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大陸と決別するか擦り寄るか 英・韓の違いと鈴置論考

英国は価値を共有する欧州との決別を選び、韓国は価値を共有しないはずの中国や北朝鮮に擦り寄ろうとしている――。これは、なかなかおもしろい現象だと思います。もちろん、英国がEUからの離脱を選んだ理由は、移民問題などを中核とする経済問題が大きいと思われますが、やはり、ユーラシア大陸の東端と西端にある島国が、「大陸と距離を置こう」とする姿勢において共通しているというのも興味深いところです。こうしたなか、「大陸」なのか「海洋」なのか、選択を突き付けられている国が、もうひとつあるようです。

英国の選択と日本

文明論から見る、「大陸と島国の関係」

当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』を運営していて、良かったことがあるとすれば、日々多数の秀逸な読者コメントをいただいていることに尽きます。

もちろん、いただくコメントのすべてに賛同しているわけではありませんが、賛同できる、できないを問わず、「読んでいて勉強になるコメント」も多数含まれているため、自分自身の見解を多角化し、ウェブサイトに反映させていくことができるのです。

これなどは、ウェブ運営者としての「特権」のようなものでしょう。

こうしたなか、昨日の『大陸を捨て海洋を選んだ英国』を執筆し、また、頂いたコメントを読むなかで、改めて気づいたのは、「客観的な事実関係」を知るだけでなく、そこにさまざまな歴史観、価値観を組み合わせ、何らかの意味づけを行うことの楽しさです。

英国は木曜日の総選挙で、事実上の欧州連合(EU)からの離脱を選んだ格好となりましたが、これも究極的には、「ユーラシア大陸西端の島国にとって、欧州大陸の一員であることが辛抱ならない」、ということだったのではないでしょうか。

考えてみれば、EUは自由主義経済と民主主義、基本的人権尊重など、日本や米国などと同じ価値に基づいて、多数の国が集まって形成している共同体であり、ロシアという共通の脅威に立ち向かうという意味で、まさに「価値と利益を共有する運命共同体」だ、という言い方をしても良いでしょう。

英国もそこに加わることで、「欧州の一員」としての利益を受けてきたはずです。それなのに、やはり「島国」にとって「大陸の一員」であることは、我慢がならなかった、ということなのでしょうか。

いずれにせよ、2010年代を通じた一連の「ブレグジット騒動」については、いずれ出て来るであろう、内外の優秀な研究者たちの手による「あのときなぜ、英国がこんな選択をしたのか」といった実証論考をじっくり読ませて頂こうと思う次第です。

「日本が大陸国家の一員」?まさか!

ところで、ユーラシア大陸の東端にも、島国が存在します。

これといった天然資源もなく、それどころか地震、台風、火山その他の自然災害が山ほど襲ってくるという悪条件の土地で、そこにあるのは勤勉な国民のみですが、驚いたことについ最近までGDPでは世界2番目を誇っていたほどの経済大国――それが、日本です。

昨日の『「韓国金融制裁」どころでない、とてつもない麻生発言』を持ち出すまでもなく、日本の最大の資産は、「勤勉」、「マジメ」が取り柄の日本国民そのものであり、そんなわが国は、欧米文明圏に属していないにもかかわらず、自由、民主主義、法治主義、人権尊重社会を作り上げています。

ところが、日本にとっての不幸は、日本列島自体がユーラシアプレート、北米プレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートという4つのプレートのうえに乗っかっていて、地盤が不安定で毎年のように地震に襲われることだけではありません。

すぐ近隣に、あきらかな無法国家が3つも4つも存在していることにあります。

その筆頭格が、共産党一党独裁でありながら自由主義体制にタダ乗りして経済発展してきた異形の経済大国・中国ですが、ほかにも武力での現状変更をいとわないロシアという無法国家、小国でありながら人民を飢えさせてまで核開発に尽力する北朝鮮という犯罪者集団なども、困った存在です。

その意味では、英国にとっての欧州と異なり、日本にとっての中露朝は、そもそもの基本的な価値も共有できない相手国であり、その意味で、日本が中露朝という「大陸国家群」の一員となることは、あきらかに非現実的な選択肢でしょう。

