東京都で医療従事者に続き高齢感染者も減少し始めた?
高齢者の新規感染が激減したと見るには時期尚早だが、兆候はある
東京都のコロナ新規陽性者数が再び増加に転じました。土曜日のデータで見れば、前週と比べて145人も増えているのです。こんな状況で本当に東京五輪を「強行」しても大丈夫なのか。それを判断する手掛かりのひとつが、医療従事者・高齢者に対し優先的にワクチン接種が進められたことの効果です。現時点で高齢者の新規感染が激減すると見るのは尚早ですが、東京都の事例で見れば、その兆候は間違いなく出ています。
目次
政党支持率自体は下げ止まったが…
今朝方の『「有言実行内閣」の支持率は低位安定も「下げ止まり」』でも触れましたが、当ウェブサイトで「定点観測」している6つの世論調査から判断する限り、菅義偉内閣に対する支持率は「下げ止まった」と考えて良いでしょう。
この「6つの世論調査」とは、読売新聞、朝日新聞、共同通信、時事通信の各社が実施しているものと、日経・テレ東、産経・FNNによる各合同世論調査、合計6つです。これらについて、昨年10月以降の内閣支持率と不支持率を単純に平均したものを示しておくと、図表1のとおりです。
図表1 2020年10月以降の内閣支持率・不支持率単純平均値
(【出所】各社報道より著者作成)
内閣発足の翌・10月には20%台だった不支持率が、年末に35.4%、年明けに一気に40%台に上昇し、じわじわ上昇して現在は40%台後半、すなわち50%台に近づいている状況でもあります。
これに対し、支持率については昨年10月時点で60%近くだったものが、40%台に低下し、現在は40%の大台を割り込んでいる状況にあります。
やはり、東京五輪実施を「強行」するつもりだ、といった点に対し、国民の漠然たる不安感が蔓延しているという証拠なのかもしれません。
東京都の事例で考える
新規陽性者が増加に転じた東京都
これに加え、五輪の開催地である東京都ではここ数日、新規陽性者数が再び増加に転じています。
図表2は、東京都のウェブサイト『東京都 新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』で提供されているオープンデータをもとに、6月26日(土)までの新規陽性者数と7日間移動平均の推移をグラフ化したものです。
図表2 東京都における新規陽性者数と7日間移動平均値の推移
(【出所】『東京都 新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』オープンデータより著者作成)
実際の数値でいえば、新規陽性者数は534人で、前日比28人のマイナスでしたが、これは「安心すべき」という話ではありません。金曜日と比べて土曜日にマイナスになるのは、ある意味では当然の話だからです。
その一方、7日間移動平均値については前日比21人増えていますし、さらに気になるのは、新規陽性者数が前週土曜日と比べ、一気に146人も増えている、という点でしょう。
図表2は少し長い期間でグラフ化しているため、これをもう少し短くしたものが、図表3です。
図表3 東京都における新規陽性者数と7日間移動平均値の推移
(【出所】『東京都 新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』オープンデータより著者作成)
これで見れば、たしかに東京都の新規陽性者数がリバウンド傾向にあることは明らかでしょう。東京五輪直前のリバウンド、非常に懸念される現象でもあります。
医療従事者の感染は激減した
ただ、それと同時に、この東京都のオープンデータ、興味深いことがほかにも判明します。というのも、少なくとも昨年10月1日以降の新規陽性者数については、その「職業」が示されるようになったからです(ただし、職業データのアップデートは少し遅れるようです)。
以前、『接種が先行する医療従事者の新規陽性数が東京都で激減』では、医療従事者に対するワクチン接種が進捗するにつれ、新規陽性者に占める「医療従事者」の比率が大きく減りつつある、という話題を取り上げました。
それを昨日時点で取得した今月20日までのデータでアップデートしてみたものが、図表4です。
図表4 東京都における新規陽性者に占める医療従事者の比率
(【出所】『東京都 新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』オープンデータより著者作成)
現時点で入手できる「職業別」のデータは、昨年10月1日から今月20日(日)までのものですが、この段階で見て、明らかに新規陽性者に占める医療従事者の割合が低下していることが確認できます。
直近では、東京都の新規陽性者に占める「医療従事者」の割合は、わずか1%以下なのです。
高齢者向けの接種が進めば…?
