X

GSOMIA終了まであと4日半:ご都合主義的な主張

今朝方の『GSOMIA消滅目前で韓国メディアから悲鳴が上がる』で、米韓同盟を巡っては韓国メディアの方が日本のメディアよりもはるかにマトモな論調の記事が出て来ると申し上げたばかりですが、さっそくそれを訂正しなければならなくなりました。日韓GSOMIA終了を4日半後に控え、今朝の中央日報からは、3つばかり、非常に興味深い記事が出て来ているからです。もちろん、「興味深い」とは褒め言葉ではありませんが…。

韓日お互い努力せよ

先ほどの記事の訂正:やっぱりダメな中央日報社説

先ほどの『GSOMIA消滅目前で韓国メディアから悲鳴が上がる』で、「こと米韓同盟に関しては、韓国メディアのほうが日本のメディアよりもはるかにマトモな論調」だと申し上げましたが、そのように申し上げたことを、さっそく訂正させてください(笑)

韓国メディア『中央日報』(日本語版)が、「韓日両国がチキンゲーム終わらせよ」とする社説を掲げているのです。

【社説】韓日、GSOMIA生かし破局的チキンゲーム終わらせよ(2019.11.18 07:40付 中央日報日本語版より)

中央日報さん、数日前の社説の内容も忘れてしまったのでしょうか?(笑)

念のため、リンク先の記事を要約し、箇条書きにしておきましょう(日本語表現は適宜修正しています)。

  • このままでは23日0時にGSOMIAは終了し、韓日関係は最悪に突き進み、韓米同盟も深刻な打撃を受けることが火を見るより明らかだ
  • それでも両国政府が水面下では妥協の糸口をみつけようと努力を続けているのは幸いだ
  • 韓国政府側は以前からの「日本が輸出規制を撤回すれば柔軟性を発揮できる」とする立場に加え、「まだ5日も時間は残っている」として、日本に再考を促しているし、日本も3大輸出規制品の韓国向け輸出許可をすべて出したことが確認された
  • 韓日政府は残る5日間に夜通し交渉でもして韓日米軍事協力が破局を迎えないよう全力を傾けなければならない

…。

いったい、なにをどう曲解したら、こういう結論になるのでしょうか。

中央日報を含めた韓国メディアは、日本政府が7月1日に発動した措置のことを、一貫して「輸出規制」あるいは「輸出制限」「貿易報復」などと表現し続けています。しかし、日本の措置は輸出「規制」でも「貿易報復」でもなんでもありません。あくまでも輸出管理適正化措置です。

ちゃんと申請書が整っていれば輸出許可は問題なくでますので、「日本が3大輸出規制品の韓国向け輸出許可をすべて出した」からといって、それが直ちに「日本政府の韓国に対する関係改善に向けたメッセージ」となるはずがありません。

「韓日両国が困るチキンゲーム」?日本は困ってませんが…

そのうえ、中央日報はすごいことを提案します。

それでも時間が迫っているなら数カ月間GSOMIAの時効を延長する案を積極的に検討する必要がある。韓日政府が『GSOMIAを○○した条件に限り○期間の間に最大限○回延長できる』と合意さえすれば良い。現在のように相手方の譲歩だけを強要してチキンゲームを継続すれば共倒れになるだけだ。

これには久しぶりに驚きました(笑)。こんな短い文章に、いくつものツッコミどころが凝縮されているからです。

まず、「チキンゲーム」というものは、一般に両者が意地の張り合いをしていて、そのままでいけば両者が共倒れになるような事態のことを指します。しかし、こと日韓GSOMIAに限定していえば、「破棄して困るのは一方的に韓国の側」です。

この点、日本政府関係者としては、「日本としてはGSOMIAについてとやかく言うつもりはない」(河野太郎防衛相)、「日本の安全保障に全く影響はない」(河野克俊・前統合幕僚長)という具合に、「破棄されても日本側は何も困らない」という姿勢で一貫しています。

さらにいえば、安倍晋三総理大臣自身も文藝春秋のインタビュー記事ではGSOMIAについてヒトコトも述べずにおしまいでした。こうした日本政府のそっけない態度を見ていると、日本政府はすくなくとも日韓GSOMIAが破棄されたとしても、事態は十分にコントロール可能と見ている証拠でしょう。

