真冬の北海道野宿計画を「美談」にしたメディアの責任
先日の『冬の北海道に徒歩で挑む沖縄の若者に辛辣な大人の意見』で取り上げた若者の日本列島縦断という話題を巡っては、その後も北海道在住者などを中心に、「無謀だ」、「せめて時期を選んでくれ」、といった悲痛な意見が寄せられているようです。ただ、個人的な見解ですが、おそらくこの方は北海道に上陸すらできずに、下手をすると西日本を抜けることもできずに旅を終えるのではないかという気がしてなりません。こうしたなか、もうひとつ気になるのが、この無謀な計画をあたかも美談であるかのごとく報じたメディアに責任はないのか、という視点です。
冬の北海道を舐めてはいけない
先日の『冬の北海道に徒歩で挑む沖縄の若者に辛辣な大人の意見』では、沖縄に在住する18歳の若い男性が、10月22日から来年1月28日までの日程で、沖縄県波照間島から稚内まで「徒歩で」向かう、という、琉球新報に掲載された話題を取り上げました。
端的にいえば、恐ろしい話です。
北海道ではすでに初雪が観測されていますし、本州などでも高山などを中心に雪が降り始めています。この方は日本縦断中はおもに野宿をする予定だと述べたそうですが(予算の都合でしょうか?)、正直、冬の寒さを舐めてかかるのは感心しません。
下手をしたら、命を落とします。
この点、著者自身も職業柄、真冬の北海道と沖縄の両方を経験することがあります。
2月の沖縄といえば、最低気温が平均して15度前後にまで下がるため、さすがに夜は上着を羽織りたくなる気候ではありますが、それでも日中の平均気温は20度前後と温暖であり、正直、「命の危険」を感じるほどの寒さを経験することはありません。
これに対し、2月の北海道といえば、地域にもよりますが、たとえば十勝平野あたりだと最低気温は「マイナス」15度に下がります。内陸部だと、夜間にマイナス30度にまで下がるケースもあるようです。
ましてや、野宿など、出来っこありません。
それどころか、大変な積雪のなか、雪道を徒歩で行くのは、本人にとって危険であるだけでなく、道をゆく自動車にとっても同様に、大変に危険でもあります。
どう見ても、雪道以前に防寒対策で場数を踏んでいるとも思えない18歳の方がこの旅行をするというのは、無謀というほかにありません。
たぶん、そもそも北海道に上陸すらできない
もっとも、「yuwa1025_」というアカウント名を使うこの方が、インスタグラムなどに公開している、今回の行程と思しき地図を見ると、少し考えを改めました。おそらく、北海道に上陸するよりかなり以前の段階で、この方は旅行を断念せざるを得ないと思われるからです。
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行程を見ると、九州・鹿児島の、おそらくは薩摩半島あたりから、熊本、福岡、北九州(関門海峡)などを経由し、さらには山陽地方(広島、岡山、姫路)から京阪神あたりを経由し(※このあたりならまだ理解できなくはありません)、その後、おそらくは福井から日本海を通るようなのです。
報道によれば、この方が踏破を目標としている期間は100日前後であることから、福井県の日本海沿岸に到達するのは早くても11月中旬、下手をすると12月に入るでしょう。おそらくここまでくれば、この先を踏破することは不可能であり、下手をすると滋賀県あたりで早晩、旅行を断念せざるを得ない、と信じたいところです。
計画こそがすべて:出発日を含めて練り直しを
さて、先日も紹介したとおり、この方はどうも公認会計士試験の受験を目指されているようですが(※現在でも勉強を続けていらっしゃるのかどうかは存じ上げませんが)、この点、まさに資格試験の勉強とも通じるものがあります。
資格試験の場合、試験の実施時期はあらかじめ決まっていますので、「この年に行われる公認会計士試験に合格したい」と思うならば、そこから逆算して、「だいたいこの時期にこの科目で合格点に達しておく」、「この科目の勉強はこの時期から始める」、などとめどを立てておかねばなりません。
この点、試験も「気合い」で乗り切れる、などと思っている人がいますが、一般には公認会計士などの「難関」(?)試験の場合、よっぽどの天才(あるいは受験秀才)などではない限り、計画を立てなければ試験の合格など覚束ないものです。
