「トランプ米大統領に呼吸障害」報道の答え合わせ
ドナルド・J・トランプ米大統領が武漢コロナウイルスに陽性反応を示したという話題については、先週金曜日の『ドナルド・J・トランプ米大統領に武漢コロナ陽性反応』で速報的に取り上げましたが、その後、一部メディアはトランプ氏が「呼吸困難」など、あたかも重篤な状態にあるかのような報道をしたようです。しかし、トランプ氏は先ほど退院し、米国民に対してメッセージ動画をツイッターに配信するなど、(見た目は)健康そうです。
トランプ氏重篤説
ドナルド・J・トランプ米大統領が現地時間の2日未明、武漢コロナウイルスに陽性反応を示したと自身のツイッターに投稿した、いう話題については、先週の『ドナルド・J・トランプ米大統領に武漢コロナ陽性反応』でも速報的に取り上げました。
その後、トランプ大統領はワシントン郊外のウォルター・リード・メディカル・センターに入院したのですが、これに関連し、毎日新聞(電子版)に掲載された次の記事によると、米国の一部メディアはトランプ氏について、病状が深刻であるかのように報じたようです。
トランプ氏「呼吸に障害」と大統領顧問 報道官は「気力に満ちている」 コロナで入院
新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領(74)は2日午後(日本時間3日午前)、首都ワシントン近郊のウォルター・リード陸軍病院に入院した。<<…続きを読む>>
―――2020年10月3日 14時24分付 毎日新聞デジタル日本語版より
毎日新聞によると、「匿名の大統領顧問」(?)はCNNに対し、「トランプはとても疲れた様子で呼吸に障害がある。深刻だ」と語ったほか、ニューヨークタイムズは「トランプ氏には発熱やせきなどの症状がある」などと報じた模様です。
もちろん、これだけだと、正直、断片的すぎて、なんだかよくわかりません。ただ、CNNやNYTがそのように報じたという毎日の記事が事実ならば、どうも米メディアの間でも、トランプ氏の病状が深刻であるとうかがわせる意図が感じられます。
トランプ氏に「呼吸障害」の様子は見られず
こうしたなか、本日、とりあえずの「答え合わせ」ができました。
トランプ氏が5日午後6時半(つまり日本時間の本日午前)にウォルター・リード・メディカル・センターを退院したのです。
Donald J. Trump
I will be leaving the great Walter Reed Medical Center today at 6:30 P.M. Feeling really good! Don’t be afraid of Covid. Don’t let it dominate your life. We have developed, under the Trump Administration, some really great drugs & knowledge. I feel better than I did 20 years ago!
―――2020年10月6日 03:37付 ツイッターより
I will be leaving the great Walter Reed Medical Center today at 6:30 P.M. Feeling really good! Don’t be afraid of Covid. Don’t let it dominate your life. We have developed, under the Trump Administration, some really great drugs & knowledge. I feel better than I did 20 years ago!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) October 5, 2020
トランプ氏のツイートを意訳すれば、「とても気分が爽快」、「医療技術は進歩している、COVIDをおそれるな」、「むしろ20年前よりも元気だ」、といったところでしょうか。
もちろん、トランプ氏のことなので、この「20年前より」云々のくだりはかなり誇張された表現だという気がしてなりませんが、ただ、「トランプ氏に呼吸障害」などとする米メディアの報道に関しては、どうもフェイクニューズではないかという気がしてなりません。
その証拠が、トランプ氏が投稿した次の動画です。
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) October 5, 2020
英語がわからなくても構いません。ここで重要なことは、見たところはトランプ氏は呼吸状態も良く、力強く話しているという点だからです(※ただし、ウェブサイト執筆者自身は残念ながら医者ではありませんので、あくまでも「見たところは」、ですが)。
これが本日撮影された動画であると信じるならば、明らかに米メディアの報道こそ、ウソだったという可能性が高いように思えてならないのです。
メディアの役割とは、何だろうか?
