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読者雑談専用記事 2020/04/22(水)

本日も「読者雑談専用記事」を準備しました。

コメントを書き込む際の注意点につきまして

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次回の読者雑談専用記事の公表時期につきまして

当ウェブサイトでは最近、毎週土・月・水の3回、この読者雑談専用記事を更新しています。このため、次回の「読者雑談専用記事」につきましては、4月25日(土)正午に公表したいと思います。

なお、『読者雑談専用記事 更新頻度や内容に関するご要望募集』にもご意見をいただいたとおり、最近では1つの記事当たりのコメント数が多いため、今週中に、本「読者雑談専用記事」シリーズとは別に、何らかのテーマによる雑談記事(たとえば「コロナウィルス専用の読者雑談記事」など)を掲載することを検討中です。

過去リンクにつきまして

過去の「読者投稿一覧」につきましては、次のリンクをご参照ください。

新宿会計士:

View Comments (150)

  • 「黄昏海岸」の替え歌で「黄昏韓国」です。
    太田裕美さんの歌声を思い出しながら、お楽しみください ♪
    ===

    ソウル市民は こんな時 何思うの?
    選挙疲れたあとの
    国の終り 夕なぎ
    私はそっと 瞳を閉じただけで
    崩壊の足音 聞いて
    訳もなく 愉快です

    ウリナラファンタジーに
    明日はないって
    信じたくなる そんな伝説

    黄昏韓国 嘘の魔法が
    とけはじめる季節
    黄昏韓国 時は止まらない
    そこに いつまでも いないで

    今気付いたの? 最初から文在寅は
    北を見てるまなざし
    それは 男のロマン
    市民にあとを ついて行けるのかしら?
    たずねたいけど
    夢がさめそうで 訊けません

    ろうそくでファビョる
    街が戻ったら
    あなたの姿 見失いそう

    黄昏韓国 核の傘を
    なくし始める季節
    黄昏韓国 時は止まらない
    そこに いつまでも いないで

    黄昏韓国 アイゴーかけらも
    許されない季節
    黄昏韓国 併合おめでとう
    そこに いつまでも いないで

    • イーシャ様

      なにメロドラマのヒロインぶって
      ウダウダいうとんねん
      シャンとせんかい、シャンと!

      って言いたくなりますね。
      だけど、あんまり元気になられても
      それはそれで、困るか(笑)

      • 伊江太 様

        > シャンとせんかい、シャンと!
        私の詞のせいが大きいと思います。

        この曲も、その前の「南風 SOUTH WIND」も、メロディーはそこそこいいのですが、詞を乗せ変えるのが難しいです。
        「さらばシベリア鉄道」以来ちょっと意地になりましたが、Hiromic World はそろそろ諦めます。

        • イーシャ様

          前にちょっと採り上げない理由を書いておられたと記憶しますが、Hiromic World を閉められるのなら、やっぱり最後はイーシャ流「木綿のハンカチーフ」をご披露いただきたいです。

    • いーしゃ様 日を追うごとに選曲が渋くなっていきますね。こんな曲知っている人がどれだけいるか。もう太田裕美なら名前ぐらいは、あるいは一曲ぐらいはというなら「木綿のハンカチーフ」でしょう。当たり前すぎるとお叱りをうけそうですが、出たしのとこだけ考えてみました。

      ウリナラよ 君は旅立つ 破滅へと向かう列車で 荒れ果てた街で 反日の理由を 探す 探す つもりだ

      ー私ごときでは全曲は無理です

       

      • 匿名 様

        日を追うごとに、思いつく曲がなくなっています。
        「さらばシベリア鉄道」は2番までできなかったので、半分意地になって太田裕美を100曲以上聴きました。で、なんとか使えそうだったのがこれだけ。
        「ドール」は「Doll Doll Doll Korean Doll」という歌詞と同時に気持悪い映像が浮かんでしまいました。

        > ウリナラよ 君は旅立つ 破滅へと向かう列車で 荒れ果てた街で 反日の理由を 探す 探す つもりだ
        > ー私ごときでは全曲は無理です
        いえいえ、なかなかのセンスじゃないですか。
        是非、最後までお願いします。

  • イーシャさま
    一番のりおめでとうございます。
    今日はいい陽気。
    昼は辛味噌つけ麺の大盛りです。

    • だんな 様

      ありがとうございます。
      そろそろネタが尽きてきたので、しばらくお休みするかもしれません。

  • コロナの感染拡大状況分析は結論を述べるのにデータがもう少し必要なので次回,金正恩氏分析はもう少し情報が集まってからすることにして,今日は,10万円一律給付の件や韓国与党圧勝から感じたことです。
    日中韓人に強い心理学的特徴の1つとして,他人の不幸に喜びを感じ,他人の幸福や成功に妬みや怒りを感じる人が多い,という特性が指摘されています。韓国の場合,選挙の直前に3割の金持ち以外に1世帯7万円程度を配布しました。これこそ,上のポピュリズム心情をうまく利用した選挙戦術だ,と感じました。金持ちはもともと,野党支持者が多かったと分析しています。大衆層から見ると,文在寅氏は,我々には救いの手を差し伸べ,自分たちが恨を抱いている金持ちには罰を与える偉大な大統領で,庶民の味方のように映ったと思います。
    日本で貧困世帯に30万円支給,という話が出たとき,某政党の支持者から激しい反発から起きたそうです。昔地方から集団上京してきた人達の心の拠り所として成長した宗教団体を支持基盤とする政党です。大衆心理としては,貧困世帯を自分たちより劣った人達・社会的価値のない人達,と見る傾向があります。そういう人達が30万円の恩恵に預かり,それより上級民である我々が30万円もらえないのは,理不尽であるという理由でしょう。これは,自分より貧乏な他人が幸せになるのは許せない,という初出の心理が働いています。ここは欧米のキリスト教的倫理観と大きく異なるところです。お断りしておくと,その政党や宗教団体を非難しているわけではありません。その構成員の中には上京して努力した結果,地裕福になった人も多いと思います。それに,30万円支給に反対していた人達は,その宗教団体に限らす日本中に沢山いました。圧力団体だったか否かだけの差です。安倍総理は小学校から私立で庶民と隔離されて育ってきたので,一般大衆は,あまり見たこと・話したことがなく,庶民感情が理解できなかったのかもしれません。ポピュリストの文在寅氏との違いです。個人的には,世界的なポピュリズムの台頭には危険を感じていますが。
    あと,大衆の反応で困るのは,新型コロナウイルスを適切に恐れる,ということができなくて,過剰な防衛反応をしたり,感染者を犯罪者扱いする人がいる反面,自分は絶対感染しないし感染しても大丈夫だと思って感染防止をしない人もいる,というとこです。もともと,生物学系の知識が少ないので仕方がないですが,適切な対応がわかっていないので厄介です。

