,と思います。関ヶ原の合戦と第二次世界大戦の戦闘レベルの違いが理解できないのでしょう。
まあ、中国はアレだけど、欧米型民主主義を押し付ける行為はFOIPの中核対象であるASEAN諸国やインドも緊張させますしね。声高に外交ボイコットを叫ぶのではなく、欧米諸国と中国の間で欧米諸国寄りってあたりが日本のポジションであるべきでしょう。人権重視の立ち位置としては欧米>日本>インド>ASEAN>>中国・北あたり。幸い招待もされていないことですし、人権問題ではチクチク中国を刺しながらコロナもあるしサイレントにやると思います。
そもそも中国は東京オリンピックで誰か派遣してきてたっけ?
日本も北京オリンピックに派遣しないのが正しい対応じゃないのか?
岸田さん、親中議員で固めてますから、不安ですね。
このタイミングでこの方向性。2週くらい遅れていますからねえ。
「基本的価値観を共有するか?」」という、米中対立の踏み絵の一つだと思います。
オリンピックという事で、双方の顔を立てる選択肢は、有りだと思います。
お隣さんの話をハンギョレから
米中の「亀裂」で再び試される韓国の外交力…終戦宣言、水の泡に帰すか
https://news.yahoo.co.jp/articles/abaf97f32d48c464381a606a80409b6485f9b41f
アメリカの外交的ボイコットについて一番の関心事は、頭の中に一杯の「終戦宣言」です。
一方でアメリカとの協調については、
>複数の大統領府関係者たちが「米国は韓国の状況を理解している」と強調した。原材料のサプライチェーンや限韓令(韓流制限令)など、中国と経済関係が密接な韓国の立場を米国が無視するのは難しいという説明だ。
韓国が、外交的ボイコットに協調しない事は、当たり前として、アメリカは許してくれると思っている様です。
一方で先日の中韓会談で
>中国はこの日、外務省ホームページに北京冬季五輪と韓中経済協力を強調する内容の会談結果文を掲載した。関心を集めた終戦宣言と両国首脳のオンライン会談は発表文に入らなかった。
と餌を撒かれてます。
韓国の場合は、基本的価値観の共有のみならず、経済安全保障についても踏み絵となるでしょう。
よく考えねばならないのは日本は今の立場でサイレントボイコットが許されるかです。対外的にFOIPだクァッドだのと言っているくせに、いざ中国が強気の報復をチラつかせると腰砕けになるならば「なーんだ、いつも通りの口だけかよ」ということになり、日本の本気度を疑う米国のみならず中国からも軽んぜられることになります。今の国際状況で二股を掛けるそぶりを見せると致命傷になりかねません。
最終的に米国に協調せざるを得ないならば、腹をくくって、あとはタイミングの問題です。最後の方になって、おずおずと手を挙げる形になるのは避けたいところで、ファイブアイズの足並みが揃った時期に間髪を入れず出来るように準備を進めておいた方がよいと思います。
中国の報復の最たるものは軍事進攻でさすがに即戦闘とはならなくても、尖閣諸島への圧迫は今以上になるでしょう。しかし日本が外交ボイコットしようがしまいが時間の問題だけの話で圧迫が今後強まることはあっても、日本が外交ボイコットしなかったからと言って、手加減してくれる筈はありません。
そう、早すぎてもダメ、遅すぎてもダメ、さらには言い回しにも細心の注意が必要です。中国のメンツを真っ向から叩き潰すような言い方をすれば、中国からの「報復」が日本にだけ集中する可能性が高まります。
宣言の有無にかかわらず、主要国が「外交的ボイコット」に踏み切った場合、中国政府としては、何らかの対抗措置を講じないと国内が収まらないでしょう(*)。さりとて、全ての国に対して対抗措置を発動するだけの余裕はありません。そこで、いくつかの国に対して選択的に「報復」を集中させるだろうと思います。その際に、一番手頃なターゲットは日本です。
というのも、日本に対して何かやったとしても、少なくとも軍事的な報復を受ける心配が皆無であること、日本に対する「懲罰」は国民からの支持と喝采を受けやすいこと、そして日本国内に多数配置したパンダハガーからの援護射撃を十分期待できることなど、「報復」を実行した際のリスクが一番少ないと見積もられるからです。
現時点で、日本としては、アメリカの意向に反して政府高官を派遣するという選択肢はまずありません。そして、外交的ボイコットを宣言しようがしまいが、中国による「報復」の対象とされる可能性は決して少なくなく、宣言のタイミングと内容を誤れば、より苛烈で集中的な「報復」を受ける可能性が高まります。ならば、対応に慎重になるというのは、当然すぎるほど当然であると思います。
中国がどの程度の「報復」を考えているかはわかりませんが、いきなり軍事的懲罰に踏み込むことはないだろうと思われるので、日本としては中国からの「報復」を受けたとしても、それで国がひっくり返るようなことはないでしょう(この辺が韓国と大いに違う点です)。それでも、何らかの影響を受けるだろうとは思われますので、いくつかのレベルに応じた対応を準備しておくべきであると思います。
(*) 石平氏などによると、実は中国指導部は世論の動向をかなり気にしています。すでに「大国意識」を持つに至った中国国民が、「恥をかかされた」と感じた場合、それをただ放置しておけば国内で大きな混乱が起きかねないことを、中国指導部は危惧していると思われます。
昨日のBSプライムニュースで安倍さんは、岸田さんの腹は決まっているようです、と言っていました。
今は多分、ボイコット表明の時期と表現について、関係国と根回ししているのでは無いでしょうか?
