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「輸出規制で韓国の脱日本が進む前に韓国に譲歩を」

情報ロンダリングとでも言えば良いのでしょうか、「日本の輸出規制の結果、韓国側が日本の輸出規制対象品目の国産化に次々と成功し、『脱日本』が加速する形となっている」、「今こそ日本が(自称元)徴用工問題を含めて韓国に譲歩すべき局面だ」、といった主張が出てくるようになりました。しかも、たちが悪いことに、こうした論調は日韓メディアが合作しているようなのです。

しつこく「輸出『規制』」と誤記し続ける朝日新聞

「輸出規制」という表現があります。

これは、日本政府が昨年7月1日に発動した、韓国に対する輸出管理の運用見直し、つまり韓国に対する輸出管理の適正化措置の誤りのことですが、輸出管理適正化措置が発動されてからもう半年が経過するにもかかわらず、一部メディアはいまだに「輸出『規制』」としつこく呼び続けています。

ここまで来ると、「輸出『規制』」という表現には、日本政府による輸出管理適正化措置を、あたかも「不当な措置」、「何らかの制裁措置」であるかのごとく印象付けるための意図でも含まれているのではないか、などと疑わざるを得ません。

「輸出『規制』」と誤記している典型的な事例が、朝日新聞デジタルに昨日掲載された次の記事でしょう。

韓国、素材・部品の「脱日本」加速 「寝た子起こした」(2020年1月21日 6時00分付 朝日新聞デジタル日本語版より)

リンク先は有料会員限定の記事ですが、無料版でも読める次のリード部分に、ハッキリと「輸出『規制』」と誤記されているのが確認できます。

韓国が素材や部品、製造装置の『日本頼み』からの脱却で成果を出し始めている。日本政府が昨年7月に強化した半導体材料の輸出規制を受けたものだ。歴代政権の国産化の取り組みは実を結ばず、日本側も冷ややかにみていたが、官民挙げて猛スピードで対策を実現しつつある。」(※下線は引用者による加工)

輸出管理適正化措置を「輸出『規制』」と呼ぶ時点で、この朝日新聞の記事を執筆した記者が、輸出管理の仕組みを何も理解していない証拠でしょう。

総論 対韓輸出管理適正化と韓国の異常な反応のまとめ』や『輸出管理の「緩和」を「対韓譲歩」と勘違いする人たち』でも述べましたが、輸出管理適正化措置とは戦略物資の軍事転用などを防ぐための輸出管理上の措置に過ぎず、貿易報復でもなければ経済制裁でもありません

だいいち、日本政府が自称元徴用工問題に対し、本気で経済報復の意図を持って何らかの措置を発動するならば、タイミングは7月1日ではなく、韓国が日韓請求権協定を無視したことが確定した7月19日以降であったはずですし、経済制裁としてもっと強力な措置があるはずです。

思いつくまま列挙しても、

  • 外為法に基づく支払の制限、資本取引の制限
  • 韓国人に対する入国ビザの制限
  • 外為法に基づくリスト規制品のすべてを個別許可に切り替え

といった具合です。

情報ロンダリングの実情

さて、本論から少し外れますが、ついでに「情報ロンダリング」の実情についても紹介しましょう。

先ほどの朝日新聞の記事によると、日本が輸出「規制」を強化した3品目のひとつで、これまで日本企業が生産を独占してきた超高純度のフッ化水素を巡って、新年早々、「超高純度フッ化水素の生産能力確保」とする記事が「韓国メディアに掲載された」のだそうです。

ここで重要な点は、「韓国メディアに掲載された」内容を、朝日新聞が記事にした、という事実です。

しかし、この朝日新聞の記事を受け、韓国メディア『中央日報』(日本語版)は昨日、こんな記事を掲載しています。

「韓国、素材・部品・装備の猛スピードで『脱日本』実現」=日本メディア(2020.01.21 10:16付 中央日報日本語版より)

中央日報の記事の書き出しは、こうです。

朝日新聞が日本の輸出規制から始まった韓国の『脱日本』の動きが成果をあげていると21日、報じた。

中央日報は「韓国が素材や部品、製造装置の『日本頼み』からの脱却で成果を出し始めている」という内容について、「朝日新聞が報じた」と伝えているのですが、朝日新聞の元記事にあった、肝心の「韓国メディアが報じた」、という部分が完全に欠落してしまっているのです。