    • 愛読者さま
      「韓国の場合,選挙の直前に3割の金持ち以外に1世帯7万円程度を配布しました。」
      の部分の、ソースを教えて頂けませんでしょうか。

        • 愛読者さま
          文中からは、「所得下位70%の世帯を対象に最大100万ウォン(約9万円)を支給することなどを骨子とする緊急災害支援金の導入を確定した。」と有りますので、「配布しました」というソースとしては、不適当だと思います。
          現実は、選挙後にも、支払われておりませんし、正式に国会に提出されたと、確認出来る報道は、無いと思います。
          韓国首相「緊急災害支援金を待つ国民多い…補正予算案、迅速に処理を」
          https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200416-00000048-cnippou-kr
          愛読者さまの、日頃の論評、分析はとても優秀だと思っておりますので、この話は、これで終わりにしたいと思いますm(__)m

    • 愛読者 様

       いつもおもしろい分析ありがとうございます。でも今回は納得いかないところがあります。

      > 日中韓人に強い心理学的特徴の1つとして,他人の不幸に喜びを感じ,他人の幸福や成功に妬みや怒りを感じる人が多い,という特性が指摘されています。

       なぜ日中韓人に限るのですか?「心理学的特徴」と言ってますが、単なる偏見ではないですか?
       例えばドイツ語にはSchadenfreudeという、適切な和訳が存在しない単語があります。意味は「自分が手を下すことなく他者が不幸、悲しみ、苦しみ、失敗に見舞われたと見聞きした時に生じる、喜び、嬉しさといった快い感情」。ことわざじゃなく単語になってる位ドイツではありふれた感情なのですから、ドイツ人の方がよっぽど深刻ですよ。
       そしてSchadenfreudeは英語やフランス語にも取り入れられてるそうです。
       「カラマーゾフの兄弟」にはカラマーゾフ家に起きた殺人事件に対して、妬み嫉みを持つロシア人が大喜びで長男のミーチャ(父親を殺した疑いをかけられているが無実)を殺人犯と決めつけて罵倒する話が書かれてます。
       アメリカでも、社会的成功を修めたアフリカ系やアジア系の人に不幸があると貧困層の白人が大喜びして溜飲を下げるなんて話はしょっちゅうあります。

       有名な芸能人やセレブのスキャンダルを書いたタブロイド紙がどこの国でも売れてたり、平等をうたう宗教や思想が多くの人に支持されたりするのは、支持者の根底に嫉妬やひがみがあるから。どこの国の人も多かれ少なかれそんなところがあります。日中韓人に限るのは不適切です。

      > 貧困世帯を自分たちより劣った人達・社会的価値のない人達,と見る傾向があります。そういう人達が30万円の恩恵に預かり,それより上級民である我々が30万円もらえないのは,理不尽であるという理由でしょう。

       そうでしょうか?これは富の多少による優越感劣等感に基づくというよりは、単に「自分はもらえないのになんでもらえる奴がいるのだ」と思ってただけなのでは?反対に給付金を富裕層だけに配ったとしても、もらえない人からは同じ反応が起きると思います。

      • シャーデンフロイデについての一般論は。
        「シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感」中野信子著, 幻冬舎新書
        あたりを読んでみて下さい。
        昔読んだ国際比較の論文が見つかりませんが,
        たぶん以下に引用がある2014年の「サイエンス」の論文だったと思います。
        米作と麦作分化の相違で分析していた記憶があるので。
        https://www.gentosha.jp/article/11180/

        • 愛読者 様
           
           ご紹介いただいた記事を読みましたが、これって「日中韓人に強い心理学的特徴の1つとして,他人の不幸に喜びを感じ,他人の幸福や成功に妬みや怒りを感じる人が多い」を示す根拠には全くなっていませんよ。
           やはり「人の不幸は蜜の味」は東アジアだけの特徴ではなく、あらゆる国の誰もが抱くものなのではないでしょうか?人によって程度はあるでしょうけど。

           ミシガン大の論文が悪いのか、この記事の筆者である中野信子氏が悪いのかはわかりませんが、「米作地域のほうが周囲の人々との関係性が濃密で集団の意思を尊重し、麦作地域のほうが合理的な決断を下す」という話はおかしいです。中国に限るならそうかもしれませんが、その解釈を世界規模に広げるのは無理があります。
           稲作地域の日本でも新井白石や福澤諭吉のように合理的な判断を下せる人は多々いましたし、今もいます。逆に麦作地域である欧米でも、不合理の極みである異端尋問や魔女狩りで多くの人を虐殺してきました。

           愛読者様には申し訳ありませんし、以下は愛読者様を批判する気はありません。しかしこの記事は酷すぎて読むに堪えません。中野氏が歴史の勉強を全くしていないからです。

           以下、中野氏を批判させてもらいます。

           「租税を米で支払い、財産も米の収穫高を基準に算出されてきた」のを日本の特徴として書いてますが、ヨーロッパだって古代から近世まで租税は収穫した小麦を物納する事が普通でしたし、財産も収穫した穀物の重さを基準に算出されてました。本来は重さの単位であるリブラ(リラ)やポンドが通貨の単位としても使われているのはその名残りです。

           最悪なのは「日本においては少数派だった、火山のために土が米作に適さなかったり、米作よりも海運が盛んであったりする地域、すなわち薩摩や長州の人々が、より合理的な意思決定を選択、採用した」という馬鹿丸出しの文章です。いくら理系の人でもこの認識は酷過ぎて許容できません。中学一年生の社会科から学び直すべきレベルです。

           「火山のために土が米作に適さなかった」土地なんて薩摩藩だけではありません。浅間山の噴火の影響で稲作が難しいので養蚕を中心にしていた上野国の諸藩、冷害に見舞われる事が多かった南部藩や津軽藩、洪水が多いので藍染の生産を中心にしていた徳島藩など、稲作にあまり向かないので畑作をやっていたところはあります。
           これらの地域から合理的な思考を持つ政治家なり実業家なりが輩出された話は聞きません。
           
           稲作、畑作の二分法もナンセンスです。
           雪が多くない関東から九州にかけては、夏に稲、冬に大麦を植える二毛作を行っていた農家が戦前まで結構ありました。
           いわゆる同じ稲作地帯でも、二毛作を行っていた日本、焼畑農業をしていた朝鮮や東南アジアの熱帯雨林地域、二毛作や三毛作を行っていた(または行なっている)先島諸島、タイ、ジャワ島では民族性も気質も文化も異なります。
           北イタリアの伝統料理にはパスタよりリゾットが多いですが、それはポー川流域で稲作が行われているからです。しかも歴史はルネッサンス真っ盛りの15世紀からと結構古いです。今の日本人の民族性、気質、文化は江戸時代に由来するものも少なくありませんが、江戸時代の始まりは17世紀です。それなら同じ稲作地域である北イタリア人と日本人は思考が似てないとおかしい。でも似ても似つきませんね。

