韓国メディア、慰安婦修正を「河野談話死文化」と表現

むしろ大事なのは「その次」の議論だ

自称元慰安婦問題、自称元徴用工問題などの「歴史問題」の究極的な論点は、国際法・条約・約束違反という側面と、韓国によるウソ・捏造の類いである、という2点に尽きると思います。ただ、日本側はこうした捏造に対する反論を、少しずつ開始しています。こうしたなか、4月の閣議決定の効果でしょうか、韓国メディア自身が「河野談話の死文化」と述べる事象が出て来たようです。

歴史問題、2つの論点

以前から何度となく申し上げているとおり、自称元慰安婦問題、自称元徴用工問題を筆頭とする、韓国が日本に対して仕掛けて来ている「歴史問題」については、本質的には次の2つの問題点があります。

日韓歴史問題の2つの本質的問題点
  • ①本来、日韓間のあらゆる請求権に関する問題は、1965年の日韓請求権協定で完全かつ最終的に決着しており、慰安婦問題は2015年12月の合意で最終的かつ不可逆的に解決済みである。
  • ②韓国側が主張する「被害」の多くは、(おそらくは)韓国側によるウソ、捏造のたぐいのものであり、最終的には「ウソの罪をでっち上げて日本を貶めている」のと同じである。

れは、当ウェブサイトですでに100回以上(!)書いてきた内容ですが、それと同時に大変重要な内容でもありますので、これからも何回でも書いていきたいと思っています。

これについて、現在の日本政府は①の内容に基づき、「韓国が法律や条約、約束を守らなければならない」とする立場を韓国に対し何度となく伝えているのですが、それと同時に、正直、②の主張については若干弱いという気がしてなりません。

自称元慰安婦問題「強制性」の否定

ただ、それと同時に、良い兆候も出て来ています。

従軍慰安婦・強制労働は「適切でない」と政府が認める』でも紹介しましたが、政府は4月27日、日本維新の会の馬場伸幸幹事長の国会質問に対し、「従軍慰安婦」、「強制連行」、「強制労働」などの表現が「適切ではない」とする趣旨の答弁を閣議決定したからです。

この点、自称元慰安婦問題とは、朝日新聞の捏造報道に加え、長年の韓国の官民挙げた国際的ロビー活動、日本の外務省の「事なかれ主義」などのコンボにより、次の内容があたかも真実であるかのごとく、国際社会で信じ込まれています。

①戦時中(1941年12月9日~1945年8月15日の期間)、②日本軍が組織としての正式な意思決定に基づき、③朝鮮半島で少女のみ20万人を強制的に拉致し、④本人の意に反して戦場に連行して性的奴隷として使役した」。

日本国民のひとりとして、本当に忸怩たる思いがします。

正直、どれも「与太話」というレベルですし、「日本軍による徴発命令書がただの1枚も残っていない」、「自称元慰安婦と日本軍との混血児がいない」、「自称元慰安婦の証言がコロコロ変わる・歴史的事実と矛盾しまくっている」などの状況を踏まえると、よくこんな杜撰な作り話を世界が信じ込んだものだと呆れます。

いずれにせよ、日韓関係が将来、「隣人同士、相互に信頼し、尊敬し合い、未来に向けて手を取り合い、ともに発展して行けるような関係」になるのか、それとも関係が破綻するのかについては、現時点ではまだわかりません。

しかし、日韓がどちらの未来を歩むにせよ、慰安婦問題については、「韓国による国を挙げたウソ・捏造である」という事実を、全世界に対して理解させなければなりませんし、このようなウソを全世界にばら撒いたことの対価は、利息を付けてキッチリと韓国に支払わせなければなりません。

このように考えていくと、自称元慰安婦問題については、30年もの時間をかけて全世界にウソが広まった以上、やはり同じ時間を賭けてでも、その真実を世界に広めていく必要もありますし、また、どういう形で韓国にコストを支払わせるかについても考えて行く必要があります。

その意味では、むしろ4月の閣議決定で問題のすべてが解決するという単純なものではなく、むしろ大事なのは「これから」の議論でしょう。

朝鮮日報「河野談話の死文化だ」

こうしたなか、4月の閣議決定の効果が生じて来たようです。

日本、歴史問題反省の「河野談話」を28年目にして無力化

―――2021/09/10 07:52付 朝鮮日報日本語版より

ここでは、韓国メディア『朝鮮日報』(日本語版)の記事を眺めておきましょう(※ただし、朝鮮日報の場合、記事は公表されてから数日後に閲覧できなくなるようですので、内容を確認する方は早めにどうぞ)。

