「1日100万回接種計画の荒唐無稽」=特定メディア

本稿は、ちょっとしたメモです。菅義偉総理大臣が「1日100万回接種」を目標に掲げたのは5月7日のことですが、この菅総理の目標に対し、『日刊ゲンダイ』というメディアが「机上の空論」「口から出まかせ」などと舌鋒鋭く批判しました。メディアが政治家を批判するのは「報道の自由」の範囲ですが、それと同時に私たち国民の側にも、メディアの報道を検証し、批判する自由があると考えるべきでしょう。

社会のネット化の長所は「報道の検証が可能」

普段から当ウェブサイトで、「社会がネット化することのメリット」のひとつに、過去の報道記事などの検証が簡単にできるようになったことを挙げているつもりです。

こうしたなか、本稿で取り上げたいのが、「1日100万回接種」という話題です。

菅義偉総理大臣は5月7日の記者会見で、こんなことを言いました(首相官邸ウェブサイト『新型コロナウイルス感染症に関する記者会見』参照)。

この24日からは、東京、大阪の大規模接種センターでも始まります。その後、1日100万回の接種を目標とし、7月末を念頭に、希望する全ての高齢者に2回の接種を終わらせるよう、政府としてはあらゆる手段を尽くし、自治体をサポートしてまいります。

この会見が行われた5月7日といえば、3月上旬に医療従事者等への接種が始まり、2ヵ月あまりが経過したタイミングでもあります。

当時の接種実績はせいぜい400万回少々であり、4月12日に接種が始まった高齢者に限れば、当時のカウントで累計20万人少々に過ぎなかったようです(現時点のデータだと、5月7日時点の接種実績は約58万回に増えています)。

こうしたタイミングでいきなり「1日100万回」と言われると、たしかに驚いてしまうかもしれません。

「1日100万回」を日刊ゲンダイが「荒唐無稽」

そして、の構想を舌鋒鋭く批判したのが、『日刊ゲンダイDIGITAL』に5月11日付で掲載された、次の記事です(更新前の当初版の公表日時は2021/05/10 14:15)。

菅首相がシャカリキ「ワクチン1日100万回」計画の荒唐無稽

―――2021/05/11 13:25付 日刊ゲンダイDIGITALより

日刊ゲンダイは、まず、こう批判します。

『100万回』の根拠を問われた菅首相は『インフルエンザの接種は1日60万回くらいやっていて、今回ははるかに広い体制を取っているから可能だ』と答えるだけで、具体策は語らなかった」。

インフルエンザで1日60万回の接種ができているからといって、新型コロナワクチンでも同じように接種ができる、というものでもないだろう、というのがこの批判の趣旨です。そのうえで、日刊ゲンダイは医学博士の次のようなコメントを紹介します。

インフルエンザは全国のクリニックで接種しているから1日60万回が可能ですが、ファイザー製ワクチンは超低温輸送や保管上の問題があり、すぐに開業医に行き渡るとは思えない。ワクチン管理と接種予約のシステムが別々なことも混乱の要因になりそうです」。

つまり、ワクチン管理に超低温輸送や保管上の問題があるという重要な前提条件を無視し、「インフルエンザで1日60万回くらい接種ができている」というだけの理由で「100万回くらい大丈夫だろう」という見通しは非現実的で甘すぎる、という趣旨の批判ですね。

「1日100万回は机上の空論」

では、この「非現実的」な「1日100万回」という目標、いったい何が根拠で出て来たのでしょうか。

『日刊ゲンダイ』は続けます。

7月末までに高齢者への2回接種を終えるには、計7200万回の接種が必要だ。逆算すると1日100万回という数字になるだけで、机上の空論なのである」

じつに、舌鋒鋭い指摘です。

しかも、菅政権が掲げる「1日100万回接種」の前提となる大規模接種センターについても、『日刊ゲンダイ』は「計画倒れの可能性が高い」と述べます。そう判断する根拠は、「厚労省関係者」による次の指摘です。

