楽観視できない鈴置論考「韓国を見捨てると脅す米国」
正直、ウンザリします。米国で先月発足したバイデン政権が韓国の文在寅(ぶん・ざいいん)政権を軽視しているフシがあるのは確かですが、その「真の狙い」が「韓国を脅して親米政権にすげ替えるため」なのだとしたら、またしても日本が振り回されることになるからです。その意味で、私たち日本人は、韓国観察者である鈴置高史氏の「バイデン政権下における米韓関係」に関する第3弾の論考を精読する必要があると思う次第です。
鈴置氏は「韓国観察者」?「日本観察者」?
鈴置高史氏といえば、「韓国観察者」と名乗っている論客です。
ただ、以前からしばしば報告しているとおり、最近、個人的には鈴置氏を「韓国観察者」と申し上げるのが良いのかどうか、少し疑問でもあります。その理由は簡単で、一連の鈴置論考を精読すれば、これらが単なる韓国論を超えて、「日本が進むべき道」を間接的に示しているように思えてならないからです。
その意味において、正直、鈴置氏は「優れた韓国観察者」であるだけでなく、じつは「優れた日本観察者」でもある、と申し上げた方が正確です。そんな鈴置氏が本日付でウェブ評論サイト『デイリー新潮』に寄稿した次の論考、非常に深みがあります。
慰安婦問題を言い続けるなら見捨てるぞ 韓国を叱りつけたバイデン政権の真意は
「いつまで『慰安婦』を持ち出すのか。日本と仲良くできないなら見捨てるぞ」と米国が韓国に言い渡した。J・バイデン(Joe Biden)政権が文在寅(ムン・ジェイン)政権を見限ったのだ。韓国観察者の鈴置高史氏が解説する。<<…続きを読む>>
―――2021年2月15日付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より
今回の論考は、2月2日付の『「バイデンから電話が来ない」と気を揉む韓国人 原因は「習近平コール」か、それとも――』、2月8日付の『「文在寅外し」に乗り出した米日 「中国べったり」と見切り、政権交代待ち』に続く、「バイデン政権下の米韓関係論」の第3弾と見るべきでしょう。
東亜日報を通じて韓国を脅すバイデン政権
前回、前々回と切り口は似ているのですが、この議論が続く理由はおそらく、一連の鈴置論考を補強するような事実(ファクト)が次々と出て来ているからではないでしょうか。
実際、今回の論考では、のっけからこんな話題が取り上げられています。
「鈴置:東亜日報が興味深いニュースを報じました。バイデン政権の韓国担当者が同紙に対し、慰安婦や徴用工問題を唱え日本と対立を続けるのなら同盟を打ち切るぞ、と威嚇したのです。」
その「興味深いニュース」とは、韓国メディア『東亜日報』に2月10日付で掲載された、こんな記事です。
「最悪に突き進む」韓日関係に…米「韓国に対する期待を放棄するかも」と圧迫【※韓国語】
―――2021/02/10付 東亜日報より
鈴置氏によると、この東亜日報の記事では、「バイデン政権の当局者が1月9日、本紙に『私たちはクアッドの協議体化を急いでいる』、『日本との関係改善にも注目している』と述べた」などと記載されているのだそうです。
そのうえで、重要なのは次の記述です。
- 我々が韓国から聞かされることといったら、シンガポールの米朝首脳会談の精神と、慰安婦、強制徴用問題だけ
- 世界的なイノベーション国家である韓国が、北朝鮮や日本問題に関しては、いかなるイノベーションもしていない
- 韓国が(日本との関係で)前に進まないなら、バイデン政権はパートナーとしての韓国に対する期待を放棄しうる
非常に興味深い指摘ですね。
この東亜日報の記事が事実なのだとしたら、意味深です。今月の米韓電話首脳会談で、ホワイトハウス側の報道発表に「日米韓3ヵ国連携」の文言が含まれていなかったという事実と照らし合わせると、「このままだと米国は米韓同盟を断ち切るぞ」という警告にも受け取れるからです。
韓国の騙る「日韓関係改善」の正体とは?
ただ、そうなると、読者としては、「いや、でも最近の韓国は日韓関係改善を言い出しているんじゃないですか?」と反論したくなります。これに関する鈴置氏の見解も、また明快です。
「――文在寅政権は日韓関係を改善するでしょうか?
