ゴールポストという図星の指摘に逆ギレの韓国メディア

長年、会社でサラリーマンをやっていると、「組織そのもの」と「個別の担当者」は別人格である、という、ごく当たり前のことに思いを致す次第です。こうしたなか、昨日の『「ゴールポストを動かす国」を韓国メディア自身が証明』でも取り上げた、「韓国自身がゴールポストを動かす」という説が、韓国メディアにも大きく取り上げられているのですが、これがまた噴飯物です。

会社の事例

Zさん、元気かな?

それなりに規模が大きな企業であれば、ある部署の担当者がなにか新しいことを始めようとしても、ほかの部署でそれに抵抗する人も出て来ることにより、プロジェクトがなかなか進まないということがよくあります。

こうしたなか、サラリーマン時代のとあるエピソードを、最近になってふと思い出すことがあります。

今から何年も前、当時勤めていたXという会社(※申し訳ないのですが、実名、業種などを明かすことはできません)で、とある小さな会社との取引を始めようとしたことがありました。

便宜上、この会社を「A社」とし、その担当者がBさん、上司がC社長としておきましょう。

一方、当社は従業員数が1万人に達するほどの大規模な企業であり、なにか新しいプロジェクトを始めようとすれば、多くの部署が絡んできます。このA社と「ぜひ取引をしたい」と言い出した担当者がZさんでしたが、取引を始めるためには、Y部長をはじめ、さまざまな関係者を説き伏せる必要がありました。

当時20代と若かったZさんは、A社という新しい業者との取引を始めようとして、意気揚々と社内の関係部署に根回しをし、自分の上司や他部署の同期などを味方につけていきます。

ただ、Y部長は、このA社という会社が規模も小さくて実績もないことから、「いきなり契約するのは早いんじゃない?」と反対。ZさんはY部長に、「この業者のBさんという人は、信頼に足る人物なんです」、「A社は小さいけれどもしっかりした会社なんです、お願いします」、と何度も掛け合いました。

A社のC社長、大丈夫ですか?

こうした苦労のかいもあって、足掛け2ヵ月、強硬に反対してきたY部長も、「よし、君がそこまで言うのならやってみなさい」と折れてきて、やっと取引にゴーサインが出るというタイミングで、とんでもない事態が発生しました。

いきなり、A社の側が契約条件を吊り上げてきたのです。

当初のBさんの話によれば、年間100万円で仕事を請け負うことができるという話だったはずなのに、C社長が「やっぱり御社は年間200万円にしてほしい」と言い出したのです。

それを知ったY部長は「最初と話が違うじゃないか」と大激怒し、一転して首を横に振り、A社と取引を始めるという話は潰れてしまったのです。

それだけではありません。

当社の担当者のZさんはY部長からの信頼を失い、異動させられてしまったのです。

この点、会社に勤めていれば、似たような例はいくらでもあるでしょう。

この事例だと、ZさんがなんとかA社との取引を始めるべく、社内の関係部署を駆けずり回ったにも関わらず、結局、A社のC社長本人が肝心のY部長を怒らせたため、それによってディールが完全に流れてしまいました。

後日、ZさんがBさんに聞いてみたところ、このC社長という人物が土壇場でいきなり条件を変えてくるのは今に始まったことではなく、そのせいで取引先を失ったことも何度もあったそうです。その意味で、C社長はそもそも経営者失格だったのかもしれません。

大企業のサラリーマンに見る2つの教訓

いずれにせよ、このエピソードで知ることができるのは、次の2点です。

  • 「会社対会社」の付き合いの下には、「担当者対担当者」という付き合いがある。
  • 担当者は会社内で相手の会社の立場を代弁するため、会社対会社の関係になにかまずいことが発生すれば、その担当者自身も社内でまずい立場に立たされる。

それなりの規模の会社でまともに働いたことがある人ならば、「自分自身が交渉している担当者(Zさん)」と「X社」は別物であるということくらい、なんとなく認識できるはずです。

そして、自分がZさんに無茶なお願いをすれば、自分自身がX社を相手を裏切るような行動を取った際に、Zさんに多大な迷惑がかかるであろうことくらい、想像がつくはずでしょう。

じつは、「新宿会計士」は、このY部長の同期という立場です。そして、このエピソードは以前、Y部長から直接、飲みの席で愚痴がてら聞かされたのですが、Y部長はもうひとつ、気になることを言っていました。

あのZというやつ、俺の知らないところで客と勝手に口約束をしてきちゃうんだよねー。あいつ、自分がX社の人間ということを理解してんのかな?

これは、非常に興味深い指摘です。

Zさんの立場に置かれた人は、自分が常にX社の利益を最大化しなければならない、ということを強く意識する必要があります。しかし、Y部長によると、Zさんはときとして自分自身がX社の人間であるということをすっぽり忘れ、相手の会社の立場に立って動いてしまう癖があったのだとか。

つまり、担当者はときとして、自分の会社の利益よりも、自社と相手の会社との関係や、会社内における自分自身の地位の保全を気にして、自社の利益に反するような行動を取ってしまうこともある、ということなのです。

外交に応用できる「会社の理論」

外交の現場にもそのまま応用できる!

なぜ今になってこのエピソードを思い出したのかといえば、この話、もっと大きくして「国と国との関係」にも応用できるように思えるからです。

Y部長を日本の総理大臣や外務大臣、Zさんを外務省の担当者、A社を韓国、Bさんを韓国外交部の担当者、Cさんを韓国大統領に当てはめてみれば、本当に構図がそっくりなのです。

あくまでも想像ベースですが、日本の外務省の歴代韓国担当者(たいていの場合はノンキャリ)は、「日韓友好が日本のためになる」と信じていたフシがありますし、もっといえば、その「日韓友好」を進めることで、韓国担当者である自分自身の外務省における地位が高まるという期待をしていたのではないでしょうか。

1990年代、いわゆる「慰安婦問題」が日韓間で外交問題として浮上した際、外務省が韓国に対し、本来は譲歩してはならない点で譲歩してしまったのも、結局は「担当者・Zさん」が韓国に対し、過剰な配慮を示してしまったからではないかと思います。

そして、1990年代初頭といえば、日本では自民党が下野し、多数の新興の野党が連立して細川護熙政権が誕生するなど、政治が大きく混乱した時期でもあります。

宮澤内閣の官房長官だった河野洋平が1993年8月、下野する直前のドサクサに紛れて「河野談話」を発表したように、政治の方の指導力が低下していたがために、外務省がメチャクチャな暴走をしていたのではないか、というのは個人的な仮説でもあります。

(もっとも、メチャクチャな暴走をしていたのは外務省だけではなく、大蔵省、つまり現在の財務省も同じようなものだと思うのですが、このあたりは論点が別ですので、いずれじっくり取り上げたいと思っています。)

このように考えていくと、2012年12月に第2次安倍政権が発足して以降、2015年12月の「日韓慰安婦合意」を例外として、日本が韓国に対し、目に見えて明らかに理不尽な譲歩をしなくなったことは、、企業経営でいえば「まともな判断を下すY部長があらわれた」のと同じようなものではないでしょうか。

いずれにせよ、「外務省の省内では外務省の省益が日本の国益であると勘違いされている」という仮説を置くと、「外務省は『韓国に譲歩してでも日韓関係を良好に保つことが日本の国益だ』と信じているからこそ、韓国に対して理不尽な譲歩をするのだ」という説明が付くのかもしれません。

李明博元大統領の驚くべき行動

さて、先ほど挙げた、「A社がいきなり契約条件を吊り上げてきた」というエピソードは、「韓国がいきなり日本に対し、とんでもない要求を突き付けてきたこと」に相当するかもしれません。