どこかの社が出所不明の情報を報じ、それを他社が引用し、それをさらにほかの会社が引用する形で、結局はどこが情報源なのか分からなくなってしまう、というパターンは、オールドメディア(新聞、テレビ、通信社)などにありがちです。

しかも、『「米国が日韓を仲裁へ」 巧妙化する情報ロンダリング』でも触れましたが、これに外国メディアを絡ませることで、さらに情報ソースを隠すという「情報ロンダリング」が常態化しているのです。

このインターネット時代、そんなことをしてもいずれ暴かれるだけなのに、と思うのですが…。

韓国が「脱日本を加速」 わぁ、大変!

さて、脱線はこのくらいにして、「脱日本」という話題をもう少し紹介しておきたいと思います。

中央日報に本日、こんな記事も掲載されています。

韓国、脱日本を加速…素材・部品・装備に2兆1000億ウォン投入(2020.01.22 14:08付 中央日報日本語版より)

これは、韓国政府が今年、素材・部品・装備分野に対し、日本円で約2000億円の予算を投じ、「脱日本」を加速する、という話題です。

中央日報によると、韓国政府は素材・部品・装備製品需要企業と協力企業の協力と研究開発(R&D)を増やすことに主眼を置き、「この日」(※)、新たに6件の協力事業を承認したのだそうです(※ただし、「この日」とはいったいどの日なのか、記事には明記されていません)。

韓国政府は中小・大企業間の協力事業を11月に4件承認したのだそうであり、政府が承認した事業はあわせて10件になったということだそうですが、「この日」承認された6件の協力事業とは、たとえば、

▼半導体前工程▼二次電池用素材▼フッ素系シリコン素材▼炭素繊維分野の設備・素材▼高性能油圧バルブ部品

など、「相当部分を海外に依存している品目」だそうです。

ちなみに中央日報によると、韓国政府はとくに純度99.9999999999%のフッ化水素を巡っても、国内での量産体制を確立させ、国内生産に拍車をかけるつもりだそうです。何とも勇ましい話ですね。

元経産省の「改革派官僚」が「日本が歩み寄れ」

さて、お終いにこんな記事についても紹介しておきましょう。

古賀茂明「安倍政権が甘くみた韓国の脱日本路線」(2020.1.21 07:00付 AERA.dotより)

記事タイトルでもわかるとおり、リンク先記事は「元経産省の改革派官僚」の古賀茂明氏が執筆したものだそうです。

古賀茂明(こが・しげあき)氏プロフィール

古賀茂明政策ラボ代表、「改革はするが戦争はしない」フォーラム4提唱者。1955年、長崎県生まれ。東大法学部卒。元経済産業省の改革派官僚。産業再生機構執行役員、内閣審議官などを経て2011年退官。主著『日本中枢の崩壊』(講談社文庫)など

(【出所】リンク先記事末尾)

古賀氏は記事の冒頭で、次のように主張します。

世耕弘成元経産相がツイートしたとおり、フッ化水素、レジスト、フッ化ポリイミドの3品目の対韓輸出規制強化と『ホワイト国』除外措置は、徴用工問題に対する韓国側への事実上の報復措置だ。

はて、世耕弘成前経産省が、韓国に対する輸出管理適正化措置を「報復措置だ」と宣言したことはありましたっけ?

調べてみたのですが、世耕氏は昨年7月2日付で、日本が対韓輸出管理の適正化措置を発表したことについて、

これは韓国との信頼関係が著しく損なわれたことによる、輸出管理上の措置である

などと述べているものはあったのですが、「今回の措置が日本から韓国に対する報復である」と述べたツイートは、ちょっと記憶にありません。

まさかとは思うのですが、古賀氏はこのツイートをもって「世耕氏が韓国に対する事実上の報復措置だと述べた」とでも思っているのでしょうか?

