1ドル=1190ウォンの大台を突破しました。はたして、こうした動きはこれから続くのでしょうか?
日曜日、『土曜日の「鈴置論考」と金融市場の急変の怖さ』のなかで、デイリー新潮に土曜日に掲載された、韓国観察者の鈴置高史氏の手による『米国にケンカを売った「韓国」から外国人投資家が逃避 ムーディーズには怪しい動きが』とする記事を紹介しました。
この記事を当ウェブサイトなりに解釈するならば、金融市場(マーケット)の先週末時点までの最新動向や各種報道などを組み合わせて、「来週以降の動きに注目せよ」、とする鈴置氏なりの警告ではないかと思います。
こうしたなか、日本時間でいうと夜9時前後、1ドル=1190ウォンの大台を超えたようです(※韓国ウォンは「コンチネンタルターム」で表示されているため、数値が大きくなる方が「ドル高・ウォン安」、つまり通貨の下落を意味します)。
先月7日には6月26日以来の最高値である1ドル=1155.30ウォンにまで上昇。しかし、その後は徐々に対ドルで売られ、韓国ウォンは先週を通じて1170~1180ウォン程度にまで下落。本日に入り、一気に1190ウォンの大台を突破した格好となっています。
韓国ウォンは、8月5日には1220ウォン近くにまで売られる局面もありましたが、その後はウォンが買い戻される形となりました。
これについて当ウェブサイトでは、韓国銀行が手持ちの外貨準備を売って為替介入を行ったのではないかと疑っています(ちなみに『「行方不明の外貨準備」、やっぱり為替介入だった』で報告したとおり、韓国銀行は1月から6月まで自国通貨買い介入を行ったことを発表しています)。
また、韓国総合株式指数(KOSPI)は本日の引け値が2084.07ポイントで、これは10月31日の引け値(2083.48)以来の安値水準です。
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もちろん、為替・株式市場などは、しょせんは「相場」ですので、上がったり下がったりするのは当然のことですし、こうした短期的な変動をとらえて、「資本逃避が始まった!」などと決めつけるのは不適切です。
ただし、株安とウォン安が同時に発生するということは、一般に「外国人投資家が韓国の株式を売り、得た韓国ウォンで自国通貨を買っている」という証拠でもあります。
もちろん、仮に韓国から資本逃避が始まっていたとしても、韓国銀行による為替介入がなされる可能性もあるなど、こうしたトレンドが続くのかどうかについては、現時点ではまだよくわかりません。明日以降の動きについては、密かに注目する価値があるのかもしれません。
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だ〜いじょ〜ぶ v(。-∀-。)ブィ
・・・タイトルだけみて反応しちゃいましたm(_ _)m
更新ありがとうございます。
私が夕方見た時点で1,180台。それから1,190を突破したんですね。
8月5日は1,220迄行ったので、韓国銀行が為替介入したのは間違いないです。韓国銀行があといくら手持ちの外貨を持っているか。愉しみですネー。明日、のっけから上がるようなら介入するでしょう。
KOSPIも2084.07ポイントなら、外国人投資家が売っている。いよいよ韓国の崩壊がカウントダウン!、、かな。
お題違い申し訳ありません。
でも、文春オンラインから、おもしろい論考が出ていましたので、ご紹介します。
混乱の文在寅政権 アメリカは「在韓米軍撤退」のカードを切るのか?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191203-00016610-bunshun-int
斜め読みなので、理解が浅いままなのですが、Web主様の想定にもなかったような(ありましたら、お許し下さい。だいぶ以前の話なので・・。)、半島のあるべき形として、米中の「クロス承認」が紹介されています。南北分断のまま、中国が韓国を、アメリカが北朝鮮と国交を承認するといったもので、具体的な方法が浮かんで来ません。
