日本から見た韓国は「単なる隣国」へと「格下げ」される過程にあるのかもしれません。韓国のことを、安倍総理は「基本的価値と利益を共有する最も重要な隣国、」菅義偉総理は「極めて重要な隣国」と呼びましたが昨日の岸田首相の所信表明演説では、「重要な隣国」にまで格下げされていたようです。その一方で韓国は『外交白書』で日本との「ツートラック」という表現を用いたようです。
目次
外交青書に見る日本の外交
今年の外交青書で生じた重大な変化
当ウェブサイトでは『外交青書:基本的価値の共有相手は韓国ではなく台湾だ』などでも取り上げたとおり、日本政府が発表した『令和3年版外交青書』によれば、日本の外交における優先順位に、非常に大きな変化が生じたのです。
FOIPを最優先にした日本外交が迎えた大きな転換点昨日の『日本政府、外交青書でFOIPから中韓を明らかに除外』で「速報」的に取り上げたとおり、今年の外交青書における最大のポイントは、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の優先順位が中韓よりも上位に来たことではないかと思います。まさに、日本外交にとっての転換点でしょう。外交青書から判明する「日本外交の転機」外務省が27日、『外交青書一覧』のページにおいて、『外交青書・令和3年版(※PDF版/大容量注意)』を公表したとする話題は、昨日の『日本政... 外交青書:基本的価値の共有相手は韓国ではなく台湾だ - 新宿会計士の政治経済評論 |
具体的には、日本の外交では2020年まで、①米国(日米同盟)、②北朝鮮、③中国・韓国・ロシア、④中東情勢、⑤経済外交、⑥地球規模課題への対応、という「外交における6つの重点分野」という項目が設けられていました。
ところが、2021年の外交青書では、①の日米同盟については変わらないものの、②に「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の推進」が位置付けられ、「③中国・韓国・ロシア」などの近隣国についてはFOIPよりも露骨に後回しにされたのです。
このあたり、日本外交が重視する項目が、「中露朝韓4ヵ国」から、明白にFOIPに入れ替わったということであり、それだけ日本が基本的価値を共有する国との連携を重視するようになったという意味で、非常に重要な変化と言わざるを得ません。
しかも、FOIPという構想を共有する国々として、具体的には米国、豪州、インド、ASEAN、欧州諸国などが列挙され、また、その中核において日米豪印「クアッド」の重要性が指摘されているというのも興味深い点でしょう。
パワーワードは「基本的価値の共有」
そして、外交青書上、日本にとって最も重要な相手国には、たいていの場合、「基本的価値の共有」という表現が出て来ます。たとえば、こんな具合です。
外交青書に見る「基本的価値の共有」の事例
- 日米豪印4ヵ国は、基本的価値を共有し…(P24)
- 台湾は、日本にとって、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人である(P55)
- 日本とニュージーランドは、民主主義、市場経済などの基本的価値を共有し、長年良好な関係を維持している(P70)
- 「インド太平洋に関するASEANアウトルック(AOIP)」が示すインド太平洋の在り方と、日本の「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想とは、開放性、透明性、法の支配など多くの基本的価値を共有しており、…(P78)
- 日本は、基本的価値を共有するグループとして、太平洋同盟(※)との連携を重視している(P92。なお、「太平洋同盟」とはチリ、コロンビア、メキシコ、ペルーから構成される同盟のこと)
- 日・ブラジル両国が基本的価値を共有し…(P94)
- (日本とアルゼンチンは)基本的価値を共有する「戦略的パートナー」として…(P96)
- 欧州連合(EU)及び欧州各国は、日本にとり、自由、民主主義、法の支配及び人権などの基本的価値や原則を共有する重要なパートナーである(P99)
