日本との比較で考える:米国の韓国に対する扱いの軽さ
「旭日旗と似ている」という理由で、カニ料理は韓国では禁忌だったはずだが…
昨日の『文在寅氏「米国が韓国へのワクチン支援約束」、本当?』では「米韓ワクチンスワップの顛末」について少しだけ触れたのですが、本稿はその続きとして、私たち日本人が気にすべき米韓首脳会談の論点について振り返ってみます。ただし、本稿の前半では、先月の日米首脳会談についてしっかり再確認しておきたいと思います。なぜなら、「日米」と比べることで、今回の「米韓」における韓国の扱いの軽さが浮き彫りとなるからです。
目次
先月の日米首脳会談
ここまで踏み込んだ日米首脳会談
『台湾防衛にコミットした日本:日米同盟は経済同盟に!』でも話題として取り上げたとおり、菅義偉総理大臣は先月、米国を訪問し、異例の「ハンバーガー昼食会」などを経て、ジョー・バイデン米大統領との首脳会談に臨みました。
【参考】『台湾防衛にコミットした日本:日米同盟は経済同盟に!』(2021/04/18 05:00)
これについて、当ウェブサイトとして「最も注目すべき」と考えているポイントは、日米同盟、つまり日本にとっての米国と、米国にとっての日本が、お互いにとり、かつてないほど重要な存在として位置づけられたことにあります。
その間接的な証拠が、ホワイトハウスのウェブサイトにおける扱いの大きさです。
首脳会談の前、首脳会談の直後、それぞれについての両首脳の発言が、首脳会談が開かれた当日から数日間、トップページを飾っていたのもさることながら、「共同宣言」だけでなく「コア・パートナーシップ宣言に関するファクトシート」などのリンクも掲載されているからです。
Remarks by President Biden and Prime Minister Suga of Japan Before Bilateral Meeting
―――2021/04/16 15:09付 ホワイトハウスHPより
Remarks by President Biden and Prime Minister Suga of Japan at Press Conference
―――2021/04/16 17:05付 ホワイトハウスHPより
U.S.- Japan Joint Leaders’ Statement: “U.S. – JAPAN GLOBAL PARTNERSHIP FOR A NEW ERA”
―――2021/04/16付 ホワイトハウスHPより
Fact Sheet: U.S.-Japan Competitiveness and Resilience (CoRe) Partnership
―――2021/04/16付 ホワイトハウスHPより
ちなみにこのうち共同宣言と「コア・パートナーシップ」に関しては、外務省のウェブサイトにも「仮訳」が掲載されているほか、外務省ウェブサイトには同時に採択された「日米気候パートナーシップ」に関する宣言文も掲載されています。
日米首脳共同声明「新たな時代における日米グローバル・パートナーシップ」【※PDFファイル】
―――2021/04/16付 外務省HPより
日米競争力・強靱性(コア)パートナーシップ【※PDFファイル】
―――2021/04/16付 外務省HPより
野心、脱炭素化及びクリーンエネルギーに関する日米気候パートナーシップ(仮訳)【※PDFファイル】
―――2021/04/16付 外務省HPより
トランプ政権が終わっても引き継がれた日米同盟深化路線
正直、これらは本が1冊も2冊も書けてしまうほどの分量であり、すべてについて触れていると、時間がいくらあっても足りません。そして、それだけ多岐にわたる声明が採択されたこと自体、日米両国が単なる軍事同盟を超え、いまや、経済・産業同盟を目指す関係にまで高まったことを示唆しています。
まさに、安倍晋三総理大臣とドナルド・J・トランプ前米大統領の「特別な関係」の置き土産でしょう。
この点、日本の菅総理は安倍政権時代の官房長官を務めていたため、いわば、安倍総理の後継者のようなものです(実際、副総理兼財相である麻生太郎総理を筆頭に、茂木敏充外相など、重要ないくつかの閣僚ポストは安倍政権時代からの留任です)。
一方、バイデン政権は民主党を出身母体・支持母体としており、共和党を出身・支持母体とするトランプ前政権とは異なります。
このため、日本国内でも一部の(自称)「保守派論客」などを中心に、「バイデン政権に変わることで、安倍-トランプ路線が全面否定され、日米関係は悪化する」、などと述べていた人がいたように記憶しています(その実名については、敢えて指摘しませんが)。
しかし、蓋を開けてみたら、バイデン政権は、少なくとも外交・安全保障政策としては、「安倍-トランプ政権」の掲げた「自由で開かれたインド太平洋」、あるいは “Free and Open Indo-Pacific” (略してFOIP)を方針として引き継いでいます。
また、マイク・ポンペオ前国務長官とアントニー・ブリンケン現国務長官のFOIPに対する発言を読み比べても、両氏のFOIPに対するコミット度合いには、ほぼ、遜色がありません。
したがって、「今後、日本の側で枝野幸男政権(や志位和夫政権)が成立する」、などといった極端なシナリオでもない限り、この日米同盟の深化、多様化という流れは覆らないのではないかと思います。
キーワードは「中国を名指しで牽制」
さらに、この共同声明では、「中国」という国名をハッキリと名指しした点に大きな特徴があります。
共同声明ではまず、「航行の自由」、「核兵器を含むあらゆる防衛力で米国が日本を守る」、「尖閣諸島への日米安保第5条の適用」、「サイバー空間や宇宙を含めたあらゆる分野における協力」、さらには「技術的優位性の維持」などに言及。
そのうえで、中国を名指しし、中国の「国際法秩序に反した活動」として、具体的には軍事力だけでなく「経済力を含め、他国に強制するような活動」に懸念を示したのです。
それだけではありません。
挙動声明では中国による「東シナ海の現状変更の試み」、「南シナ海における不法な海洋活動」などが「国際法に基づく航行の自由」の妨げとなってはならないと述べ、次のように踏み込みます(少し長いのですが、原文を紹介しておきます)。
“We underscore the importance of peace and stability across the Taiwan Strait and encourage the peaceful resolution of cross-Strait issues. We share serious concerns regarding the human rights situations in Hong Kong and the Xinjiang Uyghur Autonomous Region. The United States and Japan recognized the importance of candid conversations with China, reiterated their intention to share concerns directly, and acknowledged the need to work with China on areas of common interest.”
