アストラ製ワクチン使用なら9月でワクチン接種一巡か

40歳以上へのアストラゼネカ製ワクチン使用は「切り札」となるのか

当ウェブサイトで長らく「定点観測」的に確認してきたとおり、わが国におけるワクチン接種がすこぶる堅調です。おそらく、65歳以上の高齢者層に関しては、現時点で接種は「ほぼ完了」に近いと見て良いと思いますし、今後は若年層への接種も広まっていくことが期待されます。ただし、リスクは「ワクチン不足」です。一部ではワクチン供給に混乱が見られるためです。本日までに出て来た「アストラゼネカ製ワクチン」は、その切り札となるのでしょうか。

2021/07/30 16:30追記

末尾に最新の話題を追加しています。

今月だけで5000万回近くに!

やっぱりおかしい「VRSデータ」

「ワクチン接種記録システム(VRS)」データ(※データ取得方法は下記)から判明するワクチン接種数データに関しては、当ウェブサイトで長らく「定点観測」してきました。

VRS生データのダウンロード方法
  • 次の文字列をウェブブラウザのURL欄に打ち込むと、その時点の最新データが取得可能
  • https://vrs-data.cio.go.jp/vaccination/opendata/latest/prefecture.ndjson
  • 上記文字列のうちの「latest」以降の部分を「{dt}/prefecture.ndjson」(※)に変えると過去データの入手が可能(※なお、{dt}は「yyyy-mm-dd」形式で日付を入力。たとえば「2021年7月11日時点のデータ」なら、{dt}の部分を「2021-07-11」に変換)

これまでにしばしば取り上げてきたとおり、このデータは、取得日の前日までの都道府県別・日別・男女別・年齢階層別の接種実績を格納したものですが、それと同時に、いつの時点で取得しても、直近になればなるほど接種回数が少なく出て来てしまう、という不思議な代物です。

たとえば、本日、すなわち7月30日時点で取得したデータには、昨日(7月29日分)までのデータが格納されているのですが、図表1で確認すると、今週前半は辛うじて1日100万回前後のワクチン接種が行われているものの、水曜日と木曜日の接種回数は100万回を大きく下回っています。

図表1 日別接種実績(医療従事者等以外)

(【出所】本日時点で取得したVRSデータをもとに著者作成)

増分で見ると150万回前後

これについてはすでに何度となく報告してきたとおり、「過去にさかのぼったデータ自体をVRS上で書き替えてしまう」という問題が、おそらくは最大の原因です。

というのも、たとえば昨日時点で取得したデータと本日時点で取得したデータの「増分」で見れば、接種回数は140万回近くに達していますし、同様に、「公表日ベース」で比較していくと、平日はおおむね150万回前後(酷いときには250万回)も増えているのです(図表2

図表2 VRSデータの「増分」の推移(医療従事者等以外)

(【出所】日付別に取得したVRSデータをもとに著者作成)

著者の手元には過去2ヵ月分近い莫大なデータとさまざまな報道に関するメモがありますが、これらから総合的に判断するならば、おそらくは「接種したけれども、当日中にVRSに入力していない」という事例が、多いときで全体の6~7割に達していると考えられます。

最近だと、「本来ならば当日中に入力しなければならないデータ」が「翌日入力されている」という事例は多いときで20万回以上、2~3日程度遅延している事例もそれぞれ10万回前後ずつ発生しているため、「現時点で入力が済んでいない接種実績」については、少なく見積もっても200~300万回分はありそうです。

もちろん、このVRSへの入力遅延問題については、6月頃と比べればずいぶんとマシになったのですが、ただ、分析をする日によってどんどんとデータが書き変わってしまうため、データ分析の種類によっては、最初から分析をやり直さなければならないことも多々あります。

というわけで、当ウェブサイトでは過去にずいぶんと「VRSから判明する接種実績」について議論して来ましたが、それらの「X月X日時点でX万回を達成した」と記載した情報については、今後、どんどんと書き変わっていき、実際の「X万回達成」の日付がそれよりも以前だった、という事例も出て来ますのでご注意ください。

「8000万回」は「日曜日に」達成していた!

