テレワーク、アメリカ人も俳句を詠みたくなるようで…

最近、俳句がそのまま Haiku として英語化されているようです。

在宅勤務、増えていますか?

昨今のコロナ騒動の影響で、在宅勤務・テレワークに切り替わったという方も、少しずつ増えているのではないでしょうか。

無名評論家がネットきっかけに著名誌に寄稿できる時代』でも少しだけ触れたとおり、インターネット化社会の恩恵が仕事のやりかたにも及んでいることは間違いありません。

奇しくも先月、「5G」(第5世代移動通信システム)のサービスが開始されましたが、「高速大容量」の特徴は在宅勤務にも大きく生きて来ます。

もちろん、業種や職種の関係で、直ちに在宅勤務ができないケースもあるでしょうし、また、在宅勤務だと十分に成果が上がらない、というケースもあるかもしれません。しかし、少なくとも会議や資料のやり取りについては、ネット環境でも十分に実施可能です。

遅かれ早かれ、社会全体が在宅・リモート勤務に対応していけば、そのうち、営業ですらウェブで完結するという時代が到来するかもしれません。あるいは、今回のコロナ騒動を奇貨として、その気になればすべてネットで完結させられる、という時代が、あっというまに到来してしまうのかもしれませんね。

(※もっとも、直接顔を突き合わせて仕事をすることには意味がある、と考える人もいるでしょうし、紙媒体の新聞が直ちになくならないのと同様、「出社して仕事をする」という勤務形態がただちに消滅するわけではないのかもしれませんが…。)

テレワーク・悲喜こもごも

ただ、これまで「仕事は会社に出掛けてやるものだ」と思っていた人たちからすれば、やはり自宅で仕事をするというのにも、最初は何かと抵抗があるようですが、「やってみたら意外と簡単だった」、という意見とともに、「在宅ワークならでは」の悲喜こもごももあるようです。

一般社団法人日本テレワーク協会が発表する『平成30年度「テレワーク川柳」入賞・佳作 百選』によると、

  • 混乱の ダイヤ横目に テレワーク
  • ロスタイム 解消されて 価値を生む

といった、満員電車や通勤時間を気にしなくて良いというテレワークの長所を喜ぶようなものに加え、

部長より 良い椅子買って テレワーク

など、在宅ならではの贅沢もある一方、

これやって 上司と妻の 二重奏

といった具合に、まさに悲喜こもごもでしょう。

アメリカ人も考えることは同じだった?

こうしたなか、米メディアWSJを眺めていて、本日、こんな記事を発見しました。

10 Haikus by Stressed-Out Remote Workers(米国夏時間2020/04/02(木) 14:11付=日本時間2020/04/03(金) 03:11付 WSJより)

“haiku” という見慣れない単語ですが、記事を開いてみると、短い詩がたくさん掲載されています。要するに「俳句」のことですね(もっとも、記事に掲載されているのは「俳句」というよりも「川柳」に近いと思いますが…)。

Can’t work with children / Clinging to my every limb / I am a plaything!(意訳)働くと/子がしがみつく/遊んでる

といった具合です。

子育て経験のある人なら、誰しも家事をやっているときに子供がくっついてくる、という経験をしたことがあると思いますが、在宅勤務に切り替わるというのは、そういうことです。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

要するに、慣れない勤務環境を川柳にして楽しんでしまおうとする発想は、日米で大した違いがないのかもしれません。お堅いWSJにもときどきこういう遊びがあるのは悪いことではないでしょう。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. てす太郎 より:

    「直接顔を突き合わせて仕事をする」ことは、VRで解決できるように思えます。
    もちろん直ちに消滅するわけではないと私も思いますが、不謹慎化もしれませんが、コロナで時計の針がだいぶ進んでいるように思えます。

  2. 夜勤者 より:

    BeOSを連想しました・・・

    そんなのあったっけなあ(遠い目

    1. りょうちん より:

      実は稼働OSイメージがHDDの肥やしになっています。
      入れてみたけど別に何ができるわけでも無いんだよなあ。今更・・・。

      技術的にはHarmony OSの方が興味深いわけで。

      1. 夜勤者 より:

        もはやウィキでも、現役当時の詳細は書いてありませんが

        日立の関連会社がOSのパッケージ出してて
        それをぷらっとほーむ から購入して
        触って遊んでた記憶があります
        (プリインストールのPCを販売してただけでなく、OS単体でも販売しておりました)

        今あいつ何やってるんだろう? と
        縁が切れても行く末が気になって
        定期的にチェックする案件でしたが
        すっかり、忘れておりました

    2. y16a より:

      そういえばOpenBeOSは、今は”HAIKU”と名乗っているんでしたな。

  3. はにわファクトリー より:

    テレワーク (WFH – Work From Home) が新しい生活ストレスを生んでいるとの記事があります。
    ・ガキが絡みつく
    ・パートナーにあたる・子供を虐待する
    ・食べ過ぎる
    ・スーパー通いやコンビニ通いに入れ込んでしまう
    ・買いだめし過ぎる
    あんましいいことなさそうです。

    https://www.bbc.com/worklife/article/20200330-covid-19-how-to-learn-a-new-skill-in-coronavirus-quarantine

    通勤は舞台の切り替えであり頭の切り替えで重要な区切りです。
    ニュービジネスに聡いひとたちはシェアオフィス&コワーキングスペースに資金を投下してお商売拡大実践しています。日経オフィスパスはフランチャイズ化されたコワーキングスペースの共通パスポートで、日本の生活事情に即しており目の付け所は現実的と思います。WeWorkは威勢はいいしおしゃれだが、格好つけ過ぎヤリ過ぎ感がいなめないところです。

    1. 墺を見倣え より:

      テレワーク導入時に、オンライン授業も実施されれば、子供の問題は軽減されます。

      > ・食べ過ぎる
      > ・スーパー通いやコンビニ通いに入れ込んでしまう
      > ・買いだめし過ぎる

      本人の問題でしょう、そういう人が居るカモ知れませんが、そうじゃない人も多い。
      全員が該当する訳じゃないし、全員をテレワーク化できるとは限らないので、該当する人を出勤組にすれば、ウマく回る。

      数十年前から、我国の組織内で行われる会議の8割近くは、他の方法に切り替えた方がベターという話があります。今回のコロナ禍で、日本以外でテレワーク化が進み、オフィスコストの節約が進めば、ますます我国の労働生産性の低さが顕著になるカモ知れません。

      テレワークはオフィス面積の節約になりますが、オンライン授業は教室の人口密度低下になります。
      オンライン授業と言うと、左巻きが、「ネット環境の無い子は切り捨てるのか?」と骨髄反射しますが、教室の人口密度を大幅に下げられれば、残りが登校しても然程問題ではないでしょう。

  4. 匿名 より:

    コロナの感染拡大中にお気楽な記事ですねえ
    まあ新宿会計士は中国やWHOの情報を「科学的」だからと信じ込むお気楽な人間なので今更か
    今の現状に対して何か一句詠んでほしいですね

      1. 名無しのOさん より:

        青山尚樹さん、まとめてくださって助かります。
        そう言えば以前から(多分例の100田騒動の時から)時々このブログに現れて意味不明な書き込みを残していくのが何人かいるみたいなんですが、こうやって過去のコメント眺めていると、確かに反安倍で一貫してますね。最初はHNをコロコロ変えてコメントしていたけれども、ブログ主に怒られて他のコメント主にコテンパンに論破されて、そのうち匿名で書き逃げするようになったみたいですね。ところで2月29日から3月21日の間が空いているのは何故なんでしょうね?

      2. 匿名 より:

        結局入国制限を中国や朝鮮半島全土に拡大した現政府に対して新宿会計士は何かしらコメントしないんですかねえ
        反入国規制で一貫していた(時には中国からマスクが来なくなるからと意味不明な主張までして)新宿会計士に比べれば
        遅きに失したとはいえまだ現政府の方が評価出来るのが現状ですが

        1. 通りすがり より:

          >反入国規制で一貫していた(時には中国からマスクが来なくなるからと意味不明な主張までして)新宿会計士に比べれば

          そんな主張をしていたとは許せん!!