           長州藩を「米作よりも海運が盛んであったりする地域」とするのは明らかに事実誤認です。長州藩は太閤検地の時点では三十万石に過ぎませんでしたが、瀬戸内海の干拓や内陸部の新田開発を促進させ、領民から過酷を極めた収奪を行った結果、幕末には百万石に達します。今の山口県では考えられませんが、当時の長州は日本有数の穀倉地帯でした。長州藩が海運業に本格参入したり倒幕活動を行えたりしたのは、豊富に産出する米が元手になっていたからです。
           薩長同盟の約束として、薩摩藩は英国から武器を購入して(金の出所は長州ですが)長州藩へ渡す、見返りとして米の豊富な長州藩が米の乏しい薩摩藩に兵糧米五百俵を送る(最終的には薩摩藩が辞退し、亀山社中が受け取ります)、というのがありました。この一事を以ってしても、長州は米作よりも云々などちゃんちゃらおかしな話です。
           そして長州藩が合理的な意思決定をしていたというのも違います。長州藩士が武装蜂起して禁門の変に至るまでの過程は全く合理性に欠けた、感情的に突っ走っていたと思われても仕方ないものでしたし、藩士を率いた来島又兵衛は戦国時代の猛将を思わせるような人物で全然合理的な人物ではありません。村田蔵六や木戸孝允のような合理的な思考ができる人もいましたが、長州藩士にそういう人物は少数派でした。実際、のちの長州閥はあまり合理的な思考をしない山県有朋や寺内正毅、調整型政治家の桂太郎ような人物ばかりになります。

           「自然災害の多さも関係している?」とありますが、イタリアやギリシャだって地震や火山の噴火は何度も経験してます。それにも関わらず、国民性は日本人と似ても似つきません。その理由はどこにも書いてません。
           結局、中野氏の論考は歴史、民俗、地理をろくに調べもせずに都合のいい情報を並べて強引にこじつけた駄文としか言いようがありません。

           繰り返しますが、愛読者様を批判するつもりはありません。
           それにつけても中野氏のこの記事は読むに値する一片の価値もなしと断じざるを得ないものです。このレベルの本で人様からお金を取ろうなどおこがましい。それほど酷いものです。

        • すみません。一部訂正します。

          誤 二毛作や三毛作を行っていた(または行なっている)先島諸島、タイ、ジャワ島

          正 二期作や三期作を行っていた(または行なっている)先島諸島、タイ、ジャワ島

        • とある福岡市民様

          お見事です。本当に良い歴史認識をお持ちだと感心します(本当にお医者様ですか?)
          小生は中野信子氏の記事に関して途中まで読んで「何言ってんだ此奴」と放棄してしまいましたので一部、とある福岡市民様と異なる点を1点のみ指摘したく書きます。

          >長州藩士にそういう人物は少数派でした
          これは水戸藩ほど人材消耗では無いにしてもスケールの大きな人物が馬関戦争、池田屋、長州征伐で失われてしまい生き残ったのが村田蔵六や木戸孝允と云った巨星と小物だったということです。(高杉や吉田稔麿が失われたのが特に痛い)
          中野信子は渡辺蒿蔵が長州人の代表とでも考えているのかも。

        • がぶりえる 様

           補足をいただきありがとうございます。
           そうですね。吉田松陰に期待された吉田稔麿や久坂玄瑞を早く失ったのは長州にとっては大きな損失でした。高杉晋作は幕末を生き抜いたとしても明治の世に順応できたかどうか謎ですけど。
           ただ、薩摩では明治に入っても山本権兵衛、大山巌、東郷平八郎といった人物を順々に輩出しているのに対し、長州はそれに匹敵する人物が伊藤博文以外にしばらく出ず、やや遅れて徳山の児玉源太郎が出たくらいですので、この差はなんだろう、と思います。
           もっとも、戦後に輩出した総理大臣は長州が3名、薩摩がゼロですから、それでバランスが取れてるのかもしれません。

           まあ、人材が一時枯渇したといっても、長州藩士は優秀な人が多かったと思いますよ。少なくとも筑前福岡藩よりは。
           福岡では江戸時代の話が黒歴史みたいに語られません。酷い時代ではありませんでしたが、君主はぱっとしない、家臣は平凡か怠け者、家風は保守的で統治は収奪と借金踏み倒しが基本、農民も独立不羈の気概なく収奪されるまま、時代を動かす人材は輩出できず、と言った停滞の時代でした。
           博多という千年の貿易都市があり、筑紫平野という江戸初期は濃尾平野に次ぐ日本第二の穀倉地帯の一部が領内にあり、長州や肥前佐賀よりも初期は石高が大きく、肥前佐賀と交代で務める長崎警護を通してオランダの文物を取り入れる環境がありながら、ですよ。
           太政官札偽造事件を起こし、版籍奉還後に明治政府から取り潰される唯一の藩という大恥をさらして黒田氏が東京へ去りました。それから博多は再び活性化し、隣町の福岡部と一体化して大きく発展し、九州一の貿易都市の地位を長崎や門司から奪回します。財界人や芸能人の大物も多数輩出する、活気のある街になりました。

           裏返せば福岡藩の時代がダメダメだった、という事でしょうねえ。
           江戸時代の遺産といえば、長崎からもたらされた卵と砂糖のお菓子の文化、卵を産んで用済みになった鶏を食べる鶏肉料理文化(水炊き、もつ鍋、かしわおにぎり)、民謡の「黒田節」くらいです。

        • とある福岡市民様

          >高杉晋作は幕末を生き抜いたとしても明治の世に順応できたかどうか謎ですけど。
          高杉晋作が生き残ったらと考えると政治の世界に身を置いたら萩の乱が前倒しされ山形有朋の運命が変わったでしょうね、特に日清日露戦争に影響を与え鴨緑江軍も編成されていなかったでしょう。また経済界に進めば岩崎以上の一大財閥となるでしょうが鈴木商店と同様一代で終わるでしょうが実力者が多数輩出されるでしょう。なにしろ信長と同様破滅型の人物ですので。

