株式会社朝日新聞社の決算:一過性要因とその他の要因
株式会社朝日新聞社の有報を読んで見えたポイント
本日の「速報」です。株式会社朝日新聞社が昨日、決算短信を公表しました。これによると同社の2021年3月期決算は(いずれも連結で)売上高が約17%近く落ち込むとともに、70億円を超える営業損失を計上していることが判明しました。さらには、おそらくは退職給付に係る負債に関連し、繰延税金資産の取崩でさらに巨額の赤字が計上されたようです。
目次
株式会社朝日新聞社が決算短信を公表
昨年の『朝日新聞社「中間純損失400億円超」の衝撃』で取り上げた論点が、株式会社朝日新聞社の大幅な減益です。
本稿は、その「続報」です。
株式会社朝日新聞社は昨日、2021年3月期の決算短信を発表しました。
これによると、2021年3月期の売上高は前年同期比598億3700万円減となる2937億7100万円で、営業損益は70億3100万円の損失、経常損益でも5億0700万円の損失、当期純損益(※)に至っては441億9400万円という「過去最大級の損失」に沈みました。
(※連結ベースでは、正式には「親会社株主に帰属する当期純利益」ですが、本稿では「当期純利益」の呼称で統一します。)
なお、決算短信などの世界では、段階損益が損失だった期が含まれる場合には、たとえば「営業利益または営業損失(▲)」などの表示がなされますが、本稿では「またはXX損失(▲)」の記載を省略し、数字の頭に「▲」が付いている場合には損失を意味することにしたいと思います。
決算ハイライト
同社の連単決算
まずは、そのハイライトを示しておきましょう(図表1、図表2)。
図表1 株式会社朝日新聞社・連結
項目 | 2020年→2021年 | 増減と増減率 |
---|---|---|
売上高 | 3536億0800万円→2937億7100万円 | ▲598億3700万円(▲16.92%) |
売上総利益 | 932億3200万円→796億6100万円 | ▲135億7100万円(▲14.56%) |
営業利益 | 23億9300万円→▲70億3100万円 | ▲94億2400万円 |
経常利益 | 130億8500万円→▲5億0700万円 | ▲135億9200万円 |
当期純利益 | 106億8800万円→▲441億9400万円 | ▲548億8200万円 |
(【出所】株式会社朝日新聞社決算短信より著者作成)
図表2 株式会社朝日新聞社・単体
項目 | 2020年→2021年 | 増減と増減率 |
---|---|---|
売上高 | 2396億4700万円→2102億8600万円 | ▲293億6100万円(▲12.25%) |
売上総利益 | 751億8900万円→651億0900万円 | ▲100億8000万円(▲13.41%) |
営業利益 | 1億8900万円→▲74億0600万円 | ▲75億9500万円 |
経常利益 | 36億3400万円→▲47億5300万円 | ▲83億8700万円 |
当期純利益 | 151億4800万円→▲458億8700万円 | ▲610億3500万円 |
(【出所】株式会社朝日新聞社決算短信より著者作成)
この決算をどう見るべきでしょうか。
売上高の落ち込み
あくまでも同社の連結損益計算書を眺めた限りだと、次のことがいえます。
売上高自体が連結で前年同期比16.92%、単体でも12.25%落ち込み、売上総利益も連結で14.56%、単体で13.41%、それぞれ落ち込んだ
まずは、売上高です。
今期決算では最終損失にどうしても注目が集まるのですが、じつは、同社の売上高が連結ベースで16.92%、単体ベースで12.25%落ち込んでいる点は、非常に注目度が高い論点のひとつでしょう。
朝日新聞社は伝統的に優良資産をたくさん抱え込んでいる企業集団でもあり、本業である新聞業以外にも、不動産事業などでの業績が堅調であることで知られているのですが、今回の売上高は連単ともに10%を超える落ち込みを記録しました。
