連日、コロナ騒動が続いています。厚労省の発表によれば、わが国の感染者数は昨日正午時点で268人だそうですが(うち無症状の人が27人)、実際にはもっと多くの人が感染していると考えて良いでしょう。こうしたなか、隣国ではついに感染者数が「半万人」(?)にも達したようですが、その一方で医療崩壊が現実のものとなりつつあります。日本政府の現在の方針が100%適切であるかどうかはよくわかりませんが、少なくとも隣国については「失敗事例」と見て間違いないでしょう。
目次
コロナと闘う日本国
コロナウィルスの抑制態勢に入った日本
昨日の『韓国の輸出産業をコロナショックが襲うとしたら?』などでも報告しましたが、日本は現在、コロナウィルスの蔓延の抑え込みに向けて、国を挙げて一丸となっています。
もちろん、その過程で買占めが生じたり、安倍政権に対する批判が出たり、あるいは休業補償はどうするのか、といった疑問が生じたりしていることは事実です。しかし、2月29日の安倍総理の記者会見を境に、明らかに日本国内の雰囲気は変わりました。
連日の繰り返しで恐縮ですが、コロナウィルス騒動を巡り、先月24日付で厚生労働省のウェブサイトに掲載されている提言『新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の具体化に向けた見解』を読むと、だいたい次のような内容が記載されています。
新型コロナウィルスについては一人一人の感染を完全に防止することは不可能だが、感染の拡大のスピードを抑制することは可能/これから1~2週間が、急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際
この提言から1週間あまりが経過しましたが、その間、首相官邸は『新型コロナウイルス感染症対策本部(第15回)』のなかで、「ここ1~2週間が極めて重要な時期」であるとして、「多くの子供たちや教職員が日常的に長時間集まることによる感染リスク」に備える観点から、
- 全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校について、来週3月2日から春休みまで、臨時休業を行うよう要請
- 行政機関や民間企業等には、引き続き、休みが取りやすくなる環境を整えるとともに、子どもを持つ保護者の方々への配慮を要請
- こうした措置に伴って生じる様々な課題に対しては、政府として責任をもって対応する
という方針を示し、あわせて安倍晋三総理大臣は週末に記者会見を実施しました。安倍総理のメッセージの全文は、首相官邸ウェブサイトに掲載されています。
安倍内閣総理大臣記者会見(2020/02/29付 首相官邸HPより)
さまざまな批判はあっても良いが…
安倍総理のメッセージをどう読むかについては、人それぞれだと思いますし、首相官邸が打ち出した「3月いっぱいは全国の学校を休業する」といった方針を巡っても、「大げさだ」、「科学的根拠もない」、あるいは「手ぬるい」など、さまざまな立場からさまざまな批判がなされることは想像に難くありません。
とくに、某「ウソの新聞」などは、安倍総理が何をやっても(あるいはやらなくても)、どうせ「安倍批判」につなげるつもりでしょう(『安倍総理の行動は特定メディアの主張の先読み』等参照)。
しかし、あくまでも当ウェブサイトの理解に基づけば、今回の首相官邸の動きは、感染のピークを抑えて平準化しつつ、限られた医療資源の浪費を避けることで医療崩壊を防ぎ、重症患者の救済に全力を尽くすことにあると考えられます。
また、改めて申し上げておきますと、当ウェブサイトに理系研究者である「ケロお」様という方が執筆して下さった『【読者投稿】日本政府の対応はシナリオに沿っている』という論考では、日本政府の今回の対応は
- ①「水際対策」は序盤の国内侵入モニタリングのためと割り切る
- ②国内侵入後は症例集めをして危険性評価を急ぐ
- ③医療崩壊を防ぎつつ重症者の救命を最優先にする
- ④患者数の増加自体は仕方がないので、流行の山を遅く、低くすることを目指す
という方針なのだと考えるとすんなり理解できますし、とくに日本政府が「手洗い、普段の健康管理、適度な湿度を保つ、咳エチケット」を国民に呼びかけているのも、このうち④と関連し、「最終的には国民ひとりひとりの行動にかかっている」という視点からの啓発と考えられるのです。
※ちなみに厚生労働省が掲げる『基本的な考え方』も、結局は「患者の増加のスピードを抑える」、「流行のピークを下げる」ということで、患者数を医療対応の限界以下に抑え込む、というものです。
参考:新型コロナウィルス対策の目的(基本的な考え方)
(【出所】厚生労働省HP)
このように考えていくと、政府の対応の良いところは良い、悪いところは悪いと指摘することは大事ではありますが、それよりも重要なことは、国が一丸となって「スピードを抑える」「ピークを下げる」ことを目指し、最終的にはコロナウィルスを抑え込むことでしょう。
なにより、「スーパーの店頭からモノがなくなるぞ」、などと叫んで買占めを煽るような行為は厳に慎みたいと思います(※なお、買占めについては申し上げたいこともありますので、本日以降、余裕があれば別稿にて議論するかもしれません)。
失敗事例
隣国の感染者数は半万人
もっとも、「国が一丸となってコロナウィルスを抑え込まねばならない」からといって、首相官邸の動きがコロナ対策として内容、タイミングが100%適切だったのかどうかについて、現時点で軽々に断定して「評価」すべきではありません。
なぜなら、現在進行中の科学的な事象を現時点で評価することは非常に難しいからであり、また、あまり意味がないからです。そういうことは、コロナ騒動についてピークが過ぎてからで良いでしょう(※ただし、私自身、金融評論家として、経済対策についてはガンガンとモノ申すつもりですが…)。
ただ、日本政府の「全員を検査しない」とする方針が正しいかどうかを判断するヒントとなるのが、日本以外の事例ではないかと思いますし、とりわけ隣国の事例です。
この点、韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)によると、韓国における新型コロナ感染者数が前日比374人増え、5186人に達したのだそうです。
韓国の新型コロナ感染者 374人増え5000人超(2020.03.03 17:19付 聯合ニュース日本語版より)
彼らの好きな表現でいえば「半万人」、といったところでしょうか。
