エクセル方眼紙追放運動と日本年金機構解体運動の関係
本稿はエクセルビジネスマンの悩みを少しだけ開示してみたいと思います。民間企業の生産性を著しく引き下げている「エクセル方眼紙」は役所が大好きですが、とりわけ日本年金機構様のそれは酷いのヒトコトに尽きます。
不肖ながら、ウェブ主は「エクセル」という特殊なソフトウェアが大好きな人間です。この20数年間、エクセルを開かない営業日はなかったと言っても過言ではありません。
さて、このエクセル、一見するととても使い勝手が良いのですが、それと同時に極めて危険なソフトウェアでもあります。直感的に使える反面、仕事ができない人間が下手にエクセルを触ると、とっても奇妙な代物ができてしまいます。
それが、「エクセル方眼紙」です。
エクセル方眼紙の作り方はとても簡単で、新規シートを立ち上げて「Ctrl+A」ですべてを選択し(図表1)、セルの幅や高さをそろえれば(図表2)、これで完成(図表3)です。
図表1 Ctrl+A
図表2 マウスで幅や高さを任意のピクセルにそろえる
図表3 エクセル方眼紙の完成(やったー)
このような方眼紙を使えば、こんなおバカなフォーマットを作ることもできます(図表4)。
図表4 こんなおバカなフォーマット
「セルの結合」、「罫線」などの機能をフルに使って製作された「エクセル方眼紙」こそが、ビジネスの大敵です。入力する側はコピペもできませんし、集計する側はデータを集めるのも大変で、非生産的とはこのことを言うのだと思います。
まず、一番言いたいのは、
セ ル を 結 合 す る な !(怒)
です。
いまどき何らかの報告書(図表4の事例だと営業日報)を手書きで提出させる会社があるのかどうかは存じ上げませんが、百歩譲ってこれを手書きで書かせて提出させているのだとしたら、まだわからなくはありません(というかわかりたくもありませんが)。
しかし、これをデータで提出させているのだとしたら、悪いことは言いません。今すぐそのフォーマットを捨てるべきです。なぜなら業務が極めて非効率だからですし、先ほどの営業日報は、こんな具合に変更できるはず(図表5)。
図表5 こんな具合
ちなみにA、D、E、F列はAlt→D→Lで「データの入力規則」を呼び出し、最初から日本語入力(M)をオンにしておき(図表6)、同じくB,C列は日本語入力をオフにしてけばよいでしょう。なぜなら、A列には人名、B列には日付、C列には時間、D~F列には文章が入ることが確定しているからです。
図表6 日本語入力のオン、オフ
あと、B列は書式設定で yyyy/mm/dd aaa と指定しておけば、日付を入れれば自動で曜日まで入ります(図表7)。
図表7 曜日はaaaで指定して!