逆に、この計画の立て方によっては、最低の勉強時間数でも十分に試験に合格することもできますし、実際、そのように自分で計画を立て、実行できるような人は、その後の人生でも、ビジネスで大きく成功しているケースが多いです。
(※なお、本稿は公認会計士試験のノウハウを議論するものではありませんので、詳しいことについては専門のウェブサイトないし受験専門学校などに尋ねていただきたいと思います。)
このあたり、「日本列島踏破」もこれと非常によく似ていると思います。
「約100日の時間をかけて、日本列島を縦断する」という目標を立てたのであれば、自身の予算、自身が歩く速度、通過する地点の時期と気候、といった諸条件がわかるのですから、それにあわせて最適な計画を立てれば良い、という話でしょう。
いずれにせよ、もしも本気でこのルートを使って日本列島を縦断しようと思うならば、まずは時期を選び直すべきでしょう。
たとえば、100日前後の期間をかけて北上するのであれば、西日本が温暖になる4月中旬から5月上旬を出発日に選ぶべきであり、そうすれば、ちょうど初夏の時期に涼しい日本海を北上し、北海道に着くころには7月から8月を迎えているはずです。
あるいは逆に、7月下旬から8月上旬に北海道を出発し、寒くなる前に日本海を抜けて近畿地方に到達すれば、秋口の涼しい時期に西日本を踏破することができるかもしれません。
このあたり、仕事にも通じるものがありそうですね。
美談であるかのごとく報じたメディアの責任
こうしたなか、やはり個人的に強い疑念がもうひとつあるとしたら、この若い方の挑戦を、あたかも美談であるかのごとく報じたメディア(この場合は琉球新報という新聞)に責任はないのか、という点です。
琉球新報の該当する記事のリンクを、あらためて確認しておきたいと思います。
日本縦断2800キロを徒歩で挑む 18歳の比嘉さん、きょう波照間を出発
―――2021年10月22日 10:14付 琉球新報より
沖縄の18歳が日本縦断2800キロを徒歩で挑む理由 きょう日本最南端の波照間島を出発
―――2021/10/22 12:39付 Yahoo!ニュースより【琉球新報配信】
琉球新報の記事には、こんな記述があります。
「日本縦断中は主に野宿する。同級生は『頑張ればできるよ』と励ましてくれるが、『知識がある大人ほど止めてくる』。両親にも反対されたが、●●さんは諦めなかった。『自分のやりたいことを、まだ1回もやったことがないのに止められるのは嫌いだ。やってみて無理ならいい。大人に子どもの夢が止められることが多いが、ちゃんと準備すれば達成できることがあると証明したい』」(※原文では「●●」部分には実名が入ります)。
琉球新報はご両親が反対したというこの挑戦を、「諦めなかった」、などと前向きに紹介していますが、正直、この琉球新報の記事を執筆なさった方も含め、是非とも目を通していただきたい記事がひとつあります。
『ITメディア』が運営するウェブサイトに2018年5月25日付で掲載された、こんな記事です。
登山家・栗城史多さんを「無謀な死」に追い込んだ、取り巻きの罪
―――2018年05月25日 08時00分付 IT media ビジネス ONLiNEより
これは、世界最高峰のエベレストに自身初登頂を目指していた栗城史多(くりき・かずのぶ)さんが下山中に亡くなったことを取り上げた記事ですが、記事を読んでいただければわかるとおり、どうもこの栗城さんという方の挑戦は、最初からずいぶんと無謀だったのではないか、という指摘がなされているようです。
とりわけ、栗城さんが「無謀」ともいえる「単独無酸素・エベレスト南西壁ルート」に挑んだことについて、同記事は次のように述べています。
「今回の死に至る悲運の結末を招いた『単独無酸素・エベレスト南西壁ルート』への挑戦も大手の某インターネットテレビ局で山頂アタックの瞬間が配信されることが決まっていた。だが、これまでも有名登山家から『市民ランナー』と称されていた人が自分の実力を測り切れていないうちに周囲から持ち上げられ続けて『大丈夫だから、君ならばやれるよ』と背中を押されれば、どうなるか――」。