ここで、中国以外にも重要な固有名詞(地名、海域名など)が、ハッキリといくつか出てきました。「東シナ海」「南シナ海」「ウイグル」「香港」「台湾海峡」です。
日米両国が東シナ海・尖閣諸島、南シナ海だけでなく、「台湾海峡の平和と安定の重要性」、「香港と新疆ウイグル自治区における人権状況への懸念」に触れたということは、「中国に対抗するためにはFOIPが大切だ」、とする日米の共通認識が、改めて示された格好だともいえます。
クアッド、ASEANに言及、韓国は「それ以下」
そのうえで、北朝鮮についても「完全な非核化へのコミットメントを再確認」、「北朝鮮の核開発プログラムや核拡散リスクに深刻な懸念」、「米国は日本人拉致事件を直ちに解決することにコミットする」、といった具合に、これも明らかに安倍-トランプ路線を完全に引き継いでいます。
そして、これらの脅威に対抗するための仕組みとして、共同宣言では、まずは「クアッド」、すなわち日米豪印4ヵ国連携に言及したうえ、日米豪印連携が「かつてないほど重要性を強めている」、と述べています。ここについては原文を整えて紹介しておきましょう。
“The Quad, which has never been stronger, to build the free, open, accessible, diverse, and thriving Indo-Pacific we all seek.”
この豪印両国に続いて言及されているのが、東南アジア諸国連合(ASEAN)であり、具体的にはASEANの一体性などに加えて「ASEANのインド太平洋アウトルック(AOIP)」への支持を表明しています。
ところが、ここで思い出しておきたいのが、韓国の位置づけの軽さです。
日米首脳共同宣言のなかで、韓国について触れられているのは、じつはこのASEANのさらに次であり、「安全保障と繁栄のためには日米韓3ヵ国連携が不可欠だ」、などとしていますが、これが韓国に言及された唯一の箇所、というわけです。
いわば、日米にとっての重要性は、「中国」「台湾海峡・香港・ウイグル」「北朝鮮」「クアッド」「ASEAN」であり、韓国はその次に「日米韓」という位置づけでやっと出てくる、というわけです。ちなみに「日韓関係」について言及はありませんでした。
(※余談ですが、個人的には韓国が日米同盟において「不可欠なファクター」だとは思いませんし、むしろ話は逆で、「無能な味方は有能な敵を上回る脅威」ですらあるとも考えていますが、ただ、現時点において菅総理が日米韓連携の重要性に同意したことは、止むを得ない話でもあります。)
米韓首脳会談と日本
「日米韓」と「日韓」の違い
さて、一部のインターネット上のサイト等を眺めていると、「最近、米国が再び日本に対し、日韓関係を『修復』するように求めている」、「したがって日本も韓国に対してはある程度譲歩し、関係の修復に動くべきだ」、といった主張を見かけることがあります。
結論的に言えば、少なくとも現在の米国政府は、公式にはそんなことを言っていません。いや、まったく言っていないわけではありませんが、少なくとも安倍政権時代/オバマ政権時代に見られた、米国政府から日本政府に対する「日韓関係を修復せよ」といった要求は、出てきていません。
この点、戦略国際問題研究所(CSIS)などのシンクタンク界隈の主張を眺めていると、「日本が韓国に譲歩する形で日韓関係を修復し、日米韓3ヵ国連携を強化しなければならない」、といった思考が垣間見えるのも事実です。
これについては先日の『「茂木氏が機先制し米国の日韓関係介入を阻止」=産経』でも紹介したとおり、「茂木外相が米国に対し、『日米韓3ヵ国』はしっかりやるから、『日韓』には介入しないでほしいと要求した」、とする産経ニュースの報道を紹介しました。
日米両国政府の動きなどから判断する限り、おそらくこの産経の報道は、事実なのだと思います。
というよりも、日本も米国も、すでに「日米韓3ヵ国」と「日韓関係」を別物と認識しているようであり、事実、日韓関係について、菅総理、茂木外相らの発言は、「日韓関係を正常に戻すためのきっかけを韓国が作らなければならない」というもので一貫しています。
少なくとも文在寅(ぶん・ざいいん)現韓国大統領にそれができるはずなどありませんから、日韓関係についてはおそらく、文在寅氏が退任する来年5月9日までの期間、悪化することはあっても劇的に好転することはないでしょう。
そして、もしも日韓関係が膠着していたとしても、おそらく米国としては、「北朝鮮問題に対処するための日米韓3ヵ国連携をキッチリとこなしてくれる」のであれば、日本に対して追加で何か要求してくる可能性は低いと考えて良いのだと思います。
もっとも、個人的な懸念を申し上げると、文在寅氏の次の韓国大統領に誰がなったとしても、「日韓関係が今より悪くなることはあっても好転することはない」という状況は、来年5月10日以降も続くように思えてなりません。
(※ただし、「文在寅以降」の日韓関係について議論するにはまだ少し早いので、これについては、当ウェブサイトではもう少し考え方を温めてから議論したいと考えている次第です。)
肝心の米韓首脳会談はどうだったのか?
さて、本稿で長々と、日米関係、日米韓3か国関係について議論したのには、大きな理由があります。
それは、現地時間21日午後に開かれた米韓首脳会談に関して、いくつかの際立った特徴がみられるからです。
ホワイトハウスのウェブサイトには、日本時間の昨日午前中に、次の3つのリンクが掲載されました。
Remarks by President Biden and President Moon Jae-in of the Republic of Korea Before Bilateral Meeting
―――2021/05/21付 ホワイトハウスHPより
U.S.-ROK Leaders’ Joint Statement
―――2021/05/21付 ホワイトハウスHPより
FACT SHEET: United States – Republic of Korea Partnership
―――2021/05/21付 ホワイトハウスHPより
このうち、共同声明(U.S.-ROK Leaders’ Joins Statement)やファクトシート(FACT SHEET)を眺めていて、とくに4月の日米首脳会談時と比べて真っ先に気付く大きな違いは、次の3点でしょう。
- 「中国」「香港」「ウイグル」「東シナ海」がない
- 「台湾海峡」「南シナ海」に言及はあるが、日米の時と比べトーンは下がっている
- 「日本」という単語は「日米韓3ヵ国」でのみ出てくる
このうち、「中国を名指ししない」という点については、基本的にはまったく予想どおりでした。
実際、3月の「日米2+2」、「米韓2+2」のころから、米国は日本との対話では「中国」や関連論点(香港、ウイグルなど)に言及し、韓国との対話では「中国」に言及しない、という姿勢で一貫しています。今回もその例に倣った格好です。
その一方、2点目については、不完全ながらもいちおう台湾海峡と南シナ海に言及したという点は、指摘しておく価値がある部分です。ただし、その言及は、日米首脳会談のときと比べると、かなり弱まっているのが実情でしょう。
日米首脳会談の際の「台湾海峡」
We underscore the importance of peace and stability across the Taiwan Strait and encourage the peaceful resolution of cross-Strait issues.