さて、トランプ氏の一件については、現時点において、これらの動画を見ただけの状態で、彼の健康状態に「まったく問題がない」などと断言することは控えるべきでしょう。
ただし、一部メディアが報じたとされる「トランプ氏に呼吸障害」説は、少なくとも上記動画を視聴すれば、かなり不正確な情報であったと判断せざるを得なくなることはたしかです。
こうしたなか、トランプ氏はこんなツイートも発信しています。
Donald J. Trump
Will be back on the Campaign Trail soon!!! The Fake News only shows the Fake Polls.
―――2020年10月6日 7:23付 ツイッターより
Will be back on the Campaign Trail soon!!! The Fake News only shows the Fake Polls.
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) October 5, 2020
これは、大統領選の活動を再開する、という宣言ですね。
ツイートに含まれる「フェイク・ニューズ」がどこのメディアのことを指しているのかはわかりませんが、 “Fake Polls” 、つなわち「ウソの世論調査」という表現もなかなか興味深いところです。世論調査では質問の方法次第で、ある程度は調査結果を特定の方向に引っ張ることも可能だからです。
この点、当ウェブサイトとしては、メディアの役割に「権力に対する牽制」が含まれていることを全否定するつもりはありませんが、だからといって明らかな風評などを流して特定の政治家に対する有権者の支持を損なわせるような行為を行って良いというものではありません。
その意味では、現在、米国や日本などで一部のメディアがやっていることは、明らかに「権力に対する牽制」の役割の範囲を超えています。
いずれにせよ、この騒動についても、後から振り返れば、特定方向に世論を誘導しようとするメディアの影響力を、ツイッターなどインターネットを活用した政治家の情報発信力が凌駕し始めたというエピソードのひとつに数えられるのかもしれませんね。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
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どうせしばらく隔離なんだから病院でおとなしくしてりゃいいのにw ほんとアメリカ人っぽいアメリカ人だな。
PCR陽性と言ってもイコールコロナ感染、とは限らないのですね。PCRは精度が低く、偽陽性がしばしば出ますから。実は偽陽性が出ただけで、単なる風邪だった可能性も高いです。
本当にコロナに感染していたとしても、「症状が出た人」の8割は軽症です。コロナウイルスは風邪のウイルスですから。
ですからコロナに感染していた程度で大騒ぎする必要は全くありません。息苦しさが強くなって入院し、酸素マスクを付けた段階になって初めて本気で心配した方がいいでしょう。
何がともあれ、トランプ氏が無事に回復してくれて良かったです。本人にとっても、日本にとっても。
マスコミが(嬉々として)コロナの重症を煽る辺り、コロナ感染で死んで欲しかったという願望がわかります。しかし大手紙(日本語で「大手の新聞」)がこれをやったらおしまいですね。最早は大手紙は、大手紙(北京語で「大きなトイレットペーパー」)にしか使い道がなくなったようです。
ちうごくのおとしがみはそがなかたかろうも?
ぢになるっちゃね?