念のためにこれをグラフ化しておきましょう(図表1)。
図表1 韓国におけるコロナウィルス感染者の状況
(【出所】韓国メディアの報道をもとに著者作成)
新規感染者数が日々積み上がっていますね。
『「トリアージ」の重要性 医療崩壊進む韓国が反面教師』でも報告したとおり、おそらく韓国では、軽症者・重症者の峻別などをせず、片っ端から検査をしているのではないかと疑われます。
一方、日本の場合は全国の小中高校などに対する政府からの休業要請から2日経過していますが、感染者数自体は、昨日時点でもまだ300人に達していません(図表2)。
図表2 日本におけるコロナウィルス感染者の状況
(【出所】厚生労働省発表および一部メディア報道より著者作成)
といっても、先日から議論しているとおり、日本の場合、基本的にPCR検査を実施するのは、保健所などに設置されている「帰国者・接触者相談センター」が「感染が疑われる」と判断した場合などに限られています(首相官邸HP『新型コロナウイルス感染症に備えて』等参照)。
トリアージと日本政府
もちろん、日韓の人口比を考えると、もし韓国における感染者数がすでに「半万人」(?)に達しているならば、厳密に検査すれば、日本における感染者数も一万人を超えていると考えるのが自然でしょう。
この点、英国船「ダイヤモンド・プリンセス」の事例でいえば、国立感染症研究所ウェブサイトに掲載されている2月19日付の『現場からの概況:ダイアモンドプリンセス号におけるCOVID-19症例』によれば、感染者数531人中、無症状の人が半数近い255人に達していたそうです。
当然、日本政府が示している、「コロナウィルス感染者であるかどうかのPCR検査の対象となるかどうかは、センターが『感染が疑われる』と判断した場合などに限られる」という方針が徹底されているうちは、無症状、あるいは軽症の感染者は、基本的にそもそも検査対象となりません。
したがって、韓国のようにのべつ幕なしに検査をしている国と比べて、感染者数自体が少ないのも、ある意味では当然のことであり、「実際の感染者数は韓国よりも日本の方が多い」のだとしても、何も不思議な点はありません。
ただ、繰り返しになりますが、どうも日本政府が念頭に置いているのは、「トリアージ」という概念ではないかと思えてなりません。この「トリアージ(triage)」とは、
「医療資源(医療スタッフや医薬品等)が制約される中で、一人でも多くの傷病者に対して最善の治療を行うため、傷病者の緊急度に応じて、搬送や治療の優先順位を決めること」(神奈川県のホームページ)
であり、大災害などでは当然に貫徹されなければならない大原則です。したがって、現在の日本政府の方針も、
「医療資源が制約されるなかで、傷病者の緊急度に応じて、検査や治療の優先順位を決める必要がある」
という考え方を知っていれば、きわめて合理的なものであると気付くことができます。
全員検査方針は正しくない!
さて、こうした日韓の検査方針の違いについて、「日本は重症患者だけコロナ検査を実施しており、感染者数をわざと少なく見せている」、といった曲解をするメディアもあります。その典型例が、韓国メディア『東亜日報』(日本語版)に先月26日付で掲載された、次の記事でしょう。
日本、重症だけコロナ検査…感染者縮小疑惑(2020/02/26 8:14付 東亜日報日本語版より)
また、こうした曲解をするのは、韓国メディアに限られません。
わが国でも一部の自称有識者らを中心に、「日本政府は検査件数を抑えることで感染者数を少なく見せかけようとしている」とする情報発信が相次いでいて、これに対して国立感染症研究所が3月1日付で、脇田隆字所長名義で次のような声明が出ています。
新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査に関する報道の事実誤認について(2020年3月1日付 国立感染症研究所HPより)
このなかで、国立感染症研究所は
「最近の各種報道では、上記の件以外でも、本所が『検査件数を抑えることで感染者数を少なく見せかけようとしている』、『実態を見えなくするために、検査拡大を拒んでいる』といった趣旨の、事実と異なる内容の記事が散見されます。」
などと牽制しているのですが、その翌日、さらにこんな記事も出て来ました。
医療人材不足···コロナ遺贈箱だけを検査する(2020.03.02 18:04付 ソウル経済より【※韓国語】)
タイトルがうまく翻訳できていないのでしょうか、「遺贈箱」とは何のことかよくわかりません。しかし、リンク先の記事によれば、韓国政府のある高位関係者の発言として、
「韓国政府と中央防疫対策本部は発熱や呼吸器症状がない無症候性者を新種コロナウイルス感染症診断テストの対象から除外する方針」「(現状では)症状がない人を検査するのに、肝心の必要な人が検査を受けられていない状況」
などと報じています。
この報道が正しければ、「全員を検査すること自体が非現実的であり、また、医療崩壊を招きかねない危険な行為である」という点に、ようやく韓国政府が気付いた、ということでしょう。
医療崩壊が現実のものとなっている
ただ、かりに韓国政府の方針転換が事実だったとしても、いささか遅かったようです。
15日間の死闘で医療陣の疲労も限界に…交代者の防護服がなく、待機もする人も(2020-03-03 14:25付 ハンギョレ新聞日本語版より)
現在の文在寅(ぶん・ざいいん)政権にも近い、「左派メディア」とされる『ハンギョレ新聞』(日本語版)の記事では、医療現場で15日連続で勤務を続けるなどし、疲労困憊している大邱(だいきゅう)市内の医療関係者の勤務実態が赤裸々にレポートされています。
いわく、「看護士1人が患者10人を担当」、「レベルDの防護服を着用していると、歩くだけで汗だくになる」、「高齢患者のオムツ交換も」、「私が辞めたら仲間達がさらに大変になる」、などとあるのですが、まさに悲惨な状態です。
これこそまさに「医療崩壊」そのものでしょう。
正しい態度は「他山の石」
この点、幸いなことに、わが国では現在、「医療崩壊」自体は発生していません(少なくとも目に見える限りは、ですが…)。
もちろん、安倍政権の対応に不満があるという方も多いでしょう(とくに「140字で要約して」で知られる人物を含めた一部の自称保守論客は、中国からの入国拒否をしなかったことを巡って、安倍総理を舌鋒鋭く批判しているようですが…)。