米韓首脳会談の際の「台湾海峡」
President Biden and President Moon emphasize the importance of preserving peace and stability in the Taiwan Strait.
文字数はほぼ同じですが、その理由は「日米」で “We” の1単語で示されていた主語の部分が、「米韓」では “President Biden” と “President Moon” という固有名詞で分量が水増しされているからであり、それを加味すれば、台湾海峡へのコミット具合はまったく異なる、というわけです。
米国は「日韓関係修復」を要求せず
そのうえで、日米韓3ヵ国連携については、こんな具合です。
日米首脳会談の際の「日米韓3ヵ国連携」
We also concurred that trilateral cooperation with the Republic of Korea is essential to our shared security and prosperity.
米韓首脳会談の際の「日米韓3ヵ国連携」
We underscore the fundamental importance of U.S.-ROK-Japan trilateral cooperation for addressing the DPRK, protecting our shared security and prosperity, upholding common values, and bolstering the rules-based order.
日米首脳会談の際には、韓国は「日米韓3ヵ国連携」というくだりで登場したのみでしたが、米韓首脳会談の際にも同様で、日本は「日米韓3ヵ国連携」というくだりでのみ登場しています。
しかも、「日米」のときと比べ、「米韓」では「日米韓3ヵ国連携」の役割は「北朝鮮問題の解決」という分野などに限られていることが確認できます。
このことから、個人的な関心事のひとつである「米国が米韓共同声明を通じ、『日韓関係修復』を要求してくるのではないか」という点についてはある程度クリアになったと考えています。
改めて申し上げておくと、米国は日本に対し、日韓関係の修復を求めていません。
この点については、現段階ではいちおう安心して良い論点といえるでしょう。
FOIPに頑なにコミットしない韓国
さて、米韓のファクトシート、共同宣言等を読んでいくと、いくつかきになる部分はほかにもあるのですが、ここではもうひとつ、こんな記述を紹介しておきたいと思います。
“We agree we will work to align the ROK’s New Southern Policy and the United States’ vision for a free and open Indo-Pacific and that our countries will cooperate to create a safe, prosperous, and dynamic region.”
意訳すると、「(文在寅政権が掲げる)韓国の『新南方政策』と、米国が掲げる『自由で開かれたインド太平洋』の2つのビジョンを一致させるために努力する」、という、一見すると「米韓協力」で合致したかの記述に見えます。
しかし、これを「米韓が協力することで一致した記述だ」とみるのは、正しくありません。
この文章、意味を裏返してみると、「韓国が掲げている『新南方政策』は、米国が掲げているFOIPとは一致していない」、と読めてしまうからです。
いや、むしろそう読むのが正しいのでしょう。
さらには、先ほどの記述と前後しますが、次の記述にいたっては、正直、意味不明です。
“The United States and the ROK also reaffirm support for enhanced cooperation with Pacific Island Countries and acknowledge the importance of open, transparent, and inclusive regional multilateralism including the Quad.”
文章の前半は、「米韓両国は太平洋島嶼国との協力強化を再確認する」、といった意味でしょうが、ここで唐突に「太平洋島嶼国」といわれても、ちょっと戸惑います。
ただ、本当に困惑するのは、文章の後半部分にある、「クアッドを含めた地域の開放的・透明・包括的な多国間主義の重要性を確認する」、という記述です。
要するに、韓国のクアッドに対する姿勢を曖昧にしたままで、「クアッドのような多国間協力は大切だよね」、と述べているというものであり、ここまで空虚に響く文章というものは、なかなかお目にかかれません。
米国から見た韓国の「軽さ」
さて、今回の米韓共同声明や『ファクトシート』には、北朝鮮問題やミサイルガイドラインの話題、さらにはコロナワクチンに関する話題などもあり、それらについても紹介したいという気持ちもあるのですが、これらに関する論点ついては、本稿ではとりあえず割愛します。
おそらく、これらについては韓国メディアが強い関心を払うであろう話題であり、週明け以降、韓国メディアに関連する議論がたくさん出てくると思われるからです。
本稿で注目したいのは、「日米」との比較を通じ、「米韓」における韓国の扱いの軽さです。
口先では美麗字句が並んでいますが、その実、米国にとって最も重要な論点のひとつである「対中牽制」に関しては、韓国は「同盟国」としては極めて物足りない国だ、という姿が浮かび上がってしまうのです。
あまり憶測めいたことを申し上げたいとは思わないのですが、あえてうがった見方をすれば、米国としては今回の首脳会談で、「日本と比べて韓国の扱いはとても軽いよ」というメッセージを出そうとしたのではないか、という可能性はあると思います。
どう考えても、日米首脳会談のときと比べて、共同声明のメッセージは軽く、また、さまざまな枠組みに関しても具体性に乏しいからです。
この点、すでに一部の韓国メディアは、今回の米韓首脳会談を「韓米関係が正常軌道に復帰した」などと報じているようです。たとえば『中央日報』(日本語版)に掲載された『韓国経済新聞』の次の記事などが、その典型例でしょう。
【ニュース分析】ワクチン提携、ミサイル制限解除…韓米同盟が正常軌道復帰
―――2021.05.22 10:04付 中央日報日本語版より【韓国経済新聞配信】
しかし、この記事を含め、この手の「自画自賛論」では、韓国がFOIPから逃げ回っているという事実をほぼ一様に無視しており、正直、韓国メディアの現状認識能力の乏しさには驚くばかり、というのが正直な感想なのです。
オマケ
論点①ワクチンスワップはどうなりました?