こんな人間が日本の首相だったとは…

さて、昨日、麻生太郎総理(※安倍政権下での公式な肩書は副総理兼財相)の国家観に関する話題を取り上げました。

麻生総理が出てくるということは、麻生総理が退任するきっかけを作った2009年8月の「マスコミ偏向報道選挙」で勝利した側の、鳩山由紀夫元首相についても、ヒトコト触れておく価値はあるかもしれません。それが、「東アジア共同体構想」です(『日本国内から日本の足を引っ張る奇妙な人たち』参照)。

鳩山元首相は今年1月、こんな内容をツイッターに投稿しました。

安倍首相は防衛戦略的には専守防衛は大変厳しいと、敵基地攻撃を可能とする護衛艦の空母化を決めた。私は日本が専守防衛の能力を超えた戦略を持つことに反対する。安倍政権のように周辺諸国を皆敵と考えるのではなく、いかに周辺諸国との信頼醸成を図るかが大事である。東アジア共同体が1つの答えだ。
―――2019/01/05 11:07付 ツイッターより

ウェブ評論活動をしていると、たいていのことには驚かなくなってくるのですが、それでも鳩山元首相の発言は、驚きに値します(※しかも、悪い意味で)。

安倍総理が「周辺諸国をみな敵だ」と考えているわけではないことくらい、普段の安倍総理の態度から明らかでしょう(※というよりも、習近平(しゅう・きんぺい)に対する態度が甘すぎて、見ていて不安になるくらいです)。

こうしたなか、鳩山元首相の認識は、「呆れる」を通り越して恐ろしくなります。というのも、こんな認識の人間が、わずか266日間とはいえ、日本の首相を務めていたからです(鳩山政権が崩壊したときには、気軽に辞職できるという日本の内閣総理大臣制度に感謝したほどです)

鳩山元首相が非常に軽く言ってのけている「東アジア共同体」とやらについては、基本的価値どころか重要な戦略的利益すら共有しているのかどうか怪しい相手国と、共同体以前に欧州でいう「シェンゲン協定」のようなものすら締結すべきではありません。

ましてや通貨同盟などもってのほかでしょう。

※なお、余談ですが、麻生総理を辞めさせて鳩山由紀夫、菅直人の各元首相らを登板させたことが、日本にとって良い影響を与えた部分があるとしたら、「首相なんて誰がやったって同じだよ」、という無責任な発言をする者が一掃されたことでしょう。

待望の鈴置論考

ついに中韓同盟を唱え始めた文在寅政権

さて、日本が「大陸同盟」に帰属することはあり得ないと考えて良いのですが、その一方で、表面上は日本と同じような「自由・民主主義・法治主義」を騙る「韓国」という国が、朝鮮半島南部、対馬から直線距離にしてわずか50キロ程度の場所に存在しています。

当ウェブサイトとしては、韓国もしょせんは「インチキ外交」の国だと考えており、こうした問題意識もあって今週、『朝鮮半島8つのシナリオと「韓国の軍事クーデター説」』のなかで、朝鮮半島にどんな未来が待ち受けるかについてのシナリオ・シミュレーションを実施しました。

この「8つのシナリオ」とは、近未来に想定される朝鮮半島の動きをいくつかパターンに分けて、「実現する可能性の確率」をあわせて提示しているものですが、もともとこんなシナリオ・シミュレーションを始めようと思うきっかけを作ってくれたのが、日本を代表する秀逸な韓国観察者である、鈴置高史氏です。

というよりも、当ウェブサイトの「8つのシナリオ」自体、鈴置氏の論考に比べれば「子供の遊び」のようなレベルのものだと思いますが、やはり朝鮮半島の将来シナリオに関するシミュレーションの「本家」といえば、鈴置氏なのではないかと思えてなりません。

そんな鈴置氏が昨日、『デイリー新潮』の大好評連載シリーズ『鈴置高史 半島を読む』シリーズの最新論考を寄稿しています。

ついに「中韓同盟」を唱え始めた文在寅政権 トランプ大統領は「韓国は北朝鮮側の国」と分類(2019年12月13日付 デイリー新潮より)

「ついに『中韓同盟』を唱え始めた文在寅政権」――。

なにやらものものしいタイトルですね。

しかし、これはべつに、虚報でも何でもありません。文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領の特別補佐官である文正仁(ぶん・しょうじん)氏が、なかば公然と「中韓同盟」について語り始めた、という点に正面から触れた話題です。

(※余談ですが、文正仁氏の「在韓米軍が撤退したら中国が核の傘を提供すればどうか」と述べた、とする件については、『「日本は韓国に譲歩するべきである」論の盛大な勘違い』でも触れていますので、よろしければご参照ください)。