ちなみに、政府が提供している「ワクチン接種記録システム(VRS)」のデータに基づけば、先週木曜日時点での東京都における65歳以上高齢者に対するワクチン接種回数は、次のとおりでした。
- 1回目…1,660,474回
- 2回目…605,415回
『東京都新型コロナウイルスワクチン接種ポータルサイト』の情報によると、東京都における接種対象者のうち「高齢者等」は約311万人だそうですが、現時点まででざっと半数以上が1回目の接種を、2割が2回目の接種を終えた計算です。
このペースで進めば、7月前半にも高齢者の1回目接種率は8割に達し、また、五輪開会式直前には、2回目接種を終える高齢者は5割を超すのも夢ではありません。
ただし、免疫が生じるには接種から2週間程度の時間が必要とされるため、現時点で「東京都の高齢者の2割が免疫を獲得した」とまでは言い切れないと思います。
もっとも、同じく東京都オープンデータから、新規陽性者数を年齢階層別に区切って計算すると、これはこれで興味深い統計的事実が判明します。60歳以上、70歳以上、80歳以上という3つの区分に絞って計算したものが図表5、これらを7日間移動平均にしたものが図表6です。
図表5 東京都における新規陽性者に占める高齢者の割合
(【出所】『東京都 新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』オープンデータより著者作成)
図表6 東京都における新規陽性者に占める高齢者の割合(7日間移動平均値)
(【出所】『東京都 新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』オープンデータより著者作成)
いかがでしょうか。
少なくとも昨日までのデータで見る限りは、新規陽性者に占める高齢者の割合が下がっていることは確認できるでしょう。
もちろん、この傾向が今後も続くのかどうかはわかりませんし、高齢者の感染率がゼロ%に近づくと素直に期待して良いものかどうかは微妙です。。
もっとも、ワクチン接種において先行する医療従事者については感染が激減しているという事実に照らすなら、高齢者に対する感染数の激減がこれから発生することを期待しても良いのかもしれません。
明けない夜はない
なぜ医療従事者・高齢者接種を優先したのか
さて、くどいようですが、政府が医療従事者や高齢者への接種を優先するのは、統計的事実に照らしてきわめて合理的な判断です。
この点、医療従事者へのワクチン接種を優先すべきというのは当たり前の話ですが、「なぜ高齢者なのか」という点を理解していない人が、マスメディア産業や特定野党を中心に、非常に多いのが現状でしょう。
ここで紹介しておきたいのが、これまで当ウェブサイトで何度も引用してきた、『新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識』という、厚生労働省が公表している資料集です。まず、同資料の3ページ目には、年代別の重症化率・死亡率の実数が掲載されています(図表7)。
図表7 年代別の重症化率・死亡率(※クリックで拡大)
(【出所】厚生労働省『新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識』P3)
これをテキストファイルの形にしたものが、次の図表8です。
図表8 診断された人のうち、重症化する割合と死亡する割合(6-8月)
年代 | 重症化率 | 死亡率 |
---|---|---|
0-9 | 0.09% | 0% |
10-19 | 0% | 0% |
20-29 | 0.03% | 0.01% |
30-39 | 0.09% | 0.01% |
40-49 | 0.54% | 0.10% |
50-59 | 1.47% | 0.29% |
60-69 | 3.85% | 1.24% |
70-79 | 8.40% | 4.65% |
80-89 | 14.50% | 12.00% |
90-99 | 16.64% | 16.09% |
(【出所】『新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識』P3)
重症化率、死亡率ともに、70代以降で跳ね上がっています。ということは、高齢者を中心に接種を進めれば、それだけで社会全体の重症化率を抑え、もって医療崩壊のリスクを飛躍的に低くすることができる、というわけです。
重症化率が高い世代を優先したら…?
