以前の『納得の鈴置論考、安倍発言の真意は「韓国は反面教師」』などでは、韓国が「K防疫」に胸を張るなか、安倍晋三総理大臣が「韓国は反面教師」と痛烈に皮肉った、という話題を紹介しました。ただ、日韓関係についてはいつまでも放置し続けてはならないのもまた事実でしょう。というのも、ここにきて米中対立が本格化する兆しを見せているからです。こうしたなか、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、「日本をダシにした米中均衡外交」を想起させるような主張をいくつか発見しました。
日韓関係悪化と「自然消滅」論
2018年秋口の旭日旗騒動、10月と11月の自称元徴用工判決、12月の火器管制レーダー照射事件、昨年の慰安婦財団解散や上皇陛下侮辱事件など、韓国の側から仕掛けられたさまざまな不法行為により、日本の韓国に対する信頼は徹底的に踏みにじられた状況にあります。
これに加え昨年7月1日に日本政府が発表した対韓輸出管理の厳格化・適正化措置を受け、韓国側が日韓GSOMIA(※)を何度も破棄しようとしたり、対日WTOをチラつかせたりするなどの「逆ギレ」により、日本側では「韓国疲れ」が国民だけでなく財界レベルにまで広がっていると言えます。
(※「日韓GSOMIA」とは『秘密軍事情報の保護に関する日本国政府と大韓民国政府との間の協定』のこと。)
こうした状況で日本政府は日韓関係をどうするつもりなのか。
あくまでも当ウェブサイトの理解に基づけば、日韓関係を巡る現在の日本政府のスタンスは、「現状を積極的・戦略的に放置しつつ、韓国に対する消極的経済制裁・セルフ経済制裁の機会をうかがう」、というものではないかと思います(『日韓関係を「自然消滅」させるというアイデア』等参照)。
この考え方が日韓関係を巡るアプローチとして、「絶対的に正しいものだ」とは言いません。
立場によっては「日本がもっと韓国に寄り添うべきだ」などと述べる人もいるでしょうし、逆に「中国が韓国に対してやっているみたいに、日本も韓国に対して叩いて躾けるようなアプローチをとるべきだ」と述べる人もいるかもしれません。
しかし、結果的に日本政府による「日本の側からは積極的に関係を改善しようとしない」というスタンスが、ここにきて、本格的に日韓関係を破綻に追いやろうとしているようにも見えます。それが、武漢コロナウィルス感染症の蔓延と相互の入国制限措置です。
少なくとも現時点において、日韓間の人的往来はほぼ断絶に近い状況に追いやられましたし、また、外交の「相互主義」という観点からは、今回の相互入国制限措置は日韓が同時に解除するのが自然ですが、昨今の日韓関係の悪化に照らせばそれも難しいように思えてなりません。
米中の「陣取り合戦」と韓国の「バランス外交」
自然に考えたら、日韓関係はもはや風前のともしびのような状況とも言えますが、こうした状況をさらにややこしくしている、もうひとつの重要なファクターがあるとすれば、米中関係の急激な悪化に基づく、水面下での「陣取り合戦」の激化です。
いうまでもなく、ドナルド・J・トランプ米大統領が中国に対し、損害賠償を要求するなどの動き(『中国の外貨準備没収は可能か、そして新たな中国関係論』等参照)に加え、先日はフォックスビジネスとのインタビューで「米中断交」に言及したほどです(『トランプ氏「米中断交すれば5000億ドル節約」』参照)。
ということは、日韓関係が破滅の危機に瀕している一方で、韓国がもし米国の制止を振り切り、完全に中国陣営になびいてしまった場合は、対馬海峡が「待ったなし」で日本の防衛ラインに化ける可能性がある、ということでもあります。
しかし、状況がさらにややこしいのは、もしも韓国が中国になびかず、「米中天秤外交」というものを続けた場合、米国が日本に対して日韓関係を改善するよう圧力を加えてくる可能性もある、ということでもあります。
じつは、日本ではあまり考えられないことですが、韓国では「保守陣営」に属するメディアですら、「韓国は米国と中国の間の均衡外交で利益を得るべきだ」、といった、まことにムシの良い主張を展開することがあります。
韓国メディア『中央日報』(日本語版)に掲載された次の社説など、その典型例でしょう。
