韓国の尿素水不足問題は日本にとって「完全な他人事」

助けたら助けたで感謝の言葉もなく、「支援が遅かった」と恨み言

韓国で尿素不足が深刻化した理由』や『韓国の「第2の尿素水不足」を日本も他山の石にすべき』などで取り上げた韓国の尿素水不足問題に関し、どうも韓国メディアなどの報道を眺めていると、これまでに出てきていた「日本が韓国の危機を救うべきだ」といった寝言がほとんど見られないのです。2019年7月に日本が発表した対韓輸出管理適正化措置は、韓国の産業上の混乱から日本が距離を置くようになったという効果もあったのかもしれません。

韓国の尿素水不足問題

韓国の問題は純正品を使用していないことから生じたのか?

当ウェブサイトでは『韓国で尿素不足が深刻化した理由』などでも報告したとおり、現在、中国における電力不足などを理由に、韓国「だけ」で尿素水不足が深刻化する、といった現象が生じています。

あらためて振り返っておくと、この尿素水はディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を浄化するためのシステム「尿素SCR(※)」の還元素材として広く使用されており、日本や欧州の場合は、AdBlue®(アドブルー)という商標の商品が知られています。

(※ちなみに「尿素SCR」とは尿素水を使った排気浄化システムのことで、SCRは “Selective Catalytic Reduction” の略です。このSCRを日本語に訳せば「選択的還元触媒」、といったところでしょうか)

この点、AdBlue®の商標権自体は2007年に、当時の日本の会社・日産ディーゼルからドイツ自動車工業会(Verband der Automobilindustrie, VDA)に譲渡され、現在ではVDAが認定する品質の還元剤しかAdBlue®を名乗ることはできません。

ただ、このあたりの事情をもう少し調べてみると、この尿素SCRに使われている尿素水については、「AdBlue®に機能を似せた類似品」、つまり尿素が32.5%、純水が67.5%の割合で含まれている製品なども広く出回っているようなのです。

韓国メディアの報道などから個人的な憶測も交えて想像するに、どうも最近、韓国で尿素水不足が不足している理由は、韓国でディーゼルエンジンの割合が高いことに加え、韓国が国を挙げてAdBlue®の純正品ではなく、安い中国製の類似品を使用しているからではないか、という気がしてなりません。

もっとも、このあたりについては当ウェブサイトとしてもまだ調査不足の部分もありますので、「韓国では広範囲で中国産のAdBlue®の類似品・模倣品が使われている」というのは、現段階では当ウェブサイトの憶測、というわけです。

ハンギョレ新聞でさえ大統領府を批判

さて、この尿素水不足については、連日、韓国メディアで大きく取り上げられているのですが、これについては「左派メディア」とされる『ハンギョレ新聞』(日本語版)も含め、韓国政府、あるいは文在寅(ぶん・ざいいん)政権に対し、批判的な報道が散見されます。

たとえば、ハンギョレ新聞は昨日、韓国で尿素水不足などの混乱が拡大した理由を「大統領府の誤った判断」のためだ、とする解説記事を掲載しています。

「韓国で尿素水問題が拡大した理由」…大統領府の誤った判断が混乱招いた

―――2021-11-09 07:22付 ハンギョレ新聞日本語版より

具体的には、韓国大統領府関係者の話を総合すると、中国による尿素水の輸出制限措置について、担当省庁でその波及効果が十分に把握できていなかったことなどの影響もあり、大統領府が前もって対応することができなかったと指摘。

ことに、文在寅氏自身の任期が残すところあと半年というタイミングでもあり、公務員があまり対応しない、という側面が悪く出た可能性があると指摘しているのです。

そのうえでハンギョレ新聞は、「2019年7月の日本による輸出規制(※原文ママ)」のときに「韓国大統領府が迅速に動いた」(?)ことと対照的だと述べている、というわけです。