2月に実施した高齢者接種の模擬訓練では、1人あたりの接種に約12分かかった。頑張って10分で済ませたとしても、1時間に6人しか打てません」。

この前提に立てば、東京で1日1万回接種するためには、「防衛省の医官・看護官70人」が「24時間ぶっ通しで」接種し続けなければならず、仮に計画通り行っても1ヵ月で約30万回であるため、菅総理の述べる「1日100万回」は「焼け石に水」、というわけです。

「口から出まかせ」は貴紙の方でしたね

そのうえで、『日刊ゲンダイ』はこの「1日100万回」構想を、こう結論付けます。

『1日100万回』は無理筋な精神論でしかなく、前首相から引き継いだ『口から出まかせ』に終わりそうだ」。

菅義偉総理は「内閣総理大臣」という権力者であり、『日刊ゲンダイ』はメディアです。

したがって、メディアが権力者を舌鋒鋭く批判するのも、民主主義社会における報道の自由として容認されている話ではありますが、だからといって「報じた内容の責任を取らなくても良い」、という意味ではありません。

日刊ゲンダイが「報道の自由」を行使し、菅総理の「1日100万回構想」を「無理筋な精神論」「口から出まかせ」とまで断言した以上、もしそれが誤っていたとしたら、私たち一般国民には「言論の自由」に基づき、日刊ゲンダイの報道内容を批判する権利があるはずです。

結論からいえば、昨日の『ワクチン総接種回数の「増分」が1日150万回を記録』でも確認したとおり、現在、1日あたりで見て、100万回を大きく上回る接種が実施されていると考えられます。曜日にもよりますが、多いときでは1日150万回を超えているケースすらあるようです。

いずれにせよ、「口から出まかせ」とは、この場合、菅総理ではなくメディアの側だったのではないでしょうか。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. 元韓国在住日本人 より:

     小生が思うに、接種体制は整っても、各自治体が発行する接種券の発行が問題だと思います。システム上、いくらワクチンがあろうが、接種会場があろうが、自治体が接種券を含む状況を把握、実施するだけのマンパワーが不足していると感じます。

     小生の場合、接種券の申し込みは手書きの郵送、または電話のみです。10万人以上が暮らす我が街で、アプリ等もろくに作り上げる事ができず、紙や音声でしか予約ができない状況です。

     韓国の場合は身分証明書の登録番号(日本のマイナンバーに相当)で全ての状況が瞬時に把握できるシステムになっています。小生の経験から、非常に便利だと感じました。

     とは言え、韓国の場合はそれ以外がメチャクチャですが…(乾いた笑い)

     駄文にて失礼します

     

    1. 市井の内科医 より:

      元韓国在住日本人 さま

      大手町の自衛隊接種場も、接種券が早期に配布された墨田区などの若者であっという間に予約が埋まり、接種券の配布が遅れた区の合併症のある65歳以下の方は指をくわえてみてるしかない、という惨状が現出してます。
      ホントに、ワクチン認可を送らせたのみならず接種券方式に拘った厚労省は、大臣以下全員切腹していただきたいものです。

      1. 成功できなかった新薬開発経験者 より:

        市井の内科医  様

        「厚労省は、大臣以下全員切腹していただきたい」

        日本は、感染者数、重症者数、死者数、どれも、米欧と比べれば、
        一桁以下です。

        自分自身も、自粛とか、必要なのかな??

        政府対応とか、全肯定ではありませんが、

        副反応に対する従来の批判論調とか考え併せれば、そんなものかな・・・。

      2. 農家の三男坊 より:

        市井の内科医 様

        >大手町の自衛隊接種場も、接種券が早期に配布された墨田区などの若者であっという間に予約が埋まり、接種券の配布が遅れた区の合併症のある65歳以下の方は指をくわえてみてるしかない、という惨状が現出してます。

        この部分だけ取り出せば、お怒りの気持ちは分かりますが、元計画を遅延させている訳ではないので許容範囲と思います。

        まあ、合併症のある65歳以下を優先して接種する方が望ましいのは確かですが、”診療情報が一元化できていない現状”では、大規模接種センターよりも、かかりつけ医に優先して接種してもらうのが一番手っ取り早いのではないでしょうか?