また、下落率は単体よりも連結の方が大きかったということは、新聞社単体よりも連結子会社などで業績の低迷が激しかったことを示唆しています。もしかすると、朝日新聞出版などの雑誌部門の業績が芳しくないのかもしれませんが、このあたりはセグメント情報の開示がないため、あくまで想像の域に留まります。
営業損失の深刻さ
次に、何といっても今回の「隠れた目玉」は、営業損失でしょう。
販管費は連結ベースで前期の908億3900万円から今期は796億6100万円に圧縮したが、売上高・売上原価の落ち込み幅がそれを上回り、結果的に70億3100万円の営業損失に転落した。また、単体ベースでも販管費は前期の749億9100万円から725億1500万円に圧縮したものの、売上高の低迷などが響き、74億0600万円の営業損失に転落した
一般に、どんな企業であっても、売上高から売上原価、販管費を引いてマイナスになるようであれば、それはもう、「そのままでは事業としては立ち行かなくなっている」という状態を意味します。
売上高を増やすか、売上原価・販管費を抑制するかが必要であり、日本企業の場合だと、従業員の給料を削減したり、早期退職制度を設けて退職者を募ったりするものです。
(※余談ですが、他社に転職できるほどの能力がある人ほど、給料を下げられた時点で、さっさと会社に見切りをつけて辞めていくものですし、仕事ができない人ほど最後まで会社にしがみつこうとするのは、経営が傾いた企業に共通する風景でもあります。)
朝日新聞社の場合、連結ベースで販管費を100億円以上圧縮したにも関わらず、70億円を超える営業損失が計上されてしまいました。それだけ、売上高の落ち込みが激しかったということでしょう。
ただ、この営業損失の額は、連結でも単体でも、水準自体があまり変わりません。
このことから、株式会社朝日新聞社の子会社ではそれなりに経費抑制に成功したものの、株式会社朝日新聞社本体での経費抑制が間に合わなかった、あるいは部数の落ち込みがそれだけ急激だったということを示唆しています。
経常損益段階では利益になるケースが多かったが…
さて、株式会社朝日新聞社の特徴は、なんといっても子会社や関連会社などが多く、これらの子会社・関連会社からの配当金でかなり潤う、という点にあります。このため、営業損益段階でマイナスとなったとしても、経常損益段階でプラスに転じることが期待される、ともいえます。
ところが、今期決算に関しては、ちょっと様子が異なるようです。
連結ベースでは、今期は前期並みの15億7200万円という受取配当金を計上する一方、持分法による投資利益は前期の88億2400万円から今期は42億1400万円に減るなどしたため、営業損失を経常損益段階でプラスに持って行くことができず、結果的に5億0700万円の経常損失を計上した。単体ベースではそもそも持分法投資利益が計上されないが、受取配当金は前期並みの32億4600万円を計上したものの、営業損失をプラスに持って行くことができず、47億5300万円の経常損失に転落した
このあたり、非常に興味深い現象です。
株式会社朝日新聞社は、保有する資産からの収益では埋めきれないくらい、本業の赤字が深刻だ、という意味だからです。あるいは、持分法投資利益が落ち込んだ理由が何なのかについても、決算短信を見ただけではよくわかりません。
この点、2020年3月期有価証券報告書によると、株式会社朝日新聞社は株式会社テレビ朝日ホールディングスを持分法適用関連会社にしているようですので(議決権比率の所有割合は24.9%)、おそらくはテレ朝の業績の落ち込みがその主因ではないでしょうか。
このあたりは有報などが出てきた際に、機会があれば改めて分析してみても良いかもしれません。
その損失は凄い…
減損とリストラクチャリング
それでは、特別損益項目に関しては、どうでしょうか。
連結ベースでは、特別損失で減損損失を22億3800万円、早期割増退職金を27億0100万円計上した。また、単体ベースでも減損損失が16億9500万円、早期割増退職金が25億3900万円されている。
今回、目を引いたのは、連単ともに「早期割増退職金」なる項目が計上されていることです。
ただし、連結も単体もあまり金額が変わらないことから、今回の早期割増退職金は、おもに朝日新聞本体で発生したものであろうと想像できますが、個人的に気になったのは、朝日新聞社ほどの規模からすれば、その金額は意外なほど少ない、という点でしょう。