しかし、東日本大震災における当時の菅直人首相やその仲間たちの行動の酷さを覚えている身としては、日本が中国と地理的に近く、経済的なつながりも強いにもかかわらず、今回のコロナ騒動を巡って医療崩壊が(目に見える形では)生じていないという点については、高く評価して良いと思います。
(※おっと!先ほど「現段階で断定的な評価をすべきではないし、しても意味がない」と自分で申し上げておきながら、これだとダブルスタンダードですね…。)
ただし、隣国の状況について「ざまぁ見ろ」、などという態度で蔑むべきではありませんし、「日本はスゴイ!」と自画自賛すべきでもありません。医療崩壊が日本でも絶対に生じないという保証はありませんし、ちょっとハンドリングを間違えると、すぐにそれが現実のものになってしまう可能性もあるからです。
いずれにせよ、隣国の状況については「他山の石」としつつ、私たちは引き続き、緊張感を持って医療崩壊を防ぎつつ、国を挙げてコロナと対決する、という姿勢を持つべきではないでしょうか。
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会計士様
おはようございます。
今日も定時の更新ありがとうございます。
さて、検査をすれば感染者が増える→医療機関がそれに対応する能力を超えてしまう恐れがる→結果、医療崩壊してしまう。よって、検査拡大は賢い政策ではないとのご意見のようですが(間違っていたら申し訳ございません)。
一見、合理的(科学的?)な主張に読めます。
それでは、医療機関が対応する程度の人々に検査をすれば良いというのが正解なのでしょうか。
私には「臭いものには蓋をしろ」と読めるのですが。
いかがでしょうか。
嵐 千里さま
PCRのような直接的検査は、感染者の全数を把握する「直接手段」としては適してません。コスパが極端に悪いのです。もっと簡便な方法でも試薬やキットを使う(実際に消耗品を消費して診断する)方法は皆同じ欠点を持っています。
一定の基準を満たした人だけを検査して、あとは疫学的に、統計的に、感染者数を「推定」していけばよいのです。過去においても、このような標準的な強さの感染力の伝染病を「直接手段」だけで感染者数を決定することはできなかったと思います。大体は「死者数」、「感染確認者数(確定患者数)」、「推定全感染者数」の3本だてです。もちらん、感染者数が少なければ、全数確認を目指してもコスパはそれほど悪くなるわけではないので問題ないですが。
「臭いものに蓋」などは、科学的な根拠を持つ「推定」の前には無力であることくらい一国の政府はご存知だと思います。お隣の国はちょっとわからないですが(本当に、アイツラ、抽出調査とか推定とか統計とかいうものを知らないんじゃないかと…)。
こんにちは。
検査は何のためにするのでしょう?
1.水際で止めるために感染地域、感染経路を明らかにする、感染者を早く見つけ隔離するため。
2.原因となるウイルスを特定して、ウイルスに対応する適切な治療方法で治療するため。
3.学術的に感染拡大の地域特性、時間軸特性を把握するため。
4.何の考えなしに、手あたり次第検査をし、感染者を隔離し、力ずくで封じ込めるため。
1.は感染経路が見えない人間から発症しているので意味はありません。
2.は現在、特効薬がないので検査をすれば治るということではありませんから無症状者や軽症者には意味はありません。
3.はそんな余裕をぶっかましている暇はありませんし目的をはき違えています、そもそも仮に10万人/日の検査能力があったとしても3年弱かかります。
4.は武漢そのものですし、いまの韓国です、医療リソースを食いつぶし、医療崩壊の恐れがあります。。
>医療機関が対応する程度の人々に検査をすれば良いというのが正解なのでしょうか。
仮に検査能力の限り検査をするとどうなるのでしょう?不安抱える人や、軽症者が検査を望み、検査能力を上回る検査になれば重症者が検査を受けられなくなり適切な治療が受けられなくなります、トイレットペーパーの買い占めと同じです。
また、検査そのものの精度も完全ではなく、無症状または風邪なのに偽陽性と判断された方は隔離され、感染の危険にさらされます。
>私には「臭いものには蓋をしろ」と読めるのですが。
少し考えれば陰謀論のような話は出ないと思いますがいかがでしょう。
続きです。
仮に10万人/日の検査能力があったとしても日本国民が全員検査するには約3年かかりますから優先順位をつけなければいけません、それが今の厚労省のガイドラインです、まずは感染の疑わしい重症者から検査を行う、将来のことを考え検査能力に余裕を持たす、もし検査能力ギリギリまで裾野を広げれば将来、感染が広がれば対応できなくなります。
検査をしても特効薬もない今治療できないのですから意味はありません。
無症状者や軽症者は風邪と同じような対応で自然治癒します、自然治癒しない重症化した人間を対症療法で助けることが最優先なのです、不安だからと検査をすることは自己満足そのものです。
全数検査ガーと言っている人はトイレットペーパーのデマを流す人間と同じことをしているのです。
私は、もしこの新宿会計士さんのサイトと出会っていなければ、なんでPCR検査をもっとたくさんちゃんとできないんだろう。
政府は無能だなぁ、と、思っていたに違いありません。
学べば学ぶほど、検査しまくることの無意味さや弊害が理解できました。
皆さん、ありがとうございます。
感染者1000人をPCR検査したならば、200人を陰性判断してしまいます。
逆に、感染していない人を1000人検査したら、100人陽性判定してしまいます。
医療資源、検査資源の足りない状況下で、疑いの低い人や、重傷ではない人を検査しまくることは、混乱を招くだけですね。
なぜに、マスゴミはそんな簡単な理屈を説明せず、さも検査数が少ないことを問題視して、不安を煽るのでしょうか?日本が混乱することを望んでいるマスゴミに騙されてはなりません。
百人組み手のようですね・・・。
こちらで完璧に説明されています。
http://spell.umin.jp/thespellblog/?p=235
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のPCR検査の意義をEBM的思考で考える
韓国の病理は他人事ではないのですが、
「誤りを認めて修正できない病」
なんですよねえ。
これは我が国の役人にも顕著なんですけど。
今回の厚労省は「最初から間違えている」ケースが少ないからよくやっているように見えますが、ダイアモンドプリンセス号の乗客を降ろしてからの対応など、相変わらず修正しきれないところがあります。
りょうちんさん