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
なぜこんな当たり前のことを申し上げているのかといえば、日本年金機構や日本年金機構、日本年金機構など、いかにも仕事ができなそうな組織が、この手のエクセル方眼紙型フォーマットを作って公表しているからです(図表8)。
図表8 日本年金機構が作成している低レベルすぎるエクセル方眼紙フォーマット
(【出所】日本年金機構)
さすが、日本年金機構は壮絶です。レベルが違いすぎます。
定期的に個人情報漏洩事件などを発生させる組織だけのことはあります。フォーマットもレベルが低すぎます。やはり日本年金機構は解体して、あらためて歳入庁などを創設した方が良いと思うのですが、いかがでしょうか。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
Excelを売り出すためにMicrosoftはMultiplanを止めてしまいました。
MS-DOSの時代に、BASICでしこしこプログラミングしなくても、仕事になったのはMultiplanのおかげでした(でも、結構高価でした。遠い目…)
とはいえ、MacでもWindowsでもExcelが使える時代もあり、乗り換えて結構便利に使っていました。Officeをインストールしていても使うのはExcelだけ。
ExcelというかOfficeを売り込むためにM$は破格の値段でOfficeを売り出し、一太郎からWordへの乗り換え需要を引き起こしました。Excelが一般的に使われるようになると、価格がだんだんと上昇し、データのファイル構造も変わり、使い続けるにはヴァージョンアップせざるを得ない状況が作られてかなりの年数が経っています。
このバージョンアップの強制、いろいろな理由がもっともらしくPC関連のサイトで流れますが、私個人はM$税と捉えています。どうも面白くない。
では、どうしているか。バージョンアップを止め、xlsファイルのレベルで使っていました。でも、世の中でxlsがマイナーになったし関数も少ないままなので不便を感じるようになりました。現在はLibreOfficeのCalcに完全に乗り換え10年ほどになっています。
初歩のデータベースを試したり、他のソフトとのデータのやりとりがあれば、Excel方眼紙の無意味さなどすぐに理解出来るはずですね。日本年金機構、申請の書類からしても、データなぞ考えていないことがその機構全体に蔓延しているとしか、思えません。
更新ありがとうございます。
いや〜懐かしいですねえ〜。エクセル!(笑)私も今でこそ使う事はありませんが、現役ギリギリまで毎日使ってました。
「エクセル方眼紙」も思い当たります。まるで罫線による自分だけが納得の報告書です(爆笑)。Wordより遥かに使った時間、作成書類は多かったでしょう。
しかし会計士様の激オコオコの件、「セルの結合」は同僚もやってましたが、はた迷惑、迷惑千万です!
「何でそんな事するの?」と聞いても、「やり方教えて貰っただけ」とかイミフの答えしか返って来ません。
今年1月に日本年金機構◯◯事務所に行きましたが、そういう書式は見当たりませんでした。残念!次回行ったら尋ねてみます(笑)。
エクセルをどれくらい使いこなせるかを、IT 技術レベルの判定基準にしている会社があります。
そういう所へ行けば、私なんて初心者以下です。
人事のXX共が理解できる範囲で判定するんじゃねぇ!
官公庁のIT音痴ぶりを揶揄するジャーゴン(洒落)として
「ネ申エクセル」
というものがあります。この悪慣行を廃絶するには、おやじDX(デラックス)こと政府CIO氏と担当大臣の交代くらいから始めるのがちょうどと考えています。
最近不祥事を起こしたとある会社の外回りの人たち。
保険部門は携帯させられているタブレットに搭載されているシステムで活動報告。
その他の部門は、帳面に手書き記載で報告。
委託元が違うせいと言われればそれまでなんですが。
私はエクセルのマクロでVBAを覚えアクセス、さらにVB.netに移行しましたがそういう意味ではエクセルに感謝しております
(ちなみにセル結合しててもコピペも集計も出来ますけど?)
あと特定の範囲に均等割り付けとかするにはどうしてもセル結合するしか無かったですし