オマケです。
論点は2つありますが、まず1つ目は、「ワクチンスワップ」です。
昨日も『文在寅氏「米国が韓国へのワクチン支援約束」、本当?』で「速報」したとおり、一部メディアの報道によると、文在寅氏は共同記者会見で、「バイデン氏が新型コロナウイルスワクチンの韓国への直接支援を約束した」と述べた、というものです。
これについてはホワイトハウスのウェブサイト上、昨日の時点では掲載されていませんでしたが、いちおう、答えも出ています。
米が韓国軍55万人分のワクチン支援約束 生産拡大へ協力=韓米首脳
―――2021.05.22 10:19付 聯合ニュース日本語版より
なんのことはない、米国が提供すると申し出たのは韓国軍55万人分のワクチンだったのだそうです。
韓国メディアが先週を通じて一生懸命ヒートアップしていた「ワクチンスワップ」とは程遠いものだった、というわけです。まぁ、予想どおりでしたが。
論点②ハッピーセットはどうなりました?
ただ、それよりも韓国的にはもっと遥かに重要な論点があります。
「ハンバーガーか、ハンバーガー以外か、それが問題だ」。
以前の『【速報】韓国政府、米国に「ハンバーガー以外」を要求』でも報告したとおり、一部メディアの報道によれば、韓国政府は米国側に対し文在寅氏の好きな食べ物を伝えたうえで、「ハンバーガー以外の食事」を要求していたようです。
これについて当ウェブサイトでは『茂木氏、クアッドに韓国など加える議論は「全くない」』で、バイデン氏が文在寅氏に対し、「ハンバーガー以外のもの」(たとえばコーラやポテト、ハッピーセットのおもちゃなど)を提供するかどうかが大きな論点となり得ると予言しました。
答えは、カニだったそうです。
米韓首脳、昼食はカニ料理 韓国メディア「日米と対照的」
―――2021年05月22日18時40分付 時事通信より
時事通信によると、韓国大統領府は両大統領が昼食をともにし、「クラブケーキ」、つまり「カニ肉などを使った米国の名物料理」が供された、などと明らかにしたのだそうです。
あれ?
たしかカニって旭日旗みたいに見えるなどの理由で、最近の韓国では禁忌になったという話も聞いた記憶があるのですが…。
いずれにせよ、来年5月に退任する文在寅氏にとっては、とても良い昼食会になったのではないかと思い、一安心しています。これで心置きなく、青瓦台を去ることができそうですね。
もっとも、文在寅氏のその後の引っ越し先が監獄なのか、地上の楽園なのか、楽園なのかについては、正直、定かではありません。
これについてはコリア・ウォッチャーにとっての来年以降の大きな楽しみ懸念事項のひとつでしょう。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
日本と比べるとそう見えるのであって、ここ最近の米韓の会談結果に比べれば随分とFOIPに踏み込まされてますし、なんと発表内容も米韓でほとんど齟齬がありません。何ということでしょう!というわけで、今回の共同声明は今後予想される中朝の動きも含めて結構自分は楽しめてます。
多元主義と個人の自由を重視する民主主義国家として、国内外での人権と法治(法の支配、rule of lawの誤訳)を促進する意志を共有した、とか、北朝鮮を含む国際社会が国連安保理の関連決議を完全に履行することを促した、とかクワッドは開放的で、透明で、包容的な地域多国間主義で重要だ、とか、南シナ海や他の地域での平和と安定、合法的であり、邪魔されない商業および航行・商工飛行の自由を含む国際法の尊重を維持することを約束、とか、特亜、特に中国に喧嘩売りまくりでしょ。中国って名指ししなければいいってレベルを超えてるし、これはきついお仕置きを食らいそう。
北朝鮮にとっては黒歴史で触れたくもない板門店宣言とシンガポール共同声明をムンムンの自己満足のために入れてもらったとは言え、これまでと比べ言葉だけではあっても随分とFOIPにコミットしてきたものです。FOIPにコミットさせれば日米韓も自ずと回るようになるだろうみたいな米国の思惑とともに、日本を日米韓協力忌避の言い訳には使わせないという気概を感じます。ASEANへの関与も米国と協力してメコン川でフンダララとか言ってるように、一帯一路からちょっと距離を置かされている感じ。
あと、クラブケーキの形がカニ型ならともかく、カニは忌避食品ではありませぬ。逆に形が似ていれば、飛行機のエンジンのタービンブレードや自転車のスポークも戦犯旗模様で忌避対象です。
対中国に関しては私も同感です。予想以上に韓国は中国を名指ししないまでもこれまでの韓国の態度からすればかなり踏み込んだと思います。
逆に北朝鮮では、北朝鮮と外交を通じて緊張緩和のための現実的な措置を取る考えで一致、文在寅が目指す南北対話に支持を表明とあり、かなり米国が譲歩したように見えます。というか、北朝鮮に関しては日米首脳会談で安保理決議の履行を国際社会に求めていくと言ってたのに、これではCVIDの前に制裁を緩和することもあり得るようなニュアンスすら感じます。菅総理とのランチではハンバーガーが一個だけでお互いN95マスクだったのと比べると、文在寅をかなり厚遇したようにも感じました。
ワクチンに関してはかなり渋い回答でしたが韓国側がかなり巻き返した印象を受けてます。
米疾病管理センターがワクチンを規定回数接種して2週間経った人は屋内ではマスク外していいですと言い出したのが先週でしたので、うちはうまくやってますというデモンストレーションの意味はあっても、日本と比較して韓国を厚遇しているというわけでは無いと思います。どちらかというと、おまえんところまだマスクしなきゃいけないんだよなぐらいの意味を感じ取っているかもしれません。あと、下のコメで紹介されているクラブケーキのスラング、マジかよ・・・ まあアメリカ政府の実際の意図はともかく、韓国のクレクレタコラぶりを知っているアメリカ人はプークスしている人がかなりいそうではあります。
発表された分で韓国的に目立った成果と言えば、シンガポール宣言をねじ込んで北に嫌がらせしたこととミサイル制限撤廃ぐらいですかねえ。韓国で瓶詰めしたモデルナは韓国で販売することになりそうなのも成果に含めていいのかな。米国は自国分はだいぶ終わってるので。
たしかにそうですね。ただ、韓国の南北対話路線にだいぶ譲歩した感が有って韓国の制裁破りの北支援やCVID路線が後退するのではないかという懸念はあります。
FOIPに関しては行動が伴わない可能性が高いので今後が見ものです。
踏み込んだ、のではなく、現状の最低コミットラインとして、否応なく飲まされたのではないのでしょうか?