米国のいらだち

今回の鈴置氏の論考では、「文正仁発言そのもの」もさることながら、その発言に対する米韓の攻防を丁寧に拾い上げています。

鈴置氏によると、そもそも文正仁氏の12月4日の発言自体、「韓国が米国との同盟を打ち切って、中国との同盟を結ぶつもりか」と米国で注目を集めたそうですが、むしろ、文正仁氏はそれを狙っていたフシもあるのではないでしょうか。

というのも、ドナルド・J・トランプ米大統領は現在、韓国に対して駐留経費の5倍増を要求するなど、米韓同盟はかつてないほどにギクシャクしているからですが、文正仁氏の発言自体がトランプ政権に対する「意趣返し」の様相を呈しているからです。

これについて鈴置氏は、米国が「5倍増を呑まないなら、在韓米軍を撤収するぞ」と脅したところ、文正仁氏が「撤収したいならしろ」と叫ぶという、いわば「売り言葉に買い言葉」状態だと指摘し、そのうえ「韓国は中国と同盟するから困らない」とまで踏み込んだものだと総括しています。

「中韓同盟」、うまく行きますかね?

ただ、文正仁氏が「売り言葉に買い言葉、おまけに中韓同盟」と踏み込んだのはわかりましたが、読者として出てくるシンプルな疑問のひとつが、「よしんば中韓同盟が成立したとして、はたしてうまくいくものなのか」、というものです。

というのも、中国は(見た目は)韓国とはまったく価値を共有しない、共産党一党独裁国家です。

曲がりなりにも、1988年の民政移管以降、民主主義の仕組みに基づいて大統領を選び続けてきた韓国が、軍事独裁国家の軍門に下るとは、「自由民主主義国家にとっての常識」に照らせば、非常に考え辛いところです。

(※余談ですが、米国が本質的に「外交べた」なのも、外国の行動を自国の尺度で判断してしまうからではないかと思う次第です。)

しかし、鈴置氏の論考では、非常に重要な事実が指摘されています。

文正仁氏が「中韓同盟」に言及した問題のセミナーで、話を振られた人物のひとりこそが、もともと韓国に対して「米韓同盟に加えて中韓同盟を結べ」と要求してきた、清華大学・現代国際関係研究所の閻学通(えん・がくつう)院長だったのだとか。

鈴置氏によると、閻学通氏は2014年4月、朝鮮日報の記者に対して「10年後の世界は中米2極構造となり、韓国が米韓同盟だけを維持していては不利になる」などと述べたそうですが、今回のセミナーに閻学通氏が参加したこと自体、

そもそもこのセミナーが企画されたのも、中韓合唱を米国の専門家に聞かせることが目的だったのかもしれない

との仮説が出て来たとしても、何ら不思議ではありません。

文明論と日本

典型的な「先祖返り」

一方、こうした韓国の露骨な「中韓同盟論」に対しては、米国側も不快感を示しているようなのですが(※このあたりは鈴置論考で直接ご確認ください)、米国側から不快感を突き付けられてひるむような韓国ではありません。

というよりも、韓国が米国のいらだちを理解している様子はありません。鈴置氏はボイス・オブ・アメリカの記事からブルッキングス研究所のオハンロン(Michael O’Hanlon)上級研究員の

核の傘は『モノ』ではない。相互の責任と密接な外交関係を長年、積み重ねて生まれる義務なのだ

との談話も引用しているのですが、韓国が「相互に義務を果たす」という考え方から最も遠い存在であることなど、普段の日韓関係を見ていても明らかでしょう。

また、鈴置論考では、古代の朝鮮半島の「三国時代」に、半島の3つの国(高句麗、新羅、百済)がそろって大国・唐に朝貢し、その力を借りて相互に牽制し合った、というエピソードが出て来ますが、さしずめ「二国時代」(韓国、北朝鮮)が中国に朝貢し合って牽制するモデルでしょうか。

もっとも、文在寅政権はどちらかといえば「親北派」であり、実際、鈴置論考でも、文在寅政権の「ホンネ」を、次のように推測しています。

『中韓同盟』は隠れ蓑と思います。本音は『北朝鮮の核の傘』に入ることでしょう。文在寅政権の中枢は北朝鮮と手を組み、米軍を追い出そうとする人たちで占められています

おそらく、この記述は、文在寅政権の内情を正確に示していると考えて良いでしょう。

いずれにせよ、韓国の一連の行動には「先祖返り」という側面があるにせよ、端的に言えば、浅はかな人たちだと思います。

韓国が自由を謳歌しつつも平和と繁栄を維持しながら生き延びる道とは、中国や北朝鮮の傘の下に入ることではなく、日米陣営に帰属し続けることにあるはずです。それなのに、自らその道を捨てて、積極的に中国の軍門に下ろうとしているのは、滑稽ですらあります。

香港以下やがな!