- 日本とNATOは基本的価値を共有するパートナーであり…(P108)
- 日本は、基本的価値を共有し、堅実な経済成長を背景に欧州での存在感を増すポーランド、ハンガリー、スロバキア、チェコの4ヵ国…(P114)
- TPP11協定を通じて、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有する国々と共に自由で公正な経済秩序を構築し、…(P149)
- 日本とEUは、自由、民主主義、市場経済、人権、法の支配といった基本的価値を共有し、…(P150)
こうやって眺めてみると、外交青書上、「日本と基本的価値を共有する」と直接的・間接的に表現している国・地域・同盟などを列挙してみると、ざっと次のとおりです(※ただし、これらのなかには記述があいまいな国・地域も含まれています)。
- 米国、豪州、インド、台湾、ニュージーランド、カナダ、ブラジル、アルゼンチン、ASEAN、欧州連合(EU)などの欧州各国
日本は中露朝韓4ヵ国を「基本的価値共有」とみなさず
逆に言えば、ここから漏れた国々は、基本的には日本政府が「日本とは基本的価値を共有していない」と認識している、という意味でもあります。すなわち、現在の日本は中露朝韓4ヵ国を「FOIPという構想を共有する国」とはみなしていない、ということです。
中国についてはいうまでもなく、中国共産党が一党独裁する軍事主義国家であり、また、台湾への武力侵攻の可能性を公言している非常に危険な国でもありますし、東シナ海、南シナ海などで諸外国とさまざまなトラブルを起こしている国でもあります。
また、ロシアはウクライナとの紛争で欧米諸国から経済制裁を喰らっていますし、いちおうは民主主義国を名乗っているものの、事実上、プーチン政権がメディアを支配するなど、言論の自由も制限され、民主主義国としての体をなしていません。
さらに北朝鮮といえば、日本との関係では日本人拉致事件などを発生させ、国際社会に対しては核・ミサイルなどの大量破壊兵器の開発で挑発し、自国民を抑圧する、とんでもない独裁主義国家でもあります。
日本がこの3ヵ国を「自由、民主主義、法の支配、人権」といった基本的価値を共有する国とみなしていないのは、ある意味では当然のことでしょう。
なぜ韓国を「基本的価値共有」とみなさないのか?
ところが、日本が「基本的価値を共有する国」とはみなしていない相手には、韓国も含まれています。
このあたり、事実関係としては大変に重要です。
一見すると、韓国は自由・民主主義国家ですが、そんな韓国を日本が「基本的価値を共有する相手国」とみなしていないのは、おそらくは韓国が日本との条約や約束を守らないからです。
自称元徴用工問題を巡る、2018年10月と11月の大法院(※最高裁に相当)による国際法に反した違法判決問題はその典型例ですが、それだけではありません。
韓国は李承晩(り・しょうばん)政権時代に勝手に引いた「李承晩ライン」に基づき、島根県竹島の不法占拠を続けていますし、日本大使館・日本総領事館前に違法に設置された慰安婦像を撤去せず、放置し続けています。
また、韓国人窃盗団が対馬から盗み出した仏像をいまだに日本に返還していませんし、2015年12月に日韓両国政府が取り交わした「慰安婦合意」については反故にされたままですし、2018年12月に発生した火器管制レーダー照射事件では、いまだに韓国からの謝罪も真相究明もなされていません。
そのような相手国を、日本政府が「価値や利益を共有する相手国」とみなさないのも、ある意味では当然のことでしょう。
岸田首相の韓国論
菅総理の遺産のうえで岸田首相が快調なスタート
さて、『政党支持率調査で「維新>立憲」が傾向として定着か?』でも述べたとおり、岸田文雄内閣は高い支持を集めるなど、政権の出だしが快調です。