あくまでも一般論ですが、本気で人件費を抑制するつもりがあるのであれば、リストラクチャリングは一気呵成に進めることが多いです。具体的には、毎期チマチマと早期退職を募るのではなく、どこかの期で、一気に人員整理を行う、というやり方ですね。
一般に「良いリストラクチャリング」とは、会社にとっての足手まといになっているような従業員(たとえば大した仕事をしているわけでもないくせに、やたらと高い給料を得ている従業員など)に辞めてもらい、残った人たち(たとえば若手従業員など)の給与を高めて処遇する、などの方式だそうです。
これに対し、悪いリストラクチャリングは、全従業員に対し、一律で「早期退職」を勧奨するやり方です。
さきほども少しだけ申し上げましたが、これをやってしまうと、まことに面白い現象が生じます。それは、「他社に転職できるほどの能力を持った人」が真っ先に早期割増退職金をもらって辞めていってしまい、そうでない人が退職に応じずに会社に居残る、というものです。
当たり前ですが、一般に「他社に転職できる人」というのは、「仕事ができる人」ということであり、たいていの場合は、現在の会社に貢献している人物です。そんな人を辞めさせ、本来辞めて欲しい人たちが残ってしまうのだとしたら、皮肉なものですね。
もちろん、日本の場合、労働法の制約が厳しいため、「指名解雇」、つまり「この人に辞めてもらう」という方式でのリストラクチャリングは難しいのが実情でしょうが、やろうと思えばやり様はあります(もっとも、その具体的な「手口」については、本稿で述べることはしませんが)。
法人税等調整額
そのうえで、「よくわからない」と感じる人が多いであろう項目が、「法人税等調整額」です。
繰延税金資産の取崩が発生し、連結ベースでは380億8700万円、単体ベースでは369億9900万円の「法人税等調整額」を計上した結果、連結の「親会社株主に帰属する当期純利益」は441億9400万円の損失に、単体の当期純利益は458億8700万円の損失に、それぞれ転落した
これについては、当ウェブサイトではすでに中間期のレビューに関連し、『朝日新聞社「退職給付に係る繰延税金資産取崩」の意味』でその意味について述べていますが、おそらくこれは退職給付に関連する繰延税金資産の取り崩しでしょう。
「退職給付に係る負債」、すなわち昔の用語でいう「退職給付引当金」は、従業員の退職時の一時金、もしくは従業員退職後の年金(企業年金)の会社負担分の見込み額を数理計算で求め、その割引現在価値を負債として計上した項目です。
細かいことをいえば、社外に積み立てられている「年金資産」などと相殺した残額が計上されるわけですが(ちなみに一定要件を満たす全体としてプラスだった、などの場合は「退職給付に係る資産」が計上されます)、その負債に対しては、税効果が認識されます。
具体的には、現時点から将来の退職給付の支給までの期間にかなりの間があり、また、会計上は現時点で費用計上される一方、法人税などの課税所得計算上、こうした費用の損金算入は認められないため、いわば、会計と税務のズレが生じている、というわけです。
この「ズレ」に対して計上されているのが繰延税金資産なのですが、この「繰延税金資産の取崩」が発生するということは、同社の会計監査上、「現時点の『退職給付に係る負債』に見合った利益を将来にわたって計上することができない」などと判断された、という意味でしょう。
一番可能性が高いシナリオは、「前期以前と比べ、収益力が大きく低下しており、一時差異等加算前課税所得が十分といえなくなった」、というわけです。
まだまだ経営には余裕があるが…
つまり、今回の株式会社朝日新聞社の決算は、大きく次の特徴がある、といえます。
- ①売上高自体が前期比、単体で12%以上、連結で17%近く落ち込んだことで、販管費の抑制が間に合わず、営業損益段階でマイナスを計上した
- ②持分法適用関連会社(たとえば、株式会社テレビ朝日ホールディングス)の業績低迷により、持分法投資利益などが低迷し、経常損益段階でもプラスになることができなかった