        別の視点で見れば、接種券配布だけでなく待機ベッドの確保等、墨田区の様な先を見た優れた医療行政手腕が表に出て、自治体間の良い意味での競争が促されるのは良い事だと思います。(開くまでも、元計画が順調に進んで居る限りですが。)

      3. 引っ掛かったオタク より:

        この段階でハラキリ求めてたら何体有っても足りませんゼ?

  2. 元一般市民 より:

    当初、テレビ朝日の朝の番組でも、『100万回なんて無理』、『xxxの自治体は7月末に接種が終わらないと言っている』としきりに報道してましたよ。
    難しい課題に向き合った際、『そんなの無理』、『出来っこない』と匙を投げるのと、『どうやったら出来るか考えてみようぜ』とやる気を見せるのと、どちらが建設的なのかすら、最近のマスコミは分からないのですねぇ。

    1. 門外漢 より:

      元一般市民 様

      >テレビ朝日の朝の番組でも、『100万回なんて無理』

      民主党政権なら、『100万回なんて軽い軽い』くらいの事は言いそうですww

  3. G より:

    正直ゲンダイなんて、口からデマかせで記事を書いてるから正しいわけはないと勝手に思ってました。いやーそれって彼らを甘やかしてたんですね。我々がろくに検証もしないことが彼らのデマ記事をのさばらせていたのかもしれません。

    普通に考えれば、平時のインフルエンザワクチン接種が1日最大60万なら非常態勢で臨むコロナ接種で1日100万はまあ余裕なような気がします。
    ゲンダイの記者さんも、まず100万無理という記事を書くつもりで、取材を始めたんでしょう。ネガティブなコメントを2,3集めて、並べてハイ完成。

    記事が間違えたなら、まず間違えた理由があるはずです。単純には、取材内容と事実が結果異なっていたのが原因にみえますが、実際のところ取材内容を結論に持ち込むところのロジックがめちゃくちゃなのが間違えの原因です。始めから「100万無理」の結論を先においているので、取材内容と結論とが、そもそもロジックでつながっていないのです。

    新聞記事ってそんなのばっかりです。そのことを突っ込むと「そこは読者が判断すること」と突き放すでしょうが、それにしては結論めいたことを書きすぎです。

    まあ読者の一部には、政権批判さえしてくれたら気持ちいいって人がいるのも事実です。それにしてもひどいよなというのが今回の話です。

    1. 引っ掛かったオタク より:

      日刊ヒュンダイならさもありなん、デアリマシタネ

  4. さば より:

    先日、ラジオで聴いたのですが、ディープフリーザーなど設置された、ワクチン接種が可能な施設は全国で1万カ所。それぞれの施設で1日に100人ずつ接種すれば、100万人可能だという計算だったそうです。ちなみに、100人への接種は2~3時間もあればできるとも言ってました。
    そのラジオ番組で誰が語っていたかは、記憶が曖昧なのですが…。高橋洋一さんだったかな?

    1. 埼玉県民 より:

      さばさん

      高橋洋一先生です。
      日本放送OKコージー?
      他のYOUTUBEでもいっておられます。
      さざなみ が 渚になると

      1. さば より:

        埼玉県民さま、

        そうです!
        ニッポン放送のオッケーコージー。朝の番組でした。
        やはり高橋さんでしたか。

    2. TY より:

      厚労省の昨年12月付の資料ですが

      https://www.mhlw.go.jp/content/000728180.pdf

      ファイザー社ワクチン用にディープフリーザーを国が6月末までに1万台調達して配布
      一つの接種会場では、1000回分を10日程度で接種できる体制を要請

      のようなので、新規設置のファイザーワクチン接種会場だけで100万回目途だったようです。

      つまり、一日100万回の計算には、モデルナワクチンの大規模接種会場は含まれていないようです。

      なお、埼玉県には、516台のディープフリーザーが配分される予定(配分されたのかな?)のようです。

      https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/189643/3shiryo_1.pdf

  5. 匿名 より:

    すごいじゃないですか。
    各メディアに不可能と言わしめた100万回をはるかに上回る実績をあげ、今度は供給不足と言われるほどの接種体制をリードしたのですから天下の名宰相ではないですか。
    武骨で口下手なので評価は低いが実力はすごいってとこですか。
    立て板に水のような答弁能力でごまかされてはいけないということですね。

    1. 埼玉県民 より:

      匿名さん

      医師会・自治体まかせにせず、自衛隊による国直轄と企業接種いれたのはGJでした。
      県や自治体別に進捗率を公表したのも、よそができてて、うちが遅いのは、首長や職員が無能であることを見えるかしています。

      1. ちょろんぼ より:

        埼玉県民様

        役所仕事は、他から見ると定型でない業務に対し遅延が生じるように
        みえます。 ただ、自然災害の被害を受ける毎に少しずつ改善している
        ように見えるので、定型業務的になれば、速くなると推察されます。
        そこで、非定型業務時、ボランティアを募集すれば、実行速度が速く
        なるのではと思います。(災害時の復旧もボランティアを導入してから
        速くなったようにみえるように。 ホントに速くなったかは地域等の
        諸事情もあると思います。)

      2. 匿名 より:

        どこかの市長が言っていました。

        コロナ対策のアイデアを思いついて実行してうまくいっても、あまりメディアにアピールしにくいんだと。
        なぜなら、その記事を読んだ住民から「なんでうちは出来ないんだ」と、別の自治体が批判を浴びるから、と言うことでした。

        自治体の良い政策の横展開を阻む、ぬるま湯の構造がありました。
        自治体同士の「お付き合い」もわかりますが。

        そこを分かった上で政府が自治体の成績表を公開するのはいい取り組みだと思います。

        1. 引っ掛かったオタク より:

          感染症対策とはテーマ違いますが“自治体間のぬるま湯”的なお話、駅前放置自転車対策のネタで観たような朧気な記憶が…
          四半世紀以上前ですが…

      3. sqsq より:

        今回のコロナ騒動、一番「あてにならない人たち」は医師会だと思う。夕方6時から夜10時ならワクチン打てますぐらいのこと言えないのかね。ぐずぐずしてるから歯科医師、救命救急士がやることになって。「だれでもできるじゃん」ってバレちゃった。

  6. マイナンバー より:

    日刊ゲンダイは報道姿勢が反政府一本槍なので、朝日、毎日、東京の各新聞社と運命は同じと予想します。

    ところで、常日頃より批判的な目で見ているNHKのサイトからで恐縮ですが、この武漢ウィルスワクチン接種に関する世界比較のグラフは見やすく、ときおり参考にしております。そのグラフをみながら、我が国のスタートは確かに遅れた感はあるものの、欧米諸国に比し桁違いに感染者数や死亡者数が少なかった東アジア・オセアニア地域の中では概ねよくやっているのではないかと思います。
    ワクチン接種回数などを各国の感染者数や死亡者数(総数や人口100人当たり)で除したグラフなどを作成すると、より見えてくるものがあるかもしれません。
    蛇足ですが、韓国のグラフをみてると表面上の数値(接種完了者数より1回目接種の回数)を最優先するお国柄があらわれていて笑えます。

    https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/vaccine/world_progress/

    1. じゃん🐈 より:

      なんか、NHKのグラフには、何らかの意図が感じられなくもないなー

      やはり、グラフをちゃんとじっくり見たいのであれば
      ourworldindata.org
      ですよ。

  7. どみそ より:

    日本は 計画、準備が慎重すぎて 離陸に時間がかかりますが 動き出すと計画通りで 進捗も早いですね。
    ワクチン接種に限らず 国際的インフラ事業などの巨大案件から 注文住宅の建築まで 準備は慎重・細密、動き出すと早く、成果も確実。日本らしいですね。
    一方 かの国は とりあえず突き進むという お国柄のようです。
    「宵越しのワクチンは 持たない。」
    なかなか まねのできないものです。

    これが 日ごとの接種回数のグラフ。
    https://ourworldindata.org/grapher/daily-covid-19-vaccination-doses?country=JPN~KOR
    接種回数の凸凹感に 味があります。