もっといえば、「相手方の譲歩だけを強要している」のは、日本ではなく韓国の側です。

自称元徴用工問題で国際法違反の判決を放置し、レーダー照射事件については事実関係を頑なに認めなかったばかりかウソをついてまで国際社会で日本を批判し、さらに輸出管理適正化措置を巡っては全世界で告げ口外交を展開する。

こんなインチキ外交を仕掛けてくる韓国が、「日本が譲歩を強要してくる」と文句を言っても説得力は皆無でしょう。

やるべきことをやらない国が「やるべきことをやれ」

中央日報の社説の暴走は、これに留まりません。

先週、国防長官や統合参謀本部議長などが韓国を訪れ、韓国に日韓GSOMIAから離脱しないように求めた件などを巡っては、中央日報は「韓国を圧迫しつつ、日本を一方的にかばう姿」だと批判。そのうえで、

韓国の態度が変わるには日本も態度を変えなければならない。それを引き出すことができ、引き出さなければならない国は米国だ。やるべきことをすることを望む。

との主張につながるのですが、さすがにこのあたりの論理展開は支離滅裂すぎて、ついていけません。

このあたり、韓国メディアには「日韓が対立した局面では、米国は無条件で韓国の味方になるべきだ」、といった思い込みのようなものがあるのかもしれませんね。

ただ、そもそも論として、日本としてはこれ以上、韓国に対して何らかの譲歩をすることはできません。

最大の懸案である自称元徴用工問題ひとつとってみても、昨年の大法院判決が国際法違反であるという事実もさることながら、日本が誠心誠意、話し合いや仲裁手続による解決を申し入れたのに、それらを一切無視したのは、韓国の側です(『これからの日本は、「韓国ザマミロ」では済まされない』参照)。

やるべきことをやっていない国が、外国に対して「やるべきことをやれ」と要求するあたり、私たち日本人にはにわかには理解できない心理状態です。

溺れる者は藁をも掴む

日本の譲歩を前提に

さて、さきほどの社説と前後しますが、韓国側では現在、「日本が日韓GSOMIA延長に向けて秋波を送ってきた」とする珍説も報じられています。

「韓日関係は船首上がり始めた」GSOMIA心肺蘇生術出てくるか(2019.11.18 08:29付 中央日報日本語版より)

中央日報は、次のように述べます。

「(日韓両国政府は)公式的には強硬姿勢での対峙だが政府内外ではGSOMIA『心肺蘇生術』が提起されている。韓国のGSOMIA終了決定自体を猶予する案がそのうちのひとつだ。

「心肺蘇生術」とは大げさですが、要するに、GSOMIAは日韓二ヵ国間の協定なので、日韓が合意さえすれば、終了の条件を付けたり、猶予期間や回数を決めたりすることができる、という主張ですね。

なかなかの珍説です。

「猶予期間」というのも大げさな表現ですが、そもそも論として、日韓GSOMIA第21条第3項にある、「終了する90日前に外交上の経路で通告する」という文言自体が、終了決定の猶予期間に関する規定なのですが…。

(参考)日韓GSOMIA第21条第3項

この協定は、一年間効力を有し、一方の締約国政府が他方の締約国政府に対しこの協定を終了させる意思を九十日前に外交上の経路を通じて書面により通告しない限り、その効力は、毎年自動的に延長される。

この点、中央日報は17日付の読売新聞による「韓国政府が日韓GSOMIA破棄決定を撤回する条件として要求している日本の輸出規制措置の撤回については、日本政府は米国に対し、これに応じないと伝えた」とする報道を引用。

日韓両国のお互いの譲歩が期待できないなかで、同じく読売新聞が「日米韓消息筋の話」として、「日韓GSOMIAは維持するが、当面、軍事情報交換は行わない」といった折衷案が検討されているとも報じたと紹介しています。

牧野氏の論考の裏付け

さて、この記事は中央日報にしては珍しく長文で、ほかにも、こんなくだりが出て来ます。

すぐに輸出規制措置を撤回はしなくても文大統領が4日にタイのバンコクで日本の安倍晋三首相に会った時に提案したハイレベル協議を日本が受け入れるならば変化の兆候と解釈することもできないかということだ。

日本語表現として非常に読み辛い文章ですが、要するに、今月4日の「日韓ゲリラ対談」で文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領が安倍晋三総理大臣に対して提案した「ハイレベル協議」を日本が受け入れることが、日韓GSOMIAを延長する名分になる、という指摘です。

