【速報】東京都新規陽性者5人に

東京都で新規陽性者数が5人だったそうです。2020年5月31日以来、約1年半ぶりに少ない水準です。もちろん、昨日が休日だったという事情もあるのかもしれませんので、油断は禁物ですが、それにしてもじつに印象的な数字だと思わざるを得ません。

接種率は80%近くに

新型コロナウィルス感染症(武漢肺炎)を巡っては、新規陽性者数の1日あたり増減で一喜一憂しても仕方がない、というのは間違いありません。

特効薬がないなか、コロナ防疫で大切なことは、結局のところ「国が主導してワクチン接種を進めること」と「一般人レベルで感染拡大を防ぐための努力」に尽きます。

首相官邸ウェブサイトに本日公表されたデータによると、ワクチンの総接種回数は2億回近くに達しており、接種率も1回目が8割近くに達し、2回目も75%を超えています(図表)。

図表 総接種回数と接種率(公式ベース)
区分総接種回数接種率
①全体合計196,319,563 
 うち1回目99,604,44878.64%
 うち2回目96,715,11576.36%
②65歳以上合計65,509,566 
 うち1回目32,849,44791.84%
 うち2回目32,660,11991.31%
③12~64歳合計130,809,997 
 うち1回目66,755,00184.62%
 うち2回目64,054,99681.20%

(【出所】VRSオープンデータおよび首相官邸ウェブサイト『新型コロナワクチンについて』データをもとに著者作成。11月24日時点で取得したVRSデータ、11月24日時点で取得した職域接種データ・重複計上データなどを使用。接種率の定義は、その年齢階層における累計接種数を『令和3年住民基本台帳年齢階級別人口』【※エクセルファイル】に記載されている人口で割った数値のこと。「全体」については1億2665万4244人で、「65歳以上」については3576万8503人で、それぞれ割っている。なお、「12歳~64歳」の区分については、同ファイルだと正確な12歳未満人口が判明しないため、便宜上、「12歳未満人口は1200万人だ」という仮定を置いたうえで、若干不正確ながらも、便宜上、対象人口を7888万5741人として算出している)

年齢で区分すれば80%超も

ただし、「8割近くに達している」と述べたのは、図表のうち①の区分、つまり「日本国民すべて」に対する割合であり、たとえば接種対象の「65歳以上」に限定したら90%を、「12歳以上64歳以下」に限定したら80%を、それぞれ超えています。

つまり、もともとコロナワクチンは12歳未満が対象外であるため、それ以上の年齢に限定して「接種率」を計算すると、さらに上昇する、というわけです。

ちなみに「全体合計」(1回目99,604,448回、2回目96,715,115回)については、1億2265万4224人で割ると接種率が80%を割り込みますが、12歳以下の人口(便宜上1200万人)を引いたベースで接種率を計算すると、全体の接種率は、1回目、2回目ともに85%前後にまで跳ね上がります。

今後、国にできること、国がやらねばならないことは、まだいくつかあります(たとえばブースター、あるいは休業支援など)。

しかし、「コロナ防疫」という観点からは、日常生活レベルでのマスク着用・手洗い・アルコール消毒の励行といった習慣、あるいは集・近・閉(しゅう・きん・ぺい)の回避など、感染拡大を防止するための試みは、どちらかというと私たち一般国民に委ねられている側面があります。

日本の新規陽性者が激減している理由についてはよくわかりませんが、『コロナ:日本「45人」に対し韓国では「4116人」』などでも述べたとおり、もしかするとこうした生活習慣・衛生習慣などが影響しているのかもしれません。

東京で5人!

さて、東京都の新規陽性者数が発表されたようですが、先ほどいくつかのメディアの速報によれば、新規陽性者が5人だったそうです。

東京都の新規陽性者数(日月火水木金土|週合計)
  • 10/24…19 17 29 36 21 24 23  | 169
  • 10/31…22 *9 18 25 14 25 29  | 142
  • 11/07…21 18 30 25 31 22 24  | 171
  • 11/14…22 *7 15 27 20 16 16  | 123
  • 11/21…20 *6 17 *5 ** ** **  | *48

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』より著者作成)

まさに、前回、新規陽性者数が5人だったのは、いまから約1年半前の2020年5月31日のことです。

また、1週間単位の新規陽性者数についても、次のとおり、100人を割り込みそうな状況です。

東京都・1週間の新規陽性者数
  • 09/16(木)~09/22(水)…*4147
  • 09/23(木)~09/29(水)…*2129
  • 09/30(木)~10/06(水)…*1158
  • 10/07(木)~10/13(水)…**621
  • 10/14(木)~10/20(水)…**331
  • 10/21(木)~10/27(水)…**195
  • 10/28(木)~11/03(水)…**142
  • 11/04(木)~11/10(水)…**162
  • 11/11(木)~11/17(水)…**148
  • 11/18(木)~11/24(水)…**100