たとえば、2011年12月、京都で行われた日韓首脳会談で、当時の李明博(り・めいはく)大統領は当時の野田佳彦首相に対し、突如として慰安婦問題を蒸し返しました。

韓国大統領、「慰安婦問題の解決に勇気を」 日韓首脳会談

―――2011年12月19日 11:22付 AFPBBニュースより

なぜ李明博元大統領が野田元首相に突如として慰安婦問題を提起したのかについては諸説あるのですが、ひとつのヒントがあるとすれば、この会談の直前、2011年12月14日にソウルの日本大使館前の公道上に慰安婦像が建立されたことではないでしょうか。

また、その慰安婦像を設置した団体の代表を務めていたのが、最近、詐欺容疑で起訴されている尹美香(いん・びこう)現国会議員である、というのも因縁めいたものを感じます。

いずれにせよ、李明博元大統領としては、国内向けのアピールなどもあり、それまで(一見すると)良好だった日韓関係に対する要求水準をいきなり引き上げてきたわけです。

日本としては同年10月、韓国に対し総額700億ドルという異常に破格の通貨スワップを提供したばかりであり、野田元首相としては、きっと、「ハシゴを外された」という思いがあったのではないでしょうか(騙される方も騙される方ですので、野田元首相に対し、同情は一切できませんが…)。

韓国と「まともな交渉」は成り立たない

改めて本質的なことを考えておくと、このように「いきなりハードルを上げてくるような行動」を取る人たちとは、そもそも「まともな交渉」自体が成立しません。

2011年10月、前月に就任したばかりの野田首相が李明博大統領に対し、700億ドルの「野田佳彦スワップ」を約束したことで、野田首相の頭の中には「これで日韓関係は正常に進むはずだ」という意識でもあったのかもしれません。

しかし、実際にはそのわずか2ヵ月後に李明博大統領が突如として慰安婦問題を蒸し返し、翌年8月には現職大統領として史上初めて島根県竹島に不法上陸しただけでなく、天皇陛下を侮辱し、野田首相の親書を郵便で返送するという暴挙に出ました。

李明博元大統領といえば、大阪生まれの人物として知られ、企業に勤務した経験もあったことから、就任する前は「CEO大統領」などと呼ばれるなど前評判も高い人物だったのですが、その李明博政権ですら、政権末期には日本との関係を大きく損ねたというのは、大事なエピソードです。

つまり、「韓国とは、ゴールポストを動かす国」というのは、今に始まった問題ではない、というわけです。

ゴールポストを動かす

ムービング・ゴールポスト

さて、茂木敏充外相が5月31日の参院予算委員会で、自民党の有村治子議員の質問に対し、「韓国がゴールポストを動かしている」などと答弁したという話題については、昨日の『「ゴールポストを動かす国」を韓国メディア自身が証明』で取り上げました。

タイトルにある「韓国メディア自身が証明」という表現には、茂木外相が「韓国はゴールポストを動かす」と述べたと報じた韓国メディアの記事自体が、この「ゴールポストを動かす」ことの意味をまったく理解していなかった、という、ある意味では笑えないオチのことを含ませたつもりです。

この「ゴールポストを動かす」とは、わかりやすくいえば、問題が解決しそうになったときに、いきなり問題解決のハードルを引き上げるような行動のことであり、日本語でいえば「裏切り」のようなものでもあります。まともな企業に対しては、ゴールポストを1回でも動かしたことがあれば、もう2度と信頼してもらえません。

日本側が過去に何度も何度もゴールポストを動かされているにも関わらず、それでも韓国をまともに相手にし続けたこと自体、非常に信じられない話ではありますが、これも安倍政権以前は政治側に指導力が弱く、「無能なZさん」のような外務省が韓国のために働いていたからなのかもしれません。

不満げな中央日報の逆ギレ

さて、この「ムービング・ゴールポスト」論を巡り、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に昨日、こんな記事が出ていました。

「ゴールポスト論」再び取り出した日本…「問題は韓国」対米世論戦に出るか

―――2021.06.01 15:43付 中央日報日本語版より

端的にいえば、茂木発言に対し「逆ギレ」したような記事です。そして、こんな記事が出てくる理由もおそらく、茂木発言が韓国にとって、「図星」だったためでしょう。

中央日報は茂木氏の「ゴールポスト発言」を巡り、「日本が歴史問題で韓国を狙い撃ちにしたもの」と批判したうえで、「韓日米3ヵ国安保協力の1つの軸である韓日関係は構造的葛藤が固定化局面に入ったとの懸念がある」、などと述べています。

中央日報の記事の、この書き出しを読むと、「ムービング・ゴールポスト」という批判を、あたかも何らかのレッテル張りかなにかだと勘違いしているようです(※もっとも、「韓国がゴールポストを動かしてきたという事実を、韓国メディア自身が認識していない」のは今に始まったことではありませんが…)。

中央日報の記事には、事実誤認もたくさん含まれています。

たとえば、茂木氏の答弁を引き出した有村治子参議院議員の質問を、「慰安婦被害に対してゆがめられた主張を行った」などと決めつけていますが、慰安婦問題を巡って事実を歪曲しているのは、間違いなく、中央日報自身を含めた韓国のメディア、政治家、市民団体の方でしょう。

また、中央日報の記事は、有村議員を「極右」と決めつけていますが、客観的事実と主観的表現をわざと混同させる手法は、いかがなものかと思います。

こうしたなか、中央日報は朴槿恵(ぼく・きんけい)政権時代、この「ムービング・ゴールポスト」理論を「対米説得のために使っていた」、「実際、オバマ政権を説得するのに功を奏した」、などと述べていますが、肝心の「韓国がゴールポストを動かしている」ことへの言及は、ほとんどありません。

問題を解決する義務が韓国にあるのは当たり前では?

そのうえ、噴飯物の記述が、これでしょう。

このような状況を考慮すると、結局韓日関係の悪化の原因は韓国にあるという点を浮き彫りにすることが日本の狙いとみられる」。

日韓関係がギクシャクしていることも、その原因が韓国にあることも、紛れもない事実です。

ただ、中央日報の指摘どおり、「日韓関係を破壊している責任は韓国の側にある」という点については、強調し過ぎても決して悪いものではありません。とくに、もし次の記述が本当なのだとしたら、日本政府を全力で応援したいと思います。

韓日米安保協力に集中するバイデン政府に対しても『問題を起こしたのは韓国だから、解決策も韓国が出さなければならない』という立場を貫徹しようしているとも考えられる」。

「問題を起こしたのは韓国側だから、解決策も韓国が出さねばならない」。当たり前のことじゃないですか。

また、日本政府が「問題を解決する責任は韓国の側にある」との姿勢で一貫している点を巡り、中央日報は「新型コロナウィルス感染症拡大と東京五輪開催強行などで支持率が落ちている菅義偉政権が『韓国たたき』を政治了しているとの指摘もある」、などとも述べますが、心外です。

普段、日韓問題を政治利用しているのは韓国の側ですし、菅義偉総理大臣、茂木敏充外相らが主張する「問題を起こした側が問題を解決しなければならない」という立場は、政治利用でも何でもなく、きわめて当たり前の話です。

ゼロ対100%理論

こうしたなか、当ウェブサイトでときどき触れるのが「ゼロ対100理論」です。

これは、自分たちの側に100%の過失がある場合でも、インチキ外交の数々を駆使し、「相手にも落ち度がある」などと言い募り、過失割合を「50対50」、あわよくば「ゼロ対100」に持ち込もうとする、中国や北朝鮮、韓国に特有の屁理屈のことです。