          。。。で、その証拠は?具体的な記事のリンクを貼ってよ。

        2. 名無しのOさん より:

          匿名さんへ。

          >中国やWHOの情報を「科学的」だからと信じ込む
          >中国からマスクが来なくなるからと意味不明な主張までして

          すみませんがそんなこと書かれていたんですか?該当する記事のリンクを張ってくれませんか?

        3. ピークを過ぎたソフトエンジニア より:

          >遅きに失したとはいえまだ現政府の方が評価出来るのが現状ですが

          手段と目的がごちゃまぜでは。

          防疫のために入国禁止を主張しているのであれば、それは無理だった。他国で入国禁止していたのに感染が広がっていることから明らかでしょう。その点で中国は非難されているわけです。

          感染拡大のペースを遅くするために入国禁止するのであれば、感染者の流入ペースによって判断するべきで、遅すぎということはないでしょう。これについても過去の議論としては、感染拡大を多少遅くする効果はあるだろうけど経済的な損失と比較すればあまり意味がない、というだけの話です。

          ここに至って、悲しいことにまたフェーズが変わったように思います。経済的な大損害を覚悟したうえで世界はサバイバル状態になりました。入国禁止による経済的な被害など相対的に小さくなるぐらいに状況が悪化しています。

          以上の内容のどこを訂正しろということでしょう?
          早期に入国禁止していれば日本だけ世界から切り離されたかのように今も安全な状態で経済も堅調だったという意見ですか? そんなことはないでしょう。

        4. 匿名希望 より:

          何だかこの匿名さん、新宿会計士さんに対する批判というよりも言いがかりというか、これだと攻撃ですね。よくブログ主さんがこれを放置しているものだ。上で通りすがりさんや名無しのOさんが「批判するなら根拠を示せ」って指摘しているのに、この匿名さん、具体的な反論を求められたら逃げますよね。典型的なパヨクだ、こりゃ。

    1. 匿名 より:

      中国やWHOのデータを信じ込む新宿会計士は2/18の某騒動を見れば分かります
      2/27の記事では若干語気を和らげる様子が見られますが
      それでも中国の数字が低過ぎると批判する新宿会計士の姿は今でも見られませんね
      マスク云々はもっと明確で2/25の読者投稿を見れば分かります
      読者投稿とはいえ新宿会計士も推敲してわざわざ記事にしている時点で同罪でしょう

      1. 匿名希望 より:

        > 中国やWHOのデータを信じ込む新宿会計士は2/18の某騒動を見れば分かります

        ほら、やっぱり。ソース示せないんだ。

        某騒動、じゃなくて、何月何日のどういう記事にどう書いてある、まで書かないと、ソースを示したことになりませんよ?

        だから、「この記事にこう書いてあって、この下りがそうだ」と、他の読者に分かるようにきちんと書かないとね。

        ま〜貴方の書き込み読んで最初からブログ主を議論するんじゃなくて、ブログ主を攻撃するためだけに難癖を付けているだけだと思ったけどね。納得。

      2. 名無しのOさん より:

        > 中国やWHOのデータを信じ込む新宿会計士は2/18の某騒動を見れば分かります
        2/27の記事では若干語気を和らげる様子が見られますが
        >それでも中国の数字が低過ぎると批判する新宿会計士の姿は今でも見られませんね
        マスク云々はもっと明確で2/25の読者投稿を見れば分かります

        だから!
        某騒動とか何月何日付記事とかじゃなくて具体的なリンクを示せって言ったよね?あなたの主張は全然具体的じゃないんだよ。説得力の欠片も無い。

        具体的にあなたの主張を裏付けるブログ主の主張と内容を個別具体的に説明してくれないかな?それやらないんだったら名誉毀損という犯罪だぜ?