ちなみに古賀氏は、次のようにも述べます。

それは、韓国経済の生命線であるサムスン電子への攻撃であり、韓国への宣戦布告と同じだ。

はて。

韓国政府側からは、「日本の輸出『規制』はわが国の産業に打撃を与えていない」などと述べているのですが(『韓国大統領府「日本の輸出規制は影響なし」の意味不明』等参照)、それが「韓国への宣戦布告」とは、また過激な表現ですね。

ちなみに古賀氏がこの論考でいちばん主張したいのは、次の箇所だと思います。

サムスンも韓国政府も、一度経験した『安倍リスク』を忘れることはない。しかも、時間が経てば経つほど、韓国側の対応が進み、日本は不利になる。今こそ、徴用工問題を含めて、日本側が歩み寄りの姿勢を示すべき時だ。それをしなければ、日本経済は、世界最強の日韓協業体制という大きな宝を失うことになるだろう。

要するに、「このままだと日本が困るから、日本が譲歩せよ」、ということですね。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ただ、少々厳しい言い方ですが、まことに失礼ながら、古賀氏は本当に経産官僚だったのでしょうか。いや、そのまえに日本政府の措置の根拠条文について、御存じなのでしょうか。

当たり前ですが、経産省も「役所」ですので、伊達や酔狂で輸出管理適正化措置を発動したわけではありません。ちゃんと法令に基づいて行っています。その根拠法令のうち、重要なものは、①外為法第48条第1項と、②輸出貿易管理令です。

外為法第48条第1項

国際的な平和及び安全の維持を妨げることとなると認められるものとして政令で定める特定の地域を仕向地とする特定の種類の貨物の輸出をしようとする者は、政令で定めるところにより、経済産業大臣の許可を受けなければならない。

輸出貿易管理令第1条

外国為替及び外国貿易法第48条第1項に規定する政令で定める特定の地域を仕向地とする特定の種類の貨物の輸出は、別表第1中欄に掲げる貨物の同表下欄に掲げる地域を仕向地とする輸出とする。

2 法第48条第1項の規定による許可を受けようとする者は、経済産業省令で定める手続に従い、当該許可の申請をしなければならない。

また、経産省はこれらの法令に基づき、省令や通達などについても多数制定しており、すべての行政はこれらの法律、政令、省令、通達などに従って運用されています。

とっても当たり前の話ですが、外為法第48条第1項は、「政治家の一存で好き勝手に輸出を禁止して良い」という規定ではありません。あくまでも「日本が貨物を輸出した結果、国際的な平和や安全の妨げとなる場合には、輸出業者に経産相の許可を受ける義務を課すことができるよ」、という規定です。

くどいようですが、日本政府の措置が韓国による自称元徴用工問題などとまったく関係ないと断定するつもりはありませんが、それと同時に、韓国に対する経済制裁だの、貿易報復だのとおっしゃっている方々は、「輸出管理の基本的な構造」がまったく見えていません。

いや、論者によっては完全に無視していると言っても過言ではないでしょうし、「完全に無視している」のは古賀氏も同様ではないかと思う次第です。

新宿会計士:

View Comments (50)

  • 朝日も古賀氏も、きちん裏取りして、根拠をもって、書いているのでしょうか?
    専門家等の意見とは異なるようですが・・。

    そそうでなければ、不誠実極まりない論説です。
    工作に乗ってカネでももらったのではないかと疑いたくなります。

  • 会計士さん

    古賀 on AERA の反日狂コンビをまともに取り上げても・・・
    コメントに値しない頭の怒れた人ですから。
    せっかくのブログが値落ちしかねませんので、相手になさらない方がよろしいかと。

    • 嗚呼・・・。
      古賀って、名前を見ただけでも、『嗚呼~・・・、アイツかあ~・・・。』っつー、認識になっちまったっつーのによ~。

      もう、穿ってみる様になっちったよー・・・。
      アチラ側・・・、反日特亞や反日のクソ・サヨの連中の擁護か?
      アチラ側の立場のポジショントークやプレイとかな。

      もう、そうとしか見れなくなったナアー・・・。

    • きっちり反論しておかないと、
      そのうち既成事実にされかねん。

  • お花畑の人に付き合うだけ無駄。
    グダグタ言わないで、さっさと脱日本すればいいのに。
    そうすれば、こちらは自然フェードアウトできるというもの。
    相手にされないのが余程寂しいのか?