実際、7月27日(火)付の『8000万回目前で「ワクチン接種が順調でない」の怪』では、同日のVRSデータをもとに、「ワクチン接種はもうすぐ8000万回に到達する(=まだ8000万回には達していない)」と申し上げました。

この点、7月28日(水)付の『高齢者接種は一巡:来月早々に1億回達成へ=ワクチン』で報告したとおり、その後公表されたデータで再計算すると、じつは、「月曜日の時点ですでに8000万回を達成していた」ことが判明した、と報告したばかりです。

しかし、これについては再び訂正する必要が出て来ました。

「8000万回」は、じつは7月25日(日)の時点で、すでに達成されていたのです(図表3)。

図表3 ワクチン接種の増分
達成日区分累計接種回数
5月21日(金)1000万回達成10,268,039
6月4日(金)2000万回達成20,153,459
6月14日(月)3000万回達成30,095,490
6月23日(水)4000万回達成41,182,306
6月30日(水)5000万回達成50,542,138
7月8日(木)6000万回達成61,045,547
7月15日(木)7000万回達成70,341,163
7月25日(日)8000万回達成80,254,532

(【出所】本日時点で取得したVRSデータをもとに著者作成)

6月末時点で5000万回に到達し、そこからさらに3週間少々で、さらに3000万回増えた計算であり、単純に割り算すれば、1週間ちょっとで1000万回ずつ接種が増えているということです。

ただ、この増加速度も、例の「接種実績遅延問題」の影響で、直近になればなるほど落ち込むという傾向があります。現実には、「1週間で1000万回」がだいたいのペースだと考えて間違いないでしょう。

(※ただし、土・日・祝には接種回数が減少する傾向があるため、4連休があった7月22日~25日を含んだ週の接種速度は低下していると思われます。)

リスクは「ワクチン供給の滞り」

現時点で8400万回、実態は今月中に9000万弱も?

さて、焦点の「現時点における接種回数」です。

当ウェブサイトでは先日、「7月中に8500万回に到達するのは確実」、などと申し上げたのですが、「VRS過去修正問題」を甘く見ていたため、この見方についてもかなり精度が悪かったと反省しています。

さすがに7月中に9000万回を超えるということはないとは思うものの、現実にはそれにかなり近い水準に落ち着く可能性が高いのではないかと見ているからです。実際、本日時点の最新データに基づけば、昨日時点で接種回数はすでに8400万回を超えています(図表4)。

図表4 接種実績
区分接種回数接種率
全体合計84,009,438 
 うち1回目48,862,14538.44%
 うち2回目35,147,29327.65%
65歳以上合計56,356,448 
 うち1回目30,415,81585.71%
 うち2回目25,940,63373.10%
医療従事者等合計12,253,527 
 うち1回目6,520,704
 うち2回目5,732,823

(【出所】VRSオープンデータおよび首相官邸ウェブサイト『新型コロナワクチンについて』データをもとに著者作成。ただし、VRSデータ、医療従事者等についてはいずれも7月30日時点で取得した7月29日までの接種実績。「接種率」とは累計接種数を『令和2年住民基本台帳年齢階級別人口』【※エクセルファイル】記載の人口で割った数値。高齢者接種率は累計接種回数を3548万6339人で、全体接種率は累計接種回数を1億2712万8905人で割って求めたもの。「医療従事者等」については算出していない)

しかし、現時点の未入力が少なく見積もって200~300万回分は存在する(かもしれない)という点もさることながら、本日・金曜日と、明日・土曜日の接種実績が、さらに200~300万回分積み上がる(かもしれない)という点を踏まえるならば、速ければ8月1日に9000万回を達成するかもしれません。

(ただし、「8月1日時点で9000万回を達成していた」ことが確認できるのは、8月第1週の後半になるかもしれません。)