これなど、まさに『GSOMIA問題は「省益の抑え込み」に成功した好例』などでも紹介した、朝日新聞編集委員の牧野愛博氏が指摘したのとまったく同じ話でしょう。

もっとも、この「韓国が提案したハイレベル協議に日本も前向きな姿勢を示した」とする韓国大統領府の主張は、日本政府側は認めておらず、菅義偉(すが・よしひで)内閣官房長官や茂木敏充外相らの発言をいくら振り返ってみても、ノーコメントで一貫しています。

本質は「責任の押し付け合い」

ただし、中央日報の記事で一箇所、「興味深い」と感じたのが、次の下りです。

ある消息筋は『いま両国政府が余地を残して努力しようという立場を取るのは結局GSOMIAが終了する場合、非難の矛先を相手側に回そうとする名分を積むことでもある』と話した。

この点は、もう少し厳密に言えば、日米韓3ヵ国がお互いに責任を他国に押し付けるゲームに転化している、ということでしょう。巻き込まれる日本としても迷惑このうえないことですし、また、外交が下手な日本のことですから、日韓GSOMIA破棄の責任の一端を負わされる可能性は否定できません。

とくに、米国政府は普段から、機会さえあれば日本にばかり譲歩を強要して来ますし、米国務省内にはマーク・ナッパー副次官補という、決定的に物事を理解していない人間も勤務しています(『日本政府はナッパー国務副次官補の更迭を要求すべき』参照)。

もっといえば、米国政府での勤務歴もあるシンクタンク関係者の発言などを調べていくと、「日本が譲歩すべし」とする考えを持った人間は多く(『マイケル・グリーン氏、「日本が譲歩すべき」の無責任』等参照)、米国内では「日本が韓国との関係をうまくハンドリングすべきだ」とする無責任な考えが罷り通っています。

このことからも、実際に日韓GSOMIAが破棄された時点で、米国内で「日本責任論」が持ちあがる可能性は否定できないでしょう。

GSOMIA破棄後が重要

さて、中央日報がもうひとつ、気になる記事を配信しています。

米国、GSOMIA終了に備えたプランB…韓米日TISAアップグレード検討(2019.11.18 09:03付 中央日報日本語版より)

これは、米国はすでにGSOMIA終了に備えた「プランB」の準備に入ったことを「複数の外交消息筋」が伝えた、とするものです。

その「プランB」のひとつが、日米韓情報共有協定(TISA)のアップグレードです。

中央日報によれば、TISAとは米国を経由する方式で日韓両国が間接的に軍事情報を共有することができるという協定ですが、情報共有対象が現在は北朝鮮の核とミサイルに対する情報だけに限定されており、あいだに米国が入るため伝達速度が遅い、という問題点があります。

これを、対象範囲を拡大したうえで情報の伝達経路を改善するなどの方法により、日韓GSOMIA消滅によっても実質的に影響を受けない形に持っていくのが狙いなのでしょう。

ただ、TISAの条項を修正し、日韓GSOMIAと変わらない効力を持つ状態にまで持っていくためには、素人目に考えてもかなりの手間がかかりそうな気がしますし、そもそも日韓GSOMIAを韓国が破棄しなければ、こんな労力を使う必要などありません。

自然に考えて、果たして日米が韓国のワガママのために、そこまで骨を折ってくれるのでしょうか?

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

この3本の記事を読んでみて思ったのは、あくまでも「日本が悪い」とする姿勢を崩さない中央日報の頑なな姿勢であり、それがために前向きな提言すらできなくなっているという自縄自縛ぶりです。

もちろん、日韓GSOMIAが消滅することで、日本にとって悪影響が生じないということはないと思いますし、また、日韓GSOMIA破棄を契機に米韓同盟が無秩序に崩壊したり、米国が韓国経済に通貨を通じた嫌がらせを仕掛けたりすれば、日本経済にも悪影響が生じないとは断言できません。

しかし、それと同時にこの期に及んで日本が韓国に「救命ブイ」を投げ与えるいわれもありませんし、今までさんざん繰り返してきた「食い逃げ外交」のツケを、そろそろ払ってもらうべき時期でもあるように思えてなりません。

日韓GSOMIA終了まで、あと4日半となりました。

これからどんな「叫び」が出て来るか、それをじっくりと見届けるのもウェブ評論家としての役割ではないかと思うのです。

新宿会計士:

View Comments (41)

