「領土・主権展示館」の閉鎖要求に応じない日本政府

東京・虎ノ門に「領土・主権展示館」が拡充・移転しました。この展示館を巡り、韓国から閉鎖要求などがあったようですが、衛藤晟一沖縄・北方担当相は「不満のある国にはお越しいただいて十分に見てもらいたい。その後に具体的な議論をしよう」と述べ、閉鎖要求には応じない姿勢を示しています。思えば隔世の感があります。なぜなら、ひと昔前の日本だと「隣国を無用に刺激しないようにしよう」という、不必要な配慮が働いていたからです。

文在寅氏に感謝します

批判を承知で、あえて申し上げたいことがあります。

それは、文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領こそ、真の意味での「親日派」である、という仮説です。

以前の『真の親日派とは、文在寅氏その人だ』や『「ビバ文在寅」!あなたこそ真の親日派だ』などでも説明したのですが、要するに、文在寅氏が韓国大統領に在任していてくれるおかげで、いまや堂々と「韓国政府はウソツキだ」と断定できるようになったのです。

効果は、それだけではありません。

韓国に対して「主張すべきことはしっかり主張しなければならない」という当たり前の認識が私たち日本国民の間でも広まるに従い、「主張すべきことをしっかり主張しなければならない相手」は韓国だけではなく、中国でも同じだ、ということに気付く人が増えていると思うのです。

そうなれば、結局、困ったことになるのは、一部のオールドメディア(とくに新聞とテレビ)です。

彼らはたいていの場合、日中や日韓で何かトラブルが発生した場合、「日本が相手国に譲歩すべきだ」と主張します。日本が何も悪くない場合であっても、それはまったく同じです。そして、新聞、テレビがそう主張すれば、政権・政府としても、そうした主張に配慮せざるを得なかったのです。

政治家の罪、メディアの罪

政治家の問題:中曽根元首相の「罪」

ここでひとつ、過去の悪しき事例を挙げておきましょう。

それは、1986年、ときの中曽根康弘政権下で就任したばかりの藤尾正行文部大臣が「失言」によって罷免されたというものです。その具体的な「失言」とは、月刊誌『文藝春秋』(1986年10月号)に掲載された、

日韓併合は合意の上になされたものであり、日本だけでなく韓国にも責任がある

というものです。

ちなみに先日、101歳で他界した中曽根氏については、国鉄の分割民営化を筆頭とする行政改革で顕著な業績をあげた政治家だと思いますが、それと同時に「風見鶏」、「事なかれ主義」の典型的な人物でもあります。

すなわち、

  • 日本の政治家が過去の歴史問題で「妄言」をする
  • 中国や韓国の親日派が困った立場に追いやられ、日中・日韓友好に支障を来すとの懸念が生じる
  • 問題の発言を行った閣僚などを罷免する

という流れのきっかけを作ったという意味で、中曽根元首相の罪は非常に重いと言わざるを得ません(※もっとも、中曽根氏はすでに他界された人物でもあり、必要以上に批判するつもりはありませんが…)。

オールドメディアの世論支配

ただ、歴代政権が「妄言」を極度に恐れた理由は、「中韓の反発」だけではありません。

日本国内に、それを焚き付けるメディアがいたからです。

慰安婦問題を捏造した朝日新聞社を筆頭に、政治家の発言をいちいちあげつらい、「この発言は中韓の反発を招く可能性がある」などと報じたうえで中国や韓国に「ご注進」し、自分たちがこれを問題にする、というスタンスです。

もちろん、これらオールドメディアの報道を目にした人のなかには、「なぜ日本が譲歩しなければならないのか」、「藤尾氏の発言に何もおかしな部分などないじゃないか」、などと違和感を覚える人もいたのかもしれません。

しかし、ひと昔前、インターネットが出現する以前だと、新聞、テレビを中心とするオールドメディアが情報発信をほぼ完全に独占しており、「藤尾元文相の発言は何もおかしくないじゃないか」、「罷免するのは行き過ぎじゃないか」、といった意見を持っていても、それを発信し、共有する手段がなかったのです。

その結果、保守政治家、保守論客らも新聞やテレビに叩かれることを恐れ、とくに中国や韓国に対しては極端に配慮するという異常な状況が続いてしまったのです。

首相による靖国参拝を中国や韓国が批判するというのも、冷静に考えれば内政干渉の極致ですが、これも歴代の日本政府が日本のメディアや中韓に批判されることを恐れ、「首相在任中の靖国参拝は控える」という、奇妙な慣習を作ってきたことにあります。