『中国』の名指しは、我が国の厳しい状況も理解して欲しい!とかなんとか泣き付いて外して貰えたけど、と。
韓国は中国の虎の尾を踏まないよう全力で名指しを避けたようですが、誰が見ても仮想敵国は中国と分かるので、韓国外交部は北京へ釈明に飛んで行かなくてもいいのかな。
早速昼食がクラブケーキだったり、マスクなしで会談して日本より厚待遇であり韓国が大事にされたのだとする記事が出回っていますが、そなことはどうでもよい話で、要は形より内容の筈ですが、気にする人が多いのですね。
むしろ、日米会談と米韓会談に対する中国の反応の差を見る方が如何なる会談であったかを占うにはよいと思います。これから中国の反応はどんなものが出てくるのか注目です。
会計士どの
今朝の論考は常にも増して精緻豪快でした。これほどまでの分析を日々投稿し続ける知力と脱帽です。
不肖はにわはアメリカ文化疎くクラブケーキがなんたるものかの知識がありませんでした。家庭料理なんですね。これではっきりました。今度のアメリカ政権はフルコース「接待」料理などで饗応するつもりが一切ないのです。少なくとも「今般の」政治経済局面において、アジアの「二国」に対しては。
メッセージははっきりしています。ハンガーガー以外を食べさせろと事前要求した韓国政府は手の甲に鉛筆を立てられた思いでいるのかも知れません。誰にでも分かる手痛い誅を喰らったのではと。
連投すみません。
原文を当たっていないのですが、戦狼威嚇手段とも揶揄される環球時報は「毒を飲んだことになるであろう」と警告とも理解できる記事を流したそうです。
毒とは何ごとか、ママの味クラブケーキだ、どうだ快速ビジネスランチ向けハンバーガーより時間も手間もかかっているぞ。メッセージ(あるいは回答)はこういうことかも知れませんね。
> これほどまでの分析を日々投稿し続ける知力と脱帽です。
失礼ながら「知力に」ではないかと揚げ足を取りつつ全面同意いたします。
怠惰な私めなど、年に一発二発ぐらいなら根性を入れて、精緻に各種ソースを突き合わせた論考を書けるかもしれませんが、それを毎日複数回こなせる気力体力精神力知力には、未だに驚きを禁じ得ません。それも本業をこなし、著作物を執筆する傍らの作業ですから、その速筆ぶりは日本有数かも知れません。
それはそれとして、
>「今般の」政治経済局面において、アジアの「二国」に対しては。
食事から観た形式上は、日本も韓国も同程度の軽さでした。二国とも最重点課題である中国に対峙する上での手駒に過ぎないという態度に見えなくもありません。あるいは、日韓の軽重を競う茶番には付き合わないというだけかも知れません。バイデン政権は、私の予想より賢明でしたたかなのだと感じました。
阿野煮鱒さま
まずは悪文ご容赦の弁解。寝転がって作文してましたので。「と」の後ろに単語をおくつもりでした。
>対峙する上での手駒に過ぎないという態度に見えなくもありません。あるいは、日韓の軽重を競う茶番には付き合わないというだけかも
御意にございます。
近い将来本丸大将と対峙するときの新政権スタンスがあからさまになりました。
1.本邦を含む二国への対応が大陸国家へのメッセージであることははっきりしており
2.ニ国は踏み絵を踏まされた、あるいは手持ちのカードをショーダウンさせられた
3.ニ国への「配牌」に今後しかるべき手加減あるいはコントロールがなされる
こんな妄想が心に湧きました。
今回のアメリカの対応を見ていると「好きではないけど無視できない客の対応方法」の勉強になります。韓国人や中国人は面子を大切にする,ということをよく知っていて,朝鮮戦争で中国人民義勇軍との戦闘で功績を挙げた元米兵に名誉勲章を授与する式典に参加させたり(裏のメッセージは分かりますよね),マスクなしのクラブケーキなど,形式的な面では文在寅大統領の体面を重んじています。ただ,与えたワクチンの量は「韓国はアメリカにこの程度しか貢献していないんだよ」ということを示唆しているように見えます。ワクチンに関しては,韓国メディアからの反応が少ないです。韓国外交院長が「米国の海外支援ワクチンを韓国が欲しがるのは国の格に合わない」と発言しているのも負け惜しみの感があります。クラブケーキで盛り上がっていてもらうのが無難だと思います。
日米首脳会談での管総理への冷遇のときにも書きましたが,事前の事務レベルの談判の段階で,日本もアメリカの要求をかなり蹴っていることが伺えます。アジアの防衛のかなりの部分を日本に担わせよう,というアメリカの計画があったので仕方のないところですが,ミサイル配備とか,難しい要求も多かったのだと思います。
愛読者 様
>日本もアメリカの要求をかなり蹴っていることが伺えます
なるほどそう読みますか。
確かに表には出て来ませんが、そういう事はあったでしょうね。
その結果が1%越えになったんですかねえ。
ちょうどホワイトハウスでマスク無しとハグが解禁になったんですよ。
マスク無しはたまたまのタイミング出し、クラブケーキはハンバーガーと同等だと思います。
クラブケーキって日本のお好み焼きの感覚に近いと思います。
愛読者さま
管総理でなく、菅総理です。
米韓同盟は仮面夫婦ならぬ仮面同盟となったことは誰の目にも明らか。さてこの先 どうしたものか。米国は対中戦略上仮面でも継続希望。日本は日韓同盟は存在しないため 米国の顔を立てて 日米韓の枠組みにお付き合い程度というところか。
>もっとも、文在寅氏のその後の引っ越し先が監獄なのか、地上の楽園なのか、楽園なのかについては、正直、定かではありません。
平井堅の「楽園」の歌詞に『Let me fly』ってあるのを思い出しました…(*´ω`)♪
アメリカとアメリカ人のココロの機微について知識のなかった(勉強して来なかった)現職大統領氏にはあまり 同情できません。
それより重大な論点とは次期韓国政権の行動余地でしょう。政策選択に厳しいタガを嵌められてしまったと考えられまいか。アモンでなに食べたのか、それはいい。貢ぎもの(米国本土工場建設&追加投資)をひゃからしている場合でないような。
ここまで書いて既視感を覚えました。本邦にあってはかつて同じ目に遭ってきつい約束させられた黒歴史が(何度か)あったようにも。今般救いは日ノ本國の立場はかつてとは別次元の高みに上ったように思えること、でしょうか。
答えは美味しそうなカニ料理でしたか。文大統領や韓国メディアも喜んでいると思います。
身はワタリガニかブルークラブという蟹でしょうか、世界は広く様々な魚類や甲殻類がいますね。
美味しそうだったので悔し紛れに奴にはカニカマで十分だと捨て台詞を吐かせて頂きます。
蟹の話は、『蟹バーガー』の包装の話で画像は
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7511c731bda97397d038ad8d64fe33780155ecc/images/002
クラブケーキを決めたのは女性と推測します。ハンバーガーは労働者階級の街頭食。忙しいトップ会談ではフォークもスプーンも不要な食事ちょうどです。クラブケーキは東海岸テイストがするような気がします。はにわは見たことがありません。現地生活経験のあるかた、もしお読みでしたら見解が欲しいところ。外国からの訪問客にクラブケーキを出すのは、もちろん歓待の表現ですが、本当は?この局面においては、どうゆう意味ですか?