貴重な情報ありがとうございます。このサイトのいいところですね。ほんとうに勉強になります。
本当は陽性だったのだが、PCR検査方法の精度の問題から、検査結果陰性となってしまう数は検査数が多ければ多いほど増加する。そして、陰性とされた人々が安心して行動する結果、さらに感染を拡げてしまう怖ろしさ。
これまで、検査数が増えることによる医療機関崩壊だけを意識していたのですが、この資料から、陰性の結果がもたらす怖ろしさを知りました。
確かに、ちょっと具合が悪い人は、外出せず、病院にもいかず、家で静かに静養するのが一番ですね。
りょうちん様
別スレでのコメントありがとうございます。
「誤りを認めて修正できない病」
罹らないように、自分も気をつけたいと思います。
現在進行形のミッションをまずは見守りましょうよ。
大切なことは、今後、同様な事案が発生した時に最適な対処をできるように準備しておく事。
その為には、終息したあとに、しっかりと総括すること。
批判はその時まで待ちましょう。
新宿会計士様の記事の通り,感染封じ込めを目指す段階ではすべての感染者を発見することが大切でしたが,市中感染が始まってた段階ではすべての感染者を発見しようとする努力は無意味です。この前書いたように,おおよその感染者数は死亡者数の200倍くらいと思っておけばよく,その値を正確に求める必要はありません。重要と思われる数値は,(新規感染者数÷感染者数), 重症者数, 死亡者数, の3つだと思います。(新規感染者数÷感染者数)は感染拡大の速さを表す指標であり,重症者数と死亡者数は既にどこまで感染が拡大しているかを知るため重要です。重症者数以外の数字は,Wikipediaの「国・地域毎の2019年コロナウイルス感染症流行状況」と,News usの毎日更新される数字からでもわかります。世界の中では現在イランが最も危険で,次いで,韓国とイタリアが同程度ですね。アメリカも2月までは検査がまともにできない状態でしたが,3月になって検査態勢が整い始めたので,順調に数字が伸びています。間もなく日本を抜くでしょう。フランスとスペインはイタリアを追いかけています。ドイツはまだ日本程度でしょうか。でも最終的に,EUは自由に人が移動できますから。島国のイギリスは頑張って防疫しています。なお,中国はかなり安全になってきているように見えます。
中国は「4月に終息するだろう」というお触れを出しました。お触れが出たからには、それに合わせた数字を作ります。信用できるできないという以前に、出てくる数字は経済指標もすべてこの方式。
日本も同じですが、「感染者数」というのは実は「感染確認者数」のことで、確認作業がなされなければカウントさえされません。習近平さんは最近習隠蔽さんと呼ばれてるそうです。あとはわかりますよね。
あれですね。スナイパーの「確認殺害数」みたいなもんですね。
シモヘイヘの戦果に、短機関銃で殺したソ連兵の数はちゃんと入っていないみたいな。
新宿会計士様、お早うございます。
韓国の対応が完全に失敗であるのは確かですが、だからと言って日本の対応が成功だとは限りません。むしろ現状は失敗しつつある(あるいは失敗であることが徐々に明るみになりつつある)というのが正直なところではないでしょうか。「要望」という形で唐突に決まった学校の休校とかね。学校がお休みでも学習塾に行けば学校以上に狭い空間に多くの人数が閉じ込められる環境になるのですから。
春に国賓で来日予定だった習近平に忖度して春節でのチャイニーズの大挙入国を全面禁止にしなかった結果が、今やチャイナから逆に「日本からの入国者は一定期間隔離する」という屈辱的とも言える対応策を執られる事態です。春節前の日本国内の僅かな感染者の状況で春節の時のチャイニーズ、コリアンの来日をシャットアウトしていたならばその後の展開はまた違ったでしょう。
しかも今や明らかにパンデミック状態になっている韓国からの入国に関しても、現在に至るまで実効性ゼロの性善説による「正直な申告に期待する」大邱などの一部地域に2週間以内に滞在した者以外は相変わらず素通しですし。特定国家での滞在は入国しようとする者が不正直であってもある程度は旅券でチェック可能ですが、ある国のある地域に滞在したか否かは当人の申告を信じる以外にはチェックする手段がありませんからね。
こういう危機に直面していながら極めて重要な物事(今の場合は防疫)を性善説に基づいて決定するとは我が政府は何という脳内お花畑なのでしょうか。これでは憲法9条があれば自衛隊を廃止して非武装でも平和が保たれると信じている憲法9条教信者の一国平和主義者たちと何も変わりません。
率直に言って安倍内閣がある程度まともにやれるのは対韓外交と対米外交だけではないか、今回のCOVID-19対策だけでなく10月の消費税増税や最近の対中外交や対露外交など、ここ半年ほどの我が政府の動きを見ていてそう感じざるを得なくなりました。
迷王星さま
休校措置に関しては、「児童生徒を介した大規模クラスターが現れる」状況を防ぐのが目的ですので、3月いっぱいから4月上旬ころまででそういったものが現れなければ成功と言えます。
イベント自粛も同様です。「イベントを介した大規模クラスターが現れる」状況を防ぐのが目的ですので、端的に言えば「屋形船」や「ライブハウス」のような大規模クラスターの発生が抑制されれば成功と言えます。
これは、結果に責任をもっていただくということでよろしいのではないでしょうか。現在はまだ結果待ちです。失敗と断ずるのは時期尚早かと。
その他の事項は、コメントはいたしません。
>その他の事項は、コメントはいたしません。
未だに「~4号室」「~9号室」がない病院が多数です。「死」や「苦」に繋がる、引き寄せるといった言霊信仰ゆえでしょうか。あるいは、最近A看護師さんの夜勤の日に限って患者さんが亡くなる。同僚が気持ち悪がるので、霊験あらたかと評判の神社に赴き真顔でお祓いしてもらう。また、懇意にしてた患者さんの葬儀から帰宅する。家に入る前、玄関先で家族にお清めの塩を撒いてもらう。
お清めの塩に感染予防効果はないだろうし、憑き物方面は陰陽師の領分で、同じ師でも看護師は関係ないでしょう。まして four で nine ならどこにも四苦八苦の出番はない。それなのに、科学の信徒であるはずの医療関係者ですらこうです。ましてわれわれ医学のど素人兼低級国民においておやなのですよ。