- ③早期退職割増退職金や減損会計適用額などで、特別損失の額が膨らんだ
- ④退職給付に係る負債等に関連する繰延税金資産の取り崩しが発生した
このうちおそらく④については一過性のものであり、今期限りで発生しなくなるでしょう。
しかし、それ以外の①~③に関しては、このコロナ禍などの影響だけでなく、中・長期的な新聞・テレビ業界の経営環境の悪化に関する影響を受け続けるのではないでしょうか。
この点、株式会社朝日新聞社の場合、「純資産の部」は連結ベースで前期比▲283億5800万円(▲7.55%)の3470億2200万円で、純資産総資産比率も前期末と比べて小幅低下したものの、依然として60.47%と、「超優良企業」であり続けています。
しかし、さすがに今期のような450億円前後の最終損失が計上されつづけることはないと思いたいものの、売上高はジリ貧であり、これから容赦なく、販管費の抑制を進めていかざるを得ないほか、特別損失に減損損失や従業員リストラ関連の損失が計上され続けるのでしょう。
最も古いデータとも比べておく
なお、参考までに、手元メモに残っていた最も古い詳細データが2013年3月期のものですが、これについて図表1と図表2を、最も古い2013年と最も新しい2021年を比較する」形で書き換えたものが、次の図表3と図表4です。
図表3 株式会社朝日新聞社・連結
項目 | 2013年→2021年 | 増減と増減率 |
---|---|---|
売上高 | 4719億5900万円→2937億7100万円 | ▲1781億8800万円(▲37.75%) |
売上総利益 | 1353億7200万円→796億6100万円 | ▲557億1100万円(▲41.15%) |
営業利益 | 116億3400万円→▲70億3100万円 | ▲186億6500万円 |
経常利益 | 173億2300万円→▲5億0700万円 | ▲178億3000万円 |
当期純利益 | 119億2500万円→▲441億9400万円 | ▲561億1900万円 |
(【出所】株式会社朝日新聞社決算短信より著者作成)
図表4 株式会社朝日新聞社・単体
項目 | 2013年→2021年 | 増減と増減率 |
---|---|---|
売上高 | 3147億5000万円→2102億8600万円 | ▲1044億6400万円(▲33.19%) |
売上総利益 | 1122億2100万円→651億0900万円 | ▲471億1200万円(▲41.98%) |
営業利益 | 63億6900万円→▲74億0600万円 | ▲137億7500万円 |
経常利益 | 89億3300万円→▲47億5300万円 | ▲136億8600万円 |
当期純利益 | 58億4000万円→▲458億8700万円 | ▲517億2700万円 |
(【出所】株式会社朝日新聞社決算短信より著者作成)
やはり、長期に及ぶと、これまた露骨です。
ことに売上高は4割近く低迷し、売上総利益に至っては40%をちょっと超える下落率、というわけです。
いずれにせよ、同社に関しては有報が公表された段階で、なにか論じるべき点があれば、またフォローアップしたいと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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信じられない事ばかりあるの〜
もしかしたら、もしかしたらそうなのかしら
それでもいいわ、近頃すこし朝日のニュースに飽きたところよ
お粗末でした。
次は中国への株売却ですかね。名実ともに臭近閉の僕になるんでしょうか。
3年前に朝日新聞に入社した人を知っているのですが、今年辞めてしまいました。
才色兼備の女性でしたが、もしかしたら何かを察しての行動だったのかと思ってしまいます。
入った時は嬉しかったでしょうがね…。
この決算でさえ粉飾であり、本当はもっと深刻な状態という可能性もあるかも?
東芝がそうだったように。
とある福岡市民さま
>この決算でさえ粉飾であり、本当はもっと深刻な状態という可能性もあるかも?