ただリンクの塊みたいなワークシートにすると開くだけでしんどくなったのでアクセスに移行して、でもファイルが壊れまくるのでVB.netに移行した、って敬意でした
ちなみにDOSの頃はOS/2のSMARTとかDOSのUP2とかでしたw
はじめまして。やしろじゅうと申します。
いつも興味深く拝見させていただいております。
年金機構のホームページを確認しましたが、新宿会計士さんがご提示されている様式は、手書き用ではないでしょうか(ホームページ上で明示されてはいませんが、ボールペン等で記載して下さいとの注意書があります。)。
ホームページ内に「届書作成プログラム」というものがアップされていて、別のデータを使用して届書を作る場合は、このプログラムを使って電子申請してほしいようですね(プログラムはvbで作成されているみたいです。)。
エクセルをバリバリ使っている職場なので、新宿会計士さんの気持ちは痛いほどよくわかります。
私は今でもテキストファイル(.TXT)を一番よく使います。
自分向けのメモや日報などはこれで十分です。
人に見せる文書なら、ExcelよりWordの方が体裁の良いものが早く作れると思います。
何でもかんでも罫線でくるむのはExcelユーザーに限ったことではなく、大昔なら「一太郎」ユーザーにありがちなことでした。罫線大好きなのは、お役所文化が民間の文系部署に伝搬したのではないかと思っています。
罫素文字ってのが大昔に存在していました。
日本語ワードプロセッサ(専用機)がもてはやされていたころ、書類&書式を枠で括りたくてしょうがないひとたちに愛用されていました。
ある人物(南青山勤務から赤坂に当時在ったイニシアティブ企画社へ転職)はいわゆるシフトJISの立役者(穏便な表現)ですが、彼が当時(いつもの斜に構えた姿勢で)お役所ってさ、枠がないと書類とは思ってくれなくって、うふふ。と言ってました。
こんにちは。
今回の記事、かなり冷や汗をかいております。
と言いますのも、私、エクセル方眼結構好きです(汗)
理由は、新宿会計士様がお怒りのところです(滝汗)
とはいえ、これって諸刃の件で、複数人で共有するようなファイルを方眼にしてしまうと、めちゃくちゃ使い勝手が悪くなるんですよね。それぞれで癖みたいなのがあって、方眼だとその癖がそのまま出てしまいますから。
とはいえ、方眼ではないと癖が出ないかというとそうでもないので、自分は複数で共有したり引き継がないといけないものはできるだけ結合とか使わず単純な表にして、自分用で必要があれば方眼を使うことにしております。
それに、使いにくかったら自分で作り直せばOKというつもりでおります。もちろん作り直す時間と手間がかけられればですが、たかだかエクセルファイル、必要なことが書かれていれば充分で「これでないとダメ」みたいなことを言い出すことがいちばんの問題なのでは?と思ったりもします。
役所の申請や各種調査票もここ数年でかなり状況は改善してきているとは思います。
社会保険関係もe-govで大体のことはできるので、人事給与システムが対応していればほとんど手間いらずですし。理由はそれぞれですが、BPOした会社がぽつぽつ社内業務に戻すケースもみてます。
私はexcelなど個別ファイルを扱うアプリケーションを過去の遺物、必要悪と考えています。
インタフェースとデータが分離しない機構や型宣言なしのデータベースは生理的に受け付けませんし、日々発生するファイルはカオスを招きセキュリティ上もいいことなし。ほぼ必然に属人化するVBAには人のサガさえ感じてしまいます。
人事総務経理あたりは大量のexcel個別データのERPへの投入に専従する人員までいる始末。
データの閲覧や分析ツールとしては止むを得ないとは思うのですが、業務で使用するシステムは全体最適の面でより広く目を向けるべきだと私は考えます。
昔の話で恐縮です。
職場にワープロが登場し、文書作成にこりゃあ便利と、せっせと親指シフトを覚えたら、パソコンの時代となり、見よう見まねでエクセルを覚えました。とっても便利で重宝しました。
ほんの一部の機能しか使えないまま現役引退となり、知人の店の手伝いも今年辞めたので、エクセルを使うこともなくなりそうです。