余談ですが、日本政府が講じた韓国に対する輸出管理の厳格化ないし適正化措置を巡り、韓国政府や韓国メディアが「輸出『規制』だ」、「貿易報復だ」、などと平気でウソをつくあたり、長年、コリア・ウォッチャーをやっていても、なかなか慣れません。

余談ついでに、対韓輸出管理適正化措置が韓国に対する貿易報復でも輸出規制でもなく、「むしろ日本の利益を守るために必要な措置だった」とする仮説については、『対韓輸出管理の厳格化は日本を守るために必要だった?』あたりで詳しく論じていますので、是非ともご参照ください。

文在寅氏、残り半年の任期をどう過ごすのか

さて、文在寅氏の任期という話題が出たついでに、少しだけ寄り道をしておきましょう。

韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)によると、その文在寅氏は、残り任期がちょうど半年となった9日、「最後まで民生に専念し、完全な回復のために最善を尽くす」、などと述べたのだそうです。

任期残り半年 「最後まで最善尽くす」=文大統領

―――2021.11.09 11:25付 聯合ニュース日本語版より

聯合ニュースによると文在寅氏は残り任期の6ヵ月間、新型コロナウィルスの防疫や経済回復などに努める考えを示したのだそうですが、これに加えて最近の欧州歴訪を巡り、次のような発言もなさったのだそうです。

多くの国がわれわれの成功を知りたがり、協力を希望した。われわれはいつの間にか世界が認め、うらやむ国になった。急変する大転換の時期に合わせ国の未来を準備し、先進国として国際社会に対する責任を高める」。

そりゃ、すぐ隣に日本という国がありますからね。

世界が韓国のことを羨ましがる理由は、この「すぐ隣に日本がある」という地理的環境ではないかと思うのは、ここだけの話です。

それよりも、他人事ではありますが、文在寅氏もそろそろ身の処し方を考えた方が良いタイミングなのかもしれません。青瓦台の住人でいられるのはあと半年のことであり、半年後には去らねばならないからです。

後任の大統領にどなたが選ばれるのかはまだわかりませんが、個人的には誰が選ばれようとも、文在寅氏が大統領在任中にメチャクチャにした日韓関係が簡単に元通りになるとも思えません(『日経「日韓ともに残された時間は少ない」論への違和感』等参照)。

ただ、文在寅氏にとっては、後任の大統領次第では、青瓦台の「次の住居」が監獄であったり、牢屋であったり、拘置所であったりするかもしれないと考えるならば、そろそろ心が安らかではなくなってくる頃合いなのかもしれない、などと思うのは、気のせいではないのかもしれません。

韓国の尿素不足から距離を置く日本

尿素水不足、日本の存在感のなさ

さて、冒頭の尿素水不足の話題に戻りましょう。

ハンギョレ新聞が本件で大統領府に批判的だというのも意外ですが、それ以上に韓国における混乱を眺めていて気付くのは、この問題に関する「日本」の存在感のなさです。

たとえば、韓国メディア『東亜日報』(日本語版)の次の記事によれば、韓国政府は尿素水不足に関し、「韓国国内での1日分の尿素使用量は200トン程度」などとしたうえで、「ベトナムなど十数ヵ国から1万トンを導入しようとしている」、などと報じています。

政府、ベトナムなど10数ヵ国から尿素1万トン導入を推進

―――2021/11/09 08:46付 東亜日報日本語版より

東亜日報によると、韓国政府は来週中に車両用尿素200トンをベトナムから輸入することを決めたそうであり、この200トンの尿素から約600トンの尿素水が作られるのだそうですが、この「尿素水600トン」は昨年基準で韓国における1日の使用量に過ぎないのだとか。

また、韓国政府は尿素1万トン(つまり生産できる尿素水に換算すれば3万トン)を追加輸入する案を巡って、ベトナムを含む約十数ヵ国とも協議しているのだそうですが、「尿素水の使用量が1日600トン」なのだとしたら、これは50日分、ということでしょう。