鈴置:しないでしょう。韓国政府にとって『改善』とは、何らかの形で日本政府が元慰安婦判決と自称・徴用工判決に従うことです。」
つまり、文在寅(ぶん・ざいいん)政権は、本心では日本との関係改善を図るつもりなどなく、それどころか引き続き、日本に対し、自称元徴用工判決などに従うことを要求する、というわけです。
余談ですが、菅義偉総理が文在寅氏との首脳会談に応じない理由も、コロナ禍だけにあるのではなく、こうした韓国側のよこしまな狙いを正確に見抜いているからではないでしょうか。
ただし、鈴置論考のうち、私たち日本人が本当に心して傾聴しなければならない部分は、この先にあります。バイデン政権の関心が、もはや文在寅政権ではなく、遅くとも2022年5月に発足するであろう「次の政権」に移っているフシがあるからです。
幸い(?)、北朝鮮は現在、核実験もICBM(大陸間弾道弾)の実験も中断しています。北朝鮮情勢の落ち着きを考えるならば、鈴置氏が指摘するとおり、バイデン政権が「交渉はおいおい進めれば良い」との判断に傾いていたとしても不思議ではありません。
「文在寅政権の任期は2022年5月まで。あと1年半もありません。そんな政権は無視し、『日米韓』の協力体制は、次の『まともな政権』と作ればいいわけです。」
…。
いかにも、バイデン政権が考えそうなことです。
要するに、現在の文在寅政権を軽視するとともに、韓国国民に対して「こんな政権を選んだら米国は許さないぞ」とばかりに脅すことで、自国にとって都合が良い政権を発足させようとする魂胆でしょう。
実際のところ、米国には(とりあえず表面的には)相手を従わせるための手段がいくつかあります。その代表的なものは「通貨(米ドル)」、「産業」、「軍事力」です。
実際、鈴置論考では、このところ、米国が『ボイス・オブ・アメリカ(VOA)』などのメディアを通じて韓国にさまざまなメッセージを送っていると指摘します。また、1997年のアジア通貨危機も、なかば人為的に発生させられたものだというのは、金融業界ではわりと有名な話でもあります。
さらには、日本が2019年7月に発表した対韓輸出管理厳格化に関連し、鈴置論考では「フォトレジストの供給を止めれば5G向け半導体が作れなくなる」など、産業面にも大きな打撃が生じるであろうと指摘しているのです。
外交を通じて相手を変えられるという思い上がり
ただし、当ウェブサイトなりに言わせていただくならば、「外交を通じて相手を変えることができる」というのは、思い上がりも甚だしいことです。結局、民主主義国においてはその国の民度を越える政権など出現しないからです。
それに、現在のバイデン政権が目指している「米国にとっての都合が良い政権」が「保守政権」を指しているのだとしたら、それは少々勘違いの度が過ぎます。バイデン氏が副大統領時代に直面した、米中二股外交を繰り広げた朴槿恵(ぼく・きんけい)政権は、まさにこの「保守政権」だったからです。
実際、鈴置論考でもこの点については、次のように指摘されています。
「――これだけ脅せば、次は親米政権が登場しますか。
鈴置:そうは簡単にいかないのが韓国という国です。左派だけでなく保守も『米国が怒っているようだけど、少々の甘えは許してくれるはず。韓国に兵を置いておきたいのだから』と考えがちなのです。」
この記述は、「1997年の通貨危機のように『痛い目』に遭わないと(韓国は)言う事を聞かない」という文脈で出て来るものですが、もう少し身もふたもない言い方をするならば、「痛い目に遭ったとしても、言う事を聞かない」という可能性も相応に高いでしょう。
この点、当ウェブサイトでは常に報告して来たことですが、韓国国内には「純粋な反日派」と「用日派」がいるらしく、行動としては一見すると似ていますが、目的は同じではありません。
- (A)用日派――歴史問題などを使って日本に罪悪感を植え付け、それにより日本から産業ノウハウ、技術、資本などを安い価格で手に入れようとする勢力
- (B)純粋反日派――歴史問題を使い、純粋に日本を貶めようとする勢力
このうち(B)の純粋反日派は、ある意味では感情の赴くままに反日をしてくれているので、むしろ彼らが韓国国内で力をつけてくれれば、私たち日本人の側に、「韓国は事実上の敵対国である」という認識が広まるのに役立ちます。
これに対し、(A)の用日派は、「我々も韓日関係は重要だと思っている」、「だからこそ日本はわが国の国民感情に配慮すべき」などと言いくるめることで、日韓関係を韓国にとって都合が良い形に持って行こうとします。
その意味で、日本にとってタチが悪いのは、(B)ではなく、むしろ(A)の方でしょう。つまり、日本にとっては、ここで韓国で「保守派(=用日派)」が息を吹き返す方が困惑するのです。
いずれにせよ、バイデン政権が文在寅政権を冷遇し始めていることは事実ですが、だからといって、「米国が韓国をやっつけてくれる」、「反日の韓国が酷い目に遭えば良い」、といった文脈で溜飲を下げる、というのでは困りものです。