ついでに今回の鈴置論考に対しても、1点だけ、反論(?)したい部分があります。

鈴置氏は『「香港並み」の扱い受ける韓国』という節のなかで、

2017年以降、韓国の大統領特使は中国で属国待遇を受けるようになりました。習近平主席と会見する際、並んで座るのではなく、末席に座らされるようになったのです。香港のトップと同じ待遇です。

と述べているのですが、果たして「香港並み」で済みますかね(笑)?

香港は曲がりなりにも元は大英帝国の植民地であり、自由と法治が貫徹する社会でした(最近ではそれも怪しいですが…)。香港人には「自分たちは中国人ではない」というプライドも見え隠れするのですが、最近のデモも、香港人の抵抗の態様のひとつでしょう。

以上は余談としても、かりに韓国が近い将来、事実上の中華属国と化した場合において、韓国人が武器を持って中国共産党と戦うとうい選択をするのでしょうか。しょせんは自力で独立を獲得したことがない国だけあって、中国の言うがまま、なすがままになる未来しか見えません。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

さて、本稿では、鈴置論考を端折りながら、かつ、ほんの一部分しか引用していませんが、ほかにも興味深い記載がたくさんあります。朝鮮半島問題に興味のある方であれば、是非、リンク先記事を直接読んでください。

それよりも重要な点は、基本的に日本は中国の属国となったことがない国である一方で、平清盛、足利義満、鳩山由紀夫の各氏らに代表されるように、中国の軍門に下ろうとして来た者が、過去に何人かいたことは事実です。

そして、安倍晋三総理大臣自身が、チベット、ウイグル、香港で人権弾圧を繰り返している中国共産党の親玉である習近平(しゅう・きんぺい)を国賓として招こうとしていること、よりにもよって御即位されたばかりの天皇陛下に面会させようとしていることについては、非常に由々しき話でもあります。

むしろ私たち日本人としては、ユーラシア大陸の東西で同時に発生しつつある、

  • 島国である英国は、基本的な価値を共有しているはずの欧州との決別を選んだ
  • 半島国家である韓国は、基本的な価値を共有していない中国や北朝鮮の属国になろうとしている

という現象を見て、何を感じ取り、何を学ぶべきかについて、じっくり考えてみる良い機会ではないかと思うのです。

新宿会計士:

View Comments (47)

  • 更新お疲れ様です。

    >以上は余談としても、かりに韓国が近い将来、事実上の中華属国と化した場合において、韓国人が武器を持って中国共産党と戦うとうい選択をするのでしょうか。しょせんは自力で独立を獲得したことがない国だけあって、中国の言うがまま、なすがままになる未来しか見えません。

    中国の言うがまま、なすがままになる未来もあれば、ロシア日本米国に「密使」を送って「独立させてくれ!」と協力?を求める未来もあると思います。

    夷を以って夷を制す、です。

  • 鳩山さんは一度檻の中でライオンとトラとヘビに囲まれて生活すべきですね。話せば相手も分かってくれると思います。

    • 自ら檻の中に入るのであればまだいい方ですよ。

      こういう人達は「動物がかわいそうだから檻から出してあげよう」とのたまいながらライオンを人の住む街に解き放ってしまうんですよ。

      • 「その子を解き放て」という奴ですか。ライオンは街にお肉がたくさんあって幸せそうですね

  • 習近平の国賓招待に反対します。
    マスコミは世論調査ではくだらない質問ばかりやっているようですが どうして国賓招待問題の質問をしないのでしょうか? チャイナへの忖度でしょうね。

    • 激しく同意です
      天安門事件後の天皇陛下訪中、
      民主党政権時の習近平と現上皇陛下の特例会見
      これらを中国共産党がどんなにえげつなく政治利用したことか
      その後あの国がどれだけ剣呑さを増したことか
      そんな国の首席を国賓なんぞにして
      今上と皇后陛下がどんな厄介事に巻き込まれるかわかったもんじゃない