まだ現役の頃、文書作成もエクセルでやっている先輩がいました。
エクセルを使いながら、これを作った人はすごいなあといつも感心していました。
「成果・課題」カラムに
「社鳥の娘が結婚相手を探している」とあります。
これって「役員会検討事項そのほか」カラムの間違いでゎ
恩返し案件ですからね。
社鳥は実は鶴で、その娘も当然鶴で、恩返しで結婚した夫に「私が機を織っている姿を見ないでください」という話ですね。
せっせと二重帳簿で裏金を捻出していたのでした。
露見すれば高飛びするのも故事通り。
それがですね、当該重大検討事項が、部鳥、課鳥など鳥類全般に回覧されてやんごとなき善き相手を探して永いという経緯もあるところにはあるそうです。
お相手探した奴ぁ鳥締役コース。
Excelはほとんど使いませんでした。本当に、最低限の表計算機能くらいしか使ったことがありません。なので、今でもほとんど使えないに等しいです。職場の先輩や同僚の中には、なんでもかんでもExcelでやってしまう人もいましたが、「ほえ~」と眺めているだけで、見習おうとは思わなかったです。
結局、Officeで一番多用したのはPowerPointで、プレゼン用その他の資料作成は専らこれでした。Wordもいろいろといらんことをしてくれるので(設定で解除できるのは流石に知ってますが)嫌いでした。提出文書作成などで致し方なく使いましたが、今でも好きではありません。
そうです。要するに、Microsoftが嫌いだったので、極力使わないようにしていたのでした。
嗚呼、LaTeXで文書作成していたころはよかったなぁ……
>Microsoftが嫌い
DIVA・・・(笑)
dynawareの?あれがそのまま発展してくれてればねえ…
Microsoftは、余計なことをするソフトばかりなので嫌いです。(〇〇ソフトなんて名前の会社は、どうも胡散臭い気が…)仕事で指定されて、仕方なく使うことが多かったです。
Excelを使いこなす人は、素直に尊敬しております。(実験データは、マイナーな解析ソフトでグラフ化しておりました)
昔務めていた、地方の中小製造業におけるフォーマットは「ほぼ全て」これでした。私が作り直してみたモノは「ナニコレ使いにくい、前のに戻して」と言われ、こっそり仕込んだ簡素なマクロや、頻繁に似た内容で使う発注書内でのプルダウンメニューなどはいつのまにか機能停止していました。そっと畑に脱出。
当時会社の主力を担っていた、私より上の世代は、PCに馴染みが無い事が圧倒的に多いので、仕方ないかもしれません。そして私より下の世代となると、今度はスマホネイティブゆえにPCに触れておらず、適切な指導層が居ないと「これが会社のシゴトだ」と方眼紙を教え込まれるという、地獄スパイラルに陥るという……
それでも「方眼紙としてならほとんどの従業員が使える」というのは高性能の証と言えるかもしれません。(公官庁でそれかよ、というのはもうね……)
プログラミング能力と同じで,Excelを使いこなす能力も個人差が激しいので仕方がないです。そういえば,OfficeのAccessが姿を消してきましたね。私はExcelを使わないで,ついついC++でプログラムを組んでしまいます。原稿の初稿はWordなどを使わずに,テキストエディタで打ち込みます。そもそも,最終原稿がWordよりTeXのほうが多いので仕方がないです。そのままpdf化して印刷所に出して,本にもできます。
愛読者 様
Accessの後継はpowerApps+AzureSQLでしょうね。
デスクトップが廃れクラウドベースになるのは趨勢、限りない車輪の再発明が滅ぶだけでも相当人類の進化に資することでしょう。
ところで、お差支えなければ後学のためにExcelをC++で代替するケースとはどのような案件かお教えいただけないでしょうか。
ハハハ。まさに日々わたしが経験している不自由さへの怒りを代弁していただいたような記事ですね。
某自治体から発表される統計データがこの形式になっています。これを転記しようとすると、面倒も面倒。まず元のワークシート上で範囲選択をして、コピー。そのままこちらのワークシートに普通にペーストすると、個々のセルに入るデータの並びが無茶苦茶になるから、書式無しのオプションでペーストしなければならない。その上で、結合されたセルの場合はそこがコピー先では空白のセルになってしまうので、これを削除しなければならない。さすがにこれを毎日やってると頭にくるから、何とかマクロで自動化処理するようにはしてるんですが、それにしてもね。