あるいは、平たいことばでいえば「どっちもどっち論」、とでも称すればよいでしょうか。

日本人の感覚からすれば、いや、世界のほとんどの国の感覚からすれば、自分たちが全面的に悪いならば、それを素直に認めたうえで「ごめんなさい」と謝罪すれば済む話でしょう。そうすることで、問題解決に向けて動き出すこともあります。

しかし、韓国の場合はとくに、全面的に韓国が悪いという事例において、「日本にも反省点がある」、などと言いだすのです。中央日報の今回の記事も同じで、ソウル大学国際大学院の朴喆煕(ぼく・てつき)教授のこんなコメントを取り上げています。

突然、日本外相がゴールポストを再び取り出したのは、国内政治的要因に加えて、これまで韓日米協力の弱化および韓日関係の悪化の責任を韓国に転嫁しようとする意図など、複合的要因があるようにみえる」。

こんな見解を偉そうに示す人物が、「ソウル大学」という、おそらく韓国で最も偏差値(?)が高いはずの大学で教授を務めているというのにも驚きます。正しくは、「責任を韓国に転嫁しようとしている」のではなく、「韓国に責任があることを明らかにしている」だけではないでしょうか。

そのうえで、中央日報にはこんな発言も記載されています。

  • 日本の主張通り歴史問題で韓国がゴールポストを動かしてきたとすれば、事実、日本は『センターライン』を動かしてきた」。
  • 日本も歴史問題に対して謝罪した立場を否定するようなわい曲された見解をたびたび見せてはならず、韓国も日本の誠意ある謝罪はそのまま受け入れるなど、バランス感覚のある態度が両国共に必要だ」。

これらの記述、本当に意味不明です。

「センターライン」云々も、自分たちが「ゴールポストを動かした」ことを認めざるを得ない状況に追い込まれたがために無理くり持ち出してきた屁理屈でしょう。また、後半の文章に至っては、「韓国も悪いかもしれないが、日本にも悪いところがある」という意味では、まさに、「ゼロ対100理論」そのものですね。

日韓関係はどこに行く?

個人でどうにかなるレベルを、すでに遥かに超えている

最後に、同じく中央日報に昨日掲載された記事から、気になった話題を2つほど選んで紹介しておきましょう。

日本経団連新会長に知韓派…韓日経済関係改善なるか

―――2021.06.01 16:30付 中央日報日本語版より

これは、6月1日付で日本経済団体連合会(経団連)の会長に就任した十倉雅和(とくら・まさかず)住友化学会長が「知韓派」だ、などと述べる記事です。

十倉氏が「知韓派」なのかどうかは知りませんが、現在の日韓関係は、「経団連会長」などの肩書を持つ個人が動いたくらいで、どうにかなるものではありません。

日本の財界にとっては、自称元徴用工問題のように、メチャクチャな歴史問題という言いがかりにより日本企業の在韓資産を差し押さえられてししまうという状況を何とかしてもらわないことには、安心して韓国に投資することも、韓国企業とビジネスを展開することもできません。

この点を是正することができるのは韓国政府だけであり、韓国政府がやるべきことをやらない状況で、いくら経団連会長が骨を折ったとしても、日韓関係のギクシャクを除去することなどできっこないのです。

中央日報は、そんなことすら理解していないのでしょうか。

ボイコットこわい

それからもうひとつは、『韓国が東京五輪を「ボイコット」する可能性はあるのか』などでも触れた、例の「竹島地図・東京議論ボイコット問題」です。これについては記事のリンクを2つ紹介しておきましょう。

韓国外交部、駐韓日本総括公使を呼び出し…東京五輪地図「独島表記」強く抗議

―――2021.06.01 16:48付 中央日報日本語版より

韓国文化体育観光部、IOCに「東京五輪ホームページの独島表示仲裁要請」

―――2021.06.01 17:44付 中央日報日本語版より

リンク先のうち1つによると、「日本政府が東京オリンピック組織委員会ホームページに独島(ドクト、日本名・竹島)を日本の領土のように表示したこと」に関連し、韓国政府・外交部(外務省に相当)は1日、相馬弘尚総括公使を呼んで強く抗議し、早急な是正を要求したのだそうです。

そもそも記事には重篤な事実誤認があります。島根県竹島は韓国が国際法に違反して不法占拠中ではありますが、紛れもない日本の固有の領土であり、「独島(とくとう)」などと称する島ではありません。

ただ、これについてはすでに加藤勝信官房長官が記者会見などの場を通じ、韓国の主張を「受け入れられない」と一蹴しています。日本政府が譲歩する可能性はないでしょう。

一方、もうひとつの記事では、韓国政府がこの「竹島地図問題」を巡り、国際五輪委員会(IOC)に仲裁を要請する、という、たった1行の記事です。

もしもIOCから門前払いを喰らった場合、韓国国民からの「東京オリパラ不参加圧力」が強まることも想定されますし、また、すでに北の片割れは東京オリパラへの不参加を表明しています。

これについて、当ウェブサイトのコメント主の皆さまの多くは、「五輪不参加は韓国の瀬戸際外交だ」、などと指摘されているのですが、ウェブ主自身としては、ここはあえて「逆張り」にチャレンジしてみたいと思います。

具体的には、「饅頭とボイコットが怖い」などと意味不明なことを叫びながら、「韓国が五輪への不参加決定すること」に1000KPWを賭けてみたいという誘惑に駆られてしまう今日この頃です。

本文は以上です。

読者コメント欄はこのあとに続きます。当ウェブサイトは読者コメントも読みごたえがありますので、ぜひ、ご一読ください。なお、現在、「ランキング」に参加しています。「知的好奇心を刺激される記事だ」と思った方はランキングバナーをクリックしてください。

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読者コメント一覧

  1. 理系初老 より:

    皆さまおはようございます。韓国のマスゴミよりも自国民をディスる日本のマスゴミの方がある意味下劣と思っておりますが、そんな日本のマスゴミの唯一の得意技は皆さまご存じのように「切り取り」です(韓国と違い、法治国家日本では「捏造」は違法です。のはずです)。
    昨日からのマスゴミが嬉々として報じている「オリパラ合宿・交流中止自治体は105」。この記事に対し、私たちまともな日本人は思ったはずです。「あれ、こういうご時世でも引き受けてくれる予定の自治体は何か所?」と。正解は本日の産経デジタル3面によれば「528」だそうです。
    頑張れニッポン。

  2. 匿名 より:

    ピンポイントのコメントで申し訳ないのですが、竹島問題について

    現在、学校で竹島は日本固有の領土であるが韓国が不法に占領中、としか教えていないと思います

    それだと不十分ではないでしょうか

    きちんと、どうやって韓国が攻めてきて、その際に日本人にどのような仕打ちをし、何人が犠牲になったのか、まではっきり教えるべきだと思います

    そういうこと無しにただ竹島は固有の領土と言われても、ふーんとしか思わないでしょう

    1. 匿名 より:

      死者1名、死傷者44名です。

      1. 名無しの権兵衛 より:

        匿名様へ
         プレジデント・オンライン(https://president.jp/articles/-/23184?page=1)によれば、1945年8月の終戦から、1952年1月の「李承晩ライン」設定を経て、1965年12月の日韓国交回復までの間に、韓国当局は327隻もの日本漁船を拿捕して3911人の漁師を拘束し、うち8人が死亡したそうです(「海上保安白書」(昭和41年版)より)