そして、2013年12月に安倍晋三総理大臣が靖国参拝を行ったときには、中韓だけでなく、それこそ世界中が安倍総理を批判しました。これなど、歴代日本政府の不作為により、「靖国神社」=「戦犯を祀った神社」、という誤った固定観念が世界に定着してしまった証拠でしょう。

(※わりどどうでも良い話ですが、例外的に小泉純一郎元首相は首相在任中、毎年靖国参拝しましたが、彼は「信念」として参拝をしたというよりも、どちらかといえば「目立つため」にやったのではないかと個人的には思っています。彼は首相退任後、(おそらくは)靖国参拝を行っていないからです。)

インターネットの出現と普及

さて、こうした状況を打ち破った要因は、大きく2つあります。

1つ目は、インターネット環境の普及により、オールドメディアの報道に異論を訴える手段を、私たち一般の個人が手に入れたことです。

「マスコミの報道がおかしい」というのに最初に声を上げたのは若年層であり、民主党への政権交代をもたらした2009年8月の総選挙の前後には、ニコニコ動画などいくつかのウェブサイトを中心とするコミュニティで、「メディアの虚報」への批判が徐々に強まっていきました。

しかし、こうした状況が大きく変わったのは、何といっても、2010年以降、スマートフォンが爆発的に普及し、それまでインターネットに接続することがなかった人たちも、こぞってインターネットに触れるようになったことでしょう。

最近だと、かなりの高齢者であってもスマートフォンを使いこなしているケースも増えていますし、実際、当ウェブサイトを訪れてくださる方々にも、世間的には「高齢者」の範疇に属する方が多いように見受けられます。

韓国さんに感謝します!

レーダー照射事件が大きな転機

そして、2つ目は、中韓(とくに韓国)の異常性を見せつける事件が、最近、相次いだことです。

世間では自称元徴用工問題への関心が強いのですが、個人的にその大きなきっかけとなったのは、一昨年12月に発生した韓国海軍駆逐艦による海自機に対する火器管制レーダー照射事件ではないかと思います。

この事件は、さまざまな意味で異例でした。

事件が発生した場所が石川県能登半島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内であったということもさることながら、海自P1哨戒機に対し、いきなり火器管制レーダーを照射するというのも、明らかに異常な行為です。

韓国海軍駆逐艦が現場海域で何をやっていたのかという点もさることながら、火器管制レーダーを照射する行為自体、ケースによっては準戦闘行為(あるいは戦闘行為そのもの)とみなされますし、実際に火器管制レーダー照射をきっかけに軍事攻撃が行われたという事例もあります。

産経系のメディア『zakzak』の2018年12月28日付の『レーダー照射、米が韓国に発した“警告” ハリス駐韓国大使「『米韓同盟』当然視してはいけない」』という記事によれば、1991年の湾岸戦争後、英米軍がイラク上空で火器管制レーダー照射を受け、空爆を行った事例がそれです。

当然、こんな危険な行為を行ったのであれば、

  • 「なぜそんな行為を働いたのか」という真相究明
  • 韓国海軍が現場海域で何をしていたのかという説明
  • 日本に対する謝罪
  • 担当者、責任者の処分
  • 再発防止策の策定

などが必要です。

しかし、驚いたことに、韓国政府はレーダー照射事件の直後から、「悪天候で艦に搭載していたレーダーを稼働していたら、そのうちのひとつが偶然、海自哨戒機に当たっただけだ」といった、明らかに見え透いたウソを述べるなどして、全力で責任を回避して逃げようとしたのです。

そして、日本政府が2018年12月28日付で動画サイト『YouTube』に動画を公開するやいなや、今度は韓国政府はいきなり日本政府をウソツキ呼ばわりし、「むしろ低空威嚇飛行を仕掛けて来たのは日本の側だ」と逆ギレして見せたのです。

これでは、どんなにオールドメディアが擁護しようとしても擁護し切れません。

結局、少なくともまともな日本国民の間では、「韓国=ウソツキ国家」という認識は定着したのではないかと思いますし、実際、各種調査でも対韓感情は極度に悪化しています(『日経の最新調査、「韓国は日本人が3番目に嫌いな国」』、『【速報】「韓国に親しみ感じない」が初めて7割を超過』等参照)。