あのエクセル方眼紙、アルバイターを使って手書きデータを転記させるには、多分非常に便利だとは思うんですよ。あらかじめ、個々の欄に入れるデータの文字数なんかは決まっているんでしょうから。エクセルの入力規則なんか、全然知らなくても大丈夫。だけど、こんなデータを堂々と公開する神経は、ちょっと分からないですね。できるだけ利用させないことを狙ってるんじゃないかと勘ぐってしまいます。
エクセル方眼に図形描写を貼り付けてチラシ・販促POPを作ってます。
XPの頃の仕様が一番使い勝手がいいです。
エクセル方眼紙はエクセルをお絵かきソフトとして使う時に便利ですね、X軸、Y軸のスケールを合わせることができます。特許用の図を描いたりしていました。
セル結合は迷惑ですが、年金機構のフォーマットは日本の職人芸文化の現れのひとつなのかなと言う感じもします。日本以外の地域でも、このような凝ったフォーマットは使われているのか知りたいという興味があります。
データの活用という点から言えば、CSVファイルで記憶できるような簡単なフォーマットが望ましいですね。
簡単な偏微分方程式の数値解を求めたり、非線形方程式の数値解が簡単に得られなるなど、エクセルにはMatlab(とそのクローン)には大変お世話になりました。
エクセルは素晴らしいソフトだと思います。
エクセルは123の子孫なのかな。
そういえばちょい前の話題で高性能の証?がありましたね。ビアフロよりも古いですが。
後半の消せないアイツからはまさにセル結合やらが……
https://www.youtube.com/watch?v=xWgHHwZn6Mk&t=1s
方眼紙にしておきながら行の高さは変更しているのがとても味わい深いですね……
多用されるようでしたらVBAなどを使って[コピペしやすい表に自動でコピペするマクロ]を作ってみてはいかがでしょう?(既にあればすみません)
VBAならググればソースコードが色々出てくるので簡単に作れますよ
別のファイルにコピペする機能程度であればプログラミング入門レベルなので、プログラミング知らなくても1日、半年くらいの経験者で1,2時間くらいで作れるような気がします(クオリティは度外視ですが)
WEB主のエクセルも年金機構のエクセルもたいして変わらんと思う。
エクセルで業務の情報を管理している時点で五十歩百歩。目くそ鼻くそだということに気がついてほしい。
ええと…この子は文章読解力もないのかな?
アホコメントにマジレス。どっちもどっち。
あー、これは皆様の職場とは違ってこちらは底辺感丸出しです。
IT系の素養が無くてデータ管理という発想どころか、excelを使いこなすだけの能力が無い人が多数の仕事場なので、方眼紙や結合セルがすごく便利です。視認したままで理解すればいいので。それすら理解できない人もいますが。
逆になまじ多機能な関数組んだり、マクロで効率化図ってみたりしても、管理どころか変更できるのも一握りのメンバーになってしまうので、保守性から受け入れられません。そもそもデータ入力規則の統一化ができません。未だに半角カナ使う使わないで揉めたりしますし。
どのみち顧客も似たり寄ったりなので、生産性に目をつぶれば何も困らないですが…
EXCELをCSVデータとしてシステムに取り込むという発想が無いから印刷用書式みたいなものを作るのでしょうね。
役所のシステムリテラシーはこのレベルという事でしょう。
紙文化の職場で、データとして処理するのでなくA4×1枚で体裁良く印刷するにはExcel方眼紙が手っ取り早いですからね。
また、図表8にもありましたが「該当する項目に○をつけよ」をそのままExcelにのせた帳票も迷惑この上ない…
もっとも、罫線を駆使したWordのほうがタチが悪いです。二十一世紀初頭に率先して「電子化」した帳票にありがちでした。入力した文字数が多いと改行されて2ページにまたがり、文章をむりくり縮めるかフォントサイズをいじる羽目に。
では間を取って…
日報入力シートと日報データシートと日報表示シートの三つのシートを串刺し参照で!