          また人材面での喪失は敢えて記載しなかったのですが明治初期の士族反乱の影響が大きいです。即ち長州の萩の乱と薩摩の西南戦争です。萩の乱では元長州家臣団の内1/3を失いますが薩摩は規模が大きかった為、元家臣団は政府側についた一部を除いて全滅。薩摩出身者の政界、軍からの撤退に至ってます。まあそれでも水戸藩よりはましだと思いますが。
          水戸藩の場合、藩主不在である特殊事情で天狗党と書生党にわかれ水戸学の教義も絡み族滅しあい維新以前に全滅していますから。
          次に江戸時代を通して外様大名が幕閣中枢を担ったケースはありません(但し幕末は除く)。筑前福岡藩の場合には薩摩長州と同様、徳川の仮想敵(外様全般が仮想敵)でした。此の為、落度が露見すると減封、最悪取潰しですから江戸時代を暗黒時代と考えても仕方のない事です。
          更に博多を有することが密貿易に関して厳しい監視の目となり、県民性が保守的になるのは仕方無い事と思います。

      • 本論と関係ありませんが、太閤検地、豊臣政権下に30万石の長州藩はありませんでした。あったのは広島を本拠とする毛利(約)120万石の大名家です。また幕末の長州藩の財政が豊かだったのは製紙業などを発展させ商業で金儲けをしたいたこと、ほか幕末の最終期には山陰の鉱山を押さえたことなどによります。
        ただ農民を収奪すれば収入が上がるのであれば全国の藩がそうして「雄藩」になります。

        • 匿名様

          >本論と関係ありませんが、太閤検地、豊臣政権下に30万石の長州藩はありませんでした
          これは長州藩の元となる防長二国と言いたいのだと小生は読み流しました。本文には余り関係ないですから。
          >また幕末の長州藩の財政が豊かだったのは
          村田清風の長州藩財政改革が理由です。とくに三七ヵ年賦皆済仕法による藩士借金棒引きと白石正二郎等を抜擢した藩公認の密貿易(越荷方と呼ばれる)
          但し、薩摩との関係に於いて説明しているので薩摩が不作で米不足に対し長州が米援助で薩長同盟締結の流れだから間違いではないですよ。

          >幕末の最終期には山陰の鉱山を押さえたこと
          どこの鉱山を抑えたのかか教えて戴きたいのですが…

        •  もちろん知ってます。
           今回は長州は米作がどうのという話を否定するために、村田清風らが行った商業活性化策については敢えて省略しました。農民を収奪したのも事実ですが、それで豊かになったのは長年の農地開発や殖産興業を行なっていたのが前提にあります。単に収奪するだけだったら、真田氏の上野沼田藩のようになったでしょう。
           毛利氏や家臣が優秀であり、無名の農民達も相当がんばった事がうかがえます。
           長州よりはるかに恵まれていたはずの筑前福岡藩とは本当に対照的です。ロシアのポサドニック号が対馬に居座った時、対馬藩が助けを求めた「隣の」雄藩は長州でした。同じく隣のはずの福岡藩は相手にもされてないし……

           太閤検地の話を敢えて持ち出したのは、江戸時代初期の石高が太閤検地で判明したものを流用していたからです。「長州藩は太閤検地の時点で」は「防長二国は太閤検地の時点で」と書いた方が良かったですかね。

        • とある福岡市民様

          >「長州藩は太閤検地の時点で」は「防長二国は太閤検地の時点で」と書いた方が良かったですかね。
          歴史サイトでは結構この手の指摘は多いですね。しかしここは経済サイト、韓国Watchサイトですからこだわらなくとも良いと思います。
          まあ正確性を求めるなら防長二国(後の長州藩)とすればいいと思います。

    • 「シャーデンフォロイデ」の簡潔で的を得た科学的・文化的な要約が下記の2019年3月28日の投稿にありました。
      https://www.facebook.com/slownin999/photos/a.971539496289895/971539469623231/?type=1&theater
      オキシトシンというホルモンや脳内のセロトニントランスポーターというタンパク質の密度との関連も解説されています。
      読んでいて腹が立つ人もいるかもしれませんが,一度,読んでみて下さい。
      韓国の「恨」も基本的には同じ構造です。
      そのうち「村社会論」もやりたいですが,反発も大きいかな。

  • 中央日報の記事です。
    <危機の韓日関係、連続診断16>「共通の敵」に直面した韓日、争いやめて防疫協力を=韓日ビジョンフォーラム
    https://s.japanese.joins.com/JArticle/265127
    要は韓国人だけで、どう用日しようかと、打ち合わせをしてる話だと思います。
    参加者は、
    申ガク秀(シン・ガクス)元駐日大使
    徐錫崇(ソ・ソクスン)韓日経済協会副会長
    キム・ユン韓日経済協会会長
    朴チョル熙(パク・チョルヒ)ソウル大教授
    梁起豪(ヤン・ギホ)聖公会大教授
    申ガク秀元大使
    李信和(イ・シンファ)高麗大教授
    張済国(チャン・ジェグク)東西大総長
    洪圭徳(ホン・ギュドク)淑明女子大教授
    具滋烈(ク・ジャヨル)LSグループ会長
    崔相龍(チェ・サンヨン)元駐日大使
    洪錫ヒョン(ホン・ソクヒョン)韓半島平和構築理事長
    最後のこの人は以下引用します。

    我々の永遠のモデルは西欧だった。ところが西欧の個人主義、合理主義、自由などの価値が防疫では崩れた様相だ。中国は落ち着いたが、民主主義、表現の自由、情報の透明性の側面で国際規範に達していない。韓国は民主主義と開放性に加え、共同体主義、市民性、優れた医療システムなどで対応し、初めてソフトパワーとして認められた。パンデミックという圧倒的なイシューの中で現在の韓日葛藤は相対的に小さな事案だ。両国が協力しない理由はない。

    引用ここまで。
    西欧は滅びたと言うのが、韓国のニューデフォルトの様です。韓国は、監視社会で感染者を公開する事で、危機を解消したので、民主主義や表現の自由ではなく、個人の人権侵害までして、選挙に利用したと思います。
    その様に、基本的価値観が違う両国が、協力する事は無いでしょう。
    全体的にブスの集団に「昔の事は水に流して、細かい事は言わずに、私達と付き合った方が良いわよ」と言われている様で、食欲が落ちました。
    この様な擦り寄りは、国交が無くなっても続いて行くと思います。

    • 防疫上の協力として、一番効果的なのは、相互の交流の停止じゃないかなって思うのです。
      人や物の交流がなければ、ウイルスも伝搬しないのではと素人考えで思うのです。