また、同資料4ページ目には、「30歳代と比較した場合の各年代の重症化率」についても記載があります(図表9)。
図表9 30歳代と比較した場合の各年代の重症化率(※クリックで拡大)
(【出所】厚生労働省『新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識』P4)
これによれば、30歳代を1とすれば、重症化率は10歳未満で0.5倍、10歳代だとわずか0.2倍(!)、20歳代でも0.3倍であり、これに対し、40歳代で4倍、50歳代で10倍(!)、60歳代で25倍(!!)、70歳代以降は47倍、80歳代で71倍にも達するのです。
だからこそ、まずは医療従事者と並んで、重症化率の高い世代を優先してワクチンで抑え込めば、医療崩壊を防ぐとともに、社会全体のコロナ重症者を減らすことが期待される、というわけです。
コロナ禍は終息する?しない?
さて、本稿の結論です。
はたして、高齢者へのワクチン接種が進めば、それによってコロナ禍は「終息」するのでしょうか。
残念ながら、これについては当ウェブサイトとして、明確な答えを提示することはできません。
その理由は、「新宿会計士」自身は企業会計と金融の専門家であって、医師でもなければ感染症専門家でもないからです。
ただ、『ワクチン接種で重症化が減り、意識は変わる=尾身会長』でも取り上げましたが、「基本的対処方針分科会」会長の尾身茂先生は、ワクチン接種が進めば次の「3つのこと」が発生し、社会の意識も変わる、とする趣旨のことを指摘されています。
- ①感染しても重症化する症例が以前と比べ少なくなること
- ②人々に安心感が生じてくること
- ③クラスターなどに対しても、以前と比べ感染の防御がしやすくなること
その時期がいつになるのかはわかりませんし、ワクチンが効かない変異株が再流行したらどうなるのか、といった懸念も残ります。
しかし、明けない夜はありません。
政府、分科会などの努力もあり、事態は間違いなく、良い方向に向かっていると信じたいところです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
まあまず、対策の効果は医療機関の逼迫度合いに現れてくるでしょう。
そして新規感染者数にワクチン効果が現れてくるのはだいぶ遅いでしょう。
専門家や政府は、医療機関の状況を確認して慎重に制限を緩くしていくでしょう。
政権やオリンピック開催を批判したい人たちは新規感染者数でもって騒ぐでしょう。
どっちが国民の支持を得るかはちょっとわかりません。結構微妙な戦いです。客観的には明らかなのですが、日本国民そこまで賢くないかもなぁとは思ったりします。
>そこまで賢くない
誰にとっても最もアクセスが容易(と推定される)なメディアチャンネルである地上波TV 放送、AM/FMラジオ放送や新聞等が一様にある方向に偏った内容をタレ流す状況においては一定程度しかたのないコトかもシレマセン
今後はどうかな?
朝刊各紙の見出しに、「高齢者接種 来月末完了」ですから、順調に進んでいる様です。
朝日は、「高齢者施設、集中検査まだ6割」です。
性格出てますね。
おバカでおパヨクのおん地上波テレビ様も、オリンピック放送したいがゆえに「新規感染者数がー」「検査がー」以外の科学的数値を発表してくれることを祈ります。にしてもオーストラリア女子ソフトチームはえらい。感染ゼロなのでおバカでパヨクのおんマスゴミは寄り付かなくなってます。ウガンダチームさんも、各国チームが来日するまでの辛抱です。頑張りましょう。
やってやれなくはない状態で放り投げる事のリスクを反対派の人達がどう考えてるのか余り伝わってこないんだよなあ
更新ありがとうございます。
こんな「五輪は危ないー」「感染者が増えてるゾー」を五輪終了まで野党、マスコミ、ジャーナリストらはやり続けるんでしょうね〜。
新規陽性者に占める医療従事者の比率は、なんと1%以下!以前は5%超えてたのに!高齢者の接種も進んでます。2回とも副反応無いまたは微弱な人の多い事!やはり食生活に不自由した方々は、元気なんでしょう(笑)。私の周囲では65歳以上は1回は以上、打ってますよ。
>この点、医療従事者へのワクチン接種を優先すべきというのは当たり前の話ですが、「なぜ高齢者なのか」という点を理解していない人が、マスメディア産業や特定野党を中心に、非常に多いのが現状でしょう。
風邪とコロナの違いは重症化率、死亡率が圧倒的に多いから。死亡に至らず重症化しないなら、今年は風邪が流行ってるね、のレベルです。
その本質を陽性者数の増減に一喜一憂している間に忘れ、陽性者数にしか目がいかなくなってしまっているのでしょう、目先の事しか考えないマスメディヤや特定野党らしいですね。。
ところで、感染初期より感染の波が繰り返すとの報道があり、実際にそのようになっていますが、何故感染拡大が繰り返すのでしょう?