…メンドクサッ_| ̄|○
そういうわけで?個人作業では計算は LL で、スプレッドシートはほぼ「表レイアウト」ソフトですねw
相続情報一覧図とか便利(計算しないしw)。
むしろお役所はエクセル方眼の基本に立ち返ってほしい。
純正最新版以外でも環境を選ばず表示が崩れないように「枯れた」フォーマットを使ってよ。
Excel方眼紙が好まれる、裏を返すと本来その役を担うはずのWordがExcelより操作が難しいというのも一因かと考えております。比較的直感的に使えるExcelに対して、Wordはある程度トレーニングしないと頭の中にイメージした結果を作成するために適切に操作することが難しいでしょう。また電子的な欧文タイプライタに日本語文字が乗っかるだけといった基本的な仕様が、方眼の原稿用紙に慣れた世代の日本人に馴染まなかったのはある意味必然で、、、MSの販売力によって日本人にとってわかりやすい原稿用紙ベースの日本語ワープロがほぼ駆逐されてしまった結果、日常業務の非効率がたくさん生み出されてしまったのかもしれません。
年金機構のエクセルを開いてみてぎょっとしました。手書きを目的としているならPDFに変換して公開する方が親切だと思います。PDFフォーマットもISOに組み込まれたので、最近の役所のHPはPDFの方が多いように思います。
確定申告はエクセル・PDFでもなくe-Taxを使うと自動的に最終形が印刷されるので確定申告に不慣れな自分にとっては便利でした。
エクセル自体はエンジニアにとっては計算尺(古すぎ)のようなもので必須です。特にデータを直ぐに可視化してくれるグラフ作成機能はデータ分析には強力なツールとなります。しかし外部ソフトからエクセルのデータを読込んで何かをしようとすると、その自由度の高さから例外が頻発して泣かされます。
エクセル、定年後の再就職で使うことになり、悪戦苦闘の毎日ですが、多様な機能を知るにつけ、その有難さがわかってきました。
がんばります!
はじめまして。いつも楽しく拝見しております。私もいわゆるネ申エクセルは嫌いです。ですが、ある場合ならば許容しても良いと思います。ここで思い出してもらいたいのですが、デフォルトではエクセルのシートは三枚出てきます。これが何を意味するのかというと、一枚目を入力用(フォーム)、二枚目をデータ蓄積(データベース)、三枚目を出力用(レポート)として使用するべきというマイクロソフトの心遣いなのだと(勝手に)解釈しております。したがってレポート用であれば方眼紙だろうとなんだろうと好きに使えばいいと思うのです。
Excelはとても優れたアプリですよ。はるか昔にはLotus1-2-3という、これもなかなかの優れものもあったんだけど、Win95の登場で消えていった。
ブログ主が「直感的に使える」と評するとおり、世間で爆発的に普及したのは、その便利さ故。1-2-3以前に、銀行系データ処理企業に発注していた業務が、小生の知識レベルでしごく簡単に移行できたことに唖然とした覚えがある。
ブログ主が「セルを結合するな・・・」から始めるExcel方眼紙批判は一理も二理もあり、生産性疎外の主因と指摘することにはまったく同感だが。役所の、一見おバカなフォーマット設計には、A4紙で要求する上位者、つまりは役所の幹部、国会など、の権力者が「紙に手書き」時代のノスタルジーから卒業出来ていないためだろう。わかっていても上には逆らえない。
また、役所が相手にするであろう、しもじも庶民のリテラシーは千差万別だから、「わかんねーよ」批判を極小化する必要もある。
いずれにせよ、一目に触れる部分をPowerPo、その裏方にExcelその他データパートを置いて組み合わせれば、予行演習用の資料が簡単に作れるのは間違いない。世の有権者・主権者サマたちは、これにころりとだまされるのは間違いなかろう。
生産性? 手書き時代はともかく、ワープロ仕立てで3パターンの演習がやっとだった同じ時間で、数千パターンがつくれてしまうのだから、作業効率は1000倍になったように見えるが、最終目的に照らし合わせれば、効率は変わらない。捨てる試案が莫大になるだけ。