クラブケーキは西海岸でもあります。
西でも東でも紙に包んでだす屋台や気軽なスタイルからレストランで前菜、メインにしたようにと様々。
私はハンバーガーと同等だと感じました。
ひろた様
crab cake burgar でググる画像検索しました。とても勉強になりました。
ビネガーまぶし fish&chip じゃあなくて、アメリカ人のココロのふるさとクラブケーキをこんなにしてしまうなんて。やっぱり彼らは pragmatic …
うひゃー、もし偶然でなくてホワイトハウス韓国通の誰かが考えてのことなら相当な皮肉ですね。勿論写真に写っているクラブケーキはそこらのファーストフード店で買ってきたものでなくホワイトハウスのシェフが作ったものでしょうが、一般に旭日旗に似たパッケージで販売されていることは文大統領も知っている筈です。しかしバイデン大統領の目前で且つ海産物の料理が好きだと注文をつけた以上、美味しそうに食べざるを得ません。鈍感な文大統領もさすがにアメリカからのメッセージだと気付いたでしょうか。
Crab Cakeのスラング
(出所:Urban Dictionary:俗語や慣用句のクラウドソーシングオンライン辞書サイト)
>>4
Crab Cake
Someone outside of your clique who hangs around idly and won’t leave.
友達でもないのにいつまでもブラブラとまとわりついてくる奴
Man, I hate fucking crab cakes. (in their presence)
クラブケーキ野郎は大嫌いだ(存在自体が)
Crab Cake
Noun: An infected or extremely undesireable vagina.
“I’m not hitting that whore’s Crab Cake.”
名前が途中まででした。
せっかくなのでオマケ
https://i.imgur.com/Xs0hvxd.jpg
仮にアメリカ側に含意があったとしても、その意図を韓国側が解さないことだけは確実です。「わ~い、カニだぁ」以上の感想はないでしょうね。
そう言われればそうかも。
では、朝鮮戦争の英雄の叙勲式に参席したのも何にも感じてなかったかも。
確かに嬉しそう。
https://i.imgur.com/0WkECeZ.jpg
名誉勲章授与式に外国首脳が参列したのは初めてのことだそうなので、「わ~い、厚遇されているニダ」くらいのもんでしょう。
間接話法すら通じない相手に暗喩が通じると考える方が間違いです。
あの英語に堪能なYou try me外交部長官なら察するかも。
後は北の妹君とシナのコメント待ちかな?まあ連中もあまり期待はしていなかったでしょうが粗相をした犬は躾けねばなりません。
ワクチンですがサムスンバイオがモデルナのワクチンの委託生産契約を結んだそうで、内容は原液のバイアル充填とラベリングだそうで販売代理店の資格をもらったと言う感覚かな?今や戦略物資であるワクチンは自由に販売先を決める事は出来ないと思いますが現物さえ手に入れれば後はどうとでもなりますので多分色々やらかしそうです。
ちなみに今回の首脳会談は韓国内の報道では韓国の(日本との比較)全面勝利だそうですよ、良かったですね。
モデルナ製剤は山口県の光工場で生産されると社員から聞いています。ええ、もちろん、豪快に人集めしてますよ。
ところで、3種類のワクチンの値段をみなさんご存じですか。
ファイザー > 武田モデルナ >> AZ
ゲロ高ファイザー製剤を無料で接種してもらえる日本国民はなんてしゃーわせなんでしょう。
電気屋さん 様
>今回の首脳会談は韓国内の報道では韓国の(日本との比較)全面勝利・・
は、韓国人のレベル(奴隷・属国)に合っていたという事でしょう。一緒にお祝いしてあげましょう。
中身がないからこそ外見に拘るのでしょうが、これこそ、外交のできない中身のない儀典庁の面目躍如ですね。(国旗は皴だらけ、国名は間違える、挨拶言語も間違える等々)。それに比べれば、日本の外務省はまだ益し。
この緊急時、”菅総理の健康を気遣えば”①時間の会談、②食事の有無、③マスクの有無は
どうあるべきか自明でしょう。
クラブケーキもハンバーガーも米国東部レストランでは似たようなものです。
(ブデチゲを期待していたのですが、勲章授与陪席と言う高等戦術には感服です。)
農家の三男坊でした。
誤り訂正します。
誤:①時間の会談 ⇒ 正:①会談の時間
この誤りは、脳に問題があるのでしょうか?
電気屋さんへ
私も「やらかす」に1票です。例えば、バイアルを100万本作成し、うち50万本を水で2倍に薄めて100万本にして発展途上国への輸出用に使う。薄めていない50万本については、こっそり国民に接種するとか、あの国ならやりそうです。
名無しの権兵衛 様
そういう悪意を持ったピンはねみたいなことをしなかったとしても、「ケンチャナヨ」で雑な温度管理して貴重な原液を大量に無駄にするとかやりそうな気がします。
「やらかす」と思ってるから原液の製造は任せなかったのかな。
モデルナの委託生産ワクチン 「国内供給へ協議」=韓国政府
https://news.yahoo.co.jp/articles/81c1806d6ff775a168fb47e8fb7a6dc0a5d24fa9
>「流通の効率性から国内生産分が国内に供給されるよう製薬会社と協議する計画」
こんなこと言い出すと委託の話自体が流れたりしてね
生産できるのは欧米はもう国内分が足りている時期だし、COVAXに出すには値段も低温設備投資も高いことから、韓国ぐらいの金払いができる国があるならそっちに売るんじゃないですかね。まあ、あいつらならハングルのラベルを貼り付けて他に売れないようにしちゃいそうですが。
「日米コア パートナーシップ」とは、U.S.-Japan Competitiveness and Resilience (CoRe) Partnershipであり、コア(CoRe)とは、Competitiveness and Resilience の略語だったのだったのですね。私は、今、気が付きました。
二国間の関係を表現する名称に、覚えやすく、世界にアピールするように、略語が「芯、核心」のとなる言葉を選ぶように配慮をしたのですね。
もし、これが韓国と米国の関係の名称だったら、韓国のマスコミは喜んで記事にしていたでしょうに。
ところで、韓国の軽さと言えばLINCH PINですが、韓国は首脳会談後、さらに価値があり、有用なものにランクアップしたのでしょうか?それとも今もLINCH PINのままなのでしょうか?