朝鮮日報は、「教科書会社5社が提出した『教科書内の記述の削除や変更の訂正申請』を文部科学省が承認した」とされる毎日新聞などの報道を受け、次のように述べているのです。

日本政府が従軍慰安婦問題について謝罪するという内容の『河野談話』は28年目にして事実上、死文化したとの声が上がっている」。

この記述に対しては、個人的にはずばり賛同することはできません。自称元慰安婦問題という捏造問題をこじらせる原因を作った河野談話という「諸悪の根源」を、たった1回や2回の閣議決定くらいで「死文化」させることができるほど甘いものではないからです。

しかし、自称元慰安婦問題の最大の「受益者」である韓国側のメディアが、「従軍」慰安婦の「従軍」という表現、「強制連行」という表現が消えることを「河野談話の事実上の死文化だ」と表現しているというのは、考え様によっては大変興味深い点でしょう。

慰安婦「利権」は自滅する!?

さて、当ウェブサイトで常々議論しているとおり、「利権」というものには、だいたい次の3つの特徴があります。

利権の3つの特徴
  • ①利権は得てして理不尽なものである。
  • ②利権はいったん確立すると、外からそれを壊すのが難しいという特徴を持つ。
  • ③ただし、利権を持っている者の怠惰と強欲で利権が自壊することもある。

(【出所】著者作成)

自称元慰安婦問題も、まさにこの「利権」という視点にピッタリと適合します。

そもそも与太話を真実であるかのごとく捏造したという意味ではまさに「理不尽」そのものですし、また、自称元慰安婦問題で名誉と尊厳を傷つけられている被害者の側の日本がこの問題を「ウソだ」、「捏造だ」などといくら叫んだところで、欧米などの世界からは、むしろ「日本は恥知らずだ」などと批判されてしまいます。

ただ、韓国の側は、詐欺罪で起訴されている尹美香(いん・びこう)国会議員を筆頭に、自称元慰安婦利権に群がる者は非常に多く、そして、こうした利権に依存している者たちが、いまや韓国という国自体を食い尽くそうとしているかにも見えてしまいます。

そして、自称元徴用工問題も、結局は自称元慰安婦問題の「2匹目のどじょう」を狙ったものですが、やり方が稚拙すぎ、いまや自称元徴用工は自称元慰安婦と並び、韓国という国自体を滅ぼしかねない存在になりつつあるようです。

その意味では、日本が「ウソ」は「ウソ」、「捏造」は「捏造」だと毅然と対処し続けていれば、利権3原則の3番目に従い、その強欲と怠惰により、自壊(あるいは自滅)するのかもしれませんね。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. j より:

    お疲れさまです。

    明らかな客観的証拠がないのですから、自然な流れだと思います。

    客観的証拠がないのに裁判をする。

    そういう国であるとして、付き合いたくないですが、今のところ付き合わなければならないのだと思います。

  2. クロワッサン より:

    日韓基本条約及び付随協約の死文化という観点で起承転結を考えると、

    河野談話は起で、

    村山談話他は承で、

    安倍談話は転で、

    慰安婦合意判決は結となるのかな?と。

    自称徴用工判決が結とか、色々な意見がありそうですね。

  3. ちかの より:

    >よくこんな杜撰な作り話を世界が信じ込んだものだと呆れます。

    よく思うことですが、その背景には、かつての欧米列強諸国のアフリカやアジアでの植民地支配との違いがあるからだ、と。搾取と略奪だけの欧米列強とは異なる、日本の台湾統治や朝鮮半島併合政策は持ち出しでインフラ整備をして、現地人に教育を施したという、似て非なるものだったからだと、思うのです。
    欧米諸国は、かつて自分たちが大概なことを行ったという自覚があるから、日本も同じようなことをやったんだろうという類推から、簡単に信じてしまうというか。
    韓国は、このような欧米諸国の思い違いを悪用して被害者アピールをしている、と思うのです。

    1. より:

      補足めきますが、韓国では、日本の「植民地支配」は世界史上類例のない残虐で悪辣な支配であり、全ての韓国人は徹底的な文化破壊と搾取で血の涙を流していたのだとされています。これを白髪三千丈式修辞で触れまわれば、そもそもアジアに関心がない連中、日本に対する悪意を持っている連中、どうしようもなくナイーブな連中は、そうなんだぁと思いかねません。