鈴置論考を正しく読むならば、「仮に親米政権にすげ替えても、従中・卑日は続く」と見るのが正解でしょうし、個人的にはこの見解に全面的に賛同せざるを得ないのです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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司法・立法・行政を抑えているので、韓国与党はいずれの選挙でも勝利すると思います。
理由は、韓国の検察もトップが暫くすると入れ替わるので、
反対勢力だけ検挙するようになるかも。
米国でも、選挙の不正は司法がスルー状態のようです。
韓国ならば、もっと大々的に選挙の不正を行うと期待中です。
用日派の力は、低下してくれるはず。
アメさんは韓国に民主主義を根付かせた!って実績(と彼らが思ってる幻想)があるから切るって決断はできないだろうなあ。
日本としてはうまく韓国を焚き付けて自分から中国側に走らせるように仕向けるのがいいのかな。
日本の負担は増えるだろうけど、信用できない味方が隣にいるのよりはましか。
一部の日本人もそうですが、韓国を変える、というのは無駄な期待に基づいた思惑であることに気付いていない人がいます。韓国を変える、というのは韓国の民意を変える、ということであり、価値観を変える、ということに実質等しいのです。
それが徒労に終わることは韓国を見続けていればすぐに分かることですが、気をつけていないと容易にはまる落とし穴です。
韓国を変えるのではなく、先に韓国なしでやっていける体制を整える方が重要です。そこへ韓国が参加したいというなら使用料を払ってもらう、支払いに応じた権利を与える一時的な関係に限定すべきです。
おっしゃる通りです。>韓国を変えるのではなく、先に韓国なしで〜〜〜
私達は度々、「〇〇だが、それは韓国人のDNAの特徴だ」と突き放す意見に遭遇します。中華の外縁にあたる小中華の優等生だった李氏朝鮮は簡単な人民統治の手段として儒教を導入し土着シャーマニズと融合し、独自に変質した朝鮮儒教が道徳の柱だと言われています。その道徳とは「自分は相手より上か下か」が全て。朝鮮が中国に従順なのは自分より上だから、日本は遠い夷狄蛮族だから自分より下。驚くなかれこの精神がこの現世に於いても今だ健在のですよ。一例として、「相手は下だから我に金を貸し、我は仕方がなく金を借りてやるのだ」⬅︎麻生大臣が通貨スワップ拒否。事が思う様に進まないのは日本の所為だ〜で罵倒する。詰まるところ価値観の大きな違いからもう完全にアウト。助けない・教えない・関わらない、それこそ『三不の誓い』に徹し、国防に専念するしか無いと思う。南鮮北鮮の背後には中華思想の大御所中国が金印・銀印・銅印を持って控えているが、日本はそんな印なんか欲しくは無い。1Fか3Fか中間Fか知らないが印を欲しがる様では日本は終わり。
文大統領、ここが踏ん張りどころです。
韓国憲法を改正して自ら永世大統領を宣言するか、ドミニオンを使うなど、次も極左政権が続くよう、なりふり構わず得意の小狡い小細工を弄してください。
そうしないと、歴代の韓国大統領と同じ、悲惨な未来が待ち受けているのですよ。
日韓関係や米韓関係なんて小さなこと。
保身こそ、あなたにとって最も重要なことではありませんか。
イーシャさま
そう、死んでは元も子もない。
あなたはあなたのままで変わらずにいて下さい
そのままで~♬
追伸:
名曲を引用したことへの、謝罪と賠償の要求は受け付けません。
> 当ウェブサイトなりに言わせていただくならば、「外交を通じて相手を変えることができる」というのは、思い上がりも甚だしいことです。結局、民主主義国においてはその国の民度を越える政権など出現しないからです。
全く同感です。米民主党は積極的に韓国を変えようと思い、それは実現可能だと思っています。あたかも間違って文在寅政権になったが文在寅さえ首をすげ替えれば「正常な韓国」が実現してアメリカに都合良く上手く行く、その際には日本に戦後一貫して無理強いして来た韓国へのケツ持ちを今後も未来永劫続けさせよう、それで三方ヨシなのだと。
だが五千万人韓国国民の反日差別意識はそう簡単に変えられない。漸く日本は韓国のケツ持ちから離れられるかと言う時にまたしても韓国の面倒を見ろだとかお話にならない。そう言う思いが個人的には強いです。
「K国=反社会的勢力」で全て説明がつく、必殺のワンパターンコメントなので、
最近ずっと閲覧メインだったりします(匿名?某自称大使案件除く)。
今回のAとB、私には、「同じ穴のムジナ」にしか見えません。
ドラマや映画じゃなく、かつて仕事で損な!対応をしたこともあり、デジャブなのです♪
大抵の場合、ABの2人でやってきて・・・無茶苦茶な主張なんですよね〜
曰く、
B:(下品に大声で何回も)・・・セーや!