中国からやって来るその人は無症状の感染者かもしれません。自己申告さえすれば、渡航出発地などなんとでも言いつくろえます。日本国内の我々が、移動や行動を自制しようというときに、彼らは往来自由でし放題。不足がちのマスクを横流ししたり転売したりとやりたい放題で、こちらの気持ちを逆なでます。やはりこれは理不尽としか言いようがありませんね。
渡航制限の医学的効力を「迷信」と断ずるのは、一面では正しいのかもしれません。ただ「迷信」で「気が済む」人たちが、日本のみならず世界にかなりいて、彼らは「有権者」で彼らの声が「世論」です。残念ながら(?)世論が「納得する」のは、「~4号室」「~9号室」と同様、結構大事なことなのだろうと思います。
医療関係者には有名な話なんですが、
「個室に移った患者さんはかなりの高い確率で亡くなる」
んですよ・・・。
自己負担で個室を選んだ人以外は、特にその傾向が跳ね上がります。
実は私も実体験があります。若い頃に過労なのか謎の高熱を発して3日ほど職場の病院に入院したのです。
特に拘りもなく6人部屋に入院したのですが、熱にうなされ眠れない最初の夜の深夜帯にガヤガヤ・バタバタと何やら騒がしい。同級生の研修医も呼び出されたみたい。
翌日、師長が「センセ、個室が空きましたの(ナンデ?)。よろしかったら移りませんか?」とにこやかに個室への移動を提案されましたが、私は思わず断りました。本当にあった怖い話です。
実際、かなり具合悪い患者さんを個室に移りませんかと提案したら「イヤだ!あの部屋に入ったら死ぬ・・・!」と拒否されたことがありました。勘の良い患者さんは気の毒だよ!
りょうちんさま
> センセ、個室が空きましたの(ナンデ?)。よろしかったら移りませんか?
夜が明ける前に遺体を搬出しないといけないんですよね。そして何事もなかったかのように空き部屋空きベッドが用意される。医療の最前線です。
りょうちん様、
>「個室に移った患者さんはかなりの高い確率で亡くなる」
別にオカルト的なものを持ち出すまでもなく、個室だと多人数部屋にいるのに比べて外部刺激が格段に減少するというはっきりとした環境の違いがあるのですから、人間という社会性の強い動物にとって個室か多人数部屋かは寿命や生死に相当な影響を与えても何の不思議もありません。というよりも影響が皆無なほうが寧ろ不思議です。
特に病気で入院せねばならなくなっているような肉体的に大きなダメージを受け衰えている状況では、そういう外部刺激・社会性の有無という環境の違いによる精神的ストレスの身体に対する効果が生命を左右するほどにまで増幅される(健常者に比べて環境効果が極めて大きくなってしまう)としても当然です。
>自己負担で個室を選んだ人以外は、特にその傾向が跳ね上がります。
そりゃそうでしょう。
自己負担で選ぶ人は多人数部屋の環境に対してストレスを感じ個室の孤独のほうが望ましい(精神的ストレスが少ない)と予測するから個室を選ぶのです。そして自分自身によるその精神的ストレスの予測が正しい人が少なからずいるから自己負担で個室を選ぶ人は望まずに個室にされた人ほどには死亡率が跳ね上がらないのですよ。言い換えれば、人というものは自分の(能力に関しては理解せず過大評価したり過小評価したりしていても)好き嫌いについては知っているものなのですよ。
そもそも、ストレス予測が正しいか否か以前の問題として、自分で個室を選んだ人にとっては、入院環境に関して「個室」という自分の希望が却下されずに叶えられたという意味で、精神的ストレスのとなり得るとても大きな要因の一つが個室希望者が個室になった場合には消滅しています。これはその人のメンタルヘルスの上でとても重要ですね。
率直に言って現場の医師であろうりょうちん様が精神的ストレスやメンタルヘルスで説明可能なことをオカルト的に語られているのに少し驚きました。
以前、読者投稿で「安全」vs「安心」という話がありました。安全は自然科学的かつ論理的な議論に基づいて感情を完全に排除して冷徹に議論されるべきです。即ち、最大限の安全を確保するのは理性の為せる技です。しかしそれが可能なのは専門家だけです。
一般人の(全員ではありませんが)圧倒的多数にとってはそのロジックのほとんどは理解できません。鵜呑みにして信用するしかないのですが、問題は人の心の中で《鵜呑みにして信用する》か否かを決めるのは、つまり信用とか信頼とかの問題は、もはや理性の働きでなく情緒つまり感情に過ぎないという点です。
他方、安心は情緒の問題です。人が安心できるのは情緒の為せる技です。そして、精神的なストレスやメンタルヘルスの問題の全てではないにしても少なからずは理性でなく情緒の問題です。
言い換えれば、安心つまり一般人の情緒を無視して安全という専門家だけが使える理性の問題だけを専門家で論じていては、いくら正しい情報発信をしても(そんなものは一般人の中では一部の層にしか理解不可能だ)、専門家が大衆からの信頼を欠いてしまえば専門家の理性の出した結論つまり安全の説明は大多数の大衆の心には届かず従ってそれに従ってもくれなくなるということです。(専門家が一般大衆からの信頼をほぼ完全に喪失して大衆が専門家の主張に全く耳を傾けなくなった典型的な実例は福島第一の事故からの原子力問題に関するケースです)
専門知識と理性の成果としての安全のための方策に大衆を従わせるには大衆をまずは安心させて危機を前にしての彼らのメンタルヘルスを保ち専門家が大衆の信頼を得ることが不可欠なのです。
そういう意味で、「安心よりもまずは安全」という順序付けは間違っているのです。危機を前にした大衆に対して専門家集団とそれに支えられた為政者は、安全と安心とは車の両輪の如く同時に対処せねばなりません。専門家が安全だけを声高に主張しても却って信頼を失う危険性が大きい。
りょうちん様が精神的ストレスの大きさの違いで説明可能な個室問題をその手の説明をせずにオカルトチックに語られたことや、先日の読者投稿での安心を軽視した議論(をなさったのも医療現場かそれに近い場所で働かれている方だと思いますが)を見るにつけ、医師の方々は精神的なストレスという問題に興味がないのかと、率直に言って感じました。
横からレスですが
「個室に移った患者さんはかなりの高い確率で亡くなる」
というより、亡くなる患者さんを個室に移します。
一日尿量が減り呼吸状態も悪くなり
「そろそろですかね。」
「そろそろでしょう。」
と移すとそのうちお亡くなりなる。
「大部屋の〇〇さん心停止です。」
「個室空いてるか?空けてもらえ。」
というようなことがあるから個室に移ると死ぬという話になるので
個室が精神に悪いとかではありませんよ。
「亡くなる患者さんは個室に移す。」です。
あ、りょうちん先生は「釣り野伏」仕掛けてました?