  • 所詮は自力で独立を成し得なかった国だから自分達が都合が良いように歴史を書き換えて、自分達の力で日本から独立した事にしてる。
    日本の統治下を否定する。自分達を自称戦勝国と言い戦後補償とか言い出す。

    ずっと晴らすことが出来ない「恨」を日本を罵倒する事で晴らそうとする。アイドルや有名人を罵倒する事で晴らそうとする。

    韓国が中国の統治に入れば凄い虐待が待ってるぞ。
    国でもなくなり、民主化運動もできない、抵抗出来ない南朝鮮自治区のみなさんってなる。

    北朝鮮が30年以上前から国際評論家達の予想に反して崩壊しない理由、キム政権が三代も続いてる理由もなぜか他国と違い軍事クーデターが起きない、起こそうとする勢力があまりにも少ないからだ。

  • 更新ありがとうございます。土曜日の朝から快調に読ませていただきました(笑)。

    韓国の憂鬱な話は後にして、英国は大陸側と、一応決別しました。さしずめ『EUなんかもうやってられない!』ですね。

    訳のわからない身元不明の外国人は来るわ、独に旨い汁を呑まれるわ、このままならジリ貧。でも基軸通貨のポンドを守っていたのは正解です。

    既に日英同盟的な動きが昨年から出てますが、およそ100年の間隔はありますが、同じ海洋国家として契りを結ぶのは良いこと。明治初期の軍艦も多くは英国で作って貰ってた(関係ないか)。

    出来ればTPPに加盟し、11→12か国になり、強固な環を作って欲しい。また台湾等も参加表明してますね(韓国は知らん。あんな得する事ばかり考えて、周りの国に迷惑かけて、かつ入るかどうか優柔不断なトコロは入れません)。

    さて、韓国です。『中韓同盟』は本意じゃない。本音は『北朝鮮の核の傘』に入ることと思います。文在寅政権の中枢は北朝鮮と手を組み、米軍を追い出そうとしている。

    米国がGSOMIAで恫喝をしても、動じないのは中国が居り、いざとなればシナに付くぞッというケツまくりでしょう。

    しかし中国は甘くないよ。香港どころか、新疆ウイグル自治区、チベット並みの苦力を味わう。それが楽しみなんかね?相当なドMだわ(失笑)。

    そうしたアジアの中での超優等生、日本国の中にも、アホタレのボケが首相になったのは事実です。

    『周辺諸国(中、北、南、露)との信頼醸成を図る事が大事である。東アジア共同体が1つの答えだ』、、、自宅周辺に軟禁出来ないですか?安倍総理(笑)。パスポート預かりで(爆笑)。

    ルーピー・ハトは東アジアで、糞を垂れまくってますよ。間違った認識を他国に与えてます。以上。

    • 日露で日本を守った戦艦三笠も英国(ヴィッカーズ社)製です。戦前の戦艦金剛まで英国製だったと思います。

      英国との関係強化は賛成です。

    • どうしたんですか?いつもに比べて言葉が汚いですよ!アルコール入ってますか?

    • > 出来ればTPPに加盟し、11→12か国になり、強固な環を作って欲しい。

      英のTPP加盟には、他の10ヶ国の承認を要するので時間がかかります。
      その間に、英がEUに不平等なFTAを押し付けられぬ様、来年2月に、既存TPPと同条件の日英FTAを結ぶのが良いのではないでしょうか。

  • 与太話専門家として、本筋でないところに一言。

    >日本の最大の資産は、「勤勉」、「マジメ」が取り柄の日本国民そのものであり、

    ここのコメント欄を見ていると、私以外にも「「マジメ」が取り柄」とは言えない方々も多いようで、日本人も変わったものだと思います。ユーモアに包んでグサリと刺す技を見ていると、私なんぞは楽しくなってしまいます。

    えっ、「お前なんかに言われたくない」ですか、それは失礼しました。

  • 更新ありがとうございます。

    このごろ頻度が高くてうれしい鈴置論考ですが、韓国の話題は飽和気味なので、米中への対応という面に注目してしまします。

    結局、韓国は大国を利用して漁夫の利を得ることしか考えてない、と読めます。
    そのような嫌悪感すら抱く隣国のコウモリ外交を見ていながら、日本は習近平国家主席を国賓待遇することでそれに近いことをするのか、という反感は沸きます。バランサー気取りなのかと。それでうまくいくと考えているのかと。