読売新聞が公表した調査によると、岸田内閣支持率は前月比6ポイント上昇して62%でした。また、政党支持率では「維新>立憲」という傾向が続いているようです。支持率調査自体、メディアによるバイアスがかなりかかっている可能性もあるため、鵜呑みに信頼すべきではありませんが、とくに政党支持率で立憲民主党が日本維新の会に抜かれているという点は、オールドメディアの世論支配力が低下している証拠ではないかと思う次第です。支持率調査は鵜呑みに信頼すべきではないが…当ウェブサイトでは6つの世論調査(読売新聞、朝日新聞、... 政党支持率調査で「維新>立憲」が傾向として定着か? - 新宿会計士の政治経済評論 |
岸田首相が総裁として率いる自民党自体、10月末に行われた衆院選では公示前と比べ15議席減らしたものの、絶対安定多数に近い議席を獲得しましたし、読売新聞の直近調査によると支持率も60%を超えている状況だからです。
もっとも、岸田首相に対する支持率が高いのは、結局、日本で新型コロナの新規陽性者数が落ち着いているからだ、という状況もあるのではないかと思いますし、それをここまで鎮静化させた功労者は、岸田首相ではなく、前任者である菅義偉総理です。
その意味では、岸田首相は菅総理の功績の上に高い支持率というスタートを切った格好ですが、その岸田首相が昨日行った所信表明演説が、首相官邸のウェブサイトにアップロードされていました。
第二百七回国会における岸田内閣総理大臣所信表明演説
―――2021/12/06付 首相官邸HPより
岸田首相の演説自体、「財政健全化」という不要で有害なヒトコトが入っているなど、やはり「財務省の犬」と思わざるを得ないものであり、正直、経済対策の部分について、あまり読むべきところはありません。また、新型コロナ対応も、結局は菅総理の遺産をそのまま引き継いだ格好だといえます。
外交・安全保障の「順番」に注目しよう
ただ、本稿で気になるのは、「外交・安全保障」のくだりでしょう。
ここも、基本的には安倍晋三総理大臣が提唱し、菅総理が形にしたFOIPを下敷きとしています。そして、個人的に注目したいのは、その「順番」です。
- 日米同盟→ASEAN・欧州などとの同志国との連携→日米豪印→「自由で開かれたインド太平洋」→辺野古移設・沖縄基地負担軽減→経済安全保障・宇宙・サイバーセキュリティ→核廃絶→TPP/DFFT(※)→拉致・核・ミサイル→中国→ロシア→韓国
(※)DFFTとは、「デジタル時代の信頼性ある自由なデータ流通」だそうです。
「DFFT」のような耳慣れない言葉、あるいは「経済安全保障」などを除けば、基本的には菅総理の外交・安全保障の演説をそのまま下敷きにしたものと考えて良いでしょう。
とくに、近隣国については、こんな具合でした。
岸田首相の近隣3ヵ国に対する言及(2021年12月6日)
- 中国には、主張すべきは主張し、責任ある行動を強く求めつつ、共通の課題には協力し、建設的かつ安定的な関係の構築を目指します。
- ロシアとは、領土問題を解決し、平和条約を締結するとの方針の下、日露関係全体の発展を目指します。
- 重要な隣国である韓国には、我が国の一貫した立場に基づき、引き続き適切な対応を強く求めていきます。
(【出所】首相官邸ウェブサイト『第二百七回国会における岸田内閣総理大臣所信表明演説』)
このあたりについては、ほとんどサプライズはありません。
あえて菅総理との違いを指摘しておくならば、全体的にかなり簡素になっている、という点でしょうか。とくに韓国に関しては、菅総理の「極めて重要な隣国」が、岸田首相の演説では「重要な隣国」に「格下げ」されています。
菅総理の近隣3ヵ国に対する言及(2020年10月26日)
- 中国との安定した関係は、両国のみならず、地域及び国際社会のために極めて重要です。ハイレベルの機会を活用し、主張すべき点はしっかり主張しながら、共通の諸課題について連携してまいります。
- 北方領土問題を次の世代に先送りせず、終止符を打たねばなりません。ロシアとは、首脳間の率直な意見交換も通じ、平和条約締結を含む日露関係全体の発展を目指します。
- 韓国は、極めて重要な隣国です。健全な日韓関係に戻すべく、我が国の一貫した立場に基づいて、適切な対応を強く求めていきます。
(【出所】首相官邸ウェブサイト『第二百三回国会における菅内閣総理大臣所信表明演説』)