【社説】米中のポスト・コロナ覇権争い、韓国は準備ができているのか
新型肺炎事態が米中葛藤の激化につながっている。ウイルス発源地である中国の責任論攻防から始まった対立は新型コロナが落ち着くと同時に差し迫ってくる世界経済と国際秩序の再編に備えた覇権競争に拡大する兆しだ。<<…続きを読む>>
―――2020.05.18 10:21付 中央日報日本語版より
社説の主張をわかりやすくいえば、
「韓国経済は中国に深く依存していて、中国との断絶が発生した場合の不利益は米国とはけた違いに大きい。だからこそ、米国か中国かという二者択一の選択を強要されるのは避けなければならない」
というものです。
そんな都合の良い主張が、国際社会に対して通用するわけなどないのに…。
ただし、「米国か中国かという二者択一を強要される」のをどうやって避けるのかという具体的な提言はありません。「上から目線でご高説を垂れる」というのは日本のメディアにもありがちですが、韓国メディアの場合はそれがとくに酷い気がしますね。
「韓日関係悪化」を悪用する韓国保守派の邪悪さ
ただ、あえて韓国の「保守派」の気持ちを代弁して申し上げるならば、「米中均衡外交」を推進するために利用する国のひとつは、日本でしょう。そうした記事のひとつが、同じく中央日報に掲載されていた、次のようなものです。
米中全面紛争に向かう中…6月に韓日輸出規制「局地戦」再点火の兆候
新型コロナウイルス事態の中、米中間の葛藤が全面紛争の様相に向かっている。米国は中国ファーウェイ(華為技術)規制に続いて世界市場で中国を除いた産業体系を構築することを目標にしているが、友邦の韓国と日本が「輸出規制葛藤第2ラウンド」に入り、開始からつまずく状況だ。<<…続きを読む>>
―――2020.05.18 08:07付 中央日報日本語版より
要するに、「韓国としては米国の側に立って一緒に戦いたいところだが、日本が不当な輸出『規制』を仕掛けてきたから、韓国としては日本がその輸出『規制』を撤回しない限りは米国に協力できない」、というロジックですね。
これは日本を代表する優れた韓国観察者である鈴置高史氏が朴槿恵(ぼく・きんけい)前政権時代に韓国の不合理な反日行動を説明するために提示したロジックでもありますが、韓国の「保守派」(あるいは「用日派」)の悪質さを示すという意味では非常に参考になる考え方です。
中央日報は米国が先週金曜日に打ち出した、中国のIT企業・華為(ファーウェイ)に対して半導体チップ供給を制限する方針や、世界保健機関(WHO)への台湾のオブザーバー参加などを巡って、中国と全面対決姿勢を示していると主張。
こうしたなかで、「韓日両国が輸出『規制』問題で衝突する可能性が高い」ことが、米国陣営の足並みを乱している、とするのがこの中央日報の指摘でしょう。
日米陣営から韓国を弾き出す必要がある
さて、あらためて状況を整理しておきましょう。
自称元徴用工問題がその典型ですが、日本政府としては、韓国が国際的な約束を守らない限り、国としての付き合いが成立しないとの姿勢を明確にしています。
これに対して韓国は、自称元徴用工問題での日本の譲歩や輸出管理適正化の白紙撤回など、依然として「日本の全面的な譲歩」を前提とした解決策にこだわっています。
つまり、日韓関係の「落としどころ」は、結局のところ、大きく次の3つしかありません。
日韓関係の3つの「落としどころ」
- ①韓国が国際法や約束をきちんと守る方向に舵を切ることで、日韓関係の破綻を避ける
- ②日本が原理原則を捻じ曲げ、韓国に対して譲歩することで、日韓関係の破綻を避ける
- ③韓国が国際法を破り続け、日本が原理原則を貫き続けることで、日韓関係が破綻する
いままでの日韓関係だと、日本が原理原則を捻じ曲げて韓国に対して譲歩することで、「丸く収める」という努力が図られてきました。しかし、今回ばかりは日本が一歩も譲歩せず、日本の譲歩を引き出そうと韓国側があの手この手でインチキ外交を繰り広げているという状況が続いています。
しかし、究極的には、韓国が米国の同盟国という地位にある限り、米国が「日韓関係の破綻」を望まないというジレンマがあります。ということは、最終的には日韓関係が破綻するかどうかは、米韓関係の動向次第、ということですね。