    しかし、最近よく目にする韓国の取扱説明書があるのなら、米・中の取扱説明書だってあるはずです。
    中国は親しい知り合いもいないですし、実際に行ったこともないので「商人のような気質」「面子を重んじる」のだろうという想像しかできませんが。

    日本の外交は実質的には日米同盟重視、経済圏も海洋重視です。
    それでも中国の面子は損なわないように振る舞い、ウィンウィンの関係を維持すれば戦争は回避できる、という利によって繋がる外交を指向しているなら、理解できないこともありません。

    北朝鮮の拉致問題も中国のウイグル自治区、香港等の問題も、口先だけの外交でどうにかなる問題とは思えず、中国にとって日本は無視できない国だと思わせて発言力を維持する方が得策だと思います。
    私は今の時点で悪手だ、と非難するつもりはありません。

  • 12月13日「半島を読む」によれば、

    ①一方、北朝鮮は韓国に対し「北の核と南の経済力を結合し、民族を興そう」と呼び掛けています(「米韓同盟消滅」)。
    ②何とかして北朝鮮の核を温存すれば、同じ民族の韓国も潜在的核保有国になれるとの計算です。
    ③「北朝鮮の核を我がものとすれば、大国に従属してきた屈辱の歴史から脱することができる」と呼びかければ、けっこう多くの韓国人が賛同すると思います。
    などの記述がありますよね。
    「核保有国クラブ入会」による国際的地位の向上、発言力の強化などが図られるとの安直な狙い・・・。
     同時に、これらを日韓関係に絞れば、「北の核」に背乗りして隣国日本に対抗して優位に立ち、日本を恫喝し、日本のカネに集り続けよう・・・とする魂胆が透けて見えます。
     ただしこれは、「南の経済力」が前提でしょう。韓国がOECD加盟国(先進国倶楽部?)であって、彼らの言うところの、世界10位前後の「経済強国」であることが、「北」にとっての魅力であり、前提でしょう。
     しかしこの、自己中で怠惰で虚言壁のある頭の悪い愚民の国、棚ボタ国家の経済に未来はない・・・ある訳がない。
     国際制裁で窮した北が、仮に、苦し紛れに棚ボタ国家を併合しても、それは一時的な「その場しのぎ」でしかなく、やがて食い潰して、やがてまた飢える。その時、棚ボタ国家の政治経済の主導的地位にあった者は、ほぼ全員が粛清され、愚民どもは金王朝の奴隷と化して・・・いますよね!
     海上50km先には、勤勉にして世界最大債権国ニッポンが浮かんでいる。必ずしも裕福と誇れない日本の経済力であっても、半島や中共中国にしてみれば、「ヨダレもの」だろう。だって、自己中だから自分と宗族のことしか眼中にない。権力階層のみが富めれば良しとするDNA文明ですよ。
     ところが日本列島(と台湾)は、中露の大陸勢力に対する、現状は米国の「不沈空母」です。日本1国では大陸勢力(自己中ども)に対抗できないのだから、現状では仕方ない。
     世界覇権を巡る米中経済戦争は、長期戦を覚悟しなければならないだろうと思う。
     米国は世界を睥睨しつつ、中共中国本隊に注力せざるを得ないから、日本は北や棚ボタ国家への対応を任される場面が続かざるを得ないのではないか?
    「日本は関係ない。これからは米韓で直接どうぞ」・・・とはならないだろうと考えています。
     日本という非白人国家、非キリスト教国家、極東にある奇跡の島国国家は、つらい国ですのう!

    駄文、長文にて失礼しました。力尽きました。

  • 韓国が、中国の冊封国に戻れば、元の位置である、「最下位」になると思います。朝鮮の名前の謂れは、「朝」朝貢が「鮮」少ないから来ているとも言われています。
    朝貢貿易の観点から、既に韓国が朝貢して、それより多くの人返礼品を貰っていると考える事も出来るので、冊封国の資格はあると思います(日本もそうですね)。
    韓国は、安易に中国の核の傘に入れると考えているようですが、何をしでかすか分からない、朝鮮人を守るとは思えません。中韓スワップにしても、実際には存在するかどうかも分かりませんし、デフォルト時に中国が、韓国を助ける確約は有りません。同様に韓国が「中国の核の傘に入った」と宣言して、中国が黙っているという事は、有るかもしれませんね。
    中韓関係は、力関係がハッキリしており、韓国が経済的に中国から自立出来る事も無いと思います。既に、平和的に、中国の冊封国になっていると考えた方が、良いのではないかと思います。

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