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』より著者作成)

もちろん、昨日が休日だったという事情もあるのかもしれませんし、また、油断は禁物ですが、それにしてもこの数値は印象的です。いずれにせよ、私たち一般人としても、感染拡大防止に向けた生活習慣を大切にしたいものだと思う次第です。

読者コメント一覧

  1. バシラス・アンシラシスは土壌常在菌 より:

    去年も秋に陽性者減っていたから季節性の要素もあるかもしれないが
    1日平均100人を下回る低い状態が1月以上続いて反転する兆しが見えないのは、良いことですね

  2. 閑居小人 より:

    ワクチン確保と接種の実施に邁進された安倍元総理、菅元総理と節度を持って行動する多くの国民に感謝しています。日本人に生まれて良かったと実感しています。
    一日も早く元の生活に戻れる日を待っています。

  3. イーシャ より:

    衛生習慣は大事ですね。
    コロナ禍で習慣に変化 75%が「トイレ後に手洗い」=韓国調査” (聯合ニュース 2021.10.14 13:36)
    がニュースになるような不衛生な連中との比較は、ネタとしては面白いですが、日本は日本にできることを、粛々と実行するのみです。
    もちろん、菅首相への感謝を忘れずに。

    1. KN より:

      >75%が「トイレ後に手洗い」
      >手を洗った人のうち、せっけんを使用した人(28.0%、560人)よりも水だけで洗った人(47.4%、948人)がはるかに多かった。

      韓国以外ではどうなのか気になります。
      ウ〇コにウイルスが排出されるので、フタはなるべく閉めたほうがよいようです(なので、公衆トイレはリスクが高い)。

      1. sqsq より:

        確か韓国の家庭のトイレや公衆トイレは紙を流せなかったはずです。パイプが細くて紙を流すと頻繁に詰まる。トイレ内の籠に捨てるそうです。

        これも原因かも。

        なおトイレに紙を流せない国は南米にも多くあります。

    2. namuny より:

      一波、二波の原因はウィルスの種類の変化によるとみるならまた波は来るはず。
      波の間隔が4か月前後なのはウィルスの変化の速度を反映していると考えるのが正しそう。
      そして、海外からの旅行者を受入増加し始めてるから、次が来るのは確実。

      日本に当てはめると8月~9月の山から4か月足して12月末~1月ごろに増えてくるかどうか。

      イスラエルの例を見ると、感染者が大幅に抑えられる期間は2か月くらい。
      こびそに生活していきましょう。

      1. namuny より:

        ウィルスの種類の変化は
        第1波(2020年2月~5月):初期武漢株
        第2波(2020年6月~9月):D614G
        第3波(2020年12月~21年3月):東京・埼玉株(R.1)
        第4波(2021年4月~6月):アルファ株
        第5波(2021年7月~10月):デルタ株
        だったようです。

        そして、どうも次の波が見えてきたようです。
        https://www.afpbb.com/articles/-/3377713?act=all
        https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/south-africa/

        南アフリカで、デルタ株が新型株に急速に置き換わり始めています。
        グラフもほぼ垂直に立ち上がりだしています。ワクチンの効果も怪しそうです。
        既に、香港でも検出済みだとか。

  4. だんな より:

    ふと思った事。
    コロナウイルスが、インフルエンザより感染性が高いのは間違い無いでしょう。
    インフルエンザウイルスも何処に行ったか良く分からない状況。
    他のウイルスや病原菌は、どうなってるのかな。

    みんな住みにくくなっているんでしょうね。

    1. 匿名 より:

      昨年の今頃のデータで、保健所が把握している各種流行性疾患一覧の週別報告数推移を目にしたことがあります。そんなのがあるんです。インフルエンザはひと月以上に渡って見事にゼロでした。コロナは治療法のない未知の疾病だが、ワクチンが効きさえすればと、当方は1月時点で確信してました。

    2. まんなっか より:

      ネットで転がっていた話なので裏は取っていませんが、インフルエンザの一部の型は絶滅したのではないか、と言われています。
      COVID19の感染力と病原性の前にはインフルエンザは小者だったのかもしれません。

      1. バシラス・アンシラシスは土壌常在菌 より:

        毎年夏にはインフルエンザ患者はゼロになるがインフルエンザが絶滅したためしはない

    3. 人工知能の中の人 より:

      厚生労働省 インフルエンザの発生状況
      https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html

      例年全国で週間数千単位の報告数があるインフルエンザが新型コロナ流行下ではマスク&三密回避により数十単位に落ち込んでます。それほどの防疫態勢をとっているのに一部の油断だけで週間25000人も陽性確認されるのですから、新型コロナは生半可な感染力ではないということでしょう。また減ったといえインフルエンザも0にはできていない点も新型コロナとの長い闘いになることを予感させます。

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