    日本の5月のへっこみは ゴールデンウイークだったのですね。
    「ご利用は計画的に」 です。

  8. 農民 より:

     もし菅総理が、謎の断固たる決意で頑なに何の対応もせずに精神論で1日100万とぶちあげたとしたら、日刊ゲンダイの指摘の通り、愚かなことでしょう。しかし菅総理が、政府組織が、医療従事者たちが、全く何の対応もしないという前提を置いていたのなら、日刊ゲンダイ関係者は愚かどころか人類並みの知能があるかを疑います。
     そうでなくとも、こういう人達の思考パターンって…

    「対応しなければダメになる+ダメになってほしい=対応しないに決まってる!」

     …とかなっていそうですが。

  9. 世相マンボウ より:

    まあ昔から、
    三文週刊誌と呼ばれるたぐいは
    倫理感のないスケベ記事と
    どぶサヨ立ち位置の記事を
    なりわいとするものです。
    日韓ヒュンダイのみならず、
    昨日の「NEWSポストセブン」の見出しは
    小池さんと菅首相が『「悪魔の同盟」へ』
    というものでした。
    共産党小池さんと菅直人ならまだ
    それなりになるほど感はあるものですが(笑)

    たしかに少数のそんなこんなの人達は
    そうしたものいいを
    され続けてはみえますが、
    メディアの立場で報じるなら、
    それならそれできちんと
    「韓流政党立憲民主党と
     公安指定の共産党支持者」
    の方たちの見方などととして
    正しく報じるべきだと考えます。

    まあ、三文週刊誌と
    それが頼みの綱の人達に
    言っても無駄ではありましょうが(笑)

  10. sqsq より:

    こういう新聞は相手にしない方がいい。
    王が巨人の監督をやっていた時、1面にでっかく 王解任 と出ていた。
    これは大変なことだと思って新聞を買うと王解任の下に、ハエくらいの大きさの活字で”も”の字。
    つまり成績が悪ければ王監督でも解任されることもがあると当時の球団オーナーが述べたということ。
    タブロイドは売るためならこういうことをよくやる。

    1. 欧州某国駐在 より:

      若い頃、記事の内容は忘れましたが、その内容に相当アタマきて、当時の上司に雑談ついでに言ったところ、その上司も興味をもって少々興奮気味に身を乗り出してきいてくれたことがありました。そして上司が「そして、それはどの新聞が言ってんだ?」と。「日刊ゲンダイです!」というと、ちょっとあきれた顔されて「なんだタブロイドか・・・」と。そこでその話は終わってしまってなんだか小バカにされたことが強く印象に残っています。

      まあ、そのときの印象からタブロイドは分野に限らずどんなにセンセーショナルな見出しがあっても中身も見ずに無視する癖がついてしまっています。しかしふと思いましたが、こういう態度がメディアの検証に関してはちょっとよくないんですかね・・・。

      1. より:

        日常生活や会社生活に不満を持ち、なんとなく行き場のない鬱勃たる怒りを政府に罵詈讒謗を浴びせることでしか解消できないおぢさんたちに成り代わり、とにかく政府のやることなすことにケチを付け、罵声を浴びせる。日刊ゲンダイはそんな新聞です。下々の者たちの日々の憂さを少しでも晴らすという、ある意味崇高な任務を果たしているといってもいいのかもしれません。だから、中身が正しいかどうかなどと言うことは最初から考えてないと思われます。

        もっとも、メディアの本質という観点から考えると、某A新聞でも日刊ゲンダイでも、程度の差こそあれ、似たようなもんだと思ってますが。

        1. 引っ掛かったオタク より:

          連中、根っからの瓦版屋気質なんでしょうかね?

  11. 匿名 より:

    デタラメ記事を晒すというのは,読者にとって興味深いし,意義もあると思います。
    マスゴミも外部評価を受けることで,少しは自浄作用がはたらくかもしれません。

  12. 匿名 より:

    まぁその特定メディアは特定アジアの特定の国の人達に近い人達ですから、口からでまかせというのも失敗して欲しいという願望が入ってたんじゃあないですかね。

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