A:まぁ、まぁ、・・・するのは、オタクらも立場上難しいでっしゃろーし。
間をとって・・・くらいでどーでっしゃろー
私:(丁寧に丁寧に揚げ足取られないようご説明して)
・・・致しかねますのでお引き取りください。
※お引き取りの際に、Aが「地下鉄のる時は、きぃつけヤァ」「家族が怪我せーへんようにきぃつけたりやぁ」等の捨て台詞が入ったり、入らなかったり・・・
ただ、ABとも反社会的勢力なんですけど、明らかにAの方がタチが悪かったです。
結論として、ABいずれに対しても、丁寧な無視&関わらないのベスト。
関わるとしても相手の無茶苦茶な主張を丁寧に揚げ足取られないようかつ誤解のないよう拒否するのが吉です。
米国に対しては、その辺りの丁寧な説明と理解&今後の対応を共通認識として共有しておくことが必須だと考えています。
p.s. 本日18時現在、某自称大使のお名前は、駐日各国大使リストには記載ありません。
バイデンに脅された韓国政府は早速日韓関係の修復に乗り出すようですが、相変わらず頭の中は北朝鮮のことで一杯ですね。
そして使い古された告げ口外交で、アメリカに日本を圧迫してもらう気まんまん。
アメリカがどう出てこようと、日本としては毅然と対応してほしいものですが、はて。
[独占]政府高官「韓日関係、南北関係よりも優先する」任期の終わりに三角共助修復に乗り出す(韓国語)
2021.02.15
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=001&oid=020&aid=0003338462&lfrom=twitter&spi_ref=m_news_twitter
>>米国が北韓と中国の問題で韓米日協力の重要性を強調し韓日関係の改善を注文しているため、韓日関係を先に解決してこそ米国と対北政策の調整が順調に進むと韓国政府が判断。
>>文在寅政府が「南北関係の復元よりも韓日関係の復元が先に」と判断したのには、任期が1年余りしか残っていない状況で韓日関係の悪化が続くと、日本が韓国政府の対北朝鮮政策に否定的な状況が続くことがあるという懸念が作用したことが分かった。
>>「政府が過去史問題解決のために開かれた態度でアプローチしているにもかかわらず、日本が譲歩せず問題解決が難しい」という点も米国に説明していると政府関係者は伝えた。そうしながら「こうした状況を勘案し、米国が韓日関係改善のための役割を果たしてくれることを要請している」というのだ。
鈴置論考から引用します。
「1月28日、IMFが『いつまでも空売り規制を続けるべきではない』と韓国に忠告しました。規制を続けるほどにホットマネーが入り込み、バブル崩壊の際の衝撃が大きくなるからです。しかし、3月15日に解除の予定だった空売り規制は5月2日まで延期されました。2月3日のことです。
規制解除を延期したのは4月7日のソウルと釜山の市長選挙を政府が意識したためです。買い方に回っている個人、すなわち有権者に忖度し、選挙前の株価急落を予防したのです。」
「韓国の大統領の末路は悲惨です。それを防ぐには『自分を監獄に送らない次の政権』を作るしかない。2022年の大統領選挙で親米派が勝ちそうになったら、死に物狂いで阻止に動くでしょう。」
こうした指摘から予想できるのは、2022年5月の大統領選挙前に、差し押さえた日本企業財産の現金化や日本政府財産の差押は無いということです。(その後も無いでしょうけど。)
また、自称元徴用工判決も、自称元日本軍性奴隷判決も、目的は被害者を救済するためではなく、選挙に勝利する(自分たちの政治生命を守る)ためだということです。
そんなバカバカしい目的のための韓国政府との交渉に、日本政府は貴重なリソースを振り向けるべきではありません。常に、「約束を守れ」、「国際法を守れ」とだけ、馬鹿の一つ覚えのように言っておくだけで十分だと思います。
駐日大使(仮)のおっさんの今後の動向に注目ですね。
奴にとって手の平返しはお手のものだし、案外アメにすり寄って次期大酋長を狙ってるかもw
次期政権になっても、文政権でやったことをまず日本政府と日本国民が納得する形で解決しないと関係は続けられないと、はっきりしなけばならないと思います。
少なくとも私は、慰安婦合意の破棄と日韓基本条約の無視は、国交を続けるべきかどうかの重要問題であり、それなくして国と国との関係は続けられません。
やはり、かの国には霊的に生まれ変わってもらわなければいけない(「バカは死ななきゃ治らない」)ようですね。
日韓関係などには関心がないというか、むしろ理解の外にあった、トランプ氏という大統領が、バイデン氏に代わり、両国関係改善のために、日本もある程度譲ってやれと、圧力をかけてくるという懸念があるようですが、今のアメリカにそんな外交的余力があるようには思えません。現左翼政権の後に保守派の政権を、と工作する可能性なんてのもしかり。鈴置さん、バイデン政権をちょっと過大評価気味ではないかと思いました。
内政では、武漢肺炎によって満身創痍状態になった国内経済、雇用の立て直しと、巨額の財政赤字をなんとか経済崩壊に結びつかないように軟着陸させること。外交では、公然と覇権の奪取を狙い始めた中国を力ずくで抑え込むこと。個別の政策での軋轢は避けられなくとも、激しく対立する共和党と、少なくとも総論ではなんとか歩調を合わせられる、これらの課題が最優先というか、それ以外に手を染める余裕なんかないだろうと思います。
日本としては、アチラの用日派連中には間違ってもエサなんかやらない。それには何とか連中と繋ぎを取ろうとする、国内勢力の一掃の弱体化を図る。ゴリゴリの反日派相手には、露骨に無視していきり立たせ、ますます愚かな行動を誘発する、そんなところでOKという気もするんですが。
朝鮮半島は、周囲の列強の全てからして、面倒臭い土地なのです
何の利益も無いが、自国陣営にしておかないと、必ず敵方陣営となる。0か100。
「バランサー外交」などと嘯いてましたが、韓国にそれは無理なのは明らかです
韓国は米国側で無ければ、中共側になるしか無い、脆い国です
昔からそうです。明治日本は朝鮮支配になど、何の経済的利益も無いが、
自国が支配しなければ、確実にロシアの手に落ちるので、戦略的な意味合いだけで、
日清日露の大戦争を決行しました
この意義から、アメリカは韓国を米国陣営の末端に留めようとしてると思います
韓国は曹操の「鶏肋」で、北京・大連・旅順・青島に近い為に簡単に捨てられないのです
バイデン政権は韓国のFOIP構想不参加を受け入れ、同盟の地位を落とした上で同盟継続、
ぐらいの所に落ち着くんじゃないでしょうか?