政府関係者の姿勢が変わった

つまり、いまや政治家はかつての「中韓に配慮するあまり、言うべきことを言わない」という姿勢ではなくなりつつあります。

これには政治家自身がツイッターなどにアカウントを開設しているという事情もあるのかもしれませんが、やはり、昨年の日本政府による輸出管理適正化措置発動に際しては、当時の経産相だった世耕弘成氏に対して、圧倒的多数の支持の声が寄せられていたのです。

さて、また、昨日の『中国が日本の世論に対し「圧力」のナンセンス』でも紹介しましたが、河野太郎防衛相は中国側から「習近平(しゅう・きんぺい)国家主席の訪日を実現させたくば反中的な世論をコントロールせよ」という要求を受けていたと衆院安全保障委員会で明らかにしたそうです。

つまり、日本の政治家は、いまや「中国」「韓国」「マスメディア」の方向を見るのではなく、インターネットを通じて国民・有権者の側を向かねばならなくなっているのです。

その意味で、文在寅氏の出現は、皮肉なことに、日本国内の邪悪なオールドメディアの勢力を削ぎ、国内政治を浄化する役割を果たしつつあるのです。

いずれにせよ、中国共産党がチベット、ウイグル、香港などでの人権弾圧について批判されることを望んでいないことは間違いなさそうですし、それを批判し続ければ中国としては困ったことになるそうです。

ただ、それを批判されるのが嫌なら、批判されるようなことをやめれば済む話ではないでしょうか。

私たち日本国民は、自由民主主義国家としての恩恵をフルに受けている立場です。

チベットで、ウイグルで、香港で、そして将来もしかしたら台湾で行われるかもしれない人権侵害に対し、敢然と抗議の声を上げるのは、自由民主主義国の国民としての当然の義務です。中国との関係悪化を恐れるあまり、主張すべきことを主張しなくてどうするのでしょうか。

領土・主権展示館の「閉鎖要求」

さて、中韓に「敢然と物申す」という観点からは、「領土・主権展示館」の話題についても取り上げておく必要があるでしょう。

ちなみにこの「領土・主権展示館」を巡り、韓国政府から「閉鎖しろ」と要求され、日本政府が「面積を7倍に拡張して移転する」と応じたという痛快なエピソードについては、当ウェブサイトでも昨年の『韓国政府の閉鎖要求に「7倍に拡張」で応じた日本政府』で触れたとおりです。

韓国政府の閉鎖要求に「7倍に拡張」で応じた日本政府

この「領土・主権展示館」を巡り、中国と韓国から強い反発が来ているようです。

韓国・独島財団 移転開館した「領土・主権展示館」の閉鎖要求(2020.01.22 18:18付 聯合ニュース日本語版より)

韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)に昨日夕方掲載された記事によると、韓国・慶尚北道(けいしょうほくどう)などの出資で設立された「独島財団」が22日、わが国の「領土・主権展示館」を巡り、「閉鎖されるべき」と主張したのだそうです。

ただ、この記事とは前後しますが、韓国メディア『中央日報』(日本語版)の次の記事によれば、衛藤晟一沖縄・北方担当相は「不満のある国にはお越しいただいて十分に見てもらいたい。その後に具体的な議論をしよう」と述べ、閉鎖要求には応じない姿勢を示しています。

日本領土担当相「独島展示館に不満ある国、訪問して十分に見てほしい」(2020.01.21 16:35付 中央日報日本語版より)

まさに中曽根康弘元首相が藤尾文相を罷免したときと比べて隔世の感があります。

領土・主権展示館

さて、この「領土・主権展示館」の情報を転載しておきましょう。

  • 所在地…東京都千代田区霞が関3-8-1 虎の門三井ビルディング1階
  • 開館時間…10時~18時
  • 休館日…月曜日(月曜日が祝休日となる場合はその次の平日休館)、年末年始(12月29日から1月3日)※ 3月第1週の日曜日は臨時休館
  • 入館料…無料
  • 最寄り駅
    • 東京メトロ 銀座線「虎ノ門駅」3番出口より徒歩1分
    • 東京メトロ 丸ノ内線・日比谷線・千代田線「霞ケ関駅」A13出口より徒歩5分

東京にいらっしゃる方であれば、是非、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

(独り言)「ちょうど良い機会なので、週末の時間を使って行ってみようかな。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 匿名 より:

    日本のプロパガンダって弱いというか方向性が間違ってませんかね?