感度が低いと言っても、無症状者や、発症から時間が経ちすぎてる人も含めてですから、今回のケースは発症直前(症状を隠していたとしても発症直後くらい)のウイルス検出にはベストタイミングなので、SARS-CoV-2ポジティブは余り疑う必要ないかと思います。ウイルス検出感度は、まるっと全体丸めると感度がいまいちということになりますけど、発症直前から発症直後数日までなら診断法としてはベストですよ。
タイミングと言えば、某携帯大手が唾液でPCR受託診断事業やろうとしてますけど、診断に丁度いいタイミングとか検体部位選択とかガン無視なのでひどいことになるでしょうね。陽性適中率50%切るかもしれませんし、母数が大きくなれば偽陽性もそれなりに出てきてしまいますので、愚か者はバカを見ることになりますね。それはそれで別にいいか。
感度じゃないですね、精度の話でした。どっちにしろベストタイミングは同じですけど。
日本では日曜の関口宏がニッコニコだったということで批判記事が踊っていましたねぇ。
そもそもトランプ陣営としては、さっさと公表して利用した方が得になると踏んでこその一連の行動でしょう。モノがモノなので秘しておくわけにはいかないですが。そう年齢差はないにしても「私は回復してみせたが、バイデンではどうかな?」という印象もつけたかったかと。
アメリカであれ日本であれ、目先だけでニッコニコになっちゃった人たちはまぁ…残念な知能ですねとしか。
農民 様
ですね。歳を取っても関口氏みたいな人にはなりたくないものです(笑)
……どうもご無沙汰してます。最近絡みがありませんでしたので。
とある福岡市民 様
関口氏、日テレ「知ってるつもり?!」の頃は好きだったんですが。子供心に”ためになる番組・おだやかな声”と感じていたのですが……昔から実はこんな方だったなら悲しい。今見たら番組内容もどうだか?
直接ツリーでやりとりはお久しぶりですが、医療系だけでなくたまにお寄せになる歴史系コメなど、感心して拝読しております。「トランプが病を秘して…」という流れで武田信玄を絡めようかと思いましたが、本質はズレるし浅はかだとペケがつくのでヤメました(笑)
更新ありがとうございます。
トランプ大統領が退院したようです。報道によると日本時間の6日朝退院。「トランプ大統領は、ホワイトハウスに戻るとツイッターにビデオメッセージを投稿し、私は指導者として最前線に立つ仕事に戻る。危険は承知のうえだ」と選挙戦とウイルスに戦う姿勢を見せた。
でも、ホントーに大丈夫なんでしょうか?(笑)直近72時間は熱も無いそうですが。
で、トランプ氏が「呼吸困難」など、あたかも重篤な状態にあるかのような報道をしてたのは、ハイ!何処の新聞社でせうか?(爆笑)フェイクもいいところだ!
トランプ嫌いで通るマスコミの皆さんは、健康に疑念を挟むことでイメージを落とそうとしているのかもしれませんが、逆にトランプ氏に話題を集中させ、バイデン氏の影を薄くしているだけの様な気がしてなりません。
ウチの家庭内ではトランプ氏自作自演説が流布しております。
フェイクニュースには、「誤報」と「虚報」があります。意図しない間違えた報道と意図的なウソの報道とも言えます。しかし、ウソではない「虚報」もあります。
「呼吸障害」という言葉では、一般的には人工呼吸器や酸素吸入が必要な状態が連想されます。一方で、酸素飽和度が低下した状態も呼吸による酸素の取り込み能力の低下を意味しますので呼吸障害といえる可能性はあります(アメリカでの正確な「呼吸障害」の医学的定義は知りませんが)。
レムデシビルを投与したという情報もありますので、症状の重さはわかりませんが、少なくとも酸素飽和度の低下により肺炎発症を疑う程度までは進行していたと考えるのは自然です。
そういう意味では「誤報」では無いと考えられます。一方、発話・自発呼吸が行える状態にも関わらず、あえて「呼吸障害」という言葉を選び、自発呼吸のできない状態を連想させるミスリードを狙ったなら「虚報」といえます。
誤解のないように「酸素飽和度の低下が認められたのでレムデシビルを投与したが、自発呼吸に問題はなく会話も行える状態」と報道すべきです。上記を「呼吸障害がある」と報道するのは「虚報」といっても過言ではないでしょう。
マスコミは、ばれたら問題となる「誤報」や意図的なウソである「虚報」よりも、事実関係はウソではないがミスリードを狙う「虚報」を好んで使います。マスコミ報道は基本的に全て、事実関係はウソではないがミスリードを狙う「虚報」で形成されていること疑うくらいの心構えがないと簡単に騙されます。
「トランプ大統領呼吸障害報道」は典型的な例である可能性が高いです。
レムデシビルじゃない!デキサメタゾンですうううう!