ただ、東亜日報の記事にいう「十数ヵ国」には、ベトナム以外にもおそらく豪州などが含まれているようですが、この記事だけだと、ここに日本が含まれているかどうかはよくわかりません(常識的にはおそらく日本も含まれているのだとは思いますが…)。

日本が出て来るのは「輸出管理適正化措置」が中心

このあたり、さまざまな記事を読んでみたのですが、やはり「日本に支援を要請した」という話題は、ほとんど見当たりません。

「日本」が出て来るとしたら、たいていの場合、先ほどのハンギョレ新聞の例にもあった「2019年7月の輸出『規制』」という文脈であり、いわば「克服すべき対象」として日本が挙げられているというわけです。

その意味では、日韓関係もずいぶんと変わったものだと思います。

ひと昔前であれば、また、韓国メディアからも、「わが国における物流の混乱は日本にも悪影響をもたらす」、「だから日本は率先してわが国を助けるべく動くべきではないか」、といった寝言が聞こえてきたものです。

やはり、日本の対韓輸出管理適正化措置の際に、韓国メディアもさんざん「ノージャパン」だの「克日」だのと世論を煽ったためでしょうか、今回の尿素水不足局面においては、日本の存在感がほとんどないのです。

また、この韓国の尿素水不足が日本の側でもあまり注目されていないという点にも、個人的には興味深さを感じます。というのも、かつてであれば、「韓国で物流が止まれば日本経済にも悪影響がある」、「だから日本は韓国を助けるべきだ」、といった論調が、自然発生的に出てきていたからです。

それなのに、今回の尿素水不足局面においては、日本においても「韓国が困っているから助けてあげよう」という論調を、ちょっと見た記憶がありません。というよりも、尿素水不足に関する報道は、皆無とまではいわないにせよ、日本側でもあまり多くないように思えてならないのです。

もっとも、「韓国を助けてあげよう」とする主張が、これから出てくる可能性はありますので、この点については注意は必要です。というのも、例の「ノージャパン」運動の影響もあるため、日本が韓国を助けようと下手に首を突っ込むべきでもないのかもしれないからです。

いずれにせよ、「好きの反対は無関心」と言いますが、対馬海峡を隔ててたった50キロほどしか離れていない国であっても、海という物理的な障壁は日韓の道路交通事情をも大きく分断している、というわけです。

韓国は助けたら「支援が遅い」と怒る国

ついでに、あえて批判を恐れずに申し上げるなら、日本にとって韓国の、韓国にとって日本の存在感が薄まることは、個人的には決して悪いことではないと思います。

韓国は支援したら支援したで、「支援が遅い」と怒る国だからです。

2008年9月に米投資銀行大手のリーマン・ブラザーズが経営破綻しましたが、その際、世界的に生じた金融市場の大混乱局面において、日本が「日韓通貨スワップ」などの形で、韓国に対し、金融面で救いの手を差し伸べました。

その際、韓国政府からは「日本の支援に感謝する」という声が聞こえてきたのでしょうか。

その答えが、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、いまから約12年前に掲載された、次の記事です。

「韓国が厳しい時、日本が最も遅く外貨融通」

―――2009.07.07 08:07付 中央日報日本語版より

我々日本人は、この記事の冒頭に記載された、当時の企画財政部長官によるこんな発言を、しっかりと心に刻んでおく価値はあるでしょう。

韓国が最も厳しい時に外貨を融通してくれたのは、米中日の中で日本が最後だ世界第2位の経済大国なのに、日本は出し惜しみをしている気がする」。

助けてあげても、「出し惜しみした」と恨み言を言われる…。

このように考えるならば、基本的に日本は下手に「隣国のよしみ」でお付き合いするのではなく、ある程度は距離を置くという姿勢も大事ではないかと思う次第です。

ただし、韓国の尿素水不足問題は韓国の問題ですので、日本が首を突っ込む話ではありませんが、『韓国の「第2の尿素水不足」を日本も他山の石にすべき』でも述べたとおり、個人的には韓国の尿素水不足問題を、「中国発のサプライチェーンの問題」として日本は他山の石にすべきではあると思います。