もちろん、理想はトランプ政権がさらに4年続き、安倍政権の残りの任期中に、米韓関係と日韓関係が同時に「解決」することです。
しかし、万が一、トランプ氏が11月の選挙で敗北し、バイデン政権などが誕生しようものなら、日本は再び理不尽な対韓譲歩を米国から強要されるというシナリオも出てきます。
このため、日本の国益だけを考えるならば、これから日本は米国とタッグを組んで中国と対決しなければならない以上、日韓関係という「小骨」をいつまでも放置し続けることは望ましくありません。
自称元徴用工問題を筆頭とする日韓関係の膠着状況については、いずれ近いうちに、再び動かさねばならないタイミングが到来するように思えてならないのです。
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元「韓国挺身隊問題対策協議会」(略称・挺対協)、現在の名称は「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(略称・正義連)ですが、様々なスキャンダルが発覚しています。韓国政府は「見えない聞こえない」、日本のマスコミも黙んまりです。
この件、日本政府にはコメントする権利? 資格? はあると思うのです。何しろ日韓政府が取り決めた慰安婦合意に密接に繋がる組織の腐敗です。菅義偉官房長官が、定例記者会見で、正義連の諸問題を軽く総括した上で、「日本政府としては誠に憂慮すべき事態と受け止める」とコメントを発した上で、詳細な情報をホワイトハウスと米国主要メディアに渡すくらいはしてもよいと思います。当然米国のリベラル系メディアはガン無視するでしょうが、Fox Newsくらいは食い付くかもしれません。
私がこれを提唱する目的は、米国から見たときに日本が被害者のポジションに居ることです。「オバマ政権の肝入りで慰安婦合意を結んだにも関わらず、その合意は実質的に破棄されており、さらには、慰安婦支援団体は完全に腐敗している。韓国政府はそれを見て見ぬ振りをしているし、日米のメディアもその事実を隠蔽している。日本政府の誠意は完全に踏みにじられた。シクシクシクシク…」という嘆き悲しみを、然るべき外交用語で表現し、ホワイトハウスに伝えることです。
そうなれば米国政府は「韓国と和解してくれ」と圧力をかけにくくなるでしょうし、万が一圧力をかけられたら、上述の問題を、慰安婦合意を取り次いた米国の責任で徹底究明してくれたら考えると応答すれば良いでしょう。
もちろん米国とのやりとりは密室ではなく、逐一公開する前提です。
まあ、残念ながらこれらの仕事を担うのが、日本の害務省ですからねぇ… 菅さん、頑張ってください。
米国から見たときに日本が被害者のポジションに居ることです。
→良い考え方だと思います。
「盗人猛々しいニダ」「一度つかんだ被害者の座は、渡さないニダ」と大騒ぎするでしょう。
害務省が、ネックですね。茂木さんのリーダーシップの問われるところだと思います。
先に「日本が韓国が悪くて困ってる」を、国際的に展開してい行く分には、下品じゃないと思いますけどね。
私は反対
慰安婦問題は不可逆に解決されているので
(韓国の)内政問題
日本政府が介入すれば内政干渉と逆ギレされます
介入ではなく、感想と情報提供です。
私はわんわん様に一票
内政干渉か否かは解釈の問題。
この手でめっぽう弱いのが日本なので、
関与しないのが良いと思います。
日本政府、その他に期待したい気持ちはわかりますが、
今までの実績、
期待できる実績は全くなし。
日本は関係ありません。
まったく同感。
枠組みに巻きこんだアメリカからの同調圧力に備えて、
やれることはやっておいた方が良いと思います。
地道な努力の積み重ねが、長年のゆすりたかりを
許してきた構造を変えていくのだと感じています。
中国のIT企業・華為(ファーウェイ)に対して半導体チップ供給を制限する方針や、世界保健機関(WHO)への台湾のオブザーバー参加などを巡って、中国と全面対決姿勢を示していると主張。
韓国は、この2つとも日本のせいにできるんですかね?