      3. 匿名 より:

        新宿会計士はこのサイトに書かれた文章程度も読めないのかと
        某氏を批判していましたが
        このサイトのコメンターもこのサイトに書かれた文章程度も読めない人達の集まりなんですね
        全部このサイトに書かれている事で日付まで提示したのに分からないとは…哀れ
        それとも「140字に要約しないと分からない」んでしょうか?
        新宿会計士もこんなのがコメ欄に居着いて大変ですね
        この点に関しては同情します

        1. 名無しのOさん より:

          んー、なんというか、なんか具体的なことを何も言わずに決め付けて批判するのって昔エンコリでよく見かけた韓国人とそっくりで…。まさかパヨクや百田信者ってこんなんばっかしなのかなぁ…。ここまで議論が成り立たないとは。

        2. 青山尚樹 より:

          >入国制限を取らないというリスク (2020/02/25 at 12:59)

          イチャモンを具体的ソースを出せと言われて

          >2/18の某騒動を見れば分かります

          某騒動だとソースを特定したことにならない

          >2/27の記事では若干語気を和らげる様子が見られますが

          記事自体複数ある
          センテンス単位で指摘しなければソースを示したことにならない

          >マスク云々はもっと明確で2/25の読者投稿を見れば分かります

          センテンス単位で指摘しなければソースを示したことにならない

    2. とある埼玉都民 より:

      何だか煽り耐性のない人たちが沸いてますね。この匿名ってのは時々湧くコメントですよ。大人気ユーチューバーのコメント欄に沸くアンチと全く同じで対策はスルーに限る。このブログがメジャー化しだ証拠だ。何せ雑誌にも載る位だから、アンチの一つや二つは我慢すべき。

  5. すまないさん より:

    俳句:いいですね~ 余裕を持って仕事が出来る環境なら在宅でもテレワークでも良いと思います。
    顔を突き合わせて会議ってワードから、エヴァのゼーレのモノリスみたいな光景が浮かんでしまいました。
    駄文にて失礼します。

  6. 匿名 より:

    お気楽でいいじゃないですか
    ・勤務中 相手をしろと 子がせがむ
    ・先生も 在宅勤務? 休校中
    ・昼飯を 作ってくれろと 泣く子かな
    駄句多謝

  7. 引きこもり中年 より:

     独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。

     確かに新型コロナウィルス感染騒動中ならば、テレワークをするのに、
    反対意見は出しにくいでしょうが、もし騒動が収束したら、それまでの状
    況で既得権益を得ていた人が、元通りにしろと言い出すでしょう。(おそ
    らく、その理由として、川柳で嘆いたようなことを言い出すでしょう)

     駄文にて失礼しました。

  8. しきしま より:

    あくまで個人的な話ですがテレワークはしたくないですね。(実際会社からそういう指示も出てないしやってません)
    自宅だと仕事する気にならないんです。
    通勤ももともとそんなにきつくはないし、最近は外の人がテレワークになったせいか電車もすいています。

    あと、今は違う部署なのですが、以前は組み込みソフトの開発をやっていたので実機や測定器などを使う必要があり、そういう仕事だとテレワークは無理です。

    個人的なつまらない話ですみません。

    1. 阿野煮鱒 より:

      私も製造業勤務時代はそんな感じでした。試作品の台数は限られ、そこで様々な測定や評価試験を行うので、自宅での作業は考えられませんでした。Tektroのオシロスコープや、E24系列の抵抗を異なるワット数ごとに整然と揃えたパーツボックスが自宅にある光景はイヤです。Flukeのマルチメーターくらいなら我慢します。

      1. しきしま より:

        阿野煮鱒 様

        私は趣味で電子工作をやっていた(過去形)のでその手のモノが自宅にあるのはあまり違和感がありません。
        オシロスコープもありました(過去形)。

        ハンダが鉛フリーになって色々面倒くさくなったり、マイコンが32ビットになってCでプログラム書くのが当たり前になり、TCP/IPスタックを載せてネットに繋ぐ、みたいなのが流行りはじめて、「なんか違うな」と感じるようになり、熱が冷めていきました。

        1. 阿野煮鱒 より:

          > 「なんか違うな」

          わかります。なんかね、趣味でPICマイコンとか弄っても、仕事っぽくなって気持ちが乗りません。それに、Cで書くと言っても、組込機器はリアルタイム制御ですから、割り込みハンドラとか、I/O叩きとか、レジスタ操作とか、アセンブラで書いた方が早ぇよ、と思ったり。

  9. だんな より:

    在宅、テレワークが増えるのは、働き方改革に繋がらないんですかね。
    会社が社屋が無くても、回って行くかどうかの実験のような気もします。

  10. ボーンズ より:

    自分はテレワークになりません(泣)
    現物ハンドリングとテストがあるのでテレワークにできない上、トラブル発生品の調査もあるので…

    確か、俳句や川柳はかなり昔からあった記憶があります。
    (英語の教科書にもあったような)

  11. H より:

    テレワークで済む業務は派遣か
    アウトソーシングで済ませられる
    かもしれんなと、会議で真顔で
    言ってた役員がいた

    おまえが最初にいらんわと
    心の中で思った

    コロナ終息後の人切りが怖い

  12. ななっしー より:

    ただの三行詩かと思ったら五七五音節だった!
    でも日本語一拍に対して英語一音節はズルいw

    消防団員が人手不足とか。
    テレワークはある意味で職住一致への回帰。
    会社の「お家」意識は下がるかもしれないが、住んでるところの共同体意識は増すかも。

  13. 内燃原理主義者 より:

    私、一応現役漫画家なのですが、ウチの業界は今回のコロナとは関係なく、ここ数年で猛烈に「テレワーク」化が進んでますよ。

    1 編集者と電話でストーリーの打ち合わせ
    2 漫画用ソフトを使いタブレット上で作画(紙もペンも使わない)
    3 在宅アシスタントにスカイプやチャットで作画指示をして、完成した背景等をデータで送信してもらう
    4 漫画家が描いたキャラクターとアシが描いた背景をデジタル上で組み合わせ、仕上げのアシに送信、仕上げ作業をしてもらい漫画家に再送信してもらって最終チェック
    5 完成した原稿(勿論データ上の)を編集部に送信して作業終了

    こんな風に、全く人と会わずに漫画が描けます。

    統計など取ったわけではなく全くの肌感覚なのですが、今連載してる漫画家の5~6割はこのような「フルデジタル」で作業をしてるのではないでしょうか。

    もっとも「人(アシスタント)が居てくれないと作業ができない」(自分一人だとスイッチが入らない)という漫画家さんも多くて、そういう方は上記のようなフルデジタルでも昔ながらの「アシを自宅に呼んで皆で作業」してますね。

    ちなみに私は、時代遅れの紙とペンの”フルアナログ”漫画家です。でもアシスタントは殆ど使わないので滅多みに人と会わずに仕事してますがw。

  14. はにわファクトリー より:

    内燃原理主義者さま

    >ここ数年で猛烈に「テレワーク」化が進んでますよ

    おととが地味にアニメ監督で、実名で画像ググると一時期アホづらがざくざく表示されて困ってましたが、あの業界は基本が分業制手工業産業で、同じ建屋のなかのスタジオにおいても、定額制携帯電話を事実上トランシーバ代わりに使うなど、協業をより効率化する姿勢は昔からです。
    自分は仕事で付き合う相手は数をむやみに増やさないように努力工夫しており、付き合いの深さや目的・交際範囲の違いでslack / Skype / G-Doc などのサービスを使い分けています。
    電子メールの予定時刻送信機能このごろ重用してます。送信までに時間をおくことで、文面見直しや添付書類修正取り換えが可能となり情報交換の品質が劇的に向上しています。みなさまにおかれましては実践をお勧めします。

    1. 内燃原理主義者 より:

      はにわファクトリーさま

      分業化が進むのはウチの業界も同じですね。原作付き作品だと本当に絵を描くだけでなので、アニメーターになったような気になります。更にネーム(アニメや映画でいうところの絵コンテ、私の最初の投稿における”1”の部分)まで人に発注する漫画家さんもいるぐらいです。