心理的な要因で感染が広がると個々人が感染対策を強めるためなのか?
それともウイルス増殖のメカニズム的等の物理的要因なのか?
詳しい方がいれば教えていただけますか。
一般的に周知されている感染対策が有効で、感染が治まることで一部の人の感染対策が甘くなることで、その甘い人同士のコミュニティーで広まるからでしょう。会食・接待はそれだけリスキーなのです。
でその人たちが家庭内・職場に持ち込んでクラスター化する。家庭内・職場からは日本の場合はそこまで広がらないので、感染爆発からそこそこの対策で落ち着く。
コロナの難しいのは無症状者・発症前の人がスプレッダーになるので、人流を遮断しない限り完全に防ぐことは不可能だろうと思います。感染し治療済みの人からは基本ウイルスが排出されないはずですので。
まんなっか さん
ご返事ありがとうございます。
やはり心理的なものですか、だとすると個々人の気の持ちようでどうにでもなるわけで緊急事態宣言も最初は効果があるが何回も出されると効果が無くなりそうですね。
自分たちに出来ることは、コロナ診療機関ではない医療機関でクラスターになったところは、未だにワクチン接種してない疑いがあるので行かないこと。
出来れば、生涯行かない。
順調にワクチン接種が進行していますが
時事通信から
全国で相次ぐプラグ抜け ワクチン冷蔵庫、廃棄原因に ネットで呼び掛けも
https://news.yahoo.co.jp/articles/60f6e029914d14ae99e45a6f97c702ea4ae359f9
リンク先の画像を見れば分かる通り、自然に抜ける事は有りません。
ワクチン接種をしている施設の内部関係者が、抜いている可能性が大です。
ワクチン接種に反対する集団として、国民主権党が存在しており、オウム真理教のように「一部、洗脳されてしまう人達」の存在が、懸念されます。
だんな 様
うっかり失活は、河野大臣にでもクチを滑らせさせて、何千万の損失だと
言わせる。
テロ失活は、監視カメラの有効利用しかありませんが地方公共団体は
左巻きが多いから監視カメラ反対で邪魔されそうですね。
テロリストは失活させた量が実績になりますからテロと判断したら
犯人検挙して秘かに処分するしかないでしょう。
大企業接種は、監視カメラがシッカリしているのでテロしにくそうですね。
私企業が責任をもって進めるの方が安全かもしれませんね。
>秘かに処分
フツーに器物損壊、威力(?)業務妨害、場合によっては不法侵入等で刑事事件として立件して、ワクチン実損額相当を民事で損害賠償請求するのではダメですか?
引っ掛かったオタク 様
テロリストを逮捕送検して、マスコミに発表すると必ず
模倣犯が出現します。
テロの成果が誇り高く報道されるので。
地方公共団体なら便衣隊は見つけ次第、射〇・・・
ではなく内部で懲戒解雇処分の方が良いかと思います。
というか、大概の役所じゃそうしてませんか?
某治安系だと不祥事内々に、であれば口止めバーター諭旨免職なイメージですが…
ガッツリ公表モノ大不祥事で懲戒免職?
付和雷同的模倣犯を防ぐ意味では厳罰&高額賠償請求かと思いましたが、確かにガチ確信犯や無敵の人相手だと意味なし逆効果もアリですね…
ワクチンテロ実行犯の実像や如何に??