今回の米韓首脳会談では、共同声明文に「台湾海峡」や「南シナ海」を盛り込んだり、4兆円を超える韓国企業の対米投資を手土産に持参したりと、文在寅大統領の歩み寄りが目立ちます。
これは、今回の首脳会談で韓国政府が最重視した「米国の対北朝鮮政策への韓国政府意見の反映」と「韓国へのワクチン供与」を実現することを、対中配慮より優先せざるを得なかったのでしょう。
もちろん、その背景には、大統領就任後、支持率が初めて30%を切り、来年の大統領選挙結果如何では監獄行きを覚悟しなければならないという、文在寅大統領やその取り巻き連中の切羽詰まった状況があったのだと思います。「背に腹は代えられない」というところでしょうか。
さて、文在寅大統領が、今回の訪米成果や今後の内政・外交政策によって監獄行きを免れ、「塀際の魔術師」の異名を取ることが出来るのか、それとも、歴代韓国大統領の後を追って「塀の内側に転落する」のか、現在、最も注目を集めている韓流ノンフィクションドラマの結末が迫っています。
個人的には、海外逃亡により幕を閉じると予想しております。それが最も文在寅らしいからです。
大国ロシアを見下した韓国人がそちらの方角へ逃げて歓待されるはずがない。逃げ込み先最大候補のタイ国に対してはあらかじめ中国から手心するようにとの指示が出ている可能性も否定できません。シンガポールだったら小さ過ぎて隠れようもかくまいようもないし。韓国人が見下す国々のうちどこか奇特なところが長期利得を見据えて身受けする、やも。
更新ありがとうございます。
何よりも、僅かな時間でこれだけの論考をまとめ上げられた、新宿会計士様に敬意を表します。内容は一つ一つ詳細に分析され、私など何を言おうが、後追いの幇間か、浅薄な切り取り拡大の追文しか書けません。
という事で(笑)、日米首脳会談と米韓会談の中味を比べますと、米韓における韓国の扱いの、なんと空虚で軽い事よ、、と感じます。
無駄な修飾語はたくさん出ますが、最大の論点の「対中牽制」に関して、米国は韓国を同盟国として、見なさなくなったという事でしょう。日本との対話では中国や、香港、ウイグルに言及してます。
またクアッドは韓国には曖昧な表現のまま、FOIPも韓国の政策とは根本的に相容れない部分がある。
中国絡みから逃げ回る韓国の姿が見られ、「四面楚歌」、結局中国に隷属しつつ、米国の対中最前線基地としての役割のみ与えられ、サンドバッグがよりキツくなっただけです。
日米韓同盟も対北朝鮮のみ限定と報じられましたが、実質韓国はいつ裏切り、敵対行為するか分かりません(分かってますが)。日韓に米国が触れなかったのは日本にとって、茂木外相らが前回からストップをかけた事でフリーハンドになりました。
ワクチンスワップなんて恥ずかしい物乞いは、兵士55万人分にとどまり、ランチは「クラブケーキ」ですか、豪勢な食事を求めた割に、家庭料理出されるとは、「軽い扱い」「米国流慇懃無礼」だと思います。
半島「おもにの真心がこもっているクラブケーキのほうが労働者階級街頭食たるハンバーガーより格上だ。だから外交勝利だ」
世界「誰も気にしてないぜ、それより当てこすりほうが問題だ。次の大統領さんお気の毒」
はにわファクトリー様
「クラブケーキ」は、独島蟹(竹島蟹)とでもこじつけ発表を韓国はするのでしょうか?しかし魚介料理の鮮度や料理法は、日本より劣る米国流ですからネ〜。ちゃんとボイル出来ているのか、ちょっと恐いです(笑)。ま、下痢で済むでしょう。韓国人なら。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
(そう自分に言い聞かせないと、自分は間違えない存在と自惚れそうなので)
そもそも論ですが、韓国は今回の米韓首脳会議で、どれだけの新型コロナワクチンを確保するつもりだったのでしょうか。(極論ですが)アメリカにある全てのワクチンを確保しなければならないと考えていたのか、1本でもよいと考えていたのか、ということです。その意味ではワクチンスワップで、ハードルを上げました。
そこで皆さんにお尋ねします。ここにいる皆さんは、ワクチンの数は、どれ程と予想していましたか。
駄文にて失礼しました。
韓国側としては
日米首脳会談と比較しまくるから、日本より多いのが理想かな。
次善の策は一回目でワクチン使い切ったのでその人達の二回目分。
韓国政府の自画自賛は当たり前。それをマスコミが追従するのもいつもの事。今回は、文在寅ファンクラブの話が無く、「地味目」な内容だと思います。
皆さん、良いコメントをされていますので、出てこなかったところをコメントします。
今回の米韓首脳会談を見ると、韓国がアメリカの型に嵌められ、アメリカにとっては満点のように思います。
このような結果になった理由として、韓国外交部の機能不全が有ると考えます。
文政権は、前政権を否定するために外交部を親文派に入れ換えた結果、バイデン氏とのコネクションを探さないとならないレベルでした。
朴槿恵政権当時のオバマ政権との関係が、残っているくらいで、それがワクチンスワップで保守派がでしゃばって来た理由です。
という事で、「今回アメリカ外交当局に良いようにあしらわれてしまった」というのが、私の見解です。
組織の一員でありもしも健全な自衛本能の働く人物だったら、週明けにも職場をずらかる準備を始めます。緊急脱出せよ、未消化の有給休暇もしくは休日出勤代休をまとめどりして韓国政権中枢からすぐに。
FOIPをめぐる議論が一面的になっているような気がする。
FOIPの本質は、中東産油国と極東消費国を結ぶ海上交通路の安全確保にある。ゆえにその恩恵は、日本、韓国、中国、台湾などが享受している。特に日本、韓国、台湾にとっては欠くことをゆるされない生命線でもある。わかりやすい点の一つとして、その代償は、前述三カ国が購入する天然ガスの長期契約価格に反映されており、法外な代価を支払っているのはご存じ(かどうか怪しいが)のとおり。
ソ連が存在していた時代にはFOIPとはいわなかったが、アメリカはソ連封じ込めのための安全保障条約網を張り巡らしていて、それら傘下国を維持するために海上交通路の安全確保に多額の投資をしてきた。
時代はかわり、いまやアメリカはおそらく世界最大の産油国に復帰しており、中東原油への依存は低下している。FOIPで最大の利益を享受するのは、中東原油・天然ガスを極東需要国に供給する仲買人企業であり、次に来るのは多額の売上金を持つ中東諸国の現金を吸い上げている英国の金融界と考えていい。