WHOは、ダンマリで、直接的に韓国のダメージにはならないですよね(今更失う信用もないでしょう)。
ファーウエイの件は、年間10兆ウォン失うという記事が出てましたが、一回失ったら戻りませんよね。
ということで、半導体チップの供給制限を、「日本が悪いからアメリカに協力しないニダ」にしたい考えは、十分あるでしょう。昼にも書きましたが、この話はGSOMIAを思い出します。アメリカを梃子にして、日本を動かそうとするやり方です。通用するかどうかは、ちょっと難しいかな。
「米国か中国かという二者択一を強要される」のを避ける方法は、「二股外交に磨きをかけるニダ」しか意見が出てませんよね。実際にも韓国は、「痛みを伴う決断が、できない国」ですから、そうなるんじゃないかなと思います。
米中が韓国の取り合いをすると言っても、有事ですから「優しい扱い」は期待できないでしょうね。
首根っこをつかまれて、両方から小突き回されればよろしい。
もし米国から対韓譲歩を迫られたとして、それを聞き入れなければどうなりますかね?
現に韓国は米国の言うことなんかこれっぽっちも聞いちゃいない。
欧州もイギリスも理不尽な要求は全く受け入れていない。
で、結果として見捨てられているかと言えば別にそんなこともない。
日本も自信持って突っぱねていいんじゃないですかね。
陣取り合戦なら米国から見て日本のほうが失いたくない駒でしょう。
無理難題は聞かない。
それぐらい意地を張ってもいいでしょう。矜持と国益の問題です。
安倍総理&外務省がうまくやったところは、韓国の主張=戦後秩序への挑戦と定義できたことです。
これでアメリカ筆頭に西側諸国が日韓関係改善を言ってきても、向こうの主張を日本が飲む羽目になったら、他の先進国の古傷を発展途上国がえぐりに来る事態が多発する事になりますので、早々表立っては言ってこられないと思います。
まぁ、裏だって政権攻撃してくる可能性もありますけど。今の新聞みたいに飛ばし記事出して政権を追い込んだり転覆させたり。
たけ様 おっしゃる通りだと思います。
>現に韓国は米国の言うことなんかこれっぽっちも聞いちゃいない。
>欧州もイギリスも理不尽な要求は全く受け入れていない。
>で、結果として見捨てられているかと言えば別にそんなこともない。
では、なぜ、日本はアメリカの無理難題を退けられないのかですが
外交オンチの韓国は参考とはならないとして、欧州やイギリスが堂々とアメリカの理不尽と対峙できるのは、軍隊を持っているからじゃないかしら。こと他国から侵略行為があった場合、独立国家として自力で戦えるというのは、外交の大きな後ろ盾になります。現在の日本には、外国の侵略に対して対抗する法的仕組みがありません。
国際状況における日本の占める位置がどれだけ強いものであっても、外国の侵略に対して戦う仕組みがない国家の外交は、それを代行してくれる国の意志に左右されるのだと思います。つまり日米安保による抑止力ですわね。
ただ、それは、真の日本の安全保障にはなりえない。人もそうですが国も、自分の身は自分で守らなくてはならないのが基本だからです。トランプ大統領出現以降、世界は自国主義への流れとなり、コロナ禍で、それが一層むきだしになっていると思います。日本がその安全保障の要としている日米安保はある日突然、霧散するやもしれません。
たけ様、アメリカの理不尽を退ける前に日本はその安全保障で独立しなくてはなりませんのよ。
更新ありがとうございます。
そもそも日本と韓国では国力がまったく違います。いろんな経済指標は会計士さんでも他の統計でも見られます。
日本> > > (超えられない壁)> > >韓国ぐらい。世界のNO.2か3と、11位以下ぐらい。今はもっと下がって15位ぐらいか。人間としては酋長国並みの150位以下ですが。
それをマトモに理解せず、民度は優越しているとか、日本は島の猿だなんて擦り込み、そう思いたい教育をして来たので、こと日本となると正常な判断が出来ません。この記事もそれが荒っぽく出てますね。
米中のせめぎ合いの話なら、大国の日本は中国に近いだけに当然一枚噛むでしょう。どちら側に付くか、誰でも分かる。