      あわせて、両国に在留しているそれぞれの国民の帰国のために、往復便を共同で運行(日→韓便には在日韓国人を乗せ、韓→日便には在日本人を乗せて、それぞれの港なり空港での検疫を徹底する)ってのは如何でしょうか?
      ついでに相互の帰国を促すため、現金の持ち出し制限を少し緩和してもいいんじゃないでしょうか。

      • 七味様

        〉一番効果的なのは相互交流の停止
        仰るとおりです
        人、物に加え、金、情報も永久に

        〉帰国を促す為現金の持ち出し
        出来るだけ多くの在日に帰って頂く
        には三途の川を渡る六文銭は良い案
        ですね

        • H様

          返信ありがとうございます
          お金や情報の伝達は防疫とはあんまし関係ないかなって思うのです。

          都市封鎖みたいなのも話題に上がってるけど、県境の封鎖よりも国境の封鎖よりは簡単かな?って思うのが、あたしの戯言の起点なのです。
          あと、10万円支給の関係で外国人まで対象にするって話も出てるみたいだけど、自国民の保護は国の責務だから、在日外国人よりも在外邦人を優先して欲しいってのが、あたしの気持ちにあって、それが帰国支援みたいなことの元なのです♪

        • 七味様

          私の早とちりだったようです
          在外邦人の安全を考えてのこと
          だったのですね

          大変失礼いたしました

    • スワップはない
      スワップはない
      スワップはない

      大事な事なので三度言えばいいと思います。韓国の言う「協力」って、常に「韓国側がされる側」前提で、自分たちからするつもりもないし、できることもろくにない。エビで鯛を釣る気満々なくせに、邪魔や嫌がらせの類しかせず、こちらが余計な厄介をしょい込むだけ。

      頼みもしないのに日本にマスクを支援しよう、いや支援すべきじゃないとか騒いでる。例によってのひとりよがり、ひとり相撲。彼らが自己満損を満たす手伝いを日本がしてあげる義理はありません。

    • >我々の永遠のモデルは西欧だった。

      韓国の歴史を見れば、西洋に搾取とか支配された時代はほとんど存在せず、

      「我々の近代のモデルは日本だった」

      が正しいと思うのですが。もちろん中世のモデルは中国ですが。

  • そういえば、本文にも書きましたが、「雑談をテーマで分ける」というのを今週中にもやってみようかと思っています。

    • 新宿会計士 さま

      >「雑談をテーマで分ける」というのを今週中にもやってみようかと思っています。

      「その他」の区分もお願いします。早い話が、与太話ですが。

        • だんな さま

          「雑談をテーマで分ける」というお題ですので。
          与太話追放反対!(キリッ)

        • 老害様
          雑談って、今日はいい天気だとか、何食ったとか、愚痴を言ったり、酒や肴の話をしたり、美人の話したり、コメント消されたり、ハイレベルなコミュニケーション能力を要求されるやつじゃないの。

        • だんな さま

          つまり、区分を
          ・美人
          ・愚痴
          ・本日の肴
          ・天気
          ・消される話
          などとするのでは?(棒)

          「ハイレベルなコミュニケーション能力」など、要求されても無いものはないけど。(アハハ)

        • 老害さま
          消されるコメントは、私の返信だけ残るのでは無いかと思います。
          危ないコメントスレは、有ると面白いかもしれません。

        • ハゲ親父さま
          だから、私の返信だけが、残ってるスレが、毎週2〜3個有ると思います。
          さっきのやつは、セーフかな。

        • ご一同さま

          「招かれざる投稿」枠ができるかもしれませんね。
          その時は、連座制が適用されるかも。

    • 新宿会計士様、老害様

       今までの読者雑談専用記事はそのまま月、水、土で残したままとし、その上で特定のテーマを独立させて週に1、2回用意するというのはどうでしょうか?特定のテーマはひとまず「コロナ編」だけでいいと思います。最近の雑談記事はコロナの話だけで3割くらいはありそうですので、コロナだけ独立させるだけでも重来の読者専用雑談記事がすっきりしそうです。いずれは「市場ウォッチ編リターンズ」「韓国編」「国債編」も独立させていいかもしれません。
       もちろん、替え歌や与太話は従来の雑談記事がいいです。

      • とある福岡市民様、その他のコメント主様

        いつもコメントありがとうございます。
        結論としてはそのようにしてみるつもりです。具体的には明日、COVID-19専用記事を上げる予定です。
        引き続きのご愛読とお気軽なコメントを何卒よろしくお願い申し上げます。

      • とある福岡市民 さま

        コメントありがとうございます。
        現実的な線でご提案いただけたかと思います。
        個人的には、区分が「与太話」と明記されていてもOKです。

        • 老害 様

          「招かれざる投稿」枠、いいっすねえ ( ̄▼ ̄)ニヤリ
           徹底的に韓国面……もとい暗黒面に堕ちきった毒々しいコメント集もおもしろいかもしれません。私は眺めるだけにしときますけど。

    • このとっちらかした「雑煮感」が個人的には好きですね。

      雑煮をお餅と具材と汁に分け、餅を角ばったのと丸餅に分け、具材を人参と鶏肉とシイタケ、セリに分け、汁を赤みそ白みそに分け、人参に京人参の項目を追加し、鶏肉にモモ肉、ムネ肉あるいは比内鶏と分け・・・とやったら、全然

      雑煮じゃない

  • (新宿会計士注:このコメントは著作権侵害の疑いがあるため、承認を留保しています。)

    • >日本統治時代に対して事実と異なる主張をしたり事実を歪曲したりすれば処罰されるという法案だ。

      あらあら、これは大変だ。慰安婦とか徴用工とか「事実と異なる主張をしたり事実を歪曲」してきた韓国人は処罰の対象になるわけだ(笑)さすが「報道の自由度がアジアで一位」のお国の自由度は一味違ってキムチ味。

    • 美しき日本さま
      これは、反日種族主義など、新しい保守を芽が出る前に叩く法案だと思います。
      日本人も訴えられる様に、なるかもしれません。

      • 見に来た時には既に会計士様に消されてましたが、
        >日本統治時代に対して事実と異なる主張をしたり事実を歪曲したりすれば処罰されるという法案だ。
        コレ見て一瞬で何のお話だか分かっちゃいました。
        どうせ国内メディアは全力で隠すでしょうが一旦ネットに流れれば消すのは不可能、国民の多くにこの話を共有させて、冷淡に対応すれば良いと思います。
        理想を言えば奴等が何を言おうとも気にも留めない、ちょっかいをかけてくればオーバーキルで叩き潰す位が良いですね。

    • 美しき日本 様、その他のコメント主様

      削除理由は引用部分がコメント全体の8割に達していたためです。外部リンクを引用する際には、公正な慣行に照らし、常識的な範囲に留めていただく必要があります。
      (これについては近日中に当ウェブサイトでも記載したいと思います。)