「市民ランナー」とは、「マラソンでいえばプロランナーではなく市民ランナーのようなもの」という、「著名な登山家」による栗城さんに対する評価です。
もちろん、今回の沖縄の若者の事例は、この栗城さんの事例とはいろいろと異なっています。
しかし、「琉球新報」という、沖縄県内ではそれなりのシェアを誇るメディアが、この「冬場の日本列島踏破」という無謀な挑戦をあたかも美談であるかのごとく取り上げたという意味においては、栗城さんの失敗に通じるものがあるように思えてなりません。
いずれにせよ、資格試験、登山、ビジネスなどのさまざまな分野において、計画性と実行力は、まさに「車の両輪」です。未来ある若者が無謀な挑戦で最悪命を落とすこと、さらには周囲に多大な迷惑をかけることがないことを、切に願いたいところです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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どうせ九州辺りで、辛抱出来なくなるでしょう。
そして「失敗した経験があるから大丈夫」と言い張れば、晴れて立憲共産党。
琉球新報イチオシの幹部候補生としてすでにリストアップされているかも。
とりあえず(元)志位るsあたりから…
本州・九州・四国にはいないヒグマと言う脅威がありますから,正直言って北海道での野宿は夏場であってもお勧めできません
よほどアウトドアの経験が豊富で慣れた人ならまだマシでしょうが……
と言うか,冬に北海道を歩いて稚内まで移動とか自殺志願者としか……
昨晩投稿した者ですが、続きがあって、波照間島を知らんかった無知の息子に、友達が行くって言ったらどうするとも聞いていたのですが、「死ぬからやめろと言うと思う」かつ「そもそもそんな馬鹿なこと言うやつはいない」とのことでした。
波照間島さえ知っていれば完璧な回答でした。
同じ年頃の子供を持つ親として心配ではあります。イエスマンは本当の味方ではないです。早めに目が覚めてくれればいいですね。親御さんのためにも。
冬場の北九州は関東に比べ相当寒いです。生前祖父が正月にわざわざ上京し、年越ししておりました。
「こっちは温いな」と。
私は東北出身ですが、11月下旬〜12月の九州四国の夜が意外と冷え込むのにびっくりしましたね
軽にテントと寝袋を詰めて、東急フェリーで東京有明〜徳島を航走、そこから野宿で西日本をブラブラする予定でした
が、吉野川沿いでの1泊目から思った以上に寒くて眠れない…寒さには慣れてるつもりだったんですがね
それからは予定を無理やり変更し、野宿なら低地のみ、どうしても高地なら宿をとる…としました
偏見ですが、南国の人は寒さに弱いきらいがあると見受けられます…それだけに寒冷地へ足を運ぶことをとても嫌うように思われますが、彼は違うようですね
人生の先達に学ぶことができないならばせめて、早いうちに経験に学ぶものとなってほしいものです
> 偏見ですが、南国の人は寒さに弱いきらいがあると見受けられます
いいえ、偏見じゃなくて事実です。
九州でも内陸や山間部の人はしっかり防寒対策を取りますが、平野部や都市部の人はあまり防寒対策を取りません。防寒着をあまり持ってない人もいます。外はジャンバーと手袋、家の中はこたつとエアコンくらいでしのげる程度の寒さである日が多いので。
そのため、真冬日日や風の強い日は外に出たがらない、家の中でも寒がる事が多いです。北海道の人のようにしっかりと防寒対策を取ってればなんて事ない寒さであっても。
その上
知識としてわかっていて、それなりの防寒対策をしていても
身体が寒いのに慣れていないからすぐ風邪をひく。という展開もあるからね
毎日の更新お疲れ様です。私もこの様な時期に北海道までは計画だ開でアウトだと思います。予算と自力で調達できずに他人任せでは甘えどころか、最初から九州辺りで確信犯的に断念して残金を着服するつもりではと邪推すらしています。
>あたかも美談であるかのごとく報じたメディア(この場合は琉球新報という新聞)に責任はないのか、
あくまで取材対象として扱って、スポンサーとして振る舞わなければ、責任は負わないと割り切ってるんじゃないかな?