  • 更新ありがとうございます。

    よく韓国紙や日本紙にもありますが、「某消息筋によると」「事情通によると」「政府筋では」「某情報筋によると」、色んな通やら筋が出て来ます。アレって名前が出せないから?ネタとして自信無いから?嘘がほとんどで、真実は少ないから?、、分かりませんね。

    また【韓国が脱日本を加速、 わぁ、大変!】(笑)ホンマ、大変ですね。日本を凌駕出来る実力が出来たなら、それはそれで結構。どんどんやんなさい。もう、頼るなよ!でも画期的な技術なり製法なりが、たった2,000億円ぽっちで出来るとは思えないが(爆笑)。

    また何か、根本的な所で間違っていそうで、怖い(笑)。

    • しかも・・・。たったの半年でネ~・・・。
      ホントカヨ!??
      ホントに達成出来たのかな?件のアレ・・・。

  •  >しかも、時間が経てば経つほど、韓国側の対応が進み、日本は不利になる。

     何を根拠に言っているのでしょうかね。実際に小生の見ている範疇では、韓国が原材料で日本を上回るのは至難の業です。

     材料屋や化学屋が圧倒的に少ないです。理学部や工学部に行くくらいなら、大学のランクを落としてでも医学部に行く文化です。しかも、現場での仕事を極端に嫌うので、日本のような職人的技術者は出てきません。小生も10年間見たことがありません。

     銃弾を貸そうが、金を貸そうが文句を言われるだけの国です。どうせ文句を言われるのなら、放置プレイが一番良いでしょう。

     駄文にて失礼します。

    • >>しかも、現場での仕事を極端に嫌うので、日本のような職人的技術者は出てきません。
      韓国人からは出てこなくても外国から技術者を招くことで対策できると思います。
      中韓の企業による外国人技術者買収が多いと聞いたことがあります。買収したとして定着してるかまではわかりませんが。

      • 最先端技術ならまだしもフッ化水素製造レベルで引き抜き技術者使ってたら、コスト競争で勝てないと思いますね。日々の管理で品質安定させてるわけですから、技術教えてもらってポイ捨てしても、すぐに製品のレベルが劣化します。

        日本はそういった技術と経験でもって日々生産管理する技術者がそんなに高くない給与で働くから技術、素材で戦えてるのです。

        一般に言うほど技術者引き抜きリスクって大きくないように思います。

      •  匿名 様

         品質管理の観点から述べたいと思います。

         品質管理は一朝一夕にできるものではありません。長年の経験とデータの蓄積があって出来るものです。仮に品質管理の人間をヘッドハンティングしても、それを実践する人間の資質や意識が大きくものを言います。

         特に薬品等では製品の色、匂い、性状等で出来不出来を判断できる職人的技術者が日本にはたくさんいます。日本が技術大国でいられるのは、これが出来る技術者が日本に多いことと、パートのおばちゃんのお陰です。

         小生の会社である時社長がこう言いました。「信号をきちんと守れない社員が会社のルールを守れるのか」。至極真っ当な意見だと思います。韓国人は自分の都合で勝手にルールを変えるので、品質管理は最も苦手とする分野です。

         3ヵ月で交換する部品をまだ使えるからといってマニュアルを遵守せず、そのまま不良を垂れ流すというのはよくある事です。いくら外部から品質管理のエキスパートが来ようとも、それを遂行する社員の意識が根本的に欠如しています。

         纏めますと、いくらそれなりの技術者を呼んできても、結局は品質を維持できず、不良の山になります。従って、高品質の製品は韓国では生産できません。

         駄文にて失礼します。

    • 韓国在住日本人さま
      仰る通りですね。
      今の韓国基幹産業の技術も、殆ど日本から供与かパクった物ですよね。
      一個も、感謝された事は有りませんね。
      非韓三原則が、重要だと思います。

  • 元官僚の類型を考えます。

    1.官僚組織内でそれなりの栄達を得て、無事に天下りし、以後は特に政治的な活動はしない、アーリーリタイヤを満喫している幸せな人

    2.官僚組織内で不祥事なり、傍流で冷や飯食いを食わされて退官。ろくな天下り先も宛がわれず、食えないので、評論家・大学教授などになり、経済的には恵まれず、もといた古巣へのルサンチマンまる出しで、批判活動に精を出し、晩節を汚しまくる不幸な人。

    3,官僚組織になじめなかったり、官僚組織内では理想を現実化できないと、政治家に転身したり、ポジティブに転身する人。こういう人はサバサバしている。
    水産省を辞めて水産業を始めた上田勝彦氏なんか生き生きとされています。