もっとも、こうした細かい点を除けば、少なくとも所信表明演説で見る限り、外交分野に関して、菅総理の時代と比べ、あまり大きな変化はないと考えて良いでしょう。
安倍総理の過去の演説における韓国の変遷
ちなみに、安倍総理はかつて、所信表明演説や施政方針演説などを通じ、韓国のことを「基本的価値と利益を共有する最も重要な隣国」と表現していたこともありますが、これも時系列で並べてやると、徐々に「格下げ」されてきたことがわかるでしょう。
安倍総理の韓国に対する表現
- 2013年2月28日…「自由・民主主義といった基本的価値と利益を共有する最も重要な隣国」(第183回国会における施政方針演説)
- 2014年1月24日…「基本的な価値や利益を共有する、最も重要な隣国」(第186回国会における施政方針演説)
- 2014年9月29日…「基本的な価値や利益を共有し、最も重要な隣国」(第187回国会における所信表明演説)
- 2015年2月12日…「最も重要な隣国」(第189回国会における施政方針演説)
- 2016年1月22日…「戦略的利益を共有する最も重要な隣国」(第190回国会における施政方針演説)
- 2016年9月26日…「戦略的利益を共有する最も重要な隣国」(第192回国会における所信表明演説)
- 2018年1月22日…「両国間の国際約束、相互の信頼の積み重ねの上に、未来志向で、新たな時代の協力関係を深化させる」(第196回国会における施政方針演説)
- 2018年10月24日…「日韓、日米韓」のくだりのみで言及(第197回国会における所信表明演説)
- 2019年10月4日…「韓国は重要な隣国であり、国際法に基づき、国と国との約束を遵守することを求めたい」(第200回国会における安倍内閣総理大臣所信表明演説)
(【出所】過去の首相官邸ウェブサイトより著者作成)
その意味では、日韓関係は「基本的価値と利益を共有する最も重要な隣国」から、「単なる隣国」へと格下げされる過程にあるのかもしれない、などと思う次第です。
韓国は日本を「最も近い隣国」、そして「ツートラック」
さて、日本が韓国を「基本的価値を共有する最も重要な隣国」から「極めて重要な隣国」へ、「極めて重要な隣国」から「重要な隣国」へと、順調に「格下げ」する過程にあることは否定できない事実でしょう。
一方、こうしたなかで、韓国の側も『外交白書』なるものを公表したようですが、これに関連し、韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)に昨日、こんな記事が掲載されていました。
韓国の21年版外交白書 日本は「最も近い隣国」表現維持
―――2021.12.06 14:59付 聯合ニュース日本語版より
聯合ニュースによると、韓国政府・外交部は6日、2021年版の外交白書を公表し、そのなかで日本については2020年版に続き、「最も近い隣国」と明記した、としています。
「最も近い隣国」といわれてもリアクションに困りますが、聯合ニュースによれば、2019年版の外交白書では、日本を単なる「隣国」と表現していて、これを2020年版から「最も近い隣国」に変更していたのだそうです。「格上げした」とでも言いたいのでしょうか?
聯合ニュースはまた、この外交白書ではこんな記述もあるのだそうです。
「歴史問題の解決と実質的な分野の未来志向的な協力を分けて推進するツートラックに基づき、韓日関係を安定的に管理し発展させていくため努力してきた」。
…。
これには素直に驚いてしまいました。「ツートラック」という表現が、政府の白書という公式な文書に堂々と掲載されているのですから。
韓国政府のいう「ツートラック」とは、「歴史」と「未来」を分ける、という考え方だと思われますが、こんな表現を聞くと、個人的には、日中間に国交がなかった時代の「政経分離」を思い出してしまいます。
「政経分離」は「政治的には国交がない状態でも経済的には交流をしましょう」という考え方であり、中国が大好きなやり方でもありますが(※実際、中台間でもこうした「政経分離」が行われているようです)、これも「ツートラック」の一種なのでしょう。
「ツートラック」は成り立たない!