逆にいうと、日本にとってこの韓国の尿素水不足問題は「完全な他人事」であり、そして、日本がこの問題に関心を持つ価値があるとしたら、これを「他山の石とする」以外にはないのです。

日本のメディアの関心事

さて、本日の「オマケ」です。

わが国のメディアが報じる韓国に関する話題といえば、昨日は共同通信がこんな記事を配信していました。

イランが韓国に激怒 「マスクよりカネ返せ」

―――2021/11/9 16:44付 産経ニュースより【共同通信配信】

これは、新型コロナウィルス対策として韓国の駐イラン大使館が10月下旬、2000枚のマスクを病院に寄付したところ、イラン国民からは「マスクはすでに十分にある」、「それよりカネを返せ」、といった怒りの声があがった、という話題です。

イランと韓国といえば、例の米国の対イラン制裁と絡んで韓国が凍結したままのイランの預金口座という問題が懸案として残っています(『「イランが韓国製家電の輸入を禁止」、問題の本質は?』等参照)。

このあたり、記事が若干ミスリーディングなのですが、べつに駐イラン大使館側は例の凍結された資金の代金としてマスクを寄贈したわけではなく、純粋に善意により2000枚のマスクを寄贈したという話ではあります。

ただ、こうした本来であれば草の根レベルでの友好関係に関する心温まるはずのエピソードが、イラン国民の強い反発を招いているというのも、なんだか興味深いと思ってしまいます。

もっとも、イランの資金凍結問題は完全にイランと韓国の外交問題であり、我々日本人には関係のない話ですし、支援したら「支援が遅い」と恨み言をいわれたことがある国の国民としては、正直、「あまり当事者として関わりたくはないなぁ」、などと思ってしまうのは、ここだけの話です。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 迷王星 より:

    お早うございます.更新有難うございます.
    ところで,
    >SCRは “Selective Catalytic Reduction” の略です。このSCRを日本語に訳せば「選択的還元触媒」、といったところでしょうか

    これは違います.元の英語句の“Selective Catalytic Reduction”の表す内容はに“selective”と“catalytic”という修飾語の意味によって絞り込まれる)ある種の還元(reduction)という化学反応です.それに対して「選択的還元触媒」という表現が表す内容は「選択的」と「還元」という修飾語で絞り込まれるある種の触媒であり,触媒は(化学反応の反応速度を増大させる)物質であって何らかの化学反応の名前(還元とか酸化とか縮合とか加水分解とかのような名前)ではありません.

    ですので,元の英語の訳としては直訳すれば「選択的触媒還元」になるでしょうか.より分かりやすい表現をするならば「触媒を用いた選択的(な)還元」あたりになるかと思います.

    1. 迷王星 より:

      失礼,訂正です.
      正誤>に“selective”と・・・
      正誤>(“selective”と・・・

  2. KN より:

    ディーゼル車用尿素水の原料となる「高純度」尿素の製造は、想像以上に難しいようです。この点、フッ化水素と同じですね。韓国は尿素を100%輸入していますが、高純度のものではないでしょう。
    また、尿素水の製造過程でも精製工程があり、さらに尿素が分解したり不純物が混入しないように注意しなければならず、これも必ずしも容易でなさそうです。
    国産化に向けてがんばってください。

    1. どみそ より:

      低品位の尿素水使ったら 触媒が再起不能になっちゃいそうですね。韓国人には不可逆的という意味わからないようです。

  3. バシラス・アンシラシスは土壌常在菌 より:

    韓国の尿素水問題は、日本にとっては、教師だということですね
    孔子も言ってたはず。人のふり見て我がふり直せ、と
    それでなくても、韓国とは異なり日本は政経分離の大原則を掲げているのだから
    ちょっとした政治的判断で軽々しく輸出入禁止措置を取る中国からは、日本企業は経済的距離を置くべし

  4. イーシャ より:

    隣国にまで聞こえてくる寝言は迷惑ですからね。
    静かになって何よりです。
    一切何も聞こえてこない状態が続いて、「あら、静かだと思っていたら、いつの間にか孤独死してたのね。キャハッ」で済ませるくらいの関係が丁度いいと思います。

    1. はにわファクトリー より:

      迷惑な寝言と言えば新聞社論説委員などもそうですね。選挙を読み間違える政治部記者も同じでしょう。

  5. どみそ より:

    この事態を日本政府は傍観していては いけません。
    カー用品、資材を扱う通販サイトでは すでに品切れ状態 ホームセンターなどでも 見当たらなくなってきてます。
    どこかの記事では すでに6.5トンが 持ち出されているとか 出ていました。
    いまは 一般への入国制限があるため担ぎ屋・買い出し部隊の流入を防げています。
    しかしコンテナ丸ごと持ち出すようになることも考えられるので 対策を考えるべきです。
    日本に来ることのできるビジネスマンの帰りのみやげは 預かり荷物制限いっぱいの20kg・・尿素水20Lとなるのかもしれません。

      1. 簿記3級 より:

        中国が咳をすると韓国が肺炎になり日本に全力で移しにやって来る。

        いつか見たパターンです。韓国というローカルな地域の出来事がこんなに大事な問題になるのですから韓国の負の影響力には驚かされるものがあります。

        開かれたフラットなグローバルな社会とはそんなものだと言えばそれまでの話なのですが。

        1. がみ より:

          皆様

          中国が咳すると韓国が肺炎になると昔から言われてますが…

          中国が咳やくしゃみするとムカついて半島ぶん殴るの歴史なんじゃないかと。

          なんとなく地図上の地形でもモンゴル・露・中のサンドバッグっぽいし…

    1. 匿名 より:

      持ち出すなら水溶液ではなく重量的にも固体の方だと思いますね。溶液だと液漏れ気にしないといけないですし。USPとかACSグレードで十分なのかな?日本の生化学研究にも影響が出そう。

  6. 匿名 より:

    他人事ではないかもしれませんよ
    数日前までAmazonに売るほどあったアドブルーが昨日の夜から在庫なしです
    韓国マスコミによると韓国人が個人輸入しているそうです

    1. 匿名 より:

      自分の乗用車はディーゼルです。アドブルーを補充しようと思って通販サイトを見るとすべて売り切れ。マスクのときに転売屋が迷惑だと思ったが、今回個人的に直接被害を被る立場として韓国人が迷惑です。この流れで国内のアドブルーの入手が困難になってくると、また転売屋が買い占めなど始める可能性もあります。いい加減にして欲しい。

  7. 陰謀論者 より:

     この問題、あまりに日本が関係なさ過ぎて、気にはしつつもスルーしておりましたが、問題の震源地が中国で(中国の税関で止められている分を輸入できればとりあえず問題をかなり先送りできる)、怒りや不満をご主人の中国に向けるわけにもいかず、行き場を失ったエネルギーがブンブンやその取り巻きに集中し始めたことが大変きになります(いつものように日本のせいにもできません)。
     軍用機で緊急輸入する200トンやらも、政府が調達したものではなくもともと民間が調達済みだったものを横取りしただけということも暴かれ、その無能&政治パフォーマンスが民衆の怒りに火に油を注ぐ結果になっているようです。
     個人的な感想を言わせてもらえば、日本に関係ないところで勝手に小石につまずいて、ブンブンや韓国が滅びてもらっては困ります。残り任期半年、ぜひ完走して、ついでならもう一仕事大きな成果(断交)をお願いいたします。がんばれブンブン、負けるなブンブン。