「判断は全ての本人の意志。取材対象として、時々、様子を聞くことはあり、その際に記事への反響を聞かれれば答えていたが、助言なんかはしていない。」って言えば、なんとかなるみたいな♪
それで、成功すればもちろん、途中で断念しても、その行程を記事にすればひと儲けだし、遭難しても助けるのは自分じゃないし♪
「電話取材で異変を感じて通報したが対応が遅かった」みたいにすれば批判する側に回れますしね♪
芸能人が無人島から脱出するみたいな番組は好きで見てた頃もあったけど、あんな風に「制作」をするためには出演者の体調管理や地元との調整とか、とっても大変だと思うのです♪
それが「取材」になれば、全ては取材対象の責任なんだから、美味しい話なんじゃないのかな?って思うのです♪
ただ、本人の意志がとても硬いならって前提だけど、1点擁護するなら、誰にも知られずに野垂れ死にするよりも、良くも悪くも注目を集めたので、事故発生なんかの発見は早まるかな?って思うのです♪
ただ、それも引っ込みがつかなくなるってリスクの上昇とセットなんだけど・・・・・
よろしいんじゃなですか?
マスコミは事実に基づかず感情論で記事を書く事がお好きのようですから。
事実を元にしたら記事にならないいじゃないですか?
特に沖縄の新聞は、内地の新聞より妄想多めで記事にしていますから。
みんな、自称若者を止めちゃダメだよ!!
現実よりも理想で突き進む事こそ、赤である事の証明なんだから。
そして現実にぶつかり、政府が悪いと叫ぶまでが、お約束です。
人数が2人以上の場合は、総括が始まります。
まぁ沖縄本島の新聞に何かを期待する方が間違っているように思います。
前の記事で三太郎について言及しましたが、仕事の関係で客先に(実質)出向し北薩に2年程住んでいました。
荷物もまだ届かない正月明け、安普請とはいえ布団なしでは寒くて寝付けなかったことを思い出します。
佐敷太郎は趣味のロード(自転車)で越えたことがありますが、結構なきつさでした(球磨川に抜けて新八代迄約100km、そこから輪行で帰った)。
>知識がある大人ほど止めてくる
これが真実なのでしょう。多分とめたひとは論理的にその辺を諭しているのでしょうが、全く話を理解することができない。
まあ、失敗していい経験になるでしょう。案外沖縄すら抜けられずに終わったり。
そこでいろいろ気づくんだと思います。マスコミがただ利用するためだけに持ち上げ出た事実を。マスコミも無謀さはわかってます。ただ、それを言ってしまうと一人のバカをネタに記事が書けなくなってしまう。マスコミって大人ならすべき忠告もしないひどい奴らですね。
私とて良く知らない頃にフジテレビが推してやらかした、伝説の「風呂桶に気球くくりつけての太平洋横断」の風船おじさん殺人事件を思い出します。
要するにマスコミは悲惨な最後か成功時に成果を我田引水して主張を張り生死に関係無く部数なり視聴回数なり視聴率がとれれば平気で殺人だってやるって事です。
左翼はいつでも女性・母・子供を盾に利用します。
まぁ乳幼児でもなく自我は既にお持ちでしょうから、出来たら学校行かない宣言革命児ゆたぽんでも誘ってあげて欲しかった。
少なくともクラウドファンドで他人の金でやる奴なんで失敗しちゃったテヘ♪で済むものではいので、成功すればともかく失敗した時には責任持って金返すくらいの覚悟はあるんだろうと思います。