安全安心についてあなたの論は不見識も甚だしい。
信用信頼は理性より情緒が優先される?専門家の話を鵜呑みにせざるを得ない?ナンセンスですし、あなた個人の問題を一般化してはいけない。
論理を構成するため、ごく個人の嗜好を一般化するのは朝日新聞の常套手段と言えど、あまりに稚拙。
繰り返される理性の語に反し、醜い情緒駄々洩れです。
ご自身が気に食わない、それだけを表現するにルサンチマンたっぷりのポエムを綴る必要などありません。
凱方楠氏、
>信用信頼は理性より情緒が優先される?
そうですよ、信用や信頼は知り合い同士ならば互いの過去のやり取り(裏切られなかった)という経験の繰り返しという帰納法の論理に基づきますが、全く見知らぬ相手を信用するのは理性の働きではありませんよ。
ついでに言っておけば、過去の経験という帰納法に基づく(帰納法の「論理」)というのも実は完全に理性とは言い難い。例えば科学哲学などで言うところの「帰納法のパラドックス」参照。
裏を返せば本当の意味での理性とはそれほどにも厳しいものなのですよ。貴殿は理性を拡大解釈し過ぎているだけです、あるいは言い換えれば貴殿は「理性」という言葉を情緒的に「理解している」(実際には、私から見れば、貴殿は理解したつもりになっている)に過ぎません。
それと、安全(理性)と安心(情緒)とは「車の両輪の如く同時に」と書いてあるのが読めませんか?
それとも「車の両輪」とか「同時に」という言葉の意味が理解できませんか?
最後に、貴殿は私の意見のどこが具体的に間違っていてナンセンスだと主張しているのか、根拠を一つも挙げずに、「個人的なこと」とか「ナンセンス」とか「ルサンチマン」とレッテル貼りしかしていません。
こういうのを「意見」として書いた貴殿自身は少しは恥を知りなさい。
――――――
ポプラン様、
なるほど、病院において相部屋から個室に移るとはそういう意味があるのですか。始めて知りました。もっとも私自身は個室に入りたいですけれどね。ただ先立つものが、、、。(@_@;
ケロお様
>休校措置に関しては、「児童生徒を介した大規模クラスターが現れる」状況を防ぐのが目的ですので、3月いっぱいから4月上旬ころまででそういったものが現れなければ成功と言えます。
例えば大規模クラスターが発生したとしても、「休校措置がなければもっと発生していたと思われる」といって安倍首相はウヤムヤにすることもできるのではないでしょうか。
なので、「評価基準」としてはあいまいな気がします。
検証可能な「評価基準」を示せないのでは、たとえ立派な政策を実施しても、マスコミと野党と不便を強いられた国民の感情に足元をすくわれません。
対策全体としての「評価」を今することが適切だとは思いませんが、多くの国民が正しく評価できる(ことはほぼ諦めていますが)今後のためにも各対策の「評価基準」はキチンと考えるべきだと思っています。
でなければ、迷王星様のように政府へ疑念をもつ人が沢山でかねません。
たとえば、休校措置に関して言えば、当時の状況としてプライオリティの高い方法だったのか、その措置の決定方法はどうだったのか、費用対効果のある対応だったのか、適用範囲の抜け漏れはなかったか等の基準。
想像するに、早々にコロナ騒動が落ち着いたならば、のど元過ぎれば・・・となってしまって、国民の興味も失い、マスコミや野党は取っつきやすい政局問題だけを叫びだすでしょうし。
また、オリンピック延期や不開催になるなど、わかりやすいシチュエーションが発生した場合は、本質的な話を考えることなく政策の「成功」や「失敗」を言うような状況にはなるのではと思っています。
以下、悲観的に考えました。
コロナ騒動で倒閣し政権交代し、現政権が作っていた評価基準や対策が新政権で無視されて、次のコロナ騒動で活用されない。
なんてことがあっては嫌だなぁと思う次第です。
>>休校措置に関しては、「児童生徒を介した大規模クラスターが現れる」状況を防ぐのが目的ですので
>例えば大規模クラスターが発生したとしても、「休校措置がなければもっと発生していたと思われる」といって安倍首相はウヤムヤにすることもできるのではないでしょうか。
すべての大規模クラスターの発生が対象ではなく、「児童生徒を介した大規模クラスターが現れる」のを防ぐと。
現状、危険視されているのが、医療機関を介した大規模クラスター(院内感染)、学校内感染+家庭内感染、密室系イベントでの大規模感染あたりです。
1つ目はおいといて、2つ目3つ目のリスクをできるだけ小さくしようとする努力です。もちろん他のシチュエーションで大規模クラスターが発生する危険性はありますけど、当然想定される大きいリスク要因をできるだけ小さくするという方向性は間違ってはいないと思います。他の大量感染が発覚したとして、それがあったから、休校措置は間違っていたという理屈はおかしいのはおわかりですよね。さらに、大量感染があってその人に子供がいれば学校がハブとして機能してより巨大化する危険性はあるものおわかりですよね。