    興味がある人にしか「視えない」ものばかりで、「意義」はありますが「効果」は薄いですよね
    (正直、自分もわざわざ行こうと思いませんし…笑)

    韓国や中国ってカジュアルにプロパガンダが流れるじゃないですか
    娯楽感覚で反日映画をみたりをするわけですし

    日本でいう所の一般人of The一般人、歴史も勉強も興味ない人、新選組とかマッカーサーくらいしか知らないような人達でも、彼らには反日知識がしっかりあって反日の論理武装がしっかり出来てるように見受けられます

    これってすごいことだと思いますし、日本の弱さだと思います

    まぁ正しい歴史認識なんてものは存在しませんから難しいですけど…少なくとも韓国人に対してある程度根拠をもって反論できるようになるために、一般層にもっと浸透させる事を目的とした「カジュアルなプロパガンダ」を日本はもっと頑張るべきじゃないかと思いますね

    1. 匿名 より:

      中韓で反日は、国家主義、民族主義を煽るのが、娯楽になっているせいだと思います。

    2. 酒が弱い九州男子 より:

      教育の諸悪の根源は日教組ですよ。
      彼らこそが日本をこんなにしてしまった。

      1. かばさん より:

        文部科学省も共犯ですね。

  2. だんな より:

    「領土・主権展示館」だから、「閉鎖要求」に応じてたら、わざわざ開設した意味が、有りませんよね。
    今回の「文句が有るなら見に来い。見てから議論しよう」というのは、良い対応だと思います。
    中国から「閉鎖要求」が、有ったとは知りませんでした。

    この機会に、中韓大使館のホームページを、比較してみます。
    韓国は、韓国大使館のホームページで、竹島の領有権を主張しています(日本海も東海と主張しています)。
    http://dokdo.mofa.go.kr/m/jp/dokdo/reason_list.jsp
    ソウルの日本大使館ホームページにも、日本海、竹島の日本外務省へのリンクがあります。
    中国大使館のホームページには、尖閣の内容は見当たりません。逆に北京大使館にも、尖閣の内容は有りません。
    こうしてみると、日中関係の方が、日韓関係よりマシだという印象を受けます。
    好感度調査も、今年か来年には、中韓が逆転すると思います。日本全体に、嫌韓が定着することになると思います。

    1. りょうちん より:

      尖閣諸島に関しては、日本は「中国との間には領土問題は存在しない」という立場ですので、わざわざ主張する必要はありません。
      一方、中国は、できるものなら、いちいち主張などしないで、岩礁をコンクリートで固めて上にメガフロートを作ってしまいます。

  3. 七味 より:

    >※わりどどうでも良い話ですが、
    とされてますが、本人の主義主張に関係なく総理大臣は参拝すべきという信条があったとすると、結構立派な行動かなって思うのです♪ 贔屓のしすぎでしょうか??

    1. りょうちん より:

      これ面白かったです。

      https://www.izumo-murasakino.or.jp/shinto-007.html

      神道の本流の人から見たら「国家神道」なんてものは怪しい新興宗教でしかないというのが強烈w
      あえて触れてはいませんが、靖国神社はうちらの仲間じゃないという主張もビンビン感じますね。
      実際、靖国神社が神社本庁とはまったく縁のない組織だってどれだけの日本人が知っているのでしょう。

      1. ひろた より:

        家の家系は彼らからすると賊軍にあたります。
        父の実家は靖国神社から遠くないところでしたがお参りしたことなかったです。お参りするのは氏子神社。
        戦争に行かれた親戚もいますが靖国に祀られたら複雑だったかも。
        安倍首相は長州なのでお参りするのは当然でしょう。
        靖国は気持ちとしてはわかりますがあちこちに利用されすぎ。
        もし私が首相でなくても国会議員になったらお参りするかもしれません。小泉さんもそんなような気持ちだったのかもしれません。

  4. めがねのおやじ より:

    更新ありがとうございます。

    本当に文在寅氏、ありったけの反日やってくれました。【文在寅韓国大統領こそ、真の意味での「親日派」である、という仮説です】オモロイですね。日本なんて目の端にも入って無い人が(笑)。北朝鮮しか考えてないですから。

    文は結局、訪日ナシで退任するのではないですか。(あ、その前の朴槿惠も訪日ナシか。)

    それと「領土・主権展示館」を韓国政府が「閉鎖しろ」と要求され、逆に拡大して再オープンって、日本も腹くくってますね。衛藤晟一沖縄・北方担当相の言い方もナイスです(笑)。

    1. だんな より:

      めがねのおやじさま
      お忘れの様ですが、文大統領は、日中韓首脳会談、G20と、2回日本に上陸しています。

      1. めがねのおやじ より:

        だんなさま

        失礼しました!
        大阪サミットにも来てたんだ(笑)。忘れてました。存在感の無さ故に。日中韓もそうですね。在日と懇親会がメーンでしたね。

  5. りょうちん より:

    公式サイトは予算がないのか、日本語しかないですよね。
    アーカイブされている旧サイトでは、英語・韓国語・中国語が網羅されていましたが・・・。

  6. 韓国在住日本人 より:

     韓国人と竹島の話しはできません。「独島は韓国の領土」と完全に信じ込んでいます。この話を韓国人とする場合は喧嘩を覚悟しなければなりません。

     韓国人は自らの主張が絶対的に正しいので、こちらがいくら証拠を突き付けても、見ようともしません。

     韓国に来て竹島の話しは2回しかありません。1回目は韓国に来た当初「独島はどこの領土だ?」と韓国人に質問され、面倒くさかったので「日韓の主張が正しいか正しくないかは別にして、現状は韓国が占領しているのだから、どの国からも文句を言われないように韓国が努力すればいい」と話した記憶があります。

     2回目は「何故日本人は独島を日本のものだと言うのだ?」との質問でした。この時は多少韓国語も出来たので、「李承晩ラインを知っているか?」と聞き返したら「知らない」との返答だったので、馬鹿らしくなって説明を放棄しました。

     竹島問題にしても慰安婦問題にしても、韓国人と議論する場合は、韓国人の声がすぐに大きくなるので疲れます。

     駄文にて失礼します。

    1. j より:

      議論になると不利だから、言ったもん勝ちにする。
      邪悪です。

  7. 昼 行燈 より:

    「領土・主権展示館」を閉鎖しろと日本に指図する前に、自分たちの居住まいを正しましょうね、中国さん、南朝鮮さん?

    1. 匿名 より:

      まぁ、テロリスト(暗殺者)の資料館的な物を平気で建ててるお国ですから。
      まともな会話は出来ませんね。

  8. 農民 より:

    中曽根元老の世代にとっては過去に朝鮮が哀れな存在であったという面もあるかもしれませんね…独立後も対等とは見れていないのでつい過度に配慮をしてしまう。民族差別意識とかいう話ではなく、過去の「体たらく」を間近に見た世代だから、だと思いますが。

    さて彼らにとっての”独島”とは

    「韓国内の愛国心比べでマウントをとるための材料」
    「対日本の侵略ごっこと被害者アピールを両立させる材料」

    でしかないと感じています。景観・歴史・生態…など色々ある島ですがどれも興味を示してるところを見聞きしたことがありません。
    むしろ独島広報で使われた写真が竹島ではなかっただの、上コメ韓国在住日本人様の体験された「李承晩ラインを知らない」=直近の経緯すら知らない、だの…とても島に執着があっても愛着があるとは思えない事ばかりです。

    展示館にお越しいただいて、議論を交わすのは無理でしょーねー。内容には興味が無く、反対意見は邪悪な存在でしかないのですから。
    論破してやる、見せてもらおう!などと応じたら見直しますよ。ソ・ギョンドクとか。

    1. 元祖通りすがり より:

      中曽根元総理は、戦争を知る世代の政治家ですからね。
      海軍での戦闘経験もお持ちの方ですし。
      確か、戦友の妹さんとご結婚されたとか。

      私の想像でしかありませんが、日本国の一員として一緒に米国と戦った朝鮮に対して、何か特別に思う所があったのかもしれませんね。
      戦後生まれの私には、その感覚を共有する事は出来ませんが。。

      展示館については、是非web上での情報発信も積極的に行って行って欲しい。
      むしろ、専門家を置いて、web上での活動を中心にしていっても良いくらいかと思います。

  9. きなやん より:

    ラジコのタイムフリーで
    1/16ラジオ日経「ザ・マネー」を聴いて下さい。
    2019/12/20の自衛隊機レーダー照射は、韓国沖でイラン原油と日本から輸入した高純度フッ化水素の瀬取りを行った現場を見られてのが理由だと言ってます。

    1. きなやん より:

      開始から19分です。

  10. きなやん より:

    ラジコのタイムフリーで
    1/16ラジオ日経「ザ・マネー」を聴いて下さい。
    2019/12/20の自衛隊機レーダー照射は、韓国沖でイラン原油と日本から輸入した高純度フッ化水素の瀬取りを行った現場を見られてのが理由だと言ってます。

    アドレス再入力のため再送します。

    1. 匿名 より:

      きなやん 様

      その件、news.us.orgさんでもとりあげていますね。
      ラジオ日経が慌ててその記事を隠そうとしているとか。
      「news.us.orgさんだから」と敬遠する人も多いかもしれませんが、その記事は多くの人に見て欲しいです。

    2. なんちゃん より:

      すみません、ラジオを聞く時間が取れない身ですが、
      誰がそれを言っているんですか?