    2.のは見るに堪えない人が多いですねえ。

  • タレントのパックンにしても、古賀氏にしても、韓国株でも大量に買っているのかしら(笑)?
    そういえば、「韓国、北朝鮮に投資をしなくては、チャンスを失う。」とか煩かった投資家のジム・ロジャース氏、めっきり大人しくなりましたこと(笑)。
    このご時世ですから、Webでもメディアでも、論者の意見を丸のみには致しません。厳しい時代でございますわね古賀さん(笑)。そうそう、中国のファーウエイの提灯記事で近藤大介氏の論説も読まなくなりました。

    • >心配性のおばさん様
      米国人の民主党支持者の人には、韓国の言い分を信じている人が多い様です。
      彼の考え方のベースになっているのが、国家が“デカイ声でウソを言う筈がない”でした。
      彼が、信じている日本が韓国にした事柄(慰安婦問題、徴用工問題、レーダー照射問題、天皇陛下への謝罪強要問題)を丁寧に説明し否定したところ「何故、今まで放っておいたの?」と聞かれました。
      私は、今までの日本の対応を「真実は、いずれ判るだろうと日本は世界に対して考えていたのです。しかし、世界が日韓関係の歴史に興味がなく、声を張り上げて言うウソを批難されている国が否定しないと声の大きい方を信じると今になって判ったのです」と言うと、呆れられました。
      彼は、日本在住40年の米国人ですが、日韓関係が日本の我慢による歪んだ関係だとは思いもしなかったそうです。
      日本に40年済んでいても“日韓基本条約で$5億を拠出した”事も知らなかったし$5億のウチ$2億は有償である事も知りませんでした。

      パックンもそんな感じで韓国贔屓なのではと考えます。

      駄文にて失礼しました。

      • 作家の井沢元彦氏が、日本人は「悪事千里を走る」「至誠天に通ず」
        といったような、真実は自ずと明らかになるという信仰を強く持ちすぎて
        いると主張していたのを思い出します。
        実際のところ、歴史問題などというのは、真実はさほど重要ではない。
        真実は永遠に色褪せないけれど、それが明らかになるのは利害関係者が
        全て死に絶えたはるかな未来で、利害関係者が存在している内は、人為的、
        政治的に積み上げられた既成事実の方が有力なのだと思います。
        日本人も含めて、この世の殆どの人は、自分と直接的な利害関係に無い
        他人事に関しては、大きな声で繰り返し、一貫して主張している側を
        「何となく」信じる。
        そいう事実認識が無かったのが、韓国に歴史問題でしてやられた
        原因だと思います。

  • 朝日新聞や野党各位に本当に理解してほしいんですが、少なくとも私は「朝日新聞」や「民主党など」を敵味方論による敵認定で全てを批判してはいません。
    輸出「規制」のような自分たちの主張のために事実を捻じ曲げた表現を使い続けるようなところを批判しているのです。もし朝日が突然私好みの論調に回ったとしても、味方だなどと持ち上げずに輸出規制表現やサンゴKY、慰安婦捏造といった事実を忘れないでしょう。産経が同じことをすれば同様に批判します。

    保守が勢いづいたと見るや「私は保守本流だ」などとほざく党首(ちなみにAKBなどが人気を博した時期、「アイドル」が巷で人気とみるやなぜか執務室に「巨乳グラビアアイドル」を呼んでホクホク顔で交流アピールしておられました)を批判しています。安倍総理が「私は保守ではなくリベラルです」と言い出したら「うんやってることはそうだね」としか思いません。

    古賀氏は……報復って決めつけるなら報復されることを韓国が先にしたと言ってることになるのですが気づいてるのか?まぁこの方はなんていうかもう、うん、ガンバッテ。

  • 普通に情勢を見てれば、日本は今なにも困ったことは起こってなくて、韓国との取引での悲鳴は朝日が懸命に探してきたもの以外には皆無です。普通に考えるなら「何もする必要がない」。

    誰だってわかることです。多分、ごくわずかにいる朝日新聞でしか世の中を知ることの出来ない方だけじゃないですか?韓国に妥協しなくては日本が危ないとか信じてる人。

    まあ、ある種朝日新聞って機関紙のようなものなので、信者たちの間の情報伝達に興味を持つ必要などないように思います。

    聖教新聞の池田大作さんに関する記事をことさら取り上げないのと同じように。

  • 古賀氏は民主党政権時代に大臣と喧嘩別れして官僚を辞めるころは、少しまともに見えてましたが(発言を具に追っていたわけではありませんが)、辞めてからメディアに露出するようになってから、だんだん言ってることが陰謀論に傾斜していったような印象があります。