ただし、韓国ではムンムンの支持率は40%程度で下げ止まり、
韓国保守は思う以上に弱いので、まだ左派の方が優勢です
韓国では日本の民主党の様な雪崩れ的な大敗はありえないでしょう
そして次期大統領選で左派が勝ったら、更に大きく米韓関係が揺らぐでしょう
右派も左派も、済州島四・三事件、保導連盟事件、朝鮮戦争、光州事件の様に、
文字通りの殺し合いなので、「民主党(自民党)の政策がダメだから、次の選挙は敵方に入れるわ。与党にお灸を据える」という様な事は起こり得ないのです
左派と保守がユダヤ人とパレスチナ人みたいなもんです
「日韓併合は不法だった」かどうかは置いておいて、「日韓併合は不毛だった」というのなら、双方心から同意できると思うのですがどうでしょうか。
私などは心の底から「日韓併合はするべきではなかった」と思うのですが、そこが日韓双方の全国民が同意できる「落としどころ」ではないかという気がいたします。
もうね心底めんどークサイので双方の代表者なり政治家なり出し合って、「日韓併合はするべきではなかった宣言」するとか、「日韓併合は(歴史的ファクトは動かせないが)なかったことにするがいいね!宣言」するとかして、双方同意した国際上の同意事項として「日韓併合はなかったことにする」のがお互いのためになるのではないかとかなり本気で提案しておきます。
問題があると解決しようとせずにいられないのは日本人の悪癖です。解決しようとする意思につけ込まれるのです。
朝鮮人は日本にマウントを取ることを目的としており、「日韓併合どうたらこうたら」というのは、マウントの方便に過ぎません。
万が一、「日韓併合どうたらこうたら」が解決してしまったら、何かまた別の口実を探してきます。豊臣秀吉でも閔妃暗殺でも何でもいいのです。
朝鮮人との間で、問題を解決するというゴールはありません。滅ぼすしかないのです。それが無理ならせめて棒で殴りつける、です。
日本政府がブレさえしなければ、
別に韓国に新米政権が立つのは構わないと思うけどなあ。
甘い方ですね。
基本的にバイデン政権=オバマ路線への回帰ではないでしょうか。
北朝鮮への軍事攻撃、金一族独裁政権崩壊後の北朝鮮統治に関われなければ韓国は亡国への道しかない。米国の強力な政治圧力もあり朴政権は日韓関係改善へ追い込まれ慰安婦合意後に政権崩壊。
今後バイデン政権が北朝鮮への軍事的圧力へと舵を切れば同様の事が繰り返される恐れがありますね。
北への軍事攻撃後の統治が日米主導となる事だけは韓国は絶対に避けなければならないので。
更新ありがとうございます。
米国バイデン政府は、「文の後の政権」を親米にして、日米韓の同盟の復活を夢見てるんでしょうか。もうそんな事二度と無いのに、、菅総理や安倍総理が話をしても駄目なんでしょうね。米国人にとっては韓半島が重要なのかも知れない。
米国に「仲良くやれ」と言われても、韓国はあの通り「日本もお互いに知恵を出そう」「隣国同士、未来志向で行こう」ってな、手前勝手な事しか言わない。まずは韓国が今迄の日本に対する非道、間違いを徹底的に懺悔し、日本への悪口、侮日を止めて反省する事が最低条件だ。
ところが「ハイ、日本とは話し合う席を作ったのに、日本がテーブルに着こうとしないよ、バイデン大統領!」と大袈裟なポーズを取る。だから、そういう破廉恥で、日本に対し小狡い事を仕掛ける奴とは、付き合い切れないって!また朴槿恵時代みたいになるよ。
用日派と文キチの様な純粋反日派、数では用日派が多いとしても、次回釜山・京城市長選では反日の方が優勢らしい(笑)。だから、親北媚中の民主党政権か続いて、国が空中分解か他国に攻められれば良いんです。
駐韓米国軍は居なくなっているわ、駐日太平洋艦隊、空軍、海兵隊も見てるだけなら、北が1日で抑えます。そんな時限爆弾か地雷地帯に日本は暮らしている訳で、
追伸。
ネーム打っている間に送信してしまいました。失礼します。
(続き)〜韓国については二股でアッチ行き、コッチ行きしないように、米国が責任を持って国をぶっ潰す。中国側に付くならそれで結構。どうせパシリしか出来ません、
これだけ現政権で問題が噴出し、でも野党保守系の力が弱く、、ってことから結論として、現在の与党が分裂して、現在の大統領以下「汚れた部分」をなるべく薄く切り取って、その残った大部分でもって革新系与党を維持して大統領選を勝利するんじゃないかと。その段階で若干親北の度合いを弱めた親米政権となるみたいな。
次の大統領が文さんの身の安泰を保障してあげる必要などないのです。韓国の規定でもう大統領になれない人なのだから。むしろ現政権の抱えた問題からは遠ざかりたいはずです。