(朝日新聞社が、そうだとは言いませんが)破綻する日本企業は、前日までの決算は綺麗な(?)ものです。それにしても、これが他社のことなら、朝日新聞が喜んで批判するでしょう。決算を取り繕って世間を欺いたと。
駄文にて失礼しました。
昨日からこのスレは予想してました。
ネットのコメントは、このスレのように冷静な分析では無く、感情的な「ざまぁ」が有力です。
私が言ってる訳じゃ有りませんので、誤解の無いように。
去年の決算では、まだまだと思ってましたが、今年の決算では良い感じになって来たなぁと思います。
一方で正体を隠さない悪あがきが、続くと思います。
広告宣伝費と称する、母国からの工作費が入らなくなったのでしょうか。
母国とは、雑誌「あっエラ」が象徴する国です。
イーシャ様
座布団一枚!
長年ウォッチャーとして、朝日新聞を購読していましたが、昨年8月の契約更新時に止めました。
売上減に少しでも貢献できたかな?
止める際、営業から電話で「止める理由はなんですか?」って聞かれたので、「内容があまりにも酷すぎるから」と答えておきました。
更新ありがとうございます。
朝日新聞社が決算真っ赤っかになるとは、失礼ながら私としては欣喜雀躍、やった!と声に出す事無く、ニンマリしている次第です。
旧式のメディア、新聞社やテレビ局にV字回復なんてありません。売上高はジリ貧であり、今期のような450億円前後の最終損失が計上されつづけることは、あり得ると思います。
コロナ禍より始まった景気の退潮、昔から「士農工商、以下」(以下は私が付け足しました)と言いますが、やはりモノを何らかの形で売り、顧客は満足度が高まり、売り手は利潤を得るという稼業が、一番被害を受けやすいと思います。決して小売業、卸売業をバカにしてる訳ではありません。但し景気の良い時も貰えるサラリーはなかなか増えず、停滞すると真っ先に収入減になるのが「商」です。
よく飲み屋や定食屋、ファミレスが閉店を加速度に増えてますが、もっと厳しいのは「それ以下」層の興行物、旧式マスコミでしょう。何しろ方や開催も出来ず、方や読み手が(亡くなる、目が不自由になる)無くからです。
朝日新聞社で、早期退職勧告しても、昔のように「基本給(プラス◯万円)×30〜40カ月、プラス再就職斡旋」なんて、出来るのでしょうか?また就職先も情報系や出版社なら、やめた方がいい。メディア関係者は、人を対等と思わない(アレ?)、態度が不遜、頭を下げる事をしない。ダメだわ。
それでも会社に残るのは、出来の悪い奴です。これらを一掃出来たら(笑)、何とかなりますが。
いや、マ?ってくらいの惨状ですね。
共同通信の記事に”同社は「新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた」と説明した。”とありましたけど、コロナ影響に逃げてる場合じゃないっしょ。
でも手放しで「朝日新聞が国民から見放された!」と喜べる条件でもないのは事実>今期のコロナの影響
あ、我が家もとうとう地方紙すら止めました。
三日ポストに入れっぱなしの日とかあって、「もう止めたら?」と言ったのがやっと効きました。
りょうちん様
対外的にコロナガーって言っとけば、外野はそーなんだーとなるかもしれませんけどね。
企業として思考停止しているようにしか見えまてん。
上の匿名は悪寅狗でした。
一般的に事業規模の割に売上高が大きい企業は、立ち直りやすいんだそうですね。
大きい市場を抱えてる企業は、「不採算部門の整理・利益率の改善・取引先の選別」の効果が具現化されやすいとのこと。
あゝ、朝日の場合は、既に ”取引先の選別(特定購読者向けの角度づけ)” の結果なのね・・。
半ば惰性で件の新聞の購読を続けているわたし。
でも、結構面白い記事に出会うこともあるのですよ。それにしても、今朝の「○声○語」には、ちょっとのけぞった、
福島県檜枝岐村で、まもなく全村民のコロナワクチン接種が完了するという話題に続いて、