  •  独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。

     韓国は、「日本の道徳的に優れた鳩山由紀夫(元)首相や、日本マスゴ
    ミ村が、譲歩を約束してくれたのに、それを実行しない安倍総理は怪しか
    らん」と、言っているのではないでしょうか。
     確かに、個別に企業、人物を見れば日韓関係悪化で、被害を受けるとこ
    ろもあるでしょう。そこが「前例通りしているのに、自分だけが損をする
    のは、我慢ならん」と、言っているのかもしれません。

     駄文にて失礼しました。

    •  すみません。追加です。
       もし日韓GSOMIAが破棄された場合に、日本の被害の最小化のために
      (最悪の場合の日韓断交も含めて)どう対応策を用意しているかで、
      安倍総理や与野党の政治的力量が測れると思います。

       駄文にて失礼しました。

       

    • 引きこもり中年さま
      だつたら、韓国からの謝罪と賠償の宛先を、鳩山由紀夫(元)首相や、日本マスゴミ村にしてもらって下さい。

  • いつも楽しく?拝読させていただいています。
    初めての投稿となります。

    GSOMIAどうなるか予断を許さない状況で明日のプライムニュースは鈴置先生、
    今月早くも2回目の登場。
    しかも相手は話し出すと長く、論点ずらし芸の達人ヨン様です。
    必見ですね。
    http://www.bsfuji.tv/primenews//schedule/index.html

  • それにしても韓国のトンデモ理論は凄いですね。

    よくもこんな都合の良い案を考えられるものだと、ある意味感心します。

    日米韓情報共有協定(TISA)のアップグレード、新GSOMIAという訳ですか。
    GSOMIAを普通に延長すれば良かっただけ、お話になりませんが。

    あと数日、どのような断末魔、キテレツな作戦が展開されるのか興味深々です。

  • なんでアメリカや日本がなんかしてあげなきゃいけない前提なのよ。

    セルフチキンレースですね。しかも恐怖の世論調査は「破棄せよ」だから逆らえない。

  • 更新ありがとうございます。

    『GSOMIA 祝破棄』まであと4日と10時間(笑)韓国では、保守・用日派も親北の進歩派もわ〜わ〜騒いでますね。自分らで決めんかいッ。日米に頼るな。

    基本、今となっては日本政府も破棄を織り込み済みでしょう。でも最終的に態度を韓国が変えたら、それはそれでまたカードが増える。「突然無理ダヨー。当初の返事から日数分だけの数、徴用工像と慰安婦像を粉々に破壊せい」って(笑)。

    しかし、中央日報は凄い事言いますね。【韓日政府が『GSOMIAを○○した条件に限り○期間の間に最大限○回延長できる』と合意さえすれば良い。】。そんな事を考えるのは朝鮮人だけ。

    では、最終的にこうしよう。日韓ロシアンルーレット対決だ。レボルバーには必ず最終6発目にタマ入れる。それは日本のアドバンテージ。奇数回は日本、偶数回は韓国が引き金引く。どや?5発目日本が撃って、6発目弾けるか?弾いたら「GSOMIA締結」の紙が出るぞ!(笑)

  • これまで(戦後から)ずっと譲歩を重ねてきた日本外交が今回突然態度を変えたことに韓国は驚きを隠せないのでしょう。(その点は韓国に同情の余地がありますね。)思えば敗戦からまもなくの日韓交渉も米国の介入ないしは仲介で敗戦国日本が煮え湯を飲ませれ泣く泣く結んだ協定でしたね。すべては共産主義の防波堤を日本の犠牲で築かせることが米韓の一致した意向だったと思います。陰に陽に圧力を掛けてすべてこちらが折れてきた歴史だった。ごく最近の日韓慰安婦合意までそうですよね。証拠があるのかって?無いですよ だから公然の秘密というのですよ。

  • 味方の陣形を乱す裏切り行為であると今回米国ははっきり言ってます。「それとも何かい、ああん?キミは敵ガタか」とすごまれて、「んなはずがでしょう、ここにいる自分が。ほら握手している。あとは外交ですかね(明後日の方角を向いて)」暗黙の責任逃れ発言、始まる。

  • 一連の米高官による圧迫はアメリカ国内向けのパフォーマンス、という見方に賛成です
    韓国が同盟として非協力的、さらには裏切りさえしていると国内で共通理解を得るためでしょう
    さにらこのあとアメリカは航行の自由作戦への参加
    ファーウェイ機器の不使用などを声高に要請していきそうです
    北朝鮮への制裁違反のニュースも出てくるかもしれませんね
    最後に防衛費の増額を拒否ったところで米軍撤退という流れではないでしょうか