      ただし報酬は下がる一方なので、分業化したくても出来ない私のような漫画家も少なからずいます。アニメーターと言えば報酬が低いことで有名で、私も昔は「あの業界はは大変だね~」なんて他人事のように言っていましたが、今では「あまり変わらないのでは?」と思えるようになってきました(勿論少年ジャンプ辺りで大ヒット飛ばしてる漫画家さんは例外ですが、そんな人は本当に一握りなので)。

    2. はにわファクトリー より:

      内燃原理主義者さま

      >ただし報酬は下がる一方なので、分業化したくても

      この点は産業化社会のエコノミック=分け前の配り方、のかなり本質的な問題を射ています。どんなに高度な技術労働であろうとも、分業が進むほどに収奪の対象になってしまう。儲かるのはブローカーだけという構図です。
      東京駅にはスタバが複数あります。それの大丸に近いほうでこんな奇怪な経験をしました。数年前です。帰りの新幹線を待ってそこで時間調整していたとき、店をいっぱいにしている若い客の職業に自分は突如が来ついたのでした。店には若い男女がたむろしてスマホをいじっているか林檎マークに向かっている。どうやら客たちにとって共通の知り合いと思しき人物がいる。距離を置いて数人。胴元なのでした。新幹線で日本各地から日帰り上京してきた若いプログラマーやWEB技術者たちに仕事をディスパッチする役回りです。ひとりがほどんど傲慢な口ぶりで、仕事はいくらでもあるから、あなた=うら若い女性なら先は明るいよ。男はそう言っていました。こいつらと背筋が寒くなりました。電話もしくはslack/Skypeで連絡を待っているスタバ駐屯の手持無沙汰なやつら、ってはかなり危険なタイプと自分は確信しています。

  15. 山田内膳 より:

    新宿会計士様

    テレワークも業種によると思います。様々な労働形態の1つとして、今回を奇禍として常態として取り入れる企業は出てくるでしょう。
    一方、現場主義の業界では難しいかと。
    私の仕事は、どうしても現場の確認が必要になります。現場とのやり取りも必須です。資料も現物もオンライン上に無い物が多くあります。在宅での仕事は困難です。
    ただ多様性を入れる事で、満員電車や渋滞等が緩和されると嬉しいです。

  16. 迷王星 より:

    製造部門は言うに及ばず、設計開発部門や研究部門でも、技術系社員の大半は情報産業を除いてはテレワークは無理でしょうね。何しろ実験したり物(製品でなくても試作品)を造ったりせねばなりませんから。そして多くの場合に、そういう実験や試作などは何らかの危険を伴うので安全基準を満たした施設でしか行うことは許されません。情報系以外の産業での技術職にとって自宅で行えるのはそれらの仕事に関する報告書の執筆ぐらいでしょう。

    それとテレワークが適する事務仕事などのデスクワーク主体の部門や情報系産業でも殆ど常にテレワークとなると、上司が部下の性格や長所・短所を把握して部下の特性に合わせて仕事を割り振って部下を上手に使うのは、日常的に顔を合わせて部下の言動を観察できる現状と比べると、かなり難しくなるでしょうね。もっとも実際には、日頃から部下の言動を良く観察して性格や長所・短所を把握し上手に部下を使える有能な上司というのは従来でもかなり少ないのが現実ですから、「今と大して変わらないだろ」と言えばそれまでかも知れませんが。

  17. はにわファクトリー より:

    迷王星さま

    >「今と大して変わらないだろ」と言えばそれまでかも

    その可能性も否定できないところがこの世の「柔軟性」かもしれません。仕事を出す側、金を払う側からすると、right person(適任者)にどうリーチしどうゲットするか。これは事業経営の本質です。「あなたの市場価値をチェックする」などという怪しい広告に吸い寄せられたりするひとたちが増えているのではないかと、自分は憂慮を日々深めておりまして、論旨展開の途中を省略していきなり結論させていただきますが、職業人としての自分の「間口」を狭めるのではなくより広げておくことが生存可能性を高めます。そのような方向へ努力することが望まれていると自分は思ってます。日本の会社主義人民共和国体制はとっくに改変されており足元で崩れているのですから。

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