      なに、韓国人は伝統文化である声闘をやっているだけなんですけどね。不幸にして、日本にはそんな無様な習俗はありませんので、対応が遅れてしまったということなんでしょう。

      1. ちかの より:

        龍 様
        >「植民地支配」
        厳密に言えば、日本が朝鮮半島に対して行ったのは、植民地支配ではありません。
        少なくとも欧米列強諸国のやった植民地支配と同じではない、です。
        しかし、植民地支配と聞くと、欧米諸国が連想するのは自分たちが行ったアフリカやアジアでの残虐で悪辣な支配、でしかありません。
        残念ながら、日本の台湾統治や朝鮮半島併合の実際を、誰もよく知りません。

        1. より:

          なので、わざわざカッコに入れたんですよ。少なくとも、韓国人はそう主張していますので。

  4. だんな より:

    事実云々とは関係無く、慰安婦問題が収束する事は、無いでしょう。
    韓国が言う所の「日帝により強制的に連れて行かれた慰安婦」の根拠としては、「河野談話」しか無いようですので、日本政府が「河野談話」を継承しなくなる時は、大騒ぎになるでしょう。

    意外と早く、次の総理大臣と大統領の時に、起きるかもしれません。

  5. めがねのおやじ より:

    日本維新の会・馬場幹事長の質問が無ければ、ここまでたどり着け無かったです。質問ー答弁が上手いことすり合わせ出来ていたので、良かったです。出来れば年に一度は質問をお願いします。

    朝鮮日報は「しかし、2012年に自民党が衆院選で勝利して安倍晋三氏が首相になってからは河野談話の死文化を進めていた」、、、半永久に搾り取るつもりだったんだな。

    韓国の策略に見事にハマった75年。特に最近30年。もうムリダヨ〜(笑)。日本は嘘つきを相手にしない。世界の孤児になるかぁ?(笑)。

  6. サムライアベンジャー より:

     慰安婦おばちゃんかとかあのあたりであれほど不正が発覚したのに、慰安婦にまだ頼らざるを得ないんですかね。
     30万円もかかってない飲み会に300万円を偽造請求とかしてましたね。もう国内問題でしょう。日本ももう報道しないほうがいいでしょう。朝日新聞も「誤報だった」(本当は捏造だけど)と認めたし。

     やたら注目されているから高市早苗氏の経歴を見ると
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%97%A9%E8%8B%97
    ”大日本帝国の従軍慰安婦に関して、日本政府は公的な見解として「大日本帝国および旧日本軍の関与により、朝鮮半島の女性たちを強制連行して尊厳を傷つけたことを謝罪する」という内閣官房長官の談話(河野談話)を表明している。これに高市は否定的であり、「事実に基づく新たな談話を発出するべきだ」などと主張した。”

    とありなかなか頼もしい。これぐらい言わないとですねダメでしょう。

    個人的には河野太郎さん(もちろん息子さんのほう)が好きですが。

  7. だんな より:

    中央日報から
    韓国外交部、日本教科書から「従軍慰安婦」削除されたが「極めて遺憾」
    https://news.yahoo.co.jp/articles/f02498b0da3cb7aa43bfbc62d82d388cda5e7525
    遺憾砲です。既に日韓両国間では、役に立ちませんね。
    修正は、間違いを正す事。
    まだまだ、修正が必要でしょう。
    日本国内の教科書会社や新聞社とかも含めてです。

  8. どみそ より:

    河野洋平も この談話ですべておしまいにする という 韓国のうそに 騙されたんですよね。
    岸田さんも 軍艦島世界遺産登録の時 募集工を徴用工だという主張に まんまと韓国にだまされた。

    人の良すぎる人は 騙されやすい。危ない。

    1. がみ より:

      どみそ様

      そもそも河野談話なるものが独り歩きして韓国に悪用されてますが、日本国政において国会議長って職務は本当に文字通り「議事進行司会」程度の役であって、国家を代表して他国にもの申したり国民を代表して謝罪を述べたりの立場ではありません。

      むしろ国会内で中立な立場を与野党に対して堅持するべく議会審議に対してだけしか意見を述べる事の出来ない立ち位置だと国民がもう一度確認しなければならないと思います。

      共産圏の「書記長」「総書記 」とかてごちゃ混ぜにされるとたまったものではありませんよね。

  9. 団塊世代 より:

    欧米などの世界からは、むしろ「日本は恥知らずだ」などと批判されてしまいます。
    これは主さんが批判されている事なかれ主義、そのものです。名誉を重んじる日本人はどこにいった。仮にそのような批判を受けても、小生は承服しかねます。