  8. だんな より:

    盛りだくさんなスレですね。
    既にコメント出てますが、尿素水は、日本にも悪影響が出ると思います。
    韓国の年末は、尿素水の枯渇だけで無く、アメリカとのスワップ終了のリスクが、期待出来るようです。

  9. 匿名 より:

    韓国が国を挙げてAdBlue®の純正品ではなく、安い中国製の類似品を使用しているからではないか、という気がしてなりません。

    韓国が「安い中国製の純正品を輸入していた」と言う可能性もゼロでは無いでしょうしね。

  10. 裏縦貫線 より:

    貨客船の往来も無くなり人・物の流れがほぼ途絶えた国の話なら影響は極めて小さいでしょうが、本記事の地域との間は人流は制約されているとはいえ物流は止まっていないので、日本国内でも品薄品切れの影響は出てくると思います。
    当該地域では「C国の輸出規制は綺麗な輸出管理、J国の輸出管理は汚い輸出規制」とか考えているのでは。
    あと「自分の食えない飯なら灰でも入れてやる」にも警戒必要でしょう….

  11. 名無しの権兵衛 より:

     今回の件で、差押財産現金化の可能性が、これまでの0%からマイナス100%程度に低下したと思います。
     韓国という国は、高度な技術を要する多くの素材や部品を海外に依存しており、その供給を制限・停止されれば国を挙げて大騒ぎになるということが、今回の件でも再確認できました。
     今後も、このような大騒ぎを何度も繰り返す気がしてならず、その度に、日本政府の輸出「規制」の恐怖におびえ、差押財産の現金化など、夢のまた夢になりそうな気がします。
     今後の日韓関係にとって、非常に良いことだと思います。

     

  12. んん より:

    尿素不足は脱ディーゼルの良い機会ですね
    脱炭素宣言に署名したムン氏を
    日本も全面的に応援してあげましょう

  13. だんな より:

    尿素水大乱発生後も…韓国外相、中国外相と会っても問題切り出さず(1) https://s.japanese.joins.com/JArticle/284652
    基本的に韓国政府と外交が、「無能」だと分かる記事です。中朝工作員に乗っ取られた政府は、こんなもんでしょう。
    一点気になったのは
    >低姿勢という批判も甘受しながら韓中関係に力を入れてきた文在寅政権のため国民的失望感がより大きい側面もある。いまこそこれまでに投じた「対中外交的資本」を回収するタイミングであるためだ。

    理解しにくい話ですが、「対中外交的資本」という意味不明の言葉が出て来ます。
    想像ですが、「中国の言いなりになっていたから、その分韓国を大切にすべきだ」といったところでしょうか。
    この辺が、朝鮮脳の事大主義的、乞食的なところだと思います。
    なんかギブアンドテイクとは、違うんだよなあ。

    1. はにわファクトリー より:

      >「対中外交的資本」という意味不明の言葉

      中国へのみつぎもの、では?

      ハングルが読めてココロの機微を了解しているその道のプロのかたがたから洞察優れた解説が欲しいですね。

    2. だんな より:

      自己レスです
      元歯医者さんによると
      >対中外交資本とやらは、多分、いままで見せてきた親中外交のことだと思われますが、韓国はそれを、回収できる『貸し』だと思っているのでしょうか。中国は、そう思っていません。それは中国からすると、韓国が『捧げた』ものであり、すでに中国のものです。回収するというなら、中国は韓国を「なんで私のものを奪おうとするのか」と言うでしょう。

    3. より:

      > 「対中外交的資本」

      要するに、属国が属国らしく振舞ってきたのだから、きちんと”朝貢”への見返りをくれという話ですね。何しろ、今や日本を遥かに凌ぎ、世界をリードする先進国の一つである韓国が、中国の言うことに唯々諾々として従い、反抗するそぶりすら見せないというのは、中国の国格上昇に大いに貢献しているはずなので、それは十分”現代版朝貢”の名に値するはずだとでも考えているのでしょう。つまりは、「中国の国格向上に貢献した」→「貸しを作った(=外交的資本)」という構図です。