>対照的なのは、10年前に公開された米映画「コンティジョン」の荒々しさ。世界的な感染症の拡大下、完成間もないワクチンを手に入れようと強盗や誘拐が起こる。作り話とわかっていても、コロナ禍のいま見直すと、人間のあさましさにため息がもれた(以下略)。
ついこの間、ワクチン予約システムを巡るつまらないいたずらをやらかして、世間の指弾を浴びたばっかし。なんで、こんなセンシティブな話題に自からふれるの?と思いつつ読み進めたら、
ハハアあれは、この国には「あさましい」人間があふれかえっているからと、警告につもりでやったんだ(笑)。
ときどきこんな、ひとりボケツッコミをやれるところが、すっぱり購読打ち切りに踏み切らない理由かも知れません。
昔とは新聞の読み方が、ずいぶん違ってきてしまいました。
KY気質は変わらずなのですね。
伊江太さま
>この国には「あさましい」人間があふれかえっているからと、警告につもりでやったんだ(笑)。
この間の朝日新聞のインタビュー記事(?)に、「確かに政府の新型コロナワクチン接種対策に問題も多いが、今、早急なワクチン接種を求める人の中に、少し前まで拙速なワクチン承認に反対していた人が多い(意訳)」とありました。これも警告の一環なのでしょう。
蛇足ですが、別の日の朝日新聞の署名記事に、リモート授業に関連して「一見すると正しいことに見えることが、実は間違っていたこともある(意訳)」とありました。だとしたら、「朝日新聞の批判記事も、一見すれば正しいそうに見えるが、実は間違っていたこともある」も成立すると考えるのは、私だけでしょうか。
駄文にて失礼しました。
随分前にも、朝日新聞のカメラマンと記者が、「この国にはあさましい人間があふれかえっているからと、警告につもりで沖縄のサンゴにKYと掘ってやったんだ(笑)。」とか「自民党に郵政反対派第2新党浮上」捏造記事とかいう事件がありましたよねぇ。
要は朝日新聞が集めている人材は結局、そういう人達なのです。
みなさんご存知の通り、イアンフ問題の捏造、東電・吉田調書の歪曲、古くは伊藤律架空インタビュー、KYサンゴも言うに及ばず、ほかにも、いわゆる国旗国歌法に反対しながら自ら主催する高校野球の大会では普通に国旗掲揚・国歌斉唱をやっていたり、五輪スポンサーでありながら中止を主張したり、ハンセン病訴訟で「国が控訴」とスクープしたものの実際には「控訴せず」という大誤報をやらかしたりと、報道機関の本分を超えて反体制を主張(という名の押しつけ、強要を)するあまり、ご都合主義に堕した朝日新聞です。
まったく同情する気になれません。
新聞というメディアにパワーがある昔であれば、「国をよくするため」という大義名分も受け入れられ支持されたでしょうが、ネットの発達でその実態が記者クラブを中心にした「情報カルテル」であることがバレてしまった。
国に寄生して得た情報を売りさばく、情報屋や売文屋のごとき振る舞いは読者からそっぽを向かれて当たり前。
突き詰めると、国のためではなく自分の商売のために「憂国の士」を騙って逆張りしていたことが見透かされてしまったからこそ、これだけの反感が広がったものと思われます。
現実を受け入れない限り、さらに沈むことはあっても、浮上することはありえないでしょう。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
(そう自分に言い聞かせないと、朝日新聞と同じく、自分は間違えない存在と自惚れそうなので)
(朝日新聞とは限りませんが)経営悪化した大きな日本企業は、『神風』が吹いて経営が改善すること夢見るものなのでしょう。だから、それまで経営改善ではなく延命に終始するのです。(もちろん、生まれ変わったり、『神風』で助かった例外も、ないことはありません)
蛇足ですが、経営悪化した日本企業が、自主退職を募集して、結果として優秀な人材が社外に流出させていくのは、それ以外に、「経営改善に努力した」とのやった感を出す方法が、分からないからかもしれません。
駄文にて失礼しました。
朝日新聞値上げだそうです。
さて 持ちこたえると見るか 購読数減少に拍車がかかるか 新宿会計士さんの分析をお待ちしています