ただ、「ツートラック」とは、いわば「今すぐ解決するのが難しい問題は先送りし、今できる協力を進めよう」という考え方のことだと思われますが、残念ながら、現在の日韓関係は、「諸懸案を先送りした状態で協力できる分野だけ協力する」という状態にはありません。
個人的な理解に基づけば、「ツートラック」の前提条件は、「諸懸案は時間をかければいずれ解決することができる」ということですが、現実の日韓諸懸案は、残念ながら時間をかけても解決できるものではありません。
自称元徴用工問題しかり、自称元慰安婦問題しかり、竹島不法占拠問題しかり、いずれも「韓国が国際法を守る方向に舵を切る」のでなければ解決できないものばかりだからです。
そして、岸田首相が述べた、「重要な隣国である韓国には、我が国の一貫した立場に基づき、引き続き適切な対応を強く求めていきます」という簡潔な表現には、「日本が譲歩することを前提とした問題解決を、日本は受け入れない」という意思が含まれていると考えるべきでしょう。
それに、日本が韓国を「重要な隣国」と呼ぶ理由は、現在の韓国が日本にとり、外交上も、安全保障上も、経済上も、産業上も、欠かすことができないほど重要な相手国だからですが、「極めて」の形容詞を落とした理由は、「将来的にも韓国が日本にとって重要な国であり続けるとは限らない」という意味ではないかと思う次第です。
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平たく言うと、韓国の「ツートラック」って未来と過去、政治と経済なんていう高尚な意味じゃなくて、「偉そうに物乞いする」では?
彼らは、所信表明の内容云々よりも「順序による表層的な格付け」でしか自らの立ち位置を量れない人たちです。今回の表明は判りやすくて良かったと思います。
先日の稿で取り上げられてた「外相間での電話会談がない件」も彼らにすれば ”絶賛格下中!!” ってことなんですよね。きっと。
>重要な隣国
ちょっとどーでもいい話ですが、更なる次の段階的表現は?
・一番近い隣国 ←ロシアからうちのほうが近いぞと言う苦情が来るかも?
・普通の隣国
・ただの隣国
・それなりの隣国
・お隣の国
:
:
うーん、他に何かもっといいのがあるかな?
ちかの様
・重拗(◞‸◟)な隣国・・。ジュウヨウナリンコク
*本心では、こうなのかもですね。
ちかの 様
その次は、
・面倒くさい隣国
・隣の乞食
国からの格下げも含めては?
国家として相手にしないなら、国名の記載も不要
引っ越せない隣国
引っ越ししたくても引っ越せない隣国
「近くて遠い国」でどうでしょうか。
「重要だった隣国」でどうでしょうか。
単なる「隣国」でいいんですけど形容詞がないとおさまりがよくない気がしますね。
「憐国」でどうでしょうか。
どうも「憐国」は既出だったようでした。
失礼しました。
一番近い隣国は北朝鮮では無いのですか?