琉球新報と沖縄タイムズの売りは、沖縄県内の訃報等の冠婚葬祭記事を有料で掲載する事で講読者を集めていることが有名です。
己の実力を一切省みることなく若者が無謀な挑戦に走るということ自体は、まあ、それほど珍しいことでもないのかもしれません。さすがに、今回のケースは単なる無謀を通り越しているとは思いますが、愚行は若者の特権だそうなので、好きにさせればよいと思います。なお、皆様「冬の北海道を舐めるんじゃねえ!」と仰ってますが、おそらくは北海道まで辿り着けないだろうと思いますので、懸念には及ばないのではないかと思います。
# 個人的には、そもそも下関に辿りまで着けるかどうかすら怪しいと思ってますが。
また、それを美談であるかのように取り上げる琉球新報の問題ですが、まず、紙面での扱いがどの程度であるのかがわからないため、なんとも言えないかなぁと思っています。
社会面の片隅にちょっと載った程度ならば、要するに埋め草記事で興味本位に書いてるだけなので、目くじらを立てるほどのことでもないでしょう。そして、さすがにそれはないだろうとは思いますが、1面などで大きな扱いをしていた場合は、「冒険」をある程度はフォローする責任があるだろうと思います。ちょっと面倒なのが、文化面などで「挑戦する心/冒険する心の大切さ」を主張するためのネタとして取り上げているような場合です。「挑戦することに意義がある」となれば、結果的に成功しようが失敗しようが、どちらでも問題ないという、ネタに対しては甚だ無責任であって構わないとなります。ネタとしてはいい面の皮でしょう。
でもまあ、琉球新報さんには、失敗の暁に「ねえ、ねえ、今どんな気持ち?」と是非ともやっていただきたいもんですね。そこまでやれれば、ある意味見上げたもんだと思います。
昔、「ダメ人間」を描く漫画ジャンルがありました。
今回の記事もその一種なのでしょう。
元の新聞記事読んで印象が変わりました。
この十八歳の人、悪気はないですね。また、大それたことをしたいと言うわけでもなさそうです。
気軽な思いつきを気軽にやってみたい、本気で北海道までたどり着くと思ってるわけではなさそうです。
それが、どうして無計画で非常識な若者に思われるかと言えば、全てはこの新聞の書き方、持ち上げ方ですね。
栗城史多氏の場合は年齢層も上ですし、自己プロデュースしたので自己責任という側面が強いですが(最後の登山は自殺するつもりで敢行したのでしょう)、この十八歳の子の場合は完全に琉球新報が作ってますね。
子供がたてた「夏休みの目標。友達一万人作ること」というたわいもない計画を脚色して、絶対に後戻りできないように追い込んでるようなものですね。
そうかなぁ、自分で売り込まない限り、新聞が取材にくるとは思えないのですが・・・
因みに冬ではありませんが、南から北へ、野宿で、84日で踏破した方がおられる様です。まさか、冬にやるのは初めてだとか、狙っていなけりゃ良いなぁ、と思いますね。言い出した以上、引っ込みがつかなくなって・・・最悪の事態にならなければ良いのですが。
大手新聞ならともかく、琉球新報ならクラウドファンディングで記事のネタを探してそうですよ。地方紙は独自ネタを探すのに苦労してますし。
子供の戯言を真に受けて大げさに騒ぎ立てる琉球新報が罪深いと感じます。
ま、どうせ熊本を出るか出ないかあたりでギブアップするんじゃないですか?