90年前、対中国大陸の処し方を間違えて、ドロ沼に陥ったのが日華事変・日中戦争です。中国は闇雲に追いかけても駄目。早く満洲占領程度で我慢しておけば、今も大陸に領土が僅かにでも残っていたかも知れない。
それは妄想として(笑)、新型コロナウイルス禍で、世界制覇地図も変わろうとしてます。中国の覇権主義、独裁政治に引っ張られるか、日本のように絶えず物づくりの革新をしてアジアを自由な諸国にしようと、本気で引っ張っていくのか。米国は中国をこの際、コテンパンにヤルつもりです。
ところが韓国は中国が怖い。しかし日本なら無茶も聞いてくれるはず。「今迄、ずっと上手く成功して来たんだ。日本よ韓国の声を聞け!コッチを見ないならトランプに言うぞッ」(笑)。
コレを切っておきたいし、米国にも分からせておきたい。『日本は狡賢く動き、日本の利益を損う南朝鮮とは一切妥協点が無い』。
安倍総理始め政府はことコロナについては、一貫しています。中国の悪魔的(言い切れないが)所業を告発し、糾弾する。聞く耳持たないならWHO脱退もアリで、民主主義国は揃って考えて欲しい。
また、日本は今、韓国の世話より、台湾をオブザーバーに推せるかどうか、忙しいんだ。対馬海峡が最前線は、頭の中で描けている。更に尖閣諸島もね。 終わり。
追伸
話題が違って恐縮です。
WHOが台湾のオブザーバー参加を否決しました。コレでも中国とは友邦国であるとか、寝言を言う政治家、マスコミ、タレント等は生かしちゃおけねー!米中なら100%米国オシに一丸でならないと、シナは何をして来るか分からない。
WHOはなんと腐敗した組織でしょう。テドロスら首脳が辞めるか、日本、米国、台、英国等で脱退して自由主義、民主主義国、環太平洋国らで新組織を結成した方が良いですね。金も一切出すな!
めがねおやじ さま
落ち着いて下さい
●UNIDO(国際連合工業開発機関)事務局長:李勇 (2013年6月~)
●ITU(国際電気通信連合)事務総局長:趙厚麟(2014年10月~)
●ICAO(国際民間航空機関)事務局長:柳芳(2015年3月~)
●FAO 国際連合食糧農業機関 事務局長:屈冬玉(2019年8月~)
●WIPO(世界知的所有権機関)事務次長:王彬頴(2008年12月~)
●IMF(国際通貨基金)事務局長:林建海(2012年3月~2020年4月)
●WTO(世界貿易機関)事務局次長:易小準(2013年8月~)
●WB(世界銀行)常務副総裁兼最高総務責任者(CAO):楊少林(2016年1月~)
●WHO(世界保健機関)事務局長補佐:任明輝(2016年1月~)
●AIIB(アジアインフラ投資銀行)行長(総裁):金立群(2016年1月~)
●IOC(国際オリンピック委員会)副会長;于再清(2016年8月~)
●IMF(国際通貨基金)副専務理事:張涛(2016年8月~)
●WMO(世界気象機関)事務次長:張文建(2016年9月~)
●UN(国際連合 国際連合経済社会局)事務次長:劉振民(2017年6月~)
●ADB(アジア開発銀行)副総裁:陳詩新(2018年12月~)
●UN(国際連合=国連 事務次長補佐):徐浩良(2019年9月~)
国際機関は中立性を失ってきています
上4つはトップが中国人です
わんわん様
あ〜なるほど。カネでツラをはたいてきたんですネ!かと言って、先鞭切って日本が脱退するのは敵の思う壺だし、、、。やっぱり、分かり合える仲間達を増やすしかないです。
正直言って、アフリカ、南米等は信頼出来ない民族が多いですわ。何か多数決取っても、ロビー活動でやられそうです。1国1票だからなぁ。
>>WHOが台湾のオブザーバー参加を否決しました
面白くなってきましたね
これでメンツを潰されたアメリカが大人しくしてるわけがない
当面はG7メンバー辺りとつるんで、WHOに対して経済的制裁をかけるんだと思います
安倍さんもメンツを潰されているので、乗ると思います
次に、新組織(国連・国際機関)作りは手間がかかるので、
中共政府を潰して、今の中華人民共和国をいくつかに分裂させることの決心がついたと思います
これも面倒なんで、中共が妥協するなら、あまりやりたくなかったと思うのですが
貿易で富を得てる中国は、米ドル決済が生命線だし、
共産党幹部の脱出先・財産秘匿先が米国なのに、