うまくいけば9月に国民の75%が接種済みに

そして、このペースで接種が続けば、総接種回数は8月末で1.3~1.4億回、9月末にはなんと1.7~1.9億回も現実の目標として視野に入って来ます。日本の人口(1億2712万8905人)で割れば、ざっと75%が2回の接種を負える計算です。

おそらく、「希望する国民全員が接種する」という状態は、この「75%前後」を指すのだと考えて良いと思います。なぜなら、高齢者に対する1回目接種率も、だいたい80%を超えたあたりからほとんど増えなくなったからです。現時点では85%を少し超えたくらいですが、90%に達するかどうかは微妙でしょう。

また、2回目接種率も現時点で73%少々ですが(※ただし、「未入力回数」を考慮に入れたら80%前後でしょううか?)、これも1回目接種率と同様、今後、1~2ヵ月ほどで、緩やかに85%から90%の範囲内を目指すのだと思います。

ちなみに高齢者向けの接種率については、まだ100%に到達していませんが、結局のところ、ワクチン接種自体が強制ではないのに加え、何らかの事情で接種できない人もいます。つまり、現時点において「希望する高齢者」に対する接種は、ほぼ完了したと考えて差支えないと思います。

日本国民全体についても同様に、接種できない人(妊婦、子供など)もいらっしゃいますし、接種を希望しない人もおそらくはいらっしゃるでしょう。したがって、75%~80%もワクチン接種が済めば上々、と考えるのが妥当です。

問題は、ワクチンが順調に供給されるかどうか

もっとも、例のVRS未入力問題などもあり、最近、ワクチン供給が安定的ではない、という問題も出ているようです。そうなると、先ほど申し上げた「8月末に1.3~1.4億回」、「9月末に1.7~1.9億回」という接種実績については、達成できなくなってしまうかもしれません。

著者自身、「VRSへの入力が著しく遅延していて開き直っている自治体」(『松井一郎大阪市長がVRS未入力の事実を認め開き直り』等参照)などで在庫がダブついている可能性もあると睨んでいるのですが、もしそうだとしたら、一部の不届きな自治体のせいで、ワクチン供給が混乱するのは困りものです。

もちろん、「待てば」ワクチン接種自体は可能なのですが、「待っている間に感染して重症化してしまうリスク」を考えたら、気持ちが休まらない、という人もいるでしょう。

とくに、先ほどの『厚労省新データ:「先週の20代以下の重症者はゼロ」』では、いわゆる「重症者」は高齢者に偏っている、というデータを紹介しましたが、それはあくまでも「過去の実績」に過ぎず、若年層への感染爆発が続き、感染者の絶対数が増えれば、重症化する若者も増えて来るおそれもあります。

さらには、若年層が感染した状態で、家庭内などで高齢者や乳幼児などを感染させたりすれば、そこから重症者が出てしまうかもしれません。

だからこそ、現在路上呑みに興じている人たち、あるいはノーマスクで密状態のデモに参加している人たちは、ワクチン接種が一巡するであろう9月末まで、もう少し我慢して欲しいと思いますし、私たち一般国民も、「集近閉(しゅう・きん・ぺい)回避」、「マスク着用・うがい・手洗い」などの基本動作を徹底すべきです。

(※余談ですが、だからこそ、小池百合子さんを筆頭とする都道府県知事らに対しては、「菅義偉総理大臣らに責任を押し付けるよりも先にさっさと動きなさい」、と申し上げる必要がある、という次第です。)

アストラゼネカワクチンの活用

もっとも、こうしたなか、ひとつ、興味深い動きが出て来ました。

アストラゼネカ製ワクチン、中年層への使用検討 厚労省

―――2021年7月29日 5:02付 日本経済新聞電子版より

アストラゼネカ製を「臨時接種」に、厚労省が提案…40歳以上対象

―――2021/07/30 11:46付 読売新聞オンラインより

アストラ製40歳以上に使用 ワクチン接種、公費負担に―厚労省

―――2021年07月30日13時17分付 時事通信より

いくつかのメディアの報道によれば、厚生労働省は30日までに、原則40歳以上を対象として、アストラゼネカ製の新型コロナウィルスワクチンを公費負担で接種する方針を決めたとしています。