熊本市でバイトして3年くらい休憩するかもしれないし。
本人もこれは無謀かなと考えているでしょうが、新聞に出てしまったので今更「やっぱりやめます」と言えず、何とかなるだろうくらいの気持ちで出発したと思われます。新聞が引っ込みをつかなくしたともいえます。
おそらく野宿だと、この季節でも冬は寒くて眠れずに体力ばかり消耗してそのうち1日に数十Kmも歩けなくなります。疲れて寝ている間に凍死する前に、誰かが止めてあげるのを祈るばかりです。
「冬は寒くて」でなく、「夜は寒くて」の誤りでした。
「計画こそがすべて」にある、計画と継続的な努力の意味がわかる人できる人と、そうでない人の違いには、〇〇の壁を感じることがあります。
身についた人は子供のころから身についていたりしますが、分からない人はいい歳になってもずっとそのまま、という人も結構見かけます。そこに気づく気づかないは環境の要因も大きいように思いますが。
行き当たりばったりのチャレンジを全否定はしませんが、計画したチャレンジと比べ、得られるものは割と少ない気がします。
琉球新報の記者はやっつけの穴埋め記事で書いたかもしれませんが、それが分からない人なのかもしれないとも思いました。本人を追い込むだけでなく、再生産のサイクルが回り得ます。罪深いですね。
私はというとそれに気づかないまま就職し、その後にエライ苦労したクチです。
マスコミ社のサラリーマン環境はどうなんでしょうかね。
もう5、6年前になると思いますが、まだ日本からの訪台、台湾からの訪日観光客が大勢いた頃、わたしも初めて台湾に行ってきました。そのとき、案内をしてくれた現地のガイドさんが言っていた話。
その方、台湾で募集されたツアーのコンダクターとしても、日本に何度も来ているとのことで、台湾の方に人気のある日本の観光地のトップはと言えば、冬の北海道と話していました。一面の銀世界というのを一度は見たいという気持ちは分かるのですが、ツアーご一向様が宿泊するホテルに到着し、銘々が暖房がよく聞いた部屋に入って、最初にやることと言ったら、窓を全開にして寒気を部屋に入れることと聞かされてビックリ。ダウン入りの防寒服に、おそらくそれまで着たこともない厚手の下着まで、バッチリ着込んで乗り込んだからには、寒さなくしてなんの北海道ぞ!という気分でしょうか。
内地に住むわれわれからすれば、厳冬期の北海道を徒歩で旅行をしたいなんて、正気の沙汰とは思えませんが、気候風土からすれば、むしろ台湾に近い八重山地方で育った青年には、冬の北海道と言えば、台湾の人たちが抱くのと同じような憧憬の念があるのかも知れません。
鹿児島から歩く間に、いやでもそれまでの認識と現実とのギャップに気付かざるを得なくなって、断念ということになると思いますが、よほど無鉄砲でもない限り、この日本での国内。途中で行き倒れなんてことにはならないでしょうから、やれるところまではやってみるでいいんではないでしょうか。
既にDNFの報がチラホラ
最終到着点は石垣島だとかなんとか
いずれも当人公式?ではありませんが
メディアの責任もそうだけど、未成年がクラウドファンディングでお金を集めるのってどうなのかな?
10万円くらいだから出資した人もこだわりがないのかもだけど、出発早々に断念→挑戦終了なんてことになったら、中には「詐欺だ!」って騒ぎ出す人もいたりしたらどうなるんだろう?
意地悪な見方なんだけど、なんだかちょっと面白そうなのです♪
北海道を野宿?北海道のバス停の待合所は立派な小屋とか。かまくらも存外、温かいものですが数十時間となるとマッチ売りの少女のようにカイロ片手に南国の暖かい幻夢を見ながら凍死が末路かもしれませんね。
やはり北国では自然を神に見立てる風習が根強いです。
また最近は軽い言葉が流行のようですね。やれ勇気を与えるなど、本物の強さを見つけるだの海賊王になるだの、タイトなジーンズにねじ込むだの2019年からは国民に寄り添うという不遜な言葉も出る始末、ショーのような言葉ばかり流行っている現状を憂います。
何にせよ、始まる前に終わって無事終ー了ー
九州上陸以前に終わってくれて、一安心ですじょ
瀬戸内沿岸でも今週入って気温下がってるからにゃー
youは何しにとか、日本にご招待とか、ヒッチハイクしても良い人ばかりで泊めてくれて歓待してお土産までくれる、なんてのを放映してますからなあ。
ちょっと考えたら「ヤラセ」だと気付く筈なんですが、頭から信じるのは余程人が良いのでしょう。大阪では「人が良いのもアホのうち」と言うんですがねえ。
でも、まあ、やって見れば宜しい。でも自己責任ですよ。
50年くらい経ってから「あの時は馬鹿な事をしたなあ」と思い出しながら、苦い酒を呑めば良いのです。
いいんじゃないですか。到達することより出発することに意味があれば。まぁ途中で飲食や寝泊りを面倒みた人たちが「最後まで頑張って」なんて励ましたら危ないですが、北陸あたりで切り上げてもいいんじゃないかと。
Σ(´⊙ω⊙`) もう諦めちゃったのですか??