引っ掛かったオタク 様
ホメオパシーで新生児を殺した助産師は信心で乳児を殺してます。
(山口新生児ビタミンK欠乏性出血症死亡事故)
医師には少ないようですが、助産師にも看護師にもいますよ。
あなたのお子さんやお孫さんの治療に関わる人の中に
善意の殺人者が・・・
タモリさんの番組みたいですが。
以外に品行方正で欠勤も無い周りがあの人が?と言うような
テロリストでしょうね。
いつもご苦労様です。
感染者数だけ見ていると緊急事態宣言が近いように思われますが、
我が県では、しっかりフェーズ2で戦力の沖縄派遣もしてます。
yahooのサイトでコロナワクチン接種は都道府県別の累計接種人数を
見てますが、関東圏は東京埼玉神奈川千葉が、愛知県と大阪府が
すべて100万人越えてます。
大きな声では言えませんが、経済の中心に多く配分して
口実としては感染者の多い所に多く配分してする形かと。
実際我が県の中でもワクチンが傾斜配分されている実感があります。
身近に感染者が居ないエリアではワクチンへの渇望感がないから
遅れているということにしておきましょう。
このまま、マスコミの扇動に乗っかっていくと7月上旬には緊急事態宣言
再発動でそのまま無観客のオリパラになりそうですね。
巣ごもり需要や視聴率の上昇も望まれマスコミには干天の慈雨かと思います。
オリパラをテレビの前で見るだけなら感染制圧に有利なのですが。
マスコミは渋谷の交差点を、騒動の聖地として報道して若者を誘導するのでしょう。
渋谷に蝋燭騒動は似合わないかな。
ポプラン様
傾斜配分はニーズに応じてやったら、結果的にそうなったという部分が大きいのではないでしょうか。地方を後回しにしているというような印象はあまり受けません。
以下は、大学時代に所属していたクラブの同期会メンバー宛に最近送ったメールです。(文中にあった地名の記載は伏せておきます)
コロナワクチンに接種についての皆様のメールを拝読していると、ずいぶんと地域差を感じますね。
[わたしが住む県]では60歳以上75歳未満のわれわれ世代で、持病もちでないなら、予約の受付は明日(6/28)から。それが遅いなんて苦情はあまり耳にしません。
かつてわたしが勤務していた教室に、学位取得のため一時在籍していた臨床医が、近所で開業しているので、そのうち彼のところで打ってもらうつもりではいますが、それほど急ぐこともないと思っているのが本当のところ。ワクチンパスポートだ、なんだと、そのうち非接種のデメリットが問題になりそうな時世ですから、それに備えてくらいの気分でいます。
[私が住む県]では、これまでのコロナによる死者は50人にも満たず、ほとんどが高齢者施設での発生。こう言っては何だが、コロナであろうがなんであろうが、いつ亡くなってもおかしくないような人が大部分というのが、実際のところのような気がします。
[私が住む]市が設けた集団接種会場なんかは、予約が集まらず余裕の様子。配送を請け負った業者のミスで、3,000回分ものワクチンをダメにしてしまったというニュースの後で、当日を含め、今後の接種スケジュールに問題はありません、なんてアナウンスしてるくらいだから、県民性もあるんでしょうが、必死になって繋がらない電話を掛けまくったというような殺気だったはなしは、当地ではあまり聞かなかったですね。
まあ、こんな時くらいは、地方に住んでて良かったと感じさせられます。
伊江太 様
確かに地方は、安全と言えば安全なのですが一旦クラスター発生して
パニックになった場合は接種の人員確保に時間がかかるので暇なうちに
接種しといてくださいとしか言えませんね。
今回も地方公共団体間の非常事態に対する対処能力が如実に表れていて
住民の移動に拍車が掛かりそうです。
これから出かける街ですが我が県で二番目に市制に移行した街です。
ですが十数年、人口の流失が止まりません。シャッター街です。
市立病院は、色々あって縮小されました。
開業医も老齢化して閉院した診療所や病院も多く医師として就業している
子供の世代には、戻ってきてもらえません。
どこでも当たり前にある内科小児科の夜間診療も中止になりました。
コロナワクチン接種も65歳以上の高齢者がまだまだこれからです。
県内で一番遅れているのではないでしょうか。
若者たちは大病院があり、住民サービスの良い近隣に流失しています。