在韓米軍と北朝鮮の非核化が争点とのこと。推論としてはおもしろいのですが、具体的なものが見えてこないので???ですが。
「も・し・も」202A年に北朝鮮を米国が篭絡することに成功すれば、その交換条件がなんであれ、鴨緑江のすぐ南側がこれまで以上に中国に敵愾心を燃やす状況が強化されて、在韓米軍は北へ移動し、極東情勢は未体験ゾーンに突入することはないでしょうか。爆速経済成長は21世紀型独裁者の夢、抗い切れないかもと。空理空論に過ぎませんが。
更新ありがとうございます。
明日(12/04)、王毅外相が警告状持参で韓国を訪れます。警告状の内容はTHARD関連で米国の中距離ミサイルを配備してはならないというもの。
GSOMIA破棄撤回は土壇場で決定したものであり中国との打合わせ時間もなかったと思いますので韓国の独断での破棄撤回であり、GSOMIA破棄前提の中韓安全保障協定を結んでいる事からも韓国に騙された感は半端ではないでしょう。
現在、韓国から外国資本の離脱が加速している中で、今度はTHARDを象徴とするGSOMIA破棄騒動の中国版お仕置きが加算されると市場は読んでるのでしょうからUSDKRW・KOSPIの下落は今後とも続くと思います。
がぶりえるさま
王毅外相は、旧韓末の袁世凱に思えてなりません。
今日も、そんな感じのニュースがありました。
「韓国の友好人士100人と昼食会」…中国が王毅外相訪韓直前に通知で物議
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191204-00080009-chosun-kr
もうすでに、韓国は中国の属国と考えた方が、よさそうです。
今から10年ほど前は(西暦に例えて)本能寺とか関ヶ原前夜とか言ってたのが懐かしいです。
昇竜拳とか江頭タイムもありましたね。
1200程度では、はっきり言って物足りないです。
時代は変わったらしく、
今は、
1185が鎌倉幕府らしいです。
1185は壇ノ浦、
1192が鎌倉幕府
の方が、物語的でおもしろのですが・・・
(歴史的、現実的観点を全く考慮していませんが…。)
更新、誠にありがとうございます。
USDKRWが、₩1200に近づく若しくは超える度に「韓国は終わるだろ、こんどこそ終わるだろ…」と囁かれましたが、中々しぶとい所を見せてくれてます。
まだ、数字から読み解くなんてした事がないど素人の私は「今回も、またしぶとく戻すのではないのだろうか?」と考えてしまうのです。
しかしその反面、韓国経済もそうタフでは無いとは思っているので今回こそ終わりではなかろうかと根拠の無い想像をしてしまうのです。
それとも、半導体で儲けた金は韓国経済を支えるに十分なほど有ったのかも…と疑ってしまいます。
やはり、来年9月まで耐え忍ぶのでしょうか?
記事更新ありがとうございます。自分は株などは本当に素人なのですが素人目にも米中貿易に良くないニュース流れてますので今日は続落かなとは思いますが…
ただ流石にここでクラッシュまで行くかは微妙かなと思います。まだ介入体力ある……ハズ
介入そのものはアメリカに対する義務ですね。輸出国の自国通貨安はアメリカが嫌います。
で、ウォン安は最近の外国人株売りの必然かな。
介入で問題を覆い隠してジリ貧になるのが韓国にとって最悪でしょう。「なんとか危機」で急落すれば、そこから非常手段の改革が可能ですが、今のままではまさにとろ火の茹で蛙。
まあ、日本としては、変に助けようとする勢力をジロリ牽制して傍観ですね
他のブログからですが、韓国のウォン安、株安を【底抜け脱鮮ゲーム】と言ってました。
日本時間でウォンが、1180台に戻さなければ、欧米時間で上を目指す動きになると思います。
昼までに、韓国銀行がどれだけ頑張るかですね。
アメリカと北朝鮮との間である程度話が煮詰まっているなら
このままウォン安が進むと思いますが
まだ タイミング的に早いような気がする