まぁ、退くのも勇気だから、いいんじゃないかな?
この件の前のエントリでは
>件の少年がダーウィン賞の受賞者にならないことを祈っておきましょう.
なんて書きましたが,正直に言えば,公的な資格獲得という明確で役に立つ目標のための勉強さえも1ヶ月でgive upするくらいの人間ですから,今回の挑戦も命に危険が迫る前にgive upするのは確実だと確信しているので全く心配していません.
関連して紹介されている同業者からマラソンで言えば市民ランナーレベルとか3.5流と評されていた無謀な登山家とは異なり,この波照間島の少年は幸か不幸かダーウィン賞とは全く縁がないタイプの人間だと思います.
高いところから飛び降りるなどとは違って厳しい気候条件で長距離を徒歩で踏破するといった多大な忍耐力が求められる活動で命を落とすには,相応の忍耐力が不可欠ですから.
それにしても無謀な計画を発表する当人も傍迷惑なら,そんな無謀な計画を賞賛して美談に仕立て上げる琉球新報もマスゴミと呼ぶに相応しい無責任さですね.
こんな無謀な計画を立てている時点で、常識のないことが窺われますね。
公認会計士資格取得など望むべくもありませんね
「冬の八甲田山を歩いてみないか」と上司に勧められたのなら全力で止めた方がいいと思います。
ヒマラヤ登山で死んだ人は遺体は放置だそうです。
この方も遺体は放置でOKという事でしたらどうぞご自由にです。
そういう訳にはいかないかも知れませんが。
私は若い頃スキーを担いで雪山に登って大変な目にあったことが2回あります。
幸運にも今は生きていますが。
人の命は儚いものです。
それ以来自然を侮ってはいけないと心に命じています。
春になると溶けた雪の中から行路人が発見される地方で勤務したことがありますw。
2013年3月の北海道を襲った暴風雪で、犠牲となった父親の悲劇が忘れられません。父親は我が子を胸に抱きしめて寒さから守りぬきました。
この話を聞くたびに、私は涙を堪えることができません。それほどに残酷な北海道の冬。しかし、それの何倍をも上回る父親の偉大な愛……合掌
https://www.j-cast.com/tv/2013/03/04167915.html?p=all
第二次世界大戦での敗戦を教訓に『奴隷の平和』を良しとする左派メディアが、今回の馬鹿者が途中で野垂れ死にしたらどんな姿勢になるか興味深いです。
ただ、多分行く先行く先で神風が吹いて(色んな人に助けて貰いながら、時には泊めてもらいながら)成功しそうなので、『やれば出来る』『何事も気合いだ』とかで終わりそうですね。
ご本人のインスタグラムを見ると、今回の計画は中止されたそうです。
クラファンはどうなるんです?
-数年後-
私「今年からウチの税務お願いしますねーもう忙しくて。あ、お茶ドウゾ。」
比嘉会計士「ハイ、学生の頃から様々な経験を積んだ私にお任せ下さい!」
私「へー今の若い方は色々チャレンジなさってて良いですね。何されたんですか。」
比「ええ、クラファンで資金募って真冬に徒歩野宿で北海道に。まぁ結果はともかく、儲けちゃいましたよwだからお金のことは任せてwww」
私「帰れ。」
こういうリスクも考慮すべきなのでは。本人責任か報道責任か微妙ですが、少なくとも報道側は責任なんか持ってくれません。