      2. PONPON より:

        竹島で拿捕された漁師への虐待は、嫌というほど証言、証拠があります。

        https://ironna.jp/article/2244

        http://www.kjclub.com/jp/board/exc_board_9/view/id/3312115/page/25

        日本のマスコミ、特にTV上記事実を決して報道しません。
        まだ占領されていない尖閣諸島なんかより、侵略され虐殺された竹島の方がよっぽど酷いです。

  3. 匿名 より:

    明博が慰安婦問題を持ち出してきたのは一応あちらなりの理由があって、ノムたんのとき日韓条約交渉文書を公開したことにより実は請求権協定により色々解決してて、補償については韓国側が責任を持つことになっていたということがやっと韓国人にも明らかになったんだけど、慰安婦、サハリン残留韓国人、あと被爆者だったかな、は交渉文書に残ってないから協定対象外という結論を勝手に出した(南方慰安婦の未回収賃金については韓国が建て替えてたんだけど、日本になんとかしてくれと泣きついてきていたという会談録が存在するにも関わらず)。でも解決対象外って言ったのに韓国政府は何もしなかったから慰安婦が解決を求めて韓国政府を訴えた。その時限爆弾が明博の時に炸裂して、日本政府と補償について交渉しないのは違法という判決が出た。それで明博が来日したときにもその話を持ち出してきた、という流れ。K三権分立なら司法は行政に干渉しちゃいけないんじゃないの?とは思うけどw

    もっとも、当時東日本大震災と原発事故で日本はもう没落間違いなしという空気が韓国で蔓延していて(明博もそれに当てられて竹島に登ったり天皇発言をした)、200億ほど寄付してやったし、助けてほしい日本は韓国の言うことを聞くのが当然みたいな空気だったので、明博も困ってはいたと思うけど、裁判所に突き動かされて日本にいやいや要求したのかと言うとそれだけでもないと思う。野田スワップも日本への支援に対する感謝の表れか朝貢程度に思ってたんじゃないかな。尻尾を垂れて恭順してきやがった、と。

    とまあ、韓国側にも日本に物申さなければならない法的強制力が働いていた、という話。慰安婦合意はそういう韓国の司法判決に配慮してあげたという面もある。個人的には日本と交渉してみたけど請求権協定に従って解決することになった、で良かったと思うけど。長い目で見ればその方が「友好」の名のもとに日本を便利に使い続けることができた。でも平等も法の支配もなく、法は自分の正義を実現するためにあると思っている国である上に、東日本大震災でタガが外れちゃったってたから、仮に明博がそうしたかったとしてもそんな妥協は不可能だったでしょう。

    1. 門外漢 より:

        様
      なるほどそうだったんですか。
      理解はしました。納得は出来ませんけど。

    2. 匿名 より:

      >200億ほど寄付してやったし
      200億ウォン?

      wikipediaから
      https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E8%AB%B8%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%AF%BE%E5%BF%9C
      >韓国からは大韓赤十字社を通じて、日本赤十字社に義援金2億1千557万9474円と海外救援金29億7千7百10万1031円の約32億円が届けられている。

  4. 七味 より:

    >「逆張り」にチャレンジ

    不参加表明をした北朝鮮に尻尾をふって追従する口実だと思うのです♪
    だから、逆張りじゃなくて、ちゃんと流れに乗ってると思うのです♪
    文大統領ならきっとやってくれるのです♪

  5. だんな より:

    韓国は日韓関係を悪化させておいて、日本に解決させようとしている、日本が解決してくれると甘えているのは、間違い無いでしょう。
    ムービングゴールポストのとおり、解決の合意をした時点で、韓国は新たなゴールを設定しますので、永遠に解決しません。解決しないのに、解決に向けての合意や協議をする事が、無駄な譲歩に結びつくだけだったのが、戦後の日韓関係でした。

    徴用工、慰安婦問題共に、韓国の国内問題で、韓国政府が解決出来ない、する気が無い為、日本に解決を押し付けているのです。
    折角、安倍前首相が、戦後を終わらせてくれましたので、解決好きのお人好しな日本人もお終いにしましょう。

  6. パーヨクのエ作員 より:

    いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。

    楽しい例えでした。
    某社では似た事例で嘗て100%株主だったPさんの意向でC社長が複数回の値段吊り上げを行い、何度も架空取引を行い、Y部長の何代か前のX部長の配下であったW課長をクビにしているのです。解雇理由はPさんやその意向を受けた協力者のMSGMさんの意見によって「C社長の意向に合わない」からです。

    さて、当方思うにZさんだけ一方的に断罪して適切でしょうか(笑)。
    以上です。駄文失礼しました。

    1. ななお より:

      うーん。はい。今回の例は確かにちょっと私にも不可解な部分はあります
      というか、ちょっと例として失敗じゃないかと

      Zさんが「配慮」したのは先方との付き合いは為になる、という点で頑張ったことでしょうが、
      その条件とした「100万円」ではX社内は納得してたわけで…
      (「社(国)益」にかなってるわけで)
      なんでそのZさんが無能とまで言われなきゃいかんのかと。

      まあ、そういう取引先A・相手担当者Bであることがわからなかった点での断罪ならいいのですがそうとも読めないところがなんだかモヤモヤしますね

  7. クロワッサン より:

    前科持ちの韓国なら、一旦五輪不参加を言い出した後に「やっぱり参加します」と言い出す可能性があるので、参加不参加は始まるまで分からないですね…。

    1. 価値観が違いすぎる より:

      いつでも参加は、取り消すことができる
      ってか。

  8. だんな より:

    日本大使館の周辺で旭日旗を燃やすパフォーマンス…大学生3人逮捕=韓国
    https://s.wowkorea.jp/news/read/301734/
    >韓国大学生進歩連合(大進連)所属の大学生3人を集会およびデモに関する法律違反などの容疑で現行犯逮捕した。

    韓国大学生進歩連合は、最近まで日本大使館前で座り込みをしたり、米大使館に侵入した、従北勢力(中朝工作機関)の鉄砲玉です。
    やってる事は、正にパフォーマンス。逮捕された事により、箔が付くんだと思います。
    反日無罪ですので、すぐに解放されるでしょう。

    1. だんな より:

      どうやら逮捕されたのは、女性のようです。
      画像などが載っている、他のブログへのリンクです。
      http://blog.livedoor.jp/sekaiminzoku/archives/55801297.html

      1. りょうちん より:

        想像以上に画像が面白くて楽しめました。紹介感謝です。
        お礼に傑作をお届けします。
        https://img2.bakusai.com/m/imagebbs/_nosync/868/625/14996943/org.jpeg
        生鶏噛みちぎりが見つけられなかった・・。

        しかし、このニュースが面白いのは、絵面では無く、「取り締まった」という事実です。
        おそらくですが、雑居ビルに入居していたからこそでしょう。

  9. めがねのおやじ より:

    自国の手前勝手な行ないが、世界基準から大きく逸脱し、屁理屈コネて日本から謝罪を何百回何千回も永遠に受け取ろう、国民が大好きな「日本を懲らしめてやった」劇を繰り返しするのが韓国の唯一の生きる希望です。

    この「韓国がたびたびゴールポストを動かす」という意味が、アチラには伝わらない。蒸し返すのが目下(めした)へする事と考えるので、徹底的に攻撃します。

    またソウル大学大学院の朴教授とやらは「事実、日本は『センターライン』を動かしてきた」と言ってます。GP論争では負けるからでしょう。しかしセンターラインを自軍陣地に下げて譲歩して来たのは日本ですが、1mmも敵陣からスタートするような卑怯な真似は、一度もしていません。

    それと審判が見てない所でのダーティープレーね。エルボーとか、首投げとか障害者直結の膝、足首蹴り。「被害者は永遠に忘れない」は、日本側の言うセリフです。ボールを狙ってませんやん。国際関係もすべて同じ。日本を潰す事、貶める事、金品を毟る事、お互い友達だー。聞いて呆れます。韓国民の糞根性です。熟慮して断交で結構。