  10. PONPON より:

    >しかし、日韓がどちらの未来を歩むにせよ、慰安婦問題については、「韓国による国を挙げたウソ・捏造である」という事実を、全世界に対して理解させなければなりませんし、このようなウソを全世界にばら撒いたことの対価は、利息を付けてキッチリと韓国に支払わせなければなりません。

    同感です。
    思うに、韓国のウソを世界に認めさせるためには、アメリカの賛同がかかせません。
    アメリカは、クリントン、ブッシュ両政権下で8年かけて実施したドイツと日本の戦争犯罪の大規模な再調査で、日本の慰安婦にかかわる戦争犯罪や「女性の組織的な奴隷化」の主張を裏づける米側の政府・軍の文書は一点も発見されなかったこと、を明らかにしているのですから。

    https://www.sankei.com/article/20141127-P6D7Y65FOJPVNJO4RGRF6SEPCA/

    しかしアメリカ政府は、その後の韓国政府や内外のマスメディアの主張する「女性の組織的な奴隷化」につき、一度も正面切って否定しません。
    その影響もあって、「女性の組織的な奴隷化=Sex slave」は日本軍の蛮行として世界に流布し、アメリカをはじめとする各国の教科書にまで記載されることになりました。

    この劣勢を跳ね返すのは容易ではありません。
    日本政府があせって全否定すると、アメリカ内部や世界から猛批判を浴び、おそらくアメリカ政府も擁護することはないでしょう、上記調査結果にも関わらず。

    なぜアメリカ政府がそのような態度を取るのでしょうか?
    アメリカ国内の女性やリベラル派を敵にまわしたくないということに加えて、現状韓国はアメリカにとって今だに大切な同盟国であり、従って韓国内の対米世論を気にしているのだと思います。

    なので日本としては、日本の主張を一方的にするのでなく、アメリカの対韓認識&政策を変えさせる地道な努力、つまり韓国に拘ることはアメリカの国益にとって何らプラスにならないこと、また日本は戦略上きわめて重要な国であり、慰安婦問題等の歴史問題で韓国に肩入れするようなら、日本のアメリカ離れが進みますよ、と認識させる必要があります。

    またアメリカ以外に利益を共有する友好国を少しでも増やすということも重要でしょうね、客観的な証拠に基づく「慰安婦問題の事実」資料を作成し、じっくりと相手国に説明するために。

    1. はるちゃん より:

      日本がアメリカの頸木から逃れるには日英同盟が必須です。
      英国との関係深化はアメリカへの牽制に効果的です。

      アメリカの核の傘は必要ですが、敵地攻撃能力と言いますか報復力の強化は国運を左右する重大事項だと思います。
      報復力の強化こそが日中関係の安定に必須ではないかと思います。

      アメリカと距離を置くフランス、ドイツとの関係強化は微妙です。
      まずはイギリスとのTPP参加を含めた全般的な協力関係の深化を進めることが対中国だけでなく対米牽制にも必須では無いかと思います。

      1. PONPON より:

        はるちゃん様

        同感です。
        幕末以降、日本はイギリスを手本として外交、海外進出を果たしました。
        韓国との歴史戦においても、おそらく先輩国イギリスは、日本側に沿って論理的実証的にサポートしてくれる可能性が高いと思われます。
        イギリス連邦の国との関係もよくなるでしょうしね。

        次期総理には、そういった多極的な外交ができる能力を持った、国際感覚あふれる人になってもらいたいです。

    2. 墺を見倣え より:

      > なぜアメリカ政府がそのような態度を取るのでしょうか?

      退役軍人会の圧力も大きいと思います。
      退役軍人会は、米国内の圧力団体の中で、かなり強い方です。

      朝鮮戦争に従軍した米軍人が洋公主(第五種補給品)を買っていた事を表面化させない為に、全ての話を日本軍の慰安婦に抑え込みたいのです。

      その足下を見た韓国が、例の少女像を米国内に立てまくってます。
      則ち、米国が日本側につけば、「直ちに、『洋公種像』に看板をかけ替えるゾ。」という圧力です。

      従って、

      > 慰安婦問題等の歴史問題で韓国に肩入れするようなら、日本のアメリカ離れが進みますよ、と認識させる必要があります。

      これは、既に織り込み済みなので、無理でしょうね。
      「日本は自主防衛できない」どころか「自主防衛するに足る防衛力を持たせない」自信があるのです。
      民主党政権にとって、日米安保は、今でも「瓶の蓋」なのです。

      1. PONPON より:

        墺を見倣え様

        御説、そういう面もあるかと思います。
        アメリカには多種多様な価値観、考え方を持った人が混在しているので、日本もしっかり世論工作が必要なんでしょうね。

    3. M1A2 より:

      PONPON様
      >なぜアメリカ政府がそのような態度を取るのでしょうか?