自分は理解できるけど、ロヒンギャを追い払おうとするアウン・サンの娘をひたすら批判する欧米の理屈が東南アジアで理解されるかどうか、ということだと思います。ベトナムやフィリピン、あるいはインドネシアやインドだって、力があるなら中国と同じように振る舞うでしょうし。そういう意味ではFOIPを標榜するなら、現状、剥き出しの欧米型民主主義や人権重視を持ち込むのはASEANに緊張をもたらすだけだと思います。南シナ海全域の領土宣言をするような中国がのさばっていなければ、FOIPに興味を示すASEAN諸国がどれくらいあることか・・・
「口をつぐんでいられない」といえば、駐大阪中国領事も、先日の安倍氏の「台湾有事は日本有事」発言を批判していました。
https://twitter.com/xuejianosaka/status/1466208505422319617
宋文洲氏の「昭和の妖怪岸信介とそっくり」ツイートに同意するツイートです。
中国国内で禁止されているツイッター(中国人向けでない)で、日本語で(日本人向け)、駐日領事が日本の民選首相を扱き下ろすのです。
それを読んだ日本人がどう思うか、という観点は持ってないんですよね。
外交部が海外からの中国の評価など全く気にせず、中共の評価を重視して行動すれば外交は戦狼外交になりますよね。
「戦狼外交」などと呼ばずに「田舎者」と呼べばいいのにと思います。
日本が「外交ボイコット」をして意味があるのか疑問です。
アメリカは「中国の新疆などにおけるジェノサイドなどの人権侵害」などを問題として外交ボイコットをしているわけです。
日本は、それについて明確に中国を非難しているでしょうか。
それをしていないで、なんとなく「外交ボイコット」をしたとしても「何のためにやっているの?」となってしまうのではないでしょうか。
「外交ボイコット」を目的化した場合、アメリカ追従姿勢の強調ばかりで、本質的な人権問題の解決などに対して役立たないと思います。
「外交ボイコット」やるなら、効果的にお願いしたいです。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
(というより、流石に自分でも独断や偏見と思いたいので)
北京冬季オリンピック外交ボイコットをめぐって、日本の岸田総理は、政界(特に自民党内部)の『アメリカの意向を気にするグループ』と『中国に忖度するグループ』の間で、身動きがとれなくなるのではないでしょうか。(できれば、岸田総理には、追い込まれた場合の基本方針を、示唆して欲しいものです)
蛇足ですが、朝日新聞は「岸田総理は、聞く力を発揮して、慎重な決断をして欲しいものです」と言い出すでしょうが、これには朝日新聞が気にいらない人の声も、含まれているのでしょうか。
駄文にて失礼しました。
すみません。追加です。
日本は、北京冬季オリンピック外交ボイコットを実行するが、過去最大の選手団を派遣する、ということはないですよね。
日本は選手はもちろん派遣して、国家外交の欠礼にならないように岸田総理の代行として日本を代表する秋田犬と柴犬を代理として派遣してはどうだろう?
人権国家を標榜する中華人民共和国はもちろん動物愛護国家でもあるに違いないから日本を代表する可愛さの象徴であるお犬様をぞんざいには扱わないだろう。
外交約束も勝手にしてこないし冬場の気候にも強い。
ワクチン射って検疫のハードルクリアしてれば、世界でもワンちゃんの往来を禁じている国は無いし中国代表のパンダ氏やプー熊氏とも良好な関係かも知れない。
心配なのは南アフリカとかがならって、ラーテルを大統領代行に送って来た時に誰が制御…じゃなくて接待やおもてなしを中国で出来るかという些細なものはある。
他国代表代行のコブラ氏とかも喰ってしまわないか!