  • 御無沙汰をしております。
    毎々の執筆、ありがとうございます。
    拝読はさせていただいていたのですが、なかなか書き込む時間が取れませんで、申し訳ない。

    個人的に思うのは、北の首領様が23日早朝にでも、ミサイル発射でも行うんじゃないかと
    考えております。
    GSOMIAはこのまま破棄でしょう。
    米国もあきらめていると感じますし、日本も延長はうわべだけですしね。
    ウルトラCがあるとすれば、韓国が22日夜になって「やっぱ破棄やーめた」と言うことぐらいでしょうか。
    (あり得ないか...)

    GSOMIA破棄で、日本の安保や軍備、憲法改正について、日本の覚悟が求められる2020年になりそうです。
    あ、半島人民のVISA復活も行わないと。
    野党がどのような反応を示してくるのか、国会は正念場になるのではないかと推察します。

    失礼致しました。

    • あにまる豚様へ

      >韓国が22日夜になって「やっぱ破棄やーめた」と言う

      これなんですよね。この可能性は十分にあるので油断は出来ません。
      「やっぱ破棄やーめた」の理由ですか?そんなもの何でも良いんですよ。
      「米の圧力が酷すぎる」でも「日本が膝を屈してきた」でも、いつもの口から出まかせで。
      後で日米から「そんなことは言ってない」を喰らっても、カエルの面に〇〇です。

      • 門外漢さま
        コメントありがとうございます。

        そう、理由なんてどうでもいいんですよね。
        彼の国の国内世論が2分されているとか報道はありますが、上に立つ者が民衆を向いていない(北だけを見ている)様子から、恐らく破棄だとは思うのです。
        しかしながら、コロッと手の平を返す事も過去にありましたので、実際に23日0時を迎えるまでは
        安心できません。

        日本の国会や政府も、23日から何か新しい動きが出てくるのかなと思っています。
        朝日なんかは、23日の社説や1面に、何を記載するのかなー。

  • >溺れる者は藁をも掴む

    わやくちゃでござりますね。失礼、昔のお笑いのDVDを見ておりました(笑)。
    文在寅政権自身は、不退転の覚悟で日韓GSOMIAを破棄するようですが、その他の方々は動物的勘とかに突き動かされて、そこらじゅう手当たり次第に掴みまくっているようですわね。藁にされては困ります。自分で水に飛び込んでおいて掴まれても困ります。韓国の人はよく「我々は彼ら(政権)とは違います。」とかおっしゃいますが、その政権を選んだのも、ここに至るまでに政権が親北のためにやったムチャクチャ(犯罪)を見過ごしてきたのは、あなたがだですよ。

    それにね、掴むにしても、まともな掴み方をなさいませ。よろしいですか?あなた方の政権は、不退転の覚悟なのでございますよ。そこを認識して事態を打開したいと考えるのであれば、それこそ死ぬ覚悟で政権を倒すしか道はないじゃありませんか。できない?じゃぁ、古今あなた方がやってきた方法ですわね。
    国を棄てて逃げるということです。あら、何度ももうしあげましたが、行き先については日本はご遠慮下さいませ。定員オーバーございますので。

    >米国内では「日本が韓国との関係をうまくハンドリングすべきだ」とする無責任な考えが罷り通っています。

    「日本が韓国に地理的に近いから」が、その根拠だったりします(笑)?日本は半島問題に関わる積りはありませんと、はっきりアメリカに言うことができればよいのですが、それが出来ないのは、国防の大きなところを在韓米軍の兵站部である在日米軍に頼っているからですわ。が、でございますが、今回の日米韓の枠組みの破綻は、日米の努力?にも拘わらず、韓国が不退転の覚悟で進めております。

    さて、GSOMIA破棄後ですが、これが在韓米軍撤収に繋がると懸念点が一つあります。それは、韓国の核武装です。NewsU.S.さんが、紹介しているのですが、米韓では米韓原子力協定を結んでいて、これは、原発の使用済み燃料を軍事転用できないといったもので、それがある限り韓国は核武装できないというものです。半島人にとって、約束は破るためにあるようなものなので、要は、在韓米軍撤収後、彼らを監視する存在がいなくなる。第二の北朝鮮という訳です。これをどうするかでございますわ。皆様。

1 2 3