      突っ込みどころ満載ですけど、この程度の発想の展開に一々驚いていては、身が持ちません。精神衛生のために、「そおなんだぁ」と受け流しましょう。

    4. はるちゃん より:

      中国は、属国からの貢物に対して数倍の下賜品を与えていたようです。
      半島の方は、昔のように数倍の下賜品が貰える事を期待していると思います。

      但し習近平は、皇帝では無く独裁者にしかなれない思いますので、属国に対する見返りは少ないと思います。
      「援助」と称して、えげつない条件を付けて来るのでは無いでしょうか?

  14. 元ジェネラリスト より:

    昨日の楽韓さんの記事では、韓国内では業界からは4〜5ヶ月前から石炭不足からの尿素不足の懸念が上がっていたそうですが、韓国政府が動き出したのは先月下旬だったそうです。

    これに限ったことではなく、韓国政府の無能さを示唆する記事は多いのですがそれでも「世界が羨む先進国」になれたのは、韓国政府が如何に無能でも、隣の日本がケツ拭きをしてあげてたことも大きいのだろうなと思いました。
    日韓のメディア上で「日本助けろ」が出ないことはいいことで、今後も韓国政府の無能さが露呈する案件は増えていくのでしょう。

    シンシアリーさんちの記事によると、韓国のコロナは日本と違って落ち着かず、新規感染者の48%、重症者の38%がワクチン接種済み者という、信じがたい数字がでていました。
    これは、政府の無能さだけじゃなく、社会の雑さも関係ある気がします。

    有名どこなので、リンクは貼りません。

  15. ベビーヨーダ より:

    シンシアリーのところで、日本政府が輸出許可を出してくれないと言っていた気がします~
    しかし、アメリカがその時が来たら経済焦土化すると言っていた真田先生の言葉、
    自ら焦土化しちゃうなんて(*´艸`*)流石です!

    1. がみ より:

      ベビーヨーダ様

      真田先生も口が悪いなぁ。
      焦土なんて…

      半島をちゃんと溶かして強固な一枚岩にして差し上げるくらいに控えないと…

      1. ベビーヨーダ より:

        がみ様

        そうでした、そうでした。
        ムンムンが、北のエリンギ様に差し出すためには、
        経済格差をなくさなければいけませんものね
        東西ドイツでの経済格差は、確か西ドイツの1/4位だったでしょうか?
        統一から26年たった今でもありますから、
        南挑戦と北の格差たるや、相当なもの。
        焦土なんて、可愛い過ぎました。
        反省、反省wf(^ー^;

  16. いつも拝読している平民です より:

     いつも勉強させて頂きましてありがとうございます。
     2014年ごろソウルで道路陥没が頻繁におき社会問題になっていたのですが、韓国には対処する技術がなく、ソウル市が東京都にすがってきたので、地下空洞の原因把握や調査方法、対応マニュアルの策定についての技術を供与、
    応急処置や復旧方法の技術を、2015年に供与しているのに(産経新聞the sankei news 2015年5月3日 より)(当時は舛添知事)、韓国からのお礼が、東京オリンピックで日本の食材を使用した選手村の食堂で食事しない。

    1. いつも拝読している平民です より:

       記事のタイトルは、日本は教えてくれぬ道路陥没東京の100倍で東京の技術力にすがる韓国ソウル市長の必死

  17. 死刑を求めるおじさんが怖いよ~ より:

    尿素SCR法は日本企業が開発したとか。
    またぞろ韓国を貶めるための日本の策略だったのか~
    的な日本が~ の記事が韓国から出て来ませんかね。
    そこまで深い策略が日本も出来れば良いのにナぁ
    と独り言

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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