      美しき日本 様のコメントに含まれていたリンクは下記です。
      https://news.livedoor.com/article/detail/18156185/

    • 「親日称賛禁止法」ですか、結構ですね。(笑)

      これは、国家権力によって、自由な発想・疑念をもつこと、真実を知ろうとすることを禁じるもの。いわば、人の心に戸を立てるものです。この法によって思考・事実探求・言論の自由が制限される一方、誣告による魔女狩りが盛んになるでしょう。また、一旦親日派の烙印を捺されると汚名払拭・挽回が難しくなります。さらには、親日が悪ではないと知った人は信念と遵法との板挟みに苦しみます。そのため韓国は、国家有為の人材をムダ死にさせることになるでしょう。

      韓国の立場では、「親日は絶対悪である!」は未来永劫不変の命題なので、これに疑念を持ったり、議論・再検証する必要はないというのでしょう。でもそれは、科学的には正しい立場ではありません。科学では、どんなに証明しつくした法則といえども仮説でしかありません。あれほど美しく完璧に見えたニュートン力学でさえ、200年後に相対性理論により修正されたのですから。

      人間の考え方なんて物理法則以上に変わりやすいです。分野によっては数十年で一変する場合もあります。ここ数十年、絶対善の如く振舞ってきたグローバリズムなんかが好例です。グローバリズムは、近年では、それで利益を得る者とそうでない者との不公平が顕著になっていました。それでトランプのような人物が米国大統領になれたのです。さらに、今回の新型コロナ騒ぎが、グローバリズムの申し子であるグローバルサプライチェーンの脆弱さを見せつけました。ですから今後、これは大幅見直し必至です。

      つまり、韓国のこのような考え方は、人間の創造性を認めない宗教的信念でしかありません。で、現代社会は、特に人の創造性を重視し、自由な発想を国家発展の原動力としています。故に韓国のこの法律は、それらを制約し、自国の自滅を促す以外の何ものでもありません。故に、名付ければ「韓国亡国法」ということです。

  • 長文失礼します。

    この度は武漢肺炎に関する私の論考を再度ご掲載くださった新宿会計士様にまず御礼を申し上げます。本文ではこの疾患の流行像を素直に?みたとき、どういう帰趨をたどると予測されるかという点に議論に絞って書いたつもりだったのですが、もちろん見る人が見れば、どういう意図を持ってこの文を公表しようとしているか容易に想像がつくでしょう。わたしの思いをより強く出した、投稿依頼のメールに付した文章までご公開いただいたこと、予想外ではありましたが、わたしのスタンスを皆様にご理解いただくうえでは、良かったのかなと思います。

    もちろん叩き潰されることなど望んではおりませんが、おかしいと思ったら叩いて欲しいと書いたことは格好を付けて言った訳ではありません。前回の投稿へのレスで、現役の医師の方々から、今この肺炎の患者を見分けるのはまずCTによる診断であって、PCR頼りではないという指摘を頂いたのは、本当にありがたいと思いました。ついでに、わたしが退職した頃には思いもよらなかった、今やちょっとした個人クリニックでさえCTを備えていることも教えていただきました。まあ、口の悪い方は安物の器械が多いとも言っておられましたが、まさか肺炎像も見分けられないというほどのものではないんでしょう。

    現役医師の方の実感として、わたしが今回書いたように事態が沈静化に向かっているとは考えがたいと言われれば、頭の中で組み立てた議論などまず秒殺ということになるのですが、幸い今のところそうした指摘はないようです。わたしにしても、思ってもみなかった考えを示されれば、眉にツバを付けながらも、しばらくは評価を控えて様子を見ようということにするはずですから、皆様そんなところかも知れません。

    感染爆発に至らない理由として掲げた位相をずらして2つの正弦曲線を重ねたグラフが電気理論に詳しい方の興味をひいたようで、いろいろレスがあったのは、思いもよらないことでしたが、残念ながら当方その方面はちんぷんかんぷんで、わたしの考えの補強材料となるのかどうかも、見当がつかない状態です。その点をご教授願えればと思います。

    日々の増減ではなく、あの正弦曲線の包絡線の傾きこそが問題だというご指摘はまさにその通りで、日本の医療体制が健全である限り、それが水平ないし若干右下がりくらいにはなるから、感染爆発はないとは言ってみても、もう今やそれでは済まないはずです。はっきり分かるほどに右下がりの傾きにしなければなりません。本文では触れませんでしたが、4/7の緊急事態宣言の効果がどれほどあったのかはこれから明らかになってきます。わたし自身はあれが求めた各種の自粛措置は妥当な程度のものであったし、それで十分な効果が出てくるだろうと期待しています。仮にそうなったとして、はっきり下向きの勾配になった包絡線が観察されたなら、新規PCR陽性者の数として私たちがみているのは、実は2週間ほど前の感染の姿を示すもので、現在の立ち位置はその包絡線を2週間分外挿した辺りと判断して良かろうと、まあそんな楽観的なシナリオを夢見てはおります。

    感染爆発という語について、何を以てそう判断するのか、曖昧ではないかというご指摘がありました。一般的には、確かに漠然と数が多いとか、激しい影響が出るといった具合に境界がはっきりしない言葉として使われますが、感染症論の分野では明確な定義があります。前の投稿では触れたのですが、集団の中に何人かのウイルス散布者が含まれていて、周囲に感染者を増やしていくとき、例えば、そのうちの一人が10人にも感染させるスーパースプレッダーであったとしても、別の10人が一人の人間にもウイルスを感染させることなく回復(または死亡)するなら、集団内でのこのウイルスの平均の伝播効率は10/11<1で、こういう場合ウイルスはいずれ集団から消えていきます。逆に平均の伝播効率が1を超え、集団内の免疫保有状況とか医学的、社会的防御手段でそれを1未満にまで低下させることができない場合、感染は遅かれ早かれ制御不能の、それこそ語感通りの感染爆発の状態に至ります。

    伝播効率が推計できるようになるのは感染が相当大規模に拡大した後になるのですが、経験的に最初の感染者からたどって3次感染まで継続するならば、伝播効率>1の可能性が高いといわれています。以前、中国、東南アジアで高病原性鳥インフルエンザの小流行が頻発した際、とりわけ規模の大きかったインドネシアのケースで3次感染があったかどうかが疫学関係者の議論となったのにはそういう事情があります。