別にね、安倍政権を応援する気は特にないんですよ。安倍政権発足前からとっくの昔に決まっていた既定路線で対策をおこなっているだけですから、それを安倍政権批判と絡めるのはおかしいという話です。批判するなら対案を示せという議論の仕方はありますが、対案は不要です。ないの知ってますから。
頓珍韓 様
批判派が言うように、看護師不足で医療崩壊に陥った病院でも発生しないん限り、
成否がはっきりすることはないでしょう。
感染のピークが押しつぶされる結果が出れば上出来なのですが、
私はあまり期待していません。
ケロお様
既定路線であり妥当な対応であるとのご主旨、理解しました。
それに付随した話ですが、では何故に安倍首相が全国の小中学校・高校などの一斉休校については「専門家の意見を伺ったものではない」という言い回しをするのかと。
これは如何かとおもうのです。
故に、「足元を掬われかねない*」心配は拭えていません。
これでは、レベルの低い話で終始すると。
*先ほどの投稿では文字欠けして意味不明でした。
>別にね、安倍政権を応援する気は特にないんですよ。安倍政権発足前からとっくの昔に決まっていた既定路線で対策をおこなっているだけですから、それを安倍政権批判と絡めるのはおかしいという話です。
おお。至言です。
>「他山の石」
彼の国の現状は、何から何までダメすぎて教訓すら得られない状態かと思います。
>①「水際対策」は序盤の国内侵入モニタリングのためと割り切る
序盤は、国内の状況を鑑みず、「日本より感染者が少ない」ことで満足感を得ていた。
>②国内侵入後は症例集めをして危険性評価を急ぐ
国内発生当初から現在に至っても、「コロナ-19」とMERSの性質の違いを無視して、MERSと同様に封じ込め対策に腐心。
>③医療崩壊を防ぎつつ重症者の救命を最優先にする
突然、全感染者の把握を目指した検査拡充をおこない、医療機関がパンクし、本来重点的に救命治療すべき重症者のケアがおこなえなくなった。
>④患者数の増加自体は仕方がないので、流行の山を遅く、低くすることを目指す
もう何をやっているか、自分たちてもわかっていないので、方向転換ができず第2の武漢と言われた大邱どころか第3第4…の武漢が再生産されそうな勢いとなっている。
(無理やりな)教訓。外国が何をやっていても、自国での取り組みに影響を与えるものではないので、気にしないようにする。
自国で事前に用意してあった対策案が有効かどうか適宜チェックしながら、現場は粛々と実行していく。政治は結果に対してだけ責任を持つつもりで周囲の雑音を気にせず、必要な決断を躊躇なくおこなう。
ところが昨日のNHKの9時のニュースでは、一日1万人検査できる韓国に比べ日本は「遅れている」と記者がはっきり言っていました
韓国の現状を知らないのか、国民を間違ったほうに誘導するこんな放送を垂れ流して害悪でしかありません
各都道府県の検査数を聞き取り調査して検査態勢のバラツキを騒ぎ立ててもいましたね。
今は検査数を増やすためにリソースを割くフェーズでは無いとすると、NHKの努力はまさに無能な働き者のそれと言えます。
だいごろう さん
無能だけでなく無知なんじゃないかと。
国民をデマで扇動するのが目的ならNHK解体ですね。
医療崩壊が「遅れてる」という意味なら、まあ正しいかも。遅れてもやってきて欲しくはもちろんありません。
匿名さま
> 昨日のNHKの9時のニュースでは、一日1万人検査できる韓国に比べ日本は「遅れている」と記者がはっきり言っていました
録画されているかたがもしいらしたら、そのNHK記者のスクリーンショットを取ってネットに貼って拡散してください。
匿名 様
ニュースは見てませんが、NHKはだいたい確信犯なので、その文脈で行くと「遅れている」のは間違いを言わないように印象操作しているだけです。
日本も韓国と同じ人数を検査するべきだ、とはきっと言いません。
最近マスコミの国内感染者数に、DP号の感染者を含めているケースが多い。
合わせて1000人超えに近づいているとか言って、印象操作じゃ無いかと思います。
おはようございます。
検査しても偽陽性・偽陰性があり、仮に検査結果が正しくても自分の免疫で直すしかない(対症療法のみ可能)病気に対し、検査自体に何の意味があるのか?
個人レベルでも国レベルでも、それを考えることができる/できないの差が出るわけです。
トリアージ、隣にあっても救いようのない国は黒判定で。
ちょっと有効そうな治療法(対処療法)が出てきたようです。
日本国内の死者が少なめなのはこのおかげでしょうか
http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200302_02.pdf
オルベスコが、もう発注不可(納期未定)になったそうです。
買い占めはここでも起こるのか・・・。
こういう薬に買い占めなんて起こるんですね・・・
(愕然
既往症向けの数量は確保しておかないとヤバい気がしますけど…喘息患者さんへのしわ寄せが行ったりしないようなフォローが必要に。
たまたまステロイドが奏功する症例だった、というだけで、オルベスコに特異的な反応じゃないと思いますが。
これは、症状の緩和・改善という意味で、効くのは想定されていたという理解でよいのでしょうか?