なんでアメリカに喧嘩を売るんでしょう
ほどほどで妥協しとけばよいのに(戦前の日本が満州国でやめとけばよかったように)
この騒動のなかで、今の国連で敗戦国扱いの日本は、常任理事的地位に復帰するように目指すのでしょう
路地シン さま
日本の常任理事国入り
名目上は敵国条項がなくなったとは言え
完全撤廃ではないので微妙に難しいのでは
台湾のオブザーバー参加、まだ否認されてないですね
今回のオンライン会議に招かれなかったみたいですが
わんわん様
中共政府が無くなる位の状況を考えてます
上にも書きましたが、WHOの台湾オブザーバー参加はまだ否決されてないので
様子見ですね
オーストラリアへの報復とか、中共政府は強気ですが、勝算は有るのでしょうかね?
>トランプ氏が11月の選挙で敗北し、バイデン政権などが誕生しようものなら、日本は再び理不尽な対韓譲歩を米国から強要されるというシナリオも出てきます。
いかに「親中韓、嫌日」が米民主党の伝統とはいえ、かりにバイデン政権誕生となったとして、このコロナ事態の中で(多分終息はもっと先になるでしょう)、そのような基調の対東アジア外交などアメリカ国民が許すでしょうか? 中国はアメリカの明確な敵、中国に擦寄る韓国は切り捨て、という流れになるのは、共和、民主、いずれの政権になっても変わらないと思います。
また、これだけのダメージを被ってしまえば、トランプ勝利となったとしても、もはや得手勝手な「アメリカ・ファースト」とばかりは言っていられなくなると思います。政権党の如何を問わず、実質的な力となってくれる強力な味方を必要とするのではないでしょうか。日本にとってはむしろチャンスであり、そのときには韓国ファクターなど、もうどうでもいいという状況になっていそうな気もします。
西側先進国の中で、おそらくトップを切って、日本はコロナ事態を収束させつつあります。また幸いなことに、CPTPP参加国のなかにも、感染拡大の抑え込みに成功しつつある国々が存在します。オーストラリア、ニュージーランド、ブルネイ、ベトナム、これに台湾と日本を加えた6カ国で、「自由と繁栄の弧」ならぬ、「自由とコロナフリーの弧」を形成するというのはどうでしょうか。とりあえず、互いに国内の防疫体制と感染の実情を見せ合い、大丈夫となったら6カ国限定で人的往来を自由化する。さらに、医療・保健政策、感染症対策の共通化の話し合いから始めて、それぞれの得意分野を活かしながら、落ち込んだ経済の再活性化に協力する方途を探る。そして何よりも、アメリカの側に立つことを明確にしながら、むしろ注文すべきはこちらだとして、アメリカに対峙する。そうしたポストコロナ時代の日本を真剣に考える時期に来ているような気がするのですが。
新宿会計士様
>自称元徴用工問題を筆頭とする日韓関係の膠着状況については、いずれ近いうちに、再び動かさねばならないタイミングが到来するように思えてならないのです。
韓国の扱いについての日米間合意というものの存在自体が果たして有るのかどうか不安要素の一つです。THAAD維持、米軍駐留経費、金正恩動情、米国コロナ状況、日本の防衛能力、--これら不確定要素にはアドバルーンを上げるだけで、いずれの要素も中途半端でストンと落ちて来ません。ただハッキリ言える事は米中は対立局面に入った上で関係国としてどちら側に着くか、日本は決して誤魔化しの効かない局面入ったと言うその一点に絞られるのではないでしょうか。❶日本こそが米中間を取り持つバランサーとあたかも公然と言われているこの現実 ❷自由主義陣営すなわち米国陣営としての日本人自身の自覚の再確認 ❸米国は中国封じ込めにあらゆる手段の一手として韓国蝙蝠にまだ利用価値を認めているのか? ❹韓国は中国陣営に自らを分類し日米から離脱するのか? この4点に分類されるのではないかと思います。しかし❹については蝙蝠丸出しで自国の運命を北鮮含む他国に委ねるつもりなのか、日韓関係が更に悪化しても彼等の思考パターンからは答えが出ないでしょう。ですから❹については突き放す一点に絞られると思います。ですから、❶❷❸でいく末を検討するしか無いと思います。
> 日韓関係という「小骨」をいつまでも放置し続けることは望ましくありません。
放置し続けたらダメですか?