文大統領。頑張りましたけどやっぱり刑務所行き。まあ、後進国あるあるの風景です。
>「文在寅のために米国との同盟を失う」
>と危機感を表明するものでした。
>「政権をすげ代えればいいのだ」
私ね。今回の鈴置論考で、こちらのほうがゾッといたしましたのよ。東亜日報のコメント欄の話ですわ。
自分達で選んだ大統領を、都合のいい間は生かしておき、都合が悪くなると、誰にでも差し出す・・・。
A国がこんなK国人に信を置いておけるというのにも、いえ、「まだ、使える。」と考えるのにも、鳥肌が立ちます。A国は米軍を通して、こんなK国人とさんざん向き合ってきたハズですのに(呆れ)。それとも、何ですか、K国とK国人は別??今年のトレンドですかしら?C国に同じバージョンがあったような。
宜しいですか、こちらでも再三、話題になりましたが、K国大統領の悲惨な末路。あれは、K国人が産み出しているのですよ。右派左派関係ありません。
下手をすると、C国との真剣勝負にとんでもの躓き石になります。
日本は手を引かせて頂きます。A国さん、躓くのであればお独りでどうぞ。日本にそんな余力はございません。こちらを見ないで下さいな。
アメリカの第二次世界大戦後の政策はことごとく失敗しています。
太平洋戦争そのものも失敗です。
韓国はアメリカ外交の最後の砦なのかもしれません。
既に失敗は確定していますが。
この調子ですと対中国政策も多分間違えるでしょう。
日本はアメリカ以外の価値観を共有できる国との連携を大急ぎで進めなければいけません。
特に英国との連携は日本にとって死活的に重要だと感じています。
多分英国も対日関係については同じことを感じていると思います。
アメリカは「敵の敵は味方」理論が好きな国で、
中共、イラン、イラク、パキスタン、更にポルポト派やアルカイダ(の前身)とも提携してた国で、
道理で期待するだけ無駄ですよ
パワーポリティクスなんてそんなもんと思わないと、どうしようもないですねぇ・・
やはりアメリカは韓国のことなど何も解ってないのだなぁという思いを強くしました。
未だに民主的な手続きで親米政権ができ得ると期待しているのかもしれませんが、そんなことは望むべくもないことが理解できていないのか、あるいはすでにどうでもいいと思っているのか、後者であればまだ救いがありますが、少なくとも一縷の望みを捨ててないように見えます。韓国政治が李朝の頃と変わらず、ただただ報復の連鎖であることが分かってないのでしょうね。
文在寅政権幹部は、もしも次期大統領選に負けるようなことがあったら、自分たちがどんな目に遭わされるか良く知っています。民主労総などの団体幹部もよく分かっているでしょう。投獄くらいで済んだら御の字で、国家反逆罪で訴追される可能性すらあります(韓国ってまだ死刑制度ありましたっけ?)。それくらいのことを彼らはこの4年間でやってきましたから。従って、およそ考えうる全ての手段を用いてでも勝ちに行くでしょう。
現時点でアメリカに見捨てられたら何かと都合が悪いということは、さすがの文在寅政権でも理解できるでしょう。でも、それだけならば、国は滅ぶかもしれませんが、自分の身に危害が及ばずに済む可能性もあります。しかし、大統領選で負ければ、ほぼ確実に自分の身が危ういのです。彼らがどちらを選択するかなど、火を見るより明らかです。結局のところ、アメリカの「脅し」は理解されたとしても、通ることは多分ないでしょう。
もしもアメリカがどうしても韓国を「こちら側」に付けておくことが戦略上必要だというのであれば、韓国軍を使嗾してクーデターを起こさせ、親米軍事政権を樹立させるよりないというのが私の見立てです。ただ、そこまでする価値があるようには見えませんが。
更新ありがとうございます。
バイデン政権の対韓政策ですが、米国自身が現在そこまでの余力はないので、定型文的なメッセージを述べているだけの様に思えます。
米韓関係の優先順位はかなり低く、それと同様に日米韓の三角同盟などは、特に期待せずに、後でいくらでも言いかえられる比較的当たり障りのない発言をしている様な感じを受けます。
VOAや「匿名の政府関係者」の発言での牽制で、今は十分だと見なしているのではないのでしょうか。
オバマ政権時の経験から「韓国を変えることはできない」と半ば突き放し、対中包囲網の観点からも日本の譲歩を強硬に引き出す余裕も無いように見えます。
少々楽観的過ぎるかも知れませんが、バイデン政権の日韓関係に対するアプローチは、優先順位も低いので、暫くは放置されるかも知れません。
韓国が今よりもっと露骨に中国寄りになったときに、余裕があれば「釘を刺す」程度の優先順位だと思います。
興味のある人があまりいないと思われるフォトレジストについて私見をば。