まあ、いろいろ遊べる。いまの日本の低成長性がこの先ずっと続くと仮定して、自分の資産を年10%成長させると、200年後には日本全体の富の70%を支配できる、とかね。
なんでこんな用途でExcel使うんだ。FilemakerProの方が良いのにと思いつつ、FMPはFMPで闇が深いw
専用システム組んでくれない時は自前でどうにかするのには便利だったけど。
W95時代に WORD/EXEL を買わずになんとかするためクラリスワークスを購入しましたが、そもそも Windows 環境でできる仕事をやってなく、もっと楽しいことばかりやってましたので、出番のないまま陳腐化あえなく数年後に廃棄しました。
印刷屋のプログラマです。
方眼紙ExcelはDTP業務で使用するならはっきり申し上げて、アリです。
なぜならば、複雑な表組を作成するにあたって方眼紙を使用する方が開発時間が圧倒的に速いのです。もちろん厳密な版下づくりには適しているとは言い難いですが、限界をわかったうえでの利用なら今時は特に問題ありません。
データシートとして使うならほかにやりようがあるだろうと言いたくはなりますが、件のワークシートを見ますに、かなりきっちりと作成されていますので、ここからデータを吸い出すプログラムを書くのは割と容易そうに見えます。また、印刷設定もきちんとされていますので、本来は入力後にプリントアウトして使用するのではないでしょうか。
PDFにした方がいいというご意見もありましたが、確かにこのシートの操作感が非常に重いので同意したいところですが、これをフォーム化すると思うと、ちょっとうんざりしますね(笑。
方眼紙Excelと聞くと、それだけで怒り出す人が結構いますが、要は使い方です。画面上での閲覧・入力・プリントアウト、等の用途でしたら全く目くじらを立てる必要は全くないと個人的には思っております。
またセル結合は、昔は使いすぎるとアプリがよく落ちましたが、最近はだいぶましになりまして、ついぞ落ちたりはしなくなりました。
細かいことをあげつらえばツッコミどころはいくらでもあるExcelですが、きちんと使えば大変便利なツールです。
以上、印刷屋からの視点でお送りしました。
サイト主様のお気持ち、非常に良くわかります。
業務日報で後々データを生かせる様にフォーマットを改善する提案をしたことがありますが、
以下の理由で周囲から反対されたことがあります。
(1)この様式は昔、上位者とともに調整して決めたものなので、簡単に変えられるという認識を持たれては困る
(2)様式を改善することで、現在以上のアウトプットを求められる可能性があるので賛同できない
(3)これまで現在の様式で対応できているのだから、変更の必要を感じない
非常に役所的。
効率よりも規定・要領通りの仕事を最優先とする職場なら、
「前例通りにやった」は非常に楽なプレゼンテーションになります。
実質的な仕事ではなく、仕事をした「アリバイ」が重要ということです。
何かの答弁みたいなものです。
これまでと違う様式を採用して誤認したことで業務上の過失が生じたとか
日報をDBにしたことによる「業務分析」を無償で行わなければならなくなるとか。
「業務分析」は必要ではないか?
否、それは「本来業務」ではないし、評価の対象でもない
自分の業務上これまで取らなくても良かった責任です。
一度決まった方法を変えるのは並大抵のことではありません。
何事にも広範な稟議が必要なので、書類の様式など些細な事ほど変更が難しいのです。
見返りが小さい(またはマイナス)の割には多大な労力が必要ですから、誰も関わりたくないのです。
こんな風潮が蔓延る組織は、役所や一部の大企業を除いてすぐに淘汰される事でしょう。
でもそれが表面的な問題にならない組織がまだまだ多いのだと思います。
大企業病や官僚体質も問題ですが、日本独自の罫線文化もダメだと思います。
欧米企業の資料の様に表から罫線をなくしてしまえば、
タブだけで済むかもしれません。
その資料はデータ用なのか説明用なのか
その表を作るにはExcelが向いているのかWordの方が適しているのか
などの判断が適切にできるのではと思います。
以上、支離滅裂ですみません。