文大統領の頭の中では、既に統一された事になっているのかもしれません。
おはようございます。サンケイ以外では報道されないと思える、韓半島に関連する朝刊ネタを勝手にご紹介させていただきます。
一面:「朝鮮学校補助金下げ止まり」「見直し機運低下」
二面:「朝鮮学校補助金11道府県いまだ支援」「総連の不当支配疑念」
--Top3は兵庫、愛知、京都。愛知と京都のアベガー勢力が強いのはなんとなくわかってましたが、おたかさん(ここの読者さんの平均年齢から説明不要かと)の出身地も侮れませんね。
理系初老さま
これで武蔵野市の外国人参政権が、議会を通ったら、もう大変でしょう。
北朝鮮には日本人学校は何もないし北朝鮮政府は何もしないのですから、相互主義で日本政府も補助金ゼロでよいのでは。時々朝鮮学校の生徒が文科省前で、教育を受ける権利の侵害だとか、差別だとかいう主張をしてますが、学校作る権利は認めてるのでからそれで充分でしょう。なぜ主体思想を掲げる学校に日本の税金を投入しないといけないのかさっぱり分かりません。
>極めて重要な隣国」から「重要な隣国」へと、順調に「格下げ」
次の格下げは「韓国は隣国」。
そんなこと言わなくても地図見りゃわかる。
>「韓国は隣国」
「韓国は海を隔てた隣国」で良いんじな無いんですか、いくら待ってもトンネルは無いぞ。
書かなくていいじゃないですか。
お疲れさまです。
国と国の関係には、歴史がございます。
日韓基本条約の締結。
日韓基本条約の話し合いの提案の無視。
ここからの日本の対応が、大切であると思います。
松川議員のおっしゃっるよう、この時点で国と国との関係はきそんされていると、私はおもいます。
決してイモを引くことのないよう、希望しております。
ハンギョレから
[コラム] 韓日葛藤解決のための“提言”
https://news.yahoo.co.jp/articles/89c39d313ca8c04c358bd3de3a811e761975e67d
先日話題になった「韓日フォーラム」は、3日に開催されていたようですが、続報ありませんでした。
>米中のすさまじい戦略競争が、安保の領域を越えて半導体など先端産業の“供給網再編”にまで進む尋常ならざる国際情勢を考える時、韓日協力は「もはや選択の問題ではない」ということで参席者の意見が一致した。
まずは、ここで意見が一致すること自体が、朝鮮脳の集まりだという事が分かります。
>前原誠司議員(国民民主党)の言及が肺腑を突いた。「韓国の方々にはっきり申し上げるが、この問題を解決するためには韓国側から先に解決策を提示しなければならない」。
前原氏はそれなりの発言をしたようですが
>複雑に絡まりあった強制動員被害者の賠償問題を解こうとするなら、まず日本の“被告企業”が高齢の“原告”たちと向かい合って座り、不幸な歴史に対して率直に謝る姿を見せるべきだ。
朝鮮脳の答えは、変化無し。
「駄目だコリア」だったようです。
「『財政健全化』という不要で有害なヒトコトが入っているなど、やはり『財務省の犬』と思わざるを得ない」
岸田総理が「財務省の犬」的な人なのかそうでないのか自分にはよく分かりませんが、所信表明演説で財政健全化について述べたことをその理由に当てるのは賛成しません。
菅総理も、第176回国会での所信表明演説で述べた五つの課題のうちの一つとして、財政健全化を取り上げています。
同意
財務省や取り巻きに対するリップサービスという可能性も。
面従腹背は期待できるのだろうか…
施政方針演説の文案は各省に事前に示されて、各省の役人がコメントを入れるという作業をしてます。もちろんコメントを採用するかは最終的には官邸の判断ですが、そういうプロセスを踏んでるので、余程総理に強い意志がないとお経のように毎度盛り込まれる「財政健全化」という文言が落ちることはないでしょう。
日本と日本人を都合のいいように使い倒してやれ。
それがツートラック発言の本質なのですから、それが文字になるたびに不信と不快がますます高まることでしょう。自殺点は積みあがっていますね。
「ツートラック」でも「問題の切り分け」でもかまいませんが、それが成立するための絶対条件として、「約束や合意をきちんと守ること。一度合意したことについて後から蒸し返さないこと」が挙げられます。そのような信義則が相互にきちんと確認できない限り、ツートラックもへったくれもありません。いくら合意しても遵守されない、些細な点から出し抜くことばかり考えるような相手とは、そもそも外交交渉など成立するはずがないのです。