鈴置氏の文中では「高品位のフォトレジスト」となっています。これはEUV用のフォトレジストという事です。対韓輸出管理厳格化の対象もEUV用です。
それ以来、韓国にデュポンが投資とか何度か報道されてましたが私は懐疑的でした。
それは品質によるものです。
昨年の今頃、tsmcは「Fab 14B」において、フォトレジスト材料の品質不良のために、ウエハーを廃棄処分したことを明らかにしました。その被害金額は一説によると5億USドル。そして報道によるとフォトレジトメーカーは(ダウ・)デュポン。tsmcは否定も肯定もしていませんが。しかも、そのレジストはEUVの1世代前のArF(液浸)用です。
現在、サムスンでEUVを使っているのはファウンドリーラインで、メモリーライン比べて保守的です。自社製品を製造しているメモリーライン比べて顧客がぶら下がっているのでウエハークラッシュが許されないのです。そのファウンドリーラインがArF(液浸)用レジストで不良を出したデュポン製をEUV用に使うとはとても思えません。
あと、前にも書きましたがEUV用レジストの塗布用装置(コータ)は100%東京エレクトロン製です。
羊山羊 様
情報ありがとうございます。
当時、「デュポンがウエハーの生産から、撤退する」との記事があったと記憶していたので気になっていましたが、納得できました。
Doraさま
私見ですので話半分で聞いといて下さい
ちょっと前の記事ですが
https://limo.media/articles/-/14077
国内企業がシェア9割、半導体製造の重要材料「フォトレジスト」
市場規模は約1500億円、開発競争の主戦場はEUVに
海外企業がまったく出てこないのですね。
あとしれっと
>レジスト各社の間で誤算だったのは、北米ロジック顧客の10nm世代の量産遅れだ。
Intel www
りょうちんさま
>海外企業がまったく出てこないのですね。
この辺は日本企業の独壇場です。
鈴置氏が言うように一度、お仕置きして欲しいものです。
>>レジスト各社の間で誤算だったのは、北米ロジック顧客の10nm世代の量産遅れだ。
>Intel www
BIG3もIntelが一抜け、サムスンも千切れてtsmcの一人旅になりそうです。
別のところに書きましたが、つくばのtsmcの後工程研究拠点は意外といいかもです。
ハイエンドGPUもう消えちゃいましたね。伝聞だと半年以上は品薄じゃなくて枯渇ですと。クラウドGPUとかサーバに影響でる前に収束するといいんですが。
さて、intelじゃないけど半導体メーカもあり、フォトレジストはほぼ、塗布装置は全て日本製。あとは和製EUVまで揃えば…。
単体の金儲けに限らずファウンドリ誘致に波及、集積→金儲けスパイラル、水物ですが夢のある話です。昔の轍を踏まなければ、ですけど。
ところで、この件で自動車の減産による損失は6兆円との観測もあります。
輸出管理はともかく、欠品で産業の息の根を止まれば、立派な戦略物資。
ガチでカード切る中国ほどゲーム下手でなくとも、やるやらんによらず、「金玉握って」いると思われるだけで相手が慄くカードは逆も真なり、と言う訳で、台湾のtsmc安全保障的な意味でもお説が進んでほしいところですね。
すみません。上のは羊山羊様への返信を誤って新規コメントとしたものです。
ハイエンドGPUは仮想通貨マイニング用に買い占められたみたいですね。2,3年前の決算発表でNVIDIAのCEOはもうマイニング用には手を出さないと言ってたのにw
日本には生殺与奪権を持った部品はまだまだ有ると思います。例えばボールねじやLMガイド等の直動部品。
話は逸れますが冬のボーナス平均支給額ワン・ツーは東京エレクトロンとディスコでした。羨ましい
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/research-bonus/#/sheet/2020/winter/table?s=UW_&rpp=100
へちまはたわしのみに非ずさまへ ちょっと教えてください。
アメリカの人気情報解説者ジム・クライマー氏が巨額50年債をだして、アメリカ自身のファンドリーを作るべきと動き出している、有力な半導体企業ラムリサーチ、KLA,AMAT等の動きを紹介していました。やはり産業のコメを外国に頼ることの危うさが突き動かしていると。
台湾のTSMCが日本に拠点を新設というニュースに正直複雑な思いがします。日本は内部留保は豊富な企業もあり、半導体の核心的部品、材料の企業も数多くあります。アメリカのようなダイナミックな動きは見られません。ルネサスをはじめ半導体の戦略の日本的失敗は理解します。