現在、すでにファイザー、モデルナの2つのワクチンが公的接種で用いられていますが、これらの報道のとおりなら、アストラゼネカ製ワクチンが3番目の公的接種ワクチンに加わります(おそらく来月以降でしょうか)。

もっとも、、アストラゼネカ製ワクチンについては、接種後、ごくまれに血栓ができる事例も確認されています。

現在、65歳以上の希望する高齢層へのワクチン接種がほぼ完了した(※著者私見)ため、今後の焦点はそのすぐ下の世代(とくに50~64歳)の武漢肺炎罹患と重症化をどう防ぐかが大きな政策課題でもあるため、年齢層を区切ってアストラゼネカ製ワクチンを使用するという決断には合理性があります。

日本における現在のワクチン接種能力は、平日に限定すれば1日150~170万回程度、休日を含めても1日130~140万回に達していると思われますので(※著者私見)、ワクチン不足さえ解消すれば、「9月末でワクチン接種完了」も夢ではありません。

また、アストラゼネカ製を「実戦使用」し、その分、ファイザー、モデルナなどのワクチンに余剰が出るのであれば、いわゆる「ブースター接種」に活用することも考えられますし、また、台湾、ASEAN諸国など、ワクチン不足に困っている日本の友好国にワクチンを提供することもできるかもしれません。

(※どうでも良い話ですが、そういえば、一時期「ワクチンスワップ」なる用語も一部では流行していましたね。)

いずれにせよ、アストラゼネカワクチンがコロナ禍からの脱却の「救世主」になるのか、引き続き注目したいところです。

東京駅と大阪駅に「台日友好」「謝謝日本」

さて、議論は上記で締めようと思っていたのですが、最後にこんな話題を紹介しておきます。

「謝謝日本」ワクチン提供で感謝広告 東京駅と大阪駅

―――2021/7/29 17:21付 産経ニュースより

以前から当ウェブサイトでも取り上げたとおり、日本は台湾に対し、すでに300万回分を超えるアストラゼネカ製ワクチンを無償提供したのですが、これに関連し、産経ニュースは昨日、「台湾からの感謝を伝えるメッセージ広告」が東京駅と大阪駅に出現したと報じています。

企画したのは台湾在住の日本人ライターらで、ネット上で広告資金を募り、自撮りした男女の写真がたくさん並ぶという広告だそうです。

台湾は日本に対し、東本大震災で温かい支援を寄せてくれた友人ですが、『台湾・蔡英文氏、日米に「まさかの時の友こそ真の友」』などでも取り上げたとおり、蔡英文(さい・えいぶん)総統自身がこのワクチン提供に謝意を示しているのだそうです。

「困ったときに助けてくれる人こそ『真の友』」、まさにそのとおりでしょう。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 星のおーじ より:

    最新記事ありがとうございます。
    コロナで医療が逼迫すると一般の患者が困るので、重症化リスク高めなのに取り残された中年にAZワクチンで進めるのは効果あると思います。それで選挙前に形にできるので、一層良いと思います。
    最近の陽性者の急増で、流石に若い人でも入院数は増えているようですが、元気に飲んでるんだから自宅待機にして放っておけばいいと思うところもあるのですが、医者は見放すわけにもいかないんでしょうね。

  2. より:

    アストラを主力にした英国は、ほぼ完全に集団免疫獲得の模様です。
    https://twitter.com/Gensbloghissya/status/1420928542389407744

  3. PONPON より:

    基礎疾患があるのでファイザー製のワクチンを7月中に受けることができたのですが、二回目はアストラ製のワクチンを受けたいですね。
    異種のワクチンの組み合わせの方が感染予防効果が高く、かつデルタ株にはファイザーよりアストラの方が効くらしいので。

    取りあえず、その組み合わせ接種が可能か否か、自治体に問い合わせてみます。

    1. 匿名 より:

      二度目mRNAの逆の組み合わせの方が推奨されていますね。ってか、ファーザー→アストラの治験結果ってありましたっけ?