このまま放置するだけで、「非」法治国家の韓国は勝手に自滅し、「③韓国が国際法を破り続け、日本が原理原則を貫き続けることで、日韓関係が破綻する」が実現しそうにも思えるのですけど。
とある福岡市民 様
いつも素晴らしいコメント大変ありがとうございます。
非常に重要な視点ですので、これについては当ウェブサイトの「次のネタ」に使わせていただきます。
引き続きのご愛読並びにお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
私は、日本のメンタリティーは欧州と似てるとおもいます。
遺伝子組み換え食品反対、韓国が北朝鮮を売り込みに行っても反対、考え方常識が似てるとおもいます。
米中対立なら、遠くても考えが近い欧州と連係をとって欲しいです。
いくら切迫しょうが、韓国とは二呼吸おいたあとで対応を考える、ぐらいでちょうど良いとおもいます。
「おばあさんの手をとって謝ればすむことだ。」
邪悪で恐ろしい引っ掛け。
一度謝れば、食いつく。
最近、韓国は嘘をつくとカミングアウトしたばかり。
少しづつ勉強してきました。
> 日本のメンタリティーは欧州と似てる
大勢の欧米の方々と一緒に仕事をしてきましたが,これだけは賛同しかねます。いろいろ議論してみれば,わかると思います。
そうなんですね。
外国人とほとんど交流したことがないので、申し訳ありませんでした。
海外生活15年で3か国に住みました
日本人のメンタリティは、欧米人とも中韓人とも大きく違うと思います
世界から独立(孤立?)した文明国ですかね
ただ、特定の価値観を共有する、特定の国があると思います
「約束・ルールを守ること」
「武士道・騎士道の類似」
「助け合いの精神」
「衛生観念」
「論理でなく情緒で思考・判断する」
「働くことへの倫理観」
他にももっとあると思いますが、
項目ごとに、似てる国、似てない国がると思います
日本は再び理不尽な対韓譲歩を米国から強要される
有り得る話だと思います。
しかしながら米ソ冷戦終了からこっち、アメリカの世界戦略という中では韓国の役割の重要性は低下の一途を辿っている、と見ますね。もはやスターリニズムの残骸と化した格好の失敗国家北朝鮮と対峙する国家という意味においても。
結局のところ北朝鮮も韓国も、米ソ冷戦というイデオロギー対立が生んだ申し子国家で、良い目も悪い目もその構図の中で享受してきたのであり、イデオロギー攻勢無き現代の米中対立では韓国マスコミの誇大妄想の中以外では韓国は陣取り合戦の陣以上の意味はもう持たないような気がします。これが冷戦期なら「共産圏に対する資本主義のショーウインドウ」という役割もあったのですが。
ブルー さま
心配ですよね
昨年の日米貿易協定でも自動車関連部品の関税撤廃をうやむやにされました
極論すれば仮想敵国とも考えられます
ブルー様
「理不尽な対韓譲歩を米国から強要される」
具体的に何を強要されるのでしょうか。
韓国がやっているのは、相当、おかしい。
同盟国の飛行機にレーダー照射したのを肯定できないでしょう。
日本と韓国、どちらを重視すべきかと言えば、
日本。
南シナ海で日米が連携すれば、鬼に金棒。
失礼ですが、自虐過ぎるような…。
まあ、譲歩迫られたらオバマ大統領のときみたいに
アメリカの仲介を条件にしたらいい。
大統領のメンツを掛けるだけの覚悟を問える。