  10. めたぼーん より:

    自分達が動いているから、日本が動いているように見えるんでしょうね。その現状認識すら出来なくなっているようですね。

  11. G より:

    韓国は反日を言い訳に自分を慰めてなんとか自暴自棄になるのを踏みとどまってきました。それほど、記録に残るご先祖さまのやったことは惨めで情けないものでした。あまりにも酷くでどうしようもないから、記録の中から李舜臣を見つけ出してあげて、教科書に書いてあげたのは、日本統治時代の日本人です。

    昔は反日を国内でひっそり出来たのですが、最近は情報化社会で隠しきれなくなったのと、リアルの日本統治を知らないで恥ずかしさも無くなったせいか、日本に迷惑をかけるようになってしまいました。

    この悪弊をなくすにはまずその情けない現状を認識する必要があります。直面化ですね。日本は永久に「追い払って無視」を続けることが唯一の対処法です。そうやって孤立無援になって初めて自覚できるでしょう。間違っても応対してはいけません。そのことで真の解決からは遠ざかっていきます。
    韓国人の未来のためも心を鬼にして「追い払って無視」です。

    1. 阿野煮鱒 より:

      > 直面化ですね。
      > 孤立無援になって初めて自覚できるでしょう。

      朝鮮人に、現状を認識する潜在能力があると信じているのですね。(呆)

  12. 野人 より:

    >また、中央日報の記事は、有村議員を「極右」と決めつけていますが、
    >客観的事実と主観的表現をわざと混同させる手法は、いかがなものかと思います。

    サイト主様は韓国メディア(と言うよりも、韓国式教育を受けた人々全般)の事実認識能力や実証的事実検証能力を過大評価していらっしゃるのではと思います。

    彼らの大勢には「客観的事実」が何物であるかが理解出来ていないのですから。

    K-教育を受けた彼らは現実に起こった物事を無心に観察するのは苦手で、根拠の無い思い込みや予断と先入観に満ちたテンプレート思考に現実の断片を一見辻褄の合うように当て嵌める方が得意です。

    知識層である筈の大学教授でも新聞の論説委員の方々すら。

    ですので、現実に起こった事象の因果関係を説明するのは苦手で的外れ、で論争になると論理的に論破は出来ず直ぐ「レッテル張り」に終始するという体たらくになるワケです。

    1. 阿野煮鱒 より:

      > 根拠の無い思い込みや予断と先入観に満ちたテンプレート思考

      これがアプリオリ(※)に正しい「理」で、

      > 現実の断片

      これが「気」ですね。世の中は「気」に満ちています。それらは断片であり、混沌として澱んでおり、明確な方向性がありません。

      ですから、知識人たるもの「格物致知」して、澱んだ「気」を研ぎ澄まし「理」へ至らしめるべし、なのです。だから、韓国では知識人であればあるほど、現実(気)を理念(理)に合わせて洗練(実は歪曲)させるのです。それをより巧みに行う者こそ偉いのです。

      むしろ現実に直面して、それに押し流されるのは下民のやることです。

      ※なぜ「理」はアプリオリに正しいかというと、それが絶対の真理だからです。心理に疑問の余地があったら真理ではありません。この辺りは「神は絶対に正しい」に似ています。しかし現実にはアプリオリに正しいものなどありませんので、朝鮮儒学者達は、どちらが掲げる「理」が「本当に正しいか」を巡って果てしない「声闘」を繰り広げます。アプリオリなものを巡る論争に論理が入る余地はありませんから、声の大きさを競うくらいしか戦う方法がありません。

      1. 野人 より:

        推論と仮説の前提となるモノが「客観的事実に基づいていない」なら、結論もゴミでしょうし、論争相手に論破されそうになると ad hominem 攻撃しか手法が無くなるのは韓国の「知識層」の常態であり能力の限界しょうな。

        そろそろ日本も韓国を国際舞台において実証的論法で追い詰める事をやり始めたみたいですな。

  13. 農民 より:

     センターラインなどと言い出したので確信しました。
     韓国側でも、ある案件については韓国に責がある、と認識できる人間は少なくないのでしょうが。問題は「だが韓国がこういった問題を”起こさざるをえない”大本の原因は日帝時代にある」という無敵の論理があるせいでしょう。”今回急に無理くり持ち出してきた屁理屈”ではなく、”連綿と続く彼らのドグマ”が露呈した形ではないでしょうか。
     また慰安婦が6桁人も連れ去られたという設定への「朝鮮人父兄は何をしていた、そんなに弱かったのか」というツッコミに対しても、「…それほどまでに日本が卑怯な手を使ったのだ」で(彼らの中でのみ)整合されてしまうのも無敵の論理です。無茶な被害設定をすればするほど、日帝の卑怯さも比例して上昇します。一般の法とは逆ですが、被害者なので証拠提示は不要です。
     無敵なので、今後も手放す理由がありません。お付き合いは無理です。あーボイコット怖い(取って付け)。

  14. 匿名 より:

    >不参加決定すること」に1000KPW

    GSOMIA破棄の衝撃が思い出されます。あれは笑^H驚いた。
    「ほんとに破棄したよ・・・」

    1. チキンサラダ より:

      GSOMIAの件は「破棄したが破棄していない」という量子力学的状態ではなかったんでしたっけ?w

      1. 匿名 より:

        そうですね。破棄通告からの、
        「協定の終了通告の効力停止」でしたか。事象の地平面の向こうの力学はよくわかりません。

        オリンピックも「不参加通告の効力停止」で結局参加かもしれません。
        その場合は1000KPWはゲットできるのでしょうか。

      2. より:

        猫様の安否が非常に心配です。
        でも、ニヤニヤ笑いを残して消えていくという可能性も……

      3. 匿名 より:

        観測したら破棄してなかったんですよ。

  15. チキンサラダ より:

    「ゼロ対100理論」ですが、世間の人がすでに知ってる言葉で言い表せないものかと私もずっと考えていました。先日、私の弁護士からほぼそれに該当する言葉を聞きました。

    それは mud wrestling (泥試合)です。
    https://giphy.com/gifs/wwe-wrestling-l49JU7f9tm9NDty3m

    すでに泥にまみれているプレイヤーが自分を有利にするために、相手も泥の中にひきずりこんでお互い泥んこになることで50対50の状況に持ち込むというものです。

    中国政府、韓国政府はこの泥試合化を頻繁に行いますね。

    この mud wrestling という言葉は法廷闘争では一般的に使われる用語のようで、裁判で mud wrestling に持ち込まれた場合、どのように対応すべきか指南するサイトまであったりします。

    https://www.plaintiffmagazine.com/recent-issues/item/how-to-win-at-mud-wrestling

    このページに書いてあることは法廷での典型的なシーンを想定して書かれていますが、外交において参考になるような情報もあります。

    1. より:

      >それは mud wrestling (泥試合)です。
      >すでに泥にまみれているプレイヤーが自分を有利にする
      >ために、相手も泥の中にひきずりこんでお互い泥んこに
      >なることで50対50の状況に持ち込むというものです。

      私はもっと単純に「ヤクザの示威的・自己肯定的行為としてのイチャモン(難癖)つけ」と考えています。

      本質的に自尊心の低い人物が自己の見掛けの価値を確認しようとして社会的地位が上だと思われる人物に対して行う悪あがきです。

    2. はぐれ鳥 より:

      チキンサラダ様

      ご存じかも知れませんが、朝鮮語には泥仕合に似た言葉として「泥田闘狗」というのがあるようです。文字からしても、泥田でドッグファイトするのですから泥仕合と同様の意味のはずです。ただ単に、日本語の泥仕合の意味だけでなく、執拗に闘い続けるという意味が付け加わるようです。それが「闘狗」という表現なのでしょう。韓国の日本に対するしつこい闘いの挑み方を見ると、私はついこの言葉を思い出してしまいます。

      なお、この成句は旧朝鮮八道の一つである咸鏡道の気質を表すのにも用いられるそうです。で、現韓国大統領・文在寅氏のご両親は、朝鮮戦争時に咸鏡南道から南遷してきたと聞きますから、彼もこの咸鏡人気質を受け継いでいる可能性が十分あります。そしてそれが、彼の対日政策に影を落としていることも考えられますね。単なる妄想ですが。(笑)

      1. チキンサラダ より:

        はぐれ鳥様、

        泥田闘狗とは知りませんでした。大変興味深いですね。泥仕合を延々と続けるのは彼らの文化なのですね。
        確かに泥仕合への引き込みのうまさや、泥沼をさらにドロドロにするスキルは非常に高いと感じますね。

      2. りょうちん より:

        泥だらけになって闘うのはキャットファイトなのではw?

  16. より:

    なんというか、こちらで幾度も語られてきたことの確認作業ですね。

    ・韓国人にとって、「事実」よりも「真実」が重要である。「真実」に反する場合、「事実」は無視されるか、否定される。
    ・韓国人にとって、「対等の関係」などというものは存在しない。いかなる状況でも「上下関係」だけがある。そして、下位者は上位者に絶対服従するのが道理であると考えている。
    ・韓国人にとって、謝罪とは自分が下位者であることを認めることである。ゆえに、けして謝罪はしてはならない。とりわけ、日本相手には絶対に謝罪してはならない。
    ・韓国人にとって、責任とは「取らされるもの」であって、けして「担う」ものではない。

    上記の言い回しは私流になってますが、内容的には皆さんがさんざん語ってきたことと等価だと思います。その意味では、韓国メディアの姿勢にも何ら驚くべきことではないとも言えますし、腹が立つということもありません。今日も韓国人が韓国人しているだけです。

    1. りょうちん より:

      「真実はいつもひとつ!」という漫画は教育に悪いですよねえ。
      中学生くらいで「藪の中」とか読んでアレ?とか思うのが成長なんでしょうけど。

    2. 芽島津 より:

      龍様が指摘された「商業の発達が『法の下に平等な契約や約束に基づいた社会関係』と言うコンセプトの発展に寄与した」は卓見だと思います。

      私は以前から韓国の「嘘つきと証明された政治家を含むオピニオンリーダー」が社会的地位を保持出来ているのが不思議だったのですが、「上下関係」しかない社会では「信用度・信頼度・誠実さ」はそれ程重要ではないのですよね…

      韓国社会では文明社会では当然重視される「信用度」は重要ではない。 何故なら対等な関係は存在しないので、相手にこちらの言う事を嫌々聞かせるか、相手の言う事を嫌々聞くかの二択では、「約束・契約・信用・信頼」などと言う文明社会の高級なコンセプトはチンプンカンプンであるだけでなく、無用の長物ですからね。

  17. 阿野煮鱒 より:

    昨日の記事でだんな様がご報告の通り、

    韓国外交部「ゴールポスト動かしたのは日本」 茂木外相の発言に反論
    https://shinjukuacc.com/20210601-03/comment-page-1/#comment-164558

    韓国は脊髄反射でオウム返ししております。朝鮮人がオウム返しするのは、図星の時です。オウム返しでひとまず時間を稼いで、形勢を立て直して反撃です。これ、喧嘩慣れしていないナイーブな日本人にはけっこう有効です。

    聯合ニュースによる韓国外交部のコメント:
    —-
    「被害者の生の証言こそ旧日本軍による慰安婦動員の強制性を立証するどのような文書よりも強力で明らかな証拠であり、日本自らも認めたことがあり、国際社会もすでに明確に判定を下した事案」と強調した。
    —-

    「文書より証言が強力な証拠」という主張は、どこまで本気で言っているのかわかりませんが、私は、本心では文書の方が強力と知った上での強弁と見ております。

    問題は次です。

    > 日本自らも認めた
    > 国際社会もすでに明確に判定を下した

    これらは事実です。これまで何度も書いてきたように、日本軍の残虐行為というのは、戦勝国が「正義」であったことを確定させるために必要だった「真実」であり、東京裁判でそれは確定しました。日本政府は主権回復に中り、東京裁判の判決を受諾しました。韓国の主張は、そうした先勝国史観の延長にあります。いまさら国際社会に事実認定を挑んだところで、「サンフランシスコ平和条約を否定するのか」と返されれば終了です。

    韓国はそのことを知っています。だから、慰安婦問題に限定しない様々な取り決めに対して日本政府が「ムービング・ゴールポスト」と述べたのに対し、「歴史認識」「慰安婦問題」とピンポイントで反論するのです。国際社会を背にして慰安婦問題を振りかざされると、日本に勝ち目はありません。

    これまで日本政府が、事実認定で争わず、「国際法を守れ」「約束を守れ」と言い続けてきたのは正しいのです。

  18. 匿名 より:

    北が五輪不参加を決めた時点で南の五輪参加は政治的に意味を失った。
    ならば竹島の件で参加出来ないとした方が自国民的には都合がいいと・・・
    ボイコットとするとペキン五輪も想起するのであくまでも不参加でw

  19. PONPON より:

    交通法規を順守して運転している車を一方的に煽り立て、わざとぶつけて「話し合おう」と迫るヤクザと一緒ですね。

    そのヤクザの脅迫に応じてきたのが、安倍元首相以前の日本政府。
    いったん応ずれば、それを味をしめ、何やかんやと脅され続ける。

    ほんと韓国のやり方はヤーさんとそっくりですな。

    1. 頂点眼 より:

      やくざの半数以上は、朝鮮人らしいですよ。

      ならば脅したりすかしたりは、お手のものですね。

  20. 無病息災の男 より:

    >「日韓友好」を進めることで、韓国担当者である自分自身の外務省における地位が高まるという期待をしていた・・・。
    「河野談話」を発表したように・・・外務省がメチャクチャな暴走をしていたのではないか、というのは個人的な仮説でもあります。

    〇上記のブログ主様の個人的な仮説に、100%同意します。
    そういう人たちが外務省組織の中に存在していると、私もずっと信じています。

    元外務省のノンキャリア外交官、文筆家の佐藤優氏と福島瑞穂氏の対談記事から抜粋します。(from左翼雑誌=週刊金曜日)
    http://amateru-memo.jugem.jp/?eid=75
    佐藤氏の発言「私の知っている外務省の職員でも、日本国籍を取得した人がいます。元々韓国籍だったとかね。親が在日韓国人、在日朝鮮人で日本国籍を取得した人は何人もいますよ。」

    〇このような出自の外務省の職員たちが、自分自身のために裏で暴走するZさんたちであり、A社=韓国、北朝鮮と考えれば、日本の近隣諸国の外交で何が起こってきたのか、分かるような気がします。

  21. 無病息災の男 より:

    >「日韓友好」を進めることで、韓国担当者である自分自身の外務省における地位が高まるという期待をしていた・・・。
    「河野談話」を発表したように・・・外務省がメチャクチャな暴走をしていたのではないか、というのは個人的な仮説でもあります。

    〇上記のブログ主様の個人的な仮説に、100%同意します。
    そういう人たちが外務省組織の中に存在していると、私もずっと信じています。

    元外務省ノンキャリア外交官、文筆家の佐藤優氏と、福島瑞穂氏の対談記事から抜粋します。(from左翼雑誌=週刊金曜日)
    http://amateru-memo.jugem.jp/?eid=75
    佐藤氏の発言「私の知っている外務省の職員でも、日本国籍を取得した人がいます。元々韓国籍だったとか。親が在日韓国人、在日朝鮮人で日本国籍を取得した人は何人もいますよ。」

    〇このような出自の外務省の職員たちが、自分自身のために裏で暴走するZさんたちであり、A社=韓国、北朝鮮と考えれば、日本の近隣諸国の外交で何が起こってきたのか、分かるような気がします。

    1. 無病息災の男 より:

      ブログ主様

      申し訳ありません。
      一回目の投稿がうまくいかなかったと思って、二回、同じ投稿をしてしまいました。
      二回目の投稿を抹消して頂けませんでしょうか?