なぜこんなアホな間違いを犯すのか…
私はマスコミと違ってすぐに訂正し、お詫び申し上げます。
ごめんなさい!!
酸素飽和度93%に低下!!!!
なんてやってましたねえwww
妻は看護師ですが、うちでは大笑いしていました。
ま、ふつうの患者なら93%程度だったら様子見でしょうけどね。トランプの年齢と立場考えたら、担当医は笑ってられないでしょう。ずっとモニタリングしててじわじわ下がってきたんでしょうから、担当医は血の気が引くんじゃないですか。95切った時点でさっさと投与する方針だったと想像してます。あとトランプの性格も考えたら、呼吸が苦しくなっても「そんな酸素飽和度で大丈夫か?」「大丈夫、問題ない」とか言いそうですし。
補足
デキサメタゾン:抗炎症=肺炎の症状緩和
レムデシビル:抗ウイルス=ウイルス増殖の抑制
ウイルス陽性であるなら、VIPであることを考慮すると、抗ウイルス薬の使用は症状にかかわらず選択肢としてはありえる(日本では軽症のうちはファビピラビル=アビガン、進行しているならレムデシビルという選択肢のほうが一般的でしょうけど)。
一方、ステロイド剤であるデキサメタゾンを無症状で投与するのは考えにくい。というかいくら早期からの予防的措置といっても、肺炎の兆候が認められる前からというのは疑問。したがって肺炎兆候=自覚症状がない程度のSpO2低下は事実と思われる。
レムデシビルとステロイドを投与したことを考えれば、CTで肺炎像を認めていると考えるほうが自然。本当に軽症なら、少なくともステロイドは行かない。抗体製剤は重症化した場合の混乱や、選挙期間中で早期復帰を望むトランプの強い希望などで併用された可能性が高い。
結果的に治療が奏功して、早期退院につながったとはいえ、CNNなどの報道のほうが実際の病状に関しては真実に近いように思える。
問題は、医師団や本人のツイートと異なる内容のリークを行った者がいるということでしょうね。泳がせておいて敢えてリークさせておいたのならいいのですが、そうでないなら、危険です。どのレベルでの危険性があるのかと考えて、選挙戦での情報操作を目的とするだけなら大したことではないのですが。
ケロお さま
大統領選投票日も間もなく、という時期を考えれば、重症化はおろか、肺炎を起こした、というだけでも相当な痛手なわけで、トランプさん本人のツイートは、まずアテになりまへんでしょう。
あんなヒトですから潜在的な反とランプ派は身近にすらいくらでもいるでしょうから、情報統制しきれてないんじゃないですかね。
本来は大統領の健康状態なんて結構な機密ですが、逆に選挙期間中何で、アメリカ国民の正しい選択のために隠すべきではない、とかなんとか、理屈はつけられますし。
しかし、会見に出ていた先生は、しどろもどろと結構つらそうでしたね~。医者って、病状の説明で嘘つくのって本能的に嫌ですけど、結構、すげえプレッシャーかけられたんじゃないんですかねえ。
といいますか、あのドクターは記者会見向きじゃないですね。嘘つけないタイプを通り越して隠し事すらできないタイプでしょう。浮気とかしたら秒速でバレますね(余計なお世話ですね)。
「先生、私は癌なのでしょうか」とか聞かれたら誤魔化すの下手そう。
まあ、今どきはバンバン告知するというお話ですけど。
医者は嘘つくの下手なやつが多いですから。
医師会とかで修業すればまた違う、カモw。
今は告知がデフォっす。
「事実」はひとつしかありませんが、
「真実」は関わるヒトの数だけありますから…
引っ掛かったオタク さま
肺炎はおこしているが、相対的な全身状態は良好、どちらも、本当ではないが嘘でもない、ってところでしょうか。
とは言え74歳、ここで無理したら数日後明日どう転ぶか?