      1. PONPON より:

        すいません、その治験結果は知りません。
        治験が無いと、接種できないのでしょうかね?
        ワクチンに対する恐怖は一切ないので、深く考えていませんので。。

  4. がみ より:

    文大統領や韓国政府や韓国世論アメリカに

    「困っている時に助けるのが真の友人!」
    だからワクチン寄越せや!

    は、本当に凄かったですよね…

  5. haduki より:

    このニュースを受けて朝日新聞の記者がTwitterで
    「おめーらに打たせるファイザーもモデルナもねぇ!」
    と発言した模様です
    https://archive.ph/4oBw8
    ※つぶやきは既に消去されているため魚拓
    ※朝日新聞は職域接種で既にワクチン接種済みの模様

    1. 匿名 より:

      これって、政府を揶揄してるんですよね?接種能力が予想以上だったのでワクチン供給が追いつかなくなったのと、モデルナの供給が遅れ気味なのが原因なのに。

      1. haduki より:

        記者本人はそのつもりだったんでしょうけど
        職域接種で確保済みで安心の新聞記者がまだワクチン接種が受けられない人に言い放った暴言とも取れてしまう言い方だったので炎上→速効削除
        の流れです
        自分の放つ言葉をどう取られるかの配慮無くインパクトのある表現で政府を批判しようとした結果ですね。

        1. 匿名 より:

          見方に角度がついてるなあ、というか。ハンギョレみたいに裏から見てくれるのなら参考になるけど、全反射する角度から見てるから中身を見ずに物を言っているだけになってしまってますね。

  6. ミディアムユーザ より:

    >日本国民全体についても同様に、接種できない人(妊婦、子供など)もいらっしゃいますし

    については、妊婦についてはmRNAワクチンの接種ができないわけでは無いらしいです。

    https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0027.html
    http://www.jsog.or.jp/news/pdf/20210617_COVID19.pdf

    妊娠されている方は心配でしょうし、主治医の判断もあるのだと思います。
    外国では妊婦の実施実績多数と聞いてます。

    1. 匿名 より:

      特に目立った被害が妊婦・新生児に出ていないことから、かかったときのリスクを考えるとmRNAワクチンは接種推奨、とちょっと前のNature Podcastか何かで言ってたような。

  7. ポプラン より:

    フジロックを本気でやるなら、40歳以上のチケット購入者に8月上旬の接種を義務づけてはいかがでしょうか?接種済みの方は接種票をお持ちいただくの条件にすれば開催できると思います。ノーアルコールでも行きたい人はアストラゼネカの一回接種で一回は接種して頂ければと思います。

  8. どみそ より:

    大阪は緊急事態、兵庫は蔓延防止措置になりました。
    夏の高校野球少なくとも無観客ですよね。
    「県境をまたいでの移動は自粛してください。」ですから。
    有観客だと 日本中からそれぞれの応援団が 甲子園に向けて大移動ですからね。
    そしてコロナを故郷にお持ち帰り。
    オリンピックより危険性大きいのではないでしょうか。  

    1. ポプラン より:

      どみそ 様
      無観客賛成です。
      興行でなく教育という原点(アサヒ、おまいら言うか!)に戻っていただけばと思います。

    2. ad より:

      選抜高校野球に対し疑いどころか検証の目すら一切向けなかったあたりスルーするんじゃないですかね今回も。 

    3. 墺を見倣え より:

      五輪と同様に、「原則無観客、但し、大会関係者は別。」ですね。

      https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/202107210000604.html

      によると、

      「PCR検査を、代表校関係者は最大3回(大会前、初戦勝利後、準々決勝後)、大会関係者は2回(大会前、8月17日)受ける。代表校関係者から感染者や濃厚接触者が出た場合などは、緊急対策本部を設置し対応を決定する。」

      という事なので、関係者と称して目一杯入れるカモ知れません。
      大会関係者から感染者や濃厚接触者が出た場合に、何かするという話は無い???