       慰安婦の実態を知っているはずのアメリカが日本を擁護しないのは、朝鮮戦争時の米軍基地村の洋公主の話に飛び火するのを恐れている、というのもあると思います。
      自称元慰安婦の証言で、「ジープに乗せられて慰安所に連れていかれた」「クリスマスは兵士の相手をさせられて忙しかった」等々、それ日本軍じゃないだろってツッコミたくなる話が出てくるのは、朝鮮戦争時に韓国軍・国連軍相手に韓国政府が運営していた慰安所も含め、すべての責任を日本に押し付けて、賠償金という名目で金を出させようという目論見なのでしょうけれど、真相が明らかになれば(すでに真相は明らかなんですけれど世界には広まってないという意味)韓国が国を挙げて散々煽ってきた反日世論の矛先がアメリカに向きかねません。
      日本人からしてみると、アメリカのこういう不誠実な態度は不信感を抱くには十分なものですが、日本を庇ってもアメリカの利益にならないどころかマイナスになるからだんまりを決め込んでいる、というのも理解できない話でもない。
      まぁ、もし自称元慰安婦がアメリカ相手に「謝罪しろー、賠償しろー」と騒いでみても、アメリカは相手にしないし謝罪も賠償もしないでしょうから、余計に日本から金をふんだくろうと躍起になるのでしょう。
      逆に言えば、日本なら金を出すと思っているから騒ぐんですよね、腹立たしいことに。
      PONPON様のご指摘通り、日本の信頼を失う方が国益にマイナスになるとアメリカが認識するようになれば変わってくるでしょうけれど、そのためには日米同盟の強化、自由で開かれたインド太平洋戦略の推進、国際協力などで日本の国家としての価値を高めていくしかない気がします。

      1. PONPON より:

        M1A2様

        おっしゃるように、洋公主の話に飛び火するのを恐れているのかもしれません。
        慰安婦ばあさんの話を読むと、どう考えても年齢的に洋公主の話をしているとしか思えない面もありますね。
        耄碌して本当に勘違いしているのか、あるいは確信的に日本に罪を擦り付けているのか、いずれにしてもアメリカは手を挙げて自らの恥を認めるのが筋ですね。

        日本の国家としての価値を高めてるのが解決にとって一番良い、同意です。日本が強い時代は韓国は何らいちゃもんをつけてこなかったですから。。

  11. オブ より:

    韓国を甘やかし、譲歩した結果が今のざまです。もちろんアメリカの圧力もあったのだろうと思いますが、事実でないことを認めてお茶を濁すのは日本人の悪い癖です。おかげで学習して次から次と繰り出してきます。言ってもペナルティがないので言ったもの勝ちになっています。軍艦島や旭日旗だって危ないですよね。
    反論も大事ですが、痛みを伴っていただくことも大事だと思います。アメリカなどに話をつけた上で国連に韓国の嘘やヘイトの数々を堂々と訴え、白黒つけたほうがいいです。

  12. 名無しの権兵衛 より:

     「日本政府が従軍慰安婦問題について謝罪するという内容の「河野談話」は28年目にして事実上、死文化したとの声が上がっている。」
    ⇒『死文化したとの声』が韓国国内で上がっているという意味だとすれば、そのことに最も貢献したのは、文在寅政権による「日韓慰安婦合意の死文化」です。
     言うならば、文在寅政権の国家間合意破りに対する正当な『対抗措置』のようなものです。
     しかし、実際には、日本政府は河野談話を死文化してはいません。河野談話当時からの一貫した政府解釈を(これまでの様に韓国政府に遠慮して沈黙することなく)堂々と発表しただけのことです。

  13. 墺を見倣え より:

    「従軍慰安婦」という語は,1980年頃の創作熟語です。
    創作以前の文献には存在しません。
    1980年以前の話に、後世の創作熟語が登場するのは、おかしな事。
    従って、当時既に存在していた概念で記述すべきなのは自然な事。

    これに反対するのは、時代考証という概念が存在しない国や民族だけでしょう。

    P.S.

    無論、当時知られていない事を記述する為の例外もあるにはあるでしょう。
    「野口英世は、ウィルスに気付かなかった。」とか。

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