心配ではある。
問題は、中国では(おそらく)今でも食用に供されますので、食べられちゃわないかどうか心配しなければなりません。犬が食べられるのは主に華南なので、北京に送るぶんにはあまり心配しなくても良いかもしれませんが。
広州でだったか武漢でだったか忘れましたが、犬肉の唐揚げを食べたことがあります。あれ、何も言わずに出されたら、犬肉だとは気づかなかっただろうなぁ。
なお、広東料理では、蛇のスープは冬の定番です。
龍様
キリン・シマウマ・ワニは食べたことがあるんですが犬はまだでした。
ワニは以外と旨い。
シマウマ・キリン
旨けりゃあんな個体数多数繁殖してません!
ケニアに生態系維持の減数動物種のレストランがあったもんで…
ワニは食べたことありますが、キリンやシマウマはないなぁ。
シマウマの肉はいわゆる馬肉とはだいぶ違うんですか?
ちなみに、犬は韓国と中国で食べました。油が少なく、独特の食感ではあります。日本でも、新大久保に補身湯を出す店が少なくとも2軒ありましたが、いずれも閉店してますね。今でも出す店はあるのかなぁ。
龍様
馬肉とかだいぶ違ったような…
旨いものの記憶は残るのですが不味いものは不味いものカテゴリーに分類した時点で完結していまうようで。
ワニは鶏肉っぽかった記憶があります。
ちなみにシマウマは種として近いのはロバで馬ではありません。
ブログ主のリツイート等をみると、ブログ主は「外交ボイコット即決派」だと思いますが、ブログレベルでは穏当な論調に抑えて、コメント欄も賛否両論が出て冷静な議論が進んでいると思います。やはりブログは優れた議論の場だと思います。
(余談ですが、私は、自分のツイッターを公的ニュースサイトの備忘録と、自分のブログの更新通知だけに使うことにしています。あそこに個人的な意見を書いてフォロワーを集めだすと、思考に柔軟性がなくなります。)
「外交ボイコット」に懐疑的なのは、それをしても中国に何らダメージがないからです。「選手ボイコット」なら違いますが、これは両刃の剣で、モスクワ五輪で双方とも懲りています。山下会長なんてその被害者です。
要するに「外交ボイコット」はアメリカが同盟国に突き付けた忠誠心の踏み絵にすぎません。忠誠心を示せといっても、アメリカ自身が大富豪の中国投資を放置している現状ではアメリカが中国とことを構えるとは思えません。アメリカの本気度が見えないということです。ツイートで外交ボイコットを叫んでいる人たちは、一度ツイートをやめたほうがいいでしょう。
ブログ主は丁寧にコメント欄も読んでいますから、ヒントを書きますが、現政府は、朝鮮半島問題(南北)とロシアの領土的野心(ウクライナ・北方領土)への対策がメインで、その間は中国問題は現状維持です。日本の国土と国民の権利を現在進行形で侵害しているのは、南北朝鮮とロシアですから、優先順位を間違えてはいけません。
中国の今の在り方に賛成できるわけでないという立場が伝わるように冷静な対応が望ましいと自分は考えます。アメリカ現政権のやりかたに盲従するのははっきり反対です。トランプ政権よりマシかということです。
アメリカによる今回の措置はナンシーペロシ米下院議長による超党派行動呼びかけをそのままなぞったものでした。
2021-5-19 報道
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN18EDC0Y1A510C2000000
ずいぶんなことを言うなと記事を読んだときそのように感じましたが、情勢に何ら改善がなく言ってしまって決行しない選択がなかった。アメリカはそうゆう国であり、中国はああいう国ということなんじゃないですか。
連投すみません。
前掲の日経報道とほぼ同時期に以下のような記事を見かけて記録していたと思い出しました。
現代オンライン 2021-5-7
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/82901?page=2
『バイデン政権の対中姿勢は一見すると非常に強硬なものではあるが、中国に痛みが生じるところまでは踏み込んでおらず、却って習近平政権を助けている側面もあることがわかる』
YTさんのお見立てに賛成です。
私も慎重派を支持してます。
その理由のひとつには、
率先して矢面に立つことは
平和を希求する日本としては
そんな鉄砲玉の役割はそぐいません。
むしろ
日本共産党さんの十八番の
「敵の出方論」まやかしや
文ちゃんとこはそれしかない
ツートラック的なものも単に手段と限定しては
駆使するべきと考えます
2つ目は
とかく嫌中嫌韓派のレッテルを
貼られることが多い私なので、
外交ボイコットに賛成だろうと
思われがちなのですが
私は韓国さんや中国さんは
二等品の製造国としてなどで
世界には必要でもあると考えています。
そのためにはヘイト呼ばわりされてしまっている
嫌中嫌韓などではなく
慈悲深い憐中憐韓姿勢で
彼らに正しい位置づけ与えて
懐深く接してあげるべきだと
寛容に考えてあげているからです。