      兵庫県の蔓延防止等重点措置では、

      https://web.pref.hyogo.lg.jp/documents/mannbou.pdf

      「収容定員:50%以内(大声を出さない場合 100%以内)。人数上限:5 千人」

      ですから、関係者と称して5千人は入れられる?

      大阪と京都・兵庫は一体運用だった筈なのに、今回別扱い(大阪だけ緊急事態宣言で、兵庫は蔓延防止)にしたのは、菅総理が朝日新聞に忖度したから???

      未来の大谷翔平になる様な逸材が、コロナ後遺症とかで選手生命を絶たれたりしたら、日本の損失どころではなく、世界の損失。

  9. 匿名 より:

    >「VRSへの入力が著しく遅延していて開き直っている自治体」などで在庫がダブついている可能性

    これは逆ですね。VRSの入力が遅延しているのでワクチンが来ず、接種予約を中止するなど在庫が払底しているのです。都市部の予約停止はこれが原因。自治体の無能力もあるけど、この状態を長期間放置してふんぞり返っている指揮官もどうかと思う。できないものはできないとして対策しないと、都市部の蔓延はいつまで経っても収まらない。

    1. 匿名 より:

      遅延対策のマンパワーに必要な費用は負担すると言ってるんですけどね。
      いつまでたっても人を入れない状態を放置している間接的な証明にもなるので
      結局自治体の問題のように思います。

  10. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    最後の『東京駅と大阪駅に「台日友好」「謝謝日本」ワクチンで感謝広告』が一番心が癒されます。どちらの駅にも長い事行ってませんが、「台湾からの感謝を伝えるメッセージ広告」は、写真を撮って来たい気分です。

    武漢肺炎については、もはや「風邪ひいた」ぐらいの安定感があります。もし感染しても、10〜30歳代なら問題ナシ!っと。もう一日に何千人罹ろうが、死者はほとんど居ないんだから、マスコミの煽りは異常です。

  11. sqsq より:

    接種ペースに著者私見とありましたが、NHKが「世界のワクチン接種状況」というサイトを開いています。今日現在(7月30日)日本の接種数の累計は84百万回となっていますが、6月27日は37百万回でした。33日間で47百万回の接種が行われたことになります。一日当平均1.42百万回です。これは土日祝日も含めた接種数です。
    私見とされた数字はほぼ現実に近いのではないでしょうか。

    1. sqsq より:

      ちなみに同期間の韓国の接種数は1日あたり0.17百万回でした。

  12. 裏縦貫線 より:

    ファイザー社・モデルナ社のmRNAワクチンの場合は接種後48時間経過すれば献血できますが、アストラゼネカ社のワクチンでは「現時点では献血をご遠慮いただいています」となっております。
    個人的には献血も推進したいので、AZ社ワクチン接種後の献血が不可の状況下では、出来ればファイザー社かモデルナ社を打ちたいところです。

    1. ポプラン より:

      裏縦貫線 様
      献血にご協力頂きましてありがとうございます。
      ただ、アストラゼネカの接種後献血も可能にならなければほぼ全量接種している英連邦の輸血システムが崩壊してしまいます。ヒヒアデノウイルスによる感染後の献血で安全性が確認されれば献血可能になるかと思います。御自身がコロナに感染するリスクをお考えになって接種時期と接種ワクチンをお考え下さい。コロナに感染してECMOへ移行すると大量の輸血使用が必要になります。非生理的な酸素飽和法なので血球破壊が多いからだそうです。

      1. 裏縦貫線 より:

        接種後4週間でも12週間であっても、献血可能になると判れば安心できるのですが…
        ワクチンクーポン券は届きましたが自分の年齢ではまだ受付が始まっておらず、大規模接種センターも予約で一杯ですので、実際のところはワクチンの種類を選ぶ以前の段階です。
        気長に予約状況を見ながら、行けるタイミングで献血して、打てるタイミングで接種を受けようと思います。

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

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【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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