でもコロナで世界は大きくかわりました。異次元の世界に突入してます。今国をあげて半導体をとりにいかねばならないんじゃないでしょうか。お金をばらまく政策の半分くらいを、未来にの技術の開発に向けていかないと。やがて日本は終わると心配です。
田舎のおばさん 様
私は素人の小市民でして、教えるなどととんでもない。この分野のご見識は羊山羊様が圧倒的だと思います。
ただ、産業が分業するのは基本的には悪くはないと思うのです。つまり、日本が羊山羊様の言う半導体製造材料で「金玉握って」いるのは、国策というよりは新宿会計士様の論の通り当時の政策の影響が大とはいえ半導体メーカがヤラレた反面で強い部材メーカが生き残った結果、つまりは適者生存だったのでしょう。
「金玉握って」いても握り潰すような真似にでるのは中国ぐらいで、あとはみんな水面下で蹴り合いしながら仲良くしてると思うのですが、仰る通り世界は変わってしまいました。
私としては田舎のおばさまのご意見通り、日本が生存するため≒羊山羊様の言う「生殺与奪権を握る」安全保障は産業誘致を含めた経済的利益と表裏一体だと考え、その点アメリカの考えも大して違わないと思います。それがアメリカ産ファウンドリの動きや、羊山羊様の提示されたボーナス支給額などに垣間見えるのでしょう。
先に羊山羊様が提言された和製EUVの開発は、正にこの的を射貫いたものと理解している次第です。
※鍵括弧の表現は羊山羊様のオリジナリティを尊重して引用したものです。
金玉握って、がおキニなだけではw
いやいやいや、尊重ですよ尊重www
韓国とは何か、について、別スレッド 2/15反日種族主義 著者・・・に、2000年代に行われた歴史学討論に基づく見解を述べてみた。7世紀後半以降の統一新羅、高麗が中国の属国であったこと、李氏政権は属国ですらなく一地方において行政の一部を託された外藩であったこと、朝鮮とは国名ではなく地域名であることなどがポイントだろうか。
韓国が誕生したのは、19世紀末の日清戦争の結果であり、日本によって清から独立することができ「大韓帝国」を名乗ったが、間もなく日本に併合される。
韓国の二度目の独立は、大東亜戦争に日本が負けた結果、アメリカによって独立を許され「大韓民国」を名乗り、今にいたる。もっとも、北側半分は中国・ソ連の後押しで別の政治集団が占拠したから、その領域は半分以下になってしまったが。
誕生してから70年ほどの若い国なのである。20世紀後半に驚異的な経済成長を遂げたことで、自らの出自、歴史的経緯を飾りたい欲求が生じたのは当然のなりゆきなのだが、前述したように韓国には歴史がない。
ふりかえれば、7世紀末~8世紀初頭において、唐(武周)との国交正常化をもくろむヤマト王権も、少しだけ似たようなマインドを持っていたようだ。当時の科学である占卜・暦法などを駆使して、その建国を1320年さかのぼるBC660年と称したあたりは誇大広告的なにおいがする。国号を日本と、権力者の称号を天皇と定めて唐との外交に臨んだわけだ。
この復活遣唐使は大成功だった。大使・粟田真人がイケメンで則天武后にかわいがられたことが功を奏したのだろうが、ともかく、唐(武周)の高官からは、
・倭国という呼称が雅でないのをきらって日本と称した
・日本は、その領域の東側にある小国だったが倭国を統合することで大を成した
・(その歴史、経緯については)多少いかがわしい点もあるが、おおむね了承してしかるべき
という評価をかちとった。
韓国に戻るが、そういうことで韓国には歴史がなく、当然ながら外交経験がない。先のパククネ政権が欧州諸国に対し「日本は悪い」といいつけ外交を行ったのは奇妙にみえるが、500年におよぶ李氏朝鮮・これは属国ですらなく外藩(地方行政機関)であった時代の基本的な行動様式、ありていにいえば、まず親分に言いつけてこらしめてもらう、という所作の発露とみれば理解可能。
韓国(だけではないが)のメディアが大げさなヘッドラインをつけるのも、そうすることで購読視聴さらに広告掲載をかちとることで収益を得ようとしているのだから、そもそもメディアに公正さを期待すること自体がまちがっている。
偉大と自称しつづける韓国はこっけいで、どこかあわれでもある。願わくは、よい教師にであって国としての経験を積むのが韓国とその国民の幸せをもたらすと思うが、外国のことゆえ眺めるしかない。留意すべきは、そのような国・国民に対してネガティブなコメントを続けると、その哀れさ・不幸が伝染する恐れがある。
せっかく経費と手間をかけてこのようなブログを運営しているのであるから、韓国からいったん離れて建設的な話題を提供されるほうが発展すると思うが如何。