    日本での武漢肺炎の流行を考えれば、ウイルスの伝播は3次どころか十数次にわたって継続しているでしょう。それでも3月半ばまで感染爆発の様相を見せなかったのは、ほとんど理解不能と言っていいほどの奇妙な現象なのですが、なぜ日本ではそうなっているのか?というのが、前回投稿の核心でした。しかしその状況は3月下旬になって突然破れ、4月上旬まで急激な感染拡大が起こりました。これが国内の感染の継続として起きたのなら、何らかの事情でウイルスの伝播効率が突然1以上に上昇したことになります。そうではなく、海外からのウイルス流入がその原因で、一旦国内に入ったウイルスは、この国でのルールに従って1未満の伝播効率で振る舞うはずだというのが、今回の投稿で述べたわたしの予測でした。

    これはあくまでわたしの予想であって、妥当かどうかが明らかになるまでにはしばらく様子を見なければいけないというのはご了解いただいているはずですが、それにもかかわらず、これを心の安心材料として、外出の自粛や手洗いの励行を続けたいといった趣旨のレスを複数頂いたのは本当にうれしいことでした。このウイルスの脅威が身近に迫ってきた今、誰しも不安になるのは当然ですが、ひとつご紹介したいネット動画があります。ニューヨーク市で武漢肺炎治療の最前線ではたらいておられるデイヴィッド・プライス医師(ウェイル・コーネル・メディカルセンター)が市民との電話対話の前におこなったプレゼンテーションを記録したもので、30分近いものですが、状況こそ違え日本に住むわれわれにも十分参考になる内容だと思います。
    https://www.youtube.com/watch?v=Gd1OJGQJlBg
    プライス医師がこれで99.9%感染が防げると保証している内容をお聞きになって、それって自分が普段から心掛けていることに近いじゃんと思われた方が多いのではないかと推測します。まあ、外でものに手を触れたとき、いちいち消毒薬を振りかけるところまではいかないでしょうが、ウイルスが指に付着しただけで直ちに感染が成立するわけではありませんし。

    日本人が苦もなく実行している生活・衛生習慣がどのようなものであるか、それを伺わせてくれるのが、厚労省がおこなった大規模LINEアンケートの結果でしょう。
    https://japan.cnet.com/article/35151933/
    プライス医師がこれをやれば感染を防げるといった事柄を日本人の多くは、おそらく政府が緊急事態宣言を出すずっと以前から続けていたのだと思います。そしてそれこそが日本で欧米のような感染爆発が起こらなかった真因であるとわたしは考えています。アメリカでは武漢肺炎の罹患率と死亡率が低所得、低教育層で圧倒的に高い、いわゆるsocio-economic disease の様相を呈していることが顕著になっていますが、これも同じ理由によるものなのでしょう。

    • 伊江太 さま

      アカデミズムとは縁遠くなった身には難解ですが、興味深い論考、いつもありがとうございます。
      CTについて一言。
      日本の診療報酬は行為に対して支払われますが、その質は問いません。したがって最新鋭であろうと骨董品レベルであろうとCTさえ撮れば同額の報酬が支払われます。したがって、機器更新のインセンティブは無く、読影に堪えないCTでも、稼働していることは珍しくありません。
      さらに、CT(に限りませんが)を指示する以上、指示医はCTを読める筈で、診療報酬には診断料というものも設定されていますが、実際は、まるで読めず、読影は放射線医に丸投げ、という医師も珍しくありません。
      今はオンラインで画像を飛ばせますので、放射線医の読影の返答もそれなりのレスポンスの場合がありますが、心血管疾患などではそれでは間に合いませんし、COVIDの場合でも、感染拡大のリスクを考慮すれば、その場で疑いの強弱は判断すべきですが、判断の怪しい医者は大病院でも珍しくありません。
      医者の臨床能力の差は、一般の方が考えているより大きいのです。
      ついでに付け加えると、病院の看板に「内科」と書いてあっても、生粋の内科医が居るとは限りません。
      外科や他科の医者がドロップアウトして内科を名乗るのは珍しくないからです。
      身内の恥をさらすようですが、こういった医者の内科医としての能力は、相当やばい。
      内科にかかる場合は、最低、内科認定医、または専門医、の資格を所持していることを御確認ください。
      持ってるから優秀というものではなく、持ってなきゃヤバいレベルの肩書です。

      • >日本の診療報酬は行為に対して支払われますが、その質は問いません。したがって最新鋭であろうと骨董品レベルであろうとCTさえ撮れば同額の報酬が支払われます。

        ちょっと知識が古いですね。
        MDCT普及以降は、性能で診療報酬の格差を付けています。
        MRIも静磁場強度で格差があります。
        MRIは新旧の機種で、ものすごい画質の差がありますが、CTの場合は、画質と言うよりできることの差が違います。
        MDCTは、1mm単位で全身の3D CTが撮れますが、30年前の機種でもHRCT(2mm・8mm飛ばし)で肺疾患を診断するのは難なくできます。
        わかりやすい喩えで言えば、修理したザクでも新型ガンダムを仕留められますが、ザクには大気圏突入や水中戦闘はできません。

        • りょうちん さま

          そうでした、まことに失礼いたしました。
          ただ、総論ではまだまだそうだと思いませんか?
          心電図とるけど自分で読んでる先生何割いるんだ?みたいな。
          CTに戻ると、ホントにヤバイ画質のCT、未だに稼働してる施設が近くにあるんです。
          どう修理しても絶対にガンダムは倒せないレベルです。
          ぜひ、先生にお見せして感想をお聞きしたい。
          それもって紹介されてきたPtに「撮りなおします」というと「もうCTは撮ったのに、お宅は儲け主義なんだろう」とか言われたりとかして、結構精神的に萎えます。

        • ド素人の平民が言うのもなんですが、それってあくまでも「検査機器の性能」を評価した点数ですよね?まあ診断能力も点数分優れたものなんでしょうけど、ドクターフィーと言えるか微妙な気がします。医師の「能力」というより、機器を買い揃えられる「財力」の評価のような気がする(笑)

        • りょうちん様

          ザク・マリンタイプってのがあったような・・・・・
          いや、ほんとにどうでもいい突っ込みなんですけどね
          (*ノω・*)テヘ

          ザクは汎用性があってとっても優秀なのです。ドムとかゲルググとか、ましてやジオングやらザクレロなんかに手を出さなければ、連邦なんかに負けなかったと思うのです。
          ・・・・(*゚∀゚*)

        • ヒドイ絵のCTって機種の性能と言うより、使う側の能力の差の方が多いです。
          わかりやすい喩えで言えば、ガデムの乗った旧ザクの方がジーンの乗った最新型のザクより強いみたいな。
          MDCT普及期にはプロトコルが固まっていなかったので、ヒドイ絵を量産していた施設が多かったですね。