海上通商路を守るために、わが国の海軍がふたたび軍艦旗をなびかせて任務にいそしむのは勇ましくクールだから、それをみて萌えあがりたい気分については理解できるが、それ以前にわが国がなすべきことは資源供給元の多元化ではなかろうか。
EUや中国はまがりなりにもできているから、原油、天然ガスの購買である程度の交渉力を持つ。日本、韓国、台湾にはそれがない。日本人が働けど働けどなかなか豊さを入手できないでいる要因のひとつが、ここにある。
エネルギー安全保障として原発が採用されたのに
日本は反対する人多いからね。
原子力=悪 という刷り込みが長年にわたっておこなわれてきたから、現状があるのだけれども、これは韓国が「日本=悪」と連呼しつづける感性とたいしたちがいがない。現実利益よりもその場の感情を優先させてしまっている。
わが国は地質構造上、原発の立地が限られてしまう。これに、地区割りの電力会社制度がマイナスに作用している。北海道・東北の日本海側(でも時に大きな地震が起きるが)くらいしかない。このことは1960年代に既に地理学会から指摘されたが、当時の通産省は強引に議論を捻じ曲げた(これに反発した当時の学会長が辞任している)。
爾後、原発立地を議論する有識者会議は、GOサインを出すだけの御用機関に成り下がった。地理学会は貧乏な学会だったから、研究費でころりと身を売ったわけだ。
本当は「他の発電方法との比較」が必要で
「原発の是非」になってる時点で話がおかしいんだよね。
化石燃料は産油国や海上物流が安定してることが必須で
自衛しかできない日本はその安定を制御できない。
オイルショックでその弱点が露呈したから
放射能リスクあっても「原発も必要」と判断したわけで。
中国、トランプ政権では敵国、バイデン政権では競争相手、環境問題を盾にして中国との対話枠を作ってしまった。
環境問題を進めていけば、経済産業構造を変えると言う事、生真面目な日本だけが損する予感がします。
始まったばかりのバイデン政権、もうすぐ終わる文政権、FOIPで日本は何が出来るのって暫くは前のめりに成らず見守って行きます。
Crab Cakeですが、SLANGの意味を検索してみると
https://www.urbandictionary.com/define.php?term=Crab%20Cake
Someone outside of your clique who hangs around idly and won’t leave.
でした。 日本語にすると、「友達でもないのに、纏わりついてくる者。」でしょうか。
あとは、例文で
Man, I hate fucking crab cakes. (in their presence)
「俺は、Crab Cake野郎は(その存在自体が)嫌いなんだよ!」みたいに使われるみたいです。
何か、意味深な感じがしますね。
菅首相に出されたハンバーガーは
トランプの好物。君らはトランプと
仲良かったよな、という意味かも。
そして、菅首相は手を付けなかった。
アジア二国に対する扱いはあの程度ということですね。アメリカは本当に嫌な国です。アジア出身者によるアジア人蔑視の顕れと考えられなくもありませんし。
菅首相の初遊説先がベトナムであったことは、先の先を見据えた優れた戦略だったのかも知れません。当方には唐突感がありました。隠されたメッセージがあるとすればこうゆうことだったんですね。
ラムザイヤー博士の論文“Contracting for sex in the Pacific War”への様ざまな批判に対する、博士自身による包括的で詳しい反論がSSRNに以下のタイトルで出てますね。4月16日付け。
Comfort Women: The Economics of the Contracts and the Politics of the Dispute
27 Pages Posted: 16 Apr 2021
J. Mark Ramseyer Harvard Law School
批判者はこれにどう反論しているのでしょうか? 反論できるのでしょうかね。
未来知さま
お教えくださり、ありがとうございます。
荒っぽいななめ読みですが、朝日新聞、挺対協、慰安婦証言等を列挙して所謂「慰安婦問題」を説明しているようですね。特に、アブストラクトにある「欧米の歴史学者は、日本軍が朝鮮人女性を強制的に慰安所に入れたと信じている。残念ながら、その時、彼らは信じるだけで日本、韓国、そして欧米学界が抱える政治的葛藤を無視し、さらに若い女性が契約ー詐欺ではないーを結んだことを無視するのである。」とのラムザイヤー氏の指摘は、大変重要だと思います。(”Western historians take it on faith that the Japanese military forced Korean women into brothels as well. Unfortunately, in doing this they do not just ignore the role that politics (Korean, Japanese, and Western academic) have played in the dispute. They also ignore the contracts that the rest of the — not defrauded — young women actually concluded”)
この論文がSSRNに掲載されて一か月余りがたちますが、イースタンイリノイ州立大学のイ・ジンヒ教授等の反応はどうなっているのでしょう? 早く、彼女たちの反論を拝読したいです。
美術好きのおばさんさま
どういう反論になるのか本当に興味深いですね。氏の論文が掲載されるElsevier誌 vol65の印刷版もまだ未刊行で、vol66が先行していますが、vol65の論文補足にはこのSSRN論文の内容が引用されるのでしょうか。印刷版として世に出たとき、このSSRN論文を含めて、どういう反駁ができるのか、見てみたいものです。
しかし、マスコミには取り上げられてない?ですね。