  22. マスオ より:

    日:決まった~!ゴーーール。これで日韓間懸案事項解決です!
    K:えっ?何言ってんの?ゴールはこっちだよ。
    日:えっ?そうだったの?!よし!もうひと頑張りだ!
    K:まったく!ちゃんとしてもらわないと困るよ!
    日:決まった~!ゴーーール。これで日韓間懸案事項解決です!
    K:えっ?何言ってんの?ゴールはこっちだよ。
    (以下、繰り返し)

    K国の粘着体質と詐欺行為には反吐がでますが、こんな茶番に30年も付き合った日本政府と特に勘違い外務省にも、なんか腹立ってきます。

    会計士様の逆張りには笑ってしまいました。
    乞食体質のK国は、参加した方が金になると思ったら、自分の言ったことは全て忘れて、何食わぬ顔で来るはずです。

    なので、自分は前言通り「来る」に100KPWを賭けたいと思いますw

  23. だんな より:

    害務省を擁護する訳では有りません。
    (韓国の記事が、日本は悪いを書くのと似てますね。)

    以前の日韓関係の多くは、当時の政治家が、外務省、経産省などに指示をしての結果だと思いますので、省庁のみの責任にするべきでは無いと思います。
    今でも日韓議連など、政治家の利権に関わる問題の方が、根が深いと思います。

    1. チキンサラダ より:

      同感です。
      外務省には他国と友好的にする力学が働きがちなのは確かです。彼らがそういう性向を持たないと、外交交渉などまとまる訳もないからです。この点はどこの国でも多かれ少なかれ同様です。
      Web 主さまの今回の喩えはとてもわかり易く、秀逸だと思いますが、外交では他国に融和的であるのはある程度必須でかつ万国共通である点も忘れてはならないと感じます。

      また、日本外交が韓国に必要以上に融和的だったのは、政治家の影響が少なからずあったというのも重要ですね。役人は基本的には政治家の言うことを聞くよう叩き込まれています。
      そして、政治家は世論に弱いと言うことも付け加えておきたいです。

      1. より:

        相手国との友好関係を増進するのが外交官の任務であるという点は、必ずしも間違いとは言えないでしょう。
        ただし、友好関係の増進が外交の目的であってはいけません。あくまでも、外交の目的は国益の最大化であって、友好関係の強化はそのための手段に過ぎません。ここで手段と目的とを取り違えると、「友好のために国益を毀損する」などという本末転倒な事態が起きます。それでは亡国の道まっしぐらですね。

        もっとも、短期的視点と中長期的視点はしばしば異なります。「一時的には国益を損なうようにも見えるが、中長期的にはより大きな国益に繋がる」というケース、あるいはその逆のケースだって当然あり得ます。例えば、太平洋戦争前、リットン調査団による報告書の扱いなどは、目先の利益に目が眩んで、大局的な国益を毀損した典型例です。あの時、ただ「満洲国承認の取り消し」さえ実施しておけば、その後の展開は全く変わったはずです。リットン報告書でも、日本が持つ満洲への特殊権益自体は認められていたのですから。あれは戦前外務省最大の失策だと思います。「陸軍の圧力ガー」とかいうのは単なる言い訳に過ぎません。

        つい最近までの日韓外交関係の歪みには、いくつもの要因がある(*)とは思いますが、とにかく一度リセットし、”通常”の二国間関係として進めるべきであると思います。韓国側としては、我儘を押し通せた昔への回帰を望むでしょうが。絶対にそんなことを許してはなりません。

        (*) いわゆる「利権」が介在したであろうことはけして否定しませんが、
          あまりそこばかりを強調するのは、個人的にはあまり好みません。

        1. チキンサラダ より:

          龍様、

          もろもろ同感です。

          手段が目的化してしまうことはどんな人間や組織にもありがちで、外交官もその典型ですね。チャイナスクールによる弊害もその文脈でとらえてよいでしょう。

          短期的視点と中長期的視点の区別もおっしゃるとおりで、だからこそ何が正解なのかは判別しがたいことが多いですね。外交官の友人と話す時「戦略的に行動しなければならない」というのがお互いの合言葉になっていました。彼らも個人レベルでは長期的視点が重要だとは認識はしているようです。

          日韓関係のリセットですが、リセットした方がよいというのには全く同感なのですが、どうすればリセットできるのか私には案がありません。
          現在の反日憲法どころか千年以上にわたる小中華主義が根底にあることを思えば、並大抵のショックでは韓国の反日マインド「日本相手にならどんな無理強いをしても構わない」は抜けないでしょうね。

          それこそ米中対立が高じて台湾・韓国交換条約でも成立し、台湾の独立と引き換えに韓国を中国が占領し現在のウイグル・チベットのように統治する時代にでもならないかぎり、反日マインドは消えなさそうですね。

          1. より:

            自分で書いておいてこう言うのもなんですが、正直なところ、私も明確に日韓関係をリセットするような具体案が思い浮かびません。仰るように、韓国の「反日・侮日」は非常に根深く、おそらく韓国人が韓国人であり続ける限り難しいだろうと思います。その意味では、何時の日にか韓国が「常識的な向き合い方」をしてくれるようになるだろうというのは期待薄でしょうね。

            従って、現実的に可能であるのは、日本側の意識をリセットし、韓国が泣き喚こうがどうしようが、一切特別扱いすることを止めることくらいでしょうか。つまり、中長期的な展望とか期待とかを捨て去り、外交儀礼だけは遵守した上で、その場その場での対応だけをおこなっていくというものです。当然、韓国が日本の国益を損なうような振る舞いをすれば、直ちにそれなりの報復を実施することになります。そうやってぶん殴り続け、むやみに日本を突くのが自国の損だということを刻み込むことに成功すれば、内心の「反日・侮日」は消えないでしょうが、表面的には「普通」になるかもしれません。それでもかなりの時間を要するでしょうが。

            結局のところ、韓国が韓国である限り、韓国との「互恵的パートナーシップ」などという幻想を、日本側は捨て去るべきです。個人的には、中国との間であれば、一定の範囲で取引は成立し得ると考えていますが、韓国との間では一切の取引すら成立しないと考えています。
            その意味では、現在の日本政府の姿勢は少しづつ正しい方向に進んでいるように見受けられます。これが文在寅政権への特殊な対応ではなく、韓国が韓国である限りという覚悟を持つことを期待したいと思います。

          2. はるちゃん より:

            結局、韓国人、朝鮮人の扱い方は中国を見習えという事でしょうね。
            気に入らない時は棒で叩くのが正解かと。
            どちらが上なのかを思い知らせれば韓国との関係は上手くいくのでは?