      • 市井の内科医様

        平時にあっては身内(同業者)に甘いよりは辛口の方が緊張感が保たれていいとは思うんですが、この時期。このコメントはやや辛辣に過ぎるのでは(笑)。

        なんだかんだ言いながらも、一般の患者は医師を信頼してると思いますよ。

        • 伊江太 さま

          私のような、ホントの「第一線」から身を引いたというか脱落したというか、日和った人間からすれば、最前線で踏ん張ってる先生は大変だと思います。
          ホント、頭が下がります。
          ただねえ、その後方部隊の、私を含めた市井の一般医がもう少ししゃんとしないと、彼らの頑張りに申し訳ないだろう、的な部分で、若干辛辣な物言いになったかもしれません。
          他人をくさす前に、自分がしっかりせねば。
          若干物資や人員は不足気味ですが、第一線の先生方の足を引っ張らない程度には頑張らんといかんですね。

        • 外科医を引退した内科標榜をドロップというのも気の毒です。
          科長・院長コースになれなかった高齢の外科医の新陳代謝が無ければ、外科系は成立しません。
          保健所所長とかも専門教育を受けていない素人がたくさん就任しますが、それでもいないと困ります。

      • 医師でない物が口を挟むべきではないかもしれませんが,医療はいわゆる「町医者」と「大病院」の2本建てで,町医者は定型的な治療でよい患者を治療し,精密検査や難しそうな病気の患者は大病院を紹介する,というのが役割なので,CTやMRIの精度が悪くてもいいと思います。もっと精密な検査が必要だと思ったら大病院に回せはいいだけの話でしょう。
        医者の臨床能力の差は,一般の人でもよく分かってますよ。臨床能力の低いお医者さんの上手な活用方法も。

    • 新型コロナウイスルの伝播効率は,感染拡大率を r としたとき,20r から 30r の間と考えていて,3月下旬のヨーロッパでは 3~4.5人, ここ数日の日本で 1.2~1.8人(この統計の根拠は後日UPします)と推定しているのですが,間違ってますか?

      • 愛読者様

        ここ数日という表現がちょっと気になりました。ご承知のことと思いますが、厚労省の感染者データは毎日12:00現在、各都道府県のデータは当日の検査分ということで、違いがありますが、休日の検体採取が減少する関係で、全国統計は毎週火曜日、自治体統計では毎週月曜日に、感染者数が顕著に低下するのですが、これはある意味人為的な値の振れで、実際に感染がどう拡大・縮小しているのかを示してはいません。ですから、もし日々発表されている報告数を一定のウィンドウ幅で切り取ってスキャンされているのであれば、この特異日の扱いをどうされているのか、お知らせ願えれば、もう少しマシな答えができるかも知れません。

        • 過去にも3月15日からの時系列データの分析記事を2回投稿していますが,これは更新を続けています。月曜の感染者数が低いことは前から分かっているので,本来は1週間分くらいのデータで平均を取って観察するようにしています。本当は土曜日に投稿しようと思っていたのですが,どうしましょうか。投稿すると,かなり長いデータになるので。

        • 愛読者様

          土曜日に投稿されましたら、きちんと読ませていただきます。

          本来実験屋だったんで、数理解析的なはなしが 果たして理解できるかどうかは怪しいのですが。

    • 伊江太 様

      電気理論での正弦曲線を重ねたグラフの扱いは、簡単に申しますと、
      ・コンデンサやコイル(一段)は位相を90°(1/4周期)進めたり遅らせたりする
       抵抗との組み合わせだと位相のずれは90°未満になる(ここまでは基礎知識)
      ・位相差180°の信号を加算することは信号の減算に等しく、患者の隔離に該当する
      ・ウイルスの伝播効率=信号の増幅率
      とみなせば、同じモデルに落とし込めそうだねというだけのことで、
      伊江太様の考察を越えるほどの話ではありません。

      • イーシャ様

        >位相差180°の信号を加算することは信号の減算に等しく、患者の隔離に該当する

        ありがとうございます。一番お聞きしたかったポイントを一言で説明してくださいました。

  • 今週は少ないですね。
    盛り上がりに欠けてこの時間でもまだ9番目ですか。

  • 厚労省発 21日の新規患者発生数は173。
    今までのピークは4月10日の394。
    7日移動平均は下向きを維持し、233。

    21日の死者数は17。(累計277)
    今までのピークは4月15日の17。
    7日移動平均は微増の11.9。
    死亡者数については、突合作業中の74例を足し合わせた。

    比較: 肺炎による死者数は119300/年(2016)、327/日。

    患者発生数が前日より17増なのは心配ではありますが、
    7日移動平均が下向きを維持しているのは良いことでしょうか。

    検査基準に左右される新規患者数より死者数のほうが確かと思い、
    死者数を重視しているのですが、いきなり74増とは。

    現地現場で奮闘されている保健所の方々、それを集計している厚労省の担当者、
    皆様に感謝しています。

    現在進行形の感染症のデータ、バックミラーを見ながら先を見通すのは難しい。

    当たり前のことですが・・・。

    • 成功できなかった新薬開発経験者 さま

      いつもありがとうございます。夜道のヘッドライト代わりにさせてもらって、先行き楽観してます。騒ぐより手探り、足探りの方が先だし、事態が急変すればそれもやむ無し。
      大変お手間でしょうが、これからもよろしくお願いします

    • 突き合わせ分、ここ1週間だけで、平均各日+5ですね。7日移動平均も+5なので16.9人/日になります。重症化した人の半数が重症化した次の週になくなると言う傾向から、今週は15〜20位を覚悟していたので、大体そのままです。この辺りにはアビガンの効果を感じません。急変した人がそのまま逝ってしまう感じです。リハビリテーションセンターでのクラスターなどがあったので、高齢者が大量に感染したでしょうからそのせいでしょうか。

      • 本日、厚労省のHPを開けてびっくり。
        死者が74人増えていることは上に紹介されていますが、退院者も616人も増えています。人数的に、および退院数が異常に少なかったことから、これは東京の分と思われます。全然集計できていなかったんですね。
        グラフの連続性が失われて><

        • 昼休みに東京の発表データを確認した結果、19日18時の発表時点で+245人、21日に+303人の退院があったようです。厚生労働省の発表にこの退院者を加味すると、21日の新規感染者に対して退院者+死者が上回り、コロナの病床数、瞬間風速ですが減少しましたね。

          この傾向をキープしてほしいと思います。

        • 東京ついでに。

          東京のPCR検査陽性率ですが、7日移動平均(つまり、3か前を見ています)で
          4月18日にピークの63.4%をつけましたが、その後継続して低下傾向を示し、21日(今のところ22日の検査数が不明)48.4%と50%を下回りました。

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