韓国人にはどうしても理解できないようですが、外交交渉の大前提は「お互いへの信頼」です。信頼にもいろいろとレベルありますが、合意したことや約束したことを誠実に順守する、様々な事情でどうしても遵守できない場合には相手方に諒解を求める、というのは本当に最低限度の信頼感の基礎です。そのような信頼感すら持てないような相手とは、まずもって外交交渉そのものが不可能です。
韓国政府がツートラックとやらを推進したいのであれば、まずどうしたら日本から信頼感を持ってもらえるかと言うところから考えなければなりません。見る限り、韓国人は外交とは騙し合いであるとしか考えていないようです。確かにそういった一面もないことはないでしょうが、そのためにもまず先立って「信頼の醸成」が必要だということが完全に欠落しています。
これまで日本は韓国を「信頼」している、あるいはそのように見做してきたことは否定できませんが、朴槿恵政権以降の韓国の振る舞いを見て、ほぼほぼそのような「信頼感」は喪われたように思います。昨今の日本政府による塩対応は、まさにそのことの反映でしょう。
韓国政府は、なぜ日本からそのような塩対応を受けるようになったのか、全く理解できていないようです。「アベやスガが国内での人気取りのために嫌韓を広めている」などと言っているうちは、韓国政府の「覚醒」は絶望的でしょう。
そもそも李承晩らによる最初の大韓民国憲法から日本による併合を違法なものとして認めないのを国是として建国され,軍事政権下でも反共だけでなく反日も韓国民の意志統一に利用し,民主化後は従北左翼に支配された全教組による長年の徹底した反日教育によって韓国内部で韓国民の反日意識が拡大再生産される構造が確立している以上,韓国政府が日本との信頼の醸成をするような対日外交をすることは,韓国の国内政治的に全く不可能だという現実を我々日本人は理解すべきです.
ここまで反日によって国民の意志統一がなされて今この瞬間も反日が拡大再生産されている国は日本として可能な限り縁を薄くする(つまり日本の国益を損なわない範囲に限定して民間企業が自分で全てのリスクを負った経済活動だけを許す)ことだけが,今後の日韓の現実的な解です.
また昔のように韓国と仲良くなる(実際には韓国による用日に過ぎず一方的に日本が韓国によって良いように生き血を啜られていただけですが)なんてのは9条教徒や一国平和主義者と同じく現実を無視した脳内お花畑に過ぎません.
もはや既に韓国は日本にとって共産チャイナやロシアと同じかそれら以上に日本が隙を見せれば侵略しようと虎視眈々と狙っている立派な敵国です.直近10年間の韓国が新たに導入している軍備も対日戦を前提とした兵器ばかりですからね.
シンシアリー氏が著書やブログで何度か書いているように,日本に対する核攻撃の可能性は北朝鮮が日本に撃つ可能性よりも南北統一後に北の核を南が日本に撃つ可能性のほうが遥かに高い.だから日本国民もそのことを踏まえて対韓戦争に備えねばならない.
もちろん共産チャイナが日本を核攻撃する危険性とは比較にならないほど韓国が統一後に北の核を日本に撃つ危険性は大きい.(率直に言って共産チャイナの軍事力があれば核なしでも軍事的に自衛隊を屈服させることが可能だから,共産チャイナが日本に対して核を使おうと考える危険性は極めて小さい.日中戦争が起こった際に在日米軍が共産チャイナに対して核を使用しない限り,人民解放軍も日本に核を撃つ必要性は生じない)
ということで話を戻すと,
>韓国政府の「覚醒」は絶望的でしょう。
ここは龍さんは思い違いをしておられる.韓国の場合,覚醒が絶望的か否か以前の問題です.
そもそも韓国の大統領が心の中ではちゃんと覚醒していたとしても,韓国の国内政治的にそんな覚醒をしているように日本に対して振舞うことは不可能なのですよ.
国際法や日韓基本条約に正しく従う対日外交をすれば,その大統領は(反日でのみ左右が一致団結できる)韓国民によって吊るし首にされるだけです.(吊るされた理由は親日ではありませんが現職大統領として韓国民のローソクデモで吊るされ刑務所に叩き込まれた)朴槿恵のように.