            言う事を聞いた時は、恩着せがましく少しだけ大した事のないご褒美を与えるという事が肝要です。
            過大な褒美を与えると勘違いして尊大な態度を取る様になりますので注意が必要です。

          3. チキンサラダ より:

            はるちゃん様、

            中国の対韓政策をみてると、韓国が親中な態度を取るたびに、アメどころかむしろムチを食らわせていますね。そして、韓国は怒るどころかさらに親中になる。

            これは北朝鮮の韓国に対する対応とも同じですし、韓国の日本に対する対応も同じですね。中国の日本の民主党政権への対応もそうでしたね。

            言うことを聞いた時、アメでなくむしろムチを食らわせるというのは、北東アジア共通のプロトコルなのかもしれません。

      2. 阿野煮鱒 より:

        > 役人は基本的には政治家の言うことを聞くよう叩き込まれています。

        それは政治家を過大評価しているし、官僚の自律性を過小評価していると思います。

        かつての自民党によくいた、ドブ板選挙と地元への利益誘導だけが取り柄の田舎代議士が、年功序列で大臣になったりすると、行政能力が全くないため、官僚の書いた原稿を棒読みするのみ、というのはよく見られた光景でした。麾下の省庁官僚を意のままに采配するなど夢の夢でした。程度の差こそあれ、現在でも官僚は自律的に行動する余地を与えられていると思います。

        「悪夢の民主党政権」時代、宇宙人や、ガソリンプールや、そうでしたっけや、二位じゃダメなんですかが政府の主要ポストにあっても日本が中国の領土にならずに済んだのは、官僚の硬直的な前例主義と自律的な組織風土のおかげだと私は思っています。もし本当に官僚が政治家の言うことを聞く生き物だったら、日本はあの時崩壊していました。

        民主党というウマシカと基地外と売国奴と宇宙人と外国人の集団よりは、省益のしもべの方が国益に近かったということだと思います。

        霞ヶ関全体がディープステートの巣窟だというのは陰謀論が過ぎるでしょう。しかし、国益と省益を秤にかけ、省益を取る官僚は幾らでもいると思います。当然、国益のために身を粉にして働いている官僚もいるでしょう。

        1. りょうちん より:

          他のスレで「日本医師会を過大評価している」と書いて思ったのですが、日本の官僚組織にがっぷり四つに組んで喧嘩した勢力は空前絶後で日本医師会だけだったからじゃ無いですかねえ。
          戦前の軍部は、軍自体が単なる官僚でした。
          すっかり骨抜きにされてケンカ太郎の時代の強面感はさっぱり見る影もありません。

          1. より:

            その日本医師会にしても戦った相手は三流官庁の厚生省でした。
            もっとも、程度にも依りますが、官庁と真っ向から戦ったというのは、例えば、文部省と戦った日教組とか、通産省と戦ったトヨタ、ホンダなどの自動車業界も挙げられないことはないと思いますが。

          2. チキンサラダ より:

            官僚の天敵は政治家なのですが、もう一つ上げれば医師会です。
            厚労省は医師会に言われると弱い。

          3. チキンサラダ より:

            龍様、

            文科省は友人がいないので状況がわかりません。

            経産省にとってトヨタやホンダが怖いかというと、少なくとも今はそんなことないように感じますね。わりと仲良くやってるように見えます。私は自動車業界から遠いので詳しくないですが。
            経産省の今の天敵は政治家と他の省庁てすかね。

          4. より:

            チキンサラダ様

            自動車業界がその勃興期に、当時の通産省や一万田日銀総裁の「ご指導」を敢然と蹴とばし、その後に大を為したのは割と有名な話ですね。あの当時に通産省の意向に真っ向から逆らうというのは、かなりの蛮勇だっただろうと思います。今となっては、経産省と業界とが特に険悪ということはないようですが、先日、豊田章男さんが国の方針に異を唱えてましたね。国交省とは喧嘩したくないけど、経産省や環境省との摩擦くらいはOKということなのかもしれません。

            日教組 vs 文部省については、かつての自民党 vs 社会党のように、プロレスめいたところも見受けられるからなぁ……
            日教組も槙枝委員長の頃のような、香ばしい発言はあまりしなくなりましたね。

        2. チキンサラダ より:

          阿野煮鱒様、

          動物の世界でも天敵が必ず勝つわけでないのと同じです。
          ただ、基本的には官僚は政治家に弱いです。これは揺るがし難い事実です。恐らく万国共通。官僚が政治家の意向に逆らって動くには、相当な犠牲とエネルギーを消費します。
          彼らは面従腹背のプロですが、それでもその実行にはかなりのコストがかかっています。
          政治家と同席した時の官僚は局長クラスでさえ、まさに蛇に睨まれたカエルです。言葉すらほとんど発しなくなります。
          なお、当然のことながらランクが高い政治家ほど、官僚への圧力も強く、大臣クラスの圧力に逆らえる官僚は、ほぼいません。
          事務能力やスピーチ力、頭の良さの問題ではないんです。タイプの問題が大きいです。頭が良い官僚は論理が滅茶苦茶でも、妙に押しが強いタイプに弱いんです。逆らうことに成功しても、かなりのヒットポイントを消費します。なので避けて逃げ回るのが、官僚の基本的な姿勢です。
          もちろん、当然政治家の持つ絶大な権力も、天敵ならしめる大きな理由ではあります。
          なお、他の省庁を攻める時などは、政治家は強力な援軍なので、そういう場合は手を組みます。

  24. カズ より:

    彼らの外交の優先順位が ①損得勘定 ②侮日感情 であるうちは、オリンピックはボイコットしないと思います。
    間際になって見解を変えるのでは?(地図上のオフホワイトは抗議に応えての修正跡・・とかね)

    >日本の主張通り歴史問題で韓国がゴールポストを動かしてきたとすれば、事実、日本は『センターライン』を動かしてきた。

    これこそが、「足して2で割る」事なかれ外交の弊害(ゴネ得構造の確立)そのものなのかと・・。
    そのうえで導き出された妥結が、新たな要求の足掛かりとされているんですよね。

    *請求権協定で解決済みなら、「何故、河野談話で謝罪したのだ?」 「何故、慰安婦合意で10億円を拠出したのだ!」ってね・・。

  25. 名無しの権兵衛 より:

     韓国外交部が茂木外相の発言に対して「ゴールポスト動かしたのは日本だ」と反論しました。
    「これまでゴールポストを動かしてきたのは2015年の慰安婦合意や1993年の河野談話などで自ら表明した責任の痛感や謝罪・反省の精神に逆行する行動をした日本側だ」
    ⇒この反論は明らかに屁理屈で事実誤認ですが、「これまでゴールポストを動かし続けてきたのは日本だ」と言うのなら、それは決して間違っていないと思います。
     日本政府はこれまで、韓国政府がミスキックをしても、ゴールインするように自陣のゴールポストを動かして得点を与え続けてきました。その代表例が慰安婦問題です。韓国政府は逆に、日本政府が韓国ゴールポストのど真ん中に決定的なゴールを決めたと思った次の瞬間、ゴールポストを素早く移動させ、失点を防いできました。
     茂木外相の発言は、「これまでは、韓国政府だけではなく日本政府もゴールポストを動かし続けてきたが、これからは日韓双方のゴールポストをコンクリートで固定して絶対に動かないようにする」という宣言だと思います。

  26. たい より:

    時に、サッカーでセンターラインを動かしても、そんな大して変わらない気がするのは気のせいでしょうか?
    少なくとも、ゴールポストに比べれば影響は小さいかと。

    1. より:

      でも、ペナルティエリアの近くまでセンターラインが移動したら、キックオフの際に直接ゴールを狙えてしまいます。さすがにそれはちょっと……

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