吸入ステロイド薬ってほかにもありますよね。
抗菌薬の無い菌起因の肺炎には決して使ってはいけない薬だそうなので、この薬は積極的には肺炎には使わないのではないでしょうか。
素人考えですが、この薬が効くということから考えると、時々あるコロナ19の患者が急に倒れるという話は、肺に入ったコロナウィルスに対して免疫系が暴走してアレルギー的な症状を起こした結果、気管支が閉塞して突然低酸素状態を起こす、という風に理解できそうな気がします。もしそうなら、正体不明の毒性を持っている、というよりはよほど納得できます。
返事になっていなかった。
上のような現象なのであればステロイド薬が効くだろうと想定して、試してみたらやっぱり効いた ということなんじゃないかと思います。
粒子径の違いで、気道で到達範囲にも差があるという話は聞いたことあります。
肺炎へのステロイド使用の是非は古くて新しい話題で、否定されたり、肯定されたり、一般臨床医には迷わしい話ですが、単純に病原体による炎症による肺炎ではなく、免疫応答が過剰になる、いわゆるサイトカインストームなんかの病態には奏功する可能性はあるのかな?それなら、むしろ吸入剤より点滴や経口投与でも効くはずですが。
あるいは、この症例は単純に喘息合併例だった、という可能性もありますね。
一般的な意味での治療薬として有効、とは信じがたい。
市井の内科医様のコメントに大方、賛成です。
作用機序の不明確な医薬品の利用は支持できません。
死に瀕した患者に適用するのは、お医者さんの良心の
範囲内とは思いますが。
「遺贈箱」笑いました。
原文を見ると「유증상자만」で、「유증상」が「有症状」、「자」が「者」、「만」が「のみ」なので、「有症状者のみ」なのですが、先頭から2文字ずつ切ると、各々「遺贈」「箱」になるんですね。
漢字を使わない弊害が如実に表れているなあ、と思いました。
もちろん文脈でわかるのでしょうが。
「遺贈箱」
類症鑑別と翻訳したほうがよさそうです
更新ありがとうございます。
ケロお様を始め、皆さんの説明を読んで落ち着いて政府の公道を眺める事が出来て、本当に助かっております。
ありがとうございます。
>なにより、「スーパーの店頭からモノがなくなるぞ」、などと叫んで買占めを煽るような行為は厳に慎みたいと思います(※なお、買占めについては申し上げたいこともありますので、本日以降、余裕があれば別稿にて議論するかもしれません)。
是非読みたいです。
個人的には、全体の利益、公益を損なう私利私欲な薄汚い私益を追求する悪手だと思っています。
互助共助の意識が無い下衆を見ていると残念だなぁと感じます。
公道ではなく行動です(;^_^A
わし「トイレットペーパーなんか無くても全然大丈夫やんか」
ツレ「なんでよっ!」
わし「だって、ウオシュレット使ってタオルでチョイっと拭けばいいやんか」
ツレ「小はどうするのよっ!」
わし「指で拭いてちょちょっと洗.....
ツレ「ゼッタイに嫌っ!」
うーん、これが買い占めに走る女性心理なのかも知れん。
どこも同じようで、、、
「マスクなければガーゼで作れば良い」というツレは、トイレットペーパー不足には甚く敏感でした。
じゃん さん、頓珍漢 さん
女性が譲れないのはデリケートゾーンに関する事だからなのか、或いは、台拭きと雑巾を使い分けるような衛生感覚からなのか、って感じですね。
じゃん様
在タイ20年の私はタイ化しているせいか、トイレットペーパーは使いません。
水をかけて左手で患部を洗います、もちろん手指はきれいにします。
濡れて居るところもすぐに乾いてきます。若い時からの痔もでなくなりました。
南国よりの報告です。
長政 さん
ジモティー(痔持ちー)な人には良い情報ですね(*^_^)
クロワッサン様
>全体の利益、公益を損なう
近所の日赤でトイレからトイレットペーパーが盗まれたそうです…損害額でいえば軽微な犯罪もいいとこなんですが、医療現場での窃盗横領だとか、教育介護福祉に関する詐欺などはもう国家反逆罪とかで良いんじゃないかと思うくらい、憤りを禁じ得ません。
農民 さん
日赤のトイレからですか、正に下衆ですね。。。善意で成り立つ低コストを破壊する行動だって事を理解していない行動だなぁって思います。
いわゆる転売ヤーに対する各種嫌がらせもあるみたいで、江戸時代の悪徳商人の買い占めとそれに対する打ちこわしを想起させます。
たい さん
今の独占禁止法では取締りの対象にはなっていないでしょうけど、独占禁止法の理念に照らし合わせると、転売ヤーは独占禁止法の理念に反する、取締り対象なんじゃないかなぁって思います。
そりや、マスゴミにとっては、日本はうまく物事を進めてもらっては困るのですもん。
明らかに他国と比較できる失敗をした方が、世間が盛り上がり、視聴率も上がり、マスゴミの扇動力も上がる。
政権批判材料を必死に探したり、当てつけたりして、もしも倒すことができたりしたら、自己満足の極みであり、「自分たちに逆らったらこうなるよ!」と言いたいのですよ。そんな立場でありたいと思っているのがミエミエです。
例えば、台風や水害や地震などでも、大きく被害が出ている絵が欲しいのです。被害があまりないと、バカみたいに必死に被害を探しているのがわかります。彼らはセンセーショナルなら、例え被害が大きくてもかまわないのですよ。
とにかく、センセーショナルな事件、事故、映像が欲しいだけ。
テレビに視聴者が食い付いてくれればいいだけ。
ほんと、マジ、こいつらゴミです。
リャンピ 様
私も同じ事を思いました。
実は、マスコミに取っては日本で医療崩壊が起きてくれた方がいいのです。
マスコミで一番大事なのは「記事を売る」事。記事を売って金になるなら嘘でもデマでも煽りでもなんでもやります。人の不幸ほどおいしいネタはありません。
医療崩壊なんてインパクトの強い特ダネはそうそうありませんから、記事は相当売れるでしょう。むしろマスコミは自らの手で日本の医療を崩壊させたがってるようです。
現場の医療スタッフの邪魔をしながら突撃取材、亡くなった患者さんを実名報道してお涙頂戴の記事を書く、病院の経営者や保健所の職員を印象操作で悪者にし、そのまま政権打倒の煽り記事にする。安倍内閣が辞職すればこれまた記事がよく売れますから。
正しい情報、正しい啓発を書いた記事を地道に売って信用を得る方法もあるはずなのですが、煽り記事の方が売れると思ってる人達はやりません。
医療崩壊を起こしている韓国を見習え、というのも、「特ダネをよこせ!」というよこしまな狙いの一端なのでしょう。
マスコミって反社会勢力だな、と今回ほど思った事はありません。
リャンピ さん
とある福岡市民 さん
同意です。
>マスコミって反社会勢力だな、と今回ほど思った事はありません。
マスコミというか、マスゴミと専門外に口を出す専門家、だと思います。
今回の騒動が落ち着いた後に各メディアの報道内容を再確認して問題点を挙げ、次回の騒動でも同じ事を繰り返したメディアには法的制裁を加えられるようにしとくとか?