    ああいう身寄りのない(天下りできない)元官僚とか、与党派閥領袖でありながら非主流派で冷や飯食ってる人とかって、左の人が集まりやすいのかなぁと想像します。
    メインストリームの人たちに相手にされなくなれば、そういう人たちと仲良くなっちゃいますわね。

    でも、少しは頭がよかったはずの人が論理を無視した陰謀論を語り始めるのを見ると、集まってくる左連中の洗脳力って、ものすごいんじゃないかと。メカニズムに興味があります。

    心のスキマとかうまく突くんでしょうかね。
    単に元々頭が悪いだけなんでしょうかね。

    • なんちゃん様

      左翼の連中に思想、主義主張があるのか、そもそも怪しいですね。単に仕事をこなしてるだけにも見えます。

      相手をディスカウントすることで自らの優秀さ(本来役立つことを実行しなければ全く優秀ではないのですが)をアピールするというベタな戦略を繰り返す。
      すると、
      「何つまらんことばっかしてるのか」という反応を示す人と、感心して騙される人に分かれます。
      選挙では同じ一票ですので、左翼の連中は、自分たちの能力なりにできることをやって、効率よく票を拾う戦略としてワンパターンの行動を繰り返している。

      ということなのかな、と思っています。

      振り込め詐欺の手口は、まともな人は、なんでこんな手口に騙されるの?と思いますが、論理的に破綻して滅茶苦茶な話でも何でも、手当たり次第電話して、それで騙される人だけを相手しようという戦略です。

      左翼連中のやり口も韓国のプロパガンダにしろ同じようなものかなと。

      • 人は生まれる前に自分は男か女か脳が決めてから誕生します。
        これを変えるのは多分不可能です。
        男の私が今更女になれと言われても無理です。
        ただLGBTの方々に対しては全く偏見はありません。
        自然界においてあり得る一つの形だと理解しています。
        左巻きの方々はj違う世界を見続けるでしょうけど。

        • かばさん様へ

          >LGBTの方々に対しては全く偏見はありません

          私は偏見を持っています。
          勿論Tの方のように医学的に「病気」と認定されるような方には、それなりの処置が必要だと思っています。
          それでも、LやGなどは単なる「性的嗜好」の域を超えているのか否か疑問です。Bに至っては「色キチ〇イ」だと思っています。
          このような性的嗜好を社会として認めてサポートしようというなら、MやSの連中だって、ロリコンだって満足させてやらなければなりません。
          私はイヤですね。

      • >「何つまらんことばっかしてるのか」という反応を示す人と、感心して騙される人に分かれます。

        そうですね。
        そこで、感心して騙されて、自分も賢くなったつもりになってオウム返しし始める人と、
        これで扇動ツールの価値に気づいてツールとして使い始める人がいるのかなと。
        後者は扇動されない人々からの信頼は失っていきます。

        古賀氏はよく知らないんですが、自民党総裁選で「正直である」と公約掲げたり、モリカケ・桜で首相批判したりする派閥の領袖とか、「中国は民主主義国家だ」と豪語する野党幹部とか、昔はそんなこと言ってたっけ?と思うような人だった記憶があります(勘違いかもしれませんが)。

        この人たちが前者なのか後者なのか、どっちなんだろうなぁというどうでもいい疑問がありまして。

        前者だとするとイタ過ぎ。
        後者だとすると、扇動されない人々からの支持は捨てるわけで、ジリ貧の選択と集中になりますよね。
        そのへん、わかってやってるのかどうか。わかってなきゃこれもイタイ。

        枝野代表あたりになると、万年野党として生きながらえる戦略に既にコミットしてるように見えます。

        ここまで書いてて、自分が何を知りたいかに気づきました。
        あの手の人たちがそれぞれ、どれくらい〇〇なのか、確認したいと思っているようです。
        自分と比較したいんだろうな。駄文にて。

        • なんちゃん様

          なるほど、おっしゃる通り「中国は民主主義国家である」と言ってしまうに及んでは洗脳されてるかも知れませんね。損得勘定抜きで◯◯なだけなのかも。

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