ワタシなら、少なくともレムとデキサが終わるまでは退院拒否りますねえ
とはいえ、あのトランプを説得して入院させておける医師がこの世に存在するのかと考えると、無理でしょうね。
トランプのツイートから見ると医師団とのある程度の信頼関係はできていそうなので、なんとかホワイトハウスに大統領を軟禁しながら治療を継続することで妥協したのでしょう。
「ホワイトハウスに大統領を軟禁」などというフレーズは過去使われたことなさそうなパワーワードですね。
いうこと聞いてくれないなら記者会見でホントのことを話しますよ!
そんなことしたら巨額の損害賠償を請求するぞ!
なんか、やり取りが目に浮かぶなあ。
世界最強のモンペだ。
CNNは毎日必ずトランプさんに対する批判記事を載せていましたが、ここ一、二日の矛先は、
①トランプさんは、(すでに20万人以上が死亡している)一般人が受けられないような手厚い治療を受けた、
②実はPCR陽性が分かる前に、簡易検査で陽性が出ていたらしい、それを「隠して」スタッフたちとマスク無しで接し、あるいは集会を開いたのでは?
の二点に向いているようです(他の反トランプメディアも同様)。
アメリカが病んでいるのもメディアの責任が大きいと思いますねえ。
>①トランプさんは、(すでに20万人以上が死亡している)一般人が受けられないような手厚い治療を受けた
アタリマエのことですね。大統領と一般人が同じ治療のわけがない。トランプは仮に大統領でなくとも大富豪なのだから特別治療を受けられて当然ですし。
>②実はPCR陽性が分かる前に、簡易検査で陽性が出ていたらしい、それを「隠して」スタッフたちとマスク無しで接し、あるいは集会を開いたのでは?
わざわざスタッフや支援者を感染させるメリットがどこにあるのか。ホワイトハウスクラスターの感染者は同時多発的に確認されたのだから、ペイシェント・ゼロはトランプ本人で無いのは明らか。それに、どうせやるなら討論会でバイデンや敵司会者に感染させないとw
マスコミ自身が陰謀論を唱えるようでは、末期症状ですね。さすがにレベルが低すぎます。お薬増やさないと。
>トランプさんは、(すでに20万人以上が死亡している)一般人が受けられないような手厚い治療を受けた、
元々民間会社の保険しかないアメリカの庶民は、CNNの社長重役のような大金持ちの受ける手厚い治療は受けられない。
まして大統領と同じ治療を受けられるわけがない。
人間は正念場で、その本性を明らかにするという。
トランプ大統領の本性は、十分に見せていただきました。正念場において、トランプ大統領は最後まで周囲の人々への感謝を忘れていなかった。
王の戦い、そのものでありました。
ウォルター・リード病院周辺に集まった人々の姿を、メディアはけして撮し出すことはない。
病院の外で、トランプ大統領の姿を見た瞬間、多くの人々が目に涙を一杯に浮かべていたことがイメージとして浮かび上がります。こんな人々の姿を、メディアはけして公にすることはない。
全世界のメディアにとって、指導者と民衆の間の『魂の絆』はすべて敵であるからです。人々の魂の絆を分断し、一人一人の人間を孤立させてしまうことに、メディアの目的が集約されているからです。
そして、そんな人々の姿を見てしまった指導者は、過酷な試練、無理を通すことを自らに強いてしまいがちです。
自らの体力が消耗することを省みず、強いて力強い姿を人々に見せようとする。自らの命と引き換えに、人々を励まそうとする。
同時に、人々の最大の願いは指導者の頑健な精神と肉体であることを、指導者は熟知するべきだと思います。
自らの健康に最大の注意を払い、それを維持する。
そのために、多少の静養も必要であることを、多くの人々(メディアに顔出しする人々ではありません)はわかっています。