      1. 長政 より:

        なんちゃん様
         
        金森薫さんです。

        ラジオNIKKEI ホットキャストで今現在聴けます。

         チェンライ在住 団塊爺

        ps 昼間は暑いです

        本日 最高気温33度 最低気温17度です。

    3. とある福岡市民 より:

      このアドレスですね。ラジオ日経が必死に隠そうとしてますので消される前に一度聞いてみました。18:59からですね。
      ↓ ↓ ↓
      http://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/themoney/themoney-200116.mp3

      もっとも、この情報は公共の電波に流した事については意義がありますけれども、ブログの読者様には目新しい情報ではありませんね。新宿会計士様は「韓国は低純度フッ化水素も日本から輸入していたがその用途が不明となっている。それを受けて日本は輸出管理適正化を行い、高純度フッ化水素だけに輸出許可を出している」と、もう一歩先の仮説を立ててますので。
      放送では韓国とイランの瀬取り現場を航空自衛隊に見られたからレーダー照射をした、と言ってますが、裏付ける情報がありません。イランとの瀬取りなら日本海ではなくペルシャ湾でやった方がいいはずですし。
      ま、そこは気にしなくても話全体は通じるので気にしなくていいでしょう。

      1. なんちゃん より:

        ありがとうございます。
        本記事も出たようですね。ありがたいです。

        時間見て聞いてみます。

        1. なんちゃん より:

          とある福岡市民さん
          失礼しました。

          上は長政さんへの返信でした。

  11. 名無しのPCパーツ より:

    元徴用工問題は産業界の関係を冷え込ませたのが大きい。
    「儲かってるんだから妥協しよう」って意見が出なくなった。
    「妥協すると将来とんでもないことになる」に変わった。

  12. とらじろう より:

    藤尾正行元文部大臣の発言ってどこが問題なんでしょうね?
    思わず首をかしげてしまいました。

  13. 名無Uさん より:

    自分は1995年に江藤隆美・元総務庁長官が、韓国からの圧力で罷免されてしまったことの方をよく覚えております。

    https://www.j-cast.com/2009/03/09037308.html?p=2

    『植民地時代、日本はいいこともした』との言葉が有名です。メディアとはあえて『オフレコ』と約束をした上で述べた言葉が韓国に届けられ、これで江藤長官の首が飛びました。
    東亜日報日本支局から情報が行きましたから、犯人は朝日新聞と言ってもいいでしょう。(東亜日報日本支局は、朝日新聞社内にあります)
    まあ、当時の日本の方こそ、ある意味では韓国の植民地でありました。

    日本にとっては、あまりに酷過ぎる時代でもありました。
    アメリカは、アメリカのGNPの半分近くまで迫った日本の国力を抑え込もうと躍起になっていた時代でしたので、プラザ合意以降から、韓国や中共の肩を持っても、日本の肩を持つことはありませんでした。全世界の反日がかなり収まってきたのは、21世紀に入ってからのことです。
    20世紀末の日本の苦しい立ち位置は、これからの中共が占めることになるのでしょう。

    三国志演義にもありますが、三番手というのは美味しいポジションなのです。二番手はトップから自らのポジションを脅かす存在として警戒され、攻撃される運命にあります。
    三番手は、トップからは『二番手の野郎に与するな、色々と便宜を図るから我に力を貸せ』とエールを送られ続けます。二番手からは『トップの横暴に与してはならない。いい条件を提示するから、我と一緒にトップを引きずり下ろそうではないか』と、常に勧誘をかけられるでしょう。
    そこで愚かな国家は風見鶏をして、トップと二番手双方の不信を招き、トップと二番手の手を結ばせて、三番手が叩き潰されるわけです。
    日本はそんな愚かなことをするわけにはいかないのです。

    1. だんな より:

      名無Uさんさま
      本当の事を言うと、大臣のクビが飛んだ時代でした。
      今は「どれが解決策なんだか、良くわからない」と言って、国民がそりゃそうだと、なりました。
      日本の戦後を終わらせる為に、脱韓国は避けて通れないと思います。生まれてもいない、75年以上前の事を、反省する必要は有りません。生まれてもいない、被害者は